1999年7月中旬の有意義な日々

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7月19日(月)  

 えーと、トップページのメールアドレスが間違ってました。公開してからまだ一日しか経過してないので大丈夫だと思うのですが、もしも万が一この間にメールを送ってくれてた人がいた場合、再送してくださると嬉しいです。

 今日は仕事の打ち合わせのために外出して、担当氏と1時間以上ほとんど雑談に近い話して帰ってきました。そのついでにちょっぴり仕事の話をしたりしたような気もしますが、気のせいかもしれません。まあ、雑談に興じられるくらいなので、僕の仕事の方はとりあえず問題ないと思います。10月が待ち遠しいなあ。
 そんなこんなで、仕事の方はどうにかこうにか進展しそうな感じなので、今日もひとまず有意義な一日でした。



7月17日(土)

 今日は渋谷の本屋を半日かけて廻りました。暑いわ歩きっぱなしだわでへとへとですが、結構見落としていた梶原一騎原作作品の復刻本を多く発見できたのが嬉しかったです。でも手持ちが少なかったので、とりあえず『空手バカ一代』の1、2巻だけを買うにとどめて『男の星座』、『ジャイアント台風』といったものは断念することに。一時期に比べて梶原作品に対する思い入れが薄くなっているのが購入を見送った最大の理由ではありますが、復刻本が簡単に入手できると思うと、どうしても「後で買えばいいや」って思ってしまいますからからねえ。財布の中身の問題もありますし。
 もっとも、そうやって今まで何度も後悔してきてるんで、やはり欲しい物が店頭にあるうちに迷わず買えるくらいには稼がないと駄目ですね。

 あと、今日はサーバーにHPをアップするのを試してみました。仕事が区切りつくまで、と思ってましたが、まあ誰にもURLを教えなければ非公開と変わらないですしね。そしたら古い日記を格納するスペースを作り忘れてた事に気づいたりしました。いかんなあ。

 まあ、不備な部分はそのうち埋めて行くとして、今日も行動したり考えたり、それなりに有意義だったと思います。



7月16日(金)

 蛭頃―――ではなく、昼頃に仕事関連の電話がありました。10月に向けて動き出してる僕の新作に関連した話だったのですが、ちと不都合が生じたために月曜に担当氏と打ち合わせをすることになりましたです。

 そんなワケで、月曜に有意義な話し合いが出来るように、いまから準備しておかないといけませんねえ。



7月14日(水)

 昨日、毎日書くとネタがなくなるなどと書きましたが、今日は凄まじく衝撃的な出来事があったので日記を書くことにします。ああもう、これを書いてるいまも冷や汗が止まりません……。

 夕方、仕事関連の電話があり、冬以降になると思われていた僕の仕事が、10月に商品となって店頭に並ぶという事になりました。思いもかけず早くに形になるということで僕はもう狂喜乱舞! ひとしきり大騒ぎしたら汗をかいたのでシャワーを浴びようと思い、風呂場に入ったのです。熱く火照った僕の裸体の上を、弾けるようにシャワーの水滴が滑り―――などという気色悪い細部描写は省くとしまして、まあとにかく僕はうかれた気分でシャワーを浴びてました。
 すると、

背後になにやら5cmほどの黒い物体が……。

 最初は髪の毛かと思いました。しかし、それにしては妙に太いですし、何よりもそいつがうねうねと動き出し、あまつさえ先端部分がにょきっと起きあがり、大きな口をパクパクさせるに至っては、僕も驚愕と共に悟らざるを得ませんでした。そこにいたのはなんと、


だったのです。


頭の中が真っ白になりました。


 梅雨という時節柄、ナメクジかとも思いましたが、その迫力満点のボディはここ一ヶ月ほどですっかり見慣れた存在と化していたナメクジなんぞとは明らかに次元が違います―――。

 ……その後のことは、よく覚えてません。

 ええ、悲鳴を上げながら全裸で台所に急行し、絶句する母を後目に割り箸をひっつかんで風呂場に戻ると、震える手でを捕獲して便所に流した事など、まったく覚えていませんとも。

 今日の出来事が有意義だったかどうかなんて、もうどうでもいい感じです。

 



7月13日(火)

 さて、今日で日記をつけ始めてからちょうど一週間が経ちました。
 だいたい予想はしていたのですが、毎日書くと次第にネタがなくなってきますね。日記のネタをさがすのに苦労して、仕事がおろそかになっては駄目だと思いますので、そろそろ毎日書くのはやめようかと思います。仮に毎日更新し続けたとしても「今日は一日仕事でした、有意義でした」で一週間の半分が埋まるようではあまり意味がないでしょうし。

 とはいえ、一週間書いて分かったのですが、僕は案外こういう雑文を書くのが好きなのかもしれません。書いてて結構楽しかったので、これからもできる範囲で書いて行きたいとも思います。

 そんなこんなで、とりあえず日記を不定期に書くことにして、今日から完全仕事モードに突入です。なにせ前の仕事に三年も費やしちゃったもんですから、今度ばかりは早く仕事をあげたいところなので。こんな感じで自分にケジメをつけられるように、というのも僕が日記を書くことを思い立った理由のひとつだったりするのでした。

 その意味で、この日記も有意義に機能していると思います。

 



7月12日(月)  『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』

 すでにあちこちのサイトで映画の感想などがアップされてる頃じゃないかと思いますが、僕もこの日、「エピソード1」を観てきました。

 感想はというと、素晴らしいの一語に尽きますね!

 詳しい感想は書くの面倒だしネタバレになるしというわけでここには書きませんが、やはりスターウォーズを超えるのはスターウォーズだけですねえ。開始早々からジェダイ騎士の剣劇シーンという「待ってました! これが観たかった!」的な演出で観客を惹きつけて、その後は畳みかけるように物語を展開してくれてあっという間の二時間強でした。

 深読みしすぎだと思うけど、これを観てから『ジェダイの復讐』のクライマックスを思い出すと、ちょっと印象が変わりますね。あのエピソードはルークの戦いではなく、実はアナキンの戦いだったのではなかろうかと、そんなことを考えてしまうです―――。

 これ書いてるときも、まだ興奮が冷めやらずって感じです。恐らくは人類の映画史に刻まれるであろう作品を観た後なんですから、今日も間違いなく有意義過な一日だったと思います。

 しっかし、これでようやく雑誌やテレビのSW関連報道から必死に目を背けるという辛い日々から解放されるよ……。誌面や番組構成の都合はあるだろうけど、おいしいシーンを見せすぎだと思いません?



7月11日(日)

 今日は「知ってるつもり?!」で劇画原作者・梶原一騎の生涯を取り上げていたので観る。
 僕はリアルタイムで連載を読んだ世代ではないのですが、梶原一騎の作品は単行本でかなり読んだ方だと思います。というか、一時期はめちゃくちゃハマっておりまして、高校生のときには復刻されていた梶原作品のほとんどを読みました。絶版本も必死に古書店を捜して集めましたよ。ただ、復刻されてることに安心して後回しにしていた「空手バカ一代」がいま入手困難で、近所の書店で買えるときに買っておかなかった事が、悔やんでも悔やみきれないですね……。「侍ジャイアンツ」に至っては復刻もされず、古書店でも全巻揃っているところを見たことがありません(メジャーなタイトルなのにぃ!)。
 でも、「柔道賛歌」、「恋人岬」、「柔道一直線」、「愛と誠」、「紅の挑戦者」、「夕焼け番長」、「青春山脈」、「悪役ブルース」といった作品群を古書で揃えた時点で、何だかそんな自分がちょっと頭悪いんじゃないかという気がしてきたので、古本屋巡りはやめました。あとは復刻本で「タイガーマスク」、「巨人の星」、「新・巨人の星」、「あしたのジョー」、「赤き血のイレブン」なんかも当然押さえてあります。その中でも、「巨人の星」はやっぱり面白いと思いますし、今でも好きな作品ですね(定番すぎるとは思いますが)。

 さて、「知ってるつもり?!」では家族をほったらかしにして連日連夜銀座で飲み歩いたり周囲の人間に威張り散らして暴力を振るったりと、わりとありがちな成金オヤジと化した梶原一騎の私生活を取り上げ、その様子を劇画原作者としての栄光と対比させるような構成で番組を進めて行きました。僕は故人の私生活なんてどうでもいいので(だから普段はこの番組観ないんですけどね)個人的に思うことを書きますと、「険しい道を努力と根性で乗り越えていく」という、幅広いジャンルに応用可能な物語のフォーマットを確立した「劇画原作者としての梶原一騎」はやはり天才だと思います。もちろん、そうした物語の形式自体は梶原一騎が登場する以前にもありましたが、それを「路線」として打ち立てたのは間違いなく梶原一騎の作品群です。後にも先にも、彼ほど多くのヒット作を生み出せる「マンガ原作者」は現れないんじゃないかって気がします(一作だけ、とかなら話は別ですけどね)。

 よく、「作者と作品は切り離して考えるべき」という意見を聞きます。そりゃ当然です、猟奇殺人ものを書く人が全員犯罪者であったり、ハードボイルドを書く人が私生活でも孤高を気取らねばならない必然性などどこにもありません。家族愛を描く作家が必ず家庭的に恵まれていなければいけないとか、時代劇の作者が武士道精神に富んでなければならないということもないでしょう。ただ、作者と作品は切り離して考えるべき」という言葉の存在自体が、切り離して考えるのって、ちょっと難しいよネ!という一般的な意見の裏返しなのではないかと。暴力事件で逮捕された後の梶原氏の人生を見ると、そんな風に思わずにはいられませんでした。

 そんなわけで、僕もいずれ大物になったときには振る舞いに気を付けよう――などと売れてない今の内からしっかりと決意を固めておくことで、今日もやっぱり有意義な一日だったのではないかと。



7月10日(土)

 今日はHP公開に向けて、細かい部分の手直しをしたりなんかする。他人のHPからソースを盗みまくり、ヘボイなりにも形になってきたかな。

 でも、とりあえず7月中は仕事に専念すると決めているので、いまの仕事が一区切りつくまでは公開しない予定だったりします。ある程度先までの仕事の見通しが立ってないと、日記が単なる愚痴や現実逃避とかに終始してしまいそうでイヤなので。現状では仕上がってる仕事が2つありますが、ストックがあるうちにどんどん先に進んでおきたいところですしね。それに、まあ、ある程度日記の量が溜まってから公開した方が、読み応えあるんじゃないかと……(ない?)。

 ともあれ、リンクページなどもひとまず完成し、このHPもあとはサーバーにアップするだけの状態となりました。それではなるべく早期の公開を目指し、今日は残りの時間を仕事でもして有意義に過ごそうかと思います。



7月9日(金) 「ヒゲの日」

   今日は毎週楽しみに観ている「白いヒゲ」の日なので夕方はテレビにかじりつく。先週の予告でちらっと映った「あの機影」が気になって仕方がなかっただけに、高まるワクワク感は抑えきれませんでしたとも!

 そう、あれですよ! 「ザクU」! しかも「ザクT」とGMのパチモンまでオマケで登場するという、これはまさに前半の山場ですね!

 いやあ、最初に「ヒゲ」のデザインを見た時には富野由悠季は本当にもうダメなのかなとか思いましたが、そんな不安もどこへやら、少なくともここまでの展開は歴代ガンダム史上でも屈指の面白さなのではないでしょうか。特に、モビルスーツの動作の格好良さはいかにもリアルロボット系といいますか、なんというか、ああもう言葉にならないですわ!  やっぱ、あれですね、「ヒゲガンダム」のあまりにも凛々しいお姿では、固定観念にとらわれた保守的なガンダムファンのハートを掴めない事は制作者側でも分かってらしたのですね! 必死にアングルを工夫して、間違っても「正面からのドアップ」なんぞでヒゲ様に迫ったりしないですもんね! そうした細かい工夫の成果は間違いなく出ています! 冗談抜きで戦闘シーンの動きや構図はカッコイイです!
 昨今のガンダム作品はどうも登場メカの火力が強すぎて戦闘描写が大ざっぱになりがちでしたが、両陣営の技術レベルが低まった本作の戦闘シーンは接近戦がメインとなり、巨大ロボットものにおける殺陣の醍醐味などというものが味わえてしまうんですからガンダムファンならずとも、ロボットアニメファンなら必見でしょう。もっとも「ガンダムファンじゃないロボットアニメファン」という人種の存在は、僕の人生ではまだ未確認ですが。

 ともあれ、予想に反して実に実に面白い「∀ガンダム」、その面白さはまさに、期待に反して眩暈するほどつまらなかった「魔装機神サイバスター」の第1話を観てしまった時の悲しみと憤りを十分に埋めてくれるほどです!

 ありがとう、ヒゲ! おかげで今日も楽しく、有意義な一時を過ごせました。



7月8日(木)

  今日は神保町まで行っていろいろ本を買ってきました。HPのこともあるけど、それでなくとも今年は全然本を読んでいないという情けない事実を改めて実感したため。

 もの凄く単純かつ論理的に考えれば、もはやことさらに読書なぞしなくても僕の仕事は成り立つかもしれません。今までに読んできた分の蓄積ってものがあるし(僅かですけど、ゼロではないので)、本を読んでる暇があったらその分仕事すればいいのだから。そして、ここ一年ほどは実際にそんな感じでやってきました。
 でも、それじゃアカンのですねえ、やっぱ。何でアカンのかを言葉にしようとすると、途端に嘘臭くなるから書きませんけど。

 本買ったついでに、床屋で髪切りました。神保町にはなんと今時1000円という安さで散髪してくれる店があるんです。で、そのカットの内容はと言えば、やっぱ安いだけあって手抜きだな――じゃなくて、スピード重視で客の回転をよくしようと頑張っているという感じでしょうか(店ガラガラだけど…)。当然のごとく、シャンプーもひげ剃りもしてくれないわけで、せっかく髪を切ったのに、サッパリした気分がほとんど味わえないのですが、それでも安いの一語の前では少しも問題にならないと感じている自分に今気づきましたので全然OKということに決定。僕のようにどうあがいてもブサイクな人外見よりも内面を重視するタイプにはとてもありがたいですね。

 そんなワケで、買い物に散髪にと、今日もやはり有意義な一日でした。

 



7月7日(水)

 今日は七夕ですねえ(時節の挨拶)。
 HPをせこせこと作り初めて二日目なのですが、実のところこれを書いている時点では、まだサーバーに アップしてません。日記が二日分、感想ページは小説の感想がひとつだけ、リンクページなんか手もつけてないというていたらくなので、いくらなんでも公開する意義が薄すぎると思いまして……。

 日記は毎日ちょっとずつ書いてけばいいけど、本の感想はせめて10冊は欲しいしなあ。あ! でも、「面白かった本だけ紹介する」というコンセプトだから、たくさん読まないと10冊分の感想文なんて揃わないじゃん! いっそ 感想のコーナーを今のうちにコンテンツから削るか?――とか一瞬本気で考えましたが、さすがに日記だけじゃ寂しいしなあ。掲示板は当面置かないつもりだし。ていうか俺、もっと本読まないとダメじゃん! Webで結構見かける、ごくごく平均的な読書人のHPなんかでも、月10冊以上の感想なんてのはザラにあるよ! くー!

 しかし、一口に「面白かった本」といっても、既にあちこちで絶賛されてるようなのを今更取り上げるのも何だか寒いような気がしたりもするわけです。『ブギーポップは笑わない』とか。←いや、もちろん面白かったんだけど、もうブギーポップの魅力なんてネットでは語り尽くされてる頃ですからねえ。だからと言って感想の一発目が『Kの流儀 フルコンタクトゲーム』というのも何だかアレですが――まあいいか、面白かったんだし。でも、こんな調子じゃ先行き暗いような……いっそ、これを機会にSFでも読むかなあ?

 ……ま、とりあえず、感想コーナーがもうちょっと充実してからサーバーにアップしよう……。うん、まあ、そういうことで、今後のHP作成における方向性も決まり、今日も何だか有意義な一日でした。

 



7月6日(火)  「まあ、なんとなくスタートです」

 HPを作ってみたりする。初心者向けのHP作成本を読みながら、それはもう必死に作ったさ! タイトルには「やる気のなさ全開」とか書いてるけど、本当はこんなんでも結構真剣に作ってたりします。
 まあ、いずれHTMLに馴れてきたら、もっとなんかこう、MIDI置いたり(宇多田?)画像貼ったり(家族の写真?)フレームで画面分割したり(8分割くらい?)ショックウェーブ使ったり(カッコイイね!)していこうかと考えたり考えなかったり。ずっとこんな、「いかにも手抜きで作ってます」的で、ナチュラルなダサダサ感が漂う構成を大切にしていくという可能性も捨てきれないですが。

 長年仕事で使い込んだワープロ専用機と涙ながらにお別れし、PCで仕事する態勢に移行中なので一日中PCの前に座ってる最近の私なのですが、このHPはそんな状況で生まれた副産物という感じです。時事問題に鋭い意見を述べたりとか、多方面に渡る趣味の話題とか、流行の話題とか、そんな愉快でアクセス向上に繋がりそうな話題をこれからどしどし書いていかないと思いますので、カウンターを設置したりはしません。まあ、当面は本当にただの日記として自分のためだけに更新していこうかと思っとります。書けば書くほど、我ながら存在意義の希薄なHPを立ち上げようとしてるなあ、ともはや寒いのを通り越してちょっぴり得意な気分になりますね。ほとんど「我が家の他人から見ればただの赤ん坊だけど天使ちゃんを紹介するHPで〜す!」みたいなノリですが、自分しか読まないという点をわきまえてるという点においては、僕の方がほんのちょっぴり潔い姿勢ではないかと<「目くそ鼻くそ」の好例。

 いずれ、もうちょい日記を書き貯めて、日記以外の部分も充実して、仕事も軌道に乗ってきたらぼちぼちこのHPを宣伝していこうかな、なんて思ってます。いまやってる仕事が形になるのは冬以降ですけどね。

 ともあれ、こんな感じで、どうにかこうにかやってます。HPも作ったりして、今日はとっても有意義な一日でした。


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