** H1 グランプリ Girl's Side **
 

(ラキ: チュートリアルです! 下の項目を選んでください!)
1.
はじめに 〜「H1グランプリ Girl's Side」について〜
2. 使用上の注意
3. 登場人物(PC & NPC)
4. 追加ルール(つか,重いですよこのトップページ…)


 

1. はじめに 〜「H1グランプリ Girl's Side」について〜

 わりと長い話になりますので,面倒な方はとばして先にお進みくださいませ。
 「……なんなの,このタイトルは?」と疑問に思われた方だけお読みください(笑)。

 そもそも,コトは松井が所属するTRPGサークル,陽閣楼の飲み会にさかのぼります。そこで「果たして『ヒロイン』とは何ぞや?」に関し,松井,久島さん
(諸事情につき仮名),ユウキさん(同じく仮名)の意見が対立しました。各人が何を主張したかはあまりにバカバカしいので省きますが,ともかく議論は平行線。「おまえはヒロインというものがわかってない!」と指をつきつけて怒鳴りあう始末です。

 そこで,酔いとその場の勢いに任せ,「H1グランプリ」が企画されました。HとはHeroineの略。ユウキさんをGMにしてTRPGをやり,その中で松井と久島さんがそれぞれ「自分が
萌え〜☆なヒロイン」を演じます。そしてどちらの抱くヒロイン像が萌え〜☆であるか,第三者である「主人公くん」に判定してもらう。
 さらには松井がリプレイを書き,読者さまにもそれを判定していただく。
 そういう,極めてバカっぽい企画でありました。

 ……これが,途中まで実現しちゃったんですね。
 まず「主人公くん」を無理やり調達し(←すげえ嫌がってました(笑)),さらにはノッてきた3人のヒロインを加えて総勢7人。わりと狂気のようなプレイでした(GMの名誉のために述べておけば,シナリオ自体は面白かったんですよ。でも……ねえ)。
 ……結論から言うと,勝ったのは松井でも久島さんでもありませんでしたが。

 で,リプレイはどうしたかって?
 松井あんまり思い出したくありません(笑。なお私は「途中で逃げ出した」と一同の轟々たる非難を浴びました)。および,GMも他PCもあまりリプレイ化に意欲的ではないので,いつの間にか自然消滅しました。
 てゆーかまさしく萌えるゴミ。1人「書け」という人がおらんではないですが。

 ここまでが,「『H1グランプリ』とは何ぞや?」という話。
 では「H1グランプリ Girl's Side」とは何でしょうか。

 ある日,陽閣楼が終わって夕飯を食べているとき。
 松井を含めた女性陣が集まっているテーブルで,大谷先生
(しつこいようだが仮名)が口を滑らせました。

「H1のガールズサイド版とか,おもしろくありませんか?」
 
 こうして,「H1グランプリ Girl's Side」は生まれました。
 「主人公」は女の子。先般の「ヒロインたち」にあたるのは全員
美形の(←ここ重要)お兄ちゃんズ。「H1グランプリ」がTRPG版ギャルゲーならば,こちらはTRPG版乙女ゲー。よって,この場合のHはHeroの略ですね。

 ……それだけの話です。なんだかなぁ(笑)。

 他につけ加えることがあるとすれば,GMもプレイヤーも
全員女性だということくらいでしょうか。いわゆる「女性による女性のためのTRPG」。
 というか,まぁ
「女6人集まればこんなもん」と思っていただければ幸いです(笑)。


2. 使用上の注意

 このリプレイは80パーセントがたノリだけで形成されています。不真面目なセッションは許せない!という方は,閲覧をご遠慮くださいませ(目安で言えば,ウチのPPPリプレイがOKな方はOKと思われます)。
 アニメネタ,ゲームネタも多いです(つか,松井がプレイ当時何にハマっていたのか如実に現われておりますな……)。まぁ私のリプレイは普段からヤバイくらい多いけど,今回はあまり にアレだったので注釈とか入れてみて……焼け石に水というか,火に油というか(笑)。
 あ,ただ「このキャラのモデルは……」的なセリフが頻出するのは,ネタ萌えというより,事前打ち合わせにわかりやすい「キャライメージ」が必要だったせいです。
 そのへんご容赦を,ってか
事前打ち合わせやったのかよおまえら!(爆笑。てか,1ヶ月くらいかけてやったさ!)
 また,あくまでギャグではありますが,多少
「女性向け表現」が入っていなくもなかったり(注:PCやNPCがやってるわけじゃありませんよ)。……私はこれくらいはOKだと思うのですが,もうちょこっとネタにされているだけでもイヤ!という方も,まあ閲覧はされない方がよろしいかと。
 え? 何? 「女性向け表現」の意味がわからない?
 ……えーといわゆる「一部の女性が作る同人誌的表現」ということです。(←なおさらわからねえよ)


3. 登場人物紹介

 PCのイラストはすべて「鬼こごめ」のリュイくんに描いていただきました。(上のラキもねっ)
 GM&PCたちからの注文攻撃にもめげず,本当にありがとうございました!(ちなみに彼女もプレイヤーの予定でしたが,当日インフルエンザにてあえなくダウンされてたり……)。

 ◆ PCたち
 


 

進藤かおる Kaoru Shindo

 性別:女 年齢:16歳
 メインクラス:ヒロイン1/サブクラス:ヒロイン1
 GMの陰謀により突然異世界に飛ばされてしまった女子高生。つまりいわゆる「異世界の少女」。一応ヒロイン,ただしちょっと王道からは外れているかも。前向きなのはいいが,わりとやかましい。
 


 

ジーノ Jino

 性別:男 年齢:18歳
 メインクラス:ウォーリア3/サブクラス:ナイト2
 「旗本の三男坊」を地でいく下っ端(本人談)騎士。名家の末っ子で,かなりの甘えっこ。明るくマイペース。横暴女王に脅されて一行に参加するものの,何だかとんでもない方向に……。
 


 

フレイ Frey

 性別:男 年齢:17歳
 メインクラス:トレジャーハンター3/サブクラス:アーチャー2
 孤児たちを養うため,遺跡荒らしや盗賊稼業に手を染めている少年。何故か関西弁でしゃべる。気さくで明朗快活だが,わりと苦労人でもある。ヒロインに以前会ったことがあるらしいが……?
 


 

ジョエル・ハーシュマン Joel Hershman

 性別:男 年齢:12歳
 メインクラス:ウィザード3/サブクラス:ウィザード2
 前代「異世界の少女」に関わった英雄の曾孫。パーティー内最年少の12歳だが,もっとも理知的にしてもっともツッコミ回数が多い気の毒な人。お子様扱いされたくないお年頃のお子様。
 


 

ティーグル Tigre

 性別:男 年齢:25歳?
 メインクラス:
ナイト3/サブクラス:?2
 
何らかの呪いを受け,白虎の姿で長い年月を過ごしてきた謎の青年。年齢不詳,正体不明。しかも本人が極端に無口なため,さまざまな疑惑がつきまとっていたりいなかったり。通称は虎さん。寅さんではない。
 


◆NPCたち


アルジェント
 
フレイに怪しい依頼をした謎の青年。金髪に白い服の気障ったらしい男。声が子○武人な時点ですでに悪役っぽいとかナントカ。
女王様
 
今代の女王陛下。イロイロな意味でイイ性格。本編には何ら関係がないが,名前はフェリシア。
ラキ・チュートリアル
 フェアリーの少年。初心者に説明することを生業とする,チュートリアル一族の出身。諸事情により(ってオイ…)某パイロットに酷似している。
マレウス・マレフィカルム
 王国騎士団長。わりと実直っぽい。しかしネーミングは脊椎反射的(あう)。
ナカジーマ
 王国の拷問吏? 極刑する人。エモノは万年筆かボールペンか。
ファーガス
 ジョエルの執事。戦闘になるとマッチョバージョンに変形する。
ジャック
 フレイんとこの孤児院の子。10歳。ちょっと生意気。
ベアトリス
 同じく孤児院で暮らす女の子。8歳。難病に侵されている。
エドワード・ハーシュマン
 ジョエルの曽祖父。2回目に「世界の門」が開いたとき,異世界の少女を改心させて門を閉じさせた,と言われる英雄。
メルクリオ
 エドワードのお師匠。「門」を開けようとした魔道師。さらに……。
ローゼリット
 2人目の「異世界の少女」。愛称はロゼ。
シリウス
 メルクリオやローゼリットの仲間と思われる騎士。
マリア
 初代の女王様。ある意味諸悪の根源かもしれない。
エド
 謎のネズミ。赤いチョッキを着ている。
イヴォワール
 通称はエヴァ。メルクリオの娘であるらしい。無口無表情系美少女。
火村和希
 もしくは和兄ちゃん。かおるちゃんの幼なじみで,病死した少年。



4. 追加ルール

 
このセッションは基本ルールとして『六門世界RPG』(安田均監修,加藤ヒロノリ/グループSNE著,富士見書房)を使用しています。ただし,追加ルールとして「好感度システム」を採用しました(まぁ,ギャルゲー&乙女ゲーのお約束ってことで……)。
 世界観その他は『六門世界RPG』(および『モンスター・コレクション』シリーズ)とまったく関係ありません。すいません,要するに判定に『六門世界』を使っただけとも言いますです……(平身低頭)。

(1) 好感度システム
 誰かが自分にとって「友情を感じる」「愛情を感じる」行動をしたら,それぞれ「友情ポイント」と「愛情ポイント」を対象に渡す。もらったポイントは,いわゆるヒーローポイントとしても使用が可能。
 両ポイントは,GM含め各人がゲーム開始時に一定量を持つ(GMがあげる場合は,主によいロールプレイに対するボーナス)。
 ヒロインからPC,PCからヒロインにあげる友情&愛情ポイントは,「好感度」としてGMがカウントし,ヒロインが最終的に「お相手」を選ぶ際の参考とする。
 余談だが,「H1グランプリ」の場合このポイントの単位は
「もえ☆」。「H1グランプリ Girl's Side」の場合は「きゅん☆」である(ああもぉ……)。

(2) 友情&愛情ポイントの使用
 自分が持っているポイントを消費すると,以下のことができる。
  スペル枠(MPの一種)の回復:友3点につき1点,愛1点につき1点回復
  BPの回復:友3点につき1点,愛1点消費につき1点回復
  ダメージの打ち消し:友5点もしくは愛2点消費によりダメージの打ち消し
 これらは基本的に自分自身にしか行えない。

 また,ヒロインがPCを1人指名し,愛を3点消費することにうよって,いわゆる「必殺技」を使用することができる。指名されたPCはそれぞれ決められた「必殺技」を使い,判定を行うが,このとき,自動的にアクションが消費され「行動終了」状態になる。
 必殺技の効果は以下の通り。
 ジーノ:近接攻撃のダメージを前衛全てに適用する。さらに,対象の追加防護点を−1D6する。
 フレイ:ダメージを敵全体に適用する。
 ジョエル:PCたちが先攻になった時のみ有効。敵の後攻ターンをスキップする。
 ティーグル:近接攻撃のダメージを+3D6する。さらに,対象が防御判定の後受けたダメージを,真後ろの後衛にも適用する(このダメージに対する防御判定は不可とする)。


 改めまして,プレイヤーの皆さん,リュイくん,ついでに陽閣楼にてH1に関わった皆さんに御礼を申し上げます。
 では,こんなんでも構わない,読んでみるか!という方は先へお進みください……。