永平寺駅

山に囲まれしっとりとした雰囲気の終着駅。

今から約750年前・鎌倉時代に道元禅師によって創建された古刹

曹洞宗大本山永平寺の参拝口としてこの駅は設けられた。

貫禄のあるこの駅舎は大正14年開業時からのものだ。

使われなくなったホームが庭園となっている。

永平寺であるのに鳥居が立っているところが日本的だ。

菱形の格模様の天井。

お寺の本堂のような広い待合室を持つ。

参拝客で賑わったかつての名残をとどめている。

多くの観光客がこの古き改札口を通っていったのだろう。

永平寺までは坂を登り5分ほど

けれども列車で訪れる客はどれほどいるのだろうか。

列車を見送る。次ぎの電車は1時間後。

駅前のそば屋のくずきりがおいしかった。

京福電鉄 永平寺駅訪問日 '00.7.26
所在地福井県吉田郡永平寺町志比28字
種別 業務委託駅
開業日 1925(大正14)年9月16日



木造駅舎の唄へ トップページへ