Exposition//It came from the night.


Scene 1 (アクア・逆位置)

GM:シーンは……アクアの逆位置。シーンプレイヤーはシャイニー。
シャイニー:はい。
GM:シャイニーはあの事件の後、あっさり領主として認められました。やっぱコロナなわけだし、家においといて相続争いとかでもめるよりは、小さい領地に押し込めとけ、ってのもあるんだろう。
シャイニー:私にはその辺の事情は関係ないけどね。
GM:では正式に領主となってから1週間がたちました。ある嵐の晩、扉をどんどんどんと叩く音がする。
シャイニー:(おもむろに)チェバス、何があったか見てきてくれないか。
GM/チェバス:(震える声で)「か、かしこまりました旦那様……で」
シャイニー:で?
GM/チェバス:「で、何でしたかな……」
シャイニー:……ビットくん、頼む。
GM/チェバス:「ところで旦那様、お夕食はいかがなさいますかな」……ってちなみに今は夜の11時(笑)。
ジューダス:ばあさんメシはまだじゃったかいのぉみたいなノリやね。
シャイニー:そうだなあ、どうも1人ぶん必要になりそうだから(笑)、用意しておいてくれ。
GM/チェバス:「はあっ、か、かしこまりましたですじゃ」
コロ:……他の人に頼んだら?
シャイニー:いや、他のは今走っていっちゃったから(笑)。
GM:で、まあビットくんが戻ってくると、「旦那様、人が倒れております!」
シャイニー:わかった、すぐ行く、と駆け出す。
GM:玄関ホールにいってみると、倒れているのはうら若い女性です。……えーと、この時代女性って騎士になれたよね。
シャイニー:真教の神聖騎士団とかだったら女の方が偉いし。で、彼女はどんな具合?
GM:ビットくんによれば、とりたてて外傷はないみたいだけど、身体が衰弱しているようだ。服を着替えさせて食事とらせて、火にあたらせればいいんじゃないかと。
シャイニー:彼女の方はビットくんに任せて……食事の方が心配だな。
GM/チェバス:(ぷるぷる震えながら)「はっ。い、今、パンを切っているところですじゃ」
シャイニー:――ああ、もう夕食は私が作るから……。
GM/チェバス:(ナイフを振りかぶるポーズ)「きえーっ!」
ジュリアン:きえーっ、じゃないきえーっじゃ!(笑)
ファリィ:(見かねて)あ、あのぉ、登場判定してよろしいでしょうか?(笑)
GM:あ、ファリィはちょっと待ってください。できればビットくんの方に。
シャイニー:着替えさせるのに女手がないと(笑)。というわけで、彼女はビットくんたちにまかせて、食事を作り始めます。
GM:じゃあここでシーンを変えます。


Scene 2( ルナ・逆位置)

GM:シーンプレイヤーはファリィに移ります。
ファリィ:というわけでいきなり起こされて。「はいぃ。何かあったんですかぁ?」
GM/ビット:「すみません、女の方が倒れてるんです。すぐに来ていただけませんか?」
ファリィ:はい、わかりました。今行きます。カーディガン羽織ってビットくんの後についていきます。てこてこてこ。
GM:で、広間にやってくると、暖炉の前に鎧を着た女の人が寝かされている。「はい、これがお洋服です」って、ビットくんが着替えさせるわけにいかんので(笑)。
ファリィ:つまり1人でやれと? 別にいいですけど……。
GM:ところで鎧の外し方ってわかる?(笑)
ファリィ:(困って)あのぉビットさん、鎧だけでも外していってくれませんか? 鎧ってじかに着てるわけじゃないよね?
ジューダス:それじゃまるっきり一昔前のビキニ・アーマー(笑)。
ジュリアン:服着て革鎧着て、それから金属鎧着るんですよ。
ファリィ:じゃあ革鎧まで脱がせてくださあい(笑)。
GM:じゃあビットくんが鎧外してくれます。
ファリィ:着替えさせながら、傷の様子なんかも診ますけど……。
GM:傷はないです。
ジュリアン:疲労とか?
ファリィ:じゃあ魔法は特に必要ないですね。着替えさせて寝せます。
GM:彼女はうなされている。少し熱もありそうだ。
ファリィ:ビットさん、暖かい飲み物と薬を頼みます。
GM:え? 頼むならチェバスに頼まなきゃでしょ(笑)。
ファリィ:ええっ? いや、でもほら、この場にいないし(笑)。
シャイニー:呼べばいいの。来るのは早いんだよ(笑)。
コロ:来るのだけは(笑)。
GM/チェバス:「は、お、お呼びになられましたかな……ごほごほげほっ!」
ファリィ:あ、あのぉ、やっぱ包丁持って来るんでしょうか? コワイんですけどぉ……じゃあチェバスさん、お願いします。
GM/チェバス:「はあっ、ただいま……で、どちらさまでしたかな?」
ファリィ:……ファリィです。
GM/チェバス:「ああ、ファリィさまでしたな……で、何のご用でしたっけな?」
一同:駄目じゃん(笑)。
ファリィ:やっぱりビットくんに頼みます(笑)。それで自分は彼女の看病をします。
GM:他に登場したい人は?
シャイニー:そのころ領主様はひたすら料理をしている(笑)。
GM:小さい村だからね、ここ。鉱山閉めちゃったし。
ジュリアン:しかも山賊出るし。
シャイニー:……は? 山賊はもう出ないでしょ?
ジュリアン:出るよ。俺が出ると言ったら出るんだよ!(一同爆笑)
GM:それはやめとけ!
シャイニー:発覚したらDP10減らすとか(笑)。
GM:発覚しなくても闇の「鎖」をプレゼントだ。それはともかく、ファリィに言い忘れました。彼女の鎧とか剣とかについているのは、君と同じ教会のホーリーシンボルです。そして彼女は小さく呟きます。〈知覚〉は……しなくていいか。彼女は「先生……エスト先生……」と呟いているようだ。
ジューダス:……げ。
GM:はい、そこにいない人は口をださない(笑)。シーン変えます。
シャイニー:あ、その前に「物忌み」していい?
GM:このシーン出てないっけ?
シャイニー:ずっと料理してたから(笑)。


Scene 3( ウェントス・正位置)

GM:えーと、シーンプレイヤーはコロね。
コロ:え?
GM:コロはネモの留守中シャイニーのところに預けられてるんだな。で、お兄ちゃんも帰ってこないし、そろそろ退屈だなあ、と思ってたところだ。
コロ:えぐえぐ。でも夜中だから寝てる(笑)。
GM:〈知覚〉してみて。
コロ:ダイス1個で7以下は……あ、出た。
GM:じゃあ君は扉を叩く音で目を覚ましたわけだけど、さらにかすかな血の臭いと、誰かが走り去ってゆく足音に気づいた。
コロ:んん? ドア開けて左右を見まわしてみる。
GM:するとビットくんとチェバスさんがすごい速度で駆けぬけてゆくわけですけど。
コロ:……チェバスは全然すごい速度じゃないと思うんだけど……とりあえずどっちかを捕まえて話をきく。
ファリィ:(ぼそっと)例えて言うなら、素早く動く魚と、のんびりした魚どちらを捕まえるかという……。
ジューダス:元気な魚ならご存命、ダメな魚なら衰弱死(笑)。
コロ:遅い方でいいや(笑)。ねえ、何かあったの?
GM/チェバス:「はあ、何かありましたかな?」
コロ:それはこっちが訊いてるんだけど。
GM/チェバス:「食べるものは今は……パンとシチューしかありませんが……」(笑)
コロ:えっ、パンとシチュー?! ……っていや、そーゆーことでなく。
GM/チェバス:「……で、何でしたかなぁ?」
コロ:えーと、結局何があったの?
GM/チェバス:「ですからパンとシチューが……」(笑)
ジューダス:それはもうええわい。
コロ:やっぱり速い魚を捕まえます(笑)。
GM/ビット:「えーと、女の人が倒れてたんです。今ファリィさんが看病なさってますが」
コロ:その人ケガしてたの?
GM/ビット:「いえ、特には……」
コロ:んん? おかしいなあ……気のせいかなあ。
GM/ビット:「よろしければご領主様にお話なさったらどうですか? 今日はまだ起きてらっしゃいますし」
コロ:はーい、そうします。シャイニーどこかな?
ジュリアン:(いきなり)うーん、今日は我ながら良い出来だ。
シャイニー:まずお湯を沸かして、ネギを刻んで……(笑)。
ファリィ:るんるるんるるん♪てな感じですね、領主様(笑)。
GM:はいはい、そーゆーことは他のシーンでやってね。シーン変えますよ。
ジューダス:やけにシーンがよく変わるんだね。
GM:はっ、なるべく経験点を多く与えようという方針でして。
シャイニー:で、自分もいっぱい経験点もらうってことね。
GM:……シーン変えます。


Scene 4 (レクス・正位置)

GM:ところでジュリアンなんだけど、ホントに山賊やってんの?
ジュリアン:とりあえずシャイニーの屋敷には住んでない。鉱山のあった山に住んでる。
ジューダス:あそこ岩山だぞ。住みにくいぞ。
コロ:テントとか建てて?
ジュリアン:ちゃんと家造らせてるよ、AとBに。
一同:こらこら!(笑)
ジューダス:そこまで手下化していいと許可した覚えはないが……(笑)。
ジュリアン:(無視)もう2ヶ月もたってるから、家はできてていいよな?
GM:いいけど……で、普段何やってんの?
ジュリアン:竹刀持って、「おらそこ、腕立て伏せ休むな! そんなことじゃ山賊デビューは遠いぞ!」とか怒鳴ってる。
コロ:だからデビューしてどーするよ(笑)。
ジューダス/ハンス:「ししょー、そりゃないっすよぉ」
ジュリアン:うるさい、おまえらがそんなことだからダメなんだ。こないだもちょっと雨降って崖崩れが起こったくらいでできなくなっちまったじゃねえか!
GM:……何が。
シャイニー:山賊が、でしょ。
ジューダス/ハンス:「師匠の言うことは無茶なんですよぉ。少しアタマ使ってくださいよもぉ」
ジュリアン:うるさい! 獅子だってあの坂を下れるんだ! 俺たちにできないわけはない!
ジューダス/ハンス:「じゃあ師匠も背中のロケットとってから下ってくださいよ!」
ジュリアン:……腕立て伏せ20回、20セット!!(一同爆笑)
GM:(笑いつつ)いや……もぉ何でもいいけど……とりあえず夜なんで、今は寝ててくれ。で、君は何だか妙な物音を聞くわけなんだけど。
ジュリアン:ん? じゃあ起きだして物音がした方に行ってみる。
GM するとどっ……と音がして、君は吐き気を覚える。
ジュリアン:「この感覚は……殺戮者……」とか呟きつつ見に行く。
GM:ちなみに、吐き気はすぐおさまる。見に行ってみると、AとBがせっかく作ったアジトの外壁に、神様を冒涜するような言葉が書きなぐってある。
ジュリアン:この世界の人って信心深いの?
GM:それなりに。何せ神様が実在してた世界だし。
ジュリアン:許せん……山賊の神を汚すとは!
一同:どこの神じゃ(笑)。
ジュリアン:(構わず)あたり探す!
GM:真っ暗だけど?
ジュリアン:真っ暗でも探す。だって信心深いんでしょ?
GM:(苦笑)まあマーテルみたくなる必要もない。
シャイニー:山賊って時点で信心はかなりアヤシイと思うけど?
GM:いやあ、コイツら山賊って口で言ってるだけだからなあ(笑)。
シャイニー:そうなの?
ジュリアン:何つーか、憧れなんですよ!
コロ:憧れるなそんなもん。
ジュリアン:違いますって。梁山泊みたいなのが憧れなの。
ファリィ:(ぼそっと)それでAとかBとかハンスくんなんですか……?
ジュリアン:そこらへんは、それはそれであれはあれだ。
GM:どんなんだよ。とにかく、ざっと見まわしたところでは誰もいないようだけど……AとかBとかにも探しに行かせる?
ジュリアン:危険だから行かせないよ。
GM:何ぃ?! 部下思いだコイツ(←意外だったらしい)。
ジューダス/ハンス:「じゃあ僕ならいいんですか師匠」
ジュリアン:おまえも元力が使えるようになってからだ。
ジューダス/ハンス:「師匠……(うるうる)」
ジュリアン:そしたらセプテントリオンに高く売れそうなのに、もったいない!
一同:(爆笑)
ジューダス/ハンス:「あんまりだぁ!(泣)」
GM:はいはい、いいからいいから。で、君は夜で嵐で山の中なのに、その辺探しまわるわけだね。じゃあちょっとシーンを変えて……。
ファリィ:はあい、物忌みしまあす。
シャイニー:……さてそろそろ火加減を……♪(←まだやってたりして)


Scene 5 ( コロナ・正位置)

GM:じゃあ最後、ジューダスね。君はこの村に用事があるのだよ。
ジューダス:何の用事があるんだか?
GM:伝令。とゆーか、賞金首を追ってきたんだけど、それがガセネタだったのだ。で、都の方に戻ろうと思ったんだけど、金がない(笑)。
ジューダス:うーむ……(笑)。
GM:仕方がないので〈禿鷲の巣〉に行ってみたら、「しょーがねーな」という感じで伝令の仕事をもらったのだ。
ジューダス:(ふと)このキャラって暗殺者ギルド抜けた後、賞金稼ぎやってんの? レクスは未来だけど、いいのかなあ……。
GM:あれ、そうだっけ? でもディアボルスでこれという職業も難しいし、とりあえず導入だけだから。
ジュリアン:(いきなり)何? 賞金首?
ジューダス:いや、狩る方。
ジュリアン:ちっ。
ジューダス:ちっ、て何じゃそりゃあ。
GM:まあまあ、いいじゃないですか。一歩間違えれば「首」の方だからこの人。
ジューダス:やかましわ!
GM:それはともかく、はい、シャイニーさんにお手紙お届けね(笑)。
ジューダス:やれやれ。面倒くせえなあ。
GM/トリアイクス:「そんなことを言うものではないぞ。だいたい、元はと言えば考えなしに旅費を使うおまえが悪いのだ」
ジューダス:止めなかったじゃねえかよ!
GM/トリアイクス:「おまえにいちいち付き合うのは労力の無駄だ。私は寝るから、あとは勝手にしろ」で、ぷつっ(笑)。
ジューダス:……いいんだいいんだ俺なんて。どうせこんなド田舎でのたれ死んで終わるんだ……。
シャイニー:悪かったねド田舎で。
ファリィ:あ、いじけてるいじけてる。
GM:で、剣も道案内してくれないことだし。近道と思って入りこんだ山の中で、迷うんだなこれが(笑)。
ジューダス:……ううう……(泣)。
ジュリアン:はあい、登場判定していいですか?
GM:ん、てゆーか強制登場してもらうつもりで……。
ジュリアン:(GMが言い終わる前にころころ)成功です。
GM:……失敗してたらシナリオどーしてくれるつもりだったんだ(笑)。とりあえずその勇気に敬意を表して(山札をめくる)逆位置あげる。
ジュリアン:やったあ、初の逆位置!
シャイニー:何で喜ぶの(笑)。
GM:とりあえず出会ったけど、暗くてお互いの顔はよく見えない。
ジュリアン:(構わず)俺はここを根城にする山賊のジュリアン!
一同:おいおい(笑)。
ジューダス:うさんくさそーに「あァ? 山賊ぅ?」と顔をしかめる。で、私の声が向こうに聞き覚えあるんですよね。
GM:じゃあここでピカッと雷が。お互いの顔が見えるぞ。
ジュリアン:あっ、おまえはジューダス!
ジューダス:えっと、(ころころ)〈知覚〉は5で成功。ちなみに剣も成功。そーゆーおまえはジュリアンか? 相変わらず悪いことしてんのかおまえ。
ジュリアン:いや、とりあえずまだだ。
ジューダス:おい(笑)。
ジュリアン:それはそーとおまえ金返せ。
ジューダス:ええっ?!(笑)
ジュリアン:俺はおまえに対して「貸し」の因縁があるんだぞ。
ジューダス:いやいきなりそー言われても。持ち合わせがあったらそもそもこんな山奥にいないわけだし俺(笑)。
ジュリアン:わかった。ではとりあえず手伝え。
ジューダス:は? 何を?
ジュリアン:今ここいらに殺戮者がいたのだ。おまえ何か感じなかったか。
ジューダス:いや? 特に何も?
シャイニー:(ぼそぼそ)さらっと妙な会話してますねこの2人。
コロ:(ぼそぼそ)「殺戮者」とか言っちゃっていいの?
ファリィ:(ぼそぼそ)ねえ。
ジューダス:(←聞いてない)「おまえはどうだ?」と声に出さずに剣に訊いてみるけど。
GM:しーん。
ジューダス:あ、無視する気ね。じゃあやっぱり俺は何も感じなかったが。
ジュリアン:そうか……仕方ない、今夜は帰るか。ところで、おまえこそこんなところで何をしているんだ。
ジューダス:ここいらにシャイニーって人が住んでるだろ? 手紙を届けに来たんだが。
ジュリアン:そうか、シャイニーなら俺の知り合いだ。
ジューダス:それは助かった。ついでだからさ、一晩泊めてよ。
ジュリアン:それは別にかまわんが……。
ジュリアン:(かぶせて)そっかそっか。そんじゃ厄介になるよ。
ジュリアン:……かえって屋敷からは遠くなるけど、いいのか?
ジューダス:え?
GM:……も、もしかして、アジトって山頂にあんの?(一同笑)
ファリィ:あのー、それはこのまま歩いてこっちに来ちゃった方が楽とかいいません?
コロ:どー考えても、そーだよ(笑)。
ジューダス:……でも道間違えてるから、そんなことには気づかないんだろうなあ……(笑)。
ジュリアン:よし、ちょっと身構えろよ。
ジューダス:は?
ジュリアン:いや、だからちょっと身構えてくれと(笑)。
シャイニー:ああ、そーゆーことね(笑)。
ジューダス:(←わかってない)はあ?
ジュリアン:だからね、ロケットで一気にごーっと。
一同:(爆笑)
ジューダス:やめろぉ! 俺をどこに連れていく気だああぁっ!
ジュリアン:なに、これならひとっ飛びで……(ころころ)。
シャイニー:おい。
コロ:墜落してるしこの人。
ジュリアン:うむ。雨の日に飛ぶものじゃないな。
ジューダス:それですますなぁ!
ジュリアン:(いっころ)あ、でかい。C(クラッシュ)の9点。装甲値引いて7点……おお、HPが半減した(笑)。
GM:おいおい……。
シャイニー:(ジューダスに)こっちも7点かな?
ファリィ:ってゆーかこの人たち……。
コロ:……バカ?(笑)
ジューダス:俺を一緒にするなあ!(笑)
GM:ま、そんなこんなでぼろぼろになりながら、アジトについた、と。ここでシーン変えます。次の朝に……。
コロ:あ、例の血の匂いの話、シャイニーにしてないです。
GM:ああ、じゃあもう1シーンいきましょう。


Scene 6 (オービス・逆位置)

GM:じゃあシーン・プレイヤーはコロ。
コロ:領主様を探しに行きまあす。で、台所に来てみると……。
シャイニー:(登場判定をして)うん、まだ料理中ですね。うむ、やっぱり男は生肉だよなうんうん、とか言って(笑)。
ファリィ:例のCMみたいなノリなんですよね。
ジュリアン:(小声で)あらこんなーとっころになまにくが……♪
シャイニー:キャベツは……よくわからんから丸ごと入れよう。塩は適当に入れれば適当に食えるだろ。
GM:おーい。
コロ:あ、なんかおいしそう……。
GM&シャイニー:マジか?!(笑)
コロ:いや、きっと匂いはおいしそうなんだよ。
ファリィ:匂いは(笑)。
GM:(シャイニーに)さて、その時物音がするわけだけど。
シャイニー:ん? どうかしたか、コロ。
コロ:んっとねえ、さっき女の人が行き倒れてたって聞いたけど、その人って別に怪我はしてなかったんだよね?
シャイニー:ああ、ビットはそう言っていたが。
コロ:あのね、さっき目が覚めたら血の匂いがしたの。
シャイニー:何だって? よし、料理を頼む。
コロ:……え?
シャイニー:俺はちょっと調べてくるから。と、問答無用で駆けだして、シーン退場します(笑)。
コロ:ええ? そんなことしたら……。
ファリィ:全部食べちゃう。
コロ:うん。
一同:こらこら!(笑)
GM:あ、焦げちゃった、とか言って証拠隠滅。
コロ:意外とおいしい……。
GM:どーでもいいんだけどさぁ、これでシーン変えですかい?(笑)
一同:ですね(笑)。