履歴、雑感など 年目

起 2006/12/31

更新 2007/12/29

 

 

2007/12/29

 雨の夜明けです。年末のお掃除には向かない天気です。午後には止むとの予報ですから、それに期待…

 

 昨日は妻のお供で、暫く振りに五反田TOCの書道用品店に遠征しました。墨液や筆、半紙や書初め用紙などを仕入れたのですが、公立の小学校などで使用している書初め用紙は、どういうわけなのか都道府県ごとにサイズが異なっており、千葉判、埼玉判、神奈川でも使う東京小判などが売られていました。一般的には八切や少し大きな三枚判しか流通していないのですが、書道塾を主要な顧客とするこの店は品揃えしていました。流石…

 

 PENTAXのオンラインショップで、正月三が日日替わりで福袋を出すとの事です。登録者のみが参加できるらしいのですが、野次馬はするつもりでも「ぽちっ」とするかは微妙…

 

2007/12/27

 この冬は雪が降りそうな予感があるので、新車のために純正オプション設定されているゴム・チェーンを購入しました。ネットタイプで、装着のためには少し車の移動が必要です。

 前のチェーンはゴム・ラダーだったので装着に移動は不要だったのですが、走行振動は相当なものでした。殆んど使用していなかったのですが、タイヤサイズが異なるので、もったいないのですが、もう使えません。

 今度のゴム・チェーンですが、近所に販売店が無いので、ネット通販で購入しました。メーカー直販より相当に安価で、デーラーオプション価格の半値…

 

 明日から休みが始まります。とりあえず暮れの天気がどうなるのか気懸り…

 

2007/12/26

 酷かった鏡胴の腐食を除去した痕を艶消し黒のタッチアップ筆ペイントで補修塗りしたところ、黒アルマイト部と遜色ない仕上がりとなりました。結構使えそう…

 

2007/12/25

 自主的5連休も今日で終わりますが、3日後には10日間の年末・年始休が始まる…

 でも、年末には低気圧が通過するという週間予報で、恒例の網戸清掃、窓ガラス磨きに支障が出なければいいのですが…ガラス磨きには晴れより曇りが理想ですちゃ…

 

 来年1月にPENTAXの新型デジ一などが発表されるとの噂が流布されています。主として外国のサイトがソースのようですが、まことなのか、まことしやかなのか、お後は見てのお楽しみ、ってか…

 

2007/12/24

 イブの夜明けは、明けの明星が南東の空に輝いていました。今夜は満月ですから、仲冬の名月か…

 

 新車のアクセルペダルに履かせる下駄ですが、木のものを取り付けてみたものの、表面のカーブがいまいちしっくりこなくて操作性が納得できません。それで、厚い防振リブゴムを2枚噛み合わせてロックタイで固定する方式に変更しました。ペダルのカーブに沿って装着でき、なんかいいかも…

 この方式だと、リブを噛み合わせることで何枚か重ね、好みの厚さを得られます。柔軟性もあるので、ペダル形状とよく馴染むし…

 

2007/12/23

 外は冬の雨…連休中日は寒い朝です。

 昨夜は新横浜スケートセンターでアイスショーの観覧をしました。荒川静が座長の興行で、ロシアのプルシェンコが副座長格、他に恩田美栄、本田武史などで、観客は休憩を挟んで2時間半の冷蔵庫体験…

 

2007/12/21

 屋根に霜の降りる朝です。晴れは今日までで、明日後半は崩れそう…

 

 今日は雌山亭新車の慣熟運転に務めます。この会社の車の通弊でアクセルペダルとブレーキペダルの段差が大きいので、先代のようにアクセルペダルの上に下駄を履かせようと考えています。下駄ですから、材料は桐か朴なんちゃって…

 取付方法はアクセルペダルに穴を開けてからボルト・ナット止めにするか、それとも簡便に両面接着テープとタイ止めにするかとか取つ置ひつ…

 

2007/12/19

 今日は寒い一日でした。1月中旬並みの気温だったようです。今年の出勤もあと数日…

 

 一昨日の車止め施工は大成功で、コンクリート床に穴開き車止めコンクリートブロックに合わせて振動ドリルで直径12.5ミリ、深さ50ミリの穴を4個開け、12ミリ径ホールインアンカーを叩き込んで120ミリ長のM8ボルトを装着しました。これに穴開き車止めコンクリートブロックを装着してモルタルで全体を接着しましたが、今日はもう床に完璧に固着しています。

 でも、借り物の振動ドリルの性能が穴径ぎりぎりで、なかなか穴が深くならずに手こずりました。手動で細かく上下動を加えて何とかクリアー…

 

2007/12/17

 今朝は少し冷えました。快晴です。新御料車のサイズが旧車より少し大きくなったので、カーポートの車止めを設置しなおさなければなりません。今日はその算段を…

 

2007/12/16

 雌山亭の御料車が新しくなりました。足掛け17年の長きに渡って奉仕してくれた旧車はデーラーに引き取られていきました。走行距離数はまったく少ないので、機械部分に損耗は殆んど無かったのですが、年数の経過は車体各部に夥しく使われているゴム等の防水・防塵部品を確実に蝕んでいました。

 新車には初体験のナビが装備されています。初乗りで早速使ってみましたが、交差点の手前で右左折専用車線の設置を予告してくれるのが、最もありがたいと感じた機能です。知らない道でも車線取りに不安がなくなる…

 

2007/12/15

 K10Dは不満な点が少ない名作ですが、亭主にとって最大の不満点は、Mモード時に露出補正の機能が無い点です。これは*istDのときにはファームアップで実現していて、PENTAXが誇るハイパーマニュアルを快適に(ずぼらに)使えていたのです。

 ハイパーマニュアル機能を使う時というのは、現行交換レンズならシャッター速度のプリセット的な便利さだけですし、それよりハイパープログラムにした方が使い勝手は上だと思うのですが、A位置の無いKマウント交換レンズを使う場合、絞り優先セミオート的に使うという便利さがあるのです。この場合、オートですから露出補正も使えたほうがより便利なのは明白です。特にK10Dは、旧交換レンズの場合に実絞り露出値が適正に出ない傾向が大きく、これを補正出来た方が、グリーンボタン一発押し撮影をより快適に行えるということです。

 旧交換レンズを快適に使えるというのがPENTAXの最大の売りだと思うので、ファームで実現できることでしょうから、是非実現をと願い続けるのです。

 なお、次機種には、レンズ側から絞り値の入力ができる機能の復活も希望します。そのための価格上昇は旧交換レンズ愛用者の誰でもが呑むことでしょう…

 

2007/12/14

 銀塩135判用交換レンズをその画角のままデジタルイメージセンサーで使うという目論みは、事広角に関しては、破綻しているのは明白です。周辺画質の低下度が銀塩の比ではないからです。将来デジタルイメージセンサーの大変革によって、銀塩フィルムのように表面で撮像が可能になれば別の話なのでしょうが…

 現時点でより大きなイメージセンサーを使いたければ、交換レンズのマウント規格をより大きく、特にフランジバックを大きくするしかないでしょう。135判交換レンズのマウント規格では、APS-Cサイズのイメージセンサーというのが妥当…

 

2007/12/13

 デジカメWatch恒例の定点撮影に135フルサイズのキヤノン「EOS-1Ds Mark III」が登場しましたが、ハイエンドの標準Lズームなのに、広角側は目を覆うばかりの周辺減光です。やはり135フォーマットレンズのイメージサークルでは、135フルサイズセンサーには無理があるようです。ニコンが新作フルサイズ機に4×5トリミング機能を装備しているのは、この弱さを認識している上での対策なのでしょう。フルサイズでは、まさに「写るんです。」クラスの性能でしかないと言うべきか…

 APS-Cフォーマットに特化した交換レンズのイメージセンサーは、135フォーマットをカバーしていないものが多いのですが、これらにも周辺減光の弊害があります。何事も余裕が大事だということなのかも…
 

2007/12/9

 冬型の天気が続いています。南関東の特権で今日も穏やかに晴れています。昨日で今年の庭手入れは完了したので、今日は休日…

 

 亭主は発売日に入手したのですが、PENTAXの新レンズ「DA☆16-50/F2.8SDM」の入手難は依然として続いているようです。これが解消しないと「DA☆60-250/F4SDM」などの新レンズが出せないのは明白です。生産拠点の増設は、いくら資金を投じたとしても短時間では困難ですから…これも「K10D」が優秀過ぎたジレンマなのかも…

 

 SDMはAF作動音がほとんどありません。暗騒音のある場所だと、まったく聞こえません。電子合焦音を消していると、合焦はファインダー内表示の点灯でしかわかりません。見易いフォーカシングスクリーンでピントが合っていることの確認はできているのですが、無音なので、確かに作動した結果なのか自信が持てないのです。もしかすると、これは亭主にとっては欠点なのかも知れないと思うこともあったりして…

 

 好天に誘われる休日好例の散歩は鶴見川土手道、ウミウの大群の編隊飛行が頭上を通り過ぎました。久し振りの邂逅です。ユリカモメも鴨池人道橋に群れています。渡り鳥は冬の風物詩…

 

   旅の鳥か寄りかく寄る冬汀   雌山

 

2007/12/8

 穏やかな天気の中、二日分の庭仕事を一日でやっつけてしまいました。柿、梅、モッコク、椿と、どれも脚立の上でのアクロバット作業でしたから全身が痛みます。えらく草臥れた…

 

 到来の福島のりんごはどれも蜜がみっしりと入っていてすこぶる美味です。同じ「フジ」でも直販を入手した長野安曇野産の方は、完熟蜜入りと謳っているのに蜜の欠けらも入って無くて、しかも形も小さく、高価なのにまったくの外れです。味も日光の手前どころか、はるか手前の幸手栗橋古河間々田あたりで、詐欺に遭った気分…長野産は二度と買わんぞ…

 

2007/12/7

 ひたすら気忙しい一週間が過ぎて、明日は晴れるとか…で、植木職人最後のお仕事が待っている…

 

2007/12/3

 雨の予報は外れて、有明の月の残る快晴の朝です。でも、昼ごろにはざっと来るのだとか…

 

2007/12/2

 明日は雨との予報で新規剪定は断念し、切り屑処理に専念しました。枝を切り揃えて束にし、落葉も掻き集めて前庭だけは綺麗さっぱり…

 

 夜になって到来の福島産フジ、しっかりと蜜入りで美味…

 

2007/12/1

 久し振りに晴れました。朝から庭仕事の続きを行いました。金木犀や月桂樹、クロガネモチなどによじ登ってばっさばっさと枝を下ろし、午後には大量の切り屑を処理したので疲労困憊です。45ℓのゴミ袋13個が本日の成果品…

 まだ裏庭の寒椿6本と横庭の柿、梅、モッコクその他が残っていて、どう見積もっても、後二日は必要なり…

 

2007/11/30

 明日から師走、残された日々のいとおしく…

 

 明日は庭仕事の残りに専念と臍固めけり…

 師走は家事で繁多なりけり…

 

2007/11/28

 昨日の庭仕事のせいで、体中の筋肉が痛みます。茶毒蛾の残滓による被害は免れたと思っていたのですが、午後になって手首に発疹が出ました。さほど痒くないので、無問題…

 

 PENTAXのK10D用ソフトウェアが更新されました。PPLとPPB、そしてPRA3です。DA18-250関係のアップと若干のバグ取りのようです。ファームのバク取りはまだかな…

 

2007/11/27

 今日は庭木の剪定に取り掛かりました。毎年の愚痴ですが、剪定1対後片付け3…

 生垣の椿を強剪定しました。茶毒蛾の残滓に怯えながら…

 山桃もさっぱりと刈り込み、庭は切り屑で山のようです。結局、ゴミ袋11袋に詰めましたが、山桃の切り屑の半分は日没時間切れ…

 

2007/11/24

 山の神の出雲の国ならぬ和泉の国へのご出張で、連休中の雌山亭は禰宜の自侭です。庭木の冬剪定も課題なのですが、八朔の実がまだ少し青いのと、槿の葉がまだたくさん残っているので逡巡中…覚悟としては、山桃、木犀、椿の類は強剪定としているのですが、クロガネモチの縮長は如何にすべきか思案中…

 

 朝は冷え込みましたが、日中は小春日和…

 

2007/11/23

 連休の週末は寒い朝で始まりました。新嘗祭、主の留守でも神社は賑ふべ…

 

   木枯しに誼を通づ冬の月   雌山

   出雲路は賑はひをらむ神の留守   雌山

   新嘗祭主の居ぬ間と禰宜謳歌   雌山

 

 木枯しが吹溜りに寄せ集めた落葉は、以前なら焚火となって風情を漂わせたのですが、今は焚火の煙は嫌がられるので芥扱い…

 

2007/11/20

 11月中旬でこんなに寒い年は久し振りです。体感では2月初旬…

 

 蕎麦打ちは成功です。断面正方形近似の成果品が出来上がりました。一辺は1.5oあたりで…蕎麦粉の比率は3割までが「蕎麦」と名乗れるのだそうです。つるつるした蕎麦は、この3割ぎりぎりのものらしいでっせ…

 打ちたての蕎麦の匂いは良質の糠床の匂いと似ています。色は利休鼠…

 

2007/11/19

 今日も寒い一日でした。コート無しだと屋外は厳しい…

 

 明日は蕎麦打ち講習2回目に参加です。二八ですが、三たてだとそれなりにうまい…

 

2007/11/18

 木枯し1号が吹きました。南庭の八朔も黄色実を加えて、北庭のニワウルシも朱色に染まっています。いよいよ冬の舞台が開きます。

 

   凩の罪は問ふまい吹溜り   雌山

 

2007/11/17

 昨夜から冷えてきました。今朝は本気で寒い…

 

 PENTAXの協業相手のトキナーから新超広角ズームが発表されました。F1:2.8の揃いとのことですが、これもDA☆ SDMで出るのでしょうか。11oから135oまでF1:2.8で揃いますが…

 

2007/11/16

 この週末は少しは寒くなるとのことです。シベリヤ寒気団様々…

 

2007/11/15

 寒さが来ない初冬というのも風情が無いもので、紅葉も進みません。色付かぬままに散ってしまうのかも…

 

 亭主にも現役に区切りを付ける日は迫っています。団塊世代第一群ですから…

 

   増ゑたるは白髪繰言冬隣   雌山

 

2007/11/11

 映像処理技術の進歩は驚くべきものがあり、歪んだ画像を整ったものにするのなどさほど困難ではない時代になりました。従って、交換レンズの歪曲収差など撮影後に除去できるので、欠点でも難でもなくなったとさ…

 

 この映像処理技術を使って車載の新機能が開発されました。四方向4台の車載カメラの映像を合成して、車の全周囲の鳥瞰映像をモニターで確認できる機能です。これによれば、駐車する時などに死角はまったく存在しなくなります。側溝に脱輪したり、車止めの柵にぶつけたり、小さな子供を轢き殺したりするリスクは激減することでしょう。良い世の中になったもんだ…

 

2007/11/10

 天気予報どおりのぐずついた週末になりました。肌寒いし、出かける気持ちは萎えてしまいます。

 

   忘れ物指折り探る冬の雨   雌山

 

 今の自動車製造システムは、メーカーオプションの設定が細かく、注文を受けてから造る前提になっているようですが、モデルチェンジの時には、製造ラインを切り替える必要上、あらかじめ予測で売れ筋を造り溜めをするようです。そんな品を型落ちとして値引き販売するのが通例のようで、希望内容の在庫車さえあれば、ずいぶんとお得のようです。でも、新型車の内容を聞いてしまえば、そちらに食指が…

 

2007/11/9

 初冬を迎えて、天候が不安定になってきました。週末は雨だそうです。朝の空には鰯雲が流れていましたから…

 

 雌山亭御料車も既に17年目、年貢の納め時が近づいて次期FX車の選定に入っているのですが、デーラーに聞いた候補車は、今はもう製造ラインが止まっているのだそうです。来月中旬にマイナーチェンジが発表されるのだとか…型落ちになると相当に安くなりそうですが、さて、どうするか…

 

2007/11/8

 いよいよ今日から冬です。でも、寒さとは縁遠い…

 

   老の日を如何に迎へむ今朝の冬   雌山

 

2007/11/7

 

   埒も無し右顧左眄して冬隣   雌山

 

2007/11/6

 十数年ぶりにモーターショーに行ってきました。会場が幕張に移ってからは初めてです。二度と行くことも無いでしょう。疲れただけ…

 

2007/11/4

 晩秋の朝らしく少し肌寒くなってきました。でも、また台風が発生…今年は何時まで発生するのか…

 

2007/11/3

 文化の日は雨の日が少ないのだそうで、今年も曇り後晴れでした。昼過ぎに散歩に出かけたときはまだ曇っていて肌寒かったのですが、途中ガス展をのぞいたりしているうちに晴れ渡っていて、少し暑いほどでした。明日も晴れかな…

 

 雌山亭を少し整理しています。でも、雑然とし過ぎていて、収拾がつかず…

 

2007/11/2

 自作アイピースシャッターは、右目で見る人は右側に付けた方が良いようです。下の写真のように左に付けると、接眼することでゴムによって少し押されて若干窓を覆う場合があります。裏返して右側 にセットするならまったく支障無し…

 切り欠き部を窓形状に合わせて丸くすることも考えましたが、手間なのと、遊びによって傾いたときに窓を少しでも覆わないようにするためには、この方が良いと判断…

 O-ME53の販売時に同様なものを添付品にすれば、受けること請け合いなのに…

 

 この形状コンセプトになるまでに、「ケンドン」方式も試作しましたが、取り付けたり取り外したりの手間と、携帯の不便さから棄却して、「大和窓」方式のこれに辿り着きました。左右にスライド代がある大振りな構造が、そのアイディアを現実化させました。ちょっとした実用新案モノですが、温故知新なり…

 

 「やまと窓」という言い方の語源は、一説では「日本窓」から来ているというものがあります。この窓は、竈のそばに設けられていた採光と排煙を兼ねた窓です。以前はどの家にもありました。日本窓とは「ひのもと窓」とも読みます。竈の煙出し用だけに、「火の元窓」からの語呂合わせですかね…オモロ…

 

2007/11/1

 季節は進んで霜月に…新暦では意味無い名称なり…

 

 亭主は拡大アイピースO-ME53を愛用していますが、三脚でのリモートAE撮影時に付属品のカバーを取り付けるために一々外すのはとても面倒です。そこで、付けっぱなしにできるアイピースシャッターを考案して自作しました。自作といっても、鋏と鑢ぐらいしか使いませんが…

 アイピースを閉じたいときには、この黒片をスライドさせるだけです。簡にして要の真髄なり…

 この優れもののアイピースシャッターの素材は紙やプラ板です。紙は工作が容易ですが、強度が今一です。薄いプラ板が加工性と強度が両立します。黒い素材が望ましいのですが、最も手軽なものが3.5inchフロッピーの外殻です。使えなくなったものの何枚かは、どこにでも転がっていますから、調達容易性も上々かと…

 拡大アイピースO-ME53は接眼部の周囲をゴムで覆っています。この隙間に黒片を挟むだけの取り付けです。ゴムの弾力でしっかりと保持されます。

 これで三脚リモート撮影がさらに手軽になりました。アイディアの勝利…というほどでもないか…

 

2007/10/30

 晩秋なのに夏が戻ってきたりして気候が不順なので、体調が狂っています。夏風邪なのかな…

 

 色々とバリエーションを模索していた逆付け収納システムフードは、一応完璧形になりました。フード長さを確保する方策も確立しましたし…

 

2007/10/28

 台風一過ですが、雲は無いものの、快晴とは言いたくない空の朝です。南の空気が残っているのでしょう。昼間は暑くなりそう…

 

2007/10/27

 週末は台風の来る雨で明けました。10月下旬で20号ですから、今年は少なかったのか…猛暑の夏は秋遅くまで台風が来るそうですが…

 

 レンズフードへの改造に向く粒ガムポットですが、ロッテの「BLACK BLACK」以外には、適当なものは無いようです。この「BLACK BLACK」にしても、この二、三年の間にボトル製造の合理化によるコストダウンを目的としていると思われるモデルチェンジが何度かされていて、何ヶ月か前に変更になった現行のもの以外は180度オープンができなかったり、本体と蓋部との回転フリクションが弱かったりで、この用途のためには適当ではありません。これからも、モデルチェンジされてレンズフードへの流用に適さない形式になる恐れもあります。でも、とにかく現状では改造素材として最適です。予備を買い溜めて、顎の鍛錬に勤めませふ…

 

 インナー奥止め方式で、28o交換レンズでも蹴られない粒ガムポット蓋バージョンフードを完成させました。各種の画角で5個完成したので、これで旧式交換レンズたちのほとんどに、この面白便利フードを用意完了…

 

2007/10/26

 朝から雨で、うっとおしい限りです。明日は台風襲来の模様…

 フード弄りは佳境に入って、焦点距離35o交換レンズ用の粒ガムポット蓋バージョンも完成させました。これは全長を短縮するために、ステップアップリングは49−58を使用して内部で固定する形式です。こちらは接着剤が必要で、木工用ボンドで固定しました。具体的な工作法は非公開…

 焦点距離28o交換レンズ用も出来ないか工夫中です。試作の仮組みでは蹴られませんが、本組みでどうなるかな…

 

2007/10/25

 フード自作三昧のこの頃ですが、今日はロッテの粒ガムボトル流用の続きで、胴切りで残った白い本体の利用法として、その底部分を切り取り、筒にしたもので逆付け長フードを製作しました。内面に両面黒印刷した紙を貼り、反射を抑えました。タイトなので49o径望遠レンズにしか使えませんが、逆付けをしたときの雰囲気はなかなかのものと自画自賛…

 製作法は逆付けコア加工したステップアップリングにはめ込むだけですから、簡単至極です。このシステムの幅が一段と広がりました。

 

2007/10/24

 ロッテの粒ガムボトル流用のフードを完成させました。考えていた以上にグーです。 胴切りした白い本体に製本用テープを一重に巻けば、ステップアップリング49−67にぴったりはまります。接着剤を使わなくても十分堅固に保持します。強い衝撃を与えると外れますから、レンズ保護になります。

 工具はカッターナイフだけで簡単に工作できます。内面反射を防ぐために、白い本体の内部はマジックで黒く塗りました。黒のフェルトとか起毛紙などを貼れば、なお良いのかも…

 ポップアップ蓋には何か体裁の良いものを貼る予定…

 

2007/10/23

 今夜は後の月です。十三夜です。栗名月です。豆名月です。晴れるといいな…

 

   花豆の甘きを想ふ十三夜   雌山

   明日こその心愉しめ十三夜   雌山

   栗食みて面影偲ぶ十三夜   雌山

   円熟も傷を癒して後の月   雌山

 

 今日は近所のそば打ち講習に参加します。8年ほど前に一度経験していますが、さて、水回しは…菊練りは…ほとんど憶えていませんのじゃ…

 

 そば打ちから帰還。昔経験した丸く熨す戸隠流と違い、今日のは江戸流で四角く熨す方法でした。戸隠流の方が熨しは合理的かつ素人向きで、遥かに易しかったやに記憶せり…

 江戸流は狭いところでも熨せる省スペース性が身上だとか…切り余りも少ないしね…

 

   蕎麦打ちは香を断ち切るが極意なり   雌山

   そばがきで香をとぢ込めて愛でにけり   雌山

 

 朝は雲に覆われていた空も、少し青空が見えている午後です。今宵の月がたのしみ…

 

2007/10/22

 旧レンズたちのためのフード作りに右顧左眄しているコノゴロの亭主ですが、今般、面白そうな材料を発見しました。別にレアな品ではなく、発想の転換とでも言うようなシロモノ…

 ロッテの粒ガムのケースに丸筒型のものがあります。それのうち「BLACKBLACK」という商品名の眠気スッキリガムがあり、これの蓋部分がワンプッシュ式で黒いのです。このケース、外径が66oですから標準以上の長さの旧レンズに使えないかと弄んでいたのですが、ワンプッシュで開く蓋が90度以上で、横にしてもそれを保持するし、必要なら180度オープンにも出来るというスグレモノです。開いた中は上下が覆われており、APS−Cフォーマット用フードとしてはお誂え向き…

 レンズに捻じ込んで使うためにはステップアップリングなどを接着しますが、そうすると、アパーチャーを合わせる位置決め用の調整機構が必要になります。この点に関して、このガム容器はお誂え向きなことに、身と蓋が適度なフリクションで回転するのです。

 つまり、身の部分を蓋の近くで胴切りにし、その切断部分にステップアップリングを接着すれば、ワンタッチオープンキャップ付のフード、そのキャップ部分が上からの光をハレ切りするというおまけまで付いたスグレモノが出来上がるのです。

 難点は身の部分が軟質プラで、接着剤や両面接着テープを選ぶことです。試行錯誤を始めていますが、まだ適当なものを見出せていません。身の部分にステップアップリングを強固に取り付けることさえ成れば、サイコーのフード誕生の予感が…

 なお、28oレンズだと、左右がほんの少し蹴られてしまうのと、ハレ切りキャップが使えないので却下です。望遠用には必要なアパーチャーをフードの先端部に取り付ければ、相当に遮光性を高められます。何しろ廃物利用ですから原材料コストが低廉です。技術的解決が成れば、幾つも作ってしまいそう…

 

2007/10/21

 巻雲は天気が崩れる前触れという言い伝えがありますが、それは真っ赤な嘘、今日は雲無しの快晴です。庭のクロガネモチの実が赤くなり恥じめています…てか…

 

 昨夕は真南に半月が浮いていました。西空には茜雲が…

 今年の秋はほんのこつ夕焼けが綺麗かばい…天変地異の来るごつ無かかと心配しよるでのんた…

 

2007/10/20

 昨日は9月9日重陽の節句、菊の節句でした。季節の移ろいを感じる日々ですが、漫ろ秋風が身に沁みる…

 

 自家製超望遠レンズ構想の鏡胴長問題ですが、各部品の厚さを=sum( ) しますと、絞り機構を組み込まなければ280oが適当とExcelが申しております。絞り付きなら250oだと…

 

 夜来の雨も上がって空は高い。さて、秋を切り取ってきますか…

 

 往復2時間の散策の途上、見上げた空には巻雲が…秋ですね…

 

   巻雲や紐解く指の振へをり   雌山

 

 亭主の旧作に「ひたぶるに恋ふる日ありき吾亦紅」という句があります。野にワレモコウの花を見ると思い出す…

  

2007/10/19

 冷静に手持ちの旧レンズたちの構成を考えたとき、逆付けフードシステムの「コア」は、58−62リングの中に52フィルター枠を逆付けしたものが最も汎用性が高いという結論に達しました。これに52−58リングと62フードを組み合わせることで52o径レンズに使え、さらに49−52リングを追加することで49o径レンズにも使えます。62フードの太さがKシリーズのちょい太目の鏡胴には必要十分ですし…

 望遠系の交換レンズには、49oと58oのタクマー用にそれぞれフィルター枠の逆付け装着改造を施せば、それがベストかと…

 唯一SMC TAKUMAR1:4.5/20には逆付けシステムでは対応不能です。APS-CフォーマットカメラでならTAKUMAR24o用巨大フードが蹴られずに使えるのですが、これを逆付けしてもあまり意味無し…

 

 旧レンズをK10DなどAPS-Cフォーマットカメラで使う場合、画角が狭くなるので用意されている本来のフードより深く覆うものでも蹴られないことになります。フードの役割を考えれば、より深く覆ったほうが散乱光の影響を排除することができることになるので、換算画角を考慮した選択が求められます。

 たとえば、M1:1.7/50にはタクマー用58o径望遠フードに49−58リングを組み合わせたものを装着しても蹴られません。M1:2.8/28の場合は、市販の58o標準用フードに49−58リングを組み合わせたものを装着しても蹴られません。このように大き目のフードが使えるので、広角系の交換レンズにも逆付けフードが使えるのです。

 

 また、汎用のフードシステムの対極のコンセプトとして、被覆画角を極限にまで追い込んだ専用逆付けフードの製作も拘りの方向性かもしれません。バヨネットシステム+花型フードの導入も視野に入れねば…

 

 自家製望遠レンズの鏡胴にぴったりのアイテムを入手しました。雨樋の縦樋60o径です。黒で、内面が艶消しになっているので塗装の必要性も無さそうです。52−55リングがぴったりと嵌り、お誂え向きとはこのことです。

 両端に52−55リングを正向きに接着すれば、片側にはオリンパスの55o径f=400oクローズアップレンズを装着し、他方にはケンコーの52o雌・雌リングを経由してリバースアダプターK52oが装着できます。雌・雌リングの使用が嫌なら52−55リングの代わりに55−49ダウンリングを鏡胴の片方に接着すれば、直接リバースアダプターK49oやTAKUMAR時代のリバースリングも装着できます。

 こうして組み立てた鏡胴をオートベローズに装着すれば、無限遠から近接撮影まで可能な開放F値約7.2の400o超望遠レンズが完成するという段取りです。絞りも使うのなら、間にレンズホルダーを取り去った50o交換レンズ鏡胴を挟めば可変式絞りも組み込めるし…

 さて、鏡胴の長さはどれくらいにすればよかんべ…

 

2007/10/18

 逆付けフードがマイブームですが、市販フードだと標準から広角までにしか対応していません。望遠レンズは鏡胴も長いので、もっと長いフードが欲しい…

 タクマー時代の望遠用アルミフードは逆付けで挿入できるようになっていますが、そのまま持ち運びするだけの保持力はありません。そこでフィルター枠を逆向きに接着してしまえば、しっかりと逆付けできるようになります。これは大きなメリットかと…

 もっと長いフードを入手するためには、自作しかないかと思案投首…内径が70oの筒状のものが入手できれば最高なのですが…

 

2007/10/17

 自家製望遠レンズの妄想は続き、鏡胴はもっと手軽に紙管がいいかなどと思案投首…内径55oなどという製品もあるようで、これなら加工も簡単そう…

 

 逆付けフードの試作にはガラスを外したフィルター枠を使ったのですが、わざわざ新しいものを使うなどというのはコスト的に考えものです。亭主は落下変形修正品や黄色いガラス入りなどのお蔵入り品を使ったので、いわば廃物利用に近い…

 フードを1サイズ大きいものにすれば、ステップアップリングだけで構成が可能ですから、これの方が原価的にメリット有り…

 

2007/10/16

 今日のdc.watch.impress.co.jpにクローズアップレンズを使った望遠レンズの話が出ていますが、MCとACではえらく解像感が違うのでオドロキです。亭主も10とsmc TAKUMAR 1.4/50鏡胴で100o望遠レンズをでっち上げましたが、MCを使ったせいか、相当にソフトフォーカスになりました。

 手持ちのクローズアップレンズに、昔のデジカメ用でオリンパス製の55o径焦点距離400oのものがあるのですが、これ、どうもACのような感じです。これを使ってF1:8の400o望遠レンズをでっち上げようという気になっています。近接もできるように、オートベローズをベースにして鏡胴は雨樋用塩ビ管でなどと思案投首…

 VU管呼び径50が最も良さそうです。規格だと厚さが1.8oで内径56.4oですから、55oフィルターがすっぽりと収まりそう…駄目なら、52oフィルターでもいいかも…

 

2007/10/14

 香りを愉しませた金木犀が散り始めて、地面に丸く金色の梨地模様が描かれています。秋がもう一段進みます…

 

   木犀や分け隔てなく金蒔絵   雌山

 

 北の地方では今年の秋は短いようです。猛暑の反動は早い冬…

 

2007/10/13

 逆付けフード49o版を完成させました。先日完成させた58−67リング52o版は前から加工で少し見苦しいのですが、今度は55−58リングのため前からでは狭くて難しく、後ろから加工したので襤褸は隠れてしまいます。だんだん智恵が付く好例かと…

 55−58リングに加工したので市販58oアルミ標準フードが使えるため、逆付けするとフィルター付の31o長Mレンズ群に絞りリング直前まで被り、サイコーの出来栄えです。APS-Cフォーマットなら「M1:2.8/28」でも蹴られません。フィルター無しだと絞りリングと少し干渉してしまいます。55−62リングの加工で少し太い62oフードにすればカバーするのですが…TAKUMAR58o望遠フードを使うと、M1:3.5/135をすっぽりと覆い、これも至極満足…

 でも、この49o版逆付けフードには適合する市販レンズキャップがありません。自作の道を辿るしかないのかも…

 

 55−62リングも発注していたのですが、メーカーにも在庫が無いらしく、納品が少し遅れるそうです。55oはキヤノンやシグマの標準ですから売れ筋なのにね…

 

2007/10/12

 帰宅の駅頭で夕立に遭いました。もう少しでセーフだったのに…

 

 資材が届いたので、逆付けフード49o版の製作にかかれます。接着剤は変更しないと仕事がし難い…

 

2007/10/10

 何とか天候は回復しました。流石に晴天特異日です。体育の日を移したやつは誰だ…

 

 亭主所持の交換レンズで一番長焦点はM1:5.6/400ですが、これが東京オリンピックのときの要望を契機として設計されたレンズ構成を継承しているということを、古い資料で知りました。ふむふむふむ…

 

2007/10/9

 ぐずついた天気が続きます。明日は晴天出現率の高い特異日ですが、さて、今年は…

 

 M1:3.5/135の分解手順を書き上げました。この交換レンズ、最初に分解したときは本当に悩みました。その方法を発見して、スキルが数段上昇したと自負しています。それくらい難解でしたが、知ってしまえば、何と合理的な構造か、とも思うのでした…

 

2007/10/8

 休日出勤の朝夕の通勤は雨から免れました。蒸し暑くて疲れる一日でした。

 

 「レンズの整備」の棟を造作中です。時間があまり取れないので、遅々として進まないかも…

 

2007/10/7

 新聞を取りに出た庭は金木犀の香りに充たされていました。秋の深まりを実感する「匂ひ」です。冷涼の気に流れる悦びなり…

 

   庭に出る口実探す金木犀   雌山

 

 エポキシ工作の次なる目標は、55−62リングに49oフィルター枠を逆向きに固定するものです。これの前後に49−55リングと62フードを組み立てれば、49径レンズ用の収納時逆付けフードの出来上がり…でも、まだ資材調達中…

 また、55−58リングへ49oフィルター枠を逆向きに固定する工作にも挑戦するつもりです。この場合は工作スペースが狭いので、接着剤をネジ部に付けないようにする工夫がいりそうな…

 

2007/10/6

 冷涼という言葉がぴったりの朝です。快晴の空を見上げると、鰯雲の群れが幾つか…

 土曜朝の恒例プラごみ出しから帰って木戸を開けると、庭の金木犀にはどれも蕾がびっしり…毎年突然の開花に驚かされますが、今年は蕾の段階で気づきました。明日開花と看破…去年の開花は9月20日でしたから、今年は半月遅れた開花です。気候のずれはここにも…

 

 この月末にPENTAXが発売予定の「DA18−250/3.5−6.3」ですが、これはTamron社「A18」のOEMであることは、発表されているスペックや過去の実績から容易に判断できます。このモデルはS社にもOEMしていますし…

 今、これの開放F値がf/6.3であることにより、PENTAXのカメラではAFやMFがままならないのでは、として問題視する意見を方々で見ます。亭主は同社の「A06」28−300/3.5−6.3を所持していますが、このレンズ、K10Dで使う限り、ISO100時の手持ち実用限界であるシャッター速度1/8秒程度の暗所でも、開放f/6.3でのAFにまったく支障がありません。同一条件でのMFがf/5.6のときよりしにくい、ということもありません。杞憂という諺がありますが、百聞は一見に如かず…

 交換レンズには、それが目指すコンセプトというものがあります。それに外れた使い方を望んでも、それは的外れであるとしか言えません。「DA18−250/3.5−6.3」は、小型軽量な高倍率ズームです。決して万能レンズではありません。そのコンセプトは、多くの交換レンズを用意して頻繁に付け替えることが困難な状況において、1本で遠近多様な被写体に対応できるということだと思います。いわゆる観光旅行などへの携行がそれで、そのための小型軽量であり、そのコンセプトの実現のためにこの交換レンズが犠牲にしているものを、あえて欠点であるとして貶めるのは正しい評価態度ではありません。三脚上で数秒の露光のときにAFが出来ないなどということだったら論外のことです。願望はメーカーの切磋琢磨を促すでしょうから否定しませんが…

 

 エポキシ工作の続きですが、6分硬化型しか在庫が無かったので、それを使用しました。結論から言うと、硬化が速過ぎて使い難いことおびただし…

 58−67リングに52oフィルター枠を何とか固定出来ましたので、組み立ててA50/1.2に逆向き装着してみました。極め付きのグー…

 これなら49oインナークイックタイプのレンズキャップを正逆両方で使えます。完璧…

 

2007/10/5

 通勤帰宅途中、夕立にやられた人は普段の心がけが不足…亭主は…一滴も浴びず…

 

 構想中のシステム・フードですが、52o径用の下拵えが出来ました。52oフィルター枠を適切な位置に固定するために1o厚の厚紙を使用して8点支持、これがぴったり…厚紙は当然黒塗りしましたが…隙間に充填して固定するための二液型エポキシを練るのが億劫なので、明日延ばしに…

 

2007/10/4

 久し振りに晴れて、少し気温が戻りました。これ位が平年並みなのかも…

 

 旧レンズたちのために、色々なレンズで使えるシステム化されたフードを考えています。ステップアップリングと市販金属フードを組み合わせて、持ち運び時には逆付けもできる仕組みを模索中です。逆付け時にはしっかりと捻じ込み出来るようにするか、扱いの簡便さを重視して単にフリクションで取り付けるだけにするか、気持ちは捻じ込みに傾きつつあるような…

 今考えている基本構造は、たとえば52o径レンズなら、52−58リングと58−67リングを組合せ、58−67リングの中に52oフィルターのガラスを外した枠を逆向きにエポキシなどで接着する、というのがもっとも手軽な工作に思えるのですが…

 通常は67oフードで十分でしょうが、広角レンズなどでもっと画角が必要なら、これに67−77リングを追加して77oフードを使うこともできます。レンズキャップはインナーワンタッチタイプ49o用で正付け、逆付けいずれでもOK…

 

 49o径レンズの場合、フードは49−55リングと55−58リング、49oフィルターの枠、58oフードで成立ですが、レンズキャップはインナーワンタッチタイプ46o径が必要なのに、市販品は無いので、残念…

 

2007/10/3

 改定されたレンズ開発ロードマップを見ると、交換レンズの開発に失速感が漂っています。開発は済んでいるものの製造拠点が手薄で、現状は既存大ヒットモデルの製造で手一杯、新型を上梓しても需要に応えられそうもないのかも…

 と、いうことでDA18−250はOEMで手薄なところを補おうというコンセプトと看破…急に大ヒットした混乱から抜け出せていない状況が透けて見えまする…

 

 HOYAの58oゴムフードの改造は成功しました。55oレンズキャップを調達せねば…

 

2007/10/2

 雨はやんだ朝ですが、雲は厚く頭上を覆っています。晴れてくるらしく、今日は少し暑さが戻るのかな…

 

 FA31/1.8Limited用に使っているHOYAの58oゴムフードの先端に付けるレンズキャップ用枠の工作は、セメダイン super Xを採用して、古い55oフィルターからスカイライトガラスを外した枠を接着することにしました。これが一番納まりが良さそうだし、こうしてもK10Dなら蹴られないし…

 使う古フィルターはKenko製なので、裏側から切り欠きOスプリングで押さえている形式です。この切り欠きOスプリングを外せばガラスは外せます。枠だけ使いたいときにガラスを割るという人がいるらしいのですが、シンジラレナーイ…

 もっとも、大昔の東芝製のフィルター枠の中には表側から押し込んだ板Oスプリングで押さえている形式のものもあって、これだとそれを外すのは難しいかもしれません。

 Kenko製の中にも枠に前側からガラスを圧入しているタイプのものがあって、これはある時期そういう形式にしたのか、あるいはOEMなのかと考察しています。この場合、枠に直接圧入だと熱膨張でガラスが簡単に割れてしまいますから、枠の断面をU字型にして、熱膨張の影響を逃がす構造にしています。生産性は高そうなのに、今のものにはこの構造を採用していないことから、やはり不具合があったのでしょう。ガラス板は辺方向からの圧力に極めて弱いですから…

 Marumiのものは安価なのに前から切り欠きリング捻じ込み形式で、これならメンテナンス性は高い…

 Kenko製でも偏光フィルターは2枚のガラスをメンテナンスする必要があるため、前からの切り欠きリング捻じ込み形式です。

 旭光学ブランドのフィルターも多く販売されていましたが、その枠構造は東芝型など様々です。明らかにOEMであった証拠でしょう…

 純粋にフィルターとして考えるのなら、Kenkoの裏側Oリング形式が最も優れていると思います。その理由は、ガラスに前方から物理的なストレスがかかったとき、Oリングの弾力で少し逃げることが出来て、緩衝効果も期待できる点です。外すのは少し厄介ですが組立は簡単で、枠製造等の生産性も高そうですし…

 

 昨日話題にした噂の新レンズ、今日正式に発表されました。やはりTamronのA18をOEMするようです。外装は緑帯のDAデザインに変更していますが、内部機構はA18のままと見切りました。10月下旬に発売とのこと…価格は実売でオリジナルの5K増し…

 高倍率ズームは、付けっぱなしで様々なシチュエーションに対応可能なので、旅行の記念写真用など荷物を持ちたくない時には便利な道具です。カメラ内に手振れ補正を搭載していることで、超望遠域の撮影でも成功率が高いし…

 レンズ開発ロードマップもようやく更新されて、当初のペースは相当に後退の様子…

 

2007/10/1

 今日もぐずついた空模様で、肌寒い一日でした。今週いっぱいは、こんな調子かも…

 

 K10Dで使っているFA31/1.8Limitedには、プロテクターフィルターとフィルターのガラスを外した枠を捻じ込んだ先に、HOYAの58oゴムフードを取り付けているのですが、そのままではレンズキャップができません。そこで、ゴムフードの改造を思案中なのですが、その改造用の材料に55oフィルターのガラスを外した枠を使うか、52o−55oのステップアップリングを使うか、投首中…

 ゴムフードの先側に55o枠を取り付ける構想ですが、その装着に使う接着剤を何にするかも投首の対象です。セメダイン super Xとか、ゴム系ボンドとか、シリコンシーラントとか、エポキシとか、選択肢はいろいろ…

 

 Pentaxから新レンズが発売されるという噂がこの数日駆け巡っています。軽量コンパクトな高倍率ズームレンズで、18−250oなのだとか…

 同社レンズ開発ロードマップには載っていなかったことから、その噂が真実なら、同一スペックの製品を上梓しているTamronのOEMである可能性が大です。過去にもOEM供給を受けたズームレンズが2本ありましたから…

 

 季節の移る歩調は疾走になって、夕方の暗さが日増しに早くなっています。昨日まで見えていた車窓の景色が、今日は闇の中…

 

2007/9/30

 夏の寝具のままでは肌寒い夜明けです。屋根を打つ雨音も聞こえてきます。秋の進む音です。今日で9月も終わります。本格的な秋は明日から…

 

   爪先の向かふ巷や秋日暮れ   雌山

 

 K10DなどKAFマウントのカメラのマウント面の電気接点部分にアルミ箔を挟んでKレンズやMレンズなどの非Aレンズを装着すると、Aレンズであると認識させることができます。このとき、カメラは装着されたレンズが最少絞りf/22で解放絞り値f/1.2であると認識してしまいます。このため、開放値が暗いレンズを装着してTvモードやPモードで撮影すると、カメラ表示でf/5.6付近を最大とする露出オーバーになってしまいます。最少絞りと絞り開放では適正露出となりますが…

 これはAレンズのカメラ側からの絞り制御が、最少絞りと開放絞りの間の段数によって比例制御していることから生じる現象です。カメラは開放測光した露出値を使って適正露出にするために必要な絞り値を算出し、それに必要なアクチュエーターの移動量を決めて動かします。それによって絞込みレバーが動いて絞られるという原理です。

 カメラはレンズが開放f/1.2であると認識していますから、もしf/5.6が適正と判断すると、f/1.2におけるf/5.6の位置まで絞りを動かします。しかし、実際にはf/1.7のレンズが装着されているとすると、実際の絞りはf4程度にしか絞られないということになります。このため露出オーバーになるのです。

 また、KレンズやMレンズにおける絞りと絞りレバーの移動量との関係は、Aレンズ以降とは異なっています。Aレンズ以降は、絞りレバーの移動量と絞り値とは正確に関連付けられていますから、カメラ側からコントロールできるのですが、KレンズやMレンズの場合は、単に絞りリングで規定した位置にまで絞りを動かす機能しか与えられていませんでしたから、絞りレバーの移動量と絞り値との関連性は無く、それをAレンズとして作動させた場合の誤差は大きいのです。

 このことから、仮に改造によりマウント面の電気接点のみをKAマウントのように設置できたとしても、TvやPによるAEを実現することは不可能に近いでしょうが、Avについては、カメラ側からカメラ側での値としての絞り値には設定できますから、露出補正を組み合わせればある程度は実用になると思われます。

 

 KレンズやMレンズをK10Dに取り付けて、Mモードでグリーンボタン出た目撮影をすると、開放はアンダー気味で、絞り込んで行くとオーバー気味になります。これを補正するためには、現状では出た目を絞りかシャッタースピードを動かして修正しなければなりません。スナップ撮影などでのとっさのシャッターチャンスには間に合いません。*istDで可能だったMモードでの露出補正をK10Dでも出来るようになると、旧レンズの使い心地が格段に上がるのですが…

 

 昨日から続く雨は今日も一日中降り続いています。秋雨前線の仕業ですが、晩秋の気温には暖かいものが恋しい…

 

2007/9/29

 昨日の暑さと比べて、劇的に気温が下がりました。長袖のシャツでも肌寒いくらいでした。風邪引きが大量に出るかも…

 

 PENTAXのKAマウントには6個の電気接点が、KAFマウントには7個の電気接点がマウント面にありますが、これらの役割についてこれまでいろいろと分析を続けてきました。その一応の成果を得たので、道具倉の方に収納済…

 

2007/9/28

 夏に逆戻りの暑い一日でした。目黒雅叙園にて百段階段の各部屋を見て、その後食事をするプランに参加しました。和食懐石を選び、季節の月見に因んだメニューを賞味…

 百段階段は昔の目黒雅叙園が目黒川の改修により取り壊される前に見たことがあるのですが、覚えているのは階段が欅の一枚板で作られていたことだけで、各部屋の絵画などはまったく記憶から抜け落ちていました。鏑木清方の絵は、億単位の値が付くらしい…

 

2007/9/27

 この世に果物数多ある中で、至高無類の存在は、和梨に限ると思ふ雌山なのでありました。近年その和梨の品種改良目まぐるしく、どこまで美味のレベルが上がれば気に済むのか、その貪欲さこそすぐれてよきかな…

 先月来の虫歯治療が完了したので、昨日横目で見てパスした今年初めての「新高」と「ピオーネ」を土産にして帰宅…重量あたりの単価は新高に軍配…お得比べですが…

 

2007/9/26

 昨日の月と今宵の月、十六夜の月とを比べようと思って夜空を見上げても、厚い雲の向こうです。ままならぬは世の習ひ…

 

 駅前の八百屋の店先に「豊水」の姿は消えて、「新高」一色です。8月の猛暑のおかげで、今年の梨や葡萄は良い出来なのだとか…

 

 「名物に美味いもの無し」とは往年の名諺ですが、昨今は、特に東北の土産菓子には美味なるものが数多くなったと思います。南から三万石の「ままどおる」、支那ならぬかの亀屋万年堂が堂々とパクッている「萩の月」、黒胡麻餡に限る「白松がモナカ」、三陸さいとう製菓の「かもめの玉子」、りんご丸ごと入りパイの「気になるリンゴ」等々枚挙に暇無し…

 しかしながら、これは隣国支那にはいまだに当て嵌まらぬようで、それにしても昨夜食した支那土産の月餅の不味かったこと、横浜中華街の不出来なそれとすら比ぶべくも無し…

 

2007/9/25

 未明の小雨もあがり、曇天の涼しい朝です。今宵の雲行きが案じられますが、十五夜は十五夜ですから…

 

 昭和48年6月旭光学発行のレンズカタログが以前入手した資料の中から出てきました。何時入手したのかは亡念していましたが…

 これを見ると、この時点ではSPFはまだ発売されておらず、ESUも発売されていなかったようです。この年の7月がその時だったようで…

 開放測光対応マウント交換レンズのうち、1.8/55と1.4/50については鏡胴が2種類あり、そのうちのピントリングがアルミ削り出しのものは、開放測光ではないSPとSL用に作られていたということは分かりました。昭和48年7月にESがESUにモデルチェンジされたときにSPも開放測光のSPFにモデルチェンジされているようなのですが、それにはゴム巻きピントリングのものが組み合わされていたようです。

 

 日本の十五夜のお供え食べ物は里芋とか団子ですが、支那では月餅なのだそうです。先月下旬に息子が旅行したときの土産のそれがいまだに残っていますから、併せて賞味するとしますか…

 

   野は芒心に団子供へけり   雌山

 

 心配していた十五夜の夜空は快晴になって、斯くの如し…仲秋の名月ゲット…

 19時少し前の姿ですが、まだ満月には少し早いようです。明日の日中が、つまり地球の裏側が満月なるべし…

 慌しく撮影したので、解像感は今一…

 

 別棟2棟目を一応開設…

 

2007/9/24

 明日の晩は仲秋の名月なのですが、空模様が心配です。芋名月の別名もあり、この場合の芋は里芋…

 

   親は蓑子の装ひて衣被   雌山

 

 里芋の別称に蓑芋という言い方があります。里芋の小芋を衣被(きぬかつぎ)と言います。また、これを皮のまま茹でたり蒸したりしたもののことで、まだ熱いうちに皮を剥き、塩を付けて食べるのは殊の外美味…「きぬかつぎ」という言い方は女房詞が起源にて 、昔身分の高い家の婦女子が外出する際、顔を隠すため頭から衣をかぶったことを意味する「きぬかづき」の転なるべし…イスラムの民の顔隠しとさして違わぬ風俗なり…故に上の句は「親は身なり構わずあくせく働いているのに、その子はちゃらちゃらと着飾って遊び呆ける」との意も込めたるなり…

 言葉の「転」というのは、結構数多く発生していて、山茶花(さんさか)が「さざんか」に、新(あらた)が「あたら」になどが代表的な例です。

 また「女房詞(にょうぼうことば)」というのは宮中などの高級女性職員などの使っていた隠語で、食べ物などを言い換える例が多く残っています。ネギを「一文字(ひともじ)」というのもそれで、ネギというのは元は「葱(き)」と言われていて、一文字であるところからそう使われたのらしき…

 

   一文字の潔きかな白き肌   雌山

   笥に葱のみ糟湯酒酌む壺の侘し   雌山

 

 少し涼しい中を一刻ばかり散歩しましたが、路傍にヒガンバナ、曼珠沙華が咲き始めていました。今年は暑かったので遅れるかと思っていましたが、律儀にも彼岸に間に合った…

 

   迂回する道も幾つも彼岸花   雌山

 

 これは安倍首相、また同病を患う輩総てに贈る句なり…

 

2007/9/23

 彼岸の仲日、秋分の日です。曇りがちの朝、少し涼しさが届きました。

 

 smc Macro TAKUMARの鏡胴を分解すると、鏡胴の大きさに比べて中のレンズ群の小さいことに改めて目を見張ります。その中に前後の移動量の大きなリンクの絞りを組み込む大変さに感動も…

 

2007/9/22

 快晴の朝、まだ低い正面の太陽に小手を翳して土曜日恒例の燃やさないゴミのごみ出しに…今日も暑くなりそうです。彼岸なのに…

 

 別棟2棟目の原稿のためにノギスと上皿秤で実測をしていますが、世間に露出しているデータとは結構大きく異なっているのに驚いています。ルーズな転記(冷や汗三斗…)や誤記なども多いのかも…

 金属鏡胴の交換レンズを分解組立していると、このごろのエンプラのものとは比べ物にならない品格を感じます。背筋を伸ばして正座した姿が見えます。安けりゃいいのくだけた身なりで良しとした犯人たちの先頭は、我ら団塊の世代なのかも…

 

2007/9/21

 別棟2棟目の原稿は進んでいます。広角レンズ群にも手を染めています。撮影がまだなのは相変わらずなので、公開もまだ…

 

 多少空気が乾いてきた感じはありますが、暑いことには変わりなし…

 

2007/9/20

 帰りの電車の窓越しに見る10日の月はいっしょに走っていました。まだ右半分だけの姿ですが、必死に満ちようとするがごとく…

 

 彼岸に入ったので般若心経など紐解き、その解意と読誦ぐらいは身に付けようとしばし格闘…難解な論理に困窮頻りなりき…結局は、「五蘊皆空」に帰結なるべし…

 

   月照らす彼岸の街や即是空   雌山

 

2007/9/18

 秋の彼岸が迫りましたが、蒸し暑さは解消されません。多少北東気流が入って曇り勝ちではありましたが…

 

 別棟2棟目にsmc Takumarの分解整備ページを書き進めています。1.8/55は一応完成しましたが、1.4/50も解説文は完成したものの、撮影がまだなので、公開はいま少し後に…3.5/135はあまり書くことも無いので、簡略にするかも…

 

2007/9/16

 蒸し暑さが続きます。秋の歩みは遅々として…

 

 昨日はsmc Takumar 1.8/55oの分解整備ページの原稿を書き始めました。試みに一部を分解して、改めてその構造の合理性に感心しています。雌山亭別棟の2棟目を建築中なので、それに格納できればと、のんびり格闘中…

 

2007/9/14

 日没時刻も早くなり、涼しくもなってきたので、古レンズの分解整備と過程の撮影記録などを、ぼちぼち始めようかと思っています。まず手始めは、最も大量に世に残ると思われるTakumarの1.8/55oから…

 

2007/9/12

 午後から雨の上がった空は、夕焼けが稀に見る美しさでした。青空を挟んで東西に幾筋も横たわる雲列を照らす夕日の色は、まさに茜色…

 

2007/9/11

 今日の天気も概ね昨日と同じ、雷雨だけが違いか…明日も同じと看破…

 

 今夜は新月です。…曇りもあって、夜が一段と暗い…

 

2007/9/10

 時々驟雨が襲ってくるめまぐるしい一日でした。今週中はこんな天気なのかも…

 

2007/9/9

 今日は重陽の節句ですが、昨日が白露ですから、やはり陰暦でないとピンと来ません。菊の節句ですもの…

 

 昨日の予報では今日は曇りで少し涼しく、午後には俄雨もとの事でしたが、丸っきりの外れで、一日中暑い快晴でした。こんなことも珍しい…

 

   秋暑し草木の疲れ身の疲れ   雌山

 

2007/9/8

 台風一過の酷暑になりそうな朝です。次の10号は東海遥かを行きそうですが…

 

2007/9/7

 今朝の通勤は危ないところでした。少し早めに出なければ、多摩川大増水による京浜東北・東海道線の運休にひっかかるところ…

 右岸土手から左岸土手までを占めて流れる濁流の迫力は久し振りです。でも、これの後片付けに、いったい何億円かかることか…

 

 ニコンの中級機の発表に続き、同じ撮像素子を使用すると思われるSONYの中級機が発表されました。さて、これを使ったPENTAXの中級機の発表は何時になるのか…

 K10Dが「中級機」として他より弱いところは、AFのスピードとシャッタースピード最高速、連続撮影速度ぐらいです。これらを他社並みに引き上げれば、他の基本機能は他社のものを凌駕しているので、競争力は十分…

 

2007/9/6

 わーん、台風が上陸してしまう…天気予想師の託宣では、房総半島をかすめるコースのはずだったのに…

 上空の偏西風が北東方向に蛇行しているのが原因とのこと…梅雨のころは南東方向に蛇行していたのに…このままだと、明朝の通勤電車が止まらないか心配です。小河内ダムの放水は平常の10倍以上にしたということで、多摩川下流の増水も必至で、河川敷ブルーシートの行列は流れ去るかも…

 

 手持ちのインナーワンタッチ形式のレンズキャップには、総て滑り止めの溝を刻みました。別物のように使いやすくなりました。構造上、製造時に加工すると、コストが相当に上がるのかも…

 

2007/9/5

 スコール的な降雨が断続的にやってくる一日でした。台風が秋雨前線を刺激しているのでしょう。明日も同じような天気か…

 

 明日は、手持ちのレンズキャップをすべて改造してしまうつもりです。圧倒的に使い易くなるのですもの…

 

2007/9/4

 二百十日を過ぎていよいよ台風到来の季節になりました。9号は旋回して房総半島をかすめるコースでしょうが、次々と遣って来そうな風向きに…

 

  この旅行中にも感じたことですが、エツミの発売している朝鮮製のインナーワンタッチキャップは、内側のつまみ部分が滑ってつまみ難く、フードを装着したレンズへの脱着がとても遣り難いものです。そこで、指でつまむ部分にカッターナイフで深い溝を何本も平行に刻んだところ、指が滑らずにしっかりと保持でき、非常に具合良くなりました。同様な構造のオリジナルレンズキャップやタムロンのOEM製品もこれを行うと快適な使用感になると思われ…

 

2007/9/3

 龍泉洞の狭く急な階段昇り降りや北山崎の段差の多い階段昇り降り、恐山での奥の院参拝・賽の河原廻りなどのせいか、今日になって太腿の筋肉が少し痛みます。バスでの観光地巡りは準備運動無しのクールダウン無しで、しかも狭い座席での長時間移動なので、やむを得ぬ仕儀…

 野辺地漁港の埠頭で目の前で開いて切り分けるホタテの刺身や炭火の上での浜焼きを振舞われ、その味と値段に引かれて送ってもらったクール便が届いて、家中焼きホタテの匂いが充満しています。漁協の人の南部訛での説明では、夏に多い貝毒は、ウロを食べなければ問題ないそうで、歯応えのあるヒモは特に美味…

 

   旅の味お国訛と帆立焼   雌山

 

2007/9/2

 昨夜、午後11時56分、二泊三日の家族旅行から帰宅しました。不動明王に祈ったご利益か、中日に小雨に遭った以外は好天に恵まれました。最後の訪問地恐山奥の院不動明王像に対面し、陀羅尼を唱えてご利益を感謝…

 新調のDA☆レンズを携行しましたが、16oの広さには満足しました。中日の小雨も防滴性能故にまったく気にならず、SDMの快適さも享受…

 

2007/8/27

 盂蘭盆会の月は初秋の月、見事に丸いが、まだ世の中は暑い…

 

 お勤めから帰宅してPCを立ち上げましたが、インターネット環境と繋がりません。以前はよくあったプロバイダの機器故障と踏み、夕食後、再び立ち上げても繋がらず…もしやとモデムを見ると、点灯が少ないような…電源を抜いて入れ直すと、目出度くインターネット世界へ復帰…

 30日木曜から北東北東半分へ家族旅行ですが、秋雨前線が下りて来そうな気配が…不動明王に祈らねば…のうまくさんまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん…

 

 今日は本物の盂蘭盆会ですから、光明真言も唱えましょう。

 おんあぼきゃべいろしゃのうまかぼたらまにはんどまじんばらはらばりたやうん

 大日如来にも…おんあびらうんけんばざらだどばん

 

 レンズ弄りのために、レンズサッカーを入手しました。どれだけ役に立つのか懐疑的なれど…

 

 黴の繁茂したものや、ヘリコイドが重かったり軽すぎたりするものや、絞りが粘るものを我慢して使っている人の気が知れません。レンズの分解整備は、電気仕掛けが内蔵されるようになったものやズームは別格として、シンプルな所謂オールドレンズなら、道具やスキルなどの敷居はそれほど高くありません。効果に比してリスクは少ない…

 黴は跡形も無く取れるものが殆んどです。エタノールやベンジンだと取れないものでも、中性洗剤とぬるま湯と清潔な指先でOK…

 

2007/8/26

 デジタル一眼レフカメラにおいては、各種の設定の多様性は提供されているものの、ユーザーがカメラ側の機構をあれこれいじる余地はあまり無く、撮像センサーを始めとして、言わばブラックボックス化していると感じています。しかし、映像の入り口であるレンズについては、フイルムカメラのものがそのまま使えるということもあり、色々といじる楽しみがあります。

 使い古した交換レンズを分解して清掃等の整備を行うのも楽しみのひとつですが、改造を行って映像の変化を楽しむという面白さもあります。交換レンズは何枚ものレンズ玉を組み合わせて各種収差を除去しています。このレンズ玉の幾つかを取り去ることにより、収差により生じる、癖のある画像を作り出すという楽しみです。

 レンズ玉の幾つかを取り去ると、焦点距離が変化し、フランジバックが狂います。凸レンズを取り去ると焦点距離が大きくなりますから、接写リングやベローズなどで不足するフランジバックを補います。逆に、フランジバックが不足する場合は、近接撮影だけになりますが…

 また、他マウントのレンズのマウントを付け替えたり、マウントアダプターを利用することで、そのレンズの描写を楽しむというようなことも手軽に試みることが可能です。

 

2007/8/25

 デジタル一眼の場合、クロップ撮影機能というものを付与することが可能です。たとえば、APS-Cフォーマット用のイメージサークルを持つレンズを135フォーマットのカメラで使う場合に、全体の画像の中からAPS-Cサイズの部分だけを画像として切り出す機能です。撮影後、PCを使ってケラれた部分を除くトリミングをしても同じことですが、大量に撮影する場合など、その機能の利益は大きいものがあります。

 つまり、デジタル一眼の世界では、小は大も兼ねるということが成立するということです。互換性を考える上で重要なことでしょう。DAレンズやDXレンズも、あながち捨てたものではない…

 なお、暮れに発売を予告されているニコンのD3は、135フォーマットの撮像素子を採用していますが、DXレンズ以外のFマウントレンズ装着時でも、クロップ機能により、左右を3ミリずつ切り落として大判カメラと同様な4対5のアスペクト比の画像を得られるようにしています。このことにより、Fマウントレンズのイメージサークルでは回避困難な周辺部の像の乱れを少しでも逃れるという効果も得ようというのでしょう。より広角なレンズの同時上梓も、実質画角減少への対策であること論を待たず…

 

 一眼レフのマウントの規格としてフランジバックがありますが、デジタル化によって、この長さの多寡が画像の品質に影響を与える事になっているようです。

 同一サイズの撮像素子で同一焦点距離のレンズの場合、フランジバックが長いほど周辺部への光は少ない角度で届くことになり、平面で受光するフィルムとは異なり、筒状の奥で受光する撮像素子では、この角度が大きいほど受ける光の量が減少することは当然のことです。

 つまり、フランジバックが長いマウントほど周辺画質の劣化が少ないということになります。現行の主要な135フォーマットのカメラの中ではニコンのFマウントが最も長く、キヤノンのEOSマウントが最も短くなっています。撮像素子を135フォーマットとしたときに、最も画質が低下するのはEOSマウントということになるのかも…

 ニコンがあえてFマウントのままで135フォーマット撮像素子を採用したのは、4×5比のクロップ機能と、より広角なレンズの提供により、キヤノンが露呈している弱点は克服できると判断したのかもしれません。その比率はプロが使い慣れているものでしょうし…でも、言い換えれば、D3はフルサイズではなく、フルサイズも使えますという、なんちゃってフルサイズかも…

 135フォーマットを4×5比に使うと、画角で89%弱となります。つまり焦点距離は1.125倍ですから、24oは換算27oということに…

 なお、PENTAXのDAレンズにはイメージサークルが135フォーマットをカバーするものもありますが、DA☆16-50/2.8SDMは全焦点距離を通じて殆んど同一のイメージサークルで、135フォーマットでは四隅が蹴られます。4×5比でも無理かも…

 

2007/8/24

 ニコンのAPS-Cフォーマット機D300に使われる撮像素子は、SONY製のCMOSのようです。PENTAXもこれを次世代機に使うのかな…

 

2007/8/23

 朝の雨のせいで東電の喜ぶ涼しい一日でした。雷雨には祟られましたが…

 

 キヤノンに続いて、ニコンもフルサイズ・ハイエンド機とAPS-C中級機を発表しました。11月の発売だとか…Fマウントレンズのイメージサークルで、デジタルで必要とされる十分な周辺画質が得られるのか、特に広角系でどうなのか、見ものではあるかも…

 

2007/8/22

 昨日にも増して暑い一日で、しかも帰りの電車は落雷の影響でダイヤが乱れてえらい混雑となり、踏んだり蹴ったりでぐったり…

 

 電力供給のピンチは今日が最高だったようで、ぎりぎりのところまで行ったようです。大口消費のところには節電を必死で要請したような…

 どうしても辻褄が合わないときには、どのようにするシナリオがあるのでしょうか。停電のシナリオ…

 

 自作したKマウントとSマウントのリバーシブルカメラマウントキャップです。マウントアダプターKのホルダーにもなり、K10DGPにはぴったりの色使いと、自慢たらたら…

 使用レンズは新調のDA☆16-50/2.8SDMをF11に絞っての撮影です。使用焦点距離は39o…質感の描写はなかなかのもので、物撮りには絶好かも…

 

2007/8/21

 暑さは続くよ何時までも…と戯れ歌が出る始末です。北の冷涼高気圧はまだ気弱なようです。熱中症にだけはなるまいぞ…

 

 キヤノンのデジ一眼新型が続々出ます。金にあかしたハイエンドは別格として、手の届く20万円以下では、総合的にK10Dを凌駕するものになっていないと見たは眇か…食指はぴくりともせずなり…

 

 初秋とは暦の上ばかりにて、残暑の日々は我慢の日々…

 

   上り月初秋の宵ぞ照らしをり   雌山

   

2007/8/20

 暑さがぶり返して来た朝です。湿度も高い…涼しさの後では少しこたえます。当分のお休みも今日まで…

 

 KマウントとSマウントのリバーシブルカメラマウントキャップを自作しました。弾性のある超強力両面テープで背中合わせに接着しただけですが、Sマウントの方が使わないときの外したマウントアダプターKのホルダーとしても役立ち、存外の成果…

 レンズマウントキャップを背中合わせに接着したものは、Kマウント同士を接着したものを亭主は製作しています。これは散歩のときなど、交換レンズ2本をウエストポーチなどに放り込んで置くときに便利です。2本別々に入れると、それぞれを保護しなければ当たりあって傷だらけになりますが、これなら裸で入れても傷付きません。単焦点ならM135oとDA21oを気軽に持ち歩けます。この場合、両面テープだけでは強度が不安なので、穴を開けてビスで留めています。

 

 SONYからAPS-Cサイズの新CMOSセンサーが発表になりました。同社製カメラ以外にも、NikonやPentaxの次期新型に採用されるのでしょうか…

 

2007/8/19

 年に一度の邂逅の日、初秋の節句である七夕は今宵、天の川を見ることもなくなった都会の明るい夜空を仰ぎ見るのも一興なるべし…

 

   牛飼いやネオンの沼に足とられ   雌山

 

 秋霖前線が日本列島を南北に分断しているので、西南日本は猛暑、東北日本は冷涼と、まさに長い日本列島を見事に演出しています。真ん中前線の下の関東は雲が多く、今夜は星空にならなそう…

 

 Pentaxのレンズキャップは、時代によって幾度かの形式の変遷がありますが、レンズマウントキャップも、バヨネット式Kマウントだけでも2種類あるのです。マウント面に電気接点の無い時代のものと、それより後のものと…

 Takumarなどネジマウントレンズにストッパーを外したマウントアダプターKを装着している場合に、携行時などレンズマウントキャップをする必要があるときには、後期型だと緩くて容易に脱落してしまいます。でも、前期型ならしっかりと締まりますから問題がありません。

 Mシリーズ以前のレンズに付いていた前期型は、今では中古市場で調達するしかありませんが、後期型を改造することで脱落しにくいものとすることも可能です。キャップのフランジ面にバスコーク等 のシリコーン系充填材を厚く塗布し、これによってガタを無くすのです。弾力性があるので、バスコークは最適かも…

 こうして改造した後期型キャップは、Kマウントレンズでは使えません。そこで、背面にネジマウント用キャップを背中合わせに接着すると、リバーシブルのレンズマウントキャップが出来上がります。マウントアダプターKも高価になったことで、Takumarの数だけ調達するのも大変ですから、アダプター付と無しの両方に使えるマウントキャップは便利なのでは…これは、カメラ側のマウントキャップにもあてはまりますね…

 

2007/8/18

 昨宵の雷雨のお陰で、久し振りの涼しい朝です。分厚く曇っていますが…

 外気は涼しいのですが、家の中は昨日の熱気が抜け切れていません。全館冷房ではないもので…

 

 DA☆16-50/2.8SDMに付いてきたФ77oレンズキャップは、まったく新しいかたちのものです。先代のФ77oレンズキャップはDA14/2.8にまで使われてきました。

 今度のものは、フードを装着したままでも脱着がし易いTamron形式に近い型で、好感の持てるデザインです。水没時など、先代同様に分解してコイルバネのメンテナンスも可能ですし…

 スプリング式のレンズキャップは、初期のものは可動部分の分解ができない形式のものが多く、可動部が破損すると修理も困難で、しかも壊れやすかったので、可動部の片側だけ壊れたものが幾つもジャンク箱に転がっているというありさまでした。

 でも、分解が可能な型なら、「二個一」という技法で再生も可能になります。やはり、こうでなくちゃ…

 

 昨日、今日と、千葉県沖で地殻がみしみしと軋んでいます。いよいよバキッと来るのか…

 

   渡る瀬のありかたずねむ天の川   雌山

 

 今日は陰暦7月6日ですから、明日の宵は七夕です。これが本当の本物です。近頃は贋物が多い…あの京都ですら陰暦であるべき盂蘭盆会の送り火「大文字焼き」を贋物の「月遅れ盆」でやるご時勢…

 

2007/8/17

 日本が一番暑い日というキャッチフレーズがまともすぎてあほらしく聞こえる昨日でしたが、秋霖の先駆け前線が降りて来る気配もあって、猛暑の日々も先は見えたようです。今朝の空には鰯雲が…

 

 エアコンの効いたところから出たくないというのが本音です。近所のショッピングモールを幾つか梯子しましたが、どこも涼みに来ている家族連れがいっぱい…

 トイレの網戸とガラス戸の隙間から夜間にゴキブリが侵入することを突き止め、そこを塞ぐための部材を調達しました。ブラシ状に植毛してあるテープを採用しましたが、施工は大成功…のように見える…

 

 夜に入って夕立があり、至近に数発の落雷がありました。その音の迫力は格別…

 

2007/8/16

 話題は猛暑しかありません。もっとも、身体が順応してきているようなきらいも…

 

 通勤混雑も戻りつつあります。亭主は何とかの節句働きを励んだので、明日から当分お休み…

 

 シナ民族の本質としての不道徳性を忖度しているどころではなくなっています。この民族にもシナ民族の血が混じっていることは確実…@白い恋人たち…道産土産なら、六花亭の方が好みだったので、のーぷろぶれむ…

 

2007/8/15

 本当に、いい加減にしろよという暑さです。冷房に馴れた身体では棲息できない…

 

 今日の通勤電車は本当のガラガラでした。皆休んでいるのね…

 

 K10Dがまた賞を取ったそうです。ヨーロッパの業界雑誌社で作る団体の賞だとか…写真を趣味としている人にとって理想的カメラと評価されたそうですが、現時点ではまったく正しい…

 

2007/8/14

 通勤電車は、今日は昨日より空いていました。猛暑は週末まで続くような気配…

 

 ここのところの天気図をずっと見ていて、そうなるのではないかと推定していましたが、北朝鮮は洪水被害が出ているようです。山がまる禿げですから、ちょっとした大雨ですぐに洪水になるのでしょう。山林の無責任な収奪、治山治水の放置は、山賊金日成一派の行った最大の犯罪なり…まだ熱帯低気圧や台風8号などが続々と朝鮮半島に向かいそうですから、哀れ、この冬以降の同国民の飢餓地獄は決定的…

 

 シナでは完成したばかりの橋が、足場を外したとたんに崩落して多くの死人が出たとのことです。空港から観光地へ向かう途中の橋だとか…出鱈目食品の恐怖、垂れ流し環境破壊にインフラ不安も加わって、いまどきシナ旅行に行こうなどと思う人たちがいることが不可思議…

 

 亭主が思うに、シナは孔子や老子など多くの道徳思想家が輩出しています。その教えは周辺諸国にも伝播してもてはやされ、それぞれの歴代国家権力によって取り入れられてきました。シナにおいてなぜそのような思想が生まれ、国家権力がそれを統治の手段として重用してきたのか…畢竟、 シナ民族が本質として持つ非道徳性が淵源にあるのではないか、荀子性悪説の正しさを証明しているのではないかと…

 

2007/8/13

 通勤電車は空いていましたが、ガラガラというほどでもありません。期待外れ…それにしても暑い…

 

 ペルセウス流星雨を見る撮る気力はありません。空は明るいし、蚊は跳梁跋扈しているし、何より眠いし…

 

2007/8/12

 暑いの暑いの飛んでけ…という朝です。でも、まだ旬日はしっかりと暑いのかも…

 

 月末からの家族小旅行を計画していますが、携行は新来レンズ1本のつもりです。間に合って良かった…

 

   みちのくで実りの誘ふ秋の旅   雌山

 

2007/8/11

 今朝は蝉が朝寝坊で、静かです。庭の八朔は実数は少ないものの、その大きさをぐんぐんと増しています。艶のある緑は楽しみ色…

 

   蝉時雨翳を選んで項垂れて   雌山

   空の色雲の振舞ひ秋立ちぬ   雌山

   朝顔や憶良が貌ぞ想ひけり   雌山

   結跏趺坐陀羅尼唱ふる盂蘭盆会   雌山

   慈救の呪を唱ふる吾に蝉唱和   雌山

 

 西日本に多いというクマゼミの声を昨日朝の鴨居駅で聞きました。駅裏の公園の木で鳴いていたのですが、シャーシャーという傍若無人な蛮声には辟易…

 

 まだ届かない待ち人のつれづれとて、句作三昧の亭主なり…

 

   物売りの声音流れ来秋茜   雌山

   七夕や夜空仰ぐを忘れをり   雌山

   溢れ来て言ひ忘れけり百日紅   雌山

   七草をかき数へつつ偲びけり   雌山

   指折り次が出てこぬ女郎花   雌山

 

 正午少し前にクロネコにて到着。早速K10DGPに装着して試写しました。防塵防滴仕様のためかズームリングは抵抗感が強く、焦点距離によってそれにも若干変化が…

 流石にAF駆動音は微小で、合焦は円滑です。特段に素早いという感じはありませんが、蝶や鳥などの高速飛来物を狙うのでなければ不足は感じません。MFがとてもし易いのが嬉しい。外装はエンプラなので、重量はフル装備状態で1.7キロ余…

 レンズキャップが新しいデザインになりました。OEMのTamron型に似ている扱い易いものです。これから皆これになるのかな…

 

 Pentaxのサイトに、早速品不足の告示と謝罪が出ました。K10Dを入手した人で、高性能SDMレンズを使いたくないと思う人がどれだけ居るというのか…K10Dの発売時の騒動とその後の売れ行きを考えれば、月産1000本では超入手難となること自明の理なり…

 

 1.10のファームにしているもう1台のK10Dに取り付けてボディ内モーターでの操作性も試しました。甲高いギヤ音と共に素早く合焦します。互換性は十分と看破…

 この機体は主用途をTakumar用としているので1.10ファームで居る必然性も無いし、SDMの静粛性は捨て去るに忍びないので、1.30ファームにすることにしましたが、そのヘッダを1.10用に書き換えて、うらメニューの使える1.10ファームに戻るときに正規ファームが直接入れられるようにしました。なので、表示はバージョン1.10でもSDM作動…

 

「DA☆16-50/2.8SDM」の口径は77oでDA14と同じですが、花型フードの装着溝は互換性がありません。誤着装を防ぐためなのかな…

 

2007/8/10

 ガツンと言う感じの暑さです。屋外で仕事は辛いでよ…

 

 予約先からメールが来ていて、発送済みとのことです。明日届くぞ…

 2月23日に予約しても今回出荷分を入手出来ないというクチコミがあります。ほんまかいな…

 こんな状況が続くと、ロードマップにあるレンズたちの発売時期が心配…どう考えても生産力が間に合わなそう…

 

2007/8/9

 暑さは日本列島にどんどん溜まっているようです。陽の光は少し斜めになって、その分目に眩しい…

 

 土曜に発売予定の「DA☆16-50/2.8SDM」ですが、予約先の状態を見ると出荷準備中となっていて、品物は配送センターにあるようです。予約しても入手が当分先になる人も多いようですが、2月22日予約の威力はこんなもんで ぃ…

 

 ネット上のクチコミで横浜圏では高島屋の野田岩と並ぶとかいう新横浜の店に家族で行って、坂東太郎とかいう養殖鰻の鰻重を食しました。クチコミ決して信ずるべからず…

 

2007/8/8

 暑さは同じでも、今日からは残暑と言わねばなりませぬ。立秋…

 

   青空の青乾きけり今朝の秋   雌山

 

2007/8/7

 暴力的なほど蒸し暑い日が続きます。今週は全部同じと気象予想師雌山は断定…

 ところで、今日は夏の最後の日です。明日から秋ということで「秋隣」という季語が使える日です。「夏隣」や「冬隣」は風情がある句になることが多いのですが、「秋隣」はあまりものになりません。まだ暑すぎるからかな…

 

   今日までと思ふ吾居て秋隣   雌山

 

 明日の朝は「今朝の秋」という季語が使えます。この季語、大好きです。われながら佳作を自負するものも幾つかものにしています。今年は何が出来るかな…

 

 ミンミン蝉の今朝の出勤は6時5分でした。これが本来の姿か…

 

2007/8/6

 暑さ本番モードに入っています。太平洋の高気圧がどっかりと関東南部に乗り上げていますから、当分猛暑は続くべし…

 台風6号は優勢な太平洋高気圧の外縁を進みますから、西進して支那南部に向かう模様…

 

2007/8/5

 晴れてはいますが湿っぽい朝です。屋外での行動には適していない…

 

 何本かある「smcTakumar28o/F3.5」のうち、どうしても飾銘板が回らないものがあったのですが、綿棒を使って無水エタノールを飾銘板周囲に浸み込ませてから雌山特製工具で回したところ、前群ホルダーごと取れて来ました。飾銘板と前群ホルダーの間に汚れが入り、粘着していたようです。

 このレンズも、ピントリングやヘリコイド、絞り機構をいじらなくてもレンズ玉の分解清掃が可能です。張合わせ玉も使っていないことから、非常に長い寿命を約束されている名玉なり…

 この時代のレンズは、小ビスにマイナスネジ頭のものを使っているので、外してしまうと奥まったところなどへの取り付けが面倒です。どうしてもうまくいかなければ、溝にぴったりの精密ドライバーと小ビスを瞬間接着剤で付けてしまうという手もありますが、これも相当に面倒…

 

2007/8/4

 南の風が街路樹を大きく揺さぶっています。湿度が高いので空は白っぽい朝です。

 日本海沿岸を進んだ台風は、津軽海峡を通過しそうです。北海道にかかる梅雨前線を刺激して雨は激しいようですが、風がさほど強くないようで、被害は少なそう…

 

 半年前に予約注文したDA☆16-50/2.8SDMの発売日が一週間後に迫りました。とはいうものの、なかなか迫らない感じではありますが…

 

 梅雨明けが遅れた今年の土用は土用干しに適した日が少なく、梅干の出来が心配です。来週はもう立秋ですから…

 

   天地の気喰らひ尽くさむ土用干   雌山

   益体も無いと言ひ捨て鰻飯   雌山

   夏痩せの鰻獲る人流されな   雌山

   殴り付け蹴り飛ばし来る大暑かな   雌山

 

 ミンミン蝉の出勤時間は、今日は8時です。油蝉は10時の重役出勤かな…

 

 酷く暑い昼下がり、暑苦しい油蝉の斉唱に包まれていると、柏崎刈羽原発停止による電力不足が心配になります。西の窓はシャッターを下ろして陽射しを遮ってと…

 

 K10Dのストラップ釣り環は固定式なのでストラップの痛みが著しく、しかも操作性が劣悪なので、市販の正三角環を何とか装着し、市販の保護皮を併用してストラップを取り付けました。後ろから見て左側は*istDと同じように横に飛び出している釣り環なので簡単ですが、右側は埋め込まれているので少し難儀でした。Pentax純正の台形に近い三角環だと成立していないかも…ストラップがカメラの動きをあまり拘束しないので、非常に使い易くなりました。

 

 K10Dのバッテリーグリップは指掛かり部分が薄いために、縦位置撮影時に掌へ密着させると指が曲がり過ぎ、あまり操作性が良いとは思えません。ところが、三脚穴にクイックシューを取り付けると非常に具合が良くなるのです。

 クイックシューは角張ったものですから感触は良くありませんが、グリップ性という点では格段に向上しますし、ダイヤルやボタンの操作性が良くなります。三脚の使用にも便利ですし、今では常着…

 

2007/8/2

 今朝の出勤は台風の外縁驟雨に祟られました。昼間は小一時間炎天下でお仕事…半分は木陰でしたが…

 

 台風は予想通り最悪のコースを辿りそうです。皆で念力を送って、シベリヤ送りにせまそふ…

 

2007/8/1

 台風の進路は西寄りに変移したようです。このままだと、関門海峡を抜けて日本海沿岸を北上し、最悪の果物被害をもたらしそう…今年の秋は梨は無しかも…

 

 茶毒蛾の幼虫の2回目の発生を見たとの情報が造園業者からありました。そうだとすると、今年は3回以上の発生になるかも…雌山亭の生垣も、今週末はスミソン散布が必要になるのかな…

 

 今年の八朔は実数が少なく、去年の疲れが明白です。今年は12月中に全部収穫してしまうぞ…

 

2007/7/31

 昨日、今日と、少し涼しい朝です。昨夜の雨で地面はまだ濡れています。今年は蜘蛛が多い…

 

 今宵は晩夏の立待月、ここ数日の月は梅雨空に邪魔されて十分には見られませんでした。今年の盂蘭盆の月は8月27日、中秋の月は9月25日ですぞ…

 

2007/7/30

 今日も警報の出る雷雨になりました。上空に入ってきた寒気のせいですが、この調子だと、梅雨明けは台風5号が去らないと駄目かも…

 

 東京選挙区の当選確実を打った責任者は、早々と当確を出した無所属候補の得票がなかなか伸びず、途中ハラハラのし通しだったのでは…結局はビリ当選で、次点とも余り差が無かったし…たぶん、上層部に叱責されているハズ…でも、外れを打たなくて、ヨカッタ、ヨカッタ…

 

2007/7/29

 蒸し暑い朝です。午後には上空に寒気が入り、夕立になるらしい…

 

 K10DにsmcTakumar35o/F3.5を装着してみたら、無限遠が狂っていました。オーバーインフですから、たいして支障は無いのですが、近距離でもレンズ指標とずれるし、実質の最短撮影距離が若干長くなっているので、調整することにしました。

 この出目金レンズ、PSマウントTakumar時代の鏡胴としては最も小型軽量でした。後の時代のKやMシリーズなどと鏡胴の基本構造は殆んど同一で、無限遠の調整はレンズ先端の飾銘板を外し、その銘板をねじ込んでいるフィルター取付枠を「00番小ビス」3本を抜くことにより外してから、現われる「00番小ビス」3本を緩める(抜く必要は無い。)ことによってピントリングをヘリコイドからフリーにし、無限遠の出た位置で再び締め付けることで行います。

 元々がオーバーインフでしたから、あらかじめ無限遠の出た位置にしておいてピントリングをフリーにし、ピントリング指標を無限遠位置に併せて小ビスを締め付けるだけで今回の調整作業は完了…

 ねじマウントのレンズは心持ちオーバーインフにしておくほうが使い易いので、そのように調整していたのですが、絞り開放で使うことが多いと誤差が気になります。さて、使い易くなったかな…

 このレンズをK10Dで使う限りにおいては、フードはTakumar200oなどの望遠用58o径フードに49→58ステップアップリングを併用したものが、間に保護フィルターを挟んでもぎりぎりで使えます。これなら非常に深く覆えますので、晴れ切りの必要はまったく無し…

 

 レンズの無限遠調整の仕掛けは何種類かあります。標準から短焦点のものは、このレンズのような方法が多いのですが、ピントリングをヘリコイドに締め付けている小ビスのある場所は、長いレンズの場合、ピントリングの外周にあるものがほとんどです。これらは、調整のためなら抜き取る必要が無く、緩めるだけでよいのです。抜き取ると、再取付けに手こずる場合もありますよ…

 

 レンズ弄りのついでに、smcTakumar28o/F3.5の無限遠点検もしてしまいました。銀塩時代は最もポピュラーな広角でしたが、今では広めの標準という位置付けのレンズかな…

 これ、飾銘板がレンズ玉本体部分より沈んでいるので、取り外し工具を選ぶという困難さがあります。雌山特製が最も適当かも…

 

 方々で警報級の大雨になったようですが、雌山亭近辺は降雨無しです。真っ暗にはなりましたが…

 

 投票・開票作業に従事の人たち、蒸し暑い中、本当にご苦労様です。総ては「ぼっちゃん安倍」らの思慮の無さから生じたことですが、えらい迷惑でしたね…小泉といい、赤城といい、渡辺その他、二世、三世政治家共の無恥無能振りはどうにもならんて…

 

 夜になって、とうとうドンガラ始まりました。雨音も強く、稲光も眩しい…

 

 投票終了と同時に当確が出ています。まだ開票が始まっていないのに…前は開票開始まで待つだけの節度が有ったのに、政治が乱れるとマスコミも真似をする…それとも前後が逆なのかな…

 

2007/7/28

 午前中は持ちそうな朝です。明日は雨が戻るらしい…

 

 そろそろ花火の季節です。今夜は隅田川です。雲が低いと見栄えがしないし、湿度が高くて風が少ないと煙が晴れないので興醒めに…

 

 DA☆レンズ2本衆ですが、最初のSDMレンズなので、売れて当然でしょう。K10Dを買った人の相当数が購入するでしょうし、K10DGPを買った人ならなおさら…ということで、月産1000本では当分入手難になること必定なり…

 

2007/7/27

 昨夜点検していて気づいたのですが、「デジタル道具蔵」に搭載したK10Dのファームバージョン1.30からの1.10へのバージョンダウン方法について、タイプミスで「1E」とすべきところを「E1」としていました。これだと「30」じゃなくて「225」ですね…

 まあ、225でも30よりは大きい数字ですから1.10へのバージョンダウンはできるのでしょうし、「ファーム初期化法」で正規の1.10に戻せば、そこから正規の1.30にもバージョンアップ出来るでしょうから、極小声でノープロブレムということに…

 

 今日発売のDA☆50−135ですが、予約集中による品不足で、入手難になっているそうです。早期予約の人は大丈夫のようですが、日和見していた連中は相当に遅くなると見た…

 8月11日発売のDA☆16−50も同様なことになるのでしょう。亭主は2/22予約ですから大丈夫のハズ…

 

2007/7/26

 夕立の合間を縫って無事帰宅。梅雨のご帰還か…

 

 別宅にある「デジタル道具蔵」が覗かれているような気配…こそばゆい…

 

2007/7/25

 まだ梅雨前線は戻っていませんが、ここで梅雨明けとは言い難いでしょう。大陸方面にはモンスーンが控えていますから…

 

2007/7/24

 梅雨前線が消えて、高気圧に覆われたため、快晴の朝です。オホーツクの冷たい高気圧も東に遠ざかりましたので、北東気流が関東・東北東部に入らず、曇りがちの傾向も無くなりました。ちょうど春秋の移動性の気圧配置のようで、大陸東部の雲群が移動してくると、数日で戻り梅雨になるかも…

 

 K10Dのファームバージョン1.30からの1.10へのバージョンダウン方法をいろいろと模索していたのですが、その成果を得ました。K10DGPは始めから1.30なので、これで実験した結果、見事成功…「デジタル道具蔵」にその方法を搭載済…

 動かぬ証拠写真なり…

 

 K10Dのファームウェアは、下位のバージョンをインストール出来ないようにしていますが、同位以上のバージョンについてならインストールするようになっています。従って、バージョンを識別する部分を現在のバージョンと同等にすれば、下位のバージョンの中身をインストールすることが出来るということです。これらは推理とそれに基づく予備実験によって確信したことです。そして、バージョン識別部分の発見・抽出は、各バージョンをバイナリーエディターで表示して比較すれば、これは容易なことでした。

 ちなみに、二行目右端にあるバージョン識別部分は、ファーム1.10は「01 0A 00 08」、1.11は「01 0B 00 0C」、1.20は「01 14 00 0E」、1.30は「01 1E 00 12」です。これらを分析すると、4桁のうち、一番右側はチェックデジットでしょう。実際のバージョンを表示するのは左から2桁で、01はそのまま10進数の1、0Aは「10」、0Bは「11」、14は「20」、1Eは「30」ですから、「10」とは1.10の10を表し、「11」とは1.11の11を表し、「20」とは1.20の20を表し、「30」とは1.30の30を表す事は、容易かつ明白に判断できることです。

 このことから、この部分を書き換えたファームをインストールすると、中身は別でも、この部分をファームバージョンとしてカメラは表示するのです。

 

 ファーム1.30は、下位バージョンに戻すための初期化ファイルの読み込みをガードする仕掛けを取り込んでいます。

 でも、初期化の機能は、ファイルデーターの損傷を治癒するためには必要なものです。メンテナンスサービスの手段としても有ってしかるべきものですから、何らかの方策が講じられているはずです。上記比較によってある推測は成っているのですが、実験はまだ…

 

2007/7/22

 霧雨が降り続く朝です。梅雨前線は関東より北ですが、北東気流が入っているので梅雨明けはまだ遠い…

 

 K10Dのファームバージョン1.30からの1.10へのバージョンダウン方法を模索しています。バイナリーエディターを入手し、各バージョンの比較をしています。1.30と他バージョンたちとの共通の相違点を見出したのですが、実験はまだ…

 

2007/7/21

 夏休みが始まった朝ですが、結構強い降りの雨の夜明けです。横須賀に遠征して、戦艦三笠見物と海軍カレー賞味を計画していたのに…

 

 朝のうちに上がったものの、どんよりとした空模様を眺めて逡巡していましたが、携帯傘を隠しに忍ばせて散歩に出ました。久し振りに山コースを辿ると、砂田川上流谷戸の隠れ田は草丈も高く成長していました。油蝉も聞こえる里山の林は野鳥の天国で、お決まりの鶯や四十雀のほかに、ジィジィジィと聞き慣れない鳴声もそこここに…カワラヒワかも…

 

 既存K10Dはマウントアダプターを装備してタクマー専用と化しました。タクマーたちは、その外形を含めてみな個性的だと感じています。本気で単短焦点を揃えようかな…

 

2007/7/20

 錯誤で組み込まれた白キャップの代替黒キャップが、丁寧な詫び状を添えて送られてきました。これって、社名が旭光学時代の鋳型を修正して製造しているのが明白です。金型から旧社名の部分を削り取った後が四角くあるもの…削った後に埋め金を入れている、というのが正確かも…

 

2007/7/19

 キリンの首になって待っていたSDMレンズたちの発売日がようやく発表になりました。発表された2月22日に亭主が予約した16−50/2.8は、予告の7月下旬ではなくて8月11日なの…何でかナー…

 予約先の販売店の告知では、人気商品なので発売日にお届けできない場合もあり、入荷次第順次お届けになりそうとのことです。要するに、予約の早い順に渡すよーということらしき…予約を日和見していた軟弱な連中の入手は年末ごろだろうナー…

 

 ファームバージョン1.30は速い、迷わない、正確との巷説が流布されていますが、亭主の2台を比較する限りでは、1.10と体感的には差が感じられません。同じぐらい速いし、暗いと僅かに迷うし、問題なく正確でもあります。プラシーボなるべし…

 

 槿はオクラの仲間です。芙蓉、仏桑花ハイビスカスも同類で、繊維を利用する綿もケナフも皆アオイ科です。花はいずれも繊細で美しく、短命です。それが愛おしい…

 

2007/7/17

 台風一過の梅雨明けとは行かず、西から前線が戻ってきてしまいました。大陸の冷気がまだ衰えていないということかも…

 大陸の冷気のお陰で台風の勢力が急速に衰え、関東には大量の降雨を恵みこそすれ、大きな被害をもたらさなかったのですから、ゆめゆめ梅雨の長引くのを呪ってはなりません。感謝を忘れずに…

 

 K10D2台体制になったので、旧からある1台はファームバージョンを1.10に落としましたが、これは主としてタクマーなどM42マウントレンズ用に使うことにしました。*istDでM42マウントレンズを使うと、フォーカスエイドが働かないので少し不便だったことだし…

 K10DはM42マウントレンズを使うのにはとても快適なカメラです。ファインダーが見易く、Avモードも使えるし、そのときの露出補正も簡単だし…

 多数所持しているタクマーたちの描写は、四半世紀以上も古いレンズなどと侮れないものがあります。中心部の良いところしか使わないせいでもあるのでしょうが…

 テッサータイプのスーパーマクロタクマー50oは、F4と開放が暗いせいもあるのでしょうが、その開放での写りは秀逸です。フードや保護フィルターを付ける必要がまったくない奥目レンズなので、軽快に振り回せますし…

 RAWで撮りましたが、まったくいじらずPPLで現像し、ノートリミングでサイズダウンだけです。K10DのAWBは秀逸です。雨中の木陰という光の中で、PPLで色々といじったものより、何もいじらないこれが一番実際と近い…

 

   直向に今日あるままの槿かな   雌山

 

 昼少し前に到来です。感謝…

 

 K10DGPに「ボディマウントキャップK」が添付されていなかった件について、土曜日の夕方にしたネットでの照会に納得の回答が来ました。在庫が足りないようで、全体で何千個の増産になるのかな…

 

2007/7/16

 三連休の最終日、変動性国民の休日である「海の日」は台風一過の朝です。雲が多目ながら、吹き返しの名残の風は爽やかです。

 新暦の盂蘭盆会は昨日でしたが、陰暦のそれは、今年は8月下旬です。やはり古来の歌垣と習合した仏教行事である盂蘭盆会は、月が丸くないと…

 

 K10DGPはファームバージョンが1.30であることから、これを1.10にファーム・ダウンできるか試みましたが、1.20から1.10にファーム・ダウンする方法では出来ません。PENTAXも、裏メニューを封じるために色々と画策しているような…

 

 新潟県中越沖地震で、今年の新酒品評会で金賞を取った柏崎の原酒造では、木造の醸造倉がめちゃめちゃに倒壊してしまいました。「越の誉」の上級銘柄は高騰必至…でも、普及品用と思われる醸造タンクはビール工場並みの屋外型…

 ここ近年頻発する直下型地震は今更に脅威です。地震のことを考えると、やはり木造家屋は屋根を軽くするのがベターのようで…強風には弱いけど…

 

2007/7/15

 激しい雨音で目覚めた朝です。まだ台風の雨ではなく、刺激された梅雨前線の雲からの雨です。台風は気象予想師の託宣どおりの進路を辿っていますが、その速度は6時間ほど遅い…

 

 台風の降雨に閉じ込められている徒然に、かねてからの課題だったK10Dのファーム・ダウンに取り組みました。バージョン1.30であるK10DGPを入手したので、バージョン1.11以降の機能は不要となったことだし…

 亭主のK10Dは、リモートアシスタント3を試すためにバージョン1.20にファーム・アップしてありました。これを裏メニューの操作が可能なバージョン1.10に戻すのが望みだったのですが、ようやく成功しました。その方法の詳細は「デジタル道具蔵」に掲載済…

 

 7月台風としては過去最大という4号は、列島南岸に沿って進むうちに北西から大陸の乾いた冷気を吸い込んで、どんどん衰えています。北から西にかけては雨雲をほとんど失っています。関東には直接の影響を与えそうにもありません。1時前には雲間から陽射しさえ差しています。これぞ理想的台風の鑑…

 

 四国の早明浦ダム湖は満水になったそうです。貯水率殆んど零から一気に満水ですから、揚水ポンプとしての台風の性能は抜群です。日本の国土の豊かさは台風に拠る所大なり、 荒ぶる神とてあなあな厭ふまいぞ…

 

 亭主は過去のファーム・ファイルを保存しています。いつ必要になるか分かりませんから…今度はそれが役立ちました。

 K10Dは、電源スイッチを入れない状態でSDカードを装填すると、一瞬アクセスランプが点灯します。BIOSにそのような機能が盛り込まれているのでしょう。これによってSDカード上の特定のバイナリーファイルを読み込む設定になっているようです。これを利用することによって、ファームファイルが壊れたのを修復する仕組みとしているのでしょう。

 

2007/7/14

 雨で明けた週末です。台風4号の動向が気になります。気象予想師雌山の託宣では、中心が列島南岸を舐めて行く理想的なお役立ち最善コースと断言していましたが、もう少し北を通り、半分乗り上げてごりごり進むのかもしれません。三連休ですが、前半は雨、後半は晴れて梅雨明けをもたらすかな…

 「GPサンキュー、良い」というのが雌山亭に届けられたK10DGPです。5000台のうち、当初国内に配当されたのが後半の2000台だったのが、国外分の相当数を引き上げて追加販売する図式のようです。BICは予定数を予約で販売できず、まだ在庫が残っているようです。淀橋は売り切ったような…

 

 日本列島に近づく台風は、風による災害ももたらしますが、大量の雨という恵みももたらしてくれます。ダム湖が干上がって水不足に慄く地方も、これで一気に解消…

 

 

 昼にはBICでも完売になったようで…

 

 この金色型押しロゴの本革ストラップ、ノーマルと同じくフィリピン製と刻印してあります。やはり現地調達なのです。縫製は、大分ましですが…

 

 ストラップのバックルへの通し方ですが、使用説明書に書いてある方法だと、重いレンズ装着の場合に滑って外れる可能性があります。

 そこで、より安全な方法として、釣り金具の外側から内側に通したストラップの先をバックルの裏側上部から入れて折り返して下部に出し、先端を上下のストラップの間にするやり方があります。これなら先端が身体に触れないので不快ではなく、バックル部でよりフリクションが懸かりますから外れ難くなります。プロ巻きとか言う事もあるそうですが…

 それにつけても、釣り金具は三角環がベストです。K10Dなどの形式はストラップがすぐに傷みます。そうしているのはコスト削減が目的なのでしょうが、使い勝手の方を優先して欲しい…

 

 現在入手可能なPENTAX製ストラップの中では、インディゴブルーのジーンズ製のものが最も優れていると思います。厚手で幅が最も広くて、部品も本革だし、ダブルステッチの縫製も丁寧で、何より木綿の手触りは快適…

 

2007/7/12

 「K10D GP」が到着したのですが、マウントキャップが白です。黒のKのはずなのに…で、販売店からメールも来ていて、錯誤なので7月18日までにPENTAXから何らかの対応があるはずとのことです。混乱劇の意味がちゃうでえ…しっかりしてえな…

 ところで、シリアルは「GP39**」です。販売数が全世界で5000というのは本当らしく、別冊になっているバージョン1.0から1.3への追加機能説明書は各国語併記です。国内に何台、そして何番台を供給したのか、これも気になる…

 

2007/7/7

 西暦だと7が3つ連続する日です。何か良いことがあるのかも…

 注文してあるSDMレンズですが、発送準備中になっています。既に品物は販売店の配送センターに入っているのかも…

 

 ツァイス・ブランドのKAマウント交換レンズが企画されているとの風聞が流れています。製造は北信のコシナのようですが…

 MFであっても、K10Dのファインダー性能なら支障はないでしょうが、マイクロスプリットのフォーカシングスクリーンが欲しくなる…

 選択肢が多くなれば、機体の価値も高まるでしょうし、ユーザーが増えれば、より良い機体の開発にも弾みが…

 

2007/7/5

 K10Dグランプリパッケージに内蔵の「ファームバージョン1.30」が公開されました。内容はSDMレンズに対応するだけみたいです。その他の機能向上も期待していたのですが、残念…

 SDM対応ファームが公開されたということは、レンズの方も発売が近いのでしょう。12日ということはないのかな…

 

2007/7/4

 連日霧雨の降ったり止んだりが続いています。うっとおしいところは梅雨らしいといえばそうなのですが、肝心の雨量が期待できないのが不満…

 

 K10Dグランプリパッケージは予約数で完売になったのか、その予約キャンセルをどれくらい見込んでの予約受注なのか、7月12日には混乱劇が演じられるのか、愉しみはいろいろ…

 

2007/7/1

 K10Dのファームバージョン1.11以降になって、1.10以前には入ることが出来ていた裏メニューには入れなくなってしまいましたが、これを1.10以前のファームバージョンに戻す方法を色々と考えています。

 

 *istDの場合は、まだ裏メニューに入れることから、そのうちの「DSP ROM STORE」を実行すると「KB321DSP.BIN」をCFのルートに生成 します。このファイル、少なくとも始めの部分はファーバージョンを1.12にするための「fwdc112b.bin」とまったく同一です。ファイルサイズは、「CPU ROM STORE」を実行するとCFのルートに生成する「KB321CPU.BIN」 のファイルサイズとの合計がほぼ同一になりますが…

 

2007/6/30

 爽やかに晴れ上がった朝です。昨宵の雨に湿ったミニ菜園のミニトマトが赤く輝いています。去年の苗は幹がにょきにょきと延びて巨大化しましたが、今年の苗はミニのままです。さて、収穫は幾つかな…

 

 リーク実績のある人の情報によれば、来年のPMAにはK1Dが出て、その年末には発売されるそうです。センサーはAPS-Cですが16Mpで、D200級の価格帯とのこと…

 今年の年末にはK5Dとか、K50Dとか、K10D Super とかがでるとも…さて、どこまで当たるのか、見もの…

 

 オートベローズで自動絞りを使うためには、時間差作動式のダブルレリーズが必需品です。世の中から無くなる前に、所持しているオートベローズの数だけは確保しておくほうがいいのかも…

 

2007/6/29

 今年の梅雨は、梅雨前線が周期的に北に出現して靡きながら南下消滅するタイプのようで、降雨は長続きしないようです。ジェット気流が乱れているのが原因なのでしょう。今日も朝から湿度が高く、前線南下の模様…

 

 高感度デジタル一眼の場合、明るいレンズを使えば写真の雰囲気を壊す内蔵ストロボの出番はあまり無く、手振れ補正機能があれば、より低速シャッターが使えるのでなおさらです。どうしても必要なときは 、スナップオンの小型ストロボなどに任せるのが適当かと…

 

 今年も庭の槿が咲き出しました。毎年初冬に短く切り詰めるのですが、この時期までにはたくさんの枝を長く伸ばし、花芽をたくさん付けます。「底紅」という中心部の赤い、周辺の白い品種ですが、朝咲いて翌朝には萎れ落ちる儚い一日花…

 

   同胞の散り敷くも見ず槿咲く   雌山

 

 K10Dグランプリパッケージと同じ7月12日発売のK100D SuperにはSDMレンズ用の電源及びコントロール用接点が設けられます。これから出すレンズはSDMが主力になるということなのかも…

 

2007/6/28

 月末の木曜日は新製品の発表が多い日です。PENTAXからはK100D Superと小型ストロボAF200FGが出ました。

 K100D Superの方はK100Dのマイナーチェンジという位置付けでしょうが、AF200FGの方は、内蔵ストロボを省略した機種を上梓する前触れか…

 

 雌山亭のやんごとなき御料車も幾星霜を経巡ったことから、各種護謨製品劣化剥落の兆しが頻りと見受けられるようになり、来年春の車検切れまでには新車と入れ替えようと思案投げ首中です。

 そこで、色々と物色中なのですが、昨日トヨタがノア/ボクシーのフルモデルチェンジをしたとの便りがあり、早速ネットの写真を眺めて見ました。その限りでは、ぴくとも食指の動く兆し無く、畢竟、他社既存車から選択することになるかも…

 

2007/6/24

 亭主の予測と外れて、雲の厚い朝です。降り出しは、案外早いかも…

 

2007/6/23

 雲は残るものの、青空の覗く朝です。鶯の遠音の聞こえてくる清々しい朝…

 

   老鶯や縄張り告げむ今更に   雌山

 

 K10Dや*istDはフォーカシングスクリーンを数種類のものと交換することが出来ます。しかし、MFに便利なスプリットマイクロプリズムのものがPENTAXには設定されていません。PマウントのTakumarやKマウントのMFレンズ群を快適に使うためには、たとえ露出が多少暴れるとしても、欲しいものです。

 そこで、流用改造による自作を考えていますが、フォーカシングスクリーンはアクリル樹脂のため非常に傷付き易く、慎重な工作が必要となります。鑢と水研ぎペーパーによる切削が主要な工作になりますが、直接手持ちによる工作では、手とフォーカシングスクリーンの間に入る切削滓による傷付きが心配です。

 スプリットマイクロプリズムのフォーカシングスクリーンは、LX用の最新のものを幾つか在庫しているので、これを改造するつもりです。K10Dと*istDに取り付けたいので、少なくとも2つは改造工作する必要があります。その安全確実な工作のためには、あらかじめ冶具を製作するのが良いと考えています。

 二枚の板の間にティシュなどの緩衝材を介してフォーカシングスクリーンを挟み、これをボルトナットで締め付け固定する、フォーカシングスクリーンは切削する部分だけ二枚の板から外に出す、力を入れて鑢掛けをしてもフォーカシングスクリーンが動かないように、正確な位置決め材を板内側に取り付けておく、位置決め材はボール紙を切り抜いて作れば簡単そうだし、板は木で十分…などなど…

 

2007/6/22

 久し振りに曇り空の夜明けです。蒸し暑い朝です。水瓶の北関東の山にまで梅雨前線は下りているのでしょうか…

 

 ようやく降った昼前からの雨は、夜になってもう打ち止め、降水量はほんの僅か…明日からはまた晴天だと…

 

2007/6/21

 気圧配置を見ると、前線が東北地方に横たわっているなど、関東南部は梅雨明け状態です。このまま少雨が続くと、本当に危険…

 

 ビックカメラのネット店で「K10Dグランプリパッケージ」がポイント11%で予約販売されていたのは、10%に戻っています。本家PENTAXのオンラインショップのほうは、「少量ですが予定数量を追加」となって予約受付を再開…

 

 水不足には台風だけが頼りですが、今のところ望み薄の模様です。衛星写真によれば、モンスーンの雲列は、日本の北部と太平洋沖とに分かれています。その間に入った関東は、当分晴れが続くのかも…

 

2007/6/19

 梅雨の晴れ間が続いていますが、昨日からは空気が湿ってきました。日中、気温が上がるとムシムシ感が…

 

 ビックカメラのネット店で「K10Dグランプリパッケージ」が「予約受付準備中」になっていた件は、ポイント1%UPで予約販売再開されていますが、本家PENTAXのオンラインショップでは、「予約集中のためキャンセル待ち」となっています。ふうむ…

 買う気も薄いのに様子見のために予約を入れている連中が多いとPENTAXは見ているのでしょうか。それとも、迷い逡巡中の連中に雪崩を打って買いに走らせるための策略なのでしょうか…いずれにしても、完売の匂いが…

 

2007/6/17

 父の日の今日も、昨日に引き続いて空気が乾いて爽やかな一日でした。旧暦5月3日ですから、これが本当の五月晴れ…天晴れ天晴れってか…

 

 ビックカメラのネット店では、「K10Dグランプリパッケージ」は「予約受付準備中」になってしまいました。そんなにたくさんの予約が入っているのですかな…

 

2007/6/16

 北の高気圧に覆われた朝は、空気が乾いていてとっても爽やかです。日中は30度を超えるとの天気予報ですが…

 

 「ヨドバシ」のネット店で購入しようとしたところ、支払い方法の中にネットディビットが無くなっていました。ちょっと不便に…

 

2007/6/15

 早くも梅雨の中休みに入った今朝は、冠雪の富士や、その向こうの鳳凰三山がよく見えました。昨日の雨で、支那黄土高原及び北京周辺起源の塵埃汚物類が空中から洗い落とされたお陰なのかも…

 

 7月12日発売の「K10Dグランプリパッケージ」をどうするか、ちょっとした逡巡…

 

2007/6/14

 Pentaxが、カメラグランプリ2007受賞を記念した特別限定版「K10Dグランプリパッケージ」を7月12日に発売するとのことです。グリップ・ゴムがダーク・ブラウンになっているとか、各所ロゴなどが金文字になっているとか、特製皮ストラップが付くとか、ファームウェアがSDMレンズ対応のバージョン1.3になっているとか、とのことで、限定5000セットというのが多いのか少ないのか、さて…

 

 関東が梅雨入りと気象庁は発表しました。この際発表しておかないと、すぐに梅雨の中休みになってしまうので、当然の判断でしょう。明日の後半からは数日晴れるかも…

 

2007/6/10

 降るぞ降るぞとの予報が数日続いていましたが、とうとう降りました。雨合羽に身を固めてバイクで走行中に、目の前にぶっとい稲光が落ちてきました。雷鳴は3秒後でしたから、3キロほどは離れていたのでしょうが、びっくり…

 

2007/6/9

 夏も進んでいて、里山の谷あいの菖蒲田には、花菖蒲が咲きだしています。今年は梅雨前線が太平洋沖に横たわったままなかなか北上しない状況で、上空には大陸からの寒気が押し寄せているので、北関東を中心に連日激しい雷雨に襲われた報道が…

 冬の雪不足による夏の渇水からのがれるためには、この際北関東山沿いにまとまった雨が降るのが望ましく、そのご利益を受ける南関東平野部に棲む者たちの願望なり…

 

2007/6/3

 カメラの外形に大きな影響を与えるものとしてインターフェイスがあります。機能の進化または変化によって必要なインターフェイスも変化します。復古調のデザインを試みる場合、機能から必要とされるインターフェイスの変化を無視しては、道具としては本末転倒のこととなってしまいます。

 復古調にして、なおかつ心地良い使用感のためには、進化した機能のうち、使用頻度の低いものを切捨てるか、または更なる進化、変化が必要になります。昔のままの外形寸法の中に、それに組み込み可能な新機能のみを入れる という手法もあるのでしょうが、それは温故知新ではなく、懐古趣味でしかありません。前向きではないと断じます。

 コンセプトモデル「AP 50th Anniv」に亭主が惹かれるのは、唯一内蔵ストロボを諦めるだけで、かつて豊かだった造形性を、個性的なフォルムを、アイデンティティを伝えるものを豊かに回復できるという事実です。それくらいPENTAXが創始した内蔵ストロボというものが、カメラ造形のためには頸木となっていたという事実は重いし、何と罪深いことか…

 現在でも、二大メーカーのプロ用ハイエンド機はストロボを内蔵していません。そんなものはハイエンドユースに堪えられないということからでしょう。外付けすれば遥かに高性能なものが使えるのですから、システムカメラが起源であったハイエンド機には不要な存在なのです。

 PENTAXがハイエンド機を作るというのなら、非力な内蔵ストロボは取り去るべき機能の一つでしょう。そのときにペンタ部に纏う意匠として、コンセプトモデル「AP 50th Anniv」のような復古調も一つの方向性かもしれません。機能専一の意匠より、ベンツやBMWのラジエターグリルのようなアイデンティティアイテムも、独自性を体現するものとして、所有者の誇りとなることでしょう。かつて一世を風靡したSPのペンタ部は、守り伝えるべきアイデンティティとして、そのちからは十分にあると断じます。

 

 PENTAXのデジ一眼が支持される一因に、かつて世界標準マウントであったプラクチカ(M42)マウントレンズや、特許公開したことによって多くのカメラメーカーが採用したKマウントレンズを装着して使うことができるという点です。交換レンズは、カメラのそれより遥かに長い製品寿命を持っています。過去に世に出た夥しい種類と数の交換レンズたちを使えるということがどれだけの大きな財産であるかを正しく認識しなければ、PENTAXの未来はありません。

 かつて交換レンズレンズには絞り設定リングが付いていました。そしてカメラの機能の更新に従って交換レンズとカメラの双方向性を持った連結機能が付加されていきました。これらが進化した過程において、機能の上位互換を維持したものと、切捨てを選択したものに分かれました。PENTAXはマウントを変更するときとデジ一眼に踏み出すときに、上位互換の一部を切り捨てるという誤りを犯しました。Canonのように互換性をほぼ完全に切り捨てるという合理至上主義の非情を選択しなかったことだけは評価できますが…

 もっとも、Canonが互換性を断ち切る方策を選択したのは、後進メーカーゆえに採り得た起死回生の策としての選択だったのでしょう。結果はある意味で成功でしたが…

 

 かって切り捨てた上位互換性のうち、比較的容易に回復できるものは、Kマウント交換レンズの絞り設定リングによる絞り決定機能です。smc Takumarのそれは流石に無理でしょうが…

 絞りの設定は交換レンズの絞り環で行うのがアイデンティティです。これをカメラ側で行うのは、カメラ機能の中での合理性、経済性の追求の結果でしかないと看破します。ヒューマンインターフェイスとしては、次善の策としか見えません。

 PENTAXがハイエンド機を作るのなら、かつての王道に立ち返るべきです。絞りはレンズを保持した左手で、シャッター速度は右手でと、はっきりと切り分けるべきです。ここを出発点として、各種インターフェイスは配置されて行くべきであると主張します。 

 

2007/6/2

 昨日開設された「ペンタックススクェア」に展示されたコンセプトモデル「AP 50th Anniv」ですが、その画像を見れば見るほど引き付けられる味のあるデザインです。内蔵ストロボを廃するだけで、カメラがどれだけ機械としての造形美を取り戻せるかをよくあらわしているようです。単に懐古趣味の遊びではなく、新な提案としてのコンセプトとも見ることができます。

 内蔵ストロボの能力程度の光量は、撮像センサー高感度化とSR機能の高性能化によって補えてしまいます。本当に大光量が必要なら外付けストロボを使わなければなりません。カメラ本体には、外付けストロボのワイヤレスコントロール機能さえ装備すれば、それで十分であると感じています。システムカメラの骨格としてのモデルというものも存在してよいのでは…

 なお、LXの外形復活を望む声もありますが、亭主はMEシリーズ以前のペンタ部造形のほうに惹かれますので、LXの売りであったペンタ部交換式が困難である以上は、このコンセプトモデルのペンタ部造形のほうが好ましく感じます。

 また、smc TAKUMAR-DAと刻まれたレンズも、その名称が存在感を演出しています。交換レンズに対する「TAKUMAR」銘の復活があれば、ファンにとっては嬉しいことになりそうです。ブランドには名称のちから、「言霊」も大きく必要ですから、せめて単焦点☆&Limitedレンズにだけでも実現を強く希望…

 

2007/6/1

 PENTAXとHOYAの経営陣主演のどたばた劇はどうやら幕となりそうで、大団円となるのかどうか…

 今日開設の新フォーラムにK10Dを骨格としたクラシカルコンセプトモデルが公表されましたが、内蔵ストロボを廃したご利益で絞りリングが見易くなっているのがいい感じです。ストロボ内蔵一眼レフはPENTAXが元祖ですが、中途半端なものなら無いほうが使い易い、という方向性をここいらで打ち出すのもいいかも…

 

 クラシカルなテイストのモデルも良い感じですが、K10Dの後継機または上級機には、レンズ絞り環の伝達機構を復活してもらいたいものです。カメラの売値が上がったとしても、やはり絞り位置はレンズ側で操作したい…

 

 低温傾向が続いています。昨夜の猛烈な雷雨もそれが原因です。クールビズが不要な気候では困りもの…

 

2007/5/30

 PENTAXがK10Dの2大タイトル受賞を喜んで、全国紙等に全面広告を掲載しました。カラー紙面なのに黒ベースのデザインは、K10Dは玄人向けとの暗喩かも…

 

 遅れていた梅雨入りがようやく来たようです。この10年近くは連休明けすぐが梅雨入りだったのに…

 

2007/5/27

 年に数回訪れていた246沿いのD.I.T.青葉台店が跡形も無く取り壊されていました。並目インチネジなど、この店でしか入手が困難な品が多くあったので、相当に困っています。代わりの店を探さなくては…

 

 カメラなどを三脚などに取り付けるネジは並目インチネジです。細いほうが1/4インチで、太いほうは3/8インチです。ネジ山のピッチは、1/4インチ径は1インチあたり20で 、3/8インチ径は1インチあたり16です。このボルト・ナットを使うと、カメラやストロボ等の固定具を色々と工夫できるのですが…

 

 このところ、ご近所に新たな大型商業施設が幾つも開店していますが、競合の結果、早期に廃業しそうな店もありそうな気配です。ニトリは本気にヤバイ…

 

 庭の垣根に目をやっていると、何やら蠢く気配が…憎っくき茶毒蛾の幼虫めらでした。早速「スミソン」を二千倍に希釈し、手押しポンプ気蓄式噴霧器で合計8ℓほど散布…今年は発生が早いので、長期予測どおりの猛暑ともなると、あと2回は出そうな気配…

 風に乗って、スミチオンの香が漂います。キャベツ畑のよう…

 

2007/5/24

 4月26日に公開されたK10D専用 PENTAX REMOTE Assistant 3の改訂版が早くも公開されました。version3.01となります。

 内容は、カメラのモードダイヤル"X" の時、撮影条件パネルのストロボモードの設定メニューから、「後幕シンクロ」の項目を削除したというものです。これはカメラ側での設定には入っていないので、つまり、バグ取りのバージョンアップというわけで

 REMOTE Assistant 3でズームレンズを装着したK10Dを見ていると、ズームして行くにつれて焦点距離表示が変化しますが、そのレンズがどのような刻みで焦点距離をカメラに伝えているかが一目瞭然です。これは面白い

 なお、ズームレンズに書かれている中間目盛値は殆んどの場合データとしてはカメラに送られないようで、その前後の半端な焦点距離であることが多いようです。これは意外

 

 しばらく続いた晴れモードは今日で終わりのようで、明日は雨とのこと湿気を強く感じます。関東北部の諸ダムは貯水量が少ないとのことですから、降るなら重点的に北関東山沿いへ、どうぞたのんます

 

2007/5/18

 旧レンズを快適に使えるというのは、とても大切なことです。新型レンズが快適に使えるのは当たり前のことですが…

 ヘリコイドを操作してピントを操る愉しさは、AFの便利さとは秤に掛けることのできないものです。露出の結果がすぐに確認できるデジ一眼では、AEの便利さも色褪せる…

 そんなふうに考えが漂流すると、AFとAEを内蔵していない、ファインダー倍率の高い、自動絞りプラクチカ・マウントのデジ一眼というようなものが欲しくなります。シャッターチャージも手動でいいかな…

 

 ぐずついた空模様ですが、庭に鶯が訪れました。ヒヨドリの番が巣材を咥えてうろついているので、要注意…

 

2007/5/17

 今年のカメラグランプリはK10Dが受賞しました。最高レベルの高機能を有するカメラを安価に提供したことと、旧来レンズ資産にも厚く配慮した機能を有していることが主な受賞理由のようです。2位を大きく引き離しての受賞とのことで、ユーザーの実感としては、当然の帰結の感、数多なり…

 

2007/5/16

 かつては世界標準の一眼レフレンズマウントであった「プラクチカマウント(M42)」のレンズは、まだ世の中に多種大量に残存しています。これらを装着して撮影することが可能なデジカメのうち、最も使い易いカメラはPentax K10Dです。無限遠撮影可能、手振れ補正可能、実絞りAE可能、ピント合わせが容易な高倍率ファインダー、フォーカスエイド可能、と列挙すれば、それは明白です。

 Takumarという名称で販売されていた旭光学工業のレンズ群もプラクチカマウントですから、これらはアダプターを介在することによってK10Dに装着できます。

 一眼レフ用レンズの製品寿命は長いものです。昔のものは機構が簡素で造りが頑丈、素材に経年劣化が欠点のプラスチックを使っていないので、保管と手入れさえ適切に行えば、人の寿命より遥かに長く使うことが出来そうです。

 唯一の弱点は貼り合せ玉の接着材の劣化による曇りです。これさえ発生しなければ、レンズ玉自体が濁るまで使える状態を保てるでしょう。貼り合せ玉を使っていないレンズは貴重になるかも…

 

2007/5/13

 亭主の手元には、今は使わない古いストロボが幾つもあります。外光オートでしか使えないものや、オート機能すら無いものなどです。これらを使って、多灯発光式のマクロ撮影用照明装置を作ろうかと画策しています。自作デフューザーによって光を和らげることで、多方向からの近接発光を成立させてなどと…

 デジタル一眼でのマクロ物撮りの利点は、露出の成否をすぐに確認できることです。光の回り具合、影の状態などを確認しながら撮影できますので、多様な光源が設定できます。その光源として退蔵旧ストロボたちを有効活用できれば、ということです。

 

2007/5/12

 昨日吹き荒れた北風のおかげで、少し寒いものの、若葉がまぶしく輝く気晴朗の朝です。依然、風邪癒へずとて…

 

 Pentaxの経営陣の発言として、「Pentaxは町工場」というものがあったそうです。これならモノ造り企業としては正しい認識であると評価します。株式の公開によってファンドなど金亡者どもの刹那的なマネーゲームの具にされ、それによって経営を揺さぶられるより、町工場の筋道を行くほうが、まっとうでぃ…

 

2007/5/11

 Pentaxの新執行部が出してきた方針では、デジタル一眼は続けるが、コンパクトデジは、儲けが出そうなものだけに縮小すると読めます。デジタル一眼も、儲けが出なくなったら止めちまう、とも読めるかも…

 蛸の足切りのようなリストラ経営で会社を一時立て直しても、日産がいい例で、ヒット商品が出なければ行き詰まるのは明白…財務志向の経営では、モノ造り企業はジリ貧が相場かと…

 

2007/5/10

 夏風邪は依然として抜けません。庭の八朔は五弁の端正な花を咲かせて艶やかに香っているというのに…関係無いか…

 

 欧州の権威ある賞であるTIPA (Technical Image Press Association)の各部門賞に、日本の各カメラ会社の製品が受賞しています。デジ一眼のプロ向けはCanon EOS-1D Mark III、入門者向けはNikon D40X、そして上級者向けはPentax K10Dと…

 

 CIPAにより、フィルムの感度と同じ感覚で使うことができるデジタルカメラの感度として、「標準出力感度(SOS)」と「推奨露光指数(REI)」の2つが定義されました。

 標準出力感度は、撮影した画像の明るさが所定の基準値に写るように規定された感度とのことで、測定方法は、例えばグレースケールチャートなど適当な被写体を撮影し、着目する部分の出力レベル(画像の明るさ)が118(8ビット画像の場合)※になるよう露出を合わせ、そのときの像面露光量(撮像素子に入ってきた光の量)を、被写体輝度と露出値から求めて感度を算出するのだそうです。

 一方、推奨露光指数は、カメラメーカーが露出や画作りの要素を考慮し、適正露出だと判断する露出量をISO感度の数値で表現したもので、メーカーが使用を勧める実用感度を表す指標になるのだそうです。

 適正露出とは被写体や好みに大きく影響されるものですから、デジタルカメラの感度には、客観的基準としての「標準出力感度(SOS)」と、各社の画作り方針に沿った表現ができる「推奨露光指数(REI)」の二つの考え方が必要になったからだそうです。これは、3月以降に上梓されるカメラからカタログなどに表示を推奨されるとのこと…

 

2007/5/9

 連休後半に引いた夏風邪が抜けず、体調の優れない日々が続きます。杉花粉症が治まると、風邪を引くことが多い…

 

 広島の実家が八朔農家という人に聞いたことですが、八朔の実は12月に収穫し、春まで貯蔵してから出荷するのだそうです。そうすると酸味がまろやかになって、甘味が増すのだと…

 雌山亭の八朔も2月に収穫したものを4月後半まで食べ続けました。最後の方はとても甘くなり、剥き易くなりました。この冬は1月に全部収穫して、冷暗所に貯蔵することにします。今から楽しみ…

 

   朝刊に橘の花薫りをり   雌山

 

2007/5/6

 連休最終日は雨で明けました。暦の上では今日からが夏、立夏です。

 俳句の季語のうち、その日にしか使えないピンポイントのものが数多くありますが、その一つに立夏の朝にだけ使える「今朝の夏」があります。同様の言い方は四季それぞれにあるのですが、亭主はそれらがとても好きです。強烈な季節の移ろい感があるためでしょうか…

 

   シャツの袖捲り上げをり今朝の夏   雌山

   帷子に糊を利かせて今朝の夏   雌山

   橘の花芽のまろし今朝の夏   雌山

 

 一方、昨日までの数日しか使えない季語に「夏隣」があります。これも季節の移ろいを強く含む季語ですが、これの場合は、立春の前日の「春隣」や立秋の前日の「秋隣」は、あまりぴんと来ません。やはり、「夏隣」か「冬隣」…

 また、「夏隣」や「今朝の夏」という季語は上の句に置くことはごく稀れで、下の句に置かないと居心地が悪い…

 

 自作デフューザーの具合を試したものが下画像です。インサート部分がまったく同一条件でのデフューザー使用時のものです。

 色温度が少し低くなり、背景の反射が少なくなり、ハイライト部が穏やかになり、影も心持ち丸い感じです。RAWで撮らないと色味が心配…

 

2007/5/5

 里桜の散り残りが葉陰にぶら下がっている新暦端午の節句です。藤の花も咲き下って、ようやく夏隣の風情が横溢…

 

   藤波や裾濃の膝の揺れにけり   雌山

   三つ食べ子供に還る柏餅   雌山

   薄物を櫃に探りて夏隣   雌山

 

 杜若や花菖蒲は旧暦端午の節句ごろでないと盛りになりませんが、乾燥地を好むドイツアヤメ、ジャーマンアイリスは花盛りです。様々な花色ですが、茶系の派手な柄の花には馴染めませぬ…

 

   菖蒲田の畦に三脚犇きぬ   雌山

   菖蒲田の畦踏む群れや苦吟行   雌山

 

 菖蒲田は「あやめだ」と読みますが、この「あやめ」は乾燥地を好むアヤメではなく、当然花菖蒲…

 

 山裾の木陰にはシャガの群生が咲き揃っています。地味のようで派手な花…

 

2007/5/4

 昨日、所用で関内方面に出かけました。帰りに荷物があるため車で行ったのですが、馬車道手前でパレードに出くわして、横浜の南北方向は見事に遮断状態…仕方なく手前のクイーンズ地下5階に車を駐め、徒歩にて向かう羽目に…

 途中の日本丸は満艦飾に加え、ジガー・マストのスパンカーとフォア・ステーのジブ数枚だけを張り広げていました。一度フル・セールを見たい…

 WEBサイトで見ると、次の総帆展帆の予定は5月6日で、広げる時間は10時30分〜11時30分で、たたむ時間は15時〜16時、雨天中止だそうです。生憎、週間予報だと雨ですね…満艦飾は明日まで続けるようです。

 

 ご近所の「ららぽーと」から北センター駅行き無料シャトルバスに乗り、新しく出来たノースポートに遠征…同乗客のあらかたは同様な連中…誰も考えることは同じようで…
 

2007/5/3

 憲法記念日の休日です。十六夜の昨夜は、赤い月が地上を照らしていました。警告灯のように…

 

 雲が多目ながら晴れた暖かい朝です。暑くさえあった昨日は八十八夜でしたから、夏も近づく訳です。立夏は連休最終日…

 

   新芽摘む手の忙しく夏近し   雌山

   四十雀五十雀とて日の暮れて   雌山

   田植しろ責め声頻り杜鵑   雌山

   利子くれと終日日責む雲雀かな   雌山

 

2007/5/2

 結婚式などの撮影にはストロボが欠かせません。でも、ストロボ光による画像は影がきつく、自然さが損なわれます。そこで、光を和らげるデフューザーが欲しくなります。

 市販のデフューザーは大げさなものや、高価なものばかりです。光を和らげるだけなのですから、廃品を活用した自作をすれば費用は掛かりません。

 薄めのダンボールでストロボに合わせた枠を作り、それの片面に白いシートを張れば出来上がりです。ダンボールの組立には木工用ボンド、白色シートの張り込みには両面接着テープ、化粧には黒の絶縁用ビニールテープで完成です。光の調節は白シートの重ね張りで対応します。性能の検証は追々…

 

2007/5/1

 連休の中休みの人と、連休中の人に分かれる日です。労組が確立している企業は当然の休日です。亭主の場合は自主的休日ですが…雨になりそう…

 

 三脚を据えて、レリーズスイッチを使って写真を撮る人には、AFはあまり必要な機能ではありません。TTL測光によるAEも、デジタル一眼だと、単なる便利機能です。撮影画像で適正露出かどうかを確認し、好みの濃さになるまで絞りやシャッター速度やISOの設定を組み替えてレリーズすればいいのですから…

 

 そんなスローな撮影スタイルの人に便利なのが、このたび無料公開された「REMOTE Assistant3」です。モバイルパソコンにインストールしてK10DとUSB2.0で接続すれば、ハードディスクなどの任意指定ホルダーに殆んど容量を気にせず画像を保存することもできるし、大きな画面で各種撮影モードや撮影結果をチェックしながら遠隔で変更し、バルブやインターバルタイマー撮影など各種のモードで撮影ができるのですから…

 複数のK10Dを接続してコントロールできるのも、星屋や鉄道屋などの撮影スタイルには便利な機能でしょう。防滴機能のあるモバイルパソコンが欲しくなるかも…

 

2007/4/30

 今日は「昭和の日」の振替休日です。休日法の改正で今年から「みどりの日」が5月4日に引越し、昭和天皇の誕生日であった4月29日は昭和の日となりました。この休日法の改正で振替休日のルールも変更され、5月に5連休が生じる可能性が生まれましたが、老人の日の第三月曜日への変動制移行のせいで、その年の9月にも大連休が発生する可能性が生まれました。この組合せは2年後の2009年が最初ですが、9月19日(土)から23日(水)までの5連休です。その次は8年後の2015年で、その次は19年後の2026年…

 これは雌山謹製の最新版「国民の休日入り万年カレンダー表示アプリ」を動かして確認したことです。9月の5連休には秋分の日が絡むので、あくまで天体の運行に変動が生じないことが前提ですが…

 

 朝起きメジロの鳴き交わす庭の八朔には、開きつつある薄黄緑の若葉のほかに花芽も膨らんでいます。もう白いそれは微かに芳香を放ち始めていて、数日中には開花の兆し…この冬の豊かな収穫も約束されました。

 

   緑燃ゑ気晴朗の明日五月   雌山

   老鶯の遠音の朝や杜静む   雌山

 

2007/4/29

 快晴モードゴールデンウイーク「昭和の日」、甥の結婚式は東京ドーム隣のホテルが会場でしたが、その脇には数万人規模の長蛇の列が出来ていました。

 首都高速も、一般道も、都内の道は空いていました。式まで時間があったので、人けの少ない三崎町界隈を散策…昭和45年以来で、三十数年ぶり…

 

2007/4/28

 ゴールデンウイークが始まりました。前半は好天モードのようです。遅かった里桜と、躑躅と藤の見頃…

 雌山亭前の欅並木は、ようやく芽吹きです。これは例年より異様に遅い…一昨年暮の超強剪定の影響か…この冬たくさん実の生った庭の八朔も盛んな芽吹きです。先月お礼肥えをたっぷりと施しておきましたが、これは少し早め…

 

 明日は妻の甥の結婚式、*istDとタンデムに配置するAF-360FGZは、ワイヤレス機能利用ではなく、オートズームの働く延長コードF5Pで繋ぐつもり…レンズはDA21/3.2とDA40/2.8でいいかな…

 

 天気予報どおりに激しい雷雨が襲来しましたが、雨上がりの西空には、丹沢の向こうに富士の姿がうっすらと…明日は晴れかな…

 

2007/4/27

 REMOTE Assistant3の出来栄えについて理不尽な不服を言っている連中がいます。先代に比べれば天地ほどに高機能なのに…人間の欲望はどこまで図々しいのか…罰当たりらめ…

 

2007/4/26

 DA☆ZOOMたちの発売日が、近日発売から7月下旬発売に変更されました。主要部品の品質確保に時間を要したことと、全世界的な注文の多さに対応するためだそうです。

 で、PHOTO Browser3とPHOTO Laboratory3のアップデートと、REMOTE Assistant3のリリースを行いました。同時にK10Dのファームアップも行って、バージョン1.20にしないと、REMOTE Assistant3は使えないそうです。どうしても裏メニューは閉じさせる構えのようで…

 REMOTE Assistant3は、相当に使えそうな道具に仕上がっています。ここいらで裏メニューは諦めるべきかな…

 

2007/4/25

 前線が日本列島に懸かって、その雲の流れはモンスーンそのものです。つまり梅雨…

 この10年近くは5月連休明けには梅雨に入っていましたが、それがまた早まったようです。温暖化の表れであることは確実です。この傾向は止まらないでせう…

 

 PentaxとHOYAの攻防は、TOBに移行するするようですが、設定株価が低すぎるという世間の論調も気になります。高い金を出して買収した場合、不採算部門は簡単に切り捨てるでしょうから…

 

 ブランドのアイデンティティを維持するものは、人なのか金なのか、それとも名称そのものなのか、この疑問の答えは…

 

2007/4/22

 好天は続かず、今朝はもう曇りです。暖かいことは有難いのですが、湿り気を感じるので、午後には雨となるのかも…

 

2007/4/21

 久し振りに暖かい朝です。南西の風が心地良い夜明けです。春らしく白っぽい晴天ですが…

 

 PentaxのFAはみずほに替わるようです。HOYAとの関係に影響もあるのか…

 

 盛岡裁判所前庭の石割桜は咲いたのかな…樹種はエドヒガンとのことですが…

 

2007/4/19

 去年のハナミズキは散々でした。花も貧弱だったし、夏にはカイガラムシが盛大に憑り付いたし、紅葉も綺麗ではなかったし、実も少なかったしで…

 今年はどうなるのか、外来種の定めで樹勢が衰えてきたのか、風土の壁にぶち当たっているのか、杞憂は尽きない…

 

2007/4/18

 今日も冬のような気温でした。咲き出した里桜もハナミズキも冷たい雨にうなだれています。嫌な報道ばかりだし…

 

2007/4/17

 天候不順は続いています。地球温暖化の症状の一つなのでしょうか…

 Pentax経営陣のお家騒動は、タイのクーデターのようになるのでしょうか。社員の士気低下を憂いますし、DA☆の動向も気になります。痺れが切れそう…

 

2007/4/12

 初夏も近いというのに、冬服をしまうことができません。梅雨寒のような天気が続いています。桜前線の北上はどのあたりなのか…

 

   春風や旅の心は北を向き   雌山

 

 今年のソメイヨシノは親のオオシマザクラのように花のあるうちに葉を茂らせています。寒さで花弁を散らす酵素が不活発なためなのでしょうが、盛大な花吹雪と水面を覆う花筏が身上なのに、魅力半減…

 ソメイヨシノの寿命は60年前後とされています。この原因は、苗を作るプロセスにあります。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンのF1なので、マザクラなどを台木として接木でしか増殖することができません。苗はソメイヨシノの穂木部分から根を出し、台木のマザクラなどを覆い隠すように成長します。台木は苗の中心部分で壊死し、そこに腐朽菌が増殖します。これが60年の年月をかけてソメイヨシノの幹中心部を腐らせ、ついにはその命を奪うのです。桜自体は千年の寿命を保ちうる樹種です。これに人の手が加わると異様に短命に…何やらこの世の中を象徴しているような…

 

2007/4/11

 Pentaxの新執行陣は交換レンズを重視していく方針のようです。すべてを社内で加工できるため、付加価値による収益が社内に残る率が高いのがその理由とか…

 そうなると、その交換レンズがたくさん売れるためには、交換レンズをより多く持ちたいと思うヘビーユーザーに支持されるボディが必要になります。いよいよハイ・エンド機実現の方向性が高まった…

 HOYAは、Pentaxの医療機器分野だけが欲しいのでしょう。TOBをかけてでもというのは…それにしても、統合後はカメラ部門の売却もありと言ったHOYAトップの見識の無さ、人心の機微への鈍感さ…

 

2007/4/9

 統一地方選前半が過ぎて、愚劣な選択が行われました。愚民の行為なのだから当然でしょうが…

 後半戦も個人的に興味があります。これもまた、1割以上の無効票が出るのかな…

 

 PentaxはHOYAのマネーゲームの具に、銭亡者どもの餌食に成り果てるのでしょうか…合掌念仏…

 

2007/4/5

 カメラ関係の話題が低調で、PIE後の虚脱状態なのかもしれません。DA☆まだかな…

 

2007/4/4

 昨日以上に寒い一日でした。午後には霙交じりの夕立も…

 

   花冷えの茣蓙に蟠踞の赤ら顔   雌山

 

 満開の桜もこの寒さでは、散るに散れないという風情です。明日は暖かくなるらしい…

 

2007/4/3

 今日は一日中北東気流が流れ込んでいました。ぐずついて、肌寒…

 

2007/4/2

 新年度仕事始めは雨の朝夕で、菜種梅雨模様の気候となったようです。北支からの黄砂が酷いので、車の上はどろどろ…

 

2007/4/1

 植木鉢を倒し乱した昨夜の嵐が庭の土をしっとりと湿らせている朝です。遠くの林で鶯の鳴く声が聞こえます。春は真っ盛り…

 

   春眠不覚暁

   処々聞啼鳥

   夜来風雨声

   花落知多少

 

   鶯の遠音の朝や耳清し   雌山

 

2007/3/31

 晴れから雨の予報が出ていた土曜日の朝ですが、曇り空の夜明けです。桜は盛りですから、午後から明日は花散らしの雨…

 

   出会いあり別れもありて桜雨   雌山

 

 月半ばに、ご近所に巨大商業集積施設が出来て、通勤帰宅時の駅の混雑が著しくなりました。その施設、リピーターの獲得が可能か疑問の中身と看破…なので、いつまで持つか見もの…

 

 鶴見川堤の桜見物の足を延ばして、巨大商業集積施設を渉猟…成果はみたらし団子と蕨餅…

 

   歯応への無きが歯痒き蕨餅   雌山

   花よりも串持つ指の気にかかり   雌山

 

 夜になって、風が強くなってきました。家が揺れるほどの南風です。さぞや植木鉢の倒壊数多あるらむ…

 

2007/3/30

 年度最終日ですが、SDM対応のためのK10Dファームアップは今日あるのでしょうか。AF速度の見直しなど、開発の遅れが生じているのか…

 

 夜になりましたが、結局ファームアップは音沙汰無しです。喝…

 

2007/3/29

 暖かい日が続いて、桜はずんずん咲き進んでいます。週末には満開になるのでしょうが、あいにく天気は良くなさそう…

 

 先例の無いほど早く始まったスギ花粉は終焉のようですが、替わってヒノキ花粉が最盛期に入るようです。この時期マスクが必要な人は、ヒノキ花粉症も合併かと…

 

 人事異動の季節で、自分が対象でなくても、年度替わりで組み替える仕事などの収まりがつくまで、何かと気苦労も…

 

2007/2/25

 強風に窓が鳴る夜明けです。騒々しい、台風級の風です。暖かい春の嵐…

 

 PIE2007のセミナーで、谷口泉氏がK10Dのカメラ内RAW現像機能を中心とした講演をしていましたが、ホワイトバランスに関しては、AWBにしてRAWモードで撮影しておけば、現像時に自由に色味を選べることを分かりやすく解説していました。

 でも、プロは普段はJPEGだそうです。撮影のレスポンスが違うのだとか…

 

 K10Dは最初のファームアップ1.10で、Svモード時以外にも、Tvモード時とAvモード時にも電子ダイヤルでISOの変更をすることをカスタムファンクションで選べるようになりました。ISOを自在に操りたい人には便利になったのでしょうが、亭主は露出補正の方を重視しているので、ISOを操りたいときは、SvモードでPシフトと組み合わせれば、「ISO+Tv」や「ISO+Av」と同等と思っています。その点が中村文夫氏とは考えが違う…

 

2007/2/24

 週末は天気が悪いようです。だんだん雲が厚くなる朝です。ここのところ、北支黄土高原由来の黄砂が降り続けていますので、少し強い雨で洗い流して欲しい…

 PIEはここ数年見に行っていますが、このようなイベントで展示品を見るメリットは、一覧性が高い、比較が容易である、映像では分からない質感や重さを感じ取れる、あまり店頭に置いていないものも見ることが出来る、などです。

 

 一眼レフの優越点は、魚眼・超広角と超望遠と超接写を同一機体で実現できることです。そのうちの超接写は、ベローズ装置を介在することで、より多様なものになります。アオリ可能な大型に垂涎…

 

   木犀の若芽の結ぶ蓮華印   雌山

 

 Pentax初の超音波モータAFレンズの発売は何時なのか、待ち遠しい限りです。K10Dのファームウェアの詰め具合の影響なのか、予約数の確保のためなのか、いらいら、わくわく…

 

2007/2/23

 仕事を切り上げて、午後PIE2007に行ってきました。Pentaxのブースで、中村文夫氏と谷口泉氏のセミナーを梯子してしまいました。両方とも、とってもお役立ちで、しかも、おみやげを二つ貰ってしまった…

 谷口泉氏は初めて生で見ましたが、美写華写ブログに載っている写真より10歳以上若い印象です。写真が老け過ぎているのですが…

 中村文夫氏もネット上の写真より遥かに良い印象のルックスです。二人とも紺屋の白袴…

 

 おさわりコーナーでは、亭主の予約しているDA☆16-50/2.8をいじってみました。ズームリング操作は抵抗感のある感じで、これは防塵防滴の影響かもしれません。合焦はスムーズです。他社製品に浮気したことがないので、遅いか速いかを論評する物差を持ち合わせていませんが…

 

 超人気の「タタミー」がブース回りをうろうろと巡回しているのに遭遇しました。誰も見間違えない固有の風貌…

 

2007/3/22

 今日からPIE2007です。招待券を入手しましたので、明日の午後あたり…

 

2007/3/21

 彼岸の中日です。春分の日の休日です。少し寒さが緩んだ朝です。齢を一つ重ねた朝…

 Pentax Forum の場所が移動するのに併せて、6月から会員制フォトカルチャークラブが発足します。その概要を鑑みるに、我ら団塊の世代のリタイヤ後の暇と、好奇心と、ITスキル不足と、ロイヤリティの醸成と、何よりも懐具合をターゲットとしたものであると看破…涎たらたら…でも、まだ暇が…

 

2007/3/18

 寒い朝が続きます。2月と3月が逆転している寒気です。桜の花芽は足踏み状態…

 

 ライブビューが長時間可能になると、デジタル一眼のかたちが大きく変化するのかもしれません。レンズ交換というメリットしか残らないことから、ファインダーのためのミラーボックスを設けるために必要だった フランジバックは不要となり、ライカMマウント程度でよくなるのでは…

 

 光が明るいので、デジ一針穴写真を試みました。シャッター速度は1秒です。K10Dでは、これ位の解像感が限界かも…

 

2007/3/17

 DAレンズはAPS-Cサイズのイメージサークルを保障するレンズですが、一部のものは135サイズをカバーするイメージサークルを有するものもあります。亭主手持ちのものではDA40/2.8Limitedがそれで、DA14/2.8やDA21/3.2Limitedはカバーしていません。DA魚眼は、ズーム域の長側半分程度がカバーしています。

 将来、撮像素子のサイズが変わると、DAレンズの中には使用できなくなるものも出て来るということです。APS-H程度はカバーして欲しい…

 

 また、APS-Cサイズの撮像素子でもライブビューが可能となる動向にあるようで、この方向性からは、コンパクトデジカメにAPS-Cサイズのセンサーを搭載した機種が続々と登場することが予測できます。センサーには広角レンズに関する制約が付き物ですが、28o以上なら実用性は確保できるのかもしれません。そうなると、コンパクト、ロープライスを志向するデジ一眼は一時の徒花と成り果て、デジ一眼自体が銀塩晩期のように、底辺層の薄い特定用途志向に戻るのか…

 

 Pentaxは来年以降にFAレンズの刷新に取り組むとのことです。絞りリングの復活は無いのでしょうが…

 

2007/3/15

 撮像素子の種類が増えて、選択肢が多くなる時期がそこまで来ているのでしょうか。難しい時代でもあったりして…

 

2007/3/14

 お彼岸も近づくので、真言など唱えてみましょう。

  九字の印

「臨兵闘者皆陣烈在前」

  大日如来智拳印

「オン アビラウンケン バーザラ ダド バン」

  不動明王印

「ナウマク サンマンダー バーザラ ダン カン」

「ナウマク サンマンダー バーザラ ダン センダー マーカロシャーダー ソワタヤ ウン タラター カン マン」

  光明真言五色光印

「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボタラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン」

 

  DA☆ズームSDM兄弟の発売は何時なのか、しきりと待たれます。16-50/2.8を予約してありますから…

 

2007/3/12

 PMA07におけるPentaxTTコンビの発言を深読みすると、開発陣はK10DとK100Dの成功が信じられなくて、虚脱症状を呈しているのかもしれません。次に打つ手を模索しているのでしょうが、それを何にしたら良いのか、成功者の罠に陥っているのかも…

 

2007/3/11

 朝から雨、冷たい強い雨です。これが止むと強い冬型で、低温傾向は続くようです。桜はやはり延びそう…

 

 PMA07で新製品は出尽くした感がありますので、PIM2007はあまり期待できないのかもしれません。でも、行くかも…

 

 1月半ばに発注していたNikonの「マグニファイヤーDG−2」ですが、昨日ようやく発送済のメールが来ました。この品、現在ヨドバシのWEBからは消えています。定価5Kではもう作らないのかもしれません。アイピースアダプターDK-22をほんの少し改造して併用すればPentaxのMシリーズ以降のKマウント一眼レフで使えるので、残念です。

 

2007/3/10

 冬晴れの寒い朝です。春なのに…この数日の寒さで桜の開花が少し先に延びそうです。亭主は15日開花を予測していましたが…

 *istDには提供されていたリモートソフトが、K10D用にも提供されるようです。PCからカメラをコントロールすることができると、接写などには便利かもしれません。K10Dの売り機能である電子プレビューもPC画面で可能なら、フォーカスの確認も快適になるでしょうし…

 

 Pentaxは645AFマウントデジ一眼を開発中ですが、スタジオや風景写真を中心としたプロ・ユースやハイ・アマチュア向けにある程度数を売るためには、実売価格で100万円を切る設定にしないときびしい、というのが亭主の読みです。その撮影分野で135フルサイズであるCanonのEOS-1Dsを駆逐するためには…

 展示品の写真を見る限り、3インチと思われる背面液晶モニターは、上部を支点としてスイングするのは間違いないところです。そのための逃げがアイカップに作ってありますから…

 また、露出モードダイヤルにはUserモードが3つあるようです。メモリースロットもCFとSDのタンデムで、両方同時に差せて、切替えて使えるのだと思われます。残枚数も両方同時に表示されるようです。

 トラピゾイドプリズムから接眼部までが長いので、ケプラー望遠ファインダーで倍率は高く保っていると思われます。

 645ボディの踏襲の結果、撮像素子の後に大きな空間があるので、それを利用してメモリースロットや可動式液晶モニターを収めているようです。このボディ形式のメリットは、重い大型ペンタプリズムを使わなくても正立正像を得られる点にありますが、厚くなってしまうのとどっちがいいのか…

 

2007/3/9

 ラスベガスで開催されているPMA07で、本邦各社の新製品が展示されています。Sonyが135フルサイズらしいハイエンド機の試作を展示していますが、135銀塩用広角レンズで135フルサイズ・デジでも支障がないのでしょうか。Canonのような弱点は克服されるのでしょうか…

 

2007/3/8

 今日は冬に逆戻りの一日でした。視界は春のそれではなく、100qを超える真冬に近い透明度でした。

 レンズロードマップの更新は、新たな物欲の始まりです。軍資金を捻出せねば…

 

2007/3/7

 昨日アップされたK10Dのファームウェアは、やはり、「うらメニュー」への戸口閉鎖が主たる目的のようです。諸所の情報によれば、アップ後は入れなくなっているとのことです。SDMレンズのためには次のファームアップが必要になるとのことなので、いずれは「うらメニュー」に入れなくなるのか…

 今日はレンズ開発ロードマップも更新され、それによると、「DA☆55o/1.4SDM」や「DA35SDM」も開発されるのだそうです。また、廉価版?次期ズームの仕様も一部変更されています。

 「DA35SDM」はF値未発表ですからまだ開発途上なのでしょうが、「DA☆55/1.4SDM」は「仮称」とのことですからすでに完成していて発表間近なのでしょう。

 新ロードマップを見ていて気づいたのですが、レンズの種別やランクによって表示色が変えてあります。☆は紫色ですから、オレンジの「DA35SDM」はフツーのものかLimitedでしょう。FA35/2の後継である可能性が高いかも…

 

2007/3/6

 PentaxからK10Dのファームアップバージョン1.11が提供されましたが、その改善内容があまりにどうでもよさげでチープなので、例の「うらメニュー」への戸口閉鎖策謀が疑われることから、それを試みる勇気はありません。人柱が出て、動向が定まってからということです。日和見亭主なり…

 

 今日も朝から電車は止まるし、夕立はあるし、その前に虹も見えたし、これなむ天変地異の予兆ならずや…

 

2007/3/5

 夜明け前の西空には満月が残り、窓から差し込むその光りは暗い部屋の中を昼間のように照らしていました。なのに、その夜は、はや春の嵐で、窓は雨交じりの強い南風に揺すぶられています。

 今月下旬に開催されるPIE2007に向けて、カメラメーカーは新製品の発表を急いでいます。今日もオリンパスが4/3新製品のアナウンスを…

 

2007/3/4

 雛祭も過ぎて、春は大股でずんずん進んでいきます。でも、昨夜の月は朧ではなく、今夜の満月より丸かったかも…

 雛祭ケーキという商品があって、これはクリスマスケーキよりたくさん売れるのだそうです。どこも子供には甘い…

 赤白緑三色の菱餅は雛祭の定番アイテムですが、これの色と形を剽窃した菓子が次々と作り出されてきました。それがデコレーションケーキになったというわけです。

 

   雛霰並べて数ふ孫の数   雌山

   草餅や大河の行きて果ての無し   雌山

 

2007/2/28

 気温は高めですが北風が強く、埃と花粉がひどい午後でした。春ですから…

 

 明日から3月、色々とカメラ関係の大きなイベントもあり、そわそわしてしまう季節です。花も咲きますし…

 

2007/2/27

 子供に使わせて紛失していたDA21/3.2Limitedのフィルター付き角穴フードですが、車の中から出てきました。もう代わりを入手してもうたがな…

 

 納品されるのを待っている新レンズ「DA☆16-50/2.8 SDM」ですが、16oが最短で、50oが最長になる鏡胴のようです。広角側が伸びるズームは、昔から、どうも今ひとつ好きになれません。なので、良かった良かった…

 

 今年の桜は、3月中旬には咲いてしまう公算大です。新調の「DA☆16-50/2.8 SDM」が間に合わない懼れ大かも…

 

   何急ぎ咲くを選ぶかこれ櫻   雌山

   瞑想の膝に一片梅の花   雌山

   白樫にメジロの憩ふ昼休み   雌山

   鼻水を垂れて呪ふや花粉病   雌山

 以下川柳…

   その本音レールの如し夫と婦   雌山

   相槌を打つ暇無し妻の愚痴   雌山

   相見ても鏡隔てている男女   雌山

 

2007/2/26

 レキサー2G・133倍速を昨日までの限定で少し安く売っていたので注文しておいたのですが、到着いたしました。ベンチマークの結果も優秀…

 

 今年の杉開花は記録的に早いとのことですから、桜の開花も記録的に早くなる公算大です。杉花粉蔓延の指標花である沈丁花がもう咲いているのですもの…

 

2007/2/25

 二月逃げるの喩の如く、去るの三月は、はや指呼の間となりました。この冬最も寒い朝です。初めて霜柱も上がっています。春一番の後に最低気温が出るのも珍しい…

 

2007/2/24

 窓を鳴らす風の音で目覚めた寒い朝です。空気は冬の冷たさですが、快晴の空には春の光りがあふれています。光りの春…

 

 レンズラッシュの中、DA☆200/2.8やDA☆300/4も年内には発売されそうですが、DA☆60-250/4が次のターゲットになりそうです。収蔵庫には明るいAF望遠系が手薄なので…

 

2007/2/23

 光学系の共同開発をしているというHOYA傘下Tokinarの16-50/2.8も、主要なスペックは同一で、3月20日発売と発表されました。K10Dのファームアップが3月下旬とのことですから、DA☆16-50/2.8も3月20日発売なのかも…

 

 三脚屋のベルボンから、アイピースに取り付けるCCDカメラ式ビューファインダーの3月10日発売が予告されました。韓国Seculine製のものを販売するようです。レリーズ関係のギミックも組み込まれているようなので、使い道があるかも…

 

 杉桧花粉症対策として簡単で有効なものを紹介します。

 杉や桧の花粉が鼻の奥に付着するとアレルギーを発症するのですから、花粉が花の中に入らないようにするのがマスクです。でも、マスクをしていると息苦しい、暑苦しいなどの弊害があります。花粉が鼻の粘膜に付着しなければアレルギー反応も起きないのですから、鼻の粘膜を何かでコーティングすればよいのです。それにはメンソレタームの塗布が最適です。主成分はワセリンですから長時間粘膜表面をコーティングできますし、メントールが配合されていますから鼻づまり対策としても有効です。お試しあれ…

 

2007/2/22

 今日、待望の発表がPENTAXからありました。超音波モーターAFレンズ2本の発売予告です。既に予約も可能になっているので、早速DA☆16-50/2.8を予約…

 K10Dのファームアップをしないと使えないのだそうで、そのファームアップが3月下旬とのことですから、近日発売の近日とは3月下旬以降なのか…

 

2007/2/21

 先週末の娘の結婚式で息子にカメラを使わせたら、DA21/3.2Limitedの角穴フードを43oフィルター付で紛失していました。取れ易いのは承知していたし、いつもは外れ止めとして外周部に黒ビニールテープを少量貼り付けてもいたのですが、内付けフィルター清掃のために取り外したあと、代わりを貼ってなかったのが悔まれます。

 このレンズはフードが無いとどうにも締まらないので、すぐに注文を出しておいたのですが、今夜到着しました。今度は絶対に貼り忘れないように、予備の黒ビニールテープを切り取ってレンズキャップの内側に2枚貼り付けました。これ位の用意周到が肝心なり…

 ビニールテープは粘着性もほどほどで剥し易いし、硬化もしないので、この用途には最適です。色も選べますし…

 

2007/2/20

 こんなに天気が悪くなるとは、昨日は言ってなかったのに、北東気流で小雨模様です。骨董市は不作で、成果無し。

 初めて行った骨董市ですが、何とも怪しげな雰囲気はおどろどろしい感じです。カメラ系は殆んど出店が無く、まとまった出品をしているのは1店のみ…

 古箱付きアングルファインダーDR-4が唯一食指の動いたシロモノでしたが、値を問うと即座に8Kとの託宣…

 新品時代が18Kのものを世代が替わって8Kではあんまりです。中古品に定価の1/3以上出す気はありませんから、「覗いてみるか」のお誘いもパス…

 

2007/2/19

 明日はご近所の横浜アリーナへ出撃です。11時から骨董市だと…

 

2007/2/18

 金曜の予報では9時ぐらいには上がると予報されていた雨で明けた日曜日、石原保身必死マラソンに参加した無邪気な3万人に冷たい雨の洗礼となる結果に…

 この雨、花粉症の中休みとなる恵みもあったりして…

 

2007/2/17

 今日は被写体の一日でした。花嫁の父…

 

2007/2/15

 杉花粉は絶好調で蔓延状態です。暖かくて風が強いのですから当然の仕儀…

 

 EEPROMなるシロモノの中には、書き込み回数の制限があるものもあるとのことです。迂闊に悪戯はでけへんかも…

 

2007/2/14

 春一番が吹いて、大荒れの天気でした。今年はもう寒くはならないのでしょう。天敵杉花粉も盛大になりそうな予感…

 

 Pentaxにも春一番が吹いて、「うらメニュー」漏洩の影響はどのような形で現れるのか…

 *istDにおいて裏メニューにある「EEPROM STORE」の実行で生成される「KB321.EEP」はバイナリーファイルではなく、テキストファイルのようです。16進のコードが並んでいるだけなので、どっちにしても中身は不明ですが…

 これを保存しておけば、裏メニューをいろいろと弄っても、このファイルをロードするだけで元に戻せるのかもしれません。カメラ弄り好きの亭主にとって、誘惑の罠は甘美…

 

2007/2/13

 K10Dの「うらメニュー」が暴き出された結果、他機種や各社の機種の同様な機能も探る動きは加速するのでしょうね。

 メモリースロット蓋を開けたままで電源が入れられて、操作ができるようになるモードがあるということは、メモリー端子経由でコントロールする何らかのアイテムがメンテナンスには必要なのかも…

 

 *istDの裏メニューに「EEPROM STORE」と、「CPU ROM STORE」と、「DSP ROM STORE」があります。これらを実行すると、CFカードに「KB321CPU」「KB321DSP」「KB321.EEP」というバイナリーファイルが書き出されます。中身は…不明です。 アナライザーを持ってないので…

 

2007/2/12

 K10Dの「うらメニュー」の出し方が判明しました。これをいじればAFのピント調整も可能です。でも、何事も自己責任でね…

 

 他の機種にも「うらメニュー」的なものは存在するようで、その出し方を探る話で暫くは騒動に…

 

 亭主所有の*istDについても、「うらメニュー」的なものを表示する方法を見つけました。必ず有るということが分かっていて、他機種での表示方法が分かっている場合、類推して見つけるのは至極簡単です。普通の操作手順では行わない手順を選べばよいのですから…

 

 いずれも、備忘のために「デジタル道具蔵」に記載済…

 

 *ist系の機種でもAFをいじれる「裏メニュー」が出せる機種があるようですが、初代*istDには見当たりません。これが進化の証拠なのか…

 

2007/2/11

 昨日底冷えを感じたのは気候のせいじゃなくて、体調のせいのようです。風邪かな…

 

2007/2/10

 明け方よりも、昼に近づくにつれてだんだん底冷えしてきました。降り出したら雪かも…

 

 A50/1.2が到着したので早速試写しましたが、曇天なので、色の出はよう分からん…

 レンズマウントキャップがチープなのにはびっくりです。フラグシップ標準レンズだったのに…

 

2007/2/9

 納期が2月末との連絡が来ていたA50/1.2ですが、急にどこかで調達ができたらしく、発送したとのメールが来ていました。やはり店晒し品なのかも…でも、配達時に家人が留守だったので、明日再配達となる憂き目に…

 

2007/2/8

 手配したA50/1.2はメーカー在庫が切れているようで、納期が2月末ごろだそうです。どこぞの寂れた店の、分厚く埃を被った店晒しでも引き上げてくるのとちやうやろうな…

 先月半ばに発注を掛けたNikonのマグニファイヤーDG−2もまだ音沙汰なしです。昨日のデジカメWatchでもD40関連記事で取り上げていたというのに、どうなっているのかなー(琉球風の発音で…)

 

2007/2/7

 先日Pentaxのサイトにレンズ適合表のページが加えられましたが、それに誤りがあることを指摘しました。本日、誤りの一部が訂正されたものの、亭主が指摘したイラストの重大な誤りについては訂正していません。社内の誰もそれに気が付いていないのだとしたら、ちょっと困ったものですね…

 

2007/2/6

 夜明け前から引き続いて異様に暖かい一日でした。地球上のどこにも寒波に襲われているというニュースがまったく無いのですが、今年の冬が異様なのか、これから毎年ずっとこのまま異様なのか、随分と心配に…

 

 A50/1.2がいつまで販売されるのか心配になったので、入手の段取りを付けてしまいました。きっと使わないだろうと思うのだけれど…

 

 八朔の実は収穫して2週間ほど置いた方が、酸味が落ち着いて甘味がまろやかになるようです。月中まで待たねば…

 

   手返しの入る隙無し熱り杵   雌山

 

2007/2/4

 今日から春、十六夜の月が落ちていった朝は急に暗くなりました。夜明けはまだ…

 

   黎明の声の届ゐて今朝の春   雌山

 

 動態保存状態のLXに付けっ放しにしていた「大文字SMC」のK50/1.2を外し、K10Dに装着してみました。F2にまで絞ると解像感は恐ろしいほどです。開放での近接のピントは、前後ぶれする手持ちでは数射ち必至…

 

2007/2/3

 昨日のデジカメWatchに旧レンズと内蔵露出計の関係について中村 文夫氏のレポートが載りました。フォーカシングスクリーンを明るくすることで絞り位置による測光誤差がより大きくなる結果、それを見越してカメラがシャッタースピードを決めるので、中間絞りが適正に近い亭主のK10Dは開放で大きくアンダーになるのだと納得しました。レンズ内ROMの威力は絶大…

 実絞り測光の誤差が避けられないのであるならば、絞り優先半自動露出であるグリーンボタン撮影のためには、露出補正の機構は必要不可欠なものであることが明白です。*istDでファームアップされたのですから、同じ中級機K10Dでも実現を願うのはユーザーの権利…

 

 庭の八朔の実の残りを収穫しました。師走末から既に2回に渡って150個あまりを収穫していたのですが、木守りとして10個近く残しても100個以上の大豊作でした。

 もうヘタの強度が落ちていて、高枝切り鋏で触れるだけで落下するものが多く、収穫期としては最後の段階だったのかもしれません。

 既に鳥達に啄ばまれていたものは包丁で半分に切り、メジロなどの小鳥でも啄ばみ易くして庭先に並べました。木には寒肥、御礼肥をたっぷりとはずまなければ…

 八朔は大型の柑橘系としては最も安価で、店頭で1個40円ぐらいです。皮が堅くて剥き難くく、ジューシーではないのが不人気の原因なのかもしれませんが、変に甘くなくて酸味好きな亭主としては、抱腹悦楽の毎日です。感謝…

 

2007/2/2

 今日は陰暦12月15日です。満月の夜ですが、本当の満月からは半日過ぎている月の姿です。

 

   杵抱ひて兎凍へる寒の月   雌山

 

 杵のような超望遠を抱いてレフコンバーターを覗き込んでいると、身体は芯まで冷えてきます。月の兎もさぞかし寒かんべ…

 

2007/2/1

 毎年長いと感じる1月もようやく終わり、2月です。2月、3月はいつもあっと言う間に終わってしまいます。2月逃げる、3月去る…

 昨夜は十三夜、明日の晩は満月、寒の月です。月面の撮影には最適の冬ですが、さて雲行きは…

 今年の陰暦正月は2月18日です。立春から半月も後ですから、大分季節とずれて来た…

 

 南関東では、1月が暖かい年は2月、3月に大雪の降る可能性が高いのだそうです。さて、今年は…

 

 日暮れは日増しに遅くなっています。落日は富士を目指してにじり寄っていますが、まだ少し届きません。金星が紫を深める西空に輝き、対面する上り月とその妍を競っています。季節の移り目は句作の気分…月も丸いし、気も昇る。

 

   宵星の見つめる先に寒の月   雌山

   雪雲に遂はれ遁れて寒の月   雌山

   筋雲の幾列か行き春隣   雌山

   庭々に梅ちらほらと春隣   雌山

   春隣入日届かず富士暮れる   雌山

 

2007/1/31

 寒中もあと数日ですが、今年の冬は寒くならないのでしょうか、まだ一度も氷点下になりません。霜は降っても霜柱は上がらない…

 

 ビスタが発売されましたが、雌山亭PCの性能が不足しているので、導入は見送りです。モニターを巨大化しなければ意味無さそうだし…

 

 Pentaxのサイトにレンズ適合表のページが加えられましたが、その内、マウント別機能対応表の中にレンズマウントの写真とイラストが載っています。この中の「KAマウント」のイラストに重大な誤りがあります。さて、どの部分でしょうか。分かるかな、分かった人は手を挙げて…

 

2007/1/29

 亭主のP-TTLストロボはAF-360 FGZだけで、来月の出番に向けていろいろとテストしているのですが、ズームが20ミリの固定になっていて、ズームボタンを押してもまったく変化しません。故障かと思い、フォーラムに行かなければならないかと気が重くなったのですが、あれこれいじっているうちに原因を発見し、機能の本質を理解しました。

 このストロボは通常は24ミリまでが対応で、それ以上の広角には格納式のアダプターパネルを引き出して装着するようになっているのですが、これを引き出すとズームが20ミリ固定、つまりAズームやMズームが機能しないようになるような仕掛けなのです。つまり、機能的にはワイドパネルを使用することがデフォルトで、ズーム機能の方がスイッチオンの機能になっているのです。故障したときに最も広角にするほうが支障が少ないので、これが当然の選択なのでしょうが…

 ところが、経年により接点が錆びて導通が不良になっているらしく、ワイドパネルを格納しても導通が回復しないのでズームが機能せず、20ミリのままで動かないのです。ワイドパネルを何度か出し入れすると錆が落ちて導通が回復するのですが、ワイドパネルはあまり使わないので、接点の錆問題は回避困難模様です。何とも困ったもんだ…

 

2007/1/28

 Pentaxのアクセサリー価格改定予告以来、改定幅が大きいものは市場から払底していますが、そんな中にリバースアダプターがあります。これは等倍以上の撮影のためにレンズを前後逆に取り付けるための道具ですが、これだけでは使い難いもので、ベローズ装置やヘリコイド接写リングなどのように、繰り出し装置と併用するべきものです。

 今度の取付騒動で興味を向けて入手した新人たちは、レンズ後部が露出することで障害があることを嫌ったり、フードやフィルターを取り付けたいと願ったりしているようです。

 Pentaxからは、リバースリングライトアダプターKという製品が出されていましたが、これがまさにその要求に適合する品でした。でも、今はディスコンに…

 そこで、加工がしやすいレンズマウントキャップに穴を開け、これにフィルター枠をねじ込むという改造を行っている例が紹介されています。

 でも、枠だけ利用するためにガラスを割るという見当違いな提案もされています。フィルターはガラスの方が価値と価格が高いのです。このような用途にだけ使いたいのであれば、はるかに安価であるステップアップリングを使用すれば十分用は足りるし、段差を利用してより良い改造ともなるのに…

 ちなみに、フィルターのガラスは枠から取り外せるものがほとんどです。外し方を知らないのかな…

 

   がらくたを爪繰り寄せて春用意   雌山

 

 なお、レンズ後部がマウントより突き出て対象物にあてそうになるということに関しては、レンズのヘリコイドでマウント部を繰り出せば、レンズ後玉は鏡胴内に引っ込むので、フードが必要になる問題は生じないのですが…

 

 先日フォーラムに依頼した*istDのCCD清掃結果に不満の残る亭主でしたが、自分で実施して、とても困難であることが判明しました。クリーンルーム内ででもないと、完璧な仕事は出来ないのだと納得しました。でも、少しは今市に近づいたかなと自負も…

 作業自体はそんなに神経質に行わなくても、レンズの清掃と大差ありません。ただ、埃を出さないブロワーの用意と、奥まった平らな面を拭くので、レンズペーパーを的確に保持できる清掃工具の自作は必要…

 いろいろやってみた結論としては、ブロワーで吹かないほうが埃の残りは少ないようです。単にレンズペーパーで拭うだけに止めるのが最も成績良好…

上がフォーラム清掃後、それを亭主が自助努力した結果が下…

 濃いゴミは数点残っていますが、一応の要領は会得しましたので、こんなところで満足…

 

2007/1/27

 夜来の雨もあがり、星の見える夜明け前です。春近しと感じさせる日の出前の朝です。夜明けの遅くなるのは止まりました。春に向かってサインカーブは傾斜を深める…

 

 昨夜、入院中のK10Dが戻ってきました。バルブ撮影中の32秒落ちは完治していましたが、M以前のレンズでの絞込み測光のアンダーは完治には至りません。開放時には1段分ほど露出アンダーです。2段絞るとほぼ適正になります。夜の室内光で試したので、大きく絞っての状態はまだ不明…

 やはり、フォーカシングスクリーンが明るくなったのが基本的原因なのでしょうか、*istDのものと入れ替えて検証すべきと判断…

 ファームアップは実行されていませんでした。1.00のままです。治療結果をもう少し検証してから実行するつもりです。ファイルの用意は出来ていますが…

 

 一昨日届いていた「K-AC50J」ACアダプターキットを装着して試用しましたが、異常なしです。

 このACアダプター、Pentax伝統の大きめなもので、携帯性は悪いものです。一次電圧は240Vまで対応していますから、プラグの変換アダプターを用意すればほとんどの外国でも使えます。二次電圧は表示8.3Vですが、亭主のテスターでの計測では8.4Vです。これならニッケル水素7本直列で携帯用外部電源が成立しそう…

 カメラとのコネクターは3接点の特殊なもので、これだけを入手するのは困難そうなので、コードを途中で切断してコネクターで中継する改造により、共用とするしかないかも…

 

 日も昇ったので、K10Dの屋外での試写を行いました。K55/1.8では、開放だと、やはり1段アンダーです。F4までくると、ほぼ適正に近づきます。F8だと、少しオーバーかもしれません。絞込みの実絞り測光には癖があるとしか考えられません。センサーの感度の性格なのでしょうか…

 DA40/2.8の場合、表示される絞りごとの画面の明るさは、ほとんど変化しません。レンズ内ロムに補正情報が保持されていて、これをカメラが利用しているのかもしれません。FA31/1.8も同様です。この検証で、カメラ側からの絞りのコントロールが正確であることも実証されました。それにしても、FA31/1.8の描写は秀逸…

 

 FA31/1.8でも絞り環を使ってMモードで撮影すると、絞り開放でアンダーになるのは同じです。A位置でMモードなら開放でも適正なのに…

 

 ファームアップ後の操作性は数段高まりました。AFポイント選択モードがAFボタンに中央復帰機能を割り付けると別物のように使い易くなって…

 あとはMモードでの露出補正機能とホワイトバランスの内の電燈モードへのショートカット往復機能が実現すれば、亭主としては言うこと無し…

 

 FA31/1.8にHoyaの58o径ゴムフードを取り付けて、先日思い付いたガラス越し撮影を試してみましたが、左右45度はケラレもなく楽々使えます。これなら実用に問題まったく無し…

 フォーカスしても全長が変化しないインナーフォーカスのレンズでないと、AFはうまく使えないことも判明しました。超広角レンズの場合は、相当に大きなものをステップアップリング併用で使わないとだめかも…

 

 ファームアップで専用外付けストロボを内蔵ストロボでワイヤレスコントロールできるようになりましたが、これ、市販のストロボプロテクターに取り付けてもP-TTLで作動します。すぐ真横でも、カメラと平行配置でもコントロールできるのです。今市場に払底しているホットシューアダプターや延長コード、オフカメラシューアダプターなどが無くても使えるのです。電波制御ではないはずなのに、どうなっているのかな…

 

2007/1/26

 K10Dは、A位置の無いレンズでは、Avモードではカメラが絞り込み動作を行わないので、絞り開放または実絞り以外では自動露出ができない。Mシリーズのように絞りを実絞りにできないレンズでは、絞り込んでの自動露出はできないのである。

 この絞り込んでの自動露出を現在のハードで、操作プログラムの工夫で実現する道が無いのかと考えてみた。

 絞り環を最小絞りにしてカメラ側から絞りを操作する方法は、操作プログラムにレンズにA位置のあるものと認識させれば可能であるが、Mシリーズ以前のレンズは、絞込みレバーの動きと絞りの開度の関係がAシリーズ以降のレンズとはまったく異なっているので、絞りの正確なコントロールができない。少なくとも絞込みレバーを駆動するアクチュエーターが現在のままでは無理であろう。したがって、この方法では実用的なものにならないため、駄目である。

 Avモードのときに、レンズを撮影に使おうと思う絞り位置にしてグリーンボタンを押し、その絞りでの露出値と直後の絞り開放露出値をカメラが記憶する。この二つの露出値の差を基に、その後の絞り開放露出値の変化に応じたシャッター速度の自動変更を行って、絞りはMモードのように最大絞込み動作を行う。このような操作プログラムが実現できるならば、現在のハード資産の中で、絞り環で指定した絞りでの自動露出は可能になる。

 これはレンズ絞り値のカメラ側取得を手動で行うというものであるが、Mモードでシャッターを押すごとにグリーンボタンを押す方法よりはるかに省力化された方法なので、露出をカメラに委ねるというオートの基本は満足していると思う。

 

2007/1/25

 K10Dは、Mモード以外のときの前後の電子ダイヤルの機能をカスタム設定で変更でき ますが、前後それぞれの電子ダイヤルに何を割り付けるかで、カメラの操作性が違ってきます。

 亭主は、前の電子ダイヤルには露出補正を第一として、次にISO変更を優先的に割り付けています。どの露出モードでも 、このふたつの操作は他ボタンとの同時使用も含んで必ず前の電子ダイヤルで行うのです。

 一方、後の電子ダイヤルには、基本的に絞り変更機能を優先的に割り付けています。プログラムシフトも絞り変更機能と考えることができますから、これも後の電子ダイヤルです。

 唯一異なるのがTvモードのときのシャッター速度変更機能を後の電子ダイヤルに割り付けていることですが、前の電子ダイヤル設定の優先を貫いているのでいたしかたないし、プログラムシフトとの関連を考えれば、違和感は少ない…

 このような組合せの設定にすれば、操作の統一性がもっとも取れていると思うし、事実、どの露出モードでも極めて操作しやすい…

 今日アップされた美写華写で谷口氏は、亭主と同様な設定をしていることを表明しています。当然のことでしょうがね…

 

 *istDについて先週末に行ったフォーラムでのCCD清掃の成果は、今市の手前の鹿沼か栃木ぐらいなので、雌山亭の本分である自己救済に走ることにしました。あほな失敗は避けたいので、道具の用意に余念がありません。

 道具といっても、割らない割り箸の上部を箆状に削るだけで、これを何本も用意して、それらを堀内のレンズペーパーできっちりと覆います。レンズクリーナーで湿らせたもので慎重丁寧に拭ったあと、乾いているもの数本使って数回拭き取るつもりです。これで取れなければ、ゴミはローパスフィルターとCCDの間に入り込んでいるのでしょうから、諦め…

 

2007/1/24

 発売・出荷が遅れていた「K-AC50J」ACアダプターキットの発送連絡が来ました。この一件、OEM先が何かとんでもなくどじった公算大…

 入院中のK10Dは週末にならないと戻らないので、使えない…

 

2007/1/23

 カメラ用の超望遠レンズを使って望遠鏡を作ったという話を見て、亭主も試みてみました。

 対物レンズにsmcTakumar300/4を用い、接眼レンズにはsmcTakumar55/1.8やsmcTakumar35/2などを…

 凸レンズと凸レンズで作る望遠鏡をケプラー式屈折望遠鏡といい、凸レンズと凹レンズで作るのをガリレオ式屈折望遠鏡といいます。亭主が試みたのは倒立像のケプラー式の方ですね…

 対物レンズの焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ったのが倍率です。300/55だと約5.5倍です。これで昨夜のまだ細い月を見ると、影の部分もうっすらと見えました。太陽に照らされた面は明るすぎてクレーターなどは確認不能…

 二つのレンズを結ぶ仕掛けは、Kマウントカメラでは使えなくなったSマウントの接写リングです。幾つかを組み合わせてフランジバックの2倍の約90ミリの厚さを確保すれば良いのですが、レンズ同士は背中合わせにする必要があります。それは、対物レンズが作った実像を接眼レンズで拡大した虚像を見るという原理からです。

 接写リングは1箇所オスネジ同士を結合する必要があります。亭主は手持ちのガラクタの中からM42メスねじリングを拾い出し、これを使いました。何かのアダプターの一部らしいのですが、用途不明…

 

 噂のK10Dファームアップが、噂どおりの今日、噂どおりの内容で公開されました。噂恐るべし…

 亭主のK10Dは生憎入院中なのでファームアップは退院待ち…なのか、入院中に実行されてくるのか、興味深々…

 

 今回のファームアップの中で、亭主にとって有難い機能は、内蔵ストロボでの外付けストロボのワイヤレスコントロールが第一で、次いでOKボタンを押しながら前電子ダイヤルでISO変更の機能です。他はあまり使いそうもない機能ですが、選択肢が広がるのはよいことで…

 今回のファームアップには漏れましたが、Mモードのときに露出補正が可能になる機能は、なんとか実現して欲しいものです。旧レンズの使い勝手のためには、非常に有効な機能ですから…

 なお、Mモードに露出補正など意味が無いかのような発言を見かけますが、Aレンズ以降しか所持していない人にはそのとおりだと思います。意味を持つのは、Mモードしか実質的に使えない哀れなMレンズ以前を所持していて、これを使う場合に、Mモードではなく、セミAvモード的に使いたい場合なのです。グリーンボタン一発で出たシャッタースピードで撮影して適正露出が得たいのです。現状ではこれがままならないから、あらかじめ露出補正しておきたいのです。グリーンボタンでの出目をのんびりと調整してから撮影できる状況だけなら、こんな要求はせんのじゃ…

 

2007/1/21

 今朝も曇天です。昨日の様には底冷えしませんが…

 

 「ケーブルレリーズアダプターT3」が在庫限りだということで、幾つか入手し、亭主自慢のシステムである汎用コネクター(ステレオミニプラグ)に付け替えました。汎用コネクターを介することで、カメラ側端子の付いたコードを用意すればどのカメラでも半押し、全押しの3極コントロールが可能です。

 オートベローズの機能を正しくコントロールするためには「ダブルレリーズ」が必要です。この「ダブルレリーズ」を取り付ける機能が今時のカメラからは失われているのですが、「ケーブルレリーズアダプターT3」を使うことで、「ダブルレリーズ」の機械的な作動を、今時のカメラに必要な電気的な作動に変換することができるのです。

 「ケーブルレリーズアダプターT3」に付いているカメラ側端子は旧イオス用です。これに限らず、その機器ごとにカメラ側端子は特定のカメラにしか使えない端子が付いています。安価な機器ならカメラごとに入手してもさほど負担ではありませんが、タイマースイッチのように10Kを超えるものや、そのカメラ用しかない機器を他のカメラでも使いたいときには困ってしまいます。そして、メーカーごとに、カメラごとに端子の形状が違うという現実があります。

 そこで、コードの中間に同一の変換コネクターを配置することで、カメラ側と機器側の組合せを自由にする発想が亭主の中に生まれました。

 亭主の変換コネクターは「ステレオミニプラグ」のオス・メスです。Pentaxのデジ一眼やイオスKissなどに使われて世界標準になりつつある「ステレオミニミニプラグ」を変換コネクターにするとより便利だとは思うのですが、これは形状が小さく、機器によってはコードが太くて取り付けが困難な場合があり、汎用性を確保するためには難点があるのです。工作も「ステレオミニプラグ」の方が容易ですし、入手も容易…

 現在、ケーブルレリーズを変換する市販されている3極機器は「ケーブルレリーズアダプターT3」以外にはありません。これがいまや在庫限りとなり、やがて世の中から消えてしまうと、Nikon以外にはオートベローズを使う道が閉ざされてしまうのでしょう。Pentaxの歴代オートベローズはまだ巷に多く存命です。これらの健全な使用のために、オーナーは「ダブルレリーズ」と「ケーブルレリーズアダプターT3」を入手しておくべきでしょう。将来、他者に譲るようなときのためにも…

 なお、ダブルレリーズはPentaxブランドのものがまだ入手可能です。この品は「UN」から販売されているものとまったく同一ですから、同一メーカーによるOEM生産品でしょう。

 

 ピンホールを色々と工夫しているのですが、今のところ、これくらいが限界…

 CCDのゴミを写すのには最適かも…

 

 この頃流行らないものにゴムフードがあります。なんとなくダサい感じで、あまり使っていませんでした。でも、これの絶好の使用条件があることに気づきました。

 窓の開けられない乗り物の中から外を写すことは、旅行中などには案外多いものです。こんなときに窓ガラス越しに写すと、車中の明かりなどが窓ガラスに反射して写り込み、折角の写真が台無しになることがあります。

 そんなときに大き目のゴムフードを装着していれば、レンズ先端を窓ガラスに密着させることが出来て、室内の影を写し込まずに済みます。乗り物にカメラを密着させることで手振れもある程度防げますし…

 Hoyaのゴムフードは広角から望遠まで一つで対応できる優れものです。これの大き目のものをステップアップリングを併用して装着すれば、窓ガラス越し撮影の強力な助っ人となりそうです。

 

2007/1/20

 昨日点検してもらいましたが、16日に詰め替えたニッケル水素、もう半分表示です。撮影150枚程度なのに…

 

 ファームアップは、噂が真だとすれば、来週前半のようです。中身は、カスタムファンクションの拡充による選択肢の増補と内蔵フラッシュの機能拡充とグリーンボタンの機能拡充、OKボタンの機能拡充、それとバグの補正のようです。

 AFボタンにAFポイント自己選択時の中央復帰機能を割り付けることが可能になったり、Av/Tvモードのときに他ダイヤルに露出補正とISO選択のどちらかを割り付けることが可能になったり、Pモードのときに前後ダイヤルにAvとTvを好みの配置に割り付けることが可能になったりするようです。AFボタンでAFポイント中央復帰機能以外は、亭主には無用の付加機能ですが…

 内蔵フラッシュによる外付けフラッシュのワイヤレス制御も*istD並みに可能になりますが、*istDと同じく真横にタンデム配置して作動するのなら、カメラとストロボを延長コードで繋がなくてもよいので、随分と気軽に使えそう…

 OKボタンを押しながら前ダイヤルでISOが変更できる機能は、これは便利そう…

 TAvモードでもグリーンボタン(ハイパーマニュアル)が使えるようになるとのことですが、これが絞り環使用時もMモードと同様に使えるのなら、露出補正問題も一気に解決なのですが、さて…

 バグ補正は…それで入院中やで…

 

 Mモードで露出補正をすることができるようにならないと、実絞り測光に頼るレンズたちには使えないカメラになってしまいますから、ファームアップで是非解決してほしいものです。

 それと、ホワイトバランスの選択については、室内でも蛍光灯照明下なら概ねAWEで支障が無いのですが、電球照明の下では補正範囲外なので、RAWボタンの機能選択付加によって、一押しで電球照明モードに切り替わるようになると、ものすごく便利になるのですが…

 

 曇り空で底冷えのする朝です。CCD清掃の確認や試作ピンホールレンズの試写にはあまり向かないかも…

 

 内蔵フラッシュによる外付けフラッシュのワイヤレスコントロール機能がK10Dにもファームアップで付加されるとのことなので、実現している*istDでいろいろ実証してみました。

 カスタムファンクションで内蔵ストロボをコントロールだけに使用するように設定しないと、内蔵ストロボも発光するので、動くものだと微小な時間差を置いて発光する外付けストロボとの二重像が写ってしまいます。同時に使用したいのなら、延長コードで結ばないと駄目…

 このことから、ワイヤレスコントロール機能にとって、ファームアップがいかに有効であるかが歴然…

 

 底冷えがすると思っていたら、午前10時半ごろ雪がちらつき始めました。初雪です。そんな中、庭の八朔を*istDに取り付けた試作ピンホールレンズで撮影しました。露出は10秒、リサイズ以外は無修正です。

 相当にソフトフォーカスですね…

 フォーラムでのCCD清掃の成果は、今市の手前で鹿沼ぐらいか…

 

2007/1/19

 午後、新宿フォーラムに行きました。

 *istDはCCD清掃を受けました。ニッケル水素で撮影できる枚数が少ないと訴えましたが、特に異常な点は見られないとのことで、そんなものかと諦め…

 K10Dは入院となりました。Mレンズ等での露出アンダーとバルブ撮影のハングについては、入院治療が必要とのことです。露出アンダーは*istDでも少しあるのですが、露出補正機能があるので、実質支障はありません。でも、K10Dは露出補正機能が無いので、支障絶大です。どのような治療結果となるのやら…

 

 巷ではファーム・アップの噂が流れています。これでMモードの露出補正機能付加が実現すると嬉しいのですが、どうも含まれていないようです。バルブ撮影のハング対策は含まれているようなのですが、入院中に発表なのか、気が揉めます…

 

 *istDのCCD清掃の成果は、明日青空撮影で確認の予定です。綺麗になっているといいな…

 

 治療の待ち時間にBIGに行き、野次馬気分で「緑袋」を眺めてきました。価格大改定組は軒並み品切れ…

 

 ピンホールレンズの試作が完成しているので、これも明日試写…

 

2007/1/18

 明日の午後は新宿に行きます。K10Dと*istDを連れてフォーラムに行きます。久し振りです。

 

 Pentaxオンラインショップでは、3月価格改定対象品のほとんどが購入できなくなっています。量販店のネット販売対象からもほとんど消えています。店頭在庫を漁るしかないのですね…

 

2007/1/16

 巷では、K10Dのバルブ撮影32秒フリーズの話題が流れています。で、亭主のK10Dでも試みてみたところ、見事にフリーズ…

 電池を抜いて入れ直せば復旧するのですが、何度行っても同じように再現します。とほほ…

 

 で、バルブ撮影などやったことのない*istDでも試みたところ、レリーズボタンを押したままでもすぐにシャッターが閉じ、電池切れ表示でフリーズ…

 この*istDですが、もともとニッケル水素の場合、満充電のものを装填してもすぐに電池表示が半分になってしまう性癖を持っていました。バルブ撮影にはある程度以上の電圧が必要なようで、ニッケル水素の低電圧では耐えられないのかもしれません。入れ替えたリチウム電池なら正常に作動します。

 

 いずれにしても、両機とも、CCDの清掃を兼ねてフォーラムに持ち込もうとおもっていますが…

 

 NikonのマグニファイヤーDG−2ですが、現在メーカーにも在庫が無いようです。ここもアクセサリーの価格改定を画策しているのかもしれません。あな恐ろし…

 

 Pentaxの3月1日価格改定アクセサリーの中で高騰率が最も高いのがリバースアダプターだとおもいますが、これ、レンズの逆付けにだけ使うのでは、あまりに使い出がありません。実は、ピンホールカメラ作りの素材として、なかなか便利なのだということをご存知でしたか…この話題はまた後日…

 

2007/1/15

 Pentaxの一眼カメラアクセサリーの価格改定が発表されました。2倍以上と相当に大幅なものもありますが、マウントアダプターKを始めとして、もともと安すぎたものが多いのも事実…でも、リバースアダプターKが7倍というのは唖然…

 価格改定は3月1日からということですが、上昇幅の大きな品は既に市場から払底しています。これから大量に買い占めようと思っても無理…

 

 マグニファイヤーも2倍になるとなると、NikonのDG−2に頼るしかないのかも…

 

2007/1/14

 明日は小正月、薮入りの風習から生まれた成人の日が、お都合主義の輩の策略で1月の第二月曜日に移ったのは、鏡開きが権力者の死によって1月20日から1月11日に移ったのと大同小異か…

 今年から新しい祝日法が施行されます。5月と9月に5連休が生じる可能性を与えた内容です。2009年がその魁…

 

 カメラのアクセサリーについては、各社それぞれの規格で製造しているものも多いのですが、そんな中でも多少の改造によって流用または互換が可能となるものがあります。その情報についてはあまり流布していないのが現状です。

 そこで、亭主の試みた組合せや改造について、少し述べてみます。

 Nikonのファインダーには丸窓と角窓があります。この角窓のアクセサリー取付溝の底間寸法22oです。PentaxのMシリーズ以降は20oですから、Nikonのファインダー取り付け用アクセサリーはPentaxに取り付けが可能です。ただし、アクセサリー取付溝幅がNikonの方が若干広いので、取付部をサンドペーパーなどで少し磨らないと嵌め合いがきついと思います。

 Nikonの丸窓用のアクセサリーを角窓に取り付けるためのアダプターがあります。DK-22というプラスチックの安価な品ですから、これを使えばNikonの丸窓用アクセサリーのほとんどが使用可能となります。マグニファイヤーDG−2や変倍アングルファインダー DR-5などがそれで、これらはPentaxの同等品より安価なので、より入手し易いのでは…
 亭主はフォクトレンダー用に入手した旧製品のアングルファインダーDR-3を所持していますが、DK-22の改造によりPENTAXに装着可能となっています。

 

2007/1/13

 MレンズでのMモード撮影についてですが、屋内の電燈光ではアンダーに出るものの、日中の屋外ではほとんど適正に出ます。色温度によってセンサーの感度が変わるのでしょうか。悩ましい現象です。

 なお、K10Dでは、日中の屋外でも絞り開放の方がよりアンダーになる傾向があります。近接撮影のときに顕著です。測光センサーの特性なのでしょうか…

 

2007/1/12

 記憶を辿って見たら、*istDがMモードで露出補正出来るようになったのは、ファームアップ後のことでした。ですから、K10Dでも可能なのではと思っています。PENTAXさん、K・Mレンズ群のために、何とか気張ってえな…

 

2007/1/11

 昨日は十日戎、今日は鏡開き、新年の行事が続きます。鏡開きは元は1月20日(刃柄OR初顔の掛詞)だったのが、徳川家光の忌日になった以後11日に移動したのだそうな…

 

 実絞り測光での誤差は、K10Dの場合は約1段アンダーになるのですが、istDの場合は約半段です。K10Dの場合、Mモードでは露出補正が効かないのですが、*istDは効きます。

 K・Mレンズを使ってグリーンボタンを押しての半自動露出オート撮影のためには、K10Dは使えないカメラだということが判明しました。したがって、*istDの引退はまだ先のことになりそう…

 

2007/1/10

 天候は冬晴れモードに入ったようで、晴天が続きます。大寒に向けて寒さが増していくのでしょうか…

 

 *istDを銀玉パッチで仮改造して、M28/2.8を取り付けて試してみましたが、これは絞り込むほど露出オーバーが加速して行くようです。K・Mレンズは絞込みレバーでカメラ側から絞りを精密にコントロールするように出来ていないのですから、どうも無理なようです。特定の絞り値だけで露出オートさせる場合以外には使えないような感じです。改造は断念し、必要に応じて銀玉パッチをあてて装着する運用が無難なのかも…

 

 亭主のK10Dは、Mレンズを付けてMモードでグリーンボタン撮影をするとDAレンズより1段以上アンダーになります。絞り込んだときより、開放の方がアンダー目です。測光スイッチが入ってから実際の測光値の取得までの時間が少なすぎて、誤差が生じるのでしょうか…

 

2007/1/8

 今日は亭主の初勤務です。遅く行って早く帰って来たけど、10日ぶりで疲れた…

 

 *istDをK・Mレンズ用の露出オート機に改造する決心が付きません。絞り位置による露出誤差が2〜2.5段もあっては、実用となるのかはなはだ疑問に…

 カメラ表示絞り値の実絞り換算も煩わしいし、必要な露出補正をするのも面倒…結局Mモードで絞込測光セミオートの方が使いやすいのかも…

 銀紙玉挟み作戦を暫くは継続して、各レンズでの現象を実証してからの判断とするのが吉…

 

2007/1/7

 強い風に雨雲が吹き飛ばされた夜明けです。その割りに寒くない朝です。庭の八朔は皆無事…

 

 昨日の雨読の成果として、A位置であると嘘をつかせる方法を発見したので、新たな悩みが生じました。K10Dを入手して出番が少なくなりそうな*istDの使い道についてです。

 *istDを改造して、KレンズやMレンズ用の露出オートカメラにしてしまうか否かの悩みは亭主の中で激しく振れ動いています。

 マウントを分解して3番接点からのマウントへの短絡線を増設すれば良いと思うのですが、そうするとKレンズやMレンズで絞り環を使った絞込測光が出来なくなってしまいます。

 カメラが表示するF値はレンズの実際のF値とはずれてしまいますから、変換が必要です。絞りレバー作動量と絞り開度の関係がAレンズ以降とは異なっていますから、実際に必要な絞り開度とは違う開度で撮影してしまいますし…

 

 露出の誤差がどのくらいになるのか、まずはいろいろとテストしてからのこととすることで、改造への逡巡はひとまず棚上げに…

 

 カメラ側からコントロールしたK55/1.8Avモードでの各絞りの画像を比較すると、カメラ側表示でF4が2段程度露出オーバーになり、その前後はサインカーブを描いて適正露出になっていくようです。ですから、露出補正−1段に設定すると、カメラ表示でF2.8(レンズ換算F4)と、カメラ表示F8(換算F11)付近が適正露出となり、オートとしては使い易い設定になるのかもしれません。

露出補正-1.0 F1.2(F1.8)

露出補正-1.0 F4(約F5.6)

露出補正-1.0 F16(約F22)

 

 

2007/1/6

 朝から雨です。今年最初の雨です。なので、寒の入りでも寒くない夜明けです。

 

 亭主の場合、所持しているリヤコンバーターはKAマウントの2倍のものだけで、これまではKマウントのMF望遠でしか使ったことがなかったのです。今回、これをKFAマウントの各種レンズに取り付けてみたところ、Sigma50/2.8macroだけが絞り表示が変なのです。開放絞り値がF1.2で、最小絞り値はF22ですって…

 Sigma50/2.8macroの開放絞り値はF2.8で、最小絞りはF32ですから、電気接点が1つ少ないKAマウント経由では正しく開放絞り値を認識できていない、つまりSigmaのKAFマウントは、純正のマウント規格とは違っているということのようです。Tamronが正常なのは、過去にOEM生産をしていたためなのかも…

 なお、KAマウントは、ズームなどで開放F値が変動するレンズでも、同一の開放F値しか伝達しませんから、カメラ内の絞り値表示は変動しません。変動の情報は、KFAマウントになって追加された接点により伝達しているようです。Sigmaはこの接点だけで絞り値をカメラ側に伝達しているため、KAマウントでは絞り値が伝達されず、カメラ側の初期値であるF1.2が表示されるのかも…

 ちなみに、純正やTamronは、SuperAなどKAマウントカメラのためにKAマウント用開放絞り値を別に設定しているようで、開放F値変動のズームの場合、明るいほうがF3.5〜F4でも、F4.5に固定されています。Aレンズ時代は最も明るい値でしたが…

 そこで考え付いたのが、レンズがA位置であると嘘をつくことが可能なら、KレンズやMレンズで露出オート撮影が可能になるということです。KAマウントを分析して、何とかならないかな…

 

 マウント面の接点はKAFの場合7個あります。そのうちの6個はKAマウント以来のものです。これらの接点のそれぞれの役割を、手持ちのレンズについてテスターで探ってみました。その結果は下表のとおりです。

接点番号

接点の役割

摘要

1 最小絞り値情報をレンズからカメラに伝達。導通・抵抗の段階的多寡と絶縁により伝達しているらしい。  
2 カメラ側から+0.1V電流をレンズ側に伝達している。レンズ側に接点は無く、マウント面に直接伝達。  
3 レンズのA位置情報をカメラ側に伝達。絞り環をA位置にすると導通状態になる。DAは常に導通状態。カメラ側接点がマウント面より沈んでいるので、KレンズやMレンズだと絶縁状態になる。  
4 開放絞り値情報をレンズからカメラに伝達。3つの接点の導通と絶縁の組合せにより伝達しているらしい。  
5
6
7 KAFマウントから増設。レンズ内ROMからの信号を伝達しているらしい。KAマウントとの接点形式の違いから、他に1・5・6もROMからの信号線として使っているのかも… この接点が導通すると、カメラはKAFマウントレンズ以外であると認識するらしい。

※ 接点番号は上からの順です。

 この表の結果から推測できることは、3番接点をマウント面と導通させれば、絞り環A位置のレンズであるとカメラは認識するだろうということです。

 そこで、アルミホイルを丸めたものでカメラの3番接点を覆い、K55/1.8レンズを取り付けたところ、見事カメラ側の絞り操作が可能となりました。レンズ側の絞りを最小絞りにしておけば、P・T・A総てのオートが可能です。絞りレバーの作動幅と絞り面積の比率がAレンズ以降とは異なっているので、露出精度は期待できませんが…

 Sigma50/2.8macroをKAマウントリヤコンバーターに取り付けたときのF値表示が変だった理由も推測が付きます。両方のレンズ共にカメラのF表示はF1.2からF22ですから…

 つまり、Sigma50/2.8macroは、KAマウントカメラには対応していないのです。KAFマウント専用として、内蔵ROMからの情報だけをカメラに伝えているのでした。

 また、これらのことから分かるのは、マウント面の接点のうち、KAFマウントでは、4番は使っていない接点だということです。

 

 晴耕雨読は隠遁の至極です。今日の雨読は殊の外有意義…

 

2007/1/5

 正月気分のうちに満月は過ぎていて、今朝の月は西空高く残っていました。まだ丸いけど…

 

 カメラ独習亭主の三脚の使用シュチエーションは狭く、殆んどがカメラの水平付近撮影でした。たまに超望遠で月撮りをしたりしますが、殆んど宵の口なので、仰角はあまり大きくありません。でも、対角180度の魚眼を入手したこともあり、天頂に向ける必要性を感じて、手持ち三脚の仰角を試そうと思い立ちました。

 常用している自由雲台なら天頂撮影に必要な90度は出ます。でも、重いレンズだと狙ったところに止めるのがかなり難しい…

 標準装備のカメラ雲台だと、通常の使い方、仰角ハンドルをカメラ後方にする装着方法では、ハンドルが邪魔で90度は出せません。以前、これで真夜中の満月撮影を諦めたことが…

 今は三脚から外しているそのカメラ雲台をあれこれといじっているうちに、ハンドルを上にする方向なら雲台面が90度になることに気づきました。これならカメラは真上を向きます。発想の転換というより、そもそも頭の固さというか、迂闊な話です…

 また、この機能により、カメラを下向きにセットすれば、床に置いた文書図画等を真上から接写することも可能であると認識し、ベローズ装置のフォーカシングダイヤルにロック機能がある理由も納得しました。これまでは、壁に貼って撮影していたというお粗末…

 

2007/1/4

 今日は「御用始め」ですが、亭主の場合は、今年は祝日の1月8日が御用始めです。なので、今日はまだマッタリ…

 

 自分も入って集合写真などを撮る場合、リモコン撮影は便利です。1月2日は親戚の集まりでK10Dに一仕事させましたが、タイマー撮影より遥かに便利でした。

 なお、K10Dはうしろからもリモコンが使えますから、防塵・防滴の必要性からドアの中に端子が入ってしまったケーブルスイッチよりも出番が増えそう…

 もっとも、ケーブルスイッチよりもリニア感がありませんから、レリーズのタイミングに若干違和感が…

 

2007/1/3

 雨の夜明け、暗い朝です。厚い雲の布団を着ていて冷え込みが無かったので、暖かい…

 

 晴れてきて、箱根駅伝復路は陽射しの中です。雨や雪よりは良いかも…

 

2007/1/2

 「デジタル道具蔵」http://home.catv.ne.jp/pp/shisan12/degitalkura.htmに「棚配置覚え」を付けました。

 また、「雌山亭」別棟http://home.catv.ne.jp/pp/shisan12/も内装をリニューアルしています。この部屋の四年目以前もそちらに移しています。

 

2007/1/1

 平成19年の元旦は快晴の夜明けです。屋根に霜置く寒い朝です。黎明の地平は薄茜…

 

   千両や野の鳥どもの糧となり   雌山

   万両の羽交ひのもとに実りけり   雌山

 

2006/12/31

 平成18年、昭和81年、大正95年、明治139年戌年は暮れて行きます。今年はPENTAXの大当たりの年でした。来年はHOYAに吸収合併されるので、どのような企業になり、どのような製品を上梓してくれるのか、その行く手を見守りたいと思います。

 

   鐘の音の長く聞こゑて蕎麦手繰る   雌山

   煩悩の数を指折り春を待つ   雌山

 

 今年の散財納めとして、K10DのためにPanasonic 2GB SD Pro High Speed (RP-SDK02GJ1A)を精進しました。俗称金パナです。福沢さんで釣りが来ました。早速ベンチマークを取って見ましたが、結果は意外…

銘柄 READ WRITE FILECOPY ALL
Panasonic 2GB SD Pro High Speed 18633 8725 1106 4744
Panasonic 1GB SD Class2 10382 4370 2013 2794
Panasonic 512MB SD High Speed 7036 2128 755 1653
I・O DATA 2GB SD 20MB/S 19364 9021 3033 5070
Lexar 1GB SD 133倍速 18397 13274 2869 5757

 (※BUFFALO カードリーダ/ライター(MCR-C28/U2)を使って、4MBのファイルサイズ設定で5回計測した平均値)

 

 ReadとWriteは他の高速SDとほぼ同等なのですが、Filecopyが異様に遅いのです。これはどういうことなのか…

 そこで、Panasonic 2GB SD Pro High SpeedとPanasonic 1GB SD Class2とI・O DATA 2GB SD 20MB/Sについて、10秒間のRAW連続撮影枚数を同一条件の撮影で数えたところ、下表の通りとなりました。

銘柄 撮影枚数 書き込み終了 連写枚数
Panasonic 2GB SD Pro High Speed 16枚 7秒後 9枚
Panasonic 1GB SD Class2 12枚 14秒後 8枚
I・O DATA 2GB SD 20MB/S 16枚 8秒後 9枚

 LAWのファイルサイズは8MBぐらいなので、金パナで書き込みに1秒かかる計算となり、テストの結果とも一致しています。

 RAW撮影では、高速SDを使うメリットが大きいことが明白です。金パナの性能が20MB/SのI・Oに劣らないことが確認できて一安心…

 また、大容量のSDHCもClass6でないと不満が出るだろうと思われるので、当分は2GBでいくことになりそう…

 

 メモリーカードはSDに統一しようと思っていますので、*istD用にCFアダプターを入手してあります。高速SDなら、まったくストレス無く使えます。

 

 引伸機のレンズは優秀な絞りを備えています。これをベローズに取り付けると接写能力は素晴らしいの一言です。

 *istDでのAv撮影で、リサイズ以外はまったく無加工です。F11に絞っていますが、輝点ボケは真円です。色味も濃厚で、コントラストも、解像感も言うことなしです。前後のボケも癖がありません。

 

 こちらはTakumar100/4macroをF11に絞った画です。輝点ボケは尖っています。解像感はこちらのほうがありますが、前ボケは少し負けています。こちらのほうが焦点距離が10o長いので、後ボケが少ない…

 どちらも20年以上前の製造ですが、性能は現役です。

 これはsmcTakumar55/1.8の絞りより後群を取り去ったものです。寄れないので像は少し小さいのですが、まったく普通の写真です。オドロキ…

 いつのまにかセンサーにゴミがいっぱい付いています。タタミィ棒で掃除しなければ…