第二六日目


2000年2月17日(木) 38.2k

 6時出発 〜 第五十四番 延命寺 〜 第五十五番 南光坊 〜 第五十六番 泰山寺 〜 第五十七番 栄福寺 〜
 


 朝は最近なれた5時に起床、5時半朝食、6時出発であった。ただ今日は起きるのが結構疲れた。疲れがたまってきてるのかな。しかし歩き出せば調子がよく、第五十四番に6時50分到着。朝の寺は気持ちよく、お経を読む声も引き締まる。ここの納経所の人にみかん2つの接待を頂いたが、この後出会ったお地蔵さんに贈呈させてもらった。第五十三番では若いお坊さんに会い,この後もよく顔を会わしたが、彼は南光坊のお坊さんで今日だけ今治の周りだけを歩いているようだ。

 第五十八番は山の高台にあり、室戸岬のユースホテルのような建物を建てる予定らしい。納経所の人も気さくであった。しかしここ以外は全てが事務的な人ばかりで、やはり都市に近い所はちょっと冷たいかな。人もほとんど接待くれないし。(接待は求めてはいけない)今日声をかけてくれた人は3人。1人は今治のおじさんであり、第五十四番の場所を教えてくれたが全然違った。もう1出会ったおばさんは、パチンコ屋から出てきたところで、30円の接待を頂いた。そして最後は、東了市に入って声をかけてくれた子供であった。今日は6ヶ所もお参りできた上に、38.2kも歩いて、なかなか慌しかったかな。

 夜の旅館にはあの大阪の料理人の彼がやってきた。彼とはこの2日間同じ町で泊まっていたらしく、最近は8時頃の出発になっているようである。かつての頑張りがないみたいだ。明日は彼が言う難関の第六十番、第六十六番の内、第六十番である。幸運なことに、旅館のおばさんから、「主人が第六十一番に行く予定があるので、荷物を持っていってあげる」と言われ、大変嬉しくなる。感謝感謝。本当に皆様に助けてもらっている。旅館のおばさんが言うように、これは大師様のお引き合いである。  20時記 


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