ブログ 07年10月〜

2007年10月26日

ITIL 2007 Conference講演無事終了でも違反が 

今日は、久しぶりの講演。 また、売り込みを含まない純粋の講演としては初めてかもしれない。 昨日は、一日、用意しておい たプレゼンの最終チェック、と言 うより、作り直しを行った。 聴きにきてくださるオーディエンスのイメージが湧かなく、準備段階で もフォーカスができなかったが、”ヒューマンスキル”と言う、実 に人間的なテーマだったので、自分の経歴と、その中での人間的 な発見をテーマに据えた。 60分の講演だったが、朝一の一応Key Note的な場であり、一番 大きな会場で、緊張もしたが、講演 の直前に、今回の推薦人である吉田社長とその友人の顔を見て、和む事ができた。 しかもその友人は以前のSoft Bank に居 た方で、私の事を良く覚えていてくださっていた。(富田節も) そのお二人が、見守る中で話す事ができ、幸いだった。  声が大 きいせいが、寝ている人 はいなかったと思う。  
次は、11月2日(JA愛知) 11月3日(TIU大学)。  それが終わってから新しいビジネスのスタートラインに着く予定。 

蛇足: 帰りがけに、気分良く、三軒茶屋の”はなまさ”で車を止め、夜の食材を仕入れて、車に戻ると、”駐車違反”、 
罰金が来る。  ちょっとネガティブになったが、講演も無事終え、如何にどんな状況でもポジティブになれるかの話をした後だけ に、一生懸命ポジティブさを維 持した。  
言うは安く、行うは難し!!  Win Win 


2007年10月24日

また一人の友人が

この月曜に、友人が急逝した。 出張先の富山で動脈瘤が原因。  
東京国際大学・国際関係学部教授 下羽友衛教授である。 私と同期だから多分59歳。 10月11日に私が大学で特別講義を行 った日に1時間近く二人きりで 話した。 大学の事、国際社会の事。 特に、下羽君は日本が国際社会の中で、とりわけアジア で置いておかれて行く存在となりつつある事を危惧していた。  地方の私立大学の一教授として、学生に中国での実習をさせた り、具体的な問題のある場での実践教育を進め、アジア人との具体的交流の中で、問題の 解決の糸口を見つけようとしていた。  問題を指摘したり、危惧したり、評論したりする輩は数多いるが、彼のように自分の出来る事の中に使命を見出し、実行 し、実 践して来た人はそう多くはいないと思う。  
口癖のように、内の学生は、学力では東大とは比較できないが、本当に良い物を持っている、それを如何に引き出すかが自分の 使命だし、それが教育の楽し さだと。 
野田一夫先生とも良く話すのだが、日本の大学教育も大学のマネージメントも実に停滞している。 多くの大学が小子化の中で、 赤字経営に陥っている。 当 然文科省が多くの補助をしたり、税の優遇処置を受けた上での赤字であり、一般の企業だったらと っくに倒産している学校ばかりである。 
そんな中で、これからの日本を考え、具体的な解決策の一つとして現場主義の教育を創造し、成果が出てきた所だった。 
下羽君の冥福を祈るばかりだ。 

残念!! 

著書として 
『学生交流が日中関係を変える』 −東アジアの平和構築へ向けてー 日本僑報社 
『地球市民になるための学び方』 −知識と行動をつなぐ学びー     日本図書センター 
『学び方・ライフスタイルをみつける本』 −アクティブな地球市民になるためのゼミ   太郎次郎社 
『HOW TO LEARN AND HOW TO LIVE』 The Shitaba Seminar Challenge SHOHAKUSHA 

他 


2007年10月19日

Standard (標準) Standardization(標準化) Stand(立つ) 

今、10月26日のITIL2007カンファランス(http://www.se-learning.jp/event/itilc/  )の準備をしている。 
ITのインフラにかかわる人の間では、このITIL(Information Technology Infrastructure Library)と言う、イギリスで誕生した書籍 集が複雑化したIT環境を整理 整頓する最も良いやり方(ベストプラクティス)だとされている。 この書籍集に基づく資格がITILのマ ネージャー資格であり、日本では100名位しか合格していな い。 
私は、この下のITILファウンデーション(保持者2万人以上)を一日の講習と試験でGetしている。 実は、この講習の時の講師が、 ITILマネージャー資格を持って いるITストラテジー&コンサルティングの吉田社長と言う方。 非常に話が上手な方で、私よりは20 歳は若く、直ぐに、友人となった。 
その吉田社長の推薦で、今回のカンファランス2日目のオープニングセッション(一応、その日の看板部分)の講演者として選ば れた。 
テーマは 『今IT業界に必要なのはヒューマンスキルの向上だ!』であり、多分吉田さんが富田を推薦する時に、このテーマをイ メージしたのだと思われる。 ま た、ファウンデーション(基礎)資格しか持っていない富田が、ITILのカンファランスでITの専門分野 の話をしても、価値は無いと考えられたのと余りにも、IT業界 は所謂 ”オタク”が多く、社会を支える最も影響力の大きいインフラ を”オタク”の塊が支えているのは、問題と考えたからかも知れない。 

こんな中で、例の赤い本の著者Jeffrey Gitomer氏との出会いの中で、”Standardization は大事じゃない” ”Standardが大事な んだ”との言葉を思いおこし た。 標準化と標準、同じ言葉の延長線と考えがちだが、考え方によっては、全く反対の意味を持つと 言う事を気がつかせてくれた。 Standardization(標準化) は、全てを同じようにしてしまう。 勿論、工場等での均一した大量生 産を行う場合には、そこでのベストプラクティスを標準(Standard)と定め、それを常に当てはめ る(Apply)するシステムを創り、 Standardization(標準化)して生産する・・・・実に合理的で正に、20世紀Ford自動車以来の、誰もが認め・採用して来た事であ  る。  
Jeffreyは、標準化と言うものは個の得意性(Uniqueness)を採用せずに、すべき事を上から与えてしまうもの。  言い換えるな ら、個人のしっかりした考えや、 規範を無視するもの。 だから個である人を機械の一部のようにしてしまう事なんだ。 それに対 して、Standard(標準・基準)とは、個々人の人間としての基準 があり、その基準に基づいて、生きて行く、行動する考え方なん だ・・・・と 
私は、成る程と言わざるを得なかった。  たしかに、ダークダックス(我らが青春の頃の4人の男性コーラスグループ)は歌い方 も、動きもシンクロしていて素晴 らしかったが、当時のアメリカの黒人4人グループ(名前を忘れた)は一人一人が異なった表情、 動きの中で自己主張をしており、一人一人の存在感から出る パーフォーマンスに圧倒された。 

そんな事を考えていたら、Stand(立つ)と言う言葉とStandardが同じ言葉から発生しているのではと思いついた。 まさに、赤子 がヨチヨチ歩きから、自力で立ち 上がり、歩き出すプロセスを見る時に、誰にも教わらずに、試行錯誤の中から、一人で立ち上が る能力を身に付ける、そして一人で歩きだす。 こんなStand (立つ)と言う、神様が人間に与えてくれた能力を、人生で初めて立 った日を出発点としてその後の長い人生の日々の成長の場面で、人間としてすべき事に充 てはめて生きて行く、そうすると多く のStand(立ちの経験)が個々人のStandard(基準、規範)の確立につながって行くのだと言う事を。  
我々は、この事を疎かにし、上から与えられたStandardを標準化してしまおうとの動きの中で、自らを確立せず、ただただ流され てきてしまったのでは無いだろ うか。 だから、標準化された狭い中での人との比較に終始し、自分にとっての幸せが何である かもわからないような、時代を作ってしまったように思う。 
自立(Stand)し、自己の行動規範(Standard)による生きる事が今、上から与えられた(Standard)の中で生きている現代日本人へ の大きなメッセージとなると思 っている。 人との相対比較でなく、自分としての絶対へ !!! 
是非、我が友である皆さん、自己を確立し、日々成長し、もっともっと個を表現して行きましょう。  Win Win !! 


2007年10月07日

前向きになるとは!!??  

9月19日から24日まで、米国へ出かけて来た。 その主目的は、8月にサンフランシスコへ行った時の空港で見つけた一冊の本 から端を発している。 
写真を参照。 だいたい新聞と本は読まないと変な自慢をしてきた自分だが、空港でチェックインを済ませた後、雑貨と本・雑誌を 置いてある店に立ち寄った。  そこに 
この布張りの真っ赤な表紙の本が平積みになっていた。 私は、赤色が大好きであり、また、この本の赤色は最も好きな色であ った。 しかも最近布表紙のノ ートにハマッテおり、表紙デザイン、絵、中の書体、大きさ、色使い、漫画、全てが、自分の好みに 完璧にマッチしていた。  最後に本のテーマも気に入った。   普通の人はは、テーマで選択するのだろうが、そこが本を読ま ない富田のユニークな所。 早速20ドルを支払い、購入して、飛行機の待つゲートへ。 パラ パラとページを捲ってみると何と、出 版元の電話番号があった。 海外でも使える携帯を持つ富田は、早速そこから電話をかける。 何の為に?  この気に入 った (ひと目惚れ)本の翻訳をしたいと考えたからです。  
幸い、担当者と話ができ、可能性があるとの返事を貰い、帰国。  帰国後、この本に書いてあったホームページをチェック、実に 素晴らしいポータルである事 が判明、この本の中にも、いくつかのポータルへの入り口の案内があり、クロスメディア(本と、イン ターネットとか複数の媒体で情報を得る)で更にコンテンツを 掘り下げる事ができるようになっていました。  関心する事しきりだ ったのですが、当座の忙しさにかまけて、暫くして、先日電話で話した人へメール、そして 電話。  どうしてもこの会社を訪問し たくなり今回の旅となったのです。 
何が前向きか?  実は、色々あって、実は、この本が既に、日経BPより昨年日本語化されと言うより、翻訳本が出版されてい る事がわかったのです。 
実にショックでしたし、何の為にわざわざアメリカまで行ったのか? と・・・・考えますよすよね。   でも、本を翻訳する、しかも、 アメリカのジョークなんかも日 本人にわかるように翻訳するのは極めて難易度が高い事であり、本の翻訳経験の無い、私が簡単 に出来る事ではなかったと思えたからです。  翻訳するの ではなく、この著者のJeffrey Gitomerさんと会え、彼の素晴らしさ を垣間見て、更に、彼の10冊以上でている本を原書で読める事が極めて幸せであると考え ています。 
前向きでしょう?  いづれもっと前向きな話も・・・・・・ 




トップへ
戻る
前へ