第十日目


2000年2月1日(火) 32.4k

 7時20分出発 〜 第二十五番 津照寺 〜 第二十六番 金剛頂寺 〜 旅館山郷屋 16時半到着


 足の調子がだいぶ良くなってきた。頂いたシップが効いたのかな。6時半食事予定が、お上さんの寝坊で6時45分になる。絵のおじいさんと犬のおばさん(朝プードルと散歩していた)と別れの挨拶をして出発。いきなり長い下り坂が続きペースが鈍る。ただ、ここからの海の眺めは素晴らしく、本当に地球は丸いと実感できる。地平線が僅かに直線でないことが分かる。昨日、一昨日と一所懸命に歩いたので、今日は気楽に歩く。足の調子はいいが,左肩がこっている。

 第二十五番は港の近くにあり、急勾配の階段を登る。ここの納経所の人は今までで一番感じが悪かった。隣にある薬局屋でテーピングを購入して、第二十六番に向かう。距離は4kとあったが、上りが長くそれ以上に感じた。第二十六番の寺の雰囲気は良いが、団体客が来たのですぐに歩き出す。車道で下ろうと思ったが、間違って山道で下る。今一番行きたくない道であり、機嫌が悪くなる。嫌なことがあるとすぐに不機嫌になる僕の癖は直すべきである。

 下り終えた後,またひたすら歩き続ける。昼食は防波堤の上で、サンドイッチとチョコレートをほうばる。海を見ながらの昼食は気分はいいが,風はやはり冷たい。その後はまた歩き続ける。だいぶ予定より早く着くと思ったが,15時以降になると体がだるくなり、16時半に宿に到着する。3k手前で若い女性に声をかけられたが(車のご接待)、丁寧に断る。

 宿には訳の分からない人たちがいる。連泊しているのか、下宿しているのか、合宿しているのか、不明。食事は下宿形式であった。牡蠣フライと刺身のみ。ざっくばらんであったが、それなりのお味で満足。洗濯物も、すすきが終わったら脱水してくれた。部屋も広く、ちょっと変わった旅館であった。今日は21時に寝る予定。 

 ・ 途中、3段重ねの上にテントなどを積んでいる台車を引っ張る、白ひげを伸ばしている「甲月」さんと会う。

 19時35分記


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