しかしながら、全然書くネタがないので、さてどうしたものかな……と、しばし悩んだ挙げ句、数日分をまとめて書いてお茶を濁す事に決定。さーて、土日は何をしてたっけ……と、自分の過ごした週末を回想しているうちに、何故か、この社会における己の存在意義についてしみじみと考えるハメになってしまいました。
そんな訳で、やはり男子たるもの、過去を振り返っている暇があったら、明日を見据えてやるべき事をやらなければいかん―――などという風に、たかだか二日間の自分の行動によって精神的に追いつめられな成長を遂げてみたりしたと思いこんで自分を誤魔化している、9月中旬の私なのでした。
とまあ、そんなささやかな幸せをかみしめながら仕事してました。
あ、それから話は変わりますが、webではすでにあちこちで評判の、『ハサミ男』(殊能将之/講談社ノベルス)を読んでみました。評判に違わず、とても面白く読んだのですが―――なんか、どうしてもスッキリしない点があるんですよね。これ、物語がそもそも成立しない気が……。以下、ネタバレなので読みたい人は範囲指定でどうぞ。
ここから↓
世間を騒がした猟奇犯罪で、しかも似たような手口の事件が相次いだ訳です。同一犯の可能性を考えて、被害者の共通点を徹底的に検証すれば、最悪でも三人目の被害者の辺りで「氷室川出版の通信添削講座を受講している」、という点に警察が着目しないのはおかしいんじゃないかと……(というか、第二の被害者が出た時点で誰か指摘しそう)。ましてや、三人目の被害者に至っては第一発見者が氷室川出版のアルバイト。どうしたって、この時点でアウトじゃないかな……。そこを少し通り越して考えても、樽宮由紀子殺しの犯人がそれに気づかないor利用しないってのはやはり不自然に思えるんですが……。
↑ここまで。
でも、私などはいわゆるミステリ読者ではないので、普段、謎解きなんぞは名探偵に任せて、物語だけを追って読むのですが、これは事件を自分なりに考えてみるという楽しみ方を、はじめて教えてくれた小説でした。だからこそ、皮肉とかでなく、素直に面白かったと思いますし、読んでよかったなあ、という気分になりましたです。
私は親指シフトとかにはこだわらないのですが、縦書きには断固こだわるタイプなので、エディタに求めるのは「縦書きが出来る」、「軽い」、「印刷時に色々と細かい指定が出来る」というこの3点で、あとは操作が煩雑にならない程度に便利な機能がついてれば嬉しいのですが……。
仕方がない、ネット巡回して他のテキストエディタ探してみるかな。そんでもダメなら、明日、秋葉原にでも行ってみるか……。
日記を参照すると、私が前に床屋に行ったのは7月8日。丸二ヶ月以上も床屋に行ってなかった訳だから、そりゃ髪もボサボサになるよな―――などという風に、HP開設以来、この日記が初めていかにも日記らしい機能を果たした瞬間をかみしめてみたり。
「天魔の羅刹兵 一の巻」 10月5日、講談社ノベルスより刊行決定!
イラスト・メカデザイン 岡崎つぐお
著者・高瀬彼方
表紙をめくるとそこには何と、岡崎先生入魂の、豪華カラー口絵付き!
巻末にはひょっとしたらメカ設定イラストもつくかも!(追記:つきませんでした) さらには大物作家お二方による推薦文を頂くことになっており、非・ミステリ系作品としては、まさに異例なまでの力の入り具合い! あ、ちなみにジャンルは戦国時代小説です。 売れてくれ……!
9月11日(土)
最近になって、ふと「旅行がしたいなあ」なんて考えている自分に気づきました。
昔は、旅行などという金のかかる趣味には否定的だったのですが、何か近頃はふらりと温泉にでも行きたいなー、なんて思うんですよね。やたらとお金を使うような旅行じゃなくて、単純に、いつもと違う街並みを歩いて、普段食べないような料理を食べたりするっていう、ただそれだけの。
いっそ、年明けくらいに本当にどこか行こうかな。何冊か小説を持っていって、ごろごろ本読んで、温泉入ってを繰り返して……なんか想像しただけでもいい感じだなあ。
よし、決めた!
十二月の商品が出たら、旅行に行く! 温泉!
さ、そうと決めたらもうひとふんばりじゃ。