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東京散歩★新宿御苑編
新宿御苑  

開園時間 9:00〜16:00
休園   月曜日
入園料  大人  ¥200
     小・中 ¥50

本日の目的地は新宿にある「新宿御苑」
58.3ヘクタールという広大な敷地面積をほこる御苑内は
日本庭園、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園という3つの庭園で
構成されており、一カ所にいながらにして3カ国もの雰囲気を味わうことのできる
明治時代の代表的名園とされている。

日本庭園
上の池を中心に造られた池泉回遊式庭園。
常に手入れが行き届いている芝生には、見るからにふかふかで
つい、ごろんと寝転がりたくなるほど。
そこここに、まるで生き物がうずくまるように点在する
まぁるく刈り整えられた植木もとても愛らしい。
そして、なんと言っても好きなのがココ日本庭園から
見える高層ビル!
昔ながらの松の木や池といった典型日本庭園から
見える近代的なビルを眺めるていると、現代なのか近代なのか
はたまた日本なのか、とても不思議な気持ちになってくる。
園内に植えられた木々のひとつかの様に自然のふりして、にょきっと
生えているビル。この不自然な調和になぜだかにんまりしてしまうのである。


フランス式整形庭園
左右対称に整形された植木と
白い幹をもつ「すずかけ並木」がダーッと奥まで続く様子が
ヨーロッパの一角に迷いこんだ錯覚を覚えさせる。
今回はバラの時季ではなかったけれど、春と秋には
何種類ものバラが咲き誇り、それぞれにバラ独特の高貴な名前がつけられている。
この庭園は、冬枯れ他並木も良いけれど、
絶対にバラの時季に来るべきだ。


イギリス風景式庭園
ゆったり広がる芝生と巨木が特徴的。
天気の良い日にお弁当を持って、是非ともピクニックに訪れたい。

大温室(11:00〜15:30)
園内の中でも特にオススメなのがここ「大温室」
地球上の植物の3分の2を占めると言われている熱帯植物を
明治8年頃よりコツコツ集め続けただけあって、その種類の多さにビックリ。
御苑内を巡らずに温室を見るだけでも充分に楽しめる。

温室内は大きく分けて「亜熱帯室」「ヤシ室」「ラン室」「熱帯睡蓮室」
「花木室」の5つに分かれている。
まずは「ヤシ室」と「亜熱帯室」
自分の背丈の何倍もあるヤシの木がどーんと立ちはだかり、
その廻りをとり囲むように、熱帯独特の大きな葉の木がにょきにょきにょき。
ハートのカタチをした葉っぱや、分厚い葉っぱ、ねじれるように巻き付いて
伸びる木の幹や、蛍光色かと思うくらいに鮮やかな色のコケのついた幹
など見るもの全てに驚かされる。

数ある部屋の中でも写真に夢中になったのが「花木室」「睡蓮室」「ラン室」
オレンジ色のハイビスカスにカリアンドラという、まるで綿毛のような
ふわふわした花、黄色の睡蓮やお釈迦様が座っていそうなパラガイオニバスという
巨大な睡蓮の葉。どくどくしいまでに鮮やかな配色のされたランなど、
それぞれの植物に驚きと感激の連続。
東京では考えられないような人色の組み合わせやカタチをした植物が
実際に自然界で生存しているかと思うと改めて地球の偉大さを
感じずにはいられない。
そして、これだけ一度に見れてしまう温室は本当に素晴らしいスポットだ。
これから、温室巡りにハマリそうである。

(2002.1.19)