第十八日目


2000年2月9日(水) 35.4k

 7時5分出発 〜 第三十八番 金剛福寺 足摺岬 〜民宿海の幸  15時40分到着。



                                           第三十八番にて
 昨晩は強風がすごく、家が揺れるような感じがするぐらいだ。実際、朝、外に出てみたら,民宿の看板が落とされていた。確かに古い物であったが、はぎ落とされた感じであった。

 朝7時5分に出発し、ひたすら歩く。いつもの格好ではない。納経セット以外は宿に置いていったので、楽ではあったが、その分汗をかかないのと、寒波がきているせいか、とても寒い。寒すぎて休憩するが嫌なので、結局第三十八番の金剛福寺まで一気に駆け抜けた。途中トイレに行きたくて仕方なかったが、2時間ほど我慢していた。

 寺は思ったより低い位置にあり、人も少なく、寂しい雰囲気であった。久しぶりに「般若心経」を唱え,お参りを終える。寂しすぎていまいち感動せず。納経所の人も暖かくなく、素っ気無かったこともあるかもしれない。

 この後、足摺岬の国立公園を歩くが、一面海で満足感がある。恐らく快晴であれば室戸岬が見えるのであろうが、雲が多く見えず残念である。

 昼食はレストランでとり、自宅と(当時付き合っていた)彼女に手紙を書く。結局1時間半も滞在して、その場を去る。行きは3時間半で来れたので,帰りも同じだろうと思い、歩く。窪津でお金を下ろし、町を過ぎた後,前方から若いお遍路さんが来る。岩本寺から2日間で来てるそうで、今日で14日目といっていた。僕は第一番スターから17日目かかっているので、彼はだいぶ早い。ちょっとショックだったが、僕には僕のお遍路があるので、頑張る気持ちを奮い立たせる。帰りもトイレに行きたくなり、結局休憩せずに出発した宿に戻る。かかった時間は同じ3時間半であった。(郵便局の時間を除けば)

 明日からは最低でも一日一札の寺に行けるはずであり,気を引き締めて頑張るつもりである。朝歩き出しの時、小学生が「おはよう」とよく声をかけてくれた。特に自転車に乗っていた女子中学生がかわいく,二回も「おはよう」と言ってくれたので、嬉しかった。   19時20分記


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