第二四日目


2000年2月15日(火) 36k

 6時40分出発 〜 第四十六番 浄瑠璃寺 〜 第四十七番 八坂寺 〜 第四十八番 西林寺 〜 第四十九番 浄土寺 〜 第五十番 繁多寺 〜 第五十一番 石手寺 〜 夏目旅館 17時20分到着


 昨晩は達成感からなかなか寝られず。体は疲れているはずなのに、なぜか寝れなかった。結局5時半以降から寝れず、予定より早く出発する。久万町は四国の北海道と言われているそうで,寒い。そして風が強いために一段と寒い。その上,道は凍結しているし状況的には厳しい。久万町を抜けるまで寒さと風との戦いであまり思い出したくない。

 三反峠からは山道の遍路道で行く。国道より近道だし、足もだいぶ調子がよくなっているからである。山道はだいぶ荒れていた。久万街道と言い,松山の人にとっては昔,大切な道であったようだが、今はだいぶ荒れている。落石はそのままだし、木は折れまくっているし、今にも折れそうな木が何本もある。しかしこのような遍路道を歩けることが嬉しかった。その上、強風を避けられるし楽しかった。

 そして舗装路にでると、冷たい強風にあおられ,困った。寒さだけでは我慢すればいいが、風は管笠など壊れるし、歩きにも影響してくるので最悪だ。第四十六番の納経所の人はかわいい女性(25歳ぐらい?)の人であった。第四十七番では、チョコレートの接待を頂く。寒くて鼻水が止まらない。第四十八番〜第五十番の納経所の人は何故か冷たかった。

 松山にはいると、お遍路に対してそれほど温かい目では見てくれず、ほとんど声をかけてくれない。逆に冷たい視線を感じた。第五十一番は大きな寺らしく、100名以上の団体客が来ていた。

 その後道後温泉に行き,泊まろうと思っていたビジネスホテルがいまいちであったため、元湯を目指して歩いていった。その元湯前で、旅館のおばさんに声をかけられた。パッとしない人だったが、交渉の上,泊まることにした。元湯から近く、なかなか一人で泊まるには良い旅館であり,食事も美味しかった。元湯の温泉は最高であり,また必要だった買い物もでき,また明日から頑張れる気がした。

 今日は強風で、またまた切れかかってしまったが、明日も予報では強風らしいが、我慢して歩いてみたい。今日は札所を6箇所を巡り,距離も35k以上だり、その上昼食もとれず、昨日とは違う意味で大変な一日であった。札所一箇所は2k計算として、1日40〜45kを限度にしたほうがいいかもしれない。今日は歩いている時間は辛かったが、その分夜が良かった。ただ短かったのが残念だったが。
  20時55分記


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