01/05/04

770 1AJ 770X化計画

以前失敗した770 1AJの770X化を再挑戦しました。Video Cardが770X用でないと動作しないのではないかと思いアメリカからパーツを取り寄せ再度試して見ました。
結果あっさり稼動してくれました。770X化のメリットとしては、CPU形状がMMC-2で770のCPUマックススピードであるP2-400が手に入りやすいこと、メモリー上限が288から512Mbに上がることでしょうか。システムボードが秋葉原で安く手に入ることからチャレンジしても面白いかと思います。


770Xのシステムボードです。
秋葉原のネットサイクルで18000円です。


標準装備のメモリーは、770、770E/EDと違いオンボードメモリーではなくDIMMです。
後からではセットできませんので先にはめ込んでおきます。

Intel Mobile PentiumII 400MhzのCPU MMC-2です。コネクターのピン形状が1AJのMMC-1と違い壊れやすい形なのでセット時は注意が必要です。
MMC-1より安価で入手できるのがメリットです。


Intel CPUの種類の確認は、このNoでわかります。
アメリカから取り寄せるる時は、このNoを確認しないとCeleronが来てしまう事があるそうです。

PMG40002001AA の意味

PM= Processor Module
G=MMC2 FとGは、Pen2のようです。
(C=MMC1D=MMC1E=MMC2 F=MMC1)
400= 400MHz
02= L2 256Cash 512なら05
001=デザインのリビジョン
AA=プロセッサーのリビジョン

(写真をクリックすると拡大します。)

こモデムカードを取り除きます。

これ以前の部分は、770のCPU換装他をご覧下さい。

PCカードスロットを取り除きます。
すべてのコネクターがそうですが、取り外すときは、コネクターに対して前後ではなく左右に揺らして緩めます。

シリアルポートなどの六角スペーサーを取り去りシステムボードをロアーシールドごと手前に引くように取り出し、拡張ポートの六角スペーサーを取り外します。

ロアーシールドとシステムボードを分離します。

UDCさんのThinkPad Clubへの投稿にあるように770Xの標準搭載メモリーは、770のロアーシールドに当たってしまいその部分が盛り上がってしまいます。またCPUホルダーの形状も合いませんのでロアーシールドとヒートシンクは、770X専用のものをパーツセンターなどから取り寄せましょう。

UDCさんと情報を教えてくださいましたえびたろうさんに感謝いたします。

こんな風にMMC-1のホルダーをカットして使うこともできないわけではありませんが元に戻すことも考えれば専用を用意する方が良いと思います。

まずCPUをセットします。
MAXは、Pen2 400MHzです。

これが問題の770X用ビデオカードです。770用のカードでは動作しません。必ず用意しましょう。これはアメリカから取り寄せた方がはるかに安いです。

組み立て方法は、分解の逆のプロセスですがアパーシールド(シャーシ)やキーボードを繋げる前にLCDを仮に繋げてThinkPadの初期画面が出ることを確認した方が良いです。全部くみ上げてから接続不良が分かっては疲れますから。(^^)

ちょっと見にくいかもしれませんがディバイスの取り出しレバーのばねの取り付け方法です。ピンセットで針金の足を摘みながら押し込まないとレバーがうまく飛び出してこなくなります。

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