第五日目


2000年1月27日(木) 25.6k

 7時40分出発 〜 第十四番 常楽寺 〜 第十五番 国文寺 〜 第十六番 観音寺 〜 第十七番 井戸寺 〜 第十八番 恩山寺 〜 民宿ちば 17時15分到着


                                            第十五番にて
 昨日の午後から足が痛く、夜中よく目がさめる。今日はゆっくりして6時半に起床する。暖かいもてなし後、7時40分に出発。

 今日も朝から雪が降っている。足が痛むが我慢できる範囲である。第十四、十五番と終わり、第十六番に向かう途中の長い直線で足が痛む。何とか第十六番につくなり、雪が強くなり、痛さと寒さで辛い。

 そして第十七番に向かうと極端に歩くスピードが落ち、苦しくなってくる。それでも第十七番に着いたが、第十四番で会ったおじさんにあい、抜かれていく。脛の前にハンカチとズボンを重ね、クッションにするがそれでも痛い。第十七番を11時半に出発したが、第十八番に到着したのは16時45分である。ほぼ5時間かかったが、成人は4時間ぐらいで歩けるそうである。

 実際に第十七番のおじさんは15時半に着いたようである。この間は本当に辛く、書きたくはないが、本当に辛かった。色々辛い経験はしたが、この平凡な道をこんなに辛い思いをしたことはなかった。

 しかし辛いことの反面に初めての接待を頂いた。それも二度である。500円と1,000円である。2人ともおばさんであり,2人目は孫が僕と同じ横浜に住んでいると言ってました。

 宿にやっとの思いで着いたが、靴が脱げない。それだけ足が腫れ上がっていて、氷をもらって今冷やしている。明日はどうなるかわからず、距離を短めにして、休むつもりである。食事は行きのバスで一緒で途中下車した人と同じであった。その人は間違えて途中下車したようであり,一週間程度の歩き半分の区切り打ちで、明日最終日のようである。会話が盛り上がり、今回始めての大好きなビールを飲む。

 とにかく羨ましがられたので、私はこのお遍路を達成しようと強く実感する。夕食後、わざわざ僕のお部屋に来て,雑談する。青森で農業を営んでいるようである。住所交換して、ぜひ満願の手紙を書いて欲しいと言われる。
 ところで初日から感じていたが、徳島の人たちは狭い道で車のスピードが速過ぎる。
 明日、足の痛みが引いていますように。  21時35分記


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