第十九日目


2000年2月10日(木) 46k

 7時5分出発 〜 第三十九番 延光寺 〜 BH上村 17時10分到着


                                         大岐の浜の朝焼け
 朝はいつもの通りの行動。宿のお上さんと大岐の浜の海の美しさについて話し合う。毎年7月下旬から8月中は、予約で満員の日があるぐらい、美しい海のようである。僕も機会があれば海水浴に来たい。

 そして来た道を戻る。行く時と同じ,1時間半で下の加江に着く。途中トイレにいきたく,ついに立小便をしてしまう。全くトイレがないため仕方はないが、今日は町を歩いていないので4回してしまった。それぐらいお店や民家がない所を歩いた証拠だ。車の通行量は多い。お店に出会うことができず、4時間半ぶっとしで歩いた。距離にして約23kぐらい歩いて、初めてであった店が商店であった。(山道に入ったのが9時)

 ここで今回初のカップラーメンを食べる。和歌山ラーメン。その後も第三十九番の延光寺に向けて、ひたすら歩き続ける。途中洗濯物を取り込んでいるおばさんに「ちょっと待っていたらコーヒーを持ってくるよ」と声をかけられたが,早く第三十九番に行きたかったので、つい断ってしまった。本来ならせっかくのご好意を受けなければならなかったのに、自分勝手であった。

 第三十九番には15時半過ぎに到着する。お参りを終えると,昨日足摺岬に向かってた若者がやってきた。なんという速さか。足摺岬から55kあるのに、16時頃につくなんてどういう足の速さであろうか。お経も大声で読んでおり、僕の読み方と違って、流暢であった。絵のおじいさんが話していた研修で来ている人であろうか。しかし疑問のまま、僕は声をかけずに宿に向かった。昨日話していて、好感が持てなかったので、あまり話したくなかったので。

 ここからの7kはちょっと辛かった。結局トータル46k歩いた。明日の朝も早く出発しようと思ったので、旅館は避けて、ビジネスホテルにした。ここのおばさんに、「わざわざ遍路道(山道)ではなくて国道の方がいいよ」と言われた。部屋で後輩に連絡して、15日道後温泉で会おうとしたが、急遽、明日第四十番の観自在寺に、昼会う約束をした。

 そのおかげで明日以降、4日連続40k以上という計画は消滅した。明日の午後はゆっくり後輩と会うことにした。今日頑張った分、明日後輩に会える楽しみが出来た。また彼女にも電話できたし、今日は早くゆっくり寝ます。明日は午前中だけで25k歩かなければいけないので、6時出発である。ここまで来る途中の山は伐採が多く、ひどかったな。一面綺麗に伐採していたよ。   19時55分記


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