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9/23
  なんだかしらんが、マウスがしょっちゅう効かなくなる。   ポインタが画面の一点に張り付いてまったく動かない。クリックも効かない。   っていうか今まさにその状況なんだけど。   やはり王道勇者のやりすぎだろうか?あのゲームだけですでに十万回くらいクリックしてるか  らなぁ。ちょっと計算してみよう。平均10秒に一回クリックするとして、1日5時間パソコン  を使う人が10万回クリックするには?   えーと、2ヶ月弱、か。うーむ、これで壊れるとは思えないなあ。   ということはドライバか?しかし、特に何かをインストールしたわけでもなし。   まあ、一番妥当なところでジャックがイカれてきた、ということにしておこう。つなぎ直せば  なおるだろ。   昨日今日と会津若松へ行った。   祖父母に大学院合格の報告。ついでに会津祭りというお祭りを見に行った。   祖父母とも健康で何より。長生きして欲しいものだ・・・と思ったら「秀くんのお嫁さんを見  るまで生きていられるかなあ」といわれた。   見せてあげられれば最大の祖父母孝行だとは思うが・・・こればかりは(苦笑)。   祖父母宅のとなりに食堂がある。チャーシューメンが絶品の喜多方ラーメンを食べられるので  行くたびに出前を頼むのだが、これの値段が520円と聞いたときには驚いた。   麺もスープもたっぷり、チャーシューなど8〜10枚ほども乗っているのだ。東京で食べたら  まず1000円、1200円でもおかしくない。   いやはや、日本の物価はどうなっているのか。   漫画の話に移る。   最近はこれだという新作に出会っていない。悲しいことだ。   とはいえ、現在でも数百のストーリーが頭の中で同時進行していて忘却と混同が生じているの  だから、これ以上何か増えたら確実にあふれると思われる。   嘆かずにはいられない。1人の読める漫画の何と少ないことか!!   さて、究極の選択。ベルセルクについて望む全てを手に入れるかわりに他の全ての漫画を一切  読めなくなるか、ベルセルクを一切読めなくなり、グッズも全て失うかわりに他の全ての漫画を  読める(時間的にも記憶容量的にも)ようになるか。   ・・・究極の選択になっていないな。悩むことなく後者を選ぶ。   でなければベルセルクが面白くなくなる。   なぜか?面白さというものが至極相対的なものだからだ。   他の作品との比較、あるいは対比によってこそ、ベルセルクの面白さを理解することができる  のだ。他の漫画を失ってしまったら、ベルセルクの面白さまで失ってしまう。   以下、「十角館の殺人」を読んだことがある人向け。   読んでない人、また特にこれから読むつもりの人は読んではいけない。   これは明確な禁止事項である。   「十角館の殺人」を館炎上のところまでを読み直した。   とりあえず推理小説というのは、時系列と空間系列をしっかり把握してしまえば解けることが  多い。アリバイ崩しが必要なら時系列か空間系列をいじくってやればいい。   これを各登場人物について行えば怪しい人間は絞り込める・・・んじゃないかなぁ。   実はこの先が問題なのだけど。ある程度まで絞り込んでしまうと、それ以上は解釈のしように  よって誰でもが犯人になりうるのだ。これについてはきっと自分の推理小説の経験値が足りない  ことが原因かもしれない。つまり、「こういうことは普通の推理小説では考えられない」という  法則というか、作者と読者の間の暗黙の了解みたいなものがあるのかもしれない。が、それを知  るレベルには到底達していないのでとりあえず自分なりに推理を組み立ててみる。   まず、外部犯か内部犯か。これを考えないと始まらない。   これを考えるには中村青司が生きているかどうかが鍵だが、エラリィとヴァンが地下室で5つ  目の死体を発見したのだから、一年前の事件当時に島にいた人数と死体の数は一致している。従  って中村青司も死んだと見るのがよかろう。死体を身代わりにした、という可能性もあるが、そ  れならば地下室に死体を放置するとは考えにくい。死体は警察に発見されなければならないのだ  から。   外部犯として最有力候補だった中村青司が消えた。ということは内部犯か?   しかし、それにしては足跡の説明がつかない。あの動きはあきらかに外部犯による犯行を示唆  している。とすると・・・エラリィとヴァンが見つけた地下通路が岩場まで続いているなら問題  はない。足跡も単なるカモフラージュということになる。   もしそうなら、犯人は確実にヴァンだ。あの館の構造をそこまで知っている可能性があるのは  彼だけだ。が、そうするとルルゥの死について説明が付かない。あんな時間にヴァンが地下通路  を使って岩場まで行く理由が見つからない。何らかの仕掛けをするため、という可能性はあるが。   なにより、カーの死後、エラリィが地下室を発見するまでコーヒーカップはコーヒーが残った  ままだった。地下室の入り口は鍵がかかっていたのだから、あの地下室はその間使われていなか  ったことになる。これはおかしい。カップがもう一つあるのか?しかし、そんなことまで考えな  ければならないのなら、この小説は駄作だ。それはないだろう。   内部犯の犯行だとすると足跡が最大のネックになる。   わざわざイラスト付きで足跡の様子を解説したのはおそらく外部犯であることを示唆するため  だろう。   さて、それでは外部犯だとするとどうなるか?この場合は犯人と考えられるのは・・・うーむ、  前述の時系列をキャラクターごとに作成すると、怪しいのは中村紅次郎くらいか。   しかし、守須も現在進行形での行動の描写がないから、これも怪しいといえば怪しい。   この二人のどちらでもないという低劣なオチだとしたら、人からすすめられるような傑作とは  呼ばれていないだろうから、その考えは捨てる。   さて、寝る。
9/20
  地方に旅行に行ったらまずやるのはその近辺の詳細な地図を手に入れることである。何丁目何  番まで掲載している市内地図がキヨスクやコンビニで売っているので買う。   次にやるのは適当な電話ボックスで電話帳を開くこと。お目当ては観光案内でも旅館でも温泉  でもなく、古本屋である。ずらっと(あるいはちょびっと)並んでいる古本屋の所在地をチェッ  クし、先ほど買った地図上に赤丸で印を付ける。   面白いことに、古本屋というのは一つの都市内で均等に散らばっていることが多い。「市内の  5軒が5軒とも2丁目にあった」なんてことは少ないのだ。   だから地図上の赤丸印をたどっていけば自然に市内一周とか町内一巡りとかが達成できてしま  うのである。もちろんこの方法だけにたよって観光ガイドなどをまったく参考にしなければ名所  とか名物とかを取りこぼしてしまうので、古本屋で回るのをあまり阻害しないような名所や名物  はこれも地図上にチェックを入れる。   さあ準備は整った。旅を満喫しようではないか。   まずは現在地確認。次に地図上でルートを作成。決まったら歩き始めよう。   地方の古本屋は都市部の人間にとっては掘り出し物の宝庫だ。「男おいどん」が全9巻そろい  で1350円とか「綿の国星」がほとんど全巻初版で3冊200円とか。   おいしすぎるのである。   もちろん古本屋を巡るついでに名所を訪れ、名物を味わう。   運が良ければガイドブックに載っていない名物に出くわすこともある。   最後の古本屋を出たときには両手いっぱいの掘り出し物と名所名物の思い出とで幸せ気分満点。   ああ、これぞ旅の醍醐味・・・。   荷物は恐ろしく重たくなるけれど(笑)。   そのようにして手に入れた漫画を今日は久しぶりに売った。    「14歳」全20巻 全巻初版     「プロレススーパースター列伝」全17巻 全巻初版     「サインはV!」みのり書房版全10巻    「綿の国星」3巻 初版   などなど。「サインはV!」だけはちょっと納得いかない値段だったので売るのをやめた。   ふー。古本屋に漫画を売るのはいらなくなった漫画の処分方法としては最高だと思うが、難点  は何といっても重たい本をわざわざ古本屋まで運ばなければならないことだろう。   自分で見積もりをしてみて苦労に見合うだけの買い取り額ならいいが、どう考えても見合わな  い場合、本はトイレットペーパーになったりするわけだ。   今日は比較的割のいい物件だったので持っていく気が起きたが、それでもやはり運搬の苦労は  大変なものだった。カートを買うべきか?あれはいろいろと使えるからなぁ。
9/18
  東京ゲームショウに行った。けっしてケームショではない。   もちろんお目当てはアスキーブースのベルセルクである。   6時に起きて6時40分頃家を出た。ずいぶんゆっくりである。会場到着は9時。   10時開場予定が30分早まった。   まずはプレステ2の展示を覗く。・・・まあ尋常じゃないな、あれは。ハッキリ言ってドリキ  ャスの負けだろう。   すでに家庭用ゲーム機の描画能力はかなりのレベルに達しているように見える。これからの画  像の限界はゲーム機の描画能力ではなく、モニター、すなわちテレビの表示能力によって決まっ  てくるのではないだろうか。   テレビというものはもともと公共の電波を映像化するためのものである。   表示能力を上げるということは、それだけ表示するための情報量が増えるということで、テレ  ビの表示能力にあわせて電波に多くの情報を乗せなければならない。電波に情報量を多く乗せる  ためには周波数を変えなければならない。しかし、テレビ用電波の周波数は法律で決まっている  から、電波の周波数は変えられず、従って情報量を増やすことはできない。   非常に論理がわかりにくくて申し訳ないが、結論としてテレビをゲーム機のモニターとして利  用する限り、表示能力の向上は望めないのだ。   従って、画像の限界を引き上げるためにはゲーム機専用のモニターというものを売る必要があ  るように思われる。しかし、モニターは高い。パソコン用のモニターは20インチだと10万円  くらいはする。子供の遊びにそんな高価なものを与える親はあまりいないだろう。   というわけで、プレステ2はおそらく画像能力という点で頂点を極めたのではないだろうかと  考えたりした。   閑話休題。   アスキーブースへ。ベルセルクのビニールバッグをもらってから試遊台。   うむ。剣を振り回して敵をなぎ倒す爽快感は十分再現されていると思う。操作性がやや悪いか。   アクションゲームが苦手な人はつらいかもしれない。攻撃ボタンを連打しすぎると無駄なアク  ションをすることになるのはどのアクションゲームでも共通だが、ドラゴンころしという武器の  性質上その無駄が非常に大きい。バイオハザードもナイフでの無駄な攻撃は銃でのそれより遙か  に大きかったしね。   コンボ攻撃をマスターして状況に応じて使い分けられるかどうかが大きい。これがアクション  ゲームが苦手な人の最大の難関だろう。   やってみた感触では、嬉しいことにやりこみ甲斐がありそうだ。   デモムービーでは山賊に襲われるキャスカをガッツが助ける、というシーンから始まって、パ  ック、アニタ、バルザック、シスターエリザが総出演。   マンドラゴラ憑きに関する非常に重要な示唆が含まれていた。情報の少ないシスターエリザに  ついては、デモムービーでのせりふなどを聞く限り聖女に見える。   ガッツの声はやはり林延年。キャスカは残念ながらせりふなし。   その他のキャラクターは声と役柄がマッチしていた。   特にパックの声は非常によくあっていたと思う。すこしやんちゃな感じがハマっていた。   おっと、ビニールバッグの仕様は、両面にベルセルクのイラストが入っているというもの。片  方は14巻表紙。もう片方は今年12号の光の鷹テレカのイラスト。   試遊台のとなりにやたらメタリックなドラゴンころしが展示してあったが、まあおそらくポリ  カーボネイトだろう。   さて、次は物販コーナー。グッズの販売コーナーである。行列ができるのでグッズ販売はゲー  ムの展示コーナーと分けられているのだ。   まずはトミーブース。ベルセルクテレカは今回は出ていなかった。ヤングアニマルからはふた  りH、藍より青し、ももいろシスターズの3種類。買う必要なし。   しかし(泣)!!羊のうたのテレカが3種類も販売されていた(涙)。一体なんだってこんな  ものを売るんだトミー!!   悩むことしばし、結局オタクの鉄則に従う。    ( ※ 鉄則:買わずに後悔するより買って後悔しろ)   3000円也。   そういえば、売り子の人がテレカ交換会でかならず見かける人だった。ACGではたしか米○  スタンプさんのところにいらっしゃったような・・・。記憶違いか?まあいいや。   それからひとあたり物販コーナーを回る。   角川、コナミ、スクウェアのブースはいつも通りの大行列。ブロッコリーもデジキャラットの  ヒットからこっち行列のできなかったことはなく、今回もご多分にもれず。   角川は例のカプセルでも握ろうかと思ったが、どうやら整理券を配ったようで、すでに配布は  終了していた。さすがにいつも行列を作るだけあって手際がいい。他も見習って欲しいものだ。  とくに講談社。   そして電撃屋。行列はない。   ・・・・・・ブギーポップのテレカ発見・・・・・・(しくしく)。しかも2種・・・(号泣)。   ええい畜生、鉄則じゃあ!!と勢いに任せて携帯ストラップと併せて購入。3000円也。   あとは適当に見て回る。   家庭用ゲーム機で一番目についたのはやはりシェンムーか。シーマンを買わなくてもこれは買  うだろう。   むしろ俺の主眼はパソコンゲームのソフトにある。いや、もちろんエロゲーは展示されてない。  それは別のイベントがちゃんとあって・・・ゲフゲフン!!   ・・・えー、それでだ。とにかく情報が欲しかったのがAge of Empires2。ゲ  ームとしての期待度はベルセルクを遙かにブッちぎっている。   展示してあるものをみると、期待以上の出来のようだ。画像は美麗になったし、戦略の幅も広  がったように見える。これは買いだな。   で、帰途につく。支出計6000円は予定外ナリ・・・。   途中秋葉原に寄って「センチメントの季節 冬の章」「十角館の殺人」を購入。   後者には大期待だ。   帰宅後、今度は高校時代の恩師の家を訪問。英語に関して現在ほとんど不自由がないのはこの  先生のおかげである。俺にとっては偉大な先生だ。   さらに帰宅後、ポポロクロイスと王道勇者のやりこみの続き。   そしてこれを書いて、ねる、と。   あー、やっと終わった。3日分いっぺんに書くのは疲れる・・・。
9/17
  アメリカのどこかの州で教科書から進化論に関する記述を削除する運動が激化したとかいう記  事をしばらく前に読んだ。実際に削除しちゃったのかな?   進化論に対する大小公私を問わない攻撃というのは進化論の発表当初から絶え間なく続いてい  るのだが、そのもっとも大きな要因はキリスト教であるというのはほぼ事実であろう。   要は聖書を絶対視する人間が少なからずいて、そこに「全ては神が作った」という風に書かれ  ているために、現在地球上に存在する全ての生命は宇宙の起源に神が創造したそのままの姿を保  っているのだと考える人々がいるのである。この考えを進化論に対して創造論と呼ぶ。   種の起源は神の意志にあり、種の創造は神の御手にあり、というわけだ。   そのような創造論者にとっては進化論は神の領域を侵犯する不敬きわまりない理論に見えるら  しい。もちろん、今回の教科書騒動も創造論者によるところが大きい。   さて、まず言っておかなければならないのは、進化論が実証されたわけではないということ。  「適者生存」と「突然変異」をキーワードとするこの理論の検証には最低でも数万年単位の時間  を必要とする。発表から140年しか経っていないこの理論を検証するのは不可能だ。   同じくキリスト教によって発表当初弾圧された(と書くとすこし語弊があるかもしれないが)  地動説が100年ちょっとで認められるようになったのは客観的な観測結果の裏付けがあった  からだが、進化論に関しては観測そのものが非常にむずかしい。   故にここでは進化論の是非を論じる気はない。一つの奇妙な事実を指摘したい。   今回の教科書騒動では進化論のかわりに創造論を教科書に載せろ、というような要求はなかっ  たようだが、歴史上には「進化論は間違っている。だから創造論は正しい」と主張する人間がか  なりの数いるのだ。   的はずれというか、論理の破綻が著しい。「1+1=3は間違っている。だから1+1=4で  ある」と主張するようなものだ。創造論が間違っていると主張するつもりは全くないが、これは  見苦しいことこの上ない。   宗教的な運動はヒステリックになりがちだが、創造論者の進化論への攻撃も多分にヒステリッ  クに見える。理屈ではないのだから始末が悪い。   ・・・やばい、結局何が言いたいのかわからなくなってきた・・・。   俺は創造論よりは進化論を指示する。理由は、たとえ気の長くなるような時間が必要であるに  せよ、進化論が「検証可能な命題」であるからだ。人間の思考による検証の余地がある、それだ  けで創造論に勝ると思う。   創造論は率直に言って思考停止にすぎない。「神様がそう作ったから」ですませてしまうのは  人間の大脳皮質に対する冒涜だろう。大体、正しいということを証明する方法が将来にわたって  存在し得ない理論になんの価値があるだろうか?   さて、上では進化論の検証に膨大な時間がかかると書いたが、現在、いろんな生物のDNAを  調べる研究が全世界で行われていて、これが進化論の検証に必要な時間を飛躍的に短縮する可能  性があると思う。   生物種間のDNA関係がわかり、その発現様式(?)がわかれば進化論の検証が可能ではない  だろうか?上手くすれば来世紀中に進化論の完全な勝利、あるいは敗北が明らかになるかもしれ  ないと期待している。   最後に。   自然科学の急速な発達によって、聖書に書いてあることが必ずしも事実と一致しないというこ  とがわかってきた時期に、カトリックの頂点である法王が出した声明が実に興味深い。   「科学は現実を、宗教は精神を律する」   ・・・正確ではないが、そういう趣旨の声明だった。   学校の倫理の授業でこれを聞いたときには感動したものだ。   論旨の迷走した文章になってしまったことをお詫びします。   さて、今日は家庭教師。   2時からの約束。目が覚めたのは10時半。時間があるので軽く腹に入れたところでポポロク  ロイスのやりこみの続きをやる。   やりこみばかりしているように見えるかもしれないが、実際俺のゲームプレイ時間の大半はや  りこみに費やされている。故にあまり多くのタイトルをやることはない。   そのかわり、どんなゲームでも並程度にはやりこむ。   大半は時間さえかければ誰でもできるようなやりこみばかりだけど。   で、座椅子にでーんと座ってやっていたらうたたねしてしまった。目が覚めたら13時15分。   家庭教師先では生徒と母親の会話。    「ねえ、東京ゲームショウ行きたい?」    「行きたくないよ、ケームショなんて」   爆笑してしまった・・・。不覚。   夕食までいただいてしまってから帰宅。翌日に備えて早めに寝た。
9/16
  今日は同じ高校出身のI君宅で遊んだ。彼は同じ大学の農学部生。   予定では今日集まるのは俺を含めて3人だったはずだが、行ってみれば参加するとは聞いてい  なかったM君とY君がいた。   M君はこの日記にも前出している。Y君はこれも同じ大学の工学部生。材料系だ。   俺に少し遅れてこちらは俺も来ると聞いていた購買部長登場。   皆同じ高校の同期出身だが、同期の中でも最もアヤしいといわれたグループの中核を成してい  たと言っても過言ではない。中核ではないとしても、そのグループの半数が集まったことにはか  わりがない。大変なメンバーが一部屋に集まったものだ。破壊活動○止法が適用されても不思議  はないな。   誰が一番アヤしいかという議論はあえて無視してまずはお互いの物品を交換。一応これが集ま  った理由だし。購買部長から非常に貴重なものを預かった。偽住所不定発行「住所不定、帰ル」  という同人誌で、某ショップでは1冊で20000円というシロモノ。やや緊張。   それからゲームである。程度の差はあれ全員ゲーム好きである。みんながBM98などやって  いるのを横目にノートパソコンをLAN接続、起動する。   最近やりこんでるRPGなど披露したら感心されるのを通り越して呆れられた。うーむ、俺が  RPGをやりこむとなぜかみんな呆れるのだが、なぜだろう?普通やりこみといったら俺ぐらい  はやると思うのだが・・・。   そして今日のメインイベントであるAge of Empiresの3人対戦。I君宅に集ま  ったのはほかでもないこれのためである。彼の部屋には正副2台のパソコンがあり、LAN設備  もそろっているので俺のノートパソコンを接続すれば3人対戦ができるのだ。   2戦して1回目は資源が近くになくて惨敗。2回目はまずまずの快勝。使用文明はランダムで、  2回ともヒッタイトになった。勝利の要因は戦闘ユニットのグレードアップに成功した点にある  だろう。   ひとしきり楽しんだあと、夕食前に辞去する。   さて、俺の地元のゲーセンに対戦格闘ゲームの達人がいる。対戦格闘好きの購買部長には以前  からその話をしていて、今回せっかくだから寄り道して会ってみることに。I君の家からだと俺  の地元は購買部長にとって帰り道の途中になるのだ。   対戦は購買部長にとって非常に有意義だったようだ。善哉善哉。   23時20分頃購買部長を最寄り駅まで送り、帰宅。23時45分くらいだった。   某アニメ・コミック・ゲーム系グッズ売買用掲示板で同人誌を売りに出したところ、1時間半  でほぼSOLD OUT。恐るべき勢いだ。市場価格の半分で売りに出したからなあ。   その対応に追われ、眠れたのは5時頃だった。   いやはや、なんとも優雅な大学生の休日である。一生懸命働いている両親にやや申し訳ない。   以下はわかる人にはわかる内容。   やりこみを披露したのは「王道勇者」というアリスソフトのRPG。まともにクリアするとア  イテムが全体の半分も集まらないというやりこみファンにとっては非常にやりがいのあるゲーム。   まあウィザードリィのようなものか。   「住所不定、帰ル」はベルセルクテレカとの交換に使うという条件で購買部長から借りたもの。  非常に貴重な本を提供してもらったわけで、感謝の至りである。   が、いかんせん路線がちがうため、この本を欲しがるような人間がベルセルクテレカを持って  いるだろうかというと自信がない・・・。
9/15
  初秋の蝉は木の幹にしがみついているのではない。   去っていく夏と消えかけた自分の命にしがみついているのだ。   だから、初秋の蝉の声は夏よりも自己主張に満ちてうるさく聞こえる。   さて、今日はテレカの交換会だ。   一応満足な結果となった。新しいベルセルクテレカを入荷でき、財政難もほぼ解消。新しい人  脈も得ることができた。なんとも不思議なことに、家を出る前より帰ったときの方が財布の中身  が増えていた。   しかし、唯一にして痛恨のミスは、アニマルハウス時代のベルセルクテレカを一足違いでライ  バルに買われてしまったこと。むうううううう、イタすぎる。   ま、そのうち。   しかし、今回の交換会はここへ来てのライバルの急増を感じさせた。テレカのファイルを広げ  ていたときに声をかけてきたのが2人。いずれも「それ、ベルセルクのテレカですよね?」とい  う風に話しかけてきた。   ちょっと危機感を覚えるとともに、割と大きな満足感というか、達成感を感じたのも事実。   つまりそれは、俺のコレクションが他人の目から見ても十分に目を引くものであるということ  だからだ。これはオイシイ。   その他、なんやかやで「ベルセルク集めてます」という人に5人会った。うち2人はキャスカ  限定で集めていらっしゃるとはいえ、今まででは考えられなかったことである。   いままではあまり見られなかったのが、今回5人も仲間がいたというのは、アニメが終わって  もじわじわと人気が浸透していっているということを示すのだろう。。アニメ化によるブーム、  で終わってしまわないあたりがベルセルクの骨太さをよく表している。   なお、「キャスカのみ」と聞いて「?」という人もいるだろうが、テレカコレクターの中には  女性キャラクターのみ収集するという人がさほど珍しくないのだ。   財布の中身が増えていたのは知り合いに抽プレテレカを一枚売却したため。   財政難でやむを得ない措置だったとはいえ、抽プレを交換でなく売却してしまったというのは  とても残念である。無駄遣いは控えよう・・・。   話はテレカから離れる。   交換会が終わったあと、近くのまんがの森に行った。いろいろと調査する必要のある案件があ  ったためであるが、ここですごいものを見つけてしまった。   笹本裕一「星のパイロット」の直筆サイン本!!   気がついたらレジの前に立っていたのは言うまでもない。   これが買えたというだけでも今日はハッピーである。   大学院入試が終わった途端にこれだけハッピーな日が来るとは。   もうすぐ死ぬんじゃないだろか。
9/11
  大学院に合格したお祝いでスキャナを購入してもらえた。   うーむ、苦労の甲斐がありすぎる・・・。甘いなあ、うちの親も。   さっそく画像を大量にアップした。さあ、見てやってくれい。   怖いのは白泉社様だけさっ!!
9/10
  すべては必然なのだろーか。   それは結果論にすぎない気がする。   過去を見て「必然だ」ということは比較的簡単だ。   偶然にしか見えない未来を見ようとすることに比べれば。   さて、この休み中に読んだ漫画でも列挙しようか。    「ボーイフレンド」 惣領冬美    「THREE」 惣領冬美    「MARS」 惣領冬美    「彼氏彼女の事情」 津田雅美    「瞳・元気」 藤崎真緒    「ここはグリーンウッド」 那須雪絵    「紅い牙」 柴田昌弘 (ブルー・ソネットの10巻まで)   新しく読んだのは以上で合計約15000ページ。短編を含めるともう少しあるけど。   その他、必ず読んでる漫画雑誌とか読み返した作品も含めると、合併号があったとはいえやは  り30000ページは超えるなあ。っていうかむしろいつもより多い。   大学に行かないから通学の3時間が丸ごと浮くのが大きい。   初期の惣領冬美はあきらかにくらもちふさこの影響を受けていると思われるがどうか。   ボーイフレンドの最初の方なんて絵までそっくりだ。   パクりパクられの議論は不毛である、ということを後輩に教えてあげた。   彼の偏見は直るだろうか。直るといいな。
9/9
  試験は終了。   疲れた・・・。ふと気がつけば明日はもうアニマルの発売日。   この一週間ほどのキオクがないのは幸せなのか不幸せなのか。   たぶん幸せなんだろう。鉄の意志をもって封印したベルセルクを思い出す精神的余裕もなかっ  たのだから。おかげでさして苦労もなく明日には一気に2話分読めるわけだ。   さてさて、おそまきながら「彼氏彼女の事情」を読んだ。   言葉(せりふとかモノローグとか)のセンスが抜群。   短い言葉で過不足なく、が常にできているというのは尋常ではないと思う。   「十五少年漂流記(2年間の休暇)」と「蠅の王」があとがきで列挙されてたなあ。   両方とも読んだことがある。前者は小学校、後者は中学でだけど。   前者はただ面白かった。後者は・・・どうだろう?ドロドロした、粘着質なものがべったり貼  りついてくるような不快感しか印象に残っていない。あとはホラ貝を振りかざす少年の姿。   でもいまだに忘れられない印象が残ったんだから、なにか感じるところはあったんだろうな。   そういう作品はある程度年をとってから読むと衝撃を受けるものだ。   個人的には「火の鳥」がそうだった。   さすがにこの一週間、ほとんど漫画を読んでいない。   が、キリコの最終話についてだけは言及せねばなるまい。とにかく展開が速かったここ数回。  なんとなく「描き逃げ」な終わり方になるんじゃないかと思っていたら、的中した。   十分な説明(人物の心情、世界観の設定、伏線の後始末など)がないままに、ストーリーだけ  完結させて終わってしまうことを個人的に「描き逃げ」と呼んでいるのだ。   最終話ではその一話前に比べて時間的、空間的なギャップがあることが多い。   この方法、デメリットも多いがメリットもある。最終回がやたら印象的になり、それについて  何度も何度もリピートさせることができるのだ。デメリットは、作品自体が好き嫌いの分かれる  ものになってしまうこと。   典型的な作品は・・・上の説明文を読んでいる間に思いついた人も多いだろうが、エヴァンゲ  リオンなどである。幽遊白書もこれに近いか。   俺はこういう作品は総じて嫌いである。   「説明がなくても自分で考え、解釈すればいい」等という人間もいるが、そんなことは説明が  あろうがなかろうがやる。「説明があったら自分では考えないのか?」と聞き返してやりたい。   その解釈の元となる情報を与えられていなければどうしようもないし、何よりいやなのは作者  の考えを参考にできないということだ。首肯するにしろ反駁するにしろ、雛形を与えて欲しい。   もちろん、正解か不正解かという問題ではない。自分の意見を持つことは大事である。   しかし、それと同じくらい、もしくはそれ以上に重要なのが、「世間一般で通用する意見」で  ある。とくに日本においてはその重要性は高い。意見の食い違いが容易に疎外につながるような  風潮があるためだ。   作者の考えは、この「世間の意見」に対する一つの評価を与える。   俺はそれを知りたいのだ。   というわけでキリコも傑作とは呼べない。   でもエヴァンゲリオンと違ってこちらは好きである。ストイックな設定が。   自分にとっては遊佐があの瞬間ほほえんだ理由が一番重要なんだが、うー、なぜだろう。   ある意味で遊佐の復讐はこの上もなく成功したと言えるかもしれない。ある程度の理解者とな  った遊佐を自らの手で殺したあと、庇護者を失ったキリコの人生はえらく難儀なはずだ。   その難儀さの合間に、遊佐を思いだしてキリコは泣くのではないだろうか。引き金を引いた時  と同じ涙で。   ・・・残念ながらこの涙の理由もよくわからないのだけど。   そういえばこのページ、意外なことにテレカ関係の人がよく見ていらっしゃるようだ。   テレカの交換の申し込みが最近になっていくつか来ている。   こちらから交換を申し込むときにも、「HPを拝見したことがあります」というお返事をいた  だくことがある。さすがに日記まで読んでいらっしゃるのは少ないようだけど。   もうすこしリンクを増やせばまた申し込みが増えるかな?
 

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