6月20日
 アガサ、1ヶ月ぶりの通院です。今日はワクチン接種の為ポワロも一緒に連れて行きました。車の中では2匹でニャ〜ンニャ〜ンと大合唱。病院についてからも他のネコちゃん達は鳴かないのに二人で恥かしいほど鳴いていました。最初にポワロ。体重を計り熱を測り触診、そして注射でした。次にアガサ。アガサの体重は4.8キロ台をキープしています。でも、ポワロと体重が変わらない。女の子としてはもう少し体重が落ちた方が良いんでしょうけれど。
 院長先生にままるねこさんからお聞きした「IBD」に付いて聞いてみました。お話の内容は難しくなかなか理解しがたい物がありましたが、要するにアガサも「IBD」の一種のようです。ただ、これを判断するには開腹手術をして検査するしかないそうです。先生のお話を聞いていて、この病気は本当に分らない事が多い病気なのだなと感じました。
 ステロイドについて前にも書きましたが、今の病院の方針はステロイドは最終的に原因が分らない場合に使う為、何度も検査をしアガサの場合はステロイドを使い出すまで半年の時間が掛かりました。ステロイドを使う事により本当の病気の原因が隠されてしまう為です。一番重要なのはステロイドを使い始める時期にあるようです。早ければ原因が分からなくなる恐れがあり、遅ければ手遅れになる可能性がある。ステロイドを使用するかしないか、これは獣医師間でも議論の的になるそうです。
 午後、検査結果を聞きに行きました。今回は好酸球数が上がってしまい16%になっていました。ステロイドを飲んでいるのに好酸球が一定しません。ご飯も変えていません。何らかのアレルギーがアガサにはあるようです。もう一つ、何時も多めなのがリンパ球。ただこれは成熟したリンパなのであまり心配する事はないようです。今回の検査結果で薬は今まで通り二日に1錠になりました。
6月26日
 こうすけのワクチン接種の時、副院長先生にIBDに付いてお聞きしてみました。IBDは腸炎の総称を言うそうでアガサの好酸球増加症もその一つと考えられているそうです。アガサと同じ好酸球増加症の猫ちゃんは下痢に症状が出ていました。検査しても原因が分らず下痢は続き、ついに飼い主さんは開腹手術をしての検査に踏み切りました。結果、アガサと同じ好酸球増加症と判明しました。
 普通に考えると内視鏡での検査も出来そうですが、内視鏡ですと表面の細胞しか検査できません。腸の内側、裏側も見る為腸管全部を検査する必要があります。その為、腸の一部を切り取りその部分を縫合すると言う手術になります。これは病巣を取る為の開腹手術と同じで、検査の為にそこまでする必要性があるのかと言う問題になります。病院でもこの検査は積極的に薦めておらず、飼い主さんの要望があった場合、よく相談の上、行うそうです。

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