第十三日目


2000年2月4日(金) 35k

 7時出発 〜 第三十一番 竹林寺 〜 第三十二番 禅師峰寺 〜 第三十三番 雪蹊寺 〜 第三十四番 種間寺 〜 第三十五番 清滝寺 〜 喜久屋旅館 18時到着


 昨晩は結局、下の居酒屋で食事をとり、生ビール2杯飲む。彼女と愛媛辺りで会う予定の後輩にTELをしたが、二人ともでない。仕方なく9時半頃就寝する。すぐにフロントからTELがあり、後輩からであった。少し印象が違って、言葉では表現しにくいが、僕が知っている後輩ではなかった。いつ会おうかなどの予定を話し,電話を切る。

 朝は久しぶりにシャワーを浴び、気分が良い。6時45分にホテルを出発し,目の前のモンマートで朝食をとる。第三十一番を目指し歩き始めたが,すぐにつくと思ったら、山が広く中々着かない。寺全体は風情があり、ゆっくりしたかったが、そこそこに第三十二番にむけて歩く。

 市内から少し離れたところでは、関東と同じような新興住宅街があった。ここもすぐにつくと思ったら、山の上にあって中々着かない。ここで室戸岬で出会ったバリバリの企業おじさんに再び出会う。予定を延ばしたのか、ひたすら歩いていたそうである。住所を聞き忘れてしまった。ここの住職さんに「ぜひ渡し船に乗りなさい」と言われ,無料の渡し船乗り場に向けて歩く。

 11時15分に着く。11時5分に乗れず残念であり、11時45分になった。実際の船上は5分ぐらいであり,すぐに第三十三番に着く。ここの住職さんは少し変わり者であったが、色々有益なことを教えてくれて良い人だった。戦争体験や今の食生活、庭の植木の説明など30分ほど語られた。結局昼食もここの境内でとり、1時間も滞在し予定外であった。

 第三十四番には14時20分に到着し、14時40分出発。これで9.8kを2時間20分以内で歩かなければならず、スピードを上げる。第三十四番のおばさんにしっかり道を聞いたおかげで、土佐市内まで順調だったが、ここから道に迷ってしまい、大回りをして第三十五番に16時40分到着。恐らく10k以上は歩いたのではないか。これを2時間で歩けたから速いペースだったんだろう。

 ここでは三度、絵のおじいさんに出会う。お参りを終え、荷物をまとめると、今度は四度目の80歳のおじいさんに出会う。昨日あれだけ休んだ方が良いと言ったのに、今日三十番まで来たそうである。そこでおばさんの車に乗っけてもらって、ここまで来たそうである。あれだけ休んだ方が良いと言ったのになぜ歩くのかな。
 
 結局車で移動しているし、足が全然良くなっていない。今日はこの下の宿に泊まっているので、またいつか会うような気がする。絵のおじいさんとは住所交換をした。ただ僕のカメラが電池切れで、おじいさんのデジカメで撮ってもらう。デジカメはその場でチェックできて便利だなと思う。絵のおじいさんとは別れ,市内に向けて歩き出すが、田んぼ道や工事している道など、どこにいるのか全く見当がつかなかった。結局この旅最も遅い17時50分に到着。疲れたな。

 納経5箇所もやりながら35k歩いたので、頑張った日かな。宿のお上さんは優しく、第三十六番までの地図を書いてくれた上に,明日の宿の相談にも乗ってくれる。本当はもっと行けるかなと思ったが、納経などで時間がかかってしまった。しかしここまでよくこれたと思う。明日は40k行きたいな。
   21時20分記


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