藤田先生の函南別荘へ


東京駅に集合 さる9/6(土)〜7(日)に、中学野球部監督の藤田徹先生の静岡函南の別荘に行ってきました。2年前の9月に藤田先生以下8名で8年ぶりに集まった折に、「お前らが50歳になる年に、俺の別荘に来いや」と言って頂き、今回の50歳の遠足ならぬ遠征試合(別荘行)が決まったのだった。前日、龍ちゃん(渡辺)からは「いよいよだね(^0^)楽しみ!楽しみ!お菓子はいくらまで持って行ってよいのかな?バナナはお菓子に入るのかな?」と、誠に馬鹿なメールが入っていた。みんな、本当に35年振りの遠征試合をことのほか浮かれ、楽しんでいる。これはまさに大人の遠足ってやつだけど、まるで「サライ」の世界ですね。みんなからせっつかれるように、日程を決め、企画して、2・6・8月と試合前の練習と称して、頻繁に集まって事前準備会(要するに飲み会)をしていたのだった。特に、建美ちゃん(富桝)、じーさん(高村)がとても熱心だった

車中にて  12時に東京駅八重洲口集合。切符を買い、直ぐに大丸地下街でお土産を購入。お酒(ブルゴーニュのスパークリングワイン2、赤ワイン2、日本酒(羅生門)1、芋焼酎1)、フルーツ(メロン、巨峰)、酒の肴(からすみ、煮貝、焼き鳥45本)を買い、そばやで昼飯を食べ、こだまに乗り込む。 新横浜から女子ソフトの2名(福本さん、安富さん)が乗り込んでくる。しばし近況を歓談。熱海で在来線(東海道線)に乗り換え、函南まで一駅。駅を降りると、藤田先生がボンゴで迎えに来てくれていた。車で向かうこと20分、高原にある別荘地に到着。奥様とワンちゃん2匹が出迎えてくれた。




函南駅に到着  先生はここに奥様と2人で、2匹のワンちゃんと2匹の猫ちゃんと暮らしている。この別荘地を10年前に購入し、退職後の8年前から住んでおられる。いくつか他にも候補地があったそうだが、決めては目の前に見える富士の絶景だったという。世田谷下馬の家はお子さんが2人で住んでおり、時々上京もするが、先生の今の生活のベースは函南です。ここで畑を耕して、野菜を作っています。 先生が別荘を案内してくれる。1Fはどーんと広いリビングと和室が2室と広いキッチン。2Fには4室あり、我々のために寝室を用意してくれていた。廊下から梯子を出し、屋上ルーフテラスに上がる。高台にあり、もの凄い眺望でその日はあいにく見えなかったが、富士山を目の前に望めるとのこと。持っていったグラブをはめ、路上でキャッチボールとトスバッティングをする。バットは4番バッターのモンタ(森田)が持参した。俺自身は約20年ぶりの野球だったが、肩がまったく駄目だった。子供とキャッチボールをやっている奴ほど肩はしっかりしており、勢いのある球を投げた。サードをしていた川井君が一番いい球を投げた。お嬢さんが中学でソフトボール部にいて、キャッチボールをしているとのこと。羨ましい〜。汗をびっしょりかき、風呂に入った。天然温泉の広い風呂だった。ここからも富士山が望める設計だ。まったくもって素晴らしい。湯上りに先生が缶ビールを渡してくれ、屋上に行けと言われる。そこでしばし、みんなで談笑する。屋根裏部屋に先生の秘密の部屋があった。トレーニングルームでバーベル、ダンベル等が置いてあった。68歳になる先生は相変わらず、体を鍛えておられ、驚く限りだ。バーベルはこんなの持ち上げるのかという重さだった。

屋上にて
キャッチボールとトスバッティング  



おそろいの記念Tシャツで  6時頃より、スパークリングワインで乾杯し、宴会スタートです。この日に合わせ、川井君が自社のデザイナーに依頼して制作したオリジナル「50歳記念Tシャツ」(2種類:写真はその内の1枚です)を先生に贈呈し、みんなもそれに着替える。背中にはダイヤモンドで当時の守備位置が各人のネームと背番号で書いてあり、肩袖口にも野球ユニフォームのようにネームと背番号が入っています。デザイナーに、我々の野球部時代のエピソードを伝え、イメージしてもらった、かなり凝ったものです。隣に座る先生にガンガン勧められ、ハイピッチで酒が進む。宴たけなわ、中学の思い出の品を何か一つ持ってこようということにしていたので、それを披露し、回覧する。当時の学校名簿・写真・第1回同窓会名簿・11中60周年記念誌、等あり、それをきっかけに話題がまた広がり、盛り上がる。途中から座席にはいつの間にか、愛犬ココがちゃっかりと座っていた。犬もすっかり一員として参加しており、笑えてしまう。楽しい宴は時間の経つのも早く、あっという間に午前様に。一人抜け、二人抜け、だんだん減っていく。

藤田先生
愛犬ココ  

痛恨の腕相撲  結局、藤田先生ほか龍ちゃん、下戸なのに川井君がなんと朝方5時まで飲み続けたらしい。68歳にもなる先生の若さ、酒の強さには恐れ入る。そして奥様はなんと酔っぱらいに付き合って、ずっと起きておられた様子で、しかも朝は大変美味しい食事をご用意して頂きました。あまりに美味しくておかわりしてしまいました。誠に迷惑な客で、すみませんでした。ちなみにこの日、腕相撲で先生に挑んだ龍ちゃんは見事に粉砕されました。負けた龍ちゃんの弁:「悔しい。本当に悔しい。腕相撲で負けた。軽く勝てると思ったのに・・・。薬物検査ドーピングしてくれ!あの年齢であの怪力は信じられない。ウエイトトレーニングとプロテインで筋肉倍増計画しないと勝てない。今度は絶対に勝つ。明日のためのその一。腹をひっこめるべし。」 畏るべし68歳の腕力。

別荘前  翌朝、酔っ払ってへろへろだったけど、先生が別荘地内を案内してくれ、散歩をした。隣近所に作家のM上龍の別荘があった。龍さんはよく散歩してるらしいが、今週は来ていないようだった。いくつかの作品がここで誕生したに違いない。ほかに女性歌手のKナオコ、N達矢が主宰するOO塾の合宿所もあるらしい。
  2年前に鈴木正冶君のちゃんこや「芝松」で、集まった折に決まったこの計画。とても充実した旅でした。ともかく楽しかったという一言に尽きる。こうした時間や場所に巡り合うのが人生の醍醐味で、その為に我々は生きているのではないか、とさえ思いました。何より嬉しかったのは、卒業後35年も経て、先生ご夫妻、我々野球部7名(プラス水田君:たぶん当日参加していたに違いない)、特に遠路熊本から駆けつけてくれた西田君、女子ソフト部2名が、みんな健康で再会できたことである。健康というのは当たり前のようだけど、なかなか難しいものだ。肉体的には勿論、精神的かつ経済的にも健康でいるというのは甚だ難しい。先日、同期の竹内克太君が急逝するという悲しい出来事があったばかりだったので、尚更その思いが強かった。翌日、我々は再会を約束して、藤田先生の別荘をあとにしたのだった。

ねこ

チームTシャツ  もう一枚のTシャツにはこう書いてあります。
We are 50years old. We've been friends since the days of baseball club at Meguro Dai-juichi junior high school. Now we're 50 ! We wanna get more excited together than ever. Let's go ! 
(和訳: 俺達は目黒第11中学校野球部の仲間! そんな俺達もいまや50歳。
これからも今まで以上にはじけるぜ! レッツゴー!!)
チームTシャツ
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