2001年2月3日
あいち公立高校父母連絡会が
ブックレット『公立学校をひらく』を出版
 
 「あいち定通父母の会」が参加している「あいち公立父母連絡会」が1月20日、『公立学校をひらく ― 子ども・父母・教職員・住民の参加する学校へ』をかもがわ出版から出版しました(ブックレットの詳しい内容はこの出版社のHPをご覧下さい)。

 執筆を担当したのは、1998年の6月に「かながわ定時制教育を考える会」が主催した教育シンポジウムでパネラーを務めた山田信克氏(あいち公立高校父母連絡会事務局・愛知県立高校教諭)をはじめ4名の方です。
 教育評論家の尾木直樹氏は、「発刊に寄せて」のなかで「子ども論がすぐれているだけではない。教師のとらえ方も“民主主義の思想としての教師論”になっている。学校論も先駆的実践を土台に、個の尊重と共同・強制の考えが見事に融合しているではないか」と絶賛しています。
 98年のシンポジウムにおける山田信克氏と馬場末春氏(あいち定通父母の会会長)の報告は、ともすればこれまでの「子ども論」「教師論」「学校論」にとらわれ、父母の学校参加はPTAや父母懇談会を充実させればいいという考えであった私たちにとって、かなり衝撃的でした。

 今回のブックレットは、その時の報告や冊子『父母の教育権と学校参加 自主的・継続的な組織づくり』(1995年)を土台に、それ以降の情勢や運動をふまえ、子ども・父母・教職員・住民が参加する学校づくりをより深く、綜合的に展開しています。このブックレットが教職員だけでなく、多くの方に読まれることが、草の根からの教育改革を推し進めることにつながると確信しています。
 
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