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二 胡の構造<弓>
二胡って?
今回からはパーツごとに見ていきます。
第1回めは弓です。弓は竹と馬のしっぽの毛からなっています。
弦と毛が擦れた時の振動が駒に伝わり音が発生します。ですから
弦と毛が滑ってしまうと音が出ません。そこで毛に松脂を塗って
滑らないようにします。
二胡日記
今日の一言
松脂は二胡用として二胡楽 器店で販売されています。近くにお店がなければバイオリン用も使えます。最近は店員さんも研究されていて二胡に使いたいと相談すると二胡向けを教えてくれ ます。
左の写真で右がバイオリン用、左が二胡用です。
松脂を弓に塗るときは消しゴムを擦るときより弱い力でゆっくり塗ります。
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上の写真が弓 の全体像です。写真ではわかりにくいか もしれませんが、上側が現役の天華モデル、下側が現役を退いた最初からついていた弓です。いくら毛を締めても緩んでしまい交換しました。
弓の長さは82cmから85cmです。竹は節が一つのものを、毛は白い毛を使用します。
節が多いと柔軟性がなくなってしまうため一つのもの。毛は黒毛もありますが、白毛に比べて毛が太く松脂がつきにくいのであまり用いません。
弓の左端を拡大したのが下の写真です。毛を引っ張っている部分を弓魚といい形によって北京式と上海式があり、写真はどちらも北京式です。端はネジ式になっ ており廻し毛の張り具合を調整します。
保管するときは外弦軸、内弦軸、千斤をおおうよう に布をかけ、毛が引っかからないようにします。これをしないと、引っかかったときに毛がどんどん緩んでしまいます。私はこれを最初しなかったために弓を交 換することになりました。布は何でもよく私は100円ショップの布巾を使っています。
二胡の歴史
二 胡の構造<全体>