◇◆◇◆ サンタクロース村へ ◇◆◇◆





温度計

ロヴァニエミの朝
(町中の温度計 マイナス13℃)

最北マック
2月14日 晴れのち吹雪

 すっきり起床。ホテルのサウナへいく。
北欧風サウナは初めて。日本の温泉にあるサウナはあついわ乾燥してるわで嫌いだが、こちらのサウナには旅行中だいぶお世話になった。体をほんわか温めてくれて温泉上がりのような気分♪
朝食を済ませて、集合時間まで散歩する。町中とはいえさすがラップランド州都。銀世界である。でも排気ガス臭い。おばあさんがショッピングカートの代わりにそりに荷物を載せてひいている。スキーで歩いている人がいる。そしてなにより驚いたのはこの雪なのに自転車で走っている人が多い。しかも結構なスピードで。・・・タイヤがスタッドレス、とか・・・?
←朝日を浴びて輝く世界最北端のマック。
(入らなかったけど)



サンタクロース村

 きのうのYさんがバスで迎えに来てくれている。おお楽。
車内でサンタクロース村の成り立ちをきく。うろ覚えだから間違いがあったらごめんなさい。先の大戦では日本と同じくフィンランドも敗戦国なのですね。戦争中も大国ロシアとドイツの間でいろいろ苦渋の決断があったわけ。で、その中で、ドイツ軍には撤退してもらうから、あなた方ももうはいってこないでねとロシアと協定を結んだフィンランドは、撤退するドイツ軍にラップランド州を壊滅的に破壊されました。州都であるロヴァニエミには建物が3つしか残りませんでした。終戦後、アメリカ大統領夫人がこの地を訪れてあまりの惨状に心を痛め、この地の復興に役立てられないかと昔からこの地にあったヨールプッキの伝説(全くうろ覚えですが冬至の頃おじいさんの姿の妖精がプレゼント云々とかいう)とサンタクロースを結びつけてつくられたのがこの村だということであった。フィンランドはその後驚くべき早さで復興して、いまはこの村の収益は世界の子どもたちのために使われているそうです。


北極圏の目印  ここから左が北極圏。
「ね、こっちのほうがさむいでしょ〜」
とお茶目なYさん。
ほんとはすこしずつずれているから実際の北極圏はもう何キロかむこうらしい。
2つのポスト
郵便局

 世界各国の子どもたちから送られてきた手紙は自由に閲覧できる。
サンタメールを申し込むのもここ。
友人の子供たちに1通申し込んでみた。驚けよ子どもたち(笑)。
写真のポスト、黄色いのは普通のポスト(フィンランドのポストは他のもこういう色)、赤いのに投函された手紙は次のクリスマスシーズンにつくように送ってくれる。
サンタ切手、オーロラ切手

 ここではいろいろなポストカードも売っているのでその場でカードを書いて送ることもできる。切手はオーロラとトナカイ、サンタクロースの2種類。送ったさきの友人の話によれば消印もかわいらしかったらしい。しまった。自分に送っておけば・・・。
切手



サンタクロース・オフィス
サンタクロース・オフィス

 本日のメインイベントである。
本場物のサンタクロースに会うのだ。サンタクロースはトルコの聖人サンタニコラウスがどうのこうのなんて言う話に耳を貸してはいけない。この中にいるのがほんまもんじゃ。
 さて、ほんまもんのサンタさんはとても大きかった。一緒に記念撮影(有料・17ER データをFDにいれてもらうと追加で3ER)をしてもらったのだが我々の肩に掛けた手が嘘のようにでかい。ちなみに個人のカメラでの写真撮影は禁止だがビデオ撮影はオーケーらしい。”「おっはー」をするサンタさん”などという貴重な映像はうちの家宝になるであろう。日本語もお上手である。
・・・・・今思い出したが、夫、そのときサンタさんに「妻に週4日15分のマッサージをする」という約束をさせられていたのだが・・・・。


 サンタさんからプレゼントをもらったこともなければ、テーマパークもさほど好きでない我々は、正直言ってあまりここを楽しめないだろうと思っていたのだが、なかなかどうして楽しかった♪ もし自分が子どもだったらもっと楽しかったであろう。ちなみにサンタさんは子ども相手の方がやる気がでるようです。当たり前か。子どもたちとはなすサンタさんはなんだかとてもいきいきしていたよ。
いい天気 道
トナカイ発見  サンタクロース村のはずれにはトナカイ牧場がある。そこでは1頭も見つけられなかったが 林の中につながれているのを発見。ここでもトナカイそりができるみたいだ。
全くの余談ですが後日サーリセルカのオーロラ小屋で一緒になった方の話。サンタ村でサンタさんに「サンタさんはトナカイを食べるんですか?」という衝撃的な質問をした人がいたらしい。
 ごらんの通りの快晴。ロヴァニエミでも最近は雪の日が多くてこんなに青い空を見たのは久しぶりとのこと。これはいいんじゃなーい?今日のオーロラ。と期待。
トナカイランチ(!)をいただいてYさんとはお別れ、一路バスでサーリセルカへ向かう。雪景色が美しい。が、空にだんだん雲が多くなってきた・・・。

300キロくらいでしたか、走りに走ってついたサーリセルカはやっぱり雪。昨晩に引き続き体力温存である。

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