第三十日目


2000年2月21日(月) 43.9k

 5時55分出発 〜 第七十一番 弥谷寺 〜 第七十二番 曼茶羅寺 〜 第七十三番 出釈迦寺 〜 第七十四番 甲山寺 〜 第七十五番 善通寺 〜 第七十六番 金倉寺 〜 第七十七番 道隆寺 〜 第七十八番 郷照寺 〜 第七十九番 高照寺 〜 第八十番 國分寺 〜 せと国民旅館 17時15分到着


 5時前に目が覚め、布団からでると寒いたためウダウダしていたが、思い切って洗濯物を取りに行く。思ったより寒くなく、いつもの通り準備する。隣の部屋の人は昨晩からいびきがうるさく、文句を言いたいほどであったが、朝もうるさい。ドアが開かなかったので、窓から出て出発。教えられた道ではないが、いつの間にか遍路道を歩いていた。

 第七十一番は山門から本道までが長く、しかもほとんどが階段で進む。眺めが良かったが、カメラを本堂まで持ち歩いてなく写せなかった。この後第七十二、七十三、七十四番と怒涛に進む。第七十二、七十三番は3人で逆打ちをしている人に出会う。第七十四番は団体客のリーダー格から黒砂糖を頂く。第七十五番は裸祭りで有名なぐらいなので、境内も広く本堂と大師堂がすごく離れていた。

 第七十六番も順調に終え,第七十七番には2人のお遍路に出会う。一人は50歳前後、もう1人は20歳前後かな。50歳の方と少しお話をした。第七十七番の納経所の人はやさしく,ジュース、おせんべいそれに宿の電話までわざわざ教えてくれた。第七十八番はすぐに終えたが、ここで八十番は無理と言われる。しかしあきらめずに歩いていると、おばあさんから200円の接待を頂く。また商店でチョコレートを買おうとしたら、これも接待としていただいた。

 この分やる気が出て頑張るが、やっぱり無理そうかなと思う。第七十九番に着く。ここで区切りをしているおばさんからチーズを頂いた。納経所の人には、次まで1時間半で着くいう。またどら焼2個の接待を頂く。17時まで残り1時間20分なので頑張れが着くだろうと思い,また頑張る。しかし途中で道に迷い、最悪なことに国道11号に出てしまい,遠回りをしてしまう。仕方ないので走り出し、10分前に何とか着く。今日初めて走ったし、なおかつ本堂、大師堂でのお経そして納経所という順番が逆になってしまった。

 ここの納経所の人が「逆も真なり」と言っていたが、「本当は自分の都合で17時ぴったしに閉めたいのよ」と言い,なおかつ態度がでかく、嫌な人であった。このためこの人が薦めた宿には行かず、もう一つの方に行った。部屋はまあまあ。風呂は一人用では広いが、夕食がコンビニのお寿司で、ご飯を頼んだら白飯とたくあん二切れで参った。このためコンビニ行き,夕食と明日の朝食の補助を買いに行く。その帰りに女の人に声をかけられ、この辺で宿を探していたので、この旅館に連れてきた。僕とおない歳ぐらいで、ふらり旅といっていた。失恋旅行といったところか。

 昨日この旅館にあの80歳のおじいさんが泊まったそうだ。11時過ぎに来たために、ここのおじいさんが休憩料を請求したところ、80歳のおじいさんが毒づいたため、ここのおじいさんが80歳のおじいさんの悪口を言い続けた。確かに80歳のおじいさんは接待慣れしまっているようであった。ここまで来たのも人の車のようだったが、もう足が駄目なのだろう。この先の事がわからないと言っていたが、ここまでくれば一安心である。24日はやはり雨の予報のため、なんとしても23日に結願したいが、厳しいかな。しかし明日は行ける所まで頑張って、行ってみようと思う。   20時45分記

 ・途中車の接待を受けて断るが、昨日も声をかけてくれた人であり、今日の朝わざわざ旅館に来て、僕の名前を聞いて、わざわざまた車の接待に来てくれたことにはびっくり。


 ・ 第三一日目に進む
 ・ 第二十九日目に戻る
 ・ お遍路日記のトップページに戻る