ハートマンヤマシマウマ Equus zebra hartmannae

[奇蹄目ウマ亜目ウマ科シマウマ属]

次は、蹄行性をもつ動物である。踝節目から分化した奇蹄目、偶蹄目がこれに入る場合が多い。蹄行とは、いわばバレエのトゥシューズのような状態である。なんと言っても、代表格はウマだが、このウマはヒラコテリウムからの進化の過程を経て蹄の数を減らしていったのは重要である。つまり、蹄の数は少ないほど進化していると言うことになる。

ハートマンヤマシマウマを観る。移動の際、体幹はネコなどと違って屈伸はしない。これは、体幹の筋肉が移動に協力しているか否かであるが、ウマの場合、完全に四肢のみで移動を行う。そして、その疾走速度の速さ、持続力。ウマという形で、地上に於ける移動様式は完成したと言っていいだろう。

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