「第7話 君を治すために後編」

クラウド達は白マテリアが唯一調合できる場所、”忘らるる都”に決死のパラシュート降下
そしてなんとか2人とも怪我もなく忘らるる都に降り立つことに成功した。

「なんとかついたな、ところで白マテリアを調合するところって何処なんだ?」
「あそこに水みたいのが噴きだしてるてるところがあるだろ」
ザックスはなにやらキラキラ輝いた液体が噴き出している場所を指さした。
「あとは俺がやるからお前はそこで立って待ってろ」
…じゃあ何のために俺までこさせたんだよ… クラウドは少し腹が立った。

ザックスはいろいろな材料をポケットから取り出した。
隕石のかけら、さっき採取したライフストリーム、星のかけら、e.t.c…
そしてそれらを調合し始めたとき、いきなりものすごい光がザックスをつつんだ
あまりのまぶしさに思わずクラウドは目をつぶった。

光はやっとおさまり、クラウドは恐る恐る目を開いた
その時クラウドの見た光景は、もがき苦しんでいるザックスの姿だった。
「ザックス!どうしたんだ!」
「お、おれはもうだめだ… は、はやく こ、これをエアリスに持っていけ…」
ザックスは白色のマテリアをクラウドに手渡した。
「ザックス!いったいどうしたっていうんだ!」
「白マテリアを作るには ひ、ひとりの犠牲者がひ、ひつ要なんだ…」
「ザックス!お前それを知ってて…」
…ザックスが俺を連れてきたのは、自分がこうなるとわかってたからなのか…
「エ、エアリスを幸せにしてくれよ…」

その言葉がザックスの口から出た最期の言葉だった・・・

…ザックス、今の言葉一生わすれないよ。
お前は一生俺の親友だよ…



「おーそれが白マテリアか、やったじゃねえか!でっザックスはどうしたんだ?」
クラウドはザックスという名を聞いただけで寂しそうな顔になった…
シドはそんなクラウドの表情からだいたいのことを悟り、その後は聞かなかった

「先生、早く病院行ってください。ザックスと約束したんだエアリスを幸せにするって」
「おおそうか、よっしゃあ全速力だ!」
シドの無茶な運転のおかげ?でエアリスが入院している病院にすぐつくことができた…そして

クラウドはすぐにエアリスの病室を勢いよく開け

「エアリス、白マテリアが手に入ったんだよ!」
クラウドは白マテリアをエアリスの目の前に手かざした
「これで私はたすかるのね!」
「でも…でも!これを手に入れるためにザックスは犠牲に…」
「…私のために?…なんで」
「ザックスはエアリスのことが好きだったんだ。最期に『エアリスを幸せにしろよ』って…」
「ザックスのためにも早く私がよくならなきゃ…」

エアリスは白マテリアをクラウドから受け取り
大事そうに飲んだ
…これでエアリスは直る…誰もが確信したのだが!

3日後に病院から悪夢のような電話がかかってきた

「残念なことを申し上げなければなりません、あなたのお友達は…もう直りません
白マテリア服用が…遅すぎたんです…私達の力不足で…ううっ!!!」

その言葉を聞いた瞬間クラウドは凍りついた… 

最終話に続く

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