第二七日目


2000年2月18日(金)

 6時50分出発 〜 第六十番 横峰寺 〜 第六十一番 香園寺 〜 第六十二番 宝寿寺 〜 吉祥寺 〜第六十四番 前神寺 BH美空 18時25分


 今日はこの旅で熟睡が出来た方であった。朝はかなり冷え込んでいた。6時朝食、6時45分出発となり、第六十番に向け歩き出す。荷物がない分楽に進み,料理人との彼との会話も弾んだ。前回はいまいちであったが、今日はかなり良い雰囲気で進む。登山道まで順調に進むが、とまった旅館の主人とその友人が車でこちらに来る。今日始めて横峰寺に登るとおっしゃっていた。

 登り始めても、それほど疲れず、快調に進む。約50分で登りきると、寺は一面雪姿であった。厳寒であった。料理人が「納経所に人がいるかな」と思うぐらい寂しい雰囲気だ。お経を終えると,また昨日あったお坊さん(26歳)が納経所から出てきた。彼は南光坊のお坊さんであり,昨日は今治の実家で泊まり、今日は麓まで送ってもらったそうだ。頂上では料理人からパンを2つ頂いたり、納経所の人から生姜湯とお菓子を頂いたりと、長く休んでしまう。すごく寒かったので,今思えばもっと早く下山すればよかった。第六十一番までは9.5kの下りだと思っていたら、上りもあったりと、時間がかかった。

 第六十一番では、バブリーな寺というか、ホールというか、住職曰く「近未来の寺」ということで実現したらしい。この周囲では賛否両論とある住職が言っていたが、どちらかというと、皆良い気分ではないだろう。僕はちょっと嫌な気分であった。第六十三番でまたあのお坊さんと会い,第六十四番に向かう。第六十四番には早く着いたので、僕は明後日のことを考え、ここから17k先のBH美空に向かうことにするが、料理人は疲れているらしく、西条市内に泊まる予定にしたらしい。

 遍路地図のイメージよりだいぶ短かったらしく、助かった。15時半に出て,18時半前に着いたので、恐らく2kほど短かいのではないか。ホテルはユニットバス、夕食はコンビニと、ちょっと味気なかった。また彼女に電話したら、2,000円もかかってしまって、あれれという感じ。今日はいつもより遅くなった。   21時35分記

 ・ 横峰寺からの下りで氷の上でこけてしまった。その上はみ出していた枝に目をぶつけ、傷になる。
 ・ 横峰寺では氷点下であった。これはいつもより暖かいそうである。マイナス1℃


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