熊野神社について

熊野神社

 本殿は明治42年に石造り銅板葺に改築され、拝殿は昭和42年に鉄筋コンクリート権現作りに改築されたが、古文書によると寛政八年(1796年)に境内の樹木で改築されたとの記録がある。赤鳥居は当神社の建造物の中でもっとも古いもので、文政六年(1823年)頃の建造と記録されている。おみこしは昭和初期の調製で、かつて三島由紀夫もかついだことがある。大祭は、毎年9月第一土日に行われる。

御祭神

速玉之男尊(はやたまのおのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
泉津事解之男尊(よもつことさかのおのみこと)

御神徳

福徳開運
縁結安産
厄除守護
交通安全

御由緒

 熊野信仰は、平安時代(794〜1192年)の中期より盛んになったが、公家勢力が衰え武士階級の時代、即ち鎌倉時代(1192〜)より、東国の武士や庶民の間に、西方熊野を極楽浄土になぞらえて参詣が逐次盛んになり、現在の目黒地域からも那智熊野参詣の記録がある。当神社創設の年月日は詳らかでないが、その時代、本宮の神霊を拝受して祀られたものと思われる。


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