らんま1/2 親子編
第4話 えっ!この人が居候!?
「ことね…さっきの話は本心なのか?」
「さっきの話って?」
「だから…俺と結婚したいとか…」
「もし本心だったら…どうするの?」
ことねは悪戯っぽい笑顔を乱馬に近づけた
「うーん…それはちょっとマズイだろ…」
「お父さん…私のこと嫌いなの…?」
ことねは今にも涙がこぼれだしそうな瞳で乱馬の顔を見つめて訴えた
それが演技であることは乱馬でなかったなら誰でも気が付いただろう…「そんなことはないよ!でも父と娘が結婚するなんてダメだ」
「どうして?」
「どうしてもだ!ことね…もう結婚したいなんて言うんじゃないぞ」
「でもさ、私とお父さんって他人からみたら恋人同士にしか見えないよvv」
ことねはいつのまに乱馬の手を握っていた…回りを歩いていた生徒が嫉妬の目で2人を見ている
「み、みんな誤解だ!俺はことねと結婚する気なんて…」
「お兄ちゃん…やっぱり私のこと嫌いなのね…」
ことねが得意の?ウソ泣きを始めた…そして周囲の面々は軽蔑の目で乱馬を見ている
「だからそんなこと言ってないだろ!」
「息子的乱馬!!!なんで勝負にこなかった」
「なんだ!?シャンプーまで出てきたのか…」
「何いうか!約束ほったらかしたお前のためにせっかく来てやったのに」
「今はそれどころじゃねぇ!」
「お兄ちゃん!シャンプー先生とどういう関係なの!?」
「ことね君だけでなく教師にまで手を出すととは不純な!この九能帯刀が成敗してくれるわ!!」
「九能まで来たのかよ…もういい加減にしてくれぇ!!!!!!!!」
□
「ねぇお父さん…大丈夫?」
ことねが乱馬のことを心配そうに見つめる
「あんま大丈夫じゃねぇ…それに父さんは少し怒ってる」
乱馬あの後、嫉妬心が最高潮にあがった生徒達にボコボコにされたのである
「ゴメンなさい…ちょっとやりすぎちゃったみたい…」
「もういいよ…んなことより早く家に帰ろう、それにしてもすっかり遅くなっちまったな」
「うん♪お母さんも心配してるだろうしね」
「それから今日あった事絶対あかねに話すなよ」
「うん、わかった」
(あかねも高校時代これぐらい素直だったらよかったのにな)
□
…ガラガラガラ
「お母さんただいま〜♪」
「えっ!?」
乱馬は玄関に入り、あかねの隣にいる女性を見て凍りつきそうになった
「息子的乱馬ァ!おかえりアル」
「しゃんぷぅ!?」
「私ココに住むことになった、よろしくネ」
「どーいうことでぃ!?」
「私ここの土地2年前に買った、でも越してこないこといい事に、ここ売った人間また別の人に売ってしまった」
「早雲、げんまが金に目がくらんで売った道場の土地は何を隠そうシャンプーが買っていたのである
「それ犯罪じゃないのか?オヤジ達を警察につきだしゃ解決だろ?」
「これ見るよろし」
シャンプーは1枚の手紙を取り出した
「うん?…拝啓シャンプー様、住む所を手配してあげるから、警察には突き出さないでください…なんだこれ!?」
シャンプーは乱馬の問いには答えず、もう一通手紙を取り出した
「…乱馬君、しばらくシャンプーさんを泊めてあげてちょーだい…んぬぬぬぬぬぬぬ!!!」
…何を考えてるんだ親父達は…乱馬は怒りで顔が真っ赤になった
「こういうわけだ、ことねちゃんもよろしくネ」
「先生、私の勉強見てくださいね♪」
「それではさっそくやるネ」
「はい♪」
乱馬は2人がことねの部屋に入ったのを確認してから口を開いた
「あかね、なんでお前は平気なんだ!?」
「だってシャンプーは乱馬は諦めて新たな恋に燃えるって言ってたんだもん」
「てっ、それだけでOKしたのか!?」
「だって私…乱馬との恋路をじゃまさなければ他の事なんてどうでもいいんだもん…」
あかねは頬を赤くさせた…といっても乱馬はそれ以上だったが
「ずっと寂しかったんだよ…」
「ゴメン…」
乱馬は忘れていた…自分は妻を置いて10数年間も旅をしていたことを…
「でもこれからはずーっと一緒だもん」
「ずーっとな」
「好き」
「えっ!?」
「好き、好き、乱馬のこと大好き」
「俺もだよ」
そして2人は熱い抱擁をした
続く
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天道家のみなさんの家族会議
ことね:お母さんいいなvv私もいつかお父さんと…
欄間:素敵なキスをしたいな…ですか?
ことね:な、なに言ってるんですか・・・めっちゃ恥ずかしいですぅ
あかね:ことねにはもっとふさわしい人が見つかるわよ、私似で可愛いし
欄間:でも性格はおしとやかで料理も美味いですよねぇ
あかね:どーいう意味!それじゃ私が乱暴物で料理下手みたいじゃない!
欄間:念をおす必要がありますか?
あかね:んぬぬぬぬ!!!!!!!!
なびき:ところで欄間クン、今日は文章がイマイチじゃないの
欄間:ギクッ!いやぁちょっと今日テンション低くて
なびき:困るわねぇそういうの…首にするわよ
欄間:すいませんでした
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