第三日目


2000年1月25日(火) 23k+α

7時5分出発 〜 第九番 法輪寺 〜 第十番 切幡寺 〜 第十一番 藤井寺 〜 柳水庵 15時到着


 先日はなかなか寝付けなかった。24時過ぎまで寝れなかったようである。これからのことで興奮して寝付けないのか、体が疲れていて逆に寝付けないのかよくわからない。朝は朝食を頂いてから7時5分に出発する。「たみや」の奥さんに見送られ,早々と第9番に着く。ここの住職はやさしかった。第十番の本堂に向かう長い階段を登るが、雨が降り出し、少し寂しい。ここまで未だお遍路さんに会わず。

 ここから第十一番に向かう途中に道に迷う。川島町では銀行と床屋に行く予定であったが、川島町に着かず、訳も分からず歩いていた。また吉野川を渡ったところで、「車に乗りませんか」と初めて接待のお声を頂くが、今回の目的は徒歩で全制覇のため、丁重に断る。吉野川は魚(鯉?)がみえる綺麗さであった。ちょうど、昨日吉野川河口口の住民投票の結果、建設反対となっていたが、この自然は守りつづけて欲しいと思った。道に迷うのは本当に疲れる。目標を見失って歩くのは余計疲れる。2人に聞き,最後は声をかけられて、第十一番に着く。

 雨が一段と強い。マクガビーを昼食として、雨具を着ると白衣でなくなり、お遍路のような気分でなくなるので、今までかぶらなかった管笠をかぶる。ここまで金剛杖に助けられたが、焼山寺に向けての山道でも大変助かる。お遍路の道でも本格的な山道の上に、雨で滑って大変である。雨具のおかげで、歩いてすぐ暑くなるが我慢する。長戸庵には、12時50分出発し、14時に到着。宿屋と思っていたが今は廃棄小屋のようであり、柳水庵も少し不安になってきた。足もだいぶ疲れてきて、気ばかりあせる上に,雨の山道で誰にも会わず、不安が増大する。柳水庵には15時頃に到着。

 最初,柳水庵奥の院が宿屋と勘違いしたが、ここはただの小屋だけなのに、不安が大きかったために到着した安心感から、ここでも大丈夫だと思ってしまった。実際は、少し降りたところに、しっかりした宿屋があり,安心であった。お年を召した老夫婦が営んであり,初の洗濯をする。お風呂は五右衛門風呂を初体験する。中々雰囲気がよく、料理も美味しくその上はんぺんを貸してもらい、暖かく過ごさしてもらっている。  19時27分 



 ・ 第四日目に進む
 ・ 第二日目に戻る
 ・ お遍路日記のトップページに戻る