履歴、雑感など 十 八年目

起 2019/12/31

 

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2020/12/25

 穏やかな晴れが続きます。今朝は冷え込みも少なく、日差しの深く入る居間に寝そべるのは快適そのもの…

 庭の南東隅に鳥糞由来と思しき自生の千両が作る株が幾つかあり、オレンジと赤の実を付けていたのですが、オレンジの実だけがいつの間にかほとんど無くなっていました。下に落ちていないので鳥が食べたのだとは推測していたところ、今朝、その犯人が判明しました。

 千両の実の付いている枝はひ弱で、鵯や椋鳥などの重い鳥では止まれないはずで、何が犯人なのかと気にかかっていたのですが、黄緑の目白が万両の赤い実を啄ばんているのに遭遇して、これが犯人だと分かりました。小さく軽いので、ひ弱な枝でも止まれるのです。

 この目白、どこか近所にオレンジの実の生る千両の種を落としていることでしょう。輪廻転生、生者必滅会者定離、厭離穢土欣求浄土…

 畢竟、赤を食べていないのは、オレンジの方が目につきやすいのと味も良いのでしょう。冬が進めば、赤い方も啄ばむこと必定…

 

   目白来て山茶花の葉の揺れ二つ   雌山

 

 山茶花(サンサカ)の仲間の寒椿はそろそろ花が終わります。入れ替わるように我が家の生垣ではピンクの乙女椿が一輪咲いています。普通の藪椿や園芸品種の木も大分蕾が明るんできました。好天が続けば正月には咲くべし…

 

   クリスマス苦しみますと世界云ひ   雌山

   千両や上になれども劣りけり   雌山

   万両や下になれども優りけり   雌山

 

 花の少ない冬の愉しみは赤い木の実です。千両、万両、南天、クロガネモチなどが庭を飾ります。華やかな黄水仙はまだ芽を出したばかり…

 

2020/12/22

 ずっと続いていた大寒波もようやく峠を越えて、明日からは季節が少し戻るらしいです。海水温が高い日本海にシベリアの寒気が押し寄せて、裏日本に記録的豪雪をもたらしたという図式です。これも地球温暖化の一側面…

 明後日木曜日には南岸低気圧が通るそうで、それに吹き込む南風で寒さは緩むらしいのですが、それが通るコース次第で南関東に降雪も危惧されます。今年の通院は済んで、次は2月中旬以降なので雪が積もってもあまり問題無し…

 

   柚香り湯気の上りて冬至る   雌山

 

 数年前までは「8枚玉タクマー」が巨大漁場に登場する頻度が少なかったのですが、ここ数年は登場していないことの方が多くなりました。それも以前登場した個体について高値初期値での再登場が多くなっています。畢竟「転売ヤー」の暗躍でしょう。それに引きずられてか、価値の低い「7枚玉」なのに見当外れの高値初期値で登場するものも多くあります。それで、肝心の初出「8枚玉タクマー」はどれも結果が高騰しているのが悩みの種…

 

2020/12/19

 今年は寒波の襲来が早く、裏日本の降雪が著しくなっています。関越道の車両大量立ち往生など被害が多発していて、ここ関東南部も低温は続き、既に霜や氷の便りがありました。ブルブル…

 

   踏み割りて決意新たに初氷   雌山

 

 今年の「八朔」の収穫は200個を優に超えました。秋口の青いうちはどれも小さいと危惧していましたが、黄色く実ると案外大玉になったものが多かったのにはびっくりです。晩期大成…

 今年の「八朔」は皮の汚れが少なく、これは大気汚染が減っている証拠かもしれません。鶴見川の水も汚れを減じている感じで、世の中良い方向に向かっているのかも…

 

 近頃の巨大漁場における「8枚玉タクマー」の相場が高騰気味で、亭主の介在する余地がありません。特に料的価値を予感させる個体も見当たらないので、あえて参入はせず…

 

2020/12/11

 今年の霜月は何かと気忙しくて庭の冬剪定が出来なかったので先週末からようやく取り掛かりましたが、少し作業すると息切れがして一向にはかどりません。いよいよ心臓が駄目かも…それでも南庭などの大物は曲がりなりにも一段落付けましたが、まだ北庭や西庭の北側が残っています。今週末には何とかせねば…

 去年はたったの五個しか収穫が無かった庭の「八朔」は、今年は数百個実を付けています。試しで今日までに十数個収穫しましたが、その味は中々です。この木が若かった頃は苦みが強くて食用にするのを躊躇うほどでしたが、四十年以上経て老境に入ってからはまろやかになりました。それで今日は梯子に上って一気に百個程度収穫し、多くを追熟に供すことにしました。そうすればもう少し甘みが増すかも…

 「八朔」の幹回りを剪定切り屑の集積場所にしているので、これを例年依頼する業者が回収してきれいになったら残りの収穫が出来ます。これからの季節は蜜柑の購入は無し…

 

   香の立ちて気の引き締まる初蜜柑   雌山

 

2020/12/1

 あれこれ何かと忙しかった霜月は過ぎて、今日からは師走…めっきり寒くなったものの、ここ数日好天が続いて気分は上昇…

 今年はまだ庭木の剪定に手を付けていません。今週木曜に循環器科検査と受診が済んだら取り掛からねば…

 

   手習ひの師匠走って戻りけり   雌山

   日溜りや髪結ひ亭主のほほんと   雌山

   溜息でうず高き落葉眺めけり   雌山

   冬木立剪定未だ腰重し   雌山

 

2020/11/7

 暦は季節が替わって今日から冬です。すなわち今日は「立冬」…

 亭主は日時限定の季語が殊の外好みです。昨日使った「冬隣」という季語は「立冬」の前日にしか使えません。また、「今朝の冬」という季語は「立冬」の日の朝にしか使えないのです。この狭苦しさが好き…

 

   窓開けてきりっとしたり今朝の冬   雌山

   明日こその願ひ幽けき今朝の冬   雌山

 

2020/11/6

 下記の怪しげなシロモノは何と「9K円」以上で水揚げされました。世の中、目暗千人…

 

   コロナ禍に怯え震へて冬隣   雌山

 

2020/10/29

 先日新たに発覚した不整脈について心電図検査と診察を受けました。やはり不整脈は現れておらず、後日更に心臓エコーなどを受けることになりました。医師の見立てでは老化による一過性の心筋梗塞が表れた可能性があるとのことです。いずれにしても検査待ち…

 

 久しぶりに「Super-Takumar 1:1.4/50」の話題です。今巨大漁場に出現している業者物の中に、明らかに「二個一」であるものを発見しました。参考までに…

 

 明らかに「V期型」の鏡胴に「X期型」あるいは「W期型」の飾銘板です。両者はフォントが違うのでこれは確実…

 

2020/10/28

 長かった秋霖の季節は終わったようで、ようやく雨の降らない日が続くようになりました。でも、関東南部だけは晴れが少なく、すかっとした秋晴れにならない…

 

2020/10/20

 昨日は午後二科定期受診でしたが、採血検査後食事をして一科目の受診を待っているうちに気分が悪くなましたが、待たされた間に回復したものの、不整脈が感じられたので医師にその旨を行ったところ、確かに不整脈がある、心電図を取ろうということになり、その結果確かに不整脈となっていることが分かり、急遽循環器内科を受診することになりました。血栓が出来る可能性がある不整脈で、脳梗塞を引き起こす危険を避けるために血液の凝固を押さえる新薬を処方されました。これでまた薬が増えた…

 なお、一晩トイレにも行かずにぐっすり寝たら、不整脈は感じられなくなっています。これも薬の副作用なら高い新薬ても悲しむことはないのですが…来週木曜に心エコーや心電図検査などを受けますが、一過性のものならいいのですが…

 今日は本来5月に予定していたものの、武漢肺炎禍のために控えていた眼科検診を受けました。17日の夜から左目の左端に時々閃光が見える症状などが現れていたので心配もあっての受診です。結果は前回通り眼底に異常は無しなものの、左目の濁りが少し強くなっていることで、異常は部分的な濁りの効果であろうとの診断でした。網膜剥離などの杞憂は晴れたので一安心…

 

 通院途上に久しぶりに見た富士は真っ白で、そのせいで近くに見えました。いよいよ冬…

 

2020/10/16

 早朝散歩に出るべく玄関を出ると、日の出前は朝焼けの空です。雲間に青空も見えるのですが、西空は丹沢までしか見えません。朝焼けは雨になる予兆との俚諺がありますが、気象庁の予報も午後は雨…

 

2020/10/15

 秋霖は続いて、今日も暗い朝です。降るほどではなさそうなので、早朝散歩に出ました。丹沢や富士は当然不視…

 9時頃弱い雨が降っています。まさに霖雨…気温は少し下がっている…

 

2020/10/13

 台風は大過なく消え去りました。その代わり暑さが戻っています。昨日も今日も夏日…

 

2020/10/11

 超鈍足台風14号はまだ関東はるか南方をうろついているようです。関東南部は秋雨前線、つまり秋霖の勢力下で、無風の霧雨で明けました。4日続きでなかなか陽の目が見られない…

 

2020/10/9

 今朝も冷たい雨です。秋霖というより、もう少し強い降り…

 台風のコースは亭主が4日ほど前に予想したとおりになりそうです。そのころ気象庁のスーパーコンピューターはもっと北のあたりを予報円の中心にしていました。その時点の秋雨前線の雲の衛星画像を見れば、亭主の予想するコースであることは自明のことだったのに、なまじスーパーコンピューターの託宣なんぞに影響されるからそうなったのでしょう。とかく考え過ぎは益ならず…将棋界と同じ…

 

2020/10/8

 台風14号の影響で秋雨前線が活発化して、未明から雨音が喧しくて眠りを阻害されました。この低温はしばらく続くと思いますが、いつもどおりに台風毎に秋は深まる…

 ところでこの台風、高気圧に阻まれて偏西風に乗れないために行き足が遅いとのことで、この分だと、冷気をいっぱい吸い込んで関東南岸付近で温帯低気圧化すると、亭主のスーパー感ピューターは告げていますとさ…

 

2020/10/6

 天気は回復していますが、雲の多い朝です。早朝散歩途上で丹沢までは見えますが、富士は雲の中…

 金木犀が散り始めました。樹下を黄金色に染めるのもすぐ…

 

2020/10/5

 早朝散歩の途上、数分間ですが日の出の虹を西空に見ました。朝の虹は天気の悪くなる予兆です。そのとおりで、だんだん空が暗くなってきた…

 10月1日の午後から香り出した金木犀は今が盛りです。早朝散歩の途上、その匂いは途絶えず…

 

2020/10/1

 雨で始まる新しい月の朝です。今夜は中秋の名月ですが、それまでに止むのか微妙…

 金木犀の開花はしているような見た目ですが、香りは今だ嗅げず…

 

2020/9/30

 雪化粧していた富士はまた黒い姿に戻っています。そのまま冬姿になると思っていたのに…

 今年は彼岸花は遅れましたが、金木犀は例年どおり明日咲きそうです。遅れていた寒さが足早に迫る感じ…

 

2020/9/27

 今朝も肌寒い朝です。雨は上がっていますが、午後遅くには一雨あるらしい…

 

2020/9/26

 北からの寒気に負けて台風は早々に温帯低気圧に成り下がりました。でも、行き場を失ったかのように東海上に居残り、昨日に引き続いて秋雨前線を刺激して、物悲しい秋霖となっています。これは週末中続くようで、鬱陶しいこと夥し…

 

   秋霖や行方の見えぬ流行り病   雌山

   闇透かし明かり求むる秋雨かな   雌山

 

2020/9/24

 台風12号最接近の朝ですが、少し風があるものの、雨は昨日の気象庁の予報を例によって大きく外して霧雨程度、最大200mmどころかその10分の1も降りそうにありません。これは亭主が予想していたとおりの状態で、その理由は関東上空にまで南下している強い寒気に阻まれて台風は侵入できず、南の湿った熱い空気を持ち込めないからです。こんなことは昔の気象庁予報官なら当然予報に取り入れたのでしょうが、今時はひたすらコンピューターの御託宣に従順なのでこのように間違ってしまうのです。AIなんぞ亭主のポンコツ感ピューターには勝てなくて当然…

 

2020/9/23

 雨なので早朝散歩はいたしません。止み間もありますが、これは昨日から決めていたこと…

 台風の動向は、やはり気象庁の昨日のまで予報とは異なって、亭主の予想したコースを正確に辿っています。五日ほど前の衛星画像の雲の姿を見れば、この結果は当然のことです。気象庁のスーパーコンピューターはそれ以外の色々な要素を忖度して結果を出していたのでしょうが、百聞は一見に如かず、という結果となっています。知識の多きは予見を誤る元なり…

 

2020/9/22

 気象庁の事前予報がほとんど外れた四連休最終日、秋分の日、彼岸です。夜明け前の空は快晴ですが、富士までは見えない…

 暑さ寒さも彼岸までという俚諺に違わず、朝の空気は半袖では肌寒さを覚えます。でも、日中は夏日になりそう…

 列島すぐ南で発生した台風は、秋雨前線に沿って北東に移動する可能性が高く、亭主の予想では、気象庁の予報とは違って、上陸まではせずに舐めて行くと看破…

 

2020/9/18

 早朝散歩のために玄関を出ると、涼しいというより生暖かいという感じの風が纏わり付きました。日の出前の空は不気味なほどの赤に染まり、雲間の空は水っぽい青で、それは台風時によく見られる南国色です。折り返し点のブタ公園手前で雨粒を感じて、見上げると西空高く浮く低い雲塊の縁に虹が架かっていました。アルカンシェール…

 一塊の低い雲から落ちる雨は強弱を目まぐるしく繰り返して、帰宅を急ぐ足を追い立てます。しかし、あと数分で帰着という頃に雨は完全に上がりました。これなら公園の茂り過ぎている藤棚の下で雨宿りが正解だったのかも…

 

 明日の週末からの4連休は概ね低温で悪天候の予報です。皆の者、家に籠るべし…

 

2020/9/16

 涼しい朝が続きます。でも、北東気流の支配下なので雲の多い空です。秋霖の日々は近い…

 

2020/9/13

 彼岸が近づいて、急に涼しい朝になりました。雲が多めで晴れとは言えないものの、昨日のようには降らないかもしれません。蝉より蟲の聲が耳に付く季節…

 

   蝉時雨何時間に集く蟲の聲   雌山

 

2020/9/11

 9月も中旬にはいりましたが、まだ蒸し暑さは続いています。気温より湿度の高い方が不快…

 とは言うものの、今朝は富士がくっきりと見えました。そろそろ冠雪の時期か…

 

2020/9/10

 夜になると雨になる日が続きます。今夜もそうなのでしょうか。今朝も快晴ですが、めっきり近くなった丹沢山塊の向こうに富士は見えない…

 

2020/9/9

 台風が去って好天が続いています。早朝散歩折返し場所から見る西方に、昨日今日と富士がくっきりと見えます。空気が澄んできた証拠…でも、暑さは依然として去らない…

 

2020/9/7

 大被害が警告されていた台風10号ですが、今朝まで死者無く経緯して朝鮮半島へと向かいました。予想より海水温が低めだったことが勢力を増強させなかった一因とのことです。この関東南部も吹き返しの余波らしき西風が木々を揺らしています。未明から何度も驟雨が襲って来て、早朝散歩は当然沙汰止み…

 

2020/9/5

  立待月の高く残る夜明け、さやけく聳ゆる霊峰富士の方に棚引く群雲の朱に染まりて、秋いよいよ進めり…

 

   秋暁の値万金富士染むる   雌山

 

 気象庁の慄く台風10号の行方が気にかかります。未曽有の強風が予想されていて、その脅威に備える人智や如何に…

 

2020/9/3

 未明に雷鳴一発、その後驟雨が何度か…夜明け後の空は快晴…台風が西日本に近づくと湿った南風で天気は不安定に…

 台風9号は朝鮮半島に去りましたが、10号が大東島から奄美へと向かっています。強大になるようなので心配…

 

2020/9/2

 北東気流で曇りなものの、さほど空は低くないので早朝散歩に出ました。しかし、家の前まで帰って来るとポツリと来ました。直ぐに入った朝シャワーの最中にバタバタと大きな雨音が…

 今年の盂蘭盆会は今日です。5月に閏月の調整が入ったのでこの季節に…

 

 昨日の夜のNHKアナザーストーリーズという番組で、パンデミック小説の金字塔「復活の日」著者の小松左京のことが取り上げられていました。彼は亭主の少年後期における愛読著者の一人で、中でもSFマガジンに掲載された短編「影の重なる時」に背筋の凍るような、強烈な印象を受けたものです。

 小松左京の文壇での地位は傍流扱いかもしれませんが、亭主の中では屹立する主峰です。彼の最も高名な作品「日本沈没」というのは、近年NHKが色々な番組で取り上げているこの日本列島の成り立ちの学説からしても十分蓋然性のあることを取り上げたもので、先端的な科学的な知識を下敷きとした予見的小説として輝かしいものです。とにかく、もっともっと称揚されるべき恐ろしい存在なり…

 

2020/9/1

 半日で急に涼しくなりました。熱帯夜から解放されて、北東気流に支配された冷房の要らない暗い朝は霧雨…

 

2020/8/31

 今朝も蒸し暑い空気に充たされています。晴れているのに丹沢は大山の左裾が僅かに見えるだけの視界の悪さです。早朝散歩帰宅後すぐのシャワーが極楽…この蒸暑さも明日の雨で一段落するかもしれません。それが光明…

 子供の頃はこの8月31日というのが夏一番に嫌な日でした。明日から学校に行かねばならず、宿題は終わっていない…憂鬱極まりない一日でした。でも、最近の子供たちは週休二日のあおりで、この日より前に新学期が始まっていますから、憂鬱な8月31日という思いは無いのでしょう。

 現役中は防災訓練に駆り出されることが多い日が明日9月1日でした。訓練会場で待っていても消防や警察は一向に到着せず、あまりに遅いので訓練本部に連絡すると、本番になったので消防警察は行かない。訓練は中止して会場は撤収し、職場に帰れとの指令…激しい風雨の中を自転車で戻ると、多摩川が決壊しそうだとの情報で、これが後にテレビドラマにもなったあの決壊の日でした。その日の夕方、帰宅の足を伸ばして六郷川の土手まで様子を見に行くと、薄暮の中、土手の頂上間近にまで濁流が来ていて、東海道線鉄橋に届きそうな奔流に押し流されて行く大きな漂流物もあったりして、このあたりも危ないかもと思ったものでした。今は昔の昭和のお話…

 

2020/8/30

 今朝も蒸し暑さは募っています。当然富士も丹沢も見えません。でも、快晴の空は少し高くなった気が…

 

 26日朝にゲットした「即決」の「8枚玉タクマー」その他2本が昨夜届きました。「W期型 A」の個体で、鏡胴外部は手擦れが少なく、ほとんど問題の無いものですが、レンズ系は並の下の感じで、入念なクリーニングが必要な様子です。 ヘリコイドや絞りリンクなど内部機構も分解整備を要する感じで、まあ、価格相応かも…付録の2本は、まあまあのゴミ…

 「W期型 A」というのは「1343***」から始まりますが、この個体は「1345***」なので、全機種一斉に変更となった「新フォント」としては最初の3,000個以内の位置ということになります。しかし、その3,000の番号の内、発掘例からすると使われているのは半分にも満たないと思われるので、1,000個目以内なのかも…

 

 今年は明日からが盂蘭盆会です。盆と彼岸が同じ月…

 

2020/8/29

 一段と蒸し暑い朝が戻っています。湿気のせいで眺望は不良…

 ここ数日と違って、今日は晴れが安定しそうです。洗濯物干しっぱなしでも問題無いか…

 

 難病の「潰瘍性大腸炎」のことを知ったのは34年前に消化器内科に最初の長期入院したときのことです。同室の患者にその病気の者がいました。当時はたいして効く薬も無くて、原因不明で不治の病と思われていました。気の毒なものですが、こっちもほとんど不治の病ですから…

 

 巨大漁場において、変な動きをするプロの放流者がいます。「W期型」の「8枚玉タクマー」なのですが、表題に「SMC」と「8枚玉」とを表記しているものについて、終了近くになってもあまり値が上がらない状態だったものを取り下げて、同じ表題のまま初期値を取下げ時の二倍ほどにして再放流しているのです。業者の姿勢として、これは最低…ちなみに「1579668」です。

 

2020/8/28

 早朝散歩の途中、南から黒雲が迫って来たので少し短縮して帰宅しました。汗を流すためにシャワーを浴びようとしていた時にバタバタと屋根を打つ音が…行程を短縮しなかったらこれにやられていました。第六感と観察眼の賜物…

 

2020/8/27

 朝の暑さが戻っています。夜中の雨で湿気もあって、かなり不快…

 

 午前に一時雨の予報が出ていたのですが、そんな様子の見えない空模様です。風が無いので蒸し暑さは一人前…

 

 旭光学工業においては1965年から使用が始まったアトムレンズと俗称される酸化トリウム配合のレンズですが、その黄変や放射線などの問題から使用が中止されました。この中止時期ですが、交換レンズの機種によって異なっています。普及版標準レンズ「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」の場合はその晩期に使用を止めているのですが、高級版標準レンズ「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」の場合は最後まで使われ、次のKマウント化後の「SMC PENTAX 1:1.4/50」の途中で使用を止めています。この違いは、レンズ変更設計の成った順に実施したのだと推定しています。

 

 この変更時期に生じている別の問題として、バルサム切れの問題があります。ちょうどこの時期にレンズを貼り合せる接着剤を化学性のものに変更していて、これが経年などによりバルサム切れと俗称される変質を起こしているのです。

 この現象が起きる原因を亭主は推定しているのですが、接着剤の接着力が強いために起きているのではないかという疑いです。硬化した接着剤は柔軟性が以前の植物性接着剤より少なく、貼り合せた2枚のレンズはその成分の違いから熱収縮率が異なることから、このストレスを吸収できずに接着面に微細な剥がれなどが生じてしまうという推論です。このバルサム切れがより多発するのが接着面の曲率が大きいものという事実がその推論を補強しました。

 この推論に基づいて、更にストレスを与えれば完全に剥離することが可能なのではないか、という仮説を得ました。その仮説の実証のために冷却と熱湯投入を加えると、見事貼り合わせを分離することが出来ました。2011年6月のことです。

 

2020/8/26

 朝の暑さが少し戻っています。日中の気温が思いやられる…

 

 武漢肺炎禍の引きこもりもあって、今年は素麺の売れ行きが良かったそうです。確かに暑いと素麺が食べたくなります。茹で時間が短く、葱などの薬味を少し切るぐらいで満足出来ますから簡単ですしね…で、今日の昼も素麺…

 持論ですが、小麦原料のものは乾麺がより美味です。これは支那蕎麦も例外ではありません。蕎麦の場合は乾麺より打ちたて茹でたてが美味しいというのに異論は無いのですが、小麦系だけは素麺がそうであるように、一度乾麺にした方が遥かに美味となります。捏ねたて打ちたての饂飩なんぞには一票も入れません。その饂飩なら素麺式製造法の「稲庭」が至高無比…

 

 巨大漁場における「8枚玉タクマー」の人気は衰えを見せません。見分け方が普及していて、見落としなんかは有り得ない状況です。漁場に参入する漁師たちの目も肥えて来て、良さげなものは高値となります。この状況は研究者としての亭主のフィールドワークには不都合千万…

 

 巨大漁場からリーズナブルな価格で水揚げ出来るのは放流者が「即決」を設定していて、しかも「8枚玉タクマー」について無知である場合です。そんなものが無いかと鵜の目鷹の目で、見つけたら「即決」です。で、今朝も一つゲット…

 「W期型」ですが、それが始まったばかりの「1345***」ですから「A」であることは確実です。「A」というのは表記の字体以外は「V期型 B」と同一ですから、「W期型」の中での価値は一番上…

 他に2本の「Takumar」一族が付いていますが、それらは市場価値としてはほとんど無し…

 

2020/8/25

 ここ数日朝は涼しくなっています。今朝も早朝散歩は快調でした。でも、後半は汗になる…

 

 「8枚玉タクマー」などを収集しているうちに、おまけ的にレンズフードとその革ケースが集まりました。そのレンズフードにも時代ごとの変遷があるのですが、革ケースにも変遷があります。

 大きな違いとしては、ファスナーの材質があります。当初は真鍮製ですが、SMC時代になるとナイロンファスナーになるのが特徴的…

 内装布色も濃紺と赤があります。しかし、ナイロンファスナー時代でも濃紺と赤があるので、その使い分けが不明です。

 革の色は、通常は黒ですが茶色のものもあり、それの内装は赤ワイン色です。恐らくこの茶色の革ケースは自動露出機「PENTAX SEU」用のものでしょう。

 

 カビや汚れのあるのを洗い上げて保革油を塗布してきれいにした革ケースを詳細に比較した結果、表面の「ASAHI PENTAX」という型押しにも大きく異なる二種類があって、内装が赤のものと濃紺のものとは型押しが別です。このことから、この革ケースを製造していた下請元は少なくとも二社あって、それごとに内装色が異なっていた可能性を感じます。なお、使用しているファスナーは、どれも一貫して「YKK」です。

 

2020/8/24

 涼しい朝が続きます。微風ですが北風なので早朝散歩が少し楽です。でも、視界は良くないので、丹沢も見えない…

 昨日は日中俄雨が何回か降りました。今日も同じような天気になるのかな…

 

  旭光学工業のレンズフードについてのトリピュア的ハナシですが、「Takumar 1:1.8 55mm」と表記されている金属製捻じ込み丸フードとしては二種類あります。一つは外側が半艶塗装仕上げのものと、もう一つは外側が梨地黒アルマイト仕上げのものです。この表記に使われているフォントは同一なので、製造時期も同じぐらいの可能性があります。

 この二種類は外径及び内径が僅かに異なっていて、後者は「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉に逆付けが出来ません。内径が僅かに小さいことでピント環と競ってしまうのです。前者の場合は問題なく逆付けが可能です。

 「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉用の円筒形革ハードケースには「Takumar 1:1.8 55mm」と表記されている金属製捻じ込み丸フードしか入りません。「Takumar 1:1.4 50mm」とか「Standard Lense 1:1.4 50mm 1:1.8-2 55mm」とか表記されている金属製捻じ込み丸フードでは外径が大きすぎて入らないのです。

 これらの事が意味するのは、「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉用の円筒形革ハードケースのためのレンズフードは半艶塗装仕上げの「Takumar 1:1.8 55mm」と表記されている金属製捻じ込み丸フードだったという強い推定です。

 「Takumar 1:1.8 55mm」と表記されている梨地黒アルマイト仕上げのものは、本当に「Super-Takumar 1:1.8/55」用だけに使われていた可能性を感じます。

 なお、「Takumar 1:1.4 50mm」とか「Standard Lense 1:1.4 50mm 1:1.8-2 55mm」とか表記されている金属製捻じ込み丸フードが登場するのは、ピント環の外径が大きくなった「Y期型」からだと推定しています。

 

2020/8/23

 今朝は随分と涼しくなりました。冷房不要です。一晩で一気に秋…

 昨夜10時頃、激しい雷雨となりました。録画していた番組を今朝見ると、その時刻のものは画像がモザイク状に頻繁に乱れています。これはケーブルテレビの回線に雷が影響を与えていたのだと思います。桑原桑原…

 

2020/8/22

 朝10時前に大粒の雨が降ってきました。久しぶりの雨です。干天の慈雨とはこのこと…

 今年の8月での降雨は一度だけ12日の夕立で少し降っただけで、午前に降るのは1日の朝以来です。明日は本格的に降るらしいので、それが本物の秋の始まりか…

 

2020/8/21

 湿気が少し抜けて来て、早朝散歩で遠望する富士がようやく薄ぼんやりと見えました。

 武漢肺炎禍による学校混乱で夏休みが短く、今週から既に二学期が始まっています。8月も下旬となり、蝉の声もツクツクボウシが優勢になっています。この蝉は秋が深まっても鳴くことがあり、寒蝉という季語もある由…

 

   寒蝉や哀れぞ誘ふ去るや去る   雌山

   蜩に手習い始め強ひらるる   雌山

 

2020/8/20

 8月の中旬も今日までです。日増しに日の出時刻が遅くなっています。気持ち気温も下がっているような…

 

   地蔵盆空の高さの増してをり   雌山

 

2020/8/19

 今朝も少しだけ涼しめですが、熱帯夜明けであることに変わりなく、晴れて無風でもあるので、早朝散歩は今日も10分歩くと蒸し暑いのに閉口…

 散歩の途上、折り返し点の崖上公園から望む西方に早朝散歩再開後初めて丹沢が見えました。といっても、本当に薄ぼんやりなので、その向こうの富士は見えない…

 

 1964年7月に発売された最初のTTL露出計内蔵「PENTAX SP」には大きく分けて前期型と後期型が存在していることは良く知られていますが、そのセット販売された「革製速写ケース」にも前期型と後期型が存在します。大きな違いは、蓋部分を本体に固定する2個のホックで、前期型は本体に凸型が使われているのに対して、後期型は凹型が使われています。つまり、前期型の本体には後期型の蓋は固定が出来ないことになります。逆もまた同じです。何故凸凹を逆にしたのか、これも板橋七不思議の一つかも…有力な推測では、革ケースの納入下請業者を変更したというところかも…

 この前期型と後期型の優劣を判断すると、蓋に凹を使っている前期型の方が軍艦部に傷を付け難いと思われます。蓋が凸の後期型は、蓋を開け閉めするときにスクラッチが入り易いのではないかと思料…

 

 程度のすこぶる良い初期製造の「PENTAX SP」が手に入ったので、その中の状態を調べる前段階として、地雷を踏まないためにもあらかじめ構造を知っておこうと思い、同じ前期型の在庫ジャンクを分解しようと手を付けたのですが、電池液漏れの履歴がある個体で、底板の4本ある小ビスの内、電池蓋のすぐ脇の小ビスが回りません。後期型の在庫ジャンクは幾つもあるのですが、同じ構造なのか心許ないので、何とか回せないかと苦闘中…最終的にはドリルで頭を飛ばす手もあるので、何とかせねば…

 

 「PENTAX SP」に使用する露出計用電池は、今は製造していない水銀電池で、その電池ボックスに納まる現行ボタン電池は厚さの点で「SR41」か「LR41」になります。電池ボックス蓋内径は11ミリ強あるのですが、電池ボックス自体が円錐台形で底径が9mm程度しかないために「SR41」か「LR41」しか入らないことになります。しかし、これらは外径が7mm程度なので1mm厚のスペーサーを併用しないと電池ボックス内で動き回る虞があります。絶縁性のゴム板などで作れば手頃かも…

 

2020/8/18

 多少涼しめになったような気もする朝です。でも、それは早朝散歩の途上で歩き始めの10分程度で、それからは依然として蒸し暑い…

 

 先日入手した「T期型 A」に付いて来た「PENTAX SP」は2000番台の初期製造ですが、巻き上げやシャッターなど問題点がほとんど無い個体です。組み合わされていたレンズの状態と合わせて、大事にされて仕舞い込まれ、あまり使われなかったもののようです。まさに死蔵品…

 なお、ケース入りのレンズフードも付いてきましたが、これは「Super-Takumar 1:1.8/55」専用の品で、しかも塗装仕上げではなくて梨地黒アルマイトなので若干内径が小さく、「8枚玉タクマー」にはピント環と干渉して逆付けが出来ません。なので、残念ながら円筒形レンズ革ケースには使えない のだ…

 

 日増しに日の出時刻が遅くなっています。光は秋に向かって一直線なのに、気温だけが真夏の居残りです。その理由というのが太平洋高気圧の上にチベット高気圧が居座っているからとのことで、これぞ共産党に対するダライ・ラマの怨念の表れか…

 

   西方に極楽浄土いつ戻る魔物の住まふ今は無間ぞ   雌山

 

 今、習近平が食い物を残すな、無駄にするなと宣伝し始めているのは、この秋の農産物などの収穫が激減する虞があるからだそうです。飽食に慣れた人民が食えなくなったら、政権なんか吹っ飛ぶかもしれないからかも…でも、隣の独裁政権は人民が飢えても知らんぷりという例もあるから、何とも言えんがね…

 

2020/8/17

 今日は二か月ごとの通院です。いつもの検査で、結果もいつもどおり…節制してるもんね…

 暑さは継続中です。この分では地蔵盆まで続くのかも…

 

2020/8/16

 熱帯夜は続きます。今朝の早朝散歩も蒸し暑く、涼風が欲しやとひたすら思ひけり…帰宅後の浴室直行も癖になりそう…

 

   御招霊をまた来年と送りけり   雌山

   散歩路に蝉仰向けにご成仏   雌山

   水浴びて精進利益願ひけり   雌山

 

 1964年7月の「PENTAX SP」発売時に唯一のセットレンズとされた「8枚玉タクマー」は「V期型」だというのが亭主の確固たる推定ですが、その「V期型」の最初のレンズシリアル番号帯は「967***」、次いで「968***」であることは多くの出土例から確かなことです。しかるに、この番号帯には「T期型」も「U期型」も複数発掘されているのです。

 同一の番号帯は同時期に製造されたと考えるのが合理的で、そのことが示すのは、比較的大きく仕様が異なる「T期型」及び「U期型」と、「V期型」とは、その使用用途が異なっていたという強い疑いです。

 つまり、「T期型」及び「U期型」は単品販売用として作られ、絞り環の幅を1mm広くした「V期型」は「セットレンズ用」として作られたということです。

 次に不思議なのが、「T期型」と「U期型」が同じ番号帯に出現するという事実です。これについては昨日論じたように、「T期型」の仕掛け品在庫に「V期型」を製造するようになった時期の「飾銘板」を組み付けて出荷したことが推定できます。この時期には「単品販売用」は別仕様という思想があったと推定しています。

 これらのことから、1964年より前、特に1962年から製造販売されていたのは「765***」帯の品だけであることが強く推定されます。これらは総数でも1000個程度の製造であり、その中でも「A」の製造数が分かると、その希少性の根拠となるのですが…

 

 昼前に「T期型」の「8枚玉タクマー」が届きました。早速「絞り環」を動かすと、両端の半段位置にクリックがあります。まさしく「T期型 A」です。これで「T期型 A」は500個は製造されたことがほぼ確実となりました。しかし、現在までに画像等で確認できているこれらは片手程度です。果たして今なお健在なのはどれくらいなのか…

 

2020/8/15

 先週末に体調を崩して以来、自重して早朝散歩は止めていたのですが、どうやら復調したようなので、今朝は再開しました。しかし、無風の熱帯夜明けとあって、蒸し暑い事夥し…帰宅後すぐに浴室に直行して汗を流しました。極楽極楽…各々方、熱中症には気をつけましょうね…

 北日本、東日本に戦死者が多かったため、終戦記念日を契機として月遅れ盆が始まったのは定説ですが、この時期は田仕事が少し減るのもその定着に寄与したのかもしれません。まだ耕運機など農機具の無い時代、それを担っていた牛馬を飼育する農家も、早朝の秣刈りぐらいなっていたでしょうから…

 

   夕立を心待ちする油蝉   雌山

   霹靂紳臭ひばかりで湿らせず   雌山

   田の畔の朝草濡れて盂蘭盆会   雌山

 

 昨日網に掛けた「T期型」の「8枚玉タクマー」ですが、その末期「9*****」番台になると、「U期型」と混在するのです。このことの意味するのは、「U期型」の製造が始まっても、「T期型」の仕掛け品に「U期型」時代の飾銘板を取り付けて完成品として出荷していた時期があったという疑いです。思うに、この時期の旭光学工業の製造現場としては、「T期型」も「U期型」も区別する思想が無かったのかもしれません。おおらかというか、後世の好き者を悩ませるちょっと困った連中…

 なお、「U期型」というのは「V期型」と同時期に製造された、と近頃確信するようになりました。始めっから「レンズシリアル番号帯」が混在するからです。この事が意味するのは、やはり「V期型」は1964年7月に発売された「PENTAX SP」の「セットレンズ」として作られたものということです。なお、「U期型」の付いた「PENTAX SP」を購入したという話を聞くことがありますが、これはカメラ店が在庫の「U期型」と組み合わせて販売した可能性を捨てられません。あるいは梱包現場で混在させたのかもしれません。

 そもそも「T期型」とそれを小変更した「U期型」はセットレンズ用として誕生したものではないと推定しています。「PENTAX SV」などの既存ユーザー向けに、ステイタスとしてのより高級な「標準レンズ」として市場に出したのだと推定しています。

 

2020/8/14

 今日は朝から雲の多い空なので、早めに夕立が来るかもしれません。暑いですし…

 主要な部屋のエアコンについて、昼前にフィルターなどの掃除洗浄を行いました。部屋ごとに汚れ度合いが違って、使用時間とか、その部屋に入る延人数の違いが明白に…結局5台分を清掃しましたが、残りの3台は、あまり使わんので今回はパス…

 

   馬もいて牛もいるぞな盆飾   雌山

 

 本当に久しぶりで「T期型」の「8枚玉タクマー」を網に掛けました。さて、「A」か「B」かは手元に来てのお楽しみ…

 「T期型」というのは希少の存在です。その中でも「A」は希少中の希少な存在です。それが果たして何個製造されたのか想定できる資料がこれまで入手出来ていなかったので、今度の収穫は相当に役に立ちそうです。期待大…

 

   御招霊の伴ひけるや御豊漁   雌山

 

2020/8/13

 今朝も暑いです。戦後東北地方発祥の新生活運動から発して、ついにはあの狷介固陋な京都までを取り込んで汚染した「月遅れ盆」の始まりです。例年は民族大移動の時期なのですが、今年は支那起源の疫病故に、悉皆家に居れとな…

  本当の旧盆なら必ず月が明るい日々で、夜通しの盆踊りが各地で行われていた、いわば古代起源の歌垣状態だったはずです。それが月の運行とは関係なく盂蘭盆会をするようになって、暗い空では当然夜通しの盆踊りなど衰退するわけだんす…

 昨日の夕立前に、辺りはオゾンイオンらしき異臭に包まれました。以前は夕立前によくこの臭いを嗅ぐことがあったのですが、最近はありませんでした。埃臭いような、DDTを噴霧したような、一種特有な臭い…

 

   ご先祖の御縁を頼る盆踊り   雌山

   夕立の引き合わせたる縁かな   雌山

   棚引いて道筋示す御招霊   雌山

 

2020/8/12

 暴力的な暑さが続いています。一晩中真夏日のままの所も多いようです。エアコンの普及していなかった時代にこれだったらと、それなら熱中症で武漢肺炎禍どころではない…

 

   今朝羽化の蝉に頭突きを喰らひけり   雌山

   猛暑日も高くなり行く空望み   雌山

   エアコンの唸りやさしや子守唄   雌山

   風鈴の風情は昔今エアコン   雌山

 

 京都五山の送り火の場所に、盆前なのにわざわざ大型LED灯具を山中に多数持ち込んで点灯した輩がいたそうです。現象のみに目を奪われた無知なイベント集団の仕業なのでしょうが、好評を得たら名乗り出るつもりだったのに、轟々たる非難に貝の口…阿保か…

 もっとも、本家送り火の方も、盂蘭盆会の送り火は旧暦7月16日から新暦の8月16日に引っ越しているのですから、別段偉そうなことは言えないはずですが…人間とは都合のままの存在成るべし…

 

   迎火の煙流れて人迎ふ   雌山

 

 午後3時半過ぎ、上空に積乱雲無きど晴天の元、いきなり雷鳴近傍で轟きました。雷はどこかで始まるものですが、遠雷が近づくのではなく、すぐ近くで光り轟いたのにはびっくりしました。まさに青天の霹靂…

 

   霹靂神惑ふ世に降り戒めり   雌山

 

2020/8/11

 8月も中旬に入りましたが、昨夜は究極の熱帯夜だったようです。冷房の効いた寝室から出ると熱気に包まれます。強い日差しも相まって、朝の爽やかさなど皆無…

 7月にまったく発生しなかった祟りでか、8月になって台風がボコボコ発生しています。10日間で5個とは…あな恐ろし…

 

  干からびて雨待つ畠や蝉時雨   雌山

  夏痩せや烏の声もしわがれて   雌山

  蝉穴を数へる子等の指競ふ   雌山

  老の身や心乱れて颶風待つ   雌山

 

 お盆に帰省の可否やそれに関連する愚かな事象を話題にする低俗マスコミが溢れています。悟りの世界に盆暮れ無し…

 

2020/8/10

 遺伝子がRNA型である武漢肺炎ウィルスも変異が進んでいるという話が出ていて、今首都圏発で蔓延しているのは、毒性は中ぐらいだけど感染力が強いという説です。それだから 政府も緊急宣言を出さないということなのでしょう。罹ってもあまり大事になる人が少ないなら、インフルエンザより怖くないのかも…

 暦の上では秋になっても、残暑は夏より厳しいです。冷房の部屋から廊下に出ると殴られるような熱気が…

 

   秋暑し甍の波に陽を入れて   雌山

 

2020/8/9

 昨日は朝から腹具合が悪く、夕方になると38.4度の熱が出ました。夜になって38度7分となり、10時頃ロキソニン1錠を服用…

 今朝4時まで熟睡して、体温を計ると36.7度です。血圧は低めですが、武漢肺炎ではなさそう…

 

2020/8/7

 昨日までの蒸し暑暑さとは様変わりして、爽やかな微風そよぐ快晴の朝です。今日から秋…

 

   世を覆ふ武漢禍未だ今朝の秋   雌山

 

2020/8/5

 夜明けに厚い雲に覆われていたせいでか、暑さの残る朝です。湿気も多く、今日も不快指数たっぷりの予感…

 

2020/8/4

 梅雨明け後初めて富士、丹沢を視認しましたが、快晴なれども分厚い湿気越しのそれは本当に薄ぼんやり…

 遅れに遅れていた梅雨明けをジリジリと待ちかねていた蝉たちが一斉に羽化しています。まだ十分に飛べないそれら輩は、早朝散歩者が近づくと恐慌に襲われます。あたふたおろおろ…

 庭に出られる掃き出し窓の下の沓脱に蝉の抜け殻が蹲っていました。お主、こんなところで羽化したのか…

 よく考えると、シャッターに攀じ登って羽化したのだと思えて来ました。今朝シャッターを開けたので、振動で下の沓脱に転げ落ちたというのが真相か…

 

   蝉めらの舌打ち繁し吾の道   雌山

   空蝉や主の命のあと僅か   雌山

 

 近傍の大型電機店やスーパーなどでは軒並み売り切れ状態なのが、電子体温計用のボタン電池「LR41」です。そろそろ電池切れしそうなので、ネット店で入手しました。有るところには有るということ…

 

2020/8/3

 梅雨は明けても湿度が高いので視界は良くありません。なので、早朝散歩での丹沢、富士遠望は今朝も無し…

 

   蝉めらに爺々と誹らる朝の道   雌山

 

 三脚メーカーの「ベルボン」が三脚事業をカメラ関連製品商社の「ハクバ」に移譲するとのことです。いつまでも独自仕様クイックに固執しているからその体たらくなのでしょう。十年近く前に、早く「アルカスイス互換」にしないとと、カメラショー会場で苦言を呈したのに、ちっとも真面目に聞かないんだから…

 

2020/8/2

 梅雨明け後初の朝は快晴ですが、とても青空とは言えません。従って、富士も丹沢もまったく見えない…

 早朝散歩の途上、梅雨明けを待っていたかのように、昨夜羽化したばかりの蝉のチチと喚いておぼつかなく飛び惑う姿に幾度も出会いました。夏は今日を入れてもあと半旬、各々方、短い余命を励め励め…

 

   梅雨空のやうやう去るも秋隣   雌山

   梅雨明けや蝉出でるとも物悲し   雌山

 

 8月になるのを待っていたかのように台風が二つ発生しました。その4号は尖閣諸島を横切ってから、支那大陸東岸をかすめて朝鮮半島を襲う予定…

 

2020/8/1

 雨音で明けた朝ですが、急に晴れてきました。天気図を見ると梅雨前線が消滅していて、移動性高気圧が迫っているようです。これが一時的な現象なのかまだ読めませんが、午後には梅雨明け宣言出そう…

 7月は統計取りはじめ以来初の台風無しだったとのことです。これからじゃんじゃん発生すると嫌だな…

 

2020/7/31

 7月が終わりますが、今朝も梅雨空冷涼です。早朝散歩に出たものの、途中で雨粒を感じ出したので切り上げて帰宅…霧が出ていたので降らないと思ったのに…

 暑さに慣れない身体なのに、ここで本格的な夏になったら、武漢肺炎禍防止マスクと相まって、熱中症の方が怖そうです。もうすぐ立秋ですが、残暑が長いと年寄りには辛そう…

 

2020/7/30

 今朝も冷涼な曇り空です。降らないだけましか…

 武漢肺炎禍が無ければ冷涼なオリムピックで喜ばれただろうにと、廻り合せの悪さを嘆くべきか…

 9時半過ぎ、緊急地震速報にびくっとしましたが、びくとも揺れず…

 

2020/7/29

 梅雨空は依然として続いています。今朝も前線は南下して北東気流の勢力下に逆戻りし、小雨模様の冷涼な天気です。梅雨明けの望みは来週後半までお預け必至…

 東北裏日本の大雨は大河最上川を氾濫させています。この最上川というのは300万年以上前から流れ続けているらしいのですが、その間、奥羽山脈が隆起するのに負けずにそれを侵食し続けて穿ち流れ、今に至っているのだとか…その間、幾度氾濫を繰り返して上流に盆地、平野を生みたるや…

 

   五月雨をあつめて速し最上川   はせを

   山脈を貫きて梅雨流れけり   雌山

 

2020/7/27

 今朝は雲の合間に陽も出ています。しかし、亭主が今月18日に予言したように、梅雨明けは早くて来週、8月になってからになりそうな予報です。ここのところ気象予報は外れっぱなしですから、それも外れるかもしれません。これから梅雨末期の豪雨が襲う地方のありそうな模様で、さて…

 昨日は長男の子が来て、昔その長男が使った乳児用布団に寝かせました。何でも取ってあると役に立つ…

 

2020/7/26

 今年の梅雨は長引いて不順なので、まだ蝉の鳴き声を聞いていなかったのですが、今朝初めてミンミン蝉の鳴き声を聞きました。ようやく夏か…

 今朝も夜明け前に雷鳴が轟き、豪雨の屋根打つ音に充たされました。夜が明けてからも驟雨と晴れの忙しい繰り返しで、いよいよ梅雨明け前の迫った模様…

 

2020/7/24

 降ったり止んだり、降ったり止んだり、依然として梅雨は明けそうにありません。日照不足ですから、野菜の高値はやむを得ない事か…

 

2020/7/22

 今日は武漢肺炎禍の影響で遅らせていた長男の長女の宮参りと、併せてお食い初めを執り行いました。どちらの式の間も泣きもせずで、ほんにお利巧…

 出かけるときは最近の天気予報の常として丸外れで、まだ降らないはずが豪雨でしたが、神社に着くころにはやんで、境内で記念撮影も出来ました。強運の持主か…

 

2020/7/20

 昨日は久しぶりに雨が降りませんでした。今朝も降っていませんが曇り空です。どうやら梅雨寒からは抜け出たようで…

 

2020/7/19

 今朝は雨ではありませんが、雲が厚く、梅雨寒は続いています。午後にはまた降ってくる感じ…

 

2020/7/18

 またまた今朝も一段と梅雨寒です。冷涼なオホーツク高気圧の勢力が衰えないためです。週間予報でも晴れの日はありません。この調子では、今月中に梅雨は明けないのかも…

 

   秋津洲積る禍山瀬風   雌山

 

 アメリカ合衆国やブラジルの大統領のマスク忌避は、マスクの役割を分かっていない、理解していないというところから来ていると断じざるをえない。マスクは武漢肺炎に罹らないためにするのではなく、武漢肺炎を人にうつさないためのものだという認識に綺麗さっぱり欠けているのだ。それだから、「マスクをしない自由」などというたわけた発言が出来るのである。「武漢肺炎を人にうつす自由」などという思想が人類の敵であることは明々白々…

 

2020/7/17

 今朝も梅雨寒です。流石に今日は天気予報も梅雨寒を予報しています。外れ続きで、とうとう懲りたのかな…

 

   長雨の止むことのなし皐月闇   雌山

   もう直に皐月過ぐるぞ未だ梅雨   雌山

  

2020/7/16

 梅雨寒の朝が続きます。天気予報が日中の高温を伝えるのも毎日のことですが、やはり今日も外れるのかな…

 

2020/7/15

 梅雨寒が続きます。天気予報では日中真夏日近くにまで上がるとのことですが、見事外れそうです。今年はクーラーの出番が少ない…

 15日というのは、現役中は毎月給料日でしたが、リタイヤ後は二か月に一度が年金支給日です。今月は奇数月なので無収入…

 

   梅雨寒や懐寒し空暗し   雌山

 

2020/7/14

 屋根打つ雨音の高い夜明けです。今日はほとんど雨降りらしい…

 

 先日網にかかっていた「8枚玉タクマー」が手元に来ました。恐らく「W期型 B」です。少なくとも「C」ではありません。外装に手擦れがほとんど無く、レンズ群は若干の白カビが点々とある程度で、分解整備さえすれば極上品になるものです。まあ、儲けものかも…

 

 とりあえず飾銘板だけでも外そうとしましたが、容易には回りません。ネジ溝に無水エタノールを流し込んでから試みると、容易に回るようになりました。中を覗いて見ると、6本の小ビス頭溝に分解痕がまったく見られないので、製造後まったく分解清掃を受けていないことは確かです。全体の状況からすると、ほとんど使用されなかった、あるいは非常に丁寧慎重に取り扱われていたことが窺えます。新品同様…

 

2020/7/13

 少し涼しい朝です。雨は降っていませんが、午後からは降るらしい…

 今日午後は3ヶ月ぶりの消化器内科受診です。病院の場所が引っ越してから最初の受診で、システムが大きく変更になっているのと、院外薬局が不便なので、少し憂鬱…

 

2020/7/12

 雲が多く、時折かすかにぱらつく空模様でしたが、早朝散歩に出かけました。いつもの折返し点の崖上公園からは丹沢大山越しの夏富士が見えました。まったく青空は見えないのに…

 

 昨夜、巨大漁場に張ってあった網に「8枚玉タクマー」がかかりました。「X期型」7枚玉の最初に登場する番号帯よりすぐ後のものですが「W期型」です。そのせいで競争者が少なかったのかも…ぎりぎり4桁…

 

2020/7/11

 今日はとっても蒸し暑いです。室温が28℃を超え、湿度も70%を超えています。暑中お見舞いの季節…

 

 各地から豪雨水害の知らせが寄せられています。降水量がこれまでの常識よりはるかに多くなっているのでしょう。温暖化のためであることは明白です。対策もこれまでの常識は通用しない事必定…

 河川治水も堤防頼りは無力なのかもしれません。治水という思想自体が誤っているのかも…

 山が高く、流路が短くて急流の多い日本の河川には、堤防を高くするより、多くの住民を移住させて数多くのダム貯水池を造営する方が、短時間豪雨には抵抗力が大きいかもしれません。平野部にも大規模な洪水調整池、いわばダム貯水地の造営が求められるのでしょう。それぐらいしか現状は防げない…近視眼的ダム不要論は滅びた…

 

2020/7/8

 中部地方には大雨特別警報をもたらす豪雨を降らせているようですが、このあたりには朝から雨は降っていません。時折陽も差しています。南風が強いので、湿ったそれでもあまり不快ではない…

 

2020/7/7

 今日は七夕(乞巧奠)ですが、その行事は旧暦(太陽太陰暦)時代に行われていたのに意味や季節があったのであり、新暦(太陽暦)では梅雨の真っただ中で、まったく無意味な、名ばかりの行事です。

 旧暦の七日というのは月(半月)が夜半には西空に落ちて真っ暗になり、初秋の澄んだ夜更けの空には満天の星が瞬きます。天の川も南天に横たわり、それに隔てられたベガ(織女星)とアルタイル(牛飼星)もよく見えたことでしょう。暗い深夜は逢引きには好都合…今は昔の話…

 

   甲矢乙矢心急くなやアルタイル   雌山

 

2020/7/6

 今朝も雨で明けました。水害と疫病の重複は極めて難儀…

 

2020/7/4

 未明から屋根を打つ激しい雨音が聞こえています。九州や近くでは伊豆が豪雨に襲われているとのことです。洪水や土砂崩れ被害が憂慮されます。今日は家に閉じこもるべし…

 

2020/7/2

 昨日の嵐は過ぎて、今日は一日だけの梅雨の中休みの予定です。強めの風が爽やか…

 

 昨日入手した「Super-Takumar 1:1.4/50」用円筒形革製ハードケースに使えるフードは、「Super-Takumar 1:1.8/55」専用のものに限ります。その訳は、ケース内径がそれにしか会わないからです。「Super-Takumar 1:1.4/50」専用のフードや後の時代の兼用フードでは外径が大きくて入らないのです。つまり、これの作られていた時代には、まだ「Super-Takumar 1:1.4/50」用と表示されたフードが用意されていなかったことを示していると思います。

 なお、この内径が小さいものは内装が赤になってからも続いています。従って、内径が「Super-Takumar 1:1.4/50」専用のフードの入る大きさになったものを入手するのが次の課題…

 

2020/7/1

 月が替わって梅雨空が継続中です。今日は気温それほど高くない…

 

 先日巨大漁場で網に掛けた「Super-Takumar 1:1.4/50」用円筒形革製ハードケースが届きました。画像に違わず、程度は上質な部類で、欠点の少ない初期型です。これでコレクションが増えました。あとは、これに合うフードの入手のみ…それが極めて難しい…

 

2020/6/29

 今朝は雨が降っていません。晴れとまでは言えないので、梅雨の中休みとも言えない…

 

2020/6/28

 6月最後の週末は未明からの雨音で明けました。結構な降り方です。故に早朝散歩は無し…

 

 久しぶりに「Super-Takumar 1:1.4/50」用円筒形革製ハードケースを網に掛けました。内装色が緑で、蓋が1枚革の初期型です。程度の良い品が中々出ないので、期待大…

 

2020/6/27

 今朝も霧ですが、昨日ほどは濃くありません。しかし、蒸すのは昨日以上で、早朝散歩後半はバテバテ…

 今日は晴れて来るという予報でしたが、9時過ぎても一向に陽が出ません。寝具を干すつもりでしたが、無理そう…

 

 午後IHクッキングヒーターの修理が来ました。山梨から来るというのは誤解で、修理の連絡センターが山梨というだけで、実際のサービスは近くからとのことでした。で、魚焼きユニットを交換して修理完了です。これでもう少し機器寿命が延びた…

 サービスマンの話では、IHクッキングヒーターの一般的な寿命は10年程度とのことで、15年も持ったのは長命とのこと…

 

2020/6/26

 濃い霧の朝です。当然無風です。肌寒く出発した早朝散歩ですが、帰宅時には蒸す…

 今日もIHクッキングヒーターが使えないので本格調理が出来ません。卓上ガスコンロで出来る程度の調理でお茶を濁すしかなし…お茶は電気ポットで沸かせるから、電子レンジとそれが頼りです。カセットボンベ式の卓上コンロを防災時対策としても入手すべきか…地震が多いしね…

 

 本日銀行口座の確認をしたところ、24日に定額給付金が入金されていました。さて、これは故障中のIHクッキングヒーターの更新に消えてしまうのかどうか…

 

2020/6/25

 明け方の地震で目を醒ましました。犬吠沖の太平洋プレートの沈み込みによる地震のようです。三陸沖地震の余震とのことですが、太平洋プレートは年間8センチも移動しているらしいので、地震が絶えないのは当然か…

 結構な雨降りなので、早朝散歩は取りやめ…

 

 今巨大漁場に登場している「Super-Takumar 1:1.4/50 」の中に、「4336354」という「Z期型」があります。これまで開放測光鏡胴・マルチコーテイングの「Z期型」の始まりは「4339***」だと考えていたのですが、それより前に始まっていることが分かりました。発掘の新発見は続く…

 

 故障表示の出ているIHクッキングヒーターの修理ですが、手が不足しているため山梨県の業者が来るそうです。しかも土曜日になるとのことで、27日まで調理が不能に…電子レンジ頼り…トホホ…

 

2020/6/24

 梅雨の晴れ間のはずが小雨が時々降るはっきりしない空模様です。明日からはまた本格的梅雨に戻るらしい…

 設置後15年ほど経ったIHクッキングヒーターが故障しました。「H20」表示が出ています。修理窓口に電話したら、部品交換が必要な故障で、まだ部品在庫があるようで、早ければ明日にも直せる模様…でも30K以上の出費…もし治らないと、機器の入れ替えが必要です。南無三宝…

 

2020/6/23

 梅雨寒の朝、雨は午後までには上がりそうです。明日からは梅雨の晴れ間…

 

   皐月闇武漢肺炎怖れをり   雌山

 

2020/6/22

 冬への第一歩が始まった日です。朝から重苦しい空で、気温も低めです。梅雨寒は数日続きそう…

 

 庭の芝の中に捩花が咲いています。ラン科の多年草ですから、毎年芽を出して咲いています。これの種子は他の植物が生えていないと発芽しないそうで、故に芝生の中に生えるらむ…

 

   もじずりや忍ぶ恋路の橋渡し   雌山

 

2020/6/21

 夏至の朝ですが、雲が厚くて暗い空です。部分日蝕は午後4時頃から掛け始めるそうですが、この曇り空では見えないでしょう。でも、1/3欠けるのですから、その分暗くなるのかも…

 

2020/6/20

 少し冷え込んだ快晴の朝です。足元は昨夜までの梅雨でまだ濡れています。早朝散歩の途上に見る丹沢越しの富士は大分雪が消えています。

 今年の異変として気づいたのは、電線に雀の群れる姿を方々で見ることです。秋から冬に見られる大群の「渡り雀」とは異なる「町雀」は近年めっきり見なくなっていたのですが…それに引き換え、カラスをほとんど見ません。これも武漢肺炎の影響なのかと風桶的邪推…

 

   紫陽花の項垂れてをり梅雨盛   雌山

   梅雨合間漫ろ歩きや合歓ぼうと   雌山

 

 明日は部分日食です。夕方とのことですから、関東では曇りらしいので見れないかも…

 

2020/6/19

 梅雨前線が活発化して、夜来から雨音が高くなっています。その音は眠りを破りこそすれ、誘うものではありません。困った…

 

 武漢肺炎の罹患および重症化リスクにおける血液型との関係性が欧州で研究されているそうで、それによると、O型は他より35%低く、A型が45%高いとのことです。困った…

 

2020/6/18

 曇り空の早朝散歩は日差しが眩しくないので快適です。梅雨の中休みは今日までで、夜半頃からまた梅雨空が戻って来るらしい…

 

 武漢肺炎の重症化に効くのはリュウマチなどの免疫暴走対症のステロイド薬であることは確定の模様です。これは重症となり易い高齢者には福音…

 

2020/6/17

 梅雨の中休みが続いています。今日で三日目ですが、蒸し暑いので散歩は早朝に限ります。今朝は丹沢越しの富士が見えました。雪は大分融けた…

 

 武漢肺炎が重症化するのは免疫の暴走だということが確実視されつつあるようです。英オックスフォード大の治験では、安価なステロイド薬で重症者の死亡率が低くなったということです。WHOも注目しているとか…結局、この免疫の暴走を確実に抑え込める薬剤の発見が武漢肺炎禍の行方を決めそうです。前にも述べましたが、重症化が防げるなら、こんなもの普通の風邪程度の位置付けということに…

 

2020/6/15

 5月初旬に新築移転した市民病院に初めて通院しました。採血検査や受診の受付手順が一新されていて、いささか戸惑いました。あと、院外薬局が遠いので、これは困る…

 

2020/6/14

 今朝も雨ですが、昨日とは一転して肌寒い小糠雨…

 

2020/6/13

 夜来の雨で早朝散歩は中止です。蒸し暑い朝…

 

2020/6/12

 昨日午後からの大雨の湿り気が地面に残る朝は湿気たっぷりです。早朝散歩時には朝日を浴びていて、丹沢大山山頂やそれの右肩越しの富士も見えていたのですが、帰って来ると雲が広がって、風も無くて蒸し暑い…

 

2020/6/11

 今日には梅雨入り宣言があるのかと思ったら、良い天気になっています。この分では明日かな…

 

 まだよく晴れているのに梅雨入りが宣言されました。午後には義理を果たすように降り出した…

 

 近頃の東電柱は更新時に三段継ぎのものに変えています。下段1/3は鉄筋コンクリート柱ですが、上の2/3は二段継ぎの亜鉛引き鋼管です。この構造なら長物運搬車を使わずとも運べ、4トン程度の中型トラックに乗りますから、狭い入り組んだ道でも運べます。地震や強風に対する抵抗性も高そう…

 

2020/6/10

 梅雨の中休みも今日までで、明日からは本格的な梅雨空に戻りそうです。今年の梅雨明けも早そう…

 

 最近時々巨大漁場で見受けられるのが、何処を取っても完璧に「8枚玉」ではないのに、堂々と「8枚玉」と称して高値放流する不届き者の存在です。「8枚玉」の何たるかを知らずにそれをしているのか、無知な輩を釣り上げるためにしている詐欺なのか、その実像は不明ですが、それに引っ掛かる者こそ哀れなるべし…ちなみに、今の放流者は「アルプスカメラ」と名乗る大阪の業者です。まっこと業者の風下にも置けぬ輩…

 

2020/5/9

 晴れると暑くなります。暑いのは寒いより嫌…

 

 定額給付金などの支給が遅いと不満が各方面で出ています。亭主が先月26日に述べているように、元々こんなことを迅速に出来る仕組みが存在していないのに、安請け合いで決めた安倍政権の無責任が引き起こしている現象なのです。もし6月中に支給されたら、迅速中の迅速と褒めねばなりません。不満は安倍や菅などの能天気に対してのみ言うべし…

 

2020/6/8

 傘をさすほどではない小雨の降る朝です。散歩中、少しだけ涼しいのは助かる…

 

2020/6/7

 昨日までの天気予報は外れて、気温は下がりません。プンプン…

 テレビ番組で扱われていたので、開通後あまり経たない首都高速山手トンネルを走りたいとの山の神の宣託を受けて、湾岸大井から「C2」を一周して来ました。山手トンネル部分はずっとクネクネとしていて、ひじょーに走り難い…これなら居眠りは出ないかも…

 

2020/6/6

 靄に覆われて蒸し暑い朝です。明日は北東気流に支配されて急に気温が下がるらしい…

 武漢肺炎禍のあおりで事業頓挫中の山の神の宣うには、今年は鶯鳴をよく聞くとのことです。今も窓外で鳴いています。しかし、杜鵑は聞かない、啼いたら知らせろとのこと…天辺駆けたか…来週はいよいよ塾再開…

 

2020/6/5

 蒸し暑い朝が続きます。靄っていますが、今日は晴れ…

 

2020/6/4

 昨日から大いに蒸し暑くなっています。雲が厚く、暗い朝…

 昨日ようやく武漢肺炎対策定額給付金申請書が届きました。早速今朝投函…

 昨日初西瓜を食べました。大玉なので直径が普通の大型牛刀では届かず、取って置きのガーバー社エクスカリバーの刃を当てると、バッカリと二つに…

 

 東アジアでは武漢肺炎罹患者や重症者、死者が欧米に比べて著しく少ない理由が何かという事を、山中伸弥氏のプロジェクトでは「ファクターX」と名付けて探っているとのことです。その探索網の中に上がっているものの一つに、ウィルスには三つの型があり、その関係が引き起こしているという仮説があるそうです。

 それは、武漢肺炎ウィルスの変異には三種類、ほとんど病を起こさない弱毒の「S型」、軽症の「K型」、強毒性の「G型」があり、最初に蔓延した「S型」は去年後半に、発生源の武漢付近と人的往来の著しく多い東アジアの各国や全世界に伝播蔓延して、それによる一定の弱い抗体が多くの人に獲得されていたところ、去年の暮から今年にかけて少し毒性の強い「K型」が武漢周辺から蔓延して、東アジアの国々にはそれがすぐに伝播したことで、それらの国には強固な抗体が獲得されたために、その後に強毒性の「G型」が入って来ても罹患や発症しない人が多くいるのだという仮説です。

 厄介なのは、「S型」の弱い抗体だけを持っている人が強毒性「G型」に罹患すると、そのS型抗体が免疫の暴走の引き金となって急速な重症化をもたらし、大量の死者をもたらすという仮説です。

 欧米、特にアメリカは中国からの入国をいち早くに全面禁止しています。しかし、日本は習近平の国賓問題があって武漢周辺から以外は入国を止めませんでした。このことで弱毒「K型」の伝播蔓延が進み、それによって次に来た「G型」の罹患を防ぐことになったのに対して、アメリカなどは入国禁止のために「K型」があまり入らずに、強毒「G型」の蔓延を迎えてしまったという仮説です。

 この仮説が正しいとすると、「K型」の伝播を防いだ中国からの入国禁止がアメリカやヨーロッパなどの災難をもたらしたということになります。

 重症化は血管系にダメージを与える自己免疫の暴走だとすると、その暴走を抑える薬が有効であり、暴走さえ防げれば、単なる鼻風邪程度のウィルスだということになりそうです。ウィルスそのものを制する副作用が危険な薬より、対処療法的免疫抑制剤の方が有効なのかもしれません。やはり、全世界に巻き起こっているこのヒステリーは何だったのか、ということになるのかも…

 

2020/6/1

 今日から六月です。年の前半最後の月…今週は実質的には梅雨らしい天気が続くようです。今朝も少し肌寒く、雨がちな空…

 

 昨夜のNHK番組サイエンスZEROで、武漢肺炎の重症化メカニズムの仮説が取り上げられていました。ノーベル賞の山中伸弥氏のプロジェクトの中で浮かび上がっている仮説とのことで、人の免疫機能、特に血管系内の免疫機能の暴走が重症化を引き起こしているとの仮説で、その免疫の暴走を抑える薬(リウマチ薬らしい)の投与で重症化した肺炎を短期に回復させた症例が積み重なりつつあるのだそうです。

 この血管系の免疫暴走が問題だという事は、その血管系が老化している老人に急激な悪化やそれによる死者が集中しているという事実とよく符合することですから、非常に有力な仮説だと感じます。もしその免疫暴走を抑える薬が特効薬的に使えるとなったら、この武漢肺炎はインフルエンザより全然怖くない普通の風邪並になる可能性があると感じています。全世界があんなにもヒステリー反応を起こしたのは何だったのかと振り返る日の来ることを願うのみ…

 

2020/5/31

 いよいよ悪夢の五月は終わります。今朝は曇りで気温も抑え目…明日からは学校も本格再開…

 

2020/5/30

 5月最後の週末、晴れの朝です。今朝ぐらいの気温が早朝散歩には快適…

 昨日の夕方、ようやくアベノマスクが配達されました。これで武漢肺炎怖くない?

 ここ数日の早朝散歩で行き合う連中はマスク無しが増えています。亭主も熱中症が恐ろしいので、当然無マスク…

 

 ここ数日、北アルプスの真下で雪崩を起こすほどの地震が発生しています。フィリピン海プレートの北西への潜り込みによって圧力を受けて皺が寄った結果が北アルプスや南アルプスなどの山脈なので、そこへの圧力が高まるという事は、その前方富士山などの地下へのマグマの上昇とその山体北西方向への割れ目噴火の発生が危惧される点です。こんな時期に富士山噴火があるのは最悪なことですから、木花咲耶姫様、何とか静まりますように…

 

 武漢肺炎での死者の人口比が東アジアでは少ないことに関して、民族に特有の遺伝子(DNA)が関係しているのではという研究がなされているそうです。西欧人種と比べて特徴的な違いとして、アルコールの代謝能力に関係する遺伝子、つまり酒に弱い人の割合が東アジア人が飛び抜けて高いという事実があります。このことが直接関係しているのかはまったく不明ですが、言えることは、酒に弱い人は酒場などのクラスターとなり易い場所にはあまり近づかないので、その分罹患者が少ないということが考えられます。武漢肺炎感染発病者と飲酒者との関係性を調べるというのは、どんなんかな…

 

 昨日届いたアベノマスクは酸っぱい臭いがします。そのままでは着用する気にはなれないので洗濯しました。この臭いは布地を殺菌処理した結果かもしれませんが、商品としては成立していないのかも…

 

2020/5/28

 全面開館しているということなので、横浜駅前百貨店に行ってきました。ネスプレッソの在庫が残り少なくなっているので、少し多めに仕入れに…これで半年は持つ…

 地下の食品売り場はすっかり人に埋め尽くされています。全体としては以前の平日の8割程度に戻っている感じ…

 駅前地下駐車場は空いていました。まだまだかな…

 

2020/5/27

 武漢肺炎対策として出されていた緊急事態宣言の解除により止まっていた世の中少しずつ動き出しているようです。人との間隔が離れている状況ではマスク不要との熱中症対策が出されたようです。確かに、散歩程度でも熱が籠って息苦しくなりますから、それは必要なことかも…

 散歩などの屋外ではマスク無しもいいのでしょうが、公共の屋内では、それが無いとクラスターとなるおそれは残るのでしょう。何よりマスクを付けられない飲食の場が一番危ないのは、我が国の武漢肺炎の始まりが屋形船だったことからも明白です。解除後早速居酒屋で乾杯をやっている連中、何も学習していない…

 

2020/5/26

 武漢肺炎対策のアベノマスクと定額一時金申請書は今日も届いていません。そもそも亭主が4月16日に危惧したように、国は全国民に対して速やかに一時金を支給する手立てを持ってはいないのです。国民ならぬ住民を対象とした支給を当てにしての無責任な施策だったと言えます。

 その住民に対する支給ですが、それを迅速確実に行う仕組みなんぞは各市町村に存在していないのですから、支給が迅速に行えるはずがないのです。従って、今日の状況は当然言えば当然のこと…

 村などの小さな自治体ならどこも仕事の間口が同等ということの関係で人口あたりの地方公務員の数が多いことと、対象となる住民総数が少ないので仕事は早く出来ます。しかし、大都市の場合は効率の関係で人口あたりの地方公務員の数は少なく、対象となる住民は多いのですから、それに悉皆配付するのは困難であることは当然のことです。そもそも仕組みも無いのにやらせる側の無責任…

 

2020/5/25

 緊急事態宣言の解除条件の総ては満たさなくても今日解除するようです。外出時のマスク着用と接近忌避は続けるようにという事になりそうですが、マスク着用は気温が上がると中々厳しいことになりそうです。老人を中心とした熱中症が増えて、それによる死者が武漢肺炎死よりはるかに多くなったりして…本末転倒…困ったもんだ…

 晴れる今日も気温が上がりそうです。各自ご自愛…

 

 ところで、例のアベノマスクは依然として届きません。この県は「配付中」と厚労省のWEBにはあるので、いつかは届くのでしょうが…

 なお、定額一時金申請書の方はまだ発送していないようです。政府のWEBの発送開始自治体リストにはこの市の名は無い…

 

2020/5/24

 更に季節は戻り、梅雨の晴れ間といった天気になりました。五月晴れです。今年の旧暦は閏が入るので、まだあと1ヶ月は4月です。なので、旧暦の五月晴れまでは今暫し…

 

2020/5/23

 週末、今朝は少しだけ季節が戻ってきました。衣服さえ早春用に戻せば、肌寒いまではいきません。朝は雨との予報は外れて、曇りです。この北東風の吹く時は、いかにスーパーコンピューターと雖も天気予測が難しく、予報が外れることがよくあり、今日もそれのようです。やんぬるかな…

 

 武漢肺炎禍による緊急事態宣言の解除の時が近づいているようです。しかし、この県だけが罹患者の数が多く、それに引っ張られて一蓮托生の首都圏における解除が遅れるのかもしれません。それで、この県に罹患者が多いのは、重要拠点病院に大クラスターが発生していることと、雌山亭近所の老人総合病院にやはりクラスターが発生していることによるのが主要な原因のようです。医療関係者が罹患すると影響が重大だということです。近所の開業医は軒並み休業中です。それは皆老人の医者ですから、至極当然かも…

 

 武漢肺炎による死者の人口比が日本やその周辺国で少ないという件に関して、これまで色々な仮説が出ていますが、昨日マスコミで取り上げられていたのが、日本などで流行する普通の季節性風邪コロナウイルスの抗体が、この武漢肺炎コロナウイルスにも有効なためではないかというものです。その抗体を持っている人口比が高いため、あまり罹患しないのだとか…これが結核菌用のBCGが効くというのより現実性を感じるのは、哀れ藁や蜘蛛の糸に縋るの伝か…

 武漢肺炎の重症化するのは、免疫の暴走だという説も流れていました。それならステロイドその他の免疫抑制の治療も有効なのかもしれません。その処置を受けられなかった者が急死したのだったら、遺族の怨念いかばかりか…

 

2020/5/22

 今朝も季節が二ヶ月戻っています。寒さの夏が心配です。明日まで雨っぽさはつづくらしい…

 梅雨前線の南への湾曲は偏西風の蛇行でもあるのでしょう。そのためにオホーツクの寒気が関東にまで降りて来て、寒流上から吹く北東風と相まって冷やしているという構図…

 

 昨日のNHK番組「日本人のお名前」で、WHOが武漢肺炎に記号めいた名を付ける理由をやっていました。そのようにするようにしたのは日本人が事務局長の時だったとのことです。忖度の日本人…これ、悪口…なので、ポンペイオならずとも断固「武漢肺炎」…

 ちなみに、パンデミックの先輩「スペイン風邪」という名ですが、時は第一次世界大戦中のことで、中立国だったスペインだけがこの伝染病の蔓延の事を隠さなかったからだそうです。他の交戦国の方が猖獗を極めていて、実はそれに感染した義勇兵を送り込んでいたアメリカ合衆国が真の起源らしいのですが、欧州の戦時各国とも、その猖獗情報を封鎖していたのだそうです。「武漢肺炎」の国と同じですね。なので、反省を込めて「武漢肺炎」が正しい…

 

2020/5/21

 ここのところの低温傾向の中でも今朝はことのほか冷えて、早朝散歩で家を出ると北東風、つまり山瀬が身に沁みます。今年の梅雨前線は本州沖で大きく南に湾曲して離れているということは、黒潮も湾曲していることが想定されます。このことは東北地方太平洋沿岸を南下する寒流親潮の勢力が卓越するということも考えられ、その低温の海から吹く山瀬が恐ろしい…

 この気候が続くと、武漢肺炎禍におののくどころか、東北地方、北関東の大冷害も危惧されます。宮沢賢治の「寒さの夏はおろおろ歩き…」にならねばと祈るのみ…

 また、ここのところ東北、関東、中部地方に頻発している小規模地震が何かの前触れでなければよいのですが…

 一昨日受診を予定していた定期眼科受診は武漢肺炎禍が収まるまで延期することにしました。近くの老人病院じみた総合病院でクラスターが発生していることもあり、君子危うきに近寄らずなり…

 

 武漢肺炎がらみの話題として、それが原因で来年も東京オリンピックが開催できない場合は、これを中止とするだろうとIOCの会長が発言しているようです。中南米やアフリカ諸国などの現状を鑑みれば、来年開催出来そうにないことはほとんど慨然的なことですから、中止は必至の状況です。先に亭主が主張したように、この際、オリンピックというものそのものを廃止することがより良い選択だということが近づきました。IOC、この組織は腐りきっている…

 

2020/5/19

 昨夜からの雨は未明に強く降って、屋根を叩く雨音が喧しい事…朝になってもまだ止みません。今日は半年ごとの眼科検診に行く予定にしているので、午後にはやむべし…

 

2020/5/18

 晴れは続かず、今日は午後には雨になるようです。やはり実質梅雨入り…

 

2020/5/16

 朝になって降り出した雨は夜まで続きそうです。いよいよ梅雨の走りだと思われます。憂鬱な二か月の始まり…

 

2020/5/15

 このところ日中は暑くなっているので、冬の間は中断していた早朝散歩に昨日から切り替えました。老人しか歩いていない時間帯は暑くなくて快適…

 今日は生後1か月の孫娘に会いに行ってきました。顔のむくみが取れて普通の赤ん坊の顔に…

 

 武漢肺炎一律給付金申込書もアベノマスクも届きません。郵便局職員各位は本当にご苦労さま…

 

2020/5/12

 夏日が続くようになりました。昨日は6か月ぶりの前立腺癌の予後診察でしたが、車で通院途上の道路はどこも空いていてガラガラ状態でした。前にはいつも渋滞でイライラした首都高速分岐の場所もスイスイ…

 市大病院も通院者の姿が随分と少なく、これまで如何に不要不急の通院者が多かったのかという事が歴然です。亭主としても、時節柄予約が無ければ行かなかったはずですから、これも当然か…

 それで、検査結果は特に異変も無くて、次も6か月後で予約…

 

2020/5/6

 昨夜半の地震に目を覚ましました。千葉の地下で鯰の妄動…

 

2020/5/4

 みどりの日の朝は昨夜来の雨が降り残っています。部屋の気温は20℃を越えているので、もう冬の名残は皆無…

 

2020/5/2

 5月になって急に気温が上がり、すっかり初夏めいてきました。今日から5連休ですが、今年は決して浮かれてはいけません。只管忍従自重の日々…

 

 半島の独裁者が姿を見せない日が異様に続くとの情報が流れています。武漢肺炎罹患を恐れて疎開しているのだとか、心臓病の手術を受けて寝込んでいるだとか、もう死んでいるだとか、推量情報は錯そうしています。行事に参加した画像が公表されたようですが、この国の画像は加工が常態ですから、軽々には信ずるに足りません。いやはや何とも不幸な国民…

 

2020/4/30

 世上は武漢肺炎禍で重苦しい4月も晦日を迎えました。好天で暖かい朝です。指呼の間に迫る初夏に向けて、もう寒い日は来ないのかも…

 厚顔周の顔が何とも腹立たしい武漢肺炎防疫のための緊急宣言の期限が一週間後に迫っていますが、更に一ヶ月程度は延伸されそうな状況です。来月中旬には通院の予約があるので、ちと気が重い…

 

2020/4/25

 週末は好天になるようです。武漢肺炎対策にとって極めて不都合…

 

2020/4/24

 今月最後の金曜日、快晴です。寒くも暑くもない気温で、まことにうららかですが、世の中はどんより…

 

 「強制」ではないからと「要請」に応じようとしない業種のことがマスコミで取り上げられています。昨日も論じましたが、今日のこの国では国家行政による「要請」とは「強制」と同義語な「島国」社会なのだという事を理解できない者が応じようとしていないのです。パチンコ業界が行政により特に名指しされていますが、その経営に多く携わっているのがどんな出自の連中なのか、推して知るべし…

 「要請」と「強制」の大きな違いは、それを求められている対象者に対するリスペクトの有無です。「要請」とはそれを受ける者を尊重する敬意が含まれていますが、「強制」には対象者を見くびり、侮蔑する意思が含まれるのです。「強制」されるのに慣れている者には見くびられ、侮蔑されているという感覚が欠如していると言わざるをえません。不幸極まりなし…

 

 巨大漁場で昨夜終了した「W期型 A」の「8枚玉タクマー」ですが、随分と久しぶりに5Kを下回りました。税の必要な業者出品で、説明に「バルサム切れ」ありと説明があったのがその要因だと推定できます。亭主はこれまで「バルサム切れ」のある個体を一度も見たことが無いので、逆に興味があります。この説明にあった「バルサム切れ」がどのようなものなのか分かりませんが、植物性樹脂で貼り合わされていたはずですから、お湯で加熱するだけで剥がすことは可能だと考えられることから、それなら修理も可能です。手を出せばよかったのかな…

 

2020/4/23

 快晴の朝になりました。武漢肺炎禍は利く薬の成立まで続くのかも…利く薬さえ確立されれば、単なる流行り風邪程度になるのに…

 

 名の知られた登山家が山屋たちに自粛の呼びかけを行ったのに対して、それをしたことを非難する論を垂れ流している「者」がいます。軽薄なマスコミから「ホリエモン」とか言われている人物らしく、人のあまり行かない山ならいいじゃないかと言うのがその論拠らしいのですが、無症状保菌者が医療過疎の辺鄙な地方に無自覚に菌をばら撒くことの危険性、重大性を想像出来ない身勝手な近視眼的馬鹿者…それにしても頭悪過ぎ…

 また、副業で飲食店を幾つも経営しているらしい芸能人が、自粛要請が強制になっていると不満を吐露しています。この国は「大陸」や「半島」の隣国を始めとする多くの他国のように国家による強制を安易に行うことについてタブーとする風潮が心底染み付いているので、国家や行政は強制には踏み込めないのです。つまり、国家・行政による「要請」とは実質「強制」と等しいと善良なる国民は理解しているのであって、それに対して遵守しないのは善良な国民としての資格を持たないのと同等なのです。その善良な国民が仲間として現在のこの国を運営しているのであって、それに同調できない国民は仲間ではなく、疎外されて当然なのが「島国」の掟…

 

2020/4/22

 今朝もすっきりとは晴れていません。雲間から多少青空がのぞく程度です。これから寒気が南下して来て寒くなるらしい…

 

2020/4/21

 今朝は天気回復しましたが、晴れにまではなっていません。今日はずっと曇りがちの予定…

 

2020/4/20

 日替わり天気で、今朝はもう雨です。気温も下がって冷たい雨…

 

2020/4/19

 昨日の嵐が嘘のように快晴の朝です。春の週末に晴れると、浮かれる層が出て、時節柄好ましくない…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」の最終型は「146****」帯の「Z期型」ですが、これは後継機種である「Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:1.4/50」の「前期型」と全く同じ内容で、飾銘板の表記だけが異なっているという存在であり、その製造数はかなり少ないと考えられています。

 この「Z期型」が巨大漁場に登場すると結構人気になります。7層のマルチコーティングで8枚絞り羽根なのに「Super-Takumar」であるという希少価値がそうさせているのかもしれません。いつの世も希少は宝か…

 

2020/4/18

 洪水警報も出ている雨です。新生児(孫)の退院なのに、生憎の雨…

 

 武漢肺炎蛸足給付金は申請した者に給付する仕組みを考えているようです。その申請は郵送かネット経由らしいのですが、それを問題なく処理する仕組みがあるのだろうか…

 

2020/4/16

 暖かさの戻って来た朝です。でも、午後から暫くは北東気流で曇りや雨の始まりとか…

 

 武漢肺炎禍に関して、国民全員に一律10万円支給の主張をしている政党が複数あります。主張するのはこの国の体制上自由ですが、その必要性、実現性を検証しない無責任な言には全く同意出来ません。

 全国民に対して「速やか」に10万円を「間違いなく」支給する方法というものが存在しているのかという問題、「収入が少しも減らない」などで「必要」とはしていない者にまで一律に支給する意味があるのかという問題、財源をどうするのか、など色々存在しますが、この「一律論」というものには「ポピュリズム」以外のなにものでもないという臭いを感じます。国民を愚民扱いするなよ…

 

 阿保な首相が某党や野党の無責任なポピュリズム主張に同調して、30万円の所得減少者対象の世帯支給を止めて、一人10万円の全員支給にする愚策を施行するつもりのようです。財源は国債を以て充てるのでしょうが、これはまさに蛸が己の足を喰うに等しい愚策であり、阿保の極み…

 

2020/4/15

 朝冷え込む日が続いています。3月より寒いかもしれない…

 昨夜内孫が生まれました。女の子です。まずは一安心…

 

 今日は銀行や郵便局のATMが高齢者の群れで混むとマスコミが心配しています。武漢肺炎給付金とは無縁の群れ…

 

2020/4/13

 昨日からの雨が続いている朝です。この雨はこれから一日中降るらしい…

 今日は二か月ぶりの診察です。久しぶりに心電図検査もあり、その後採血・採尿と2科受診…

 

2020/4/12

 昨夜来の雨は夜明け前に止みました。日の出ない、少し寒い朝です。また夜までには雨らしい…

 

2020/4/11

 また武漢肺炎自粛の週末が廻ってきました。今朝も少し寒くなっています。昨日と同じく日中も低めらしい…

 

2020/4/9

 気候はすっかり春爛漫ですが、世上は武漢肺炎の恐怖で凍り付いています。あな恐ろし…

 

 昨日終了の巨大漁場で「106****」の「U期型」2点ですが、内部カビたっぷりの方は他に28mmと200mmが抱き合わせだったせいもあるのか17Kと高額でしたが、もう一つは絞りが半分しか動かず、レンズも瑕疵があるとの申告ものだったのに7Kという値でした。だから何よとの声虚空にぞ聞こへけり…未だ二日残る「V期型」の方はさて…

 

2020/4/6

 暗い話題ばかりの昨今です。暗雲棚引く世の中に、週明けの今朝は抜けるような快晴…

 

 今週の巨大漁場の幕開けは「106****」帯「8枚玉タクマー」の豊漁です。この番号帯には「U期型」と「V期型」が混在していますので、亭主としても興味はあるのですが、程度に問題がありそうなのと、それでも恐らく相場以上になりそうなので敬遠かも…

 

2020/4/3

 武漢肺炎罹患の危険があるのですが、今朝も山の神のMRI検査通院の運転手を仰せつかり、厳重防護(ただの紙マスク着用)の上で横浜の検査専門クリニックまで行きました。昼近くまでかかって、検査結果のデータ受け取りまで一時間半ほどあったので、朝食抜きで検査に臨んだ山の神に合わせて早めの外食をすることにし、最寄りの旧三越地下飲食街にある「金沢カレー」なるものを出す店へ入りました。

 この店の一押しはロースカツカレーのようなのですが、それを注文して一匙口に入れて、その塩辛さに仰天しました。香辛料の辛さはさほどではなく、ただただ塩辛いのです。カレーをよけて白飯を掘り出して眺めれば、その粒を見ただけで悪い米を使っているのが明白です。味は推して知るべし…肝心のロースカツは、揚げてから長時間熱光線照射で保温していることが明白な衣の食感であり、その肉ときたら、あたかも安い鶏の胸肉さながらのパサパサという体たらく…これまでインド人の作るインドカレーが押並べて不味いのは承知していましたが、日本式のカレーでこんなにも不味い、突っ込みどころ満載のものに出会ったことはありません。二度と行かない店に登録…

 

2020/4/2

 快晴の明るい朝です。今日は相当に気温が上がりそう…

 

 総理大臣が実演付きで大風呂敷の中から取り出して見せたのはガーゼマスク2枚、つまり、各世帯に2枚ずつ郵便局から配達するそうです。手品じゃないんだから、国から一方的に行う手段として取れるのはこんなものかな…

 このガーゼマスク、かつては花粉症対策の強力アイテムだったものであるらしく、それなら「コーワ」が製造しているものと思われます。それは紙マスクが一般化する前には亭主も愛用していて、その価格は1枚500円近くでありました。その価格ではその後出回った安価な紙マスクとは到底太刀打ちできないことから、急速に退潮して行ったのです。亭主の衣装箪笥に未使用の4枚が保存されてあったので、今はそのうちの2枚をとっかえひっかえ洗濯乾燥して使い、それが外出時の常用マスクとして活躍しています。何でも大切に取って置くといつかは役に立つものさ…断捨離なんて軽佻浮薄は糞喰らえ…

 

2020/4/1

 卯月になっても寒さが去りません。雨は降る降る利休鼠の空模様…

 今日は朝から山の神の通院に運転手です。また来週も…

 

 近頃の相場より相当に安価で網に掛けていた巨大漁場の「8枚玉タクマー」が手元に来ました。確かに「W期型」で、そのレンズシリアル番号からあらかじめ分かっていたことですが、価値が一番下がる「C」ではない事だけは分解しなくても確認できました。しかし、「A」なのか「B」なのかは分解しないと判別が出来ません。

 現在の症状としてヘリコイドがグリース抜け気味だし、ピント環に少しガタもあり、自動絞りの戻りが緩慢なので、分解整備は必要です。鏡胴外見は擦れが少なくてかなり良好ですが、前玉、後玉にごく薄い拭き傷があります。それは撮影画像に影響が出るほどではありません。元から付いていたものなのか分かりませんが、レンズキャップが旧字体なのが良い点かも…

 ところで、ピント環のガタはヘリコイド内筒回転止めである2か所の摺動板を止める小ビスの緩みか、ヘリコイド装置とマウント台座とを固定する3本の小ビスの緩みのどちらかでしょう。自動絞りの戻りが緩慢なのは絞りリンクの油切れのはずです。いずれにしても分解整備で容易に復旧可能か…

 

2020/3/31

 三月晦日の今朝も雲の厚い空です。気温も低めで、武漢肺炎蔓延共々気持ちも晴れない…

 

2020/3/30

 庭や屋根に積雪が残る今朝は寒中並みに冷えています。昨日の朝からの雪は午後になってすぐに止みましたが、その時点で車の屋根の積雪は5p以上…

 桜吹雪ならぬ本物の吹雪が満開寸前のソメイヨシノに舞いかかっていました。今日もどんよりと花曇りで花冷え…

 

   花吹雪あらず吹雪舞ふ弥生かな   雌山

   恫喝に縮み上がって春の雪    雌山

 

 浮かれていると疫病に取りつかれるぞとの各首長の恫喝が効いたのか、週末の盛り場は閑散だったようです。氷雨や春の雪もそれに寄与したのかも…

 

   春弥生人影絶へし盛り場に 花にぞあらじ吹雪ぞ舞へり   雌山

 

 先週末、超苦手のバック車庫入れに戦々恐々としていた山の神も無事高齢者運転講習を済ませたので、今日は共に免許更新に行きます。

 ところで、山の神と同じ日に高齢者運転講習を受けた中に免許取得から30年以上運転したことが無いというつわもの女子が混じっていたそうです。免許取得直後に数回しか運転したことが無いというのに講習を受けるという厚顔…教習員が冷や汗にまみれるほどの迷運転だったそうですが、それでも講習済みのお墨付きが頂けるとのことで、畢竟、これは単なる年寄りに対する嫌がらせ制度か…

 

 週末中に巨大漁場に登場していた「8枚玉タクマー」の中に妙なシロモノがあります。「1140804」というのがそれで、これは「V期型」の番号帯に属するのですが、画像から分かるのは「T期型」の鏡胴を纏っているということです。このことから導き出されるのは「二個一」という強い疑いです。どの程度「二個一」されているのかは分解して見ないと分かりませんが、いずれにしても手出し無用…

 

2020/3/29

 未明から高かった雨音ですが、朝になって8時過ぎに霙に、そしてすぐに雪に変わりました。ほんまかいな…本当に近頃の天気予報は外れない…

 

   仕舞いそびれし冬着着る春の雪   雌山

   春の雪覆ひてあはれ櫻花   雌山

 

 降り出した雪は一時間余りで庭が白くなりました。金木犀の新芽が胸を張って高く伸びていたのに、今は深くお辞儀して謝っています。もう勘弁して…

 

   疫病に飽きて浮かれし足すくひ 奈落の底を見せる春雪   雌山

 

2020/3/28

 急に暖かくなった朝です。明日の朝は雪になるかもしれないなどとは信じ難し…

 

 支那大陸には数多の王朝や政体が興亡しましたが、それらの創始者や中興者、そしてその取り巻きに共通して備わっている性質を研究した人がいて、それによれば「厚黒」とのことです。すなわち「厚顔」で「腹黒」であることが必至とのことです。これは今も少しも変わらない不変の原理か…

 この「厚黒」を首領に頂く民族が論語など「儒教」と称される思想を生んだ大きな要因なのでしょう。すなわち、「厚黒」ではない民族にとって「儒教」の内容は当たり前のことであり、改めて思想として言い立てる必要など無いのだと…

 

 昨夜10時頃、我が家の前に赤色灯を回転させた車両が数多集結しました。谷底の集落でボヤがあったらしく、その行き止まりの谷底には道が狭くて車両群が入れないので、台地の縁に近い我が家前の尾根道に集結してホースを伸ばしたようです。道路の狭隘な地域は火事になったらすぐには消せないということです。あな恐ろし…

 

 久しぶりに巨大漁場の「8枚玉タクマー」を網に掛けました。即決設定の「W期型」です。旧型字体レンズキャップ付の8K未満ですから、まあ最近の相場以下…最近は即決設定でないと相場以下では入手出来ません。即決狙いは鵜の目鷹の目でないと…

 なお、同じ巨大漁場で、今般網に掛けたものより鏡胴外観などの程度は劣る「W期型」が現在14K以上の値を付けています。それに比べたら半値ですから随分得です。それにしても最近の過熱相場は異常かも…

 

2020/3/27

 今朝は寒くはないものの、どんよりと曇りです。この週末は雨模様とのことで、武漢肺炎対策で外出自粛要請の出ている折から、極めて好ましい…

 

 各首長による外出自粛要請を報じられて買い漁りに走るのを軽薄なマスコミが報じています。そんなことを報じることが先般のトイレット・ペーパー買い漁り空騒ぎのような、無用な買い漁り行動を助長するということを認識していないのが腹立たしい…

 我が亭は買い漁りになど走らなくても、籠ったまま二か月ぐらいは飢えずに済むだけの用意が常に備わっています。その程度は災害の多いこの国に住む者としての最低の心掛け…

 

2020/3/26

 数日続いていた寒い朝も今日までのようです。日中は20℃超えらしい…

 

 昨日は山の神の長年の持病が悪化し、それを見てもらうために少し遠い新規の専門医院に付き添って出かけました。久しぶりに乗る途中のバスも電車も空いている感じで、跋扈猖獗の「武漢肺炎」に備えている様子です。老若を問わずマスク着用率は80%を超えている感じで、各々方、只管自衛自粛あるのみで御座る…

 

 近代オリンピックは来年夏までの期限で延期になりました。その間にこの世界的流行せる「武漢肺炎」の収束するか甚だ疑問です。延期費用のことを考えれば、ここは廃止に限る…

 

2020/3/23

 数日続いていた暖かい朝も一休みで、また少し寒くなるようです。上空寒気の盛衰で春の陽気は行ったり来たり…

 

 隣の隠蔽独善国家のやり口がだんだん暴露されつつあるようです。「武漢肺炎」感染者統計の国際的な標準とは大きく異なる独自物差しの存在が明確化しつつあるのでしょう。その国の政府のやり口はいつもどれも同じで、必ず眉唾で聞かねばならないのがしんどい…

 現在のIOCが支配している限り、「近代オリンピック」というものの存在を廃止すべき時が来ています。この「武漢肺炎禍」を奇禍として「廃止」とするのが最上策だと思います。以後スポーツはそれぞれの競技が必要とする、それぞれ身の丈に合った規模の、適当とするスパンでの世界大会を開催すれば事足りることです。何も普及度が様々な競技を無理繰り集合して開催する必要性は皆無…

 

2020/3/21

 亭主の72回目の誕生日です。今日も暖かく、風も強い…

 

 アメリカ合衆国大統領とその周辺による中華人民共和国に対する舌戦がマスコミで取り上げられています。この国でのその翻訳名「中国ウイルス」という言い方がそれで、元は「チャイナウイルス」と言うようです。亭主は、この厄介な病気に対する名称としては、これは正しくないと思います。武漢から大感染が始まった病気なのですから、「武漢肺炎」とするのが適当だと思っています。「チャイナ肺炎」または「支那肺炎」とする案もあるのでしょうが、国名より大規模発生地を冠した方がより具体的な、特定的な病名でしょう。これからも発生が危惧されているのが新種の凶悪なコロナウイルスですから、それを病名に使うなど論外…

 そもそも病気に対して「ウイルス」という名称を付けるのは適当ではなく、それは病原に過ぎないのであって、これが病気として問題なのは重篤な「肺炎」であり、それさえなければただの流行り風邪で済むものです。故に、この厄災をもたらしている病気の名称としては「武漢肺炎」とするのが現時点では最も妥当なのです。

 

2020/3/20

 暑さ寒さも彼岸までという俚諺に違わず、暖かい春分の日です。衣服を一枚脱いでしまった…

 

 「武漢」肺炎による景気冷え込みに世の中は戦々恐々としているようです。故に「五輪」の中止または延期は既定の事実化…

 

2020/3/17

 今朝の冷え込みは寒中並みでした。少なくとも室温はそうです。それに、近所のソメイヨシノたちはまだ蕾が固い…東京の開花標本木は老齢に過ぎるのでしょう。年寄りは早起きが習ひ…

 

2020/3/16

 週初め、少し冷え込んでいる朝です。晴れているので日中は暖かくなりそう…

 

2020/3/14

 今日は昼間も一桁の気温予報です。春寒の底かも…

 

 「武漢肺炎」はアメリカ軍が武漢に撒き散らしたという隠蔽体質独善国家の政府関係者発言です。素晴らしい責任回避…

 

 午後2時過ぎに巨大な塊りの牡丹雪が降ってきました。こんな大粒は見たことが無い…

 

2020/3/13

 三寒四温で春は行きつ戻りつするものです。今朝は少し戻り…

 

 武漢肺炎の世界的蔓延に経済が疲弊するのは必至の状況です。五輪どころではないでしょう。それにつけても隠蔽体質独善国家の罪は重い…

 

2020/3/11

 暖かかった昨日の朝より一層暖かい朝です。晴れる日中は20℃を超えるのかも…

 

 久しぶりのバルサム切れ修理を契機として、少し関係するネットを探訪してみたのですが、2011年に亭主が発見開発した「冷凍・熱湯法」を実施してレンズを破壊させた例が紹介されていました。それはOLIMPUSの貼り合せ玉の例でしたが、亭主はその方法で8例行ってすべて成功していたので、レンズによっては破壊に至ることもあるのだと認識しました。温度差120℃程度の温度変化に堪えられないものもあるということで、あらためて旭光学工業のレンズ素材の優秀さに気付きました。

 今度のことで温度差が植物性バルサムをも劣化させることは理解したので、冷凍行程を行わず、常温から煮沸する方法だけでも可能なのではないかとも考えています。化学性時代と植物性時代とを含めて「バルサム切れ」している個体を数個在庫していますので、それらについて色々と変えて実施してみたいと意欲沸々…

 

2020/3/10

 雨の朝ですが、予報通り異様なほど暖かくなりました。いよいよ桜の季節到来か…

 

2020/3/9

 急に暖かくなりました。明日の朝も10℃を下回らないらしい…

 

 剥離したバルサム切れは接着面にバルサムが残っていて、その除去をどうしたらよいのか思案していましたが、無水エタノールで拭いたら綺麗に取れました。以前行っていた化学性の接着剤の場合は薄膜状のそれがペロリと剥がれたのですが、植物性のバルサムは接着面に糊状に残ります。その除去にはシンナーなどが必要なのかと危惧したのですが、無水エタノールで溶けることが確認できました。これなら簡単…

 

2020/3/8

 寒く暗い朝です。雨は降り続きそう…

 

 二か月近く日なたになる屋外に放置していた7枚玉タクマーの4群目貼り合せ玉が「バルサム切れ」を起こしていたということは昨日書きましたが、その「バルサム切れ」は昨夜少し強く横にずらすように押したところ簡単に剥がれました。特段のバルサム剥がしを施術しなくてもです。

 このことから分かるのは、「バルサム切れ」というのは高温と低温を繰り返すことによるストレスで発生し、それが昂進すると剥がれにまで至るということです。化学性の接着剤の場合はこのストレスに弱いので「バルサム切れ」が発生し易いのに対して、それ以前に用いられていた植物性のバルサムの場合は比較的ストレスに強いために「バルサム切れ」の事象が少ないのだということなのでしょう。しかし、そのストレスが強力な場合には抵抗できなくなるという事実も判明しました。

 2011年に亭主が発見開発した「バルサム剥がし法」である「冷凍熱湯法」は正しい原理によっていたという事も証明されました。つまり、バルサム剥がしは確実に、安全に行えるのだという事が確立したという事です。難病恐れるに足らず…

 

2020/3/7

 三月としては寒めの日が続きます。今日も雲の多い暗く寒い朝…

 

 1月9日から屋外放置を続けていた「7枚玉タクマー」ですが、昨日取り込みました。5群目と6群目のトリウム玉は相当に色が抜けていました。しかし、同時に放置してあった4群目貼り合せ玉はブラウニングがそれほど抜けず、それより、何と「バルサム切れ」が発生していました。

 このことから分かるのが、「バルサム切れ」というのは高温と低温の繰り返し、つまり接着面に対する膨張と収縮の繰り返しが引き起こすのだということです。

 7枚玉タクマー時代の貼り合わせには植物性のバルサムが使われていたと思われますが、それであっても高温と低温の繰り返すストレスには耐えられなかったという事です。思い返せば、車の後席後ろの日当たりの良い棚にカメラを置くという姿は、以前には観光地などでよく見られたことですから、その状態が「バルサム切れ」を引き起こしたのだと考えられます。つまり、レンズを日なたに置くのは禁物ということ…

 

 「武漢肺炎」騒ぎの余波でマスク払底は続いていて、亭主のような「花粉症病み」には困った状態です。昨日の朝、山の神に乞われてマスク販売待ちの行列に並びました。早い連中は朝6時から並んだらしいのですが、亭主も開店まで1時間以上北風の中で並びました。それで買えたのが7枚入りパック1個のみという惨状です。

 亭主は20年以上前に入手してあった「コーワ」の花粉用ガーゼマスクの在庫が幾つか残っているので、外出時にはそれを使うので支障は無いのですが、仕事で外出する者はそうもいかないのです。

 この「コーワ」のガーゼマスクは現在増産体制なのだそうで、分厚く丈夫なので、洗濯すれば何度も再使用が出来るのが良いところです。使い捨てが一般的になる前はこれが最良のアイテムだったのですが、その包装に貼られている値札は使い捨て30枚入り箱と同じというものでは、これが衰退するのは当然かも…

 

2020/3/4

 昨日と打って替わって雨模様です。気温も低めで、鬱陶しい気分…

 

 今朝巨大漁場に登場した「8枚玉」ですが、「1165286」という「V期型」のレンズシリアル番号帯であるその個体は、「被写界深度環」に「7枚玉」の「X期型」のものを使っています。明らかにごちゃごちゃな「二個一」なのですが、何と「35K」という超強気の初値付けです。無知にしても面の皮厚過ぎ…

 

2020/3/3

 桃の節句の朝は快晴です。今日は相当に暖かくなるらしい…

 「普通の風邪」はほとんど快癒に至っています。喉及び気管の痛み痒みは消えて、咳き込むことも無くなりました。鼻汁は花粉症のせいもあってか、まだ無くなりませんが…

 

 久しぶりの「8枚玉タクマー」ネタですが、「9676**」から「9682**」までは、「U期型」と「V期型」とが混在して出現するレンズシリアル番号帯です。このことは、この二つの型が同時期に並行的に製造されていたことを強く示唆しているものだと考えています。そのことからは、この二つの型はそれぞれ使用する用途が別だったということしか答えが出て来ません。そして、「U期型」は単体販売用であり、「V期型」は「PENTAX SP」のセットレンズ用であったという姿しか思い浮かばない…

 

 しかし、「U期型」であっても、「977695」が「1006766」という極初期のカメラシリアル番号の「PENTAX SP」にセットされている画像があるので、それが単体で販売されたものなのか疑わしくもなってもいます。悩ましい…

 

2020/3/2

 2月28日朝から喉の痛みと発熱があり、昼頃に瞬間的に38℃になって流行りの武漢肺炎か、あるいはインフルかと色めき立ったのですが、夕方には37度1分にまで下がりました。平熱にまで熱は下がったものの喉の奥の痒いのと軽い頭痛は翌日も続き、普通の風邪を引いたのは確実となりました。この「普通の風邪」は花粉症の季節に罹ることは非常に稀なので、時節がら武漢肺炎を疑ったのですが、症状の推移を見ると、何度となく罹ったことのある「普通の風邪」に間違いなさそうです。

 この風邪、喉の痒みから来る咳が長引くことが通例です。気管支の奥まで進むこともありました。頭痛や発熱は無いのですが、鼻炎と咳だけは厄介…

 

 ところで、武漢肺炎の暗雲は学校の一斉休業へと進みました。まあ、ボケた社会に警鐘を鳴らすという点で一定の効果のありそうな一手だと思います。枝葉の事でごちゃごちゃ言う政治勢力などもありますが、この事象を政局にしようなどという魂胆のある連中こそ信用ならない…

 政府の方針に賛同すべく、山の神の私塾も1ヶ月の休業に入りました。瓜田に沓を入れず…

 

2020/2/26

 花粉が嫌で家から出られません。武漢肺炎のせいで使い捨てマスクの品薄は続いているので気軽には使えないし…

 今日は雨なので花粉は飛ばなそうです。毎年今は雨を喜ぶ季節…

 昨日、近所の大型電気店などに行ったのですが、電子体温計用の小さなボタン電池「LR41」が品薄状態です。武漢肺炎に怯えて頻繁に体温を計る人が増えているのでしょうか…2個使うので、陳列棚に1個だけ残っていても買えない…

 

2020/2/21

 午前中に確定申告に行ってきました。今年は医療費控除をすべて山の神の申告に付けたので、亭主は無申告です。還付と節税とを秤に掛けたら、その方が得…

 

2020/2/20

 そろそろ確定申告に行かねばならないのですが、近所のららぽーとが年に何回も無い全館休館日なので駐車場が使えません。そこからバスで税務署まで行く計画が丸狂ひ…明日にしよおっと…

 

2020/2/19

 いよいよ杉花粉が濃く飛ぶようになりました。昨日の強い南風のせいで千葉や伊豆の花粉が届いたのでしょう。くしゃみとそれに続く鼻水洪水は、ヒノキ花粉の終わる5月連休まで続く苦行の日々…

 齢を取って免疫が衰えると花粉症は低減するという俗説がありますが、それに亭主はあまりあてはまりません。昔から花粉症の季節には風邪やインフルエンザにほとんどかからないということは自覚していましたが、このことが「武漢肺炎」にも有効なのかどうかは不明です。しかし、その騒ぎのお陰て、花粉除けのマスクが手に入らないのは困ったもんだ…

 近年使い捨てのマスクが流通する前は「コーワ」のマスクが花粉除けとしては最強でした。なので、在庫を引っ張り出して来て使用しています。これなら花粉は確実に防護可能…

 

2020/2/17

 週が変わって晴れてきました。昨夜までの雨のせいで湿気が多く、寒さは感じない…

 

2020/2/14

 暖かな朝が続いています。でも、今日はあまり晴れない模様…

 

2020/2/13

 今朝は少し暖かくなっています。いよいよ春が始まるのかも…

 

 昨日のNHK番組「英雄たちの選択」で松尾桃青こと芭蕉を取り上げていました。その番組の中で芭蕉の句について色々と論じていました。それらは概ね妥当だとは思いましたが、少し買い被り過ぎているところもあると思いました。「ふる池や蛙とびこむみずの音」という深川の芭蕉庵に移ってからの句についての解釈についてなど、俳諧の道には高尚な「貞門」から入ったとはいえ、「桃青」時代には卑俗な「談林」にあったことを軽視し過ぎていると感じました。

 この句は地口、掛詞の羅列でもあるということを見逃してはいけないと思います。その上での解釈と共感でなければつまらん…

 「ふる」は「古」と「降る」を掛けているのは当然のことで、水の音は「見ずの音」をも掛けているし、雨が「降る」から池に水音がするのであって、雨が降れば蛙が喜ぶのは常識になっています。池から雨音とは違う音が聞こえて来て、それは蛙でも飛び込んだかと思ったのであり、それを実際に見ての事ではないと…

 「奥の細道」中の「閑けさや岩にしみいる蝉の声」という句については、「閑けさ」が「静けさ」ではないことに大きな意味があるというのは共感出来ました。夏の日中に蝉の声がしていたら静かであるはずがないからです。「閑けさ」は音ではなく視界のことであるはずです。その中に蝉の騒音が充ちているとの「対比」でしょう。また、蝉の声は最初の師「藤堂蝉吟」から受けた手ほどきを暗示していると解釈してもいいと思います。その教えられたことがその時の「芭蕉」にとってどのような価値を占めていたのかを思ふべし…

 「雲の峰幾つ崩れて月の山」という句の解釈もしていましたが、亭主としては「月」は出ていないと感じています。単に「月山」でのこととして「月の山」と使ったのであり、夏空に聳えるたくさんの積乱雲とその頂上が崩れてカナトコ雲に変ずる様を描写した句だと感じています。故に月の山は「尽き」の山をも掛けているのは当然…

 

 昨日話題にしたレンズシリアル番号「1140804」の「8枚玉タクマー」は引っ込められています。ばれたのを自覚したのかな…

 

2020/2/12

 昨日は早朝から高齢者運転講習を受講してきました。動体視力検査は悲惨な結果でしたが、よく考えてみると、あの検査そのものは実際の運転にはほとんど無関係だと感じました。対向車の運転手の人相を見分けるのならともかく、危険かそうでないかの見分けには関係なし…

 特に亭主は乱視なので切れ目方向検査は苦手です。円が二重に見えるので切れ目が分かりづらい…

 

 昨日巨大漁場に登場した「8枚玉タクマー」の中で怪しいシロモノがあります。それはレンズシリアル番号「1140804」ですが、その番号は「V期型」の既出のもので、今度の個体は鏡胴が「T期型」なのです。つまり、「飾銘板」に傷のある「T期型」に「V期型」の「飾銘板」を移植した「二個一」であるということです。何人もの漁師が網を入れていますが、これはいけませんね…

 

2020/2/10

 晴れベースの寒い朝が続きます。今日は午後に定例の腹部超音波検査と診察です。その前に採血・採尿も…

 

2020/2/9

 寒さは依然として続いています。良く晴れていますが、北風が強くて外に出る気になれない…

 

2020/2/7

 今朝は今冬の寒さの底になりそうです。庭の土がカチカチに凍っています。乾燥が続いていたせいか、霜柱にはならない…この寒さは来週には緩むとのこと…

 

   縮こまる背に風痛し凍土踏む   雌山

   朝少し早くなりけり木の芽肥ゆ   雌山

 

2020/2/6

 今朝は一段と寒さが戻っています。寒中にも無かった寒さです。日中も気温は上がらない予報です。明日の朝はこの冬初の氷もあるかも…

 

   光のみ帰り来てをり群椿   雌山

   春風ととても言われむ襟掻けり   雌山

 

2020/2/5

 立春過ぎて異様に暖かかった寒中とは引き換えに寒波が来る予報です。今朝も少し寒さが戻っています。でも、光が強くなり始めているので、晴れると暖かに…

 今月11日には運転免許の高齢者講習受講があります。今回はいわゆるボケ検査は無いようですが、次回3年後にはそれが加わるようです。記憶力減退は自覚していますので、その日は近いのかも…

 

2020/2/4

 期日限定季語の中でも時刻限定だともっと好もしい…

 

   庭掃きて芽に目の引かる今朝の春   雌山

 

 もうすぐひと月になるアトム玉屋外放置ですが、日増しに強くなる紫外線のお陰か、目に見えて色が抜けているように感じます。ここまで来たらあと半月は放置のつもり…

 

2020/2/3

 前にも何度も書きましたが、亭主は期日限定の季語が殊の外好みです。その窮屈さがいいんです。なので…

 

   豆踏んで飛退きにけり春隣   雌山

   縮こまる心の千々に春隣   雌山

 

2020/2/2

 朝は少しだけ寒いものの、日中は春の温かさです。遅れていた梅も咲き始めました。今日は「2」の並ぶ特異日です。西暦でも、年号でも…明日は節分…

 

2020/2/1

 寒さが少し戻っている朝です。寒中なのに中春のような気温が続いていましたが、立春を目前として冬の最後の頑張りか…

 

2020/1/31

 暖かさの残っている朝です。雲が多くて晴れ間は僅少です。北風が強くなってこれから寒くなるらしい…

 

 最近入手した「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」を弄り回していて、唯一の瑕疵である前群の黴は前群レンズホルダーを抜き取れたので清掃出来たのですが、特に必要のない「鏡胴完全分解」の誘惑と戦っています。

 マウント金具の取り外しは行って、つい「3番接点」の罠に嵌ってしまい、もがきながらも小一時間で悉皆構造を把握して再組み立て出来たので、もうそこは怖くはないのですが、ピント環の取り外し方が分かりません。鏡胴先端部を外した隙間を覗き込むと3か所の小ビスでヘリコイド中筒に固定しているらしいのは見えるのですが、ピント環先端の銘板が邪魔でその小ビスにドライバーを使えません。この銘板を外すのだろうという事は推定しているのですが、その外し方が分からないのです。

 これまでの他機種についての経験では、ピント環外周のビニール環を抜き取れば、その下に何かがあらわれるのだろうと推定してはいるのですが、そのビニール環を折損する虞があって手出しできないでいます。経年劣化のせいでビニールは硬化していると思われ、折損のリスクが高いと感じています。軟化させるためにドライヤーで温めながらとか色々考えてはいるのですが、ほかに何か見落としが無いだろうかと模索中…

 

 意を決して保護剤を塗布後にビニール環の取り外しに挑戦しましたが、折損させずに抜き取れました。固定のために薄い両面テープの小片で2か所貼ってありました。このビニール環を外すためには竹串が最適かも…

 ビニール環を抜き取った下からはピント環外周に3か所、等間隔に小孔が開いていて、中にプラスチックが見えます。ピント環先端部の銘板はこの三か所で弾性ロックされていて、この小孔の中のプラスチックを押し込めばロックは解除できるのだろうと推定しましたが、少し押したぐらいでは解除できません。もしかすると、3か所同時に押さなくてはならないのかもしれません。だとすると、治具が無いと外せないことになります。無茶は出来ないので、依然思案中…

 

 昼過ぎに近所のららぽーとに買い物に出かけ、帰ってから「ピント環」の穴の中をプラス精密ドライバーで押しながら「銘板」と間を ステンレス定規で「こじる」と、見事「銘板」は外れて来ました。推察したとおり、三か所の弾性ロックで固定していたのでした。

 なお、この「こじる」ための工具は、ピント環外径と同等の内カーブを持つものを使うと傷を付けるリスクが減少します。以後の分解の為にも、アルミ薄板などをヤスリで削って作っておくといいと感じました。

「ピント環」も「銘板」もプラスチック製で、「ピント環」は3か所のプラス小ビスで「ヘリコイド中筒」に固定する大リングで押さえる構造となっているので、中筒 への押さえる位置を変えることで無限遠の調整を行う仕組みです。

 ヘリコイド装置は内筒、中筒、外筒共にアルミ製です。「絞り装置」は内筒にユニット式のものを取り付けています。

 これで完全分解を阻んでいた隠れている敷居はすべて取り除かれましたが、今は分解整備の必要を認めないのでここまでとします。やれやれ…

 

2020/1/30

 4月並みの気温の昨日が残って、暖房が無くても良いくらいの朝です。暫くぶりの晴れの朝…

 

 幾つか所有している「Aレンズ」のマウント金具を眺めると、6個ある端子部分のうち、上から1番と3番には必ず穴が開けられています。開放F値が1:35のズームレンズなど1番は導通でもいいものでも穴があり、その上で導通のためにわざわざ金属で埋められています。3番に穴があるのはそれが「A位置」を伝達するための端子ですから必ず穴が必要なのは分かるのですが、1番に開けられている理由が謎です。

 これは亭主の推察ですが、1番を絶縁にする必要のある機種が多く、マウント金具の製造上の工程から、ここには一斉に穴を開けた方が効率的だったのでしょう。その上で、機種ごとに他の必要な部分に穴を開けて行ったのではないかと…

 しかし、ハイエンド標準レンズ「smc PENTAX-A 1:1.2 50mm」については不可解な点があります。1番の穴に導通のための金属を埋め込んでいるのは上記により納得しているのですが、本来不要であるはずの5番にも穴が開けられていて、それに金属を埋め込んでいるのです。開ける必要のない穴を開けて、わざわざ金属を埋めている理由が謎です。

 ところで、仮に5番の穴に絶縁材を埋め込んだとすると、「smc PENTAX-A 1:1.7 50mm」用のマウント金具となります。これが答えなのではないかと思えて来ました。製造数の少ないハイエンド標準レンズですから、最も多く製造していた普及版標準レンズ用のマウント金具を流用加工していたという生産現場が想像できます。絶対これや…

 でも、「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」用のマウント金具の1番穴に金属を埋め込んでも成立するのですから、なぜなのかという最終回答にはならないのかも…

 

 気になって夜も眠れないと困るので、ネット上の「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」の画像を漁ってみたのですが、レンズシリアル番号の若い初期の個体に使われているマウント金具には5番に穴があり、それを金属で埋めています。それが亭主の所有する個体のような後期になると5番に穴が無くなっています。このことから見えてくるのは、当初は「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」も「smc PENTAX-A 1:1.2 50mm」も、最も数多く作っていたと推定できる「smc PENTAX-A 1:1.7 50mm」用のマウント金具を流用加工していたのだということです。これで今夜も眠れる…

 

 再度気になって、ネット上の「smc PENTAX-A 1:1.7 50mm」の画像を漁ってみたのですが、これもマウント金具には前期型と後期型が存在していました。1番に穴が開いていて、それを金属で充填しているのが前期型、穴を開けていないのが後期型です。途中で製造の方法を変更していることが明白になりました。しかし、「smc PENTAX-A 1:1.2 50mm」は最後まで専用マウント金具を作ってはいないようです。在庫で対応していたのかな…

 

2020/1/29

 昨夜の雨は冬としては記録的な雨量で、北関東では洪水警報も出ている朝です。昼前までには晴れるらしいのだが…

 

 亭主の興味はこれまで「Kマウント」レンズ以前のものに向いていて、清掃のために分解することはそれらに限られていました。そのため「KAマウント」以降の交換レンズを分解することはほとんど無く、その電気的端子の役割こそは研究しておおよそ解明していましたが、その内部構造となると10年以上前に「KAfマウント」のジャンクズームレンズを分解したことぐらいでした。

 先日「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」を入手したことで、それのマウント金具を取り外して、「A位置」であることを伝達する「3番接点」の構造を確かめてみました。おぼろげな記憶では、以前の「KAfマウント」ではその「3番接点」からは電線が絞り環裏に設けてあるスイッチに繋がっていたと思うのですが、「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」の「KAマウント」は「3番接点」そのものがスイッチを構成していたのです。

 その構造ですが、頭の円い「円筒」がマウント金具に開けられた穴の中で出入りするというもので、「円筒」後部の穴には細いコイルスプリングが差し込まれていて、その弾力で「円筒」が動くのです。「円筒」はその周囲に切られた細い円周溝で絞り環裏に切られた溝によって上下するL字板に差し込み取付けされ、スプリングの下にはマウント金具とバネ接触する造りの板を配する、という案配です。つまり、4個の極小部品の組み合わせでスイッチは構成されているのです。これらはマウント金具を外すと容易に分解してしまい、その組立姿を知らない初心者( 亭主がまさにそれ )には難解極まるものとなります。まさにパズル…

 ピンセットで摘まむのも厄介な微小部品4個を狭いところに組立方も知らずに組み込むのですから、しかもバネの働きで跳び回るのが好きな部品たちですから、それを無くさないように扱うのは困難の極みでした。でも、やり遂げたぞ…

 この分解によって分かったことは、「KAマウント」の「3番接点」は「KAfマウント」とは構造が違うのだということと、「KAマウント」の中にも「KAfマウント」と同様な構造のものもあるということです。「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」の「3番接点」は「A位置」以外にすると接点の円い頭はマウント金具の面より引っ込みます。所有する他の「Aレンズ」のほとんどがそうです。しかし、引っ込まない「KAマウント」の交換レンズもあるのです。「KAfマウント」の交換レンズも引っ込みません。引っ込まないものはマウント金具面から引っ込んでいるカメラ側「3番接点」と常に接触しますから、交換レンズ内に別に断接スイッチがあるという事です。

 結論を言えば、「KAマウント」以降の交換レンズのマウント金具を外すときには覚悟がいるという事です。作業場所は微小部品が跳び回っても見つけられるように整頓されていなければなりません。ピンセットの先端は滑り易い微小円筒を掴まえることのできる形状に加工されていなければ難しいでしょう。磁化されていたら使用できません。

 レンズ面の清掃だけならマウント金具を外さずともその内側の円形カバーを外すだけで後群レンズホルダーは外せることが多いものです。その方法を選択する方が安全かも…素人ですから…

 それにしても、この組立に苦労する仕組みを新設してまで「馬鹿者対策」を行ったPENTAXの企業姿勢に脱帽です。「Kマウント」より何倍、いや十数倍もの組立手間を要する仕組みですから、コスト優先の企業ならその役割をユーザーに投げてしまうところです。「Takumar」を開放測光鏡胴にしたときに設けた「馬鹿者対策ピン」の伝統が続いていたということ…

 

 「KAマウント」のレンズの場合、焦点距離情報をカメラ側に伝達しません。また、可変する焦点距離により開放絞り値も変動するズームレンズが多いのですが、それらについての最少絞り絞り値と開放絞り値の伝達も変動しません。従ってカメラのファインダー内に表示される絞り値は実際のものと異なるのですが、それが違っていても実際に写る画像には何の問題も無いのです。カメラは撮影者がダイヤルで指示したF値を最少絞りから何段分絞った状態なのかと考えるだけで、開放絞り値が変動すれば最少絞り値も変動しているので、ダイヤルで指示された段数における必要な光の量を充たすシャッター速度を計算するからです。

 これが「KAfマウント」になると鏡胴内の電子基板上の「ROM」に焦点距離情報が入っているし、ズームレンズの場合は鏡胴内に変動する焦点距離の情報を検知する装置が設けてあって、その時の焦点距離に応じて変動する開放絞り値をカメラに伝達するようになっています。デジタルの場合、これらは画像データに書き込まれますから、旧レンズとの差は大きいのかも…

 

2020/1/28

 高い雨音で目覚めました。これが雪だったら大変なことに…

 

 1月9日に始めた「7枚玉タクマー」の「アトム玉」屋外放置ですが、あまり良く晴れる日が少なかったことと、紫外線が弱い時期であることもあるのでしょうが、まだ満足できる色抜けではありません。やはり屋外放置の時期としては、紫外線の強い5月以降が適切なのかも…もう少し続けて見るか…

 

 PENTAXは2月中旬に新しい「D FAズームレンズ」を上梓するそうです。噂では先例の多い「TAMRON」のOEMだとのことですが、亭主はそのマウント金具についていささか興味があります。昔、PENTAXは高倍率ズームについては不得意で、「smc PENTAX-FA 28-200mmF3.8-5.6 AL[IF]」という高倍率ズームレンズを「TAMRON」からOEM提供を受けているのですが、これのマウント金具の仕様が当時のPENTAX純正とは異なっていたからです。

 Kマウントのロックピン受穴の形状は当初「馬蹄形」をしていてマウント外部へ開放していました。しかし、防塵防滴を謳った「PENTAX LX」の上梓に合わせてそのロックピン受穴の形状をマウント外部と閉じている「楕円形」に変更して、以後そのようにしているのです。しかし、OEM提供を受けていた「smc PENTAX-FA 28-200mmF3.8-5.6 AL[IF]」は「TAMRON」オリジナルの防塵防滴に不利な「馬蹄形」のままです。

 このことは、当時のPENTAXの発注担当者がその穴の形状の意味を知らなかったのか、単に指示を忘れたのか、今となっては解けない謎…

 

2020/1/27

 寒く、湿り気を感じる朝です。今夜には雪になる予報です。大雪でなければよいのだが…

 

 今年の確定申告で、以前より大分少なくなった多病亭主の医療費は所得の多い山の神の申告に全部付けて、亭主は確定申告しないことにしました。それで、山の神の確定申告書は既に完成です。還付ではないので申告は2月17日から…

 今年から源泉徴収票の添付を求められなくなっています。去年からですが、医療費の領収書添付も不要になりました。ますます「eTAX」へと誘うつもりらしい…

 

2020/1/26

 雨音の大きな朝です。これから数日はぐずつく天気らしい…

 

 巨大漁場で「7枚玉タクマー」の始まりを更に前に進める個体を発見しました。それはこれまで「1420***」が始まりだと思っていたのですが、「1419***」が見つかったのです。早速記録を書き変えねば…

 

2020/1/25

 毎年このぐらいになると、1月というのは長いと感じます。まだ1週間ある…

 それに引き換え、2月と3月は翔ぶように過ぎます。今年の2月は1日多いのですが、それでもかな…

 

2020/1/24

 少し暖かい朝です。日中は昨日より7℃ぐらい高くなるとのこと…

 

 「Super Takumar 1:1.4/50」を「8枚玉」から「7枚玉」に変更したときに、「バックフォーカス」を少し長くしています。実質焦点距離が長くなっているのはそのためなのでしょう。このように設計変更した理由は、後玉が見事に飛び出している「8枚玉」ではレンズ交換の時に傷付けることが多かったために苦情があったのでしょう。たとえ実質焦点距離は長くなっても、トラブルを避けた方がいいという選択…

 この「バックフォーカス」の延長はその後も何度も行われたようで、その都度実質焦点距離が少しずつ長くなりました。最新の50mm標準レンズ「HD PENTAX-D FA☆50mmF1.4 SDM AW」の場合、実質焦点距離を50mmに近づけていますが、それはレンズ群を9群15枚構成のレトロフォーカスとすることで実現しています。やはり変形ダブルガウスでは無理があるのかも…

 

2020/1/23

 日の出の時刻前に降り出しました。夕方まで降るらしく、寒い一日になるとのこと…

 

 昨日話題にした急ぎ働きの「8枚玉タクマー」ですが、今日も一日の急ぎ働きです。高値なので引っ掛かる人はいないと思いますが、「二個一」は価値ゼロ…

 

 一昨日釣り上げたすぐ落の「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」ですが、届きました。告示では曇りありとのことでしたが、目視では2群目縁付近に少し白カビの繁茂があるものの、点光源照射によれば4群目の「バルサム切れ」は起こしていませんでした。全体に程度良好で相場の半値近くですから、得な一品…

 

 早速初分解を試みて、前群の取り外し方を見つけました。この鏡胴、前の型の「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」とは全く異なる構造です。白カビの繁茂していたのは2群ではなく、3群の前面でした。

 なお、この3群、レンズホルダーに接着で固定されているらしく、レンズ玉だけを取り出すことが出来ません。困ったもんだ…白カビは綿棒にレンズクリーナーを染み込ませたので拭いたら綺麗に取れました。水洗せずに済んだ…

 この鏡胴の先端部はヘリコイド内筒に捻じ込み式です。これは「Auto-Takumar」時代の鏡胴と同じで、言わば先祖返りです。しかし、フィルターなどを脱着するときに供回りしないように、芋ビス1か所で回り止めをしています。なので、この芋ビス1本を緩めて左回しすれば外せます。そうすれば前群レンズホルダーを左回しに抜き取りやすくなります。

 

 絞り開放で近接試写して見た結果は、8枚玉タクマーより随分と軸上色収差が改善しています。近接側からのフォーカスエイドで黒文字が緑に染まる現象は現れません。無限遠側からのフォーカスエイドと同程度に僅かに紫に染まる程度です。文字の縁の解像感が8枚玉タクマーより明らかに優れています。画角は目に見えて狭く、つまり実質焦点距離が長くなっています。エコガラスを採用して光学系を一新したことが顕かです。

 結論としては、MFの「1:1.4 50mm」レンズとしては最も高性能だと言えるのでしょう。何より自動絞りで絞り優先AEが使えますから便利ですし…

 

2020/1/22

 一応寒い朝です。曇りなので一層…

 

 今度入手する「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」について「バルサム切れ」修理の必要性が出できたので、4個見つけている在庫の「バルサム切れ」も一気に行う構想です。亭主開発の「冷凍・熱湯法」は一回の工程に半日程度の時間が必要なので、複数を同時に行った方が効率的…

 冷凍工程を行わず、熱湯工程だけでも成功したという情報もあるので、それも試みようと構想しています。それなら施工時間が短縮可能…

 

 「バルサム切れ」の見つけ方ですが、肉眼で覗き込んで明らかに曇りや剥がれが分かる場合もありますが、初期の軽微なそれは一見しただけでは判別できないことがあります。それであっても、点光源でレンズ面を照らすと、その反射像で判別することが可能です。

 LEDフラッシュライトなどの強い光を当てた時に、バルサム切れした貼り合せ面はその光の点がくっきりとせず、ぼやけたものになっているはずです。すなわち、貼り合せ面の接着剤が変性している印です。この方法により、それまで健全と思っていた個体の中に4個の「バルサム切れ」を発見しました。

 そうして発見した中に「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」が1個入っています。これまで「Sマウント」のものにバルサム切れしたものを一度も見たことが無かったのでショックでした。そのレンズシリアル番号からすると晩期のものなので、そのころは既に化学性接着剤を使い始めていたのか、植物性樹脂でもこのような変性が起きるということなのか、疑問の存在です。

 ちなみに、他の3個の内訳は、「SMC PENTAX 1:1.4/50」が1個、「SMC PENTAX 1:1.8/55」が2個です。これらにバルサム切れが著しく多いことは既知のことですから、やっぱりそうなんだ、という気持ちで受け止めましたが…

 

 1958年「Takumar 1:1.8 f=55mm」及び「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」から始まった「5群6枚構成 変形ダブルガウス型 1:1.8/55」というレンズ構成の終焉機種が「SMC PENTAX 1:1.8/55」です。これは1977年「smc PENTAX-M 1:1.7 50mm」の開始により普及版標準レンズの存在について取って代わられたようです。それは「標準レンズ」の基準が一眼レフにおいても「50mm」なのだという世界的な流れがそうさせたのだと思います。

 まさにカメラ及びそのレンズの急速な変革発展が行われた時期の約20年間に渡って主力標準レンズの地位を保っていたレンズ構成ですから、その初形と最終形を記憶と記録にとどめるのは価値のあることなり…

 1975年のKマウント化にあたって開始した「SMC PENTAX 1:1.8/55」ですが、そのレンズ構成、内部鏡胴は「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」を踏襲しています。そのため、トリウムレンズはまったく使われていないはずです。それは「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」の晩期において使用を止めていますから…

 ところで、「smc PENTAX-M 1:1.7 50mm」というのは、その後PENTAXレンズにおけるカラーバランスの基本と位置付けられた機種だったようです。バルサム切れは比較的少ないようで、その理由は貼り合せ面の曲率が小さい、平面に近い事から来ているのだと推定しています。

 

 今日早朝に巨大漁場に放流された今夜終了の急ぎ働きで高価初値の「1194326」という「V期型」レンズシリアル番号の8枚玉タクマーですが、鏡胴の方は「W期型」です。「二個一」されているのは確実だと思います。こんなの、まったく価値無し…

 

2020/1/21

 大寒過ぎて寒さの底のはずなのに、氷の張る朝が無い…

 

 PENTAXの「Kマウント」はシャッター速度優先AEに対応しておらず、「Sマウント」のTAKUMARと違ってレンズ側に実絞りにする機能が無いので、今時のカメラでは開放以外の絞り優先AEにも対応しません。カメラとを連絡する「絞込レバー」が外せれば実絞りAEが可能になるのですが、構造上取り外せないのです。それをしたいのなら、元に戻せませんが切り取るしかありません。

 ところが「リコー」の作っていた「Kマウント」の「XR RIKENON 1:2 50mm 初期型」であれば、ビス止めしてあるので「絞込レバー」が外せるのです。実絞りで使いたいなら外すと便利です。絞り優先AEが使えます。飽きたら元に戻せますし…

 当時「価格破壊」で名をはせたこれは、今日「和製ズミクロン」と俗称されるくらいに絞り開放から解像感が優れていて、案外な人気になっているようです。素人分解整備も比較的容易です。ただし、「バルサム切れ」は貼り合せ玉がレンズホルダーにカシメてあるので、それがあったら修理不可能です。

 この標準レンズ、他の同社一眼レフ用交換レンズと同様、当時の「リコー」自社工場で製造したのではなく、OEM製造であったようです。そのOEMを行ったのはどこかという問題があるのですが、一説では「日東光学」だと言われています。特に後期型はその疑いが濃厚です。設計は「富岡光学」だという噂もあります。この初期型は富岡光学製なのかもしれません。謎です。

 

 巨大漁場で泳いでいた「すぐ落」の「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」を釣り上げました。これの相場は10K超えなので、その半分近くなのでいいかな…ただし、少し曇りがあるとの告示なので、持病の「バルサム切れ」必至かも…久しぶりに「バルサム剥がし」をせねばならぬかも…前の機種「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」と比べて「絞りリンク」の仕組みがどのように変わっているのかを知るのも入手の目的なので、「バルサム剥がし」は厭わず…

 

2020/1/20

 今朝も快晴で、冷え込みも昂進…

 

 Kマウント化後最初の機種「SMC PENTAX 1:1.4/50」は小型軽量のMシリーズカメラが一年ほどで発進し、そのための小型な「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」に変わったために短命だったようです。レンズ構成は同じままに鏡胴が小型になった「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」はマウント台座内に組み込んでいる絞りリンクを大幅に変更しています。その部分が大ぶりだった「SMC PENTAX 1:1.4/50」では大口径の絞りの作動における振動を緩衝するために絞込レバーの基部にスプリング装置を設けていますが、「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」はそれに代わるものとして、重量のある遊動リングを設けて振動を緩衝しています。この遊動するリングのせいで、鏡胴を振るとコトコトと音がします。これは故障ではなく、そういう仕様なのです。

 この遊動リングの仕組みは、絞り装置の口径が小さな広角レンズには用いられていません。大きな絞り羽根が最少絞り近くから解放へと一気に動く慣性による反動でふたたび閉まるのを防ぐというのがその役割だと考えられます。色々と工夫してまんねん…

 「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」からは絞り羽根の作動について、カメラと連結する絞込レバーの一段あたりの移動量と絞り羽根開口面積を関連させて、絞り環で設定しなくてもカメラ側から絞り値を設定できるように変更しているとのことです。つまりシャッター速度優先オートやプログラムオートが可能になったのです。その仕組みがどのようになっているのかは比較しないと理解できない事なので、そのためにも入手研究が肝要…

 

 「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」までの「Kマウント」と「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」からの「KAマウント」とでは、この絞り装置の変更以外にも、その交換レンズの最少絞り値と開放との間に何段あるのかを伝達する仕組みが組み込まれています。交換レンズを取り付けると、それが「Kマウント」なのか、「KAマウント」だとして最少絞りから解放まで何段あるのかをカメラは知る必要があるのです。

 その理由は、カメラが交換レンズの絞りを動かす接続部は交換レンズに設けてある絞込レバーであり、それの動く範囲と長さはどの交換レンズも同じであり、その絞込レバーをどのくらい動かせば必要な絞り値になるのかを計算するからです。

 理論的には、この情報をレンズ交換ごとにユーザーがカメラ側に入力すれば特別な仕組みの創設は必要が無かったことだと思われます。しかし、ユーザーの手間やありがちな間違いを防ごうという理念から、新マウントの創設を厭わずに新たな仕掛けを設けたということです。

 「KAマウント」であることと、最少絞りから解放まで何段あるのかを伝達する装置としてマウント面に複数の「絶縁部」と「接続端子」1か所とを設けています。交換レンズ側の1か所の「接続端子」は絞り環に新たに設けた「A位置」に設定されているのかを伝達する電気接点です。これからは交換レンズ内にあるスイッチに配線されています。「絶縁部」はカメラ側マウント面に設けた電気接点と接して、カメラ側の電気接点は「絶縁部」に触れているとその回路に電気が流れないことでその交換レンズの仕様を知るという仕組みです。つまり、「A位置伝達用接点」とそれに電線で繋がるスイッチ以外には交換レンズ内に電気的な仕掛けは設けておらず、カメラ側だけの電気的な回路だけで自動露出が行われるという仕組みでした。交換レンズ内に「ROM」などの電子装置は搭載されていないのです。

 これがAFを実現した「KAfマウント」の「smc PENTAX-F 1:1.4 50mm」になると、鏡胴内に「ROM」を設けて、交換レンズの仕様についての情報をそれに格納するようになりました。カメラ側からはこの情報にアクセスして、取り付けられた交換レンズの仕様を知るようにしたのです。同時に、カメラ側に内蔵したモーターの動力を伝達する「カプラー」を設けています。

 この「KAfマウント」と「KAマウント」とでは、マウント面に設けている接続端子(絶縁部)の役割が異なっています。それを互換させる仕組みを正規の「KAfマウント」には持たせています。しかし、「シグマ」の「KAfマウント」にはその互換の仕組みを「ROM」内に持ちませんから、そのマウントの交換レンズを「KAマウント」のカメラに取り付けると誤作動してしまいます。

同じサードパーティのレンズメーカーでも「タムロン」はPENTAXが不得意だった高倍率ズームレンズのOEM製造をしていた関係でか、この互換はしっかりと取られています。流石…

 

2020/1/19

 昨日の悪天候は去って、快晴の朝です。少し冷え込んでいる…

 

 十年近く前に愛玩していた「SMC PENTAX 1:1.4/50」と「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」ですが、この両機種はレンズ構成が同一で、形状的な互換が可能です。流石にレンズホルダーの形状が少し異なっているので、換装するならレンズ玉だけにして行わねばなりません。

 この両機種は鏡胴の外形寸法がかなり異なっていて、Kマウント化後最初の機種「SMC PENTAX 1:1.4/50」はフィルター径が52mmとなったので、それが49mmだったSマウントの「SMC TAKUMAR」時代よりゆったりとしています。これが次の機種「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」になるとフィルター径を49mmに戻したので全体にコンパクトになり、マウント台座内の絞りリンクの機構も大きく変更しています。狭いところに押し込んだ感があるのです。

 Kマウント化されても「SMC PENTAX 1:1.4/50」は、暫くはトリウムレンズを使い続けていたのですが、途中でそれの使用を止めました。その時点からなのかもしれませんが、4群目貼り合せレンズの接着剤を化学性の紫外線硬化型あるいは熱硬化型のものに変更しています。そして、この新たに採用した化学性接着剤が今日とんでもないことを引き起こしているのです。

 「バルサム切れ」という言葉は、レンズ貼り合せ面の障害を表す俗語として通用しています。この「バルサム」というのは、レンズを貼り合せるのに北欧産の「バルサム松」の天然樹脂、いわゆる「松脂」を用いていたことから来ています。しかし、レンズ貼り合せ面の障害は天然樹脂を使ったものより後の時代の化学性接着剤を使ったものの方が圧倒的に多発しているのです。

 バルサム松の樹脂を使ったものの場合は、それを加熱軟化させて剥がすことが可能な修理であるとされていて、それを引き受ける技能を有する業者もいたのですが、化学性接着剤の方はうまく剥がせないとして、修理業者のほとんどが修理不能で引き受けていませんでした。しかし、亭主は2011年6月にその安全な分離法を発見して公開しました。「冷凍・熱湯法」と名付けたその方法によれば、破壊する危険を冒すことなく分離が可能なのです。今では多くの素人修理を試みる人がそれを成功させているようです。欣快欣快…

 亭主はまだ入手したことがないものの、「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」もバルサム切れが多発しているようです。この機種はレンズ群にエコガラスを採用したという情報もあり、実質焦点距離も少し長くなっているらしいのです。この機種の4群目貼り合せ玉も剥がせるのか、曇りがあると公告しているもので安価な出物があったら挑戦してみる気満々…

 

2020/1/18

 土曜日の朝も雨音で目覚めました。関東北部や西部山沿いでは雪になっているようです。少し低温ですが、零下にはならなそう…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」のX期型から採用されたトリウムレンズですが、それが使われなくなったのはKマウント化後の「SMC PENTAX 1:1.4/50」の途中からです。同じ標準レンズでも「1:1.8/55」の方はSマウント時代の「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」の晩期ですから、新レンズ構成の開発進度が違っていたということか…

 ところで、Kマウント化後の「SMC PENTAX 1:1.4/50」ですが、黄変しているものとしていないものを所持しているので、レンズの組成を変更したことでその画角に違いがあるのか、試写してみたくなっています。興味の派生…

 

 興味赴くままに早速引っ張り出して来て試写したところ、黄変している「1007218」と、していない「1576123」とでは、画角の違いはまったく感じられません。しかし、黄変の「1007218」の方が半段分暗くなっています。黄変は色味だけではなく、明るさも落としているということが明白です。これが紫外線被爆によって改善するのかどうかも、いま屋外放置中の「Super-Takumar 1:1.4/50」Y期型の黄変玉についての実験結果が愉しみになっています。

 なお、黄変していない「1576123」は一見すると「バルサム切れ」していないように見えますが、コーテイングに点光源を当てると反射像が滲みます。明らかに接着面が劣化しているのです。普通の目視では「バルサム切れ」していないように見えるものでも、この点光源によるコーテイング反射像を見ることで判別が容易です。この方法で「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」の中にもバルサム切れを発見して少しショック…

 

 午前10時過ぎて霙から雪になってきました。積もるような降り方ではない…

 

2020/1/17

 冬晴れの空になかなかなりません。暖冬のせいですやろうか…

 

 今月9日に始めた7枚玉タクマーの中のアトム玉屋外放置ですが、すっきりと晴れて陽の当たる時間が短いせいか、あまり色が抜けているようには見えません。やはり、この季節では紫外線が少なすぎるのかも…

 

 旭光学工業からペンタックスへかけて半世紀以上に渡って製造された「1:1.4 50mm」の標準レンズですが、その中で「Super-Takumar 1:1.4/50 Z期型」から「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」までの各機種に採用されていた鏡胴構造は4群目貼合せ玉をヘリコイド内筒に直接取り付けるようになっていて、その固定用の「切り欠きリング」が狭く奥まった位置にあるために、通常のカニ目回し工具ではアクセス出来ません。カニ目回し工具に取り付けるための細くて長いビットを自作するなどするか、精密ドライバーなどをタガネのように使用して回すかなど工夫が必要です。ただし、上記後者は「切り欠きリング」を痛める惧れが高い方法で、あまり勧められません。亭主は横コンパス型のカニ目回し工具のために、最初は長い釘を利用してヤスリでビットを削り出して使いましたが、今は精密ドライバーを二本取り付ける方法にしています。これならビット先端の強度も十分ですし、長さも細さも満足…

 「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」からはその鏡胴構造が変更になっているようなのですが、現物をまだ見たことがないので、どのようになったのかを知ることも、それの入手を目指す動機の一つ…

 なお、その4群目貼合せ玉は後部レンズホルダーの中に取り付けるようになったらしいです。でも、この貼り合せ玉が「バルサム切れ」しているのは、その前の機種「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」や「SMC PENTAX 1:1.4/50」と同様のようです。困ったもんだ…

 

2020/1/16

 小正月も過ぎて、ようやく落ち着いてきました。今が日の出の一番遅い時期です。その代わり、日の入りは目に見えて遅くなった…

 

 歴代における画角の比較などの目的で「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」以降を入手する気になって巨大漁場などを漁っているのですが、「smc PENTAX-A 1:1.4 50mm」は中玉、つまり貼り合せ玉の周囲が曇っているという説明が目につきます。以前亭主が入手した「smc PENTAX-M 1:1.4 50mm」には必ずと言うくらい発生していた「バルサム切れ」と同じ状態だと推察できます。この時期は同じような化学性接着剤を使っていたのでしょうから、当然の結果でしょう。

 この「バルサム切れ」の発生している接着面は亭主が開発した「冷凍熱湯法」で剥がすことが可能だと思いますが、わざわざ毛を吹いて傷を求むるような入手の仕方は気が重い…

 あと、初代のAFレンズ「smc PENTAX-F 1:1.4 50mm」は出現が極端に少ないと感じています。販売されていた期間が短かったことと、時代は標準ズームが主力になっていたせいで、わざわざ標準レンズを買う人が少なかったためかも…

 

2020/1/14

 夜明け前に軽くひと揺れしました。震度2程度と感じましたが、トイレの中でいきなり横揺れして、震源は近くて深いと思ったものの、茨城南部深さ50キロとのことです。地盤の質によってそう感じたのかも…

 

 1965年に「Super-Takumar」から始まった変形ダブルガウス型「6群7枚構成」の開放絞り値1:1.4焦点距離50mmの標準レンズですが、同じレンズ構成でKFAマウントの「smc PENTAX FA」まで、実に半世紀以上に渡って何代もの機種が作られ続けました。同じレンズ構成といっても、その間、コーティングやレンズ素材の変更などのリニューアルを続けていました。亭主は「smc PENTAX-M」までの歴代について所持しているのですが、その後については未収集です。

 その歴代の「変形ダブルガウス型「6群7枚構成」の開放絞り値1:1.4焦点距離50mmの標準レンズ」について、特に画角の違いを検証することがなかったのですが、それをすることでレンズ構成の微妙な変化をも知ることが出来るのではと考えています。

 すでに「Super-Takumar」についても二種類の画角変異があるのを知りました。これが「Super-Multi-Corted TAKUMAR」や「SMC TAKUMAR」、更にKマウント化後の「SMC PENTAX」と「smc PENTAX-M」についてもどのような変異があったのか、特に途中でトリウムレンズを使うことを止めている「SMC PENTAX」の変異についても知りたいと思っています。

 そして、まだ手にしていないKAマウントの「smc PENTAX A」、KAFマウントの「smc PENTAX F」および「smc PENTAX FA」についても入手して、「変形ダブルガウス型「6群7枚構成」の開放絞り値1:1.4焦点距離50mm」をコンプリートするモチベーションが高まっています。今年の課題…

 

 1/11に巨大漁場から入手することになった「U期型」の「8枚玉タクマー」ですが、その出品業者から既に販売された品を出品していたから送れないと連絡がありました。別の業者ですが、去年の暮れにも同じような目に遭っています。業者出品は信用ならないということか…

 

2020/1/13

 変動制の成人の日です。この変動制、月曜日の休みを多くしているので困っている業種もあるらしい…

 

 台湾総統の選挙について、中共の機関新聞は「卑劣な選挙でいかなる公正性も無かった」と言っているようです。自分の国の選挙はどうなんだと、ブーメランの極致で、まさに噴飯もの…

 

 これまで「8枚玉タクマー」より「7枚玉タクマー」の方が画角が狭い、つまり実質焦点距離が長いことは試写の結果で承知していましたが、同じ「7枚玉タクマー」においても、開放測光鏡胴となった「Z期型」とその前の期型とでは画角が僅かながら異なっているのを 試写により確認しました。「Z期型」はより画角が狭くなっているのです。

 この歴代の画角が異なっているのは、レンズ群の再構成を行っていることからだと考えられます。エコガラスを採用したと言われる「smc PENTAX A 1:1.4 50mm」からも、更に画角が狭くなっているようです。同じく「焦点距離50mm」を公称していても、実質焦点距離は異なっているということなり…

 

2020/1/12

 台湾の総統選挙は蔡英文が再選されて一安心です。先年の台湾旅行の時の日本語の達者な現地老年ツアーガイドはガチガチの国民党嫌いで、その国民党をこき下ろす話の面白さに笑ってしまいました。

 しかし、共産党政権から逃れて来た国民党が、その共産党の支配する中国政府に媚びを売るのはどういうことなのかと、不思議に思います。やはり、台湾というものに対して愛着が無いご都合主義の侵略者やその子孫だからなのかも…

 

 イランの主導者が馬脚をあらわして窮地に向かっているようです。先年の総理訪問中に日本のタンカーを攻撃したくせに白を切ったのと同じことを今度もしかけて、その白々しい嘘が通らなかったという構図です。核開発に関することもみんな嘘なのだと思わせるのに十分です。イスラム・シーアは嘘を良しとするのかということなり…

 

 昨日話題にした「977***」ですが、その中でも「9779**」は「謎」が一層深い存在です。既発掘・発見の個体としては「977920」が「T期型 B」の発掘品、「977923」と「977979」が「V期型 A」の発見品なのです。最大100個のレンズシリアル番号帯の中に製造時期の大きく離れた「T期型 B」と「V期型 A」とが存在しているという「謎」は、その答えを推理するのが愉しい…

 ところで、亭主の推理の一つは、その番号帯の「飾銘板」は旭光学工業の社内用のお取り置き品で、必要に応じて組み付けていたというものです。主要な販売網やカメラマンとかに試用品として渡すものなどに付けていたとか…

 このような用途のための番号帯として疑うのは「7661**」もそうです。これも「T期型 A」、「T期型 B」そして「V期型 A」が存在しています。この中でも、亭主の所持する「V期型 A」の「766156」は熊本の廃業したカメラ店から出た発掘品であることが分かっています。そして「T期型」の「766135」が1964年「PENTAX SP」の発売広告に使った「1000295」というカメラシリアル番号の「SP」に付いている雑誌画像で確認できます。このことから、この番号帯が特殊な用途向けであると推定可能なるべし…

 

2020/1/11

 曇っているのであまり冷え込んでいない朝です。午後には晴れて来るらしい…

 今年の年末年始の休みは長かったのに、働き始めて6日後には三連休です。これが過ぎると勤め人は辛そう…

 

 「7枚玉タクマー」のレンズシリアル番号の使い方には「謎」が幾つもあります。「謎」とは、同じレンズシリアル番号帯の中に異なる期型の個体が混在しているということです。その「謎」の存在の中で「977***」という番号帯は、「T期型 B」と「U期型」と「V期型 A」の三つの期型が混在しているという特に不可解な存在です。これまでに「9773**」から始まって「9779**」までの18個を発見していますが、一番早い時期に製造されたはずの「T期型 B」が「9777**」と「9778**」と「9779**」なのです。そして「9779**」には「V期型 A」も存在しているのです。「謎」は解けない…

 このたび、「U期型」の「9775**」を入手することになりました。画像では程度があまりよろしくありません。偏に資料的価値ということで、それも相場より相当に安価なので手を出しました。手元に来て分解して見ないと真実の姿は分かりませんが…

 ちなみに、「U期型」は「9773**」から「9776**」までを発見しています。

 

2020/1/10

 夜早く寝るせいか、朝の目覚めが早くなっています。夜明けはまだ日ごとに遅くなっていますから、暗い中で起きていても屋外には出られない…

 

 徒然なるままに、最初期の7枚玉と同時期の8枚玉の画像比較をしてみました。

7枚玉 8枚玉

 約75pの近接距離に「K-1」を固定して、ホワイトバランス固定で絞り開放です。等倍画像から300×300ピクセル切り出しています。

 この画像から分かるように、7枚玉の方が文字が大きく、実質焦点距離が長いことが分かります。写る範囲も狭くなっています。

 8枚玉は軸上色収差で黒文字が紫に染まっています。そのため解像感が劣ります。しかし、7枚玉の黄色さが際立ちます。ホワイトバランス固定では使えないことが分かります。今実験している「色抜き」の効果がどうなるか、愉しみ…

 

2020/1/9

 夜明け前の空は快晴です。地面は昨日の雨でまだ濡れています。昨日の午後には日も出ていたのに乾きが悪い…夜中にも降ったのかな…

 

 「8枚玉タクマー」の中には同じレンズシリアル番号帯のなかに「期型」の混在があるのですが、「1062***」という番号帯は、現在のところ「U期型」が10個、「V期型」が7個、まったく混合して発見されているという特に妙な存在です。その現象が生じた理由を推理すると、亭主は「U期型」以前のものは「PENTAX SP」の「セットレンズ」ではなく、「PENTAX SV」などの既存ユーザーに向けた「単体販売用」として製造されていたものだと推定しているので、「1062***」の1000個を作っていた時期には、単体販売用の「U期型」とセットレンズ用の「V期型」が同時に製造されていたのではないかと考えています。その時に「飾銘板」は手当たり次第に組み付けていたという姿です。そうでないと、そのような混在は生ずるはずがない…

 

 今日から「7枚玉タクマー」の中のアトム玉の屋外放置を始めます。今月いっぱいぐらいかかるかな…

 

 比較のために鏡胴分解してあった「X期型」を組み立てて、無限遠調整するためにマグニファイヤー付の像倍率の高い「PENTAX ME Super」に取り付けてファインダーを覗き込んで、視野がまっ黄色なのであらためてビックリです。今日から屋外放置を始めた同じ「アトム玉」が、1か月後にどのようになっているのか、楽しみと言えば楽しみ…

 組み立てたのは「X期型」の中でも最も早くに作られたロットの個体ですから、アトム玉の中でも放射線の影響を最も長期間受けているレンズです。当然一番黄変しているはずなので、目に見えて黄色くてあたりまえ…

 

2020/1/8

 昨日午後からの雨は止んでいる夜明け前の朝です。雲が覆っているのに、その割には昨日より冷えています。

 

 晴れてきたら「7枚玉タクマー」の中のアトム玉の屋外放置を始めようと思っています。既に昨日のうちにビニール袋に入れて準備完了です。

 「内部鏡胴」の後部レンズホルダーから5群目と6群目とを外したのですが、アトム玉ではないはずの4群目貼合せ玉も黄変しています。これは5群目の放射線が作用して黄変しているらしいのです。「ブラウニング現象」と言うのだそうですが、そのため、これも一緒に屋外放置することにしました。3枚のレンズ玉を並べてビニール袋に入れています。あとは晴れるのを待つのみ…

 

2020/1/7

 雲の多い朝のせいでか、少し冷え込みが緩んでいます。午後から夜には雨になるらしい…

 

 分解して内部鏡胴を外したままにしている2個の「7枚玉」ですが、この際、片一方の6群目と5群目のアトム玉をビニール袋に入れて屋外に放置することを決めました。何年も前に「SMC TAKUMAR」のアトム玉を長時間屋外放置して黄変の改善を得たことがありますが、「Super-Takumar」はまだしたことがありません。同じように黄変は改善するだろうと思っているのですが、前の時は紫外線の強くなっている5月連休明けの1週間だったのに、1月松の取れたばかりで最も弱い時期の紫外線だと、どれ位かかるのかが気懸り…

 同じ位に黄変しているものが、紫外線被爆とそうでないものとで、見た目がどれ位違うようになるのか、興味はそこに…

 

2020/1/6

 世間では仕事始め、寒の入りの朝は冷え込んでいます。風が無く、晴れているので日中は暖かくなりそう…

 

2020/1/5

 今朝も晴れています。風も無し…

 土日の配置の関係で長かった年末年始の休みも日曜の今日までです。明日からは新年の勤務が始まる人も多いのでしょう。毎日が休みの亭主はそろそろ今年の確定申告に必要な医療費の集計準備に入らねば…

 

 同じ「7枚玉」内部鏡胴を用いる「X期型」と「Y期型」ですが、構造変更と大きさの違いがもたらす外部鏡胴の重量増は約10gです。それは総重量の5%程度ですが、それが大きいのか小さいのか、微妙…

 トリビア的な話題ですが、「Y期型」鏡胴のマウント台座内に組み込んである「AUTO-MAN.」切り替えリンクに、用途不明の小孔が2個並んでいるのです。何らかの機能を設けるためにそこに用意したものの、結局は採用されなかった可能性があります。それがどのような機能だったのか、それを考えると夜も眠れない…嘘

 

 下の画像は「内部鏡胴」を取り出して「外部鏡胴」にだけにした三つの「期型」です。左の8枚玉用「W期型」は「鏡胴先端部」の先端部分に付いていた小傷を削り落として磨き仕上げにしています。ピント環の先端飾と似ていますから、元々そうだったような佇まいに…

 

2020/1/4

 今日も穏やかな天気は続きますが、朝の室温は下がっています。三が日は過ぎましたが、土日と続くので世間はまだお休み…

 

 同じ7枚玉でも、「X期型」と「Y期型」を並べると、その大きさの差が際立ちます。ピント環と絞り環の外径が「Y期型」は大きくなっているためです。内部鏡胴はほとんど同じなのですが…

 このように大きくしたのは、他社の交換レンズの大きさに影響されて、その風潮に迎合したためなのか、急激に進展していた輸出により、それを使う人種の手の大きさに適合させる努力なのか、この「Y期型」というのはそれまでのものとは鏡胴を大きく変更しています。

 特に、「絞り環」の一段ごとの移動量について、「1.4」と「2」との間を半段分に変更している点です。既に一段当たりの移動量は同じにするというのが常識になっていた時代であり、特に開放測光ではそれは絶対に必要な機能でした。しかし、絞込測光ならそれは必要ではありません。このように「1.4」と「2」との間の移動量を半段分にしたのは、当時のカメラ「SP」の測光性能に沿わせたものなのかもしれません。普及版標準レンズである「Super-Takumer 1:1.8/55」の方も同じ変更を行っていますから…

 また、ヘリコイド装置についても、「Super-Takumer 1:1.8/55」の用いていた構造を採用しています。それは二か所の摺動装置の構造です。

 「X期型」までは摺動板は内筒後端に取り付けていたのですが、「Y期型」は外筒後端に取り付けています。そしてその長さも何倍も長いものにしているため、内筒に設けた摺動溝の中でのガタを小さくすることが出来ています。それだけ光軸精度が高くなる原理です。その上、片側の摺動板について、長い板の中心に一部縦溝を切り、それを広げることで摺動溝との嵌め合いや抵抗を微調整できる構造としています。非常に長い期間使用することで摩耗してガタがきても、それを簡単に補修することが可能になっているのです。結果としてオーバースペックだとは思いますが…

 

 鏡胴全体の中で破損し易いのは「鏡胴先端部」です。落としたりぶつけたりして歪んだり傷付いたりするケースが多いものです。これが歪むと「飾銘板」が外せませんから分解が出来ません。そこで歪みを修正して「飾銘板」を外さねばならないのですが、その修正が困難な場合もあります。そんな時には歪みの部分を切除するしかないのですが、分解後に組み立てる時にはその「鏡胴先端部」はもう使えません。そこで他の個体から「二個一」するしかないのですが、同じ「期型」同士であれば問題が無いものの、その「期型」が異なると互換性がありません。

 「T期型」から「W期型」までの「8枚玉」はすべて互換性があるので問題は無いのですが、「8枚玉」は相当に程度の悪いものでも高価です。気軽に「二個一」に供するのは困難でしょう。

 「鏡胴先端部」を取り付ける先の「ヘリコイド装置内筒」の寸法が異なっているために、「X期型」以降のものは「W期型」以前のものに取り付けることが困難です。特に数が多く比較的安価な「Y期型」は三個の取付穴の位置そのものがまったく異なっているので、新規に開け直す必要があることと、外径も少し大きいために取り付ける先の「W期型」以前の「ピント環」の先端部内径を削る必要があります。

「X期型」も取付穴のサークル半径が異なっているので取付穴の修正が必要です。いずれにしても正規の部品ではないことが明白になってしまうことになります。

 結局、「鏡胴先端部」が歪んでいる個体は、他の健全な構成部品を「二個一」要員とする目的以外には使い道が無いということになります。同じ期型同士の「二個一」なら修理のための「部品交換」という名分が立つというものでしょう。それなら許されることかと…

 

2020/1/3

 穏やかな天気が続きます。冷え込みもさほどではありません。風も無い…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」の「各期型」鏡胴ですが、その寸法形状の違いについて可能な限り詳細に計測して記録し、それを比較することを思い立ちました。そこで、一昨日の「W期型 A」に続いて7枚玉になってからの「X期型」と「Y期型 A」を分解して計測に入っています。

 この両方の期型は「内部鏡胴」の各部寸法は同一なので互換が可能です。唯一違う点はレンズホルダー後端の形状で、「X期型」の方が微妙に丸い感じです。

 外部鏡胴については、「飾銘板」以外はすべての構成部品の寸法が異なっており、互換性はありません。ヘリコイド装置の構造をまったく別のものに変更していることから来ています。

 なお、8枚玉の「W期型 A」と7枚玉の「X期型」とでは、「内部鏡胴」は別の寸法です。外部鏡胴も互換性があるのは「飾銘板」と「絞り環」のみです。他はすべて寸法が異なっています。

 

 ところで、7枚玉「X期型」の最初に出現するレンズシリアル番号帯は「1420***」ですが、「1424***」までが発掘されていて、その次に現れる番号帯は「8枚玉」の使用している中を随分と飛んで「158****」です。この「1420***」から「1424***」までのもの最大5000個は販売開始に備えて作り溜めしていたのではないかというのが亭主の推測です。この間も「8枚玉タクマー」の製造は続いていて、「7枚玉」への切り替えの時期を繋いでいたのでしょう。「PENTAX SP」の販売が好調だったため、切替予定月日までの製造数が思ったより伸びてしまったということなのかもしれません。

 「7枚玉タクマー」というのは、明るさ「1:1.4」の「50mm」標準レンズとしては後に世界標準的レンズ構成となった「6群7枚構成変形ダブルガウス」の魁です。そのまた先駆けとしての5000個というのがレンズシリアル番号「1420***」から「1424***」までのものですから、アトムレンズであることと合わせて、コレクションアイテムとする価値十分…

 

2020/1/2

 冬型の気圧配置が強まり、冷え込んでいる朝です。でも、体が寒さに馴染んでいるのでそんなに寒いとは感じない…

 この晴れベースは月中近くまでは続きそうです。乾燥が進んでお肌がカサカサ…

 今日は恒例で子供たちが家族で集まります。来年はもっと増える予定…

 

2020/1/1

 令和が二年になりました。まだ初日の出は出ていません。それは7時ごろになるのでしょう。齢のせいで朝の目覚めが早くなっています。その分夜は早く寝る…

 

 昨日、つまり令和元年最後に分解した「8枚玉タクマー」は「1491463」です。これは当然「W期型」ですが、その中でも「A」です。この番号より前のものでも「B」が登場しているのですが、「A」がこのように混在するのが不思議な点です。それは「142****」番台が「7枚玉タクマー」となって登場しているのより後の番号帯であり、その「142****」はすべて摺動板の片側にエンジニアリングプラスチックを用いているのですが、それより後の番号帯なのに前の時代の真鍮製を使っているのです。この摺動板の違いが「W期型」を「A」と「B」とに分けるものなのですから、いささか困った現象…

 このような旧式部品の混用は他の時期にも見られることです。それから推察すると、規格さえ同一なら、つまり組付けに支障が生じないなら、拘りなく在庫の部品を製品組立に使用していたという現場の姿です。

 なお、この個体の分解を期として、構成部品の各部寸法を計測記録しようと思い立ちました。「期型」が異なるとそれが異なっている場合もあるので、差異を数値化するのも役に立つかなとの動機です。

 寸法の計測には180mmまで測れるノギスを用いました。0.02mm単位での計測が可能ですが、0.1mm単位に止めました。目がついて行かない…

 ところで、「1491463」は分解しただけで洗浄と組立調整はまだです。それが仕事始めになりそう…

 

   初春や老眼鏡の重ね掛け   雌山

 

   新たしき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事   大伴家持

 

 徒然なるままに、仕事始めをしてしまいました。

1491463

 外装部品を洗剤とぬるま湯で洗って組み立てました。ほんの気持ちオーバーインフに調整した「W期型 A」です。外見は、まあ、並み以上の状態かな…

 

 

2019/12/31

 恒例により、新しい一年、「十八年目」を今日から始めます。

 なお、「一七年目」以前のものは、従前どおり別棟に収めています。

 

 今年を振り返ると、これといった出来事は思い浮かびません。改元があって「令和」になったことぐらいかな…

 あと、6年前に手術した胃癌について、以後定期的に続いていた予後の追跡検査が終了したことです。その前に見つかって除去した大腸癌も、その後の内視鏡検査ではポリープの除去だけで、それらには癌化しているものは無かった…

 最後に見つかった前立腺癌ですが、小線源治療の効果があって、癌マーカーは平常値を維持しています。多病なれども健やか…

 

 今年蒐集出来た「8枚玉」は僅かでした。6個かな…中々手に入り難くなっています。金に糸目を付けなければ手に入れることは容易なのでしょうが、中古品に新品価格の1/3以上を付けるのは、その個体に特別な要素のありそうなことが必要…

 近年の価格高騰の要因の一つは再販目的の業者や半業者の存在です。巨大漁場にはそんな再販品がごろごろしています。亭主は登場するレンズシリアル番号を 可能な限り記録していますから、それが再販品であることが分かります。そんな再販品の中には比較的低価格で出て来るものもありますが、それらは何かしら問題を内在している可能性が高いものでしょう。部品取り目的以外は決して手を出すべからず…

 それから、明らかに「飾銘板」だけを「二個一」していると思われる個体も時々現れます。悪意なのか、粗相の結果なのか、ううん…

 

 在庫の中の未整備の「8枚玉」の存在を見直して幾つか発見し、それらの分解整備に勤しんでいるのですが、その中で新たな気づきがありました。

 分解した「W期型 A」の絞り環、被写界深度環、ピント環について、大幅に鏡胴を変更した「Y期型」のそれとを見比べていたのですが、その「Z期型」からは絞り環の幅が1mm広くなっているのは以前から知っていた事であり、その1mm広くなった分は被写界深度環の幅を狭くしているのだとばかり思いこんでいたのです。しかし、今度の比較観察の結果、被写界深度環の幅は同じだったのです。ピント環の幅は同じなので、この1mm広くなった分というのはどこからきているのかというと、光学系が変わっていることで内部鏡胴の長さ の変更が鍵となっていると思われます。このことは「X期型」との比較も必要なので、来年への課題 です。全期型を分解してその各部寸法を詳細に比較せねば解明出来ぬ謎…

 

 令和一年とは言わず、元年というわけですが、その元年が去るについて、元号「令和」の出典となった万葉集について少し考えました。

 昨日のNHKの番組「英雄たちの選択」の再放送で「大伴家持」を取り上げていました。その論調によれば、「万葉集」はその編纂を家持が命じられて行っていたというふうに聞こえましたが、それは違うというのが亭主の強固な説です。「万葉集」というのはあくまで「大伴家持」個人の私的な備忘録、学習ノートであったと思います。それが家持の死後、かなり時を経て、平安時代に入って見出されたものでしょう。

 家持はその死後すぐに起きた政争に関与していたとされて、墓をあばかれて罪を問われました。後にそれは冤罪とされたため官位などが復権し、その時に私家集「万葉集」の存在が朝廷を始めとした貴族社会に見出されたのだろうと思います。

 「万葉集」には「底本」があり、それを基に家持は身近な人たちの歌を集め、自分の歌を記録していたのだろうと思います。その底本とは、山上憶良が編纂したと「万葉集」に 書かれているものの今は失われている「類聚歌林」であったと考えます。笑ってしまいますが、「万葉集」には大伴氏の当時の政敵である藤原一族の歌が極端に少なく、あっても傍流の人物のものが中心です。当然の事でしょう。このことが「万葉集」が決して朝廷の指示によって編纂されたものなどではないという有力な根拠です。

 少年だった大伴家持は父の旅人が大宰帥として赴任するのに同行し、大宰府の地で父の直近の部下の筑紫守として赴任していた「山上憶良」の薫陶を受けたことは想像に難くありません。憶良は遣唐使の主要な一員として唐に渡り、帰朝後皇太子の家庭教師も務めた当時第一級の知識人です。その語る教えを少年家持は嬉々として聞き入っていたのでしょう。

 「万葉集」を読めば、家持は憶良に対して尊敬の念を抱いていたことは間違いありません。その歌の取り上げ方を見れば、その思想心情に教化されたことが窺えますし、その憶良の「貧窮問答歌」を見れば、後の家持が東歌、防人の歌を集めたことも腑に落ちます。

 とにかく憶良は大宰帥大伴旅人に重用されていて親密であり、その宴にあたって詠まれた多くの歌々を「類聚歌林」に記録したのも憶良であり、その序文を書いたのも当然憶良であるとすべきでしょう。すなわち元号「令和」の出展となったのは憶良の著作からなり…

 

   よき年と振り返りけり明日からも   雌山

 

 身の回りではこの句のとおりなのですが、世間では地球温暖化が引き起こしているらしい天変地異に襲われている近年です。米国首脳の脳天気により、この地球は確実に悪い影響を受けて行くのでしょう。そんな首脳を選択する米国民の愚かさを嗤ってばかりはいられません。その至極の脳天気に追従するこの国の首脳もまた脳天気かもしれないのです。桑原桑原…