サーリセルカにいられるのもあと1日。 私たちは、連日のオーロラ観測と昼間の遊び疲れで、今日はのんびり町でも散歩するかなどとぬるいことを考えていた。 朝食後に外の樹氷の写真やらを撮りに出かける。 むこうにスキーリフトがみえる。 あら? なんかいい天気じゃないですか? スキー、楽しそうじゃないですか? やっぱりスキーに行こうと引き返してホテルの前でスキーバスを待つ。 待ってる間やけに空気がきらきら光っている。 これはダイヤモンドダストというやつじゃありませんか? ![]() 服に付いた結晶のつぶつぶを写真にとってみた。↑ |
5分で到着。 いや〜。スキー久々。5年ぶりくらいかな。 板と靴、ストックをレンタルする。 ここのスキー場のリフトはみんなTバーというやつで、いすになってなくてT字型のバーを足に挟んでふとももにひっかけて上るタイプである。 引っかけた段階でスキーがそろっていないとこける。結構難しいのだ。 案の定こける。しかもすぐ起きられない。 はうようにしてリフトの下から脱出する。 子どもが珍しそうに見ている。どうせどうせ、フィンランドでは子どもだって滅多にこれで失敗しないのだろうよ。 2回目からは何とか成功。しかし私の顔を見ると、どこのリフトの係員も真剣な顔で 「座っちゃだめよ」と注意してくれる。絵に描いたような初心者だったのね。 |
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今日は土曜日だというのに、ゲレンデがら空き。 というよりスキー場がひろいんでしょうね。 これは初心者天国だ。 <DIFFICULT><EASY>にコースが分かれている。当然<EASY>をえらぶ。 斜度がきついところもあるけど、こぶがないので楽々。直滑降もこわくない。 でもちょっとコースからはずれるとふかふかの雪にはまって動けなくなるので注意かな。←数回体験。 |
人が少ないスキー場っていいなあ。 周りの人はみんな上手ですごい勢いでかっ飛ばしていくけど、広いのでちんたらすべっててもその人たちのじゃまにはならないし、誰も転ばないから穴に足を取られたりしないしで、周りの景色を楽しみながら実に楽しく滑れたのであった。日本のスキー場もこうならいいのに(無理言うな)。 | ![]() |
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コースをかえて何本か滑って早めにあがる。 楽しかった〜。バスの時間までだいぶあるので歩いて帰ることにする。15分くらい。気楽〜。この気楽さは「わざわざスキーウェアに着替えなくてもいい」ことも関係しているかもしれない。 だってここ、街着もスキーウェアだから。 |