上白滝駅

一日に一本しか停車する列車の無いこの駅。

ここもかつては駅員がいて、多くの乗客がこの駅を利用したのだろう。

古びた木造駅舎がそれを物語る。

白樺に大きく筆で書かれた駅名標が味わい深い。

 

駅前には数件の人家があるが、明かりは無い

暗闇の中、駅だけがぼんやりと浮かび上がる。

交換設備は無く、純粋に利用客のための駅である。

やがて、旭川行始発兼最終列車がやってきた。

おじいさんが一人降り立つ。この駅唯一の利用客だろう。

暗闇の雪の中、列車は北見峠へ登ってゆく。

石北本線 上白滝駅訪問日 '01.1.5
所在地北海道紋別郡白滝村字上白滝
種別 駅員無配置駅(無人駅)
開業日 1932(昭和7)年10月1日



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