履歴、雑感など 十 六年目

起 2017/12/31

 

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2018/12/30

 いよいよこの部屋の置き場所は今日までです。明日から始まる次の年の分から別の場所に移します。その移転先は「別棟の二棟目」で、それは「home.a00.itscom.net/shisan12/」から入れるようにします。よろしくお願いします。

 

2018/12/29

 26日の朝から突然血尿が出て、その日は鮮血の感じでしたが、27日には血の色が黒っぽくなり、排尿時には毎回大きな凝固血の塊も出ましたが、昨日の朝ようやく目に見えるほどには血が混じらなくなりました。あいにく水曜の午後と木曜は休診だった近所の泌尿器科医院を昨日の午後受診して、尿を精密検査に出すことになりました。エコーで腎臓は診た医師の見立てでは結石は無く、前立腺からの出血の可能性もあるとのことです。よくある膀胱炎だと膿が混じるとのことですが、それは無いようです。尿検査の結果が出るまでに2週間程度要するとのことで、次の受診は年末年始が入るので来月下旬になるのかも…

 今日は庭の八朔の残った実をあらかた収穫しました。小さいのが多いのでそれは廃棄します。味は大小によって少しも変わることは無いのですが、小さいと剥くのが面倒です。三月ぐらいまで枝に付けておくと甘みが増すらしいのですが、同時に木を弱らせるとのことで、来年の実成りに影響するのも嫌なので取りました。ああ、疲れた…

 

2018/12/24

 クリスマス・イブの今日は朝から山の神の随伴の最終日です。一昨日歌舞伎座の地下2階トイレに病院で受け取った大量の目薬を置き忘れていて、それをビルの防災センターで受け取ってから通院です。例によって長く待たされて、診察は約2分間という塩梅…

 帰りは一般道を走ったのですが、祝日のために道はほとんど空いていたので高速利用の1.5倍程度の時間でした。焼け石に水ながら\1K近くの節約…

 ところで、理由は不明ですが、入口と出口は同じでも「湾岸線」を使うと首都高羽田線を使うのより\0.2K以上安いのです。さて、その訳は…

 

2018/12/22

 今日も山の神の随伴で銀座まで運転手です。途中の湾岸道路は平日より随分と空いています。やはりこれは産業動脈なのだと知れます。歌舞伎座の地下駐車場に車を入れての通院で、この一件では何かと物凄い物入り…

 

 今日も初見の番号帯の「8枚玉タクマー」に出会いました。ここのところ随分と頻発しています。これで「V期型」の最後尾が伸びました。中古価格高騰の傾向が出物を呼ぶのかも…早速記録を改訂したのは言うまでも無い事か…

 

2018/12/18

 山の神の白内障手術関連に随伴するので忙しい中、半年に一度の自分の眼底検査に行ってきました。前回は6月でしたが、今回も変化無しという事です。ついでに水晶体の濁りの程度も聞きましたが、5段階の内の低い方から1程度ということで、まだ白内障手術を考えるレベルではないと診断されました。齢の割に濁っていないということです。また来年6月初旬に検査受診の予定…

 

2018/12/15

 今日は昨日山の神が受けた白内障多焦点レンズ日帰り手術の予後翌日検診に運転手として随伴しました。明後日も行かねばなりません。一週間後にはもう片方の手術があり、その後の一週間に三回の予後検診が控えています。何とも忙しいこっちゃ…

 まあまあの大きさの「八朔」を収穫して午後に送りました。やはり今年は小さいのがほとんど…

 

 またもや初めて見る番号帯の「8枚玉タクマー」に出会いましたので、さっそく「記録」を改訂しています。しかし、「期型」の分類を改訂するものはもう出ないのかも…

 

 ところで、「十六年目」のこの部屋も、残すところ半月です。2018年12月31日から始める次の「十七年目」からは置き場所を変えます。

 その理由は、これまでの置き場所である「Yahoo!ジオシティーズ」の来年3月末の閉鎖に備えるためですが、この部屋の移転先は「別棟の二棟目」にすることとしました。それは「home.a00.itscom.net/shisan12/」から入れるようにするつもりです。

 

2018/12/12

 今日は今年最後の通院で、手術後5年の胃内視鏡検査を受けました。異状は見つからなかったので、一年後の検査を予約しました。これで一応無罪放免…

 おいしいリンゴが届いてます。こちらからは今年豊作の八朔を送らねば…

 ところで吾庭の八朔は、生り始めの頃は毎年苦みが強かったのですが、近年老木になったせいかその苦みが薄れました。今年の試食では、苦みは後味にわずかにあるかなという感じです。食べている時には感じません。去年は不作で20個少ししか実を付けなかったのですが、今年は小さいのが多いものの数は200個超え…

 ちなみに、たくさん収穫できてもジャムには向きません。やはり煮るとえらく苦い…房の円い部分に刃を入れて二つ割にして中身を取り出し、砂糖とか蜂蜜をかけて食べるのが美味…

 

 ここのところ初めて見る番号帯の「8枚玉タクマー」が幾つもありました。なので「記録」を改訂しています。さて、全体像が固まるのは何時の日か…

 

2018/12/10

 師走になって忙しく、もう上旬が終わります。夏日が来たり急に冷え込んだりと目まぐるしくてかなわん…

 

2018/12/1

 師走になりました。毎年この月はせわしない…

 

2018/11/30

 11月も晦日です。快晴の朝ですが、湿度があるので遠方の視界は良くなく、丹沢までしか見えません。寒さも緩んでいる…

 

2018/11/29

 今日は来週の胃内視鏡検査に備えて腹部CT検査と採血の通院です。毎日飲用の「ネスプレッソ」の在庫が残り少なくなってきたのと、それを100個以上購入すると40個入りチョコレートが貰えるというので病院の帰路に販売店のある高島屋に寄りました。朝食抜きの検査だったのと山の神随伴だったので、「和幸」でカキ・エビ・ヒレのミックスフライを数年ぶりに食しました。ここのはどこの店もいつでも味が変わらないので安心…

 

2018/11/28

 少し暖かく、朝露がたくさんおりました。朝散歩の途中、坂道の路面は雨の降ったように濡れています。今は快晴ですが、夕方から夜にかけては崩れるらしい…

 昨日は朝の雨に気勢をそがれて庭師は休みました。一昨日の午後の休養を中止して南庭の大物の残りをし遂げてあるので、今日は午前中に西庭の残りを完遂して今年の庭師を終了するつもり…

 

   津和蕗を寒露潤す漫ろみち   雌山

 

2018/11/26

 昨日から毎年恒例の庭師を始めました。午前中に北庭の椿、寒椿の垣やイロハ楓など六本ほどを済ませてから南庭に取り掛かり、昼からは長男の応援を得て西庭の大物を済ませましたが、南庭のヤマモモや金木犀などの大物数本は今日も引き続き取り掛かっています。しかし、高い脚立や梯子上の馴れない高所作業なので足が辛いです。体力の衰えも実感します。午後は休養…

 南庭はあと半日はかかりそうです。その後、西庭に残る徒長甚だしい加賀白梅と次郎柿と木斛をやっつけねば…

 今年も二トントラックの荷台を満たす程度の切り枝が出そうです。えらいこっちゃ…

 

2018/11/24

 三連休中日の朝は雲が多くて冷え込みが緩んでいます。日の出直前の西空には満月が落ちかかっていました。東の雲の切れ間は橙色に染まって…

 

2018/11/23

 旧新嘗祭、勤労感謝の日の朝は冷え込みました。朝散歩途上、快晴なので丹沢大山越しに富士山もくっきりと見えました。また、白い八ヶ岳も奥多摩の山々の向こうに聳えているのが見えました。今季初めて手袋をして出かけて正解…

 

2018/11/22

 未明までの雨のお陰で昨日の朝のような冷え込みにはならず、少し緩みました。でも、厚い雲は取れず、暗いまま…

 明日からの三連休は天気が回復するようですが、強い冬型配置になって凩の到来が予報されています。いよいよ冬本番へ…

 

2018/11/20

 自動車共済の更新のため、事務所が移転したため新しい場所に行ってきました。そこは30年ほど昔に三年間ほど勤務していたことのある建物で、そこへの経路を歩くのは5年ぶりでした。その途中にある大森柳通り商店街のその間の凋落ぶりはすさまじく、驚くほど多くの店がシャッターを閉ざしています。今まだ盛んである戸越銀座や元住吉などを始めとして、日本中の商店街の衰退は止めることのできない現象のようです。変転無常…

 

2018/11/19

 今日は消化器内科の通院です。採血結果は例によって異状なく、また、医師に国保当局から釘を刺されたので処方される高価な薬をジェネリックに変えてもいいかと聞いたら、国の推奨なので問題無いでしょうとのことです。どうも去年の6月からジェネリックが作られるようになったようです。薬局の主人の弁によると、同じ工場で作っているから中身は同じとのことでした。この薬の外国の開発元との関係で、薬名だけを変えているようです。薬の形状も三角形で同じなのは笑ってしまいます。支払う金額は随分と少なくなりました。

 

2018/11/17

 今朝は寒さが少し緩みました。曇り空のせいでしょう。同じ時刻でも足元が暗い…

 

 Kマウントカメラ用ミランダ外バヨネットマウントアダプターのでっち上げ構想の樹立に成功しましたが、今度はミランダカメラの外バヨネット用M42orL39マウントアダプターのでっち上げを目指しています。これが「内ネジマウント」用なら旋盤による製造の外注も視野に入るのですが、コストが問題です。外バヨネット用なら交換レンズなどのジャンク部品を加工する手法が視野に…

 このミランダカメラ用のM42orL39マウントアダプターが必要な理由は、世間に少数ながら残っているミランダマウントのベローズ装置を容易に現役で使えるようにするというものです。この需要は限られますからマスプロ化されるはずはなく、手作りの世界なり…

 このようにマウントアダプターを併用して使用するとベローズ装置の最短光路が少し伸びて、無限遠の出せるレンズの選択が狭まります。接写しかしないのなら問題となるものではありませんが、汎用性が損なわれます。そこまでして使うのは病気の領域か…

 

 ベローズ装置のカメラ側マウント金具についてですが、バヨネットマウントの場合、固定式か、可動式であっても可動幅が90度のみである製品が多いのが悩みの種です。マウントの換装のためには、これでは困難度が高まるのです。PENTAXとかMAMIYA 645Nのように360度回転可能で、しかも取り外せるものが望ましい…

 

2018/11/16

 快晴の朝が続きます。少しだけ寒さも更新です。富士も見えました。今年の冬は暖冬との予報が出ています。東太平洋赤道付近でエルニーニョの発生がその原因だとか…

 風邪が抜けきれません。気管に炎症が入っていて、痰が続きます。このタイプは何年ぶりかの罹患…

 

 黎明期の多くのカメラ会社のためにOEMでベローズ装置を製造していた会社として「小林精機製作所」が高名ですが、同時代にベローズ装置を作っていた別の会社として「オリオン精機」、後の「ミランダカメラ」があります。この会社が作った「ミランダカメラ」のための簡易型ベローズ装置には「Focabell S」という一本角レールが折り畳めるものがあります。これは外4爪バヨネット・内44mmネジの「ミランダマウント」という特殊なマウントなので今日では使い難いシロモノなのですが、角レール後端にある折畳固定装置の構造からチルト撮影が容易に可能になるという特長があります。そのため、マウント金具を工夫すれば現役のカメラ群で使えるようにすることが出来る可能性があります。前後のマウント金具の入手が難物ですが…

 なお、「Soligor Mirsnda f=135mm 1:3.5」という内ネジマウントのバレルレンズも存在しますから、これを取り付けて使うことも可能です。

 

 カメラ側マウントアダプターを何とかしたいと思案をしていましたが、一応試案をでっちあげました。まだ固定の穴明けとネジ切前なので両面接着テープでの「仮設」ですが、支障なく取り付け可能です。しかし、このミランダ用正規バレルレンズではフランジバックの関係で無限遠が来ません。近接と接写しか使えません。やはり引き伸ばしレンズを装着可能にせねば…

 

2018/11/15

 久しぶりの快晴の朝となって一番冷え込んでいます。早朝散歩の途上、台地端の公園から見る丹沢大山右肩越しの富士に暫くぶりで会えました。10月20日には完全に雪に覆われていたのに、今朝は裾の方が黒っぽくなっています。それから気温の高い日々が続いたという事でしょう。今年は春先の大雪崩による土砂崩壊から始まって、夏の異常高温、台風による紅葉の壊滅など、富士にとっては厳しい年だったようです。

 

2018/11/14

 今朝は立冬以来一番冷え込んでいます。ようやく冬に恥じない気温となったということでしょう。それでもたいしたことはない…

 

 去年の今頃より少し前に入手した下画像のベローズ装置ですが、小林精機製作所が製造したであろうことはその使用部品から明白なのですが、前板のネームプレートステッカーが失われているためその実態が不明でした。

 丸レールの倍率定規が80mmと150mmであり、カメラ側マウント金具が異様に長いというものでしたが、径44mmのネジマウントは同径のミランダのネジマウントとはピッチが微妙に異なっていて互換性がありませんでした。

 先日、読者の方から、これは「フジタ66」用であるとの教示を頂きました。フジタ66用のレンズ「フジター」には80mmと150mmがあるとのことです。

 このことで謎が解けました。亭主は随分以前にネット上で「フジタ66」用という類似形状のベローズ装置を見た記憶があります。この菱形の形状が同じですから間違いが無いと思いました。

 長いカメラ側マウントを前後に分割して前側にはM42マウント金具を、後側にはL39マウント金具を接着して現役のカメラ群と引き伸ばしレンズ群が使えるように改造してしまいましたが、希少な歴史的遺産を破壊したことになっていささか忸怩たる思いがあります。

 「フジタ66」は66判(120)の一眼レフカメラでした。アメリカでは「カリマー」が扱いました。そのためのベローズ装置ですから、珍しさは飛び切り…

 

2018/11/8

 立冬を過ぎましたが暖かい日が続いています。小春日というより小夏日といった風情です。でも、喉に居座って風邪は治らない…

 

 またまた「8枚玉タクマー」の新規番号帯のものを発見しました。「1577***」です。これまで「1576***」と「1578***」は発見されていましたが、挟まれるこれは初見です。なので、早速更新…

 

2018/11/4

 先月末の旅行中の人込みで風邪をうつされたようで、なかなか治りません。熱は出ないのでインフルエンザではないのでしょうが、上顎奥が痛みます。気管にまで入らなければいいのですが…

 

 久しぶりに「8枚玉タクマー」の新規番号帯のものを発見しました。「1343***」ですが、これまで「W期型」の始めは「1344***」だと思っていたので新発見です。なので、久しぶりに更新…

 

2018/10/31

 日曜から昨日まで二泊三日の旅に行っていました。奥越後と奥信州の紅葉を訪ねるツアーです。今年の紅葉は始まるのが早かったものの、その後温暖が続いたので進むのが遅く、例年では今頃は終末期らしいのですが、今年はピーク前後の場所が殆んどでした。

 これらの地域の紅葉は黄葉が圧倒的で、あまり派手さは感じられません。奥越後では「ドラゴンドラ」からの眺めが良いものでした。

 なお、このツアーはやたら歩かされるもので、同行の面々はすべて日本政府認定の高齢者以上だったのですが、かなり過酷なものでした。

 特に三日目の昨日、午前は東洋一の規模のロックフィルダムである犀川高瀬ダム堰堤から高瀬渓谷を歩いて遡る悪路、午後は須坂の米子(よなこ)瀑布を見るコースで、どちらもバスの入れない道の奥まで乗り換えた専用タクシーで行き、そこから歩きます。特に午後は一時間近く狭い階段状の足場のひどく悪い急坂を登るもので、とうてい二本のストック無しには歩けないトレッキングまがいのものでした。おかげで今日は向う脛が痛い…

 なお、午前に行った高瀬ダムは土砂の流入が想定外の速さのようで、毎年流入土砂の浚渫工事が続けられているらしいのですが、花崗岩の山が侵食される速さには焼け石に水状態のようです。上流部は海岸の砂浜のような景観を呈しています。出来てから40年ですが、あと40年ダム湖を維持できるのか疑問…

 花崗岩の風化土が大量に流入するダム湖は下流のダム湖を含めて、付近の亜硫酸ガスとの化合により湛えている水の色は見事なエメラルドグリーンです。紅葉よりこちらの方が見ものかも…

 

2018/10/20

 今日はいつもの時刻に早朝散歩に出たところ、一分も経たないうちにばたばたと雨粒が落ちてきました。あわてて中止し、一時間後に再開です。その間に雨雲はすっかり流れ去っていて、折り返し点の公園からは丹沢大山越しに雪化粧した富士を今季初めて見ました。頂上付近は少し雲に隠れていましたが…

 

2018/10/19

 未明まで降っていた雨は止んでいる朝です。雲は切れ始めていたものの、傘を持たぬ早朝散歩の途上ぱらぱらとして焦りましたが、大過なく帰宅…

 

2018/10/18

 天気は日替わりで昨日の雨、今日の晴れ、そして明日はまた雨…

 

 「Yahoo!ジオシティーズ」の閉鎖によるこの部屋の移転先は、次の「年目」分から別棟二棟目にすることとしました。

 「home.a00.itscom.net/shisan12/」から入れるようにするつもりです。はぁ…

 

2018/10/16

 ここのところずっと曇りか雨だった朝ですが、今日は晴れました。しかし、高空には薄く雲が流れていますから明日までにはまた崩れること必定…

 数日続いた強めの雨に洗われた高圧送電塔の絶縁ガイシからは漏電唸りが消えました。台風のもたらす塩害の大きさが分かります。我が家の軒先に掛けた18ステンレスの安物物干竿にも点々と赤錆が浮いています。恐るべし…

 

2018/10/15

 10月も半ば、秋が深まって来ています。街路樹も葉を落とし始めて、朝の歩道は騒がしい…

 

 「Yahoo!ジオシティーズ」の閉鎖にあたって、コンテンツの店仕舞いと一部引っ越しを考えています。終活を兼ねて少しばっさり、さっぱりと…

 

 今日の早朝散歩では昨日の早朝に降った雨のせいか台風24号の雨で付着していた塩気が洗い流されたらしく、一昨日まで聞こえていた漏電騒音は聞こえませんでした。もっとも、水力発電所から来るこの高圧送電塔の系統は火力発電所の稼働している日中には使われていないことが多いので、その状態なのかもしれませんが、亭主の見立てでは強い雨で洗い流された効果だと睨んでいます。これはほとんど確信…

 

2018/10/4

 台風以来雨が降っていません。そのため高圧送電塔の塩分付着による絶縁ガイシの漏電唸りは今朝も続いています。しかし、昨日昼間通りかかった時には少しも唸っていませんでした。このことから、高圧送電網は常時通電しているのではなく、その時に必要な回路だけ流しているのだと分かります。鴨池人道橋の下流で鶴見川を渡るこの三相4組の高圧送電系統は、丹沢山中の水力発電所からの電気を都心に送っているのかもしれません。昼間は横須賀などの火力発電を使うのでこの系統は使っていないのではないかと推理…

 

 亭主がホームページの維持の一部に使っている「Yahoo!ジオシティーズ」が来年3月31日をもって閉鎖されるということです。それまでに他へ移行しなくてはならないのですが、億劫至極…

 

2018/10/2

 台風24号が持って来た暑い空気は去って、冷涼に戻った朝です。早朝散歩の折返し点にある公園の高圧送電塔は昨日より盛大に漏電唸りを発しています。今日は昨日より10分ほと゜早い時刻だったためにまだ赤富士にはなっていません。それに、地平近くは霞が棚引いているので見られないかも…

 明け方4時50分ごろに短い停電が2回ありました。昨日の台風で痛め付けられた電線やトランスなどを改修するための停電だと思います。お陰で方々のタイマー時計が止まっています。これの復旧がかなり面倒…

 

2018/10/1

 台風一過の朝、まだ少し風が強く生暖かいものの、晴れ渡っています。早朝散歩の途上、二階南面ベランダの屋根が壊れたり、コロニアル屋根の峰金物が飛ばされたりした被害を数か所見ました。我が家も夜半には家全体が揺れる風の強さでしたから、路上には吹き千切られた街路樹や庭木の枝や葉が散乱しています。雨には塩気が多く含まれていたらしく、車のガラスが曇っています。また、散歩折返し場所の公園に立つ高圧送電塔の絶縁ガイシが付着した塩気によって漏電して唸り始めています。これから乾いて行くともっと激しく唸ることでしょう。

 公園の端の崖上から見る丹沢大山の右肩越しに富士が赤く染まっていました。北斎も見たはずの日の出前の数分の饗宴…

 

2018/9/29

 台風の連れて来る暖気を感じる朝です。日の出前の早朝散歩の途上、昇って来る太陽に上空を多く覆う雲のうねりが照らされて、それは台風の渦を予感させるが如く渦状に赤く染まり、その切れ間に見える空の色は南国の湿った青…

 

2018/9/28

 かなり冷え込んだ朝です。久しぶりの快晴で日の出直前の西空高くには寝待月の明るい姿が見えています。二日降り込められていた間に庭の金木犀が咲いていて、今朝は馥郁とした香を放っています。三日ぶりの早朝散歩の折返し点の公園 から見る丹沢の向こうには富士がくっきりとしていて、花壇に咲く曼珠沙華は彼岸を過ぎた老残の姿を晒しています。まさに中秋真只中…

 昨夜はおよそ三か月ぶりに浴槽に浸かりました。暑い間はシャワーだけの方が心地良かったのですが、さすがに気温が下がって来たので薬剤を用いた入念な風呂釜洗浄の後に浴槽に湯を沸かしました。これから洗濯は残り湯を使うエコ…

 

2018/9/27

 不純な天気が続きます。今朝など初冬の寒さ…

 台風が嫌なコースを辿りそうです。また災害が出るのかも…

 

2018/9/21

 秋雨前線の真っただ中に入って雨の朝です。今日は早朝散歩は無し…

 

   秋霖や懐具合湿りけり   雌山

 

2018/9/20

 日増しに朝が遅くなっています。残暑はほとんど去っていますが、まだひと波ぐらいは来そう…

 

 ここのところずっと「8枚玉タクマー」の中古相場高騰が続いています。それを見てのことでしょうが、「7枚玉タクマー」を高値で中古市場に出す業者を含めた頓珍漢が多いのには笑えます。「ボーっと生きてんじゃねえよ」ってか…

 

2018/9/19

 昨日に続いて夜の雨の上った朝です。今朝は風が北から少し強く吹くので快適な早朝散歩でした。

 今朝の朝Cafeはコロンビアです。これぞ飲み馴れたコーヒーの味で、欠点の少ない感じ…

 これで新製品の五品をすぺて賞味しましたが、やはりエチオピアの酸味が勝った味が好き…

 

2018/9/18

 昨夜の騒騒しい雨は上がっている朝ですが、湿気は酷い…

 今朝の朝Cafeはグアテマラです。一口目のうま味が薄い感じです。酸味は感じません。苦みもさほど強くなくて、印象の薄い味…

 

2018/9/17

 今年の秋の連休は三連休の連続となっています。変動制老人の日の今日、狭霧の中の早朝散歩で今年初めて彼岸花を見ました。赤花と白花です。この花は律儀に彼岸が来ると咲きます。曼珠沙華が本来の名ですが、葉が出る前に花が咲くのは梅や桜と一緒…

 

   曼珠沙華咲く狭霧路や秋彼岸   雌山

 

 かねてより念願の「季語三連続」の句が出来ました。亭主は季語重なりの句が好みですし、安易にそれを排する風潮には与しません。この句はいよいよ老境に深く入りつつある今を重層的に活写していると感じています。けだし喜び極まれり…

 今朝のネスプレッソはインドネシア・スマトラ産豆というものです。昨日のインド産より少し苦みが勝ってはいますが、後口が良好…

 

2018/9/16

 今朝は気温が低いものの湿気が多くて蒸す感じです。上着を着ての朝散歩は後半少し暑い…

 一昨日仕入れたネスプレッソの新商品のうち、インド産豆のものを賞味しました。香りが少なく、苦みや酸味が少ない中庸的なものです。まあ、初心者向きかな…

 

2018/9/15

 秋雨前線の影響を受けて涼しめの日が続きます。今朝も夜明け直前に雨がやみました。上着が無いと朝散歩は寒い…

 以前からネスプレッソを飲用しているのですが、昨日久しぶりに仕入れに行ったら新しいシリーズが出ていました。豆の生産国別の製品です。エチオピアを試飲しましたが、モカ的な酸味が立った好みの味でした。シリーズの銘柄はインド、インドネシア、ガテマラ、コロンビアそしてエチオピアの5種類です。インドというのはどういうものなのか未知です。他は大体味の想像がつくのですが、さて…

 一応全種類を2本ずつ仕入れましたので、これから朝Cafeは少し楽しみ…

 

2018/9/6

 早朝散歩を再開したものの、いつもより小一時間遅く家を出たせいか同類の姿を数多く見ました。老人たちの街…

 帰宅してテレビをつけると北海道が大変なことになっています。送電網の破綻による大規模停電以外にも多くの場所で山が崩れて土砂が山裾に流れています。恐らくそこには家がかなりあったと思われますから、人命被害も多くなる予感が…

 台湾旅行中に大地震による同様な山崩れの生々しい痕跡を見ましたが、それと同等の被害かと暗澹…

 

2018/9/5

 台風21号が去った後を追いかけて来た寒冷前線の雷雨で喧しい中に茨城北部震源の地震も揺れたりして、騒々しい朝です。雨なので早朝散歩は見送って、採血検査に行ってきました。診察は来週…

 

2018/9/4

 台風の前触れの雨の朝です。朝散歩の再開は延期…

 

 昨夜三泊四日の台湾旅行から無事戻りました。行き帰り飛行機がビジネスクラスと宿がAクラスのちょっと贅沢なツアーでした。

 元日本大使館の旅券・査証事務に雇われていたという老ガイドの案内だったので台湾の歴史や政治状況の説明や世上の裏話がなかなか興味あるものでした。

 コースに組み込まれた台湾のホテルの朝食は押並べて不合格です。高雄と台北の圓山大飯店もそうですし、台中のハワード・プリンスホテルもそうです。日本のAクラスのそれよりかなり味に見劣りがします。日月潭や九份などの観光地にて夕食、昼食が現地料理店で組まれていましたが、そのレベルは横浜中華街には遠く及ばないものです。台湾旅行に味を求めてはいけないということが分かりました。やはり食は日本に限る…

 老練な本省人ガイドは国民党嫌いであることが明白で、孫文、蒋介石や馬英九のこき下ろしが痛快でした。「台湾」の名称を始めたのが400年前に40年ほど植民地支配していたオランダで、そのオランダは新興清朝に追われて渡って来た海賊上がりの明の残党「鄭成功」一派によってジャワに追い払われたのだそうです。このとき台湾に渡って来た多くの福建人たちが平地にいた原住民族を山岳高地に追いやって、その恨みからタイヤル族などの原住民族は福建人など新来島民を対象とした「首狩り」を成人のための通過儀礼とする風習が生まれたとのことです。

 蒋介石のように大陸回帰を目指していた明残党の鄭成功勢はやがて清朝によって滅ぼされたものの、当時の台湾の風土が熱帯病などの猖獗する未開不毛の地だったためにまともに支配することもなく推移して、その間、200年ほど前に広州あたりの「客家人」が渡って来たとのことです。

 日清戦争の結果、清は経営に何のうま味も無い台湾本土やその属島を日本に永久譲渡して、その結果日本による統治が始まります。その時代が台湾にとって最も良い時代となったということです。全土に数多く建てられた小・中学校による教育は行き届いて、猖獗を極めていた熱帯病は衛生所(保健所)の各地配置によって下火となり、東洋有数の規模の巨大ダムやそこからの用水網の建設を始めとした治水灌漑により沃土は大きく広がって、日本人研究者の努力によって日本米の栽培が可能となり、また手厚い教化により首狩り風習の根絶もなされて、あまねく文明開化の恩恵を受けたということです。

 原住民族の名称は福建人、客家人たちが蕃という蔑称を使っていたものを、「高砂族」という名称にあらためたのも日本時代のこととのこと…

 太平洋戦争敗戦の結果、日本は台湾統治を放棄したため、毛沢東の共産党軍に追われた蒋介石の国民党軍がかつての鄭成功のように渡って来て乱暴に支配し、その後の50年は台湾人にとって不幸な時代であったとのことです。

 新興観光地「九份」は日本統治時代に金鉱経営により急拡大した町ですが、戦後廃坑により衰微していたところ、何と「宮崎駿」と韓国の映画ロケ地となったことによって観光地化されたものです。「観光」という点ではあまり見るところはありませんが、東南アジア的な狭い猥雑感が売りといったところです。

 台湾の街や農村は押並べて清潔で整っています。ほとんど猥雑な感じは見られません。それだけに「江の島参道」的な「九份」の猥雑感は特異かもしれません。ランドサット衛星の観察などでは「九份」の金鉱脈はまだ残っているらしいのですが、蒋介石は大陸の「金」をしこたまかっさらって逃げて来たので手持ちが豊富で、金採掘の再開許可を出さないのだそうです。世界有数に多い外貨も中共との戦争に備えて国外に預金していて、そのためたくさんある台湾の銀行は利子収入が多いのだそうです。

 ところで今回の台湾旅行での収穫は「檳榔」についてです。これは主として台中以南に多く栽培されている椰子の仲間ですが、その実の販売についてが新知識です。

 これはタバコのように習慣性があり、発癌性も疑われているこの実は東南アジア各地でも使われているようですが、ガムのように噛んで用います。石灰とともに噛んで最初は鍔を吐き出しますが、それが真っ赤なのだそうです。それからは噛み続けて唾液を飲みこみ、最後に滓の繊維を吐き出します。ガムと一緒ですね。

 この「檳榔」の常習者は鉄漿のように歯が黒く染まります。また、歯根が弱くなり、口腔癌の患者の多くが常用者とのことで、排斥の動きも起きているらしいのですが、それより台湾における他国に見られない特徴は、この「檳榔」を売る形態が特異なのです。街道沿いや下町にその販売所は数多く見られ、その店先には必ず薄着の女店員が待っています。これがこの商売の基本形態で、若くて美人の多い売り子のそんな姿に惹かれる買い手を集めるのです。従って売り子の衣装の薄さ、短さは過激さを競うということになり、時には取り締まりの対象ともなってきているとのこと…

 ほかに最も顕著な民情として、バイクの数が恐ろしく多いことが挙げられます。街でも駐車場所に困らない道路の造りのこともあって、その走る数は恐ろしいほどです。日本ではそのような状態になった時代は無いと思います。また、店舗などの業態として車やバイク関係のものが異様に数多く存在しています。どんだけ車やバイクが好きなのかという感じ…

 年間の交通事故死者の数も人口が5倍以上の日本より多いという危険な路上なのが台湾です。うかうかと道路を渡れません。困ったものです。

 ハイテクに力を入れる政府や民間資本ですから、これからも発展するのは必定です。亜熱帯と熱帯の気候だけが弱点ですが、昨今の日本の夏の亜熱帯化より涼しい日もあるらしくて、その差は僅少…

 ところで台湾の各地の地名に日本時代に始まったものが多くあるとのことで、「高雄」は同じ発音の「打狗」すなわち「犬を打つ」の表記を京都の高雄と同じものに変更したものだとのことです。伝説では鄭成功が持ち込んだ虎を山に放ったのを住民が打ち殺して、それを大きな犬だと誤解して生まれた地名とのことです。虎は二頭放ったとのことで、北部で打ち殺された場所は「打猫」となったとのこと…

 

2018/8/28

 昨夜の夕立に湿った道を辿っての早朝散歩は日の出直前なのに厚い雲のせいで暗く、隣家小学校の校舎屋上に居並ぶ飢え烏の数は無数です。

 昨夜の驟雨は送電塔のガイシを洗い流して、今朝は静まり返っていました。台風のもたらす塩、恐るべし…

 

2018/8/27

 早朝散歩の折返地の公園からの眺めで、十六夜の大きな月が丹沢大山の左裾に落ちて行くのと交代に日が昇って来ました。公園にある送電塔の漏電唸りは少し小さくなったもののまだ続いています。一雨来てガイシの塩分を洗い流さないと消えないものと思われます。結構五月蠅い…今日も猛暑で秋は名のみ…

 

2018/8/25

 昨日は台風の余波で一日中風が強く、朝の内は時々驟雨の来る悪天候でした。今日は風は落ち着きましたが、湿気が多い南風でかなり不快です。

 今日の早朝散歩の折返点である公園に立つ高圧送電塔が数百メートル離れても聞こえるほどに大きな音を発してうなっていました。電線を保持するガイシの絶縁が不良で漏電している音なのでしょうが、これも台風の置き土産か…

 

2018/8/23

 ここ数日暑さが戻って来ていて、ぐったりの日々です。朝散歩も日の出が遅くなっているので暑い中です。風が無いのが辛い…

 来週末からツアーの海外旅行に行きます。行き先は近くて暑いところなので安い…

 

2018/8/18

 今日の早朝散歩は日の出直後に家を出ましたが、Tシャツ1枚では肌寒いほどの気温でした。満州あたりからの冷涼な高気圧に支配されているためですが、散歩の折返点の公園から見える丹沢大山右肩越しの富士は、その山肌が赤く染まっていました。いつもは喧しい公園の林の蝉は粛として声も無く、寒さに震えているようでした。盂蘭盆過ぎていよいよ秋…

 

   蝉時雨何時間に集く蟲の聲   雌山

 

2018/8/17

 ぐっと気温が下がった朝です。未明に豪雨があって雲の多い朝です。北よりの風が強く、今日は真夏日にまではならないかも…

 体調が戻ったので昨日から朝散歩を再開しています。昨日の夜明けは朝焼けが見事で、多めの雲を赤く染めていました。今朝は雲が厚くて涼しいだけ…

 

2018/8/15

 月遅れの盂蘭盆会です。東北の新生活運動から始まったこの風習は全国に伝播しつつあります。恐るべし、東北力…

 昨日は2年ぶりの大腸内視鏡検査で、前回は見つからなかったポリープが3個見つかりました。さっそく摘出しましたが、癌化しているのかどうかは9月中旬に受診して分かります。尖がっているのは恐らく良性で、平べったいのが怪しいものとのことです。放っておけば5年後ぐらいには一人前の癌になっているかもとのことです。大腸にポリープが出来やすいのは遺伝と諦めています。これからも下剤2リットルの難行は続くと覚悟…

 ポリープを取ったので、いささか体調は低下しています。今週中は自重の日々…

 

2018/8/13

 明日午後に大腸内視鏡検査があるので今日から食事制限です。明日は朝から下剤を二リットル飲むのが苦行…

 

2018/8/12

 今朝は未明から豪雨が屋根を叩く音に眠りを何度も妨げられました。夜が明けても晴れて来ず、朝散歩は断念…

 

2018/8/11

 8月も中旬に入りました。この10日間は月遅れ盆の季節です。民族大移動の季節…

 

 FA Limited三姉妹に習って、APS-C用のDA時代にもLimitedシリーズが作られましたが、その中でフルサイズでも使えるものがあります。最初に誕生した「smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited」は使える内に入りますが、絞り開放付近では四隅がわずかに暗くなります。

 「smc PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited」はほとんど問題なく使えます。しかし、四隅の画質低下は避けられません。

 「HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited」も広角系なのにほとんど問題がありません。無限遠側で四隅が劣化しますが、近接から接写でならまったく問題がありません。さすがにマクロレンズです。

 

2018/8/10

 台風が去ってまた暑い日が戻ってきました。長期予報だと今月中はずっと暑いとのことで、うんざり…

 

 これは「smc PENTAX-F FISH-EYE 1:3.5-4.5 17-28mm」という交換レンズで、フイルムカメラ時代のレンズです。デジタルカメラの時代となって、APS-C判カメラではその実力が生かせていなかったのですが、フルサイズの「K-1」となってその価値が戻って来ました。

 魚眼ズームというのはあまり例が無く、それだけで価値があるのですが、17mm時に対角線の画角が180度という画像は違和感のある絵にすることが可能です。

 名称でも分かるように「Fシリーズ」の交換レンズですが、その鏡胴意匠は次の時代の「FAシリーズ」の初期のものと同じです。過渡期に計画されたのでしょう。小型軽量なので取り回しは楽です。対角線画角180度というのが公称ですが、実際はそれより少し狭くなっています。なお、この画角はレンズ先端部に対してです。フィルターやフードを取り付ける機能はありません。レンズ・キャップも軟質ビニールの特別なものです。

 同じような焦点距離でも超広角レンズとは違って、カメラが水平の時でも垂直と水平の直線は湾曲します。仰角や俯角を付けるとそれが傾きますから、湾曲は一層歪みます。その特異な絵を生かす使い方が求められるので、難しいとも言えます。当たり前の写真はいらないと思っている人向きです。

 

2018/8/9

 台風はずっと進路の左側に入ったので、雨風共に並みの低気圧程度でしかありませんでした。主として北風なので暦通りに涼しかったし…

 朝散歩で眺めた丹沢は雨降山、すなわち大山がくっきりと見えました。その右肩にあるはずの富士は流石に見えず…

 

 先日巨大漁場に出現して9K以上で落札された「二個一」の「8枚玉タクマー」「1155466」ですが、落札者とは別のIDの者から急ぎ働きで出品されています。それも値付けが17.5Kというもので、怪しさ満開です。皆さま、注意しましょうね…

 

2018/8/8

 雨は降っていません。でも北東風が強い朝です。早朝散歩の途上も烏が少なく、蝉は声をひそめています。熱帯夜を免れて、涼しき事いと嬉し…

 

2018/8/7

 暦が秋を連れてきました。今日から秋です。実態は台風に吸い込まれる北東気流が寒流の冷気と霧雨を連れて来たのです。いずれにしても秋到来…いと涼し…

 

   霧雨に顔濡らしけり今朝の秋   雌山

 

2018/8/6

 暦の上では夏は今日までなのですが、秋の兆しは日の出の時刻だけです。暑い…

 

   暑いぞと怒鳴り散らして秋隣   雌山

   朝蝉のまだよく飛べず秋隣   雌山

   蝉めらに朝寝誹らる秋隣   雌山

   烏らの居並び待は明日の秋   雌山

   飢ゑるらむ烏啄ばむ蝉骸   雌山

 

2018/8/5

 今朝はほんの少し涼しいと思って家を出ましたが、散歩の途上は南風が湿っていてぬるま湯の中のよう…

 

 昨日、巨大市場にて先日話題にした「二個一」であることが明白な「8枚玉タクマー」が9K以上という驚きの値付けで水揚げされました。「8枚玉タクマー」なら何でもいいということなのか、「二個一」であることを知らないのか、その落札者の真意は不明ですが、あまり気持ちの良いことではありません。これが4K以下のジャンク値なら、部品取り要員ということでまだしもという感あり…

 

2018/8/4

 日増しに日の出が遅くなっています。早朝散歩で家を出る時には腕時計の時刻が見えないほど…

 

 広角レンズや超広角レンズの特徴として、カメラに仰角や俯角を付けると建物や立木などの垂直線が倒れるという現象が出ます。これは標準レンズでも望遠レンズでも出るのですが、あまり気にならない程度なのです。しかし、広角や超広角の場合は倒れ方が顕著なので異様な写真になります。作品としてその異様さを生かすのならそれでいいのでしょうが、端正な写真のためには困った現象です。

 この倒れ込みを防ぐのには、カメラを水平にして撮影することが求められます。そのためにはファインダー内に左右と上下の水準表示があると便利です。三脚を使った撮影なら安定した水平撮影が容易に可能ですが、自在なフレーミングの為にはなるべく伸縮性のある三脚であることが求められます。カメラを地面から2メートル以上に出来るものが望ましく、長いほど役に立ちます。迅速な左右のフレーミングのためには水平雲台機能も必要でしょう。この時にはシャッターボタンに手が届かないことも考えられますから、リモコンないしはレリーズスイッチは必需品ということです。

 今のカメラはファインダーを覗かなくても背面モニターでフレーミングが出来ますから、広角、超広角レンズで自然な写真が撮り易くなっていると言えるでしょう。

 

2018/8/3

 話題に出来るのは暑い事だけ…ひたすらうんざり…

 

 少し涼しくなったら、「K-1」が「K-1U」に変身したことなので「FAレンズ」たちを使ってみようかと思っています。特に「FA Limited」の三姉妹については、「APS-C版カメラ」ではその真実を知ることが出来なかったので、フルサイズだとどんな具合か知りたくなっています。

 また、「smc PENTAX-F FISH-EYE Zoom 17-28mmF3.5-4.5」は、他にあまり例の無い「魚眼ズーム」としての本質を知ることが出来そうなので、これも使わねば…

 

2018/8/1

 8月になっても暑さが続きます。今日は猛暑日も帰って来るとのことで、まさにうんざり…

 

2018/7/31

 暑かった7月が終わります。8月もしばらくは暑いらしいので、日中外出は控えるが肝要…

 来月は半ばに大腸内視鏡検査です。二年ぶりですが、何も見つからないことを願うのみ…

 

 「8枚玉タクマー」について、「W期型」の鏡胴に「V期型」の飾銘板が付いているという問題ですが、「二個一」であることに間違いはないのですが、これがどうして生じたのかという理由については二つ答えが考えられます。

 一つは「V期型」と「W期型」との両方を所有しているユーザーが故意、または誤って組み立てたというものです。故意でなくても二つ並べて同時に分解整備を行ったりすれば、その間違いが起きても不思議ではありません。「V期型」と「W期型」の違いを知らないユーザーなら、その可能性は高くなります。

 もう一つは、分解整備を受注した業者が取り違えたという可能性です。複数の個体を同時に整備した方が効率的ですから、それを行っていた場合に、「V期型」と「W期型」との違いに無知な作業者だったりすると平気で混同は起こすでしょう。発注者に返すときには飾銘板のレンズシリアル番号で管理しているでしょうから、混同の起きた個体を返却するということになります。

 亭主は過去において、見逃しからこの混同がある個体を入手してしまったことがあります。それは業者による分解・組立の履歴が見て取れる内部となっていました。メーカーが整備したのならこのような混同は起こさないと考えられますが、市中の整備業者だと知識が不足していて、このような混同を起こしても不思議ではありません。亭主が数多く入手した中には、結構業者によると思われる分解組立痕のある個体が多くあります。かなり多くの人が定期的に整備に出していたことが窺えます。なので、皆さん、気をつけましょうね…

 

2018/7/30

 相模湾西部に思わぬ被害を残した台風は九州の南西海上に出たものの、そこで居座っているとのことです。その先どのような進路を取るのか、異例ずくめの台風…

 

 昨日巨大漁場に現れた初期型SP付きの「8枚玉タクマー」ですが、飾銘板は「1155***」ということで「V期型」なのに、鏡胴の方は絞り値に使用されている字体からして明らかに「W期型」というもので、「二個一」が強く疑われるものです。そうなった、あるいはそうした経緯がどのようなものであったのか、推理の対象として好適か…

 

2018/7/29

 いつもの時刻に起床しましたが、まだ霧雨が降っていたので早朝散歩の時間は一時間遅らせました。幸い台風はかする程度で何の問題も残しませんでした。でも、そろそろ蒸し暑さが戻って来そう…

 

2018/7/28

 台風の雨に降り込められて早朝散歩は断念です。北東気流によって気温が下がっていて、Tシャツ1枚では肌寒いくらいです。今日はクーラー不要の一日になりそう…

 この台風は西進するという先例の少ないものです。風の吹き方も、雨の降り方も通常とは異なるのでしょう。用心が肝要…

 

 ズームレンズのフードというのは花形と相場が決まっています。しかし、そうではなく単なる円筒形のものも僅かですが存在しています。それはPENTAXの「smc PENTAX-FA☆1:2.8 28-70mm AL」と「smc PENTAX-FA☆1:2.8 80-200」用のフードです。両者のフードは共通のものを使っていました。後者は80mmの焦点距離用ということで分かるのですが、それを28-70mm用とも共用出来ていたのは何故なのかということになります。その理由は、前者が2グループ式ズーム、つまり広角側で鏡胴が伸びるという特性を利用したものだったからです。

 フードは伸び縮しない鏡胴基部に取り付けるようになっていて、鏡胴が伸びる先端に取り付けていないのです。つまり、鏡胴はフードの中で伸び縮みするのです。このことで望遠側では縮みますから深いフードとなり、広角側では伸びますから浅いフードとなるという巧妙な仕組みです。

 この鏡胴基部にフードを取り付けるというコンセプトは今日の超広角ズームにも使われていて、円筒ではなく花形なもののOEM製造の「HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8 ED SDM WR」もそれです。これも広角側で伸びることを利用したものです。

 

 

2018/7/27

 日の出の一段と遅くなった今朝は昨日より更に涼しくなりました。湿度も低くなって、爽快感が出てきました。いよいよ秋は指呼の間…路上を徘徊する高齢者の姿も心なしか増えたような…

 

 先日話題にした「8枚玉タクマー」相場の高騰ですが、依然として5桁乗りが続いています。それだけ欲しい人がいるということですから良いことではあるのですが、研究者としてはフィールドワークが難しくなったというジレンマ…

 

2018/7/26

 暫くぶりで熱帯夜を免れた朝です。早朝散歩でもそれは感じました。しかし、台風が週末の襲来を狙っています。心労の種は尽きない…

 今朝の早朝散歩で異変がありました。昨日まであんなに喧しかった公園のクマゼミたちの鳴き声が無いのです。飢えたカラスにでも喰われたかな…

 それから気が付いたのですが、このごろ路傍の電線で鳴くスズメの姿を多く見ます。カラスにやられて数を減らしていたのだと思いますが、その天敵カラスはゴミをあされなくなって瀕死なのかもしれません。どのゴミ集積場も高価な「カラスいけいけ」に置き換わっているので、その効果絶大…

 

2018/7/25

 未明の激しい雨音で目を醒まされたせいで少し寝過ごして、早朝散歩は30分遅く家を出ました。気温は昨日よりいくらか下がっている感じですが、濡れたアスファルトの路面から立ち上る湿気に包まれて不快至極です。風も無いのが不快を後押ししました。帰宅していつもより多い汗を朝シャワーで流して一息入れると、また屋根を強く叩く降りです。それに捕まらなかったことに胸を撫で下ろします。今日も最後の行程でいつもの赤い太陽を正面に見たのにと、変わり易い空にびっくり…

 この季節は朝散歩の途上、道脇の家の庭の立木に近づくと「チッ」と舌打ちして蝉が飛び立ちます。驚かされるこっちの方が舌打ちしたい気分ですが、昨夜羽化したばかりのそれらは飛翔力がまだ不足していて、低くしか飛べずにアスファルトの路面に降り立つ者も多いものです。車に轢かれないようにね…

 散歩の折り返し点の公園は樹木が茂っているところがあり、そこは蝉の斉唱で喧しい事夥しいのですが、その中で一番喧しいのがクマゼミで、こんなのに我が家の庭で鳴かれたら閉口必至です。10時頃までミンミンと鳴く声は朝寝を謗る声と聞こえるのは僻みか…

 

2018/7/24

 早朝散歩の途上、辟易とする昼間の暑さを避けてその時間帯にシフトしているらしい人影が多くなっています。4時台後半なのですが、まだ空は薄暗くて、日の出の時刻が日増しに遅くなっている中、トボトボと歩を運ぶ連中のほとんどは犬の紐に縋っています。そうして出会う者のあらかたは流石高齢者ですが、足腰の衰えに抗おうとの下心なのでしょう。しかし、そんな歩き方では無駄…

 独り颯爽と歩を進める亭主の散歩の折り返し点は台地の西端の崖上の公園です。富士の姿を求めて開けたスカイラインを眺めますが、富士どころかその手前にあるはずの丹沢山塊も目に出来ぬ日がほとんどです。眼下に広がる谷中の甍の波を一通り見回して帰路に就きます。行程最後の東西道路を東向きに歩くと、正面に赤い太陽が昇って来ています。同じ時刻に家を出たのでは、これが見えるのもあと旬日か…

 亭主は犬猫は好みませんが、カラスを除く野鳥は好ましく思います。近年その姿や鳴き声を聞くことが多くなっていると感じます。生息密度が高まっているのは確かです。でも、今年はホトトギスの声を聞きません。その義親たるウグイスの縄張りを主張する声はやかましいほどなのに…

 天辺駆けたかの鳴き声は風情があります。それを特許許可局と聞く人もあるそうで、聴き為しも様々…

 法華異去と聴き為すほかないウグイスは、かの怪僧日蓮が嫌いなのは顕かならむ…

 

2018/7/23

 この連日の暑さには閉口以外のなにものもありません。今朝は通院で先日の血液検査の結果を聞いてきました。毎回同じ事しか言われないので今回も一安心…

 70歳を過ぎてから月の高額医療費限度額が大きく下がったので、わずかながら還付になる月が出ました。隔月に高い新薬を買うのとCTなどの検査が重ならないと還付にまではなりません。年に二度あれば多いほうかも…

 

2018/7/22

 巷の学校では昨日土曜日から夏休みに入っています。朝から暑いのは依然としてですが、日の出は日増しに遅くなっています。太陽の運行はまさに秋に向かってまっしぐらなのでしょうが、熱帯夜と猛暑日の連続は依然続く模様…暑い…日中の仕事は庭の水撒き…

 

2018/7/20

 昨日は休んだ早朝散歩を再開しましたが、日の出は日増しに遅くなっています。しかし、暑さはその時刻からで、熱帯夜も上の方を維持しています。老人の熱中症死が数多く伝えられていますが、夜中にクーラーをタイマーで切るという愚がそれを誘発するのです。亭主は昔から夜通し付けっぱなし…

 

 先日も話題にしましたが、このところの巨大漁場での「8枚玉タクマー」の相場の過熱は驚きです。5桁が当たり前で、新品販売時の価格を上回るものまで出る始末です。何がそんな人気にしたのかは分かりませんが、MFで使い易い「K-1」や「K-1U」で使う楽しみのためだと思いたい…

 

2018/7/19

 今日は先週受けた腹部CT検査や血液検査の結果を聞きに通院です。結果は癌は見当たらないとのことです。次は11月下旬のCT検査で12月上旬の胃カメラ検査となりました。それで異状なければ手術後満五年となるので、晴れて放免となるのかも…

 

2018/7/17

 雲の多い空の夜明けです。日の出は日に日に遅くなり始めています。暑さはまだまだこれからでしょうが、昼間の時間は確実に短くなる…

 今日の早朝散歩も爽快さはまったくありません。曇っているので陽に照らされないのだけが救い…

 

 近頃巨大漁場での「8枚玉タクマー」の相場が高騰しています。その性能価値と希少価値に注目が集まっているのかもしれません。亭主の目から見て入手の価値がありそうなものは無いのが救い…

 

2018/7/16

 三連休の最終、変動制海の日は馬鹿暑くなりました。海に浸かっていれば過ごせるのでしょうが、老人はエアコンが頼り…

 今朝の早朝散歩は日の出とともに出発。なれど、爽快さなど求むるによしなし…

 

2018/7/15

 盂蘭盆会の朝はぬるま湯の中です。早朝散歩も爽快さゼロゼロ…

 

 昨日届いたアップグレード「K-1」ですが、「K-1U」の使用説明書と「DCU5」のCDの他に、リコー社長の署名入り挨拶状が入っていました。PENTAXをこれからも使い続ける気にさせるものでした。

 修理なった「smc PENTA-FA1:1.8 31mm AL Limited」をアップグレード「K-1」で初めて使いましたが、合焦部分の解像感が違う感じです。他に例の無い「31mm」というのはフルサイズでこそ感じられる画角だとも思いました。大口径ゆえに絞り開放での近接撮影ボケも顕著でかつ滑らかです。使いこなせるか心配…

 

2018/7/14

 今日も朝から暑いです。散歩は辛い…

 

 予報通り午前中にアップグレードの「K-1」と修理の「DA☆Zoom」、「FA Limited」が届きました。レンズ2本は完璧に治っています。「K-1」は「K-1U」のファーム1.20が入っています。これから本当に「K-1U」並みになったということ…

 「K-3」のファームもアップしているので、それも適用しました。

 アップグレードで「K-1」から剥がした「SR」バッチは戻ってきました。大切にコレクションせねば…

 

2018/7/13

 今朝の散歩は五時少し前に家を出ました。陽は雲の中ですが、蒸し暑くて閉口…

 

 明日午前中にアップグレードの「K-1」と修理の「DA☆Zoom」、「FA Limited」が届くと連絡がありました。7月25日の予定だったので、随分と速い完成です。結局10日間で戻る勘定で、営業日ならもっと短期です。感心頻り…

 

 昨日久しぶりに食べた崎陽軒の焼売弁当、何時に変わらず満足できるものでした。これは不味いというものは入ってなくて、バランスの取れた献立です。唯一文句を付ければ、蒲鉾が今一かな…何、横浜とな。ウム、蒲鉾は小田原に限る…

 

2018/7/12

 夜中から雷雨が間欠的に強まって、朝になっても厚い雲が流れて来る状況は変わりません。今日は一日こんな感じで、真夏日にはならずに済むのかな…

 四時半に目覚めたものの、雨なので二度寝しで六時半に起きましたが、空模様が悪いので今日は散歩無し…

 

2018/7/11

 7月も中旬に入り、暑いのが当たり前になってきました。日の出は少し遅くなり始めている感じです。今朝は結構赤かった…

 明日午後は腹部CTと血液検査で通院です。今日の晩飯当番は薩摩姫牛A5脛肉と赤ワインでハッシュ・ド・ビーフ…明日の当番は久しぶりに崎陽軒の焼売弁当…

 

2018/7/10

 朝から暑い日が続きます。梅雨末期の豪雨はそろそろ終わる気配です。この分だと今年も秋が早い…

 4時台に家を出れば早朝散歩も少しは涼しいのでしようが、ここ数日目覚めが遅くなって、5時台後半に家を出ています。すると、往路の背中を炙られる凄まじさと、帰路の目を開けられぬ眩しさに閉口します。明日からは濃いサングラスと庇の深い帽子を忘れぬようにせねば…

 ようやく体調は本復のようです。喉の痛みは感じません。やれやれ…

 

2018/7/9

 西日本の水害は、太古より連綿と続くこの国の本来の姿を具現化したものです。この国土を形作って来たのは時に山を崩す豪雨と、それにより流れ出た土砂の堆積する沃野、それを使って営みを為し、繁栄もした民族が我らなのです。その中では多くの民草が荒れ狂う自然に呑み込まれ続けて来たという歴史があります。江戸期以前から各地の寺に残る過去帳に記された「水死」の何と多いことか…

 そもそも山が崩れるのは山に茂る草木のせいです。その根が山肌を侵し崩し、大規模な山崩れの元凶となる「水」を蓄えるのです。草木が無ければ雨は直ちに山肌から順次土砂を洗い流し去り、滲み込まないので危険な地下水となりません。ところが、草木があることで、その落葉の堆積が水の速やかな流去を妨げ、地中深く張った根を伝って深くまで滲み込みそこに留まります。この「水」の層が山崩れの元凶なのです。人はその危険を知ってか知らずか、山に繁茂する草木を保護涵養さえして己に降りかかる危険を後押しするのです。

 しかしながら、山の草木は人の暮らしに膨大な恵みをもたらす存在でもあります。まさに功罪併せ持つ存在であるということを知り、それを甘受する智慧が肝要…

 

 

2018/7/8

 朝焼けが著しい中、早朝散歩を再開しました。体調が本復していない上に、湿気が多くて不快千万…

 

2018/7/7

 天気は回復していますが、湿気が高く、気温の割に不快…

 七夕ですが、新暦では星空を見る環境ではありません。七夕は秋の季語で、旧暦ならまさに秋…

 昨日の昼は河田町の旧小笠原伯爵邸レストランで娘の招待でディナーでした。胃癌の手術後もうすぐ五年経過ですが、ディナーの量はかなり負担…

 7月4日に久しぶりに人込みの中で長時間過ごしたせいか風邪をうつされて、昨日の朝から喉が痛く声変わりして、昨夜は未明に熱も出ました。ロキソニンで小康を得ましたが、早朝散歩はパス…

 

2018/7/5

 時々降って来る朝です。早朝散歩は見送りです。昨日の新宿への遠出で疲れたので丁度良い…

 その昨日は、「K-1」を「K-1U」相当にアップグレードのためと、「DA☆16-50mm」のAFと「FA Limited 31mm」のMFを修理のために入院させました。退院は一斉に7月25日の予定…

 

2018/7/4

 曇り空から時折ぽつぽつと来る朝です。あまり涼しくはありません。今日からしばらくは天気が悪い予定…

 

 雨が降ると嫌なので、今日の「新宿行」は横浜駅から新宿ラインで行きます。横浜までは市営バスと市営地下鉄を乗り継ぎます。市の老人優待パスが使えますから、時間は少しかかるけど費用は最低…

 「新宿行」は「K-1」の初期不良修理の時以来です。修理がらみでしか行きませんが、今の場所になってから五回目かな…

 

2018/7/3

 今朝は蒸し暑いの一言です。早朝散歩もすがすがしさは無く、丹沢も富士も靄の向こうでそこにあるようだ程度にしか見えません。

 今週中半には三日前に亭主が予言したとおりに梅雨が戻って来るとのことです。今の予報官たち、気が早すぎるんだよな…その割に梅雨入り宣言は遅すぎます。今年は5月9日には入っていた…

 

 曇りそうな明日は「K-1」を「K-1U」相当にアップグレードするために新宿に持って行きます。ついでに「DA☆」と「FA Limited」を1本ずつ修理に出します。えらい物入り…

 

2018/7/2

 早朝散歩の到達地点は台地端の公園ですが、そこから見る丹沢山塊とその向こうの富士山は見え方で季節や天気の推移が分かる指標です。今日は夏富士が黒々と聳えていました。標高本邦三番と二番の南アルプス間の岳と北岳は、冬でないと無理…

 

2018/7/1

 早朝散歩は出発時刻を30分早めました。目論み通り、太陽の直射による難儀は軽減しました。しかし、昇る太陽の方向が少し南に寄っていることに気づきました。路傍の家の影の向きで…季節は秋に向かって一直線…暑い日は当分続きますがね…

 散歩の道すがら、公園の中でムクドリの群れに囲まれました。この鳥は秋から冬に見る留鳥だと思っていたのですが、何か天変の予兆かもしれません。桑原桑原…

 

2018/6/30

 今朝も一層暑いです。昨日梅雨明けを宣言しましたが、まだ気が早いというのが亭主の観測…

 早朝散歩は三日坊主を脱しましたが、帰路正面から朝日を浴びるとめげそうになります。あとひと月は日増しに日の出が早くなるので、家を出る時刻をその分早めねばならぬかのう…

 

 7枚玉タクマーや8枚玉タクマーをあらためて分解整備しているのですが、その中で気付いたことが二つあります。そのことはこれまでも見ていたはずなのですが、例によってそのつもりの「目」で見ないと目暗同然…

 その一つは、7枚玉タクマーからは絞り連結棒が1mm長くなったことです。このため、8枚玉タクマーの内部鏡胴を「Y期型」までの7枚玉タクマーの外部鏡胴に「加工」して組み込む場合、ヘリコイド装置の組立の時に可能な限りオーバー・インフの余地を少なくする必要があります。これに余裕があるという事は、内部鏡胴が前側に取り付けられるという事ですから、絞り連結棒と絞りリンクが結合できなくなる場合が出てきます。このことを承知の上で「二個一」改造をしなければうまくいきません。

 もう一つは、同じ7枚玉タクマーでも、「X期型」と「Y期型」の内部鏡胴とでは、後部レンズ・ホルダーの形状が少し異なっているということです。「二個一」するともろに分かってしまいます。見る目のある人が見ればですが…亭主はこれまでその目が無かった…

 

 さらに、「Z期型」は次機種「Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:1.4/50」と6群目レンズホルダー後端の形状が異なっていると思っていましたが、「47*****」番台など初期においては同様の形状であることをネット上の画像で確認しました。「49*****」番台ぐらいに変更になったようです。

 

2018/6/29

 少し風は収まってきました。しかし、梅雨は戻りません。すっかり夏の空気に支配されています。早朝散歩三日目終了、もうすぐ6時…

 

2018/6/28

 昨日に引き続いて南風が強い朝です。でも、今朝は雲が低く厚く垂れ込めています。午後には晴れて来るらしいのですが…

 今朝も早朝散歩に行きました。三日坊主はまだ先…

 

2018/6/27

 今朝も夏晴れです。今日から散歩は早朝にしました。6時までには帰ってきます。これから一ヶ月は日増しに夜明けが早くなります。風が少し強いので暑さは凌げる…

 

2018/6/26

 朝から暑いです。突然夏になりました。まだエアコンを目覚めさせていませんが、今日はその出番か…

 

 ここ数日の間に、これまで溜まっていた6個の「8枚玉タクマー」を立て続けに分解整備しましたが、その多くがびっくりするほど鏡胴内部が汚れていました。半世紀の間に入り込んだ埃などです。

 また、表記文字も手垢や空気の汚れなどで黄ばんでいましたが、洗剤と歯ブラシで元の状態に近い白さや赤さを取り戻しました。 ピント環や絞り環にあるローレット溝のしつこい汚れも歯ブラシ攻撃の敵ではありません。

 このような分解整備において最も手間と気を遣うのが、数多くある小ビスの扱いです。「8枚玉タクマー」の時代にはマイナス溝の小ビスが使われていて、現在主流のプラス溝と違って精密マイナス・ドライバーで保持できないので、ピント環の取り付けなど狭く奥まった場所のネジ穴に取り付けるのはストレス以外の何物でもありません。以前は 、整備時間のほとんどの部分を組立時にその小ビスを止めるのに費やしていたほどです。

 しかし、今ではまったくストレスを感じませんし、そのための作業時間は全部で数分です。それは小ビスと精密マイナス・ドライバーを連結保持する「工具」を工夫したからです。

 種明かしをすれば、それは短く切った電気配線用の熱収縮絶縁チューブを使うのです。薄いビニールで出来たそれは狭い場所で邪魔にならず、内径が小ビスよりほんの少し小さいものを選べば保持力は十分です。 何色かありますが、色が薄い物なら保持した小ビスのマイナス溝の向きも見えます。これを使うようになってから、鏡胴の分解・組立は全く苦にならなくなりました。職人ならずとも道具は肝心ということ…

 

 ところで、「8枚玉タクマー」の分解・組立に使う工具としては、上記以外は「飾銘板」を脱着するためのゴム製椅子脚カバー、各種小ビスを脱着するための1.2mmと1.8mmの精密マイナス・ドライバー、先が尖って少し折れ曲がった上等なピンセットといったところです。

 内部鏡胴を分解してレンズ玉を取り出す必要がある時は、リング・ナットを脱着するための「カニ目回し」の他に、ソケットやレンズ・ホルダー外殻を掴んで回すために先端にプラスチックを取り付けてあるパイプ・ブライヤーを2丁使います。すこしだけ高価ですが、脆弱なのに邪魔な「絞り連結棒」を損傷させないためにもこれは必要な工具ですし、他用途でも広口瓶の固い蓋外しや給排水配管のメンテナンスなど何かと便利なものです。一家に2丁は常備すべし…

 

 随分と久しぶりに眼底検査を受けました。糖尿病主治医から定期的に受けることを推奨されているのですが、これまで行っていた眼科は混雑がひどくて敬遠してしまいました。今日行ったのは近所に新しく開院した眼科で、空いていることを期待して受診したのです。

 目論見は当たって、ほとんど待たされることなく検査は進み、眼底出血は見られないとのことなので安心です。年二回程度は受けた方がいいという医師の推奨なので、また年末に受けるつもりです。新規開業だけあって各種検査機器は新型を揃えていました。火曜日は比較的すいているとのことで、この目論見も的中…

 

 ここ数日の分解整備や以前のそれを再分解して確認するなど色々と調査や考察を加えた結果、「8枚玉タクマー」の「V期型」は「V期型 A」と「V期型 B」とに分類を変更することにしました。その結果、「8枚玉タクマー」は8種類、「7枚玉タクマー」は4種類の合計12種類の変種が存在するということです。細かい変更を見て行くと、もっと分類は分かれそうな予感も…

 

2018/6/25

 昨日の午後から晴れて気温が上がってきました。これからしばらくは梅雨前線が消滅状態になるそうです。つまり夏本番の到来…

 

 昨日は「W期型 B」と思しき8枚玉を分解整備しました。「B」のお約束で、ヘリコイド装置の摺動板の片側にプラスチック製を用いています。しかし、初めて気付いたというか認識したのが、内筒と中筒との結合ネジ溝がそれまでの「12条」から「6条」へと変更されていたのです。このことにはもっと早く気付くべきでした。見ているようで見えていないということか…

 また、「W期型 C」の最終付近の個体も分解を始めているのですが、これがヘリコイド装置の摺動板の片側にプラスチック製を使っていないのです。問題があって止めてしまったのか、単に在庫旧部品を混用したのか、解明が必要な事態です。内筒と中筒との結合ネジ溝は「6条」です。ショボン…

 これまでに「W期型 C」は幾つも分解整備しているはずなのに、それらのことに注目していませんでした。興味が向かなければ見ていても目暗同然…

 

 なお、上記「W期型 C」の最終付近の個体ですが、プラスチック製から真鍮製へと戻ってしまったと書きましたが、ヘリコイド装置も分解して見たら、真鍮製の角板に真鍮ワッシャーから変更していたのです。全体に汚れていたことと、その真鍮角板を見ての早合点でした。目が悪いのを実感…

 「6条」となった内筒と中筒との結合ネジ溝ですが、分解後の組立が「12条」より容易です。これを改善と言うべきなのか…

 

2018/6/24

 梅雨空が続きます。鬱陶しいですが、雨が無ければこの国は豊かでいられない…

 

 昨日は「T期型 B」の8枚玉を分解整備しました。「T期型」のお約束で、絞りリンクの三日月型カムの側面開放部分にカム・プロフィルを修正したと見える打痕があります。 そのほかにも鏡胴内部に「T期型」独自の証拠があり、絞り環のクリックからして完璧な「T期型 B」です。光学系は健全なので内部鏡胴には手を付けていません。しかし、絞り羽根前側に1か所赤錆が ありました。これは前群レンズホルダーを外してドライバーの先で擦ることできれいに取れて、作動に少しの支障も残りません。

 鏡胴に手擦れも少なく、全体に良い状態です。この半世紀の間、あまり使われなかった模様…

 

 ところで、この「766***」という6桁のレンズシリアル番号帯は謎の多いものです。亭主は他に「766156」という熊本の閉店したカメラ店から出土 した「V期型」を所持しています。

 「766135」が「T期型」で、それは旭光学工業が1964年「PENTAX SP」の発売広告に使った「1000295」というカメラシリアル番号の「SP」に付いているのを当時の雑誌写真で確認しました。

 「766141」が「V期型」で、台湾から「ebay」に出品されたネット画像で確認しました。

 他に「T期型」としてネット画像で確認したのが、「766022」と「766220」とです。

 このように、離れた製造時期と思われるものが同じ番号帯に混在しているのは謎以外の何物でもない…

 

 先日の半自動絞り鏡胴のヘリコイド分解で「8枚玉タクマー」のヘリコイド装置についても色々と興味が湧いています。そのこともあって暫くぶりの分解整備に手を付けているのですが、その中で新たな気付きや思い出したことが幾つもあります。

 「8枚玉タクマー」以降の鏡胴はヘリコイド装置が単独のユニットとして存在していて、他の部品はこれに取り付けて鏡胴を形作るという「要」の部品です。その分解・組立を正しく会得することが非常に重要であるということです。

 「8枚玉タクマー」のヘリコイド装置は「内筒・中筒・外筒」という三重構造です。それぞれの筒同士はネジ溝によって結合しています。内筒と中筒との結合ネジ溝は約200度の回転角である12本のネジ溝です。中筒と外筒との結合ネジ溝は0.5mmピッチの微細逆ネジです。

 内筒と外筒とは、回転止めの「摺動板」によって結合しています。内筒には対向する二か所に「摺動板」を取り付け、外筒にはそれが「摺動」する溝が二本あります。この二つの同形である「摺動板」はそれぞれ二本の小ビスで固定しているのですが、外筒にある二か所の「摺動溝」ごとに、そこで組み合わされる「摺動板」を固定する小ビスの頭の形が異なります。一組は「皿頭」で、他は「円筒頭」です。

 なぜこうなっているのかということを不審に思い、その理由に気付けば、正しい選択は自ずと定まります。この辺は観察と思考を問われるところでしょう。

 ところで、昨日、一昨日と2個の「8枚玉タクマー」を分解整備したのですが、その中で分解痕のある方のヘリコイド装置は、この小ビスの使い方を間違っていました。業者が行った整備だと思うのですが、小ビスの緩み止め塗布の杜撰さのことと合わせて、その作業者のスキルの低さが浮き彫りとなりました。プロにも色々あるということでしょう。

 

 中筒を回して内筒を繰り出すと、中筒は外筒に近づきます。つまり、無限遠にしたときに中筒と外筒の間に余裕が無いと、内筒の繰り出しが制限されるという事です。逆に余裕を持たせすぎると、内筒を戻しても少し繰り出された状態になり、無限遠が出せないということになります。この両方を満足させる「余裕」がどのくらいかという事が重要になります。

 内筒の回転を止める「摺動板」は対向する二か所で、外筒の二か所の「摺動溝」のどちらと組み合わせるのかは、中筒と外筒の間隔を0.25mm動かしますから、その選択を誤ると鏡胴が組み上がった時に問題となる場合があります。

 中筒を動かす回転角は約200度前後ですから、それを支障なく回せる余裕があればよいということになります。つまり、中筒と外筒を軽く一杯に締めこんだ状態から200度以上緩めて行って、その先直近の位置の「摺動板」と「摺動溝」を組み合わせると良いということになります。これで中筒と外筒の位置関係は決まります。

 内筒は中筒に対して30度ごとのネジ溝(ピッチ14mm)の結合が可能です。しかし、「摺動板」の取付位置との関係がありますから、どこの組み合わせでも良いという訳にはいきません。理論的には、適正なのは1/6の確率ということになります。このことから、分解する前に内筒と中筒が離れる瞬間の位置関係をマーキングして置くことが重要です。製造現場では、どこで組み合わせるという目印を決めていたと思うのですが、まだそれを見つけていません。

 

2018/6/23

 やはり曇っている朝です。気温も高くありません。午後には降ってくること必定…

 

 以前入手後に放置してあった「V期型」の「8枚玉タクマー」を久しぶりで分解清掃しました。飾銘板を外すと、以前業者による分解整備を受けた痕跡が見られます。「先端部アタッチメント取付枠」の小ビス3本に緩み止めを塗布してありました。しかし、付け過ぎたようで、取付枠の後ろや、内部鏡胴先端部にも流れ込んでいました。杜撰な性格の作業者だったのでしょう。ヘリコイドは快調なので回りを拭く程度にして、分解には手を付けません。マウント台座内の「絞りリンク」には要所に入念に注油して動きを円滑にしました。この潤滑が切れている個体が多いことは有名です。ここには定期的な分解整備が必要なのです。

 取り外した「先端部アタッチメント取付枠」、「ピント環」、「被写界深度指標環」、「絞り環」はぬるま湯に浸けてから洗剤と歯ブラシで洗うと、各部表記やローレット溝の汚れが取れて新品同様になりました。

 レンズ群は絞りの後ろ面に線黴が繁茂していたので、そこだけを洗剤で水洗いすると綺麗に取れました。この木の根状に繁茂する黴は洗剤で水洗に限ります。無水エタノールでは跡が取れないことがあります。

 完全乾燥を待つため組立・調整はまだですが、全体に薄汚れていた鏡胴は別物のように綺麗になりました。

 なお、外からでは見えない内部の構造はすべて「V期型」の特徴を備えているので、「二個一」などは受けていないことが確認できました。満足、満足…

 

 近頃老眼が一段と進んでいるので、細かい作業が億劫です。それに、精密ドライバーを操る指先がおぼつかなくて困ったものです。齢は取りたくない…

 

 まだ手付かずの「8枚玉タクマー」は5本転がっています。地道に、愉しみながら整備するしかない…

 

 清掃済だったものを組立・調整を済ませて試写しました。手擦れの少ないきっかり無限遠の出る普通の健全な「V期型」の8枚玉…

 

2018/6/22

 晴れの朝です。今は湿気が多いのですが、午後に向けて次第に換装してくるとのことです。しかし、この晴れも今日だけで、明日からは梅雨に戻る…

 

 昨日、半自動絞り時代の標準レンズを何種類か分解していて、すっかり忘れていたその正しいヘリコイド分解方法を再会得しました。

 まずお約束として「絞り環」は開放にします。「ピント環」を最短距離にまで回して内筒を繰り出し、この時点でマウント面の二本のビスを抜きます。この根元にネジ溝のあるビスは先端が長い円形ピンになっていて、ヘリコイド内筒の回転止めになっています。これで内筒が回転するようになりますから左回しに抜き取ります。この状態でヘリコイドのネジ溝の清掃やグリースの塗布が行えます。

 組立は今の逆の手順で行いますが、12組ある内筒のネジ溝を中筒のネジ溝に捻じ込む位置決めが極めて重要です。その正しい位置とは、「ピント環」は最短距離にして、その状態の「ピント環」の無限遠マークと「絞り環」のための「指標赤点」とを合わせた位置が正しいネジ溝の導入部です。 これ以外の場所でも組み合わせ可能ですが、それだとうまくいきません。正しく組み合ったら内筒を止まるまで右回しにします。その位置でマウント面に二本のビス(ピン)を戻します。これで正しく組立が終わっているはずです。何ともうまく出来てい るにゃん…

 

2018/6/21

 庭の槿、底紅が咲き出して一週間、まだちらほらです。各輪とも二日ほどの命ですが、これから10月まで次々と咲き続けるのかな…

 昨日からの雨は今日で一旦止んで、明日はまた少し暑くなるらしいのです。寒いのは苦にならないけれど、暑いのは最低…

 

 久しぶりで交換レンズの分解を試みました。「PENTAX S3」から実現した全自動絞りですが、その時に「PENTAX S2」も後期型に変更になり、それも全自動絞り対応になりました。しかし、それのセット・レンズとされたのが「Auto-Takumar 1:2/55」です。これは半自動絞りの「Auto-Takumar 1:2 f=55mm」の表記方法を変えただけのシロモノです。特に必要では無かったのですが、構造に興味が湧いてそれを途中まで分解して見ました。

 大分以前に「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」を分解したことがあったのですが、すっかり忘れています。そのときに分解・組立を記録していなかったので、今回も初めてとほとんど同じ状態でした。

 この時代の鏡胴は全自動絞りとなった「Auto-Takumar 1:1.8/55」の鏡胴構造とはまったく異なっています。どちらかと言うと、東独ツァイスの「パンカラー」とかと同じような基本構造だと思います。旭光学工業はここから独自構造へと脱皮していったことが分かります。

 鏡胴分解の最初はマウント面の2本のビスを抜くことから始めます。このビスは根元がネジで、その先端が長い丸ピンになっていて、それがヘリコイド内筒の回転止めになっています。これを抜くことでヘリコイド内筒は鏡胴後部に付いているヘリコイド中筒から回しながら抜き出すことが出来るようになります。

 つまり、レンズ玉や絞りのメンテナンスをするときには必ずヘリコイドを分解しなければならないという問題を抱えています。これを嫌ったのが旭光学工業のその後の鏡胴構造なのです。

 ヘリコイド中筒は回転幅規制ビスを抜けば回して外筒から抜き取ることが可能です。その結合ネジは逆ネジの極微細なビッチとなっています。

 ヘリコイドの中筒と内筒とを結合するネジ溝は12組です。特定のネジ溝同士を結合させないと不具合となりますから、抜き取る時にはその位置関係をマーキングして置くことが肝要です。そうしないと組立時にえらく難儀します。亭主の場合は…すっかり忘れていたので難儀しました。

 また、組立時には半自動絞りのための絞り連結板が邪魔します。それが邪魔にならないようにピント環を操作すればすんなりと組み立てられるという構造ですから、よく考えてあると言えばそうなのですが、ムズイ…

 

2018/6/20

 やはり梅雨は戻っています。室内は昨日の熱が残っていますが、これから低温な外気に支配される…

 

 露WCが始まって恒例のテレビ番組が侵食されています。興味の無い者には迷惑のみ…

 

2018/6/19

 暫くぶりで晴れた朝です。これぞ本物の「皐月晴れ」…でも、明日からはまた当分梅雨空に戻るらしい…

 

 直下型地震の震源近くはいきなり大きく揺れるから、塀や家具が倒れるときに逃げ難いのかもしれません。活断層の上に住んでる人は心せねば…

 

2018/6/18

 今週も梅雨空が続きそうです。雨の降る時間は少ないのでしょうが、日も照らないので憂鬱…

 

 8時ごろ、大阪で少し大きな地震があったようです。直下型で震度6弱だと屋根をやられる家が出そう…

 

 大阪地震で高槻市の学校プールの塀が倒壊して死人が出ているようですが、画像で見る限りありえへん構造のブロック塀です。40m近い全長に渡って控え壁が皆無です。以前の関西大震災で倒壊しなかったのが不思議なくらいのお粗末な構造です。もしその後に作られたりしたのなら、犯罪級の塀です。いずれにしても施設管理者の高槻市教育委員会の責任が問われること必至…

 

2018/6/17

 今日も天気は回復しそうもありません。昨日同様たいした雨にはならないのでしょうが…それにしても低温…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」について少し深く考察・研究する最近の日々なのですが、その中で見えてきたり、疑問に思ったりすることがあります。「7枚玉タクマー」が「6群・7枚構成 変形ダブル・ガウス型」の一眼レフ用標準レンズの栄えある「始祖」らしいということや、それが「世界標準」となったこと、その最終期型が次世代の「開放測光鏡胴とマルチ・コーテイング」の「始祖」となったことなど、また、「8枚玉タクマー」の特徴あるレンズ構成がどのような考えで考案されたのかということなどです。

 8枚玉タクマーが「Super-Takuamr 1:1.8/55」の「変形ダブル・ガウス」の後方に凸レンズを追加したのは、明るさを実現するためにより大口径にしたことによって顕著になった「コマ収差」を抑え込む効果を得るためだったのではないかと思います。しかし、それによって凸凹の補正バランスが崩れます。それを防ぐために凹レンズを追加し、それを3枚貼り合せで実現としたと考えると納得が行きます。

 しかし、この3枚貼り合せは製造により困難をもたらし、大量に迅速に生産するのには向かないということと、折しも光の分散を少なくすることのできるレンズ新素材が供給されると、それを凸レンズに用いることで補正のための凹レンズを減らせるということになり、「7枚玉タクマー」の開発へと向かわせたのだと推測します。

 

 そもそも論として、一眼レフ用標準レンズにダブル・ガウスの2群目を剥がして「変形」ダブル・ガウス型とした始祖はどれなのかということも興味があります。ダブル・ガウスを5群6枚構成にした最初は1957年距離計連動カメラの「ミノルタ ・スーパーA」らしいのですが、それが一眼レフ用標準レンズとなると、やはり1958年「Takumar 1:1.8/55」ということになるのではないかと思います。まだ他の先行例を知りません。

 

2018/6/16

  台風が沖縄地方を襲うとのことです。今年は太平洋の西の端で発生しやすいのかもしれません。梅雨前線の位置次第でどこで被害が出るか気を許せません。警戒警戒…

 

 昨日近所のスーパーに山積み拡販していた透明なコカ・コーラを試しに1本だけ買いました。今朝味見をしたら、一口目は何だ、ただのサイダーじゃないかと思ったのですが、二口、三口と飲み進めるうちに口の中に嫌な苦みが広がりました。恐らく人工甘味料のせいだと思うのですが、二度と買うまいと決意させる味…

 

2018/6/15

 今日もまた曇りの朝です。連日予報より気温が上がらない日が続いています。今日もそうなのか…

 

 やはり「8枚玉タクマー」への人気が急騰しています。昨夜の巨大漁場では27K超えという驚異的値付けで釣り上げられていきました。半世紀前の新品での販売価格が21Kだったのですから、溜息…

 「T期型」の「968***」台というのは「765***」、「766***」の次に来る番号帯ですから、初期の方の個体です。それに、程度も良さそう…

 でも、その前の「967***」台が「U期型」や「V期型」だけが出現するという変な状態ですから、なんか微妙…

 

2018/6/14

 今日も雲の取れない朝です。暑くないので楽なのですが…

 

 50mm標準レンズ「1:1.4」というレンズ構成の世界標準となった「6群7枚構成 変形ダブル・ガウス」ですが、その始祖「7枚玉タクマー」の最初の製造グループがレンズシリアル番号帯「142****」に属する推定最大5,000個です。この番号帯は「8枚玉タクマー」の番号帯の中に先行的に大きく離れた飛び地として存在していますから、機種変更に備えて先行製造されたものと判断できます。これらは言わば分かり易い初版本的な位置付けです。折角「7枚玉タクマー」を入手するなら、希少なこれを探すべき…と煽ったりして…

 

2018/6/13

 梅雨はずる休みとのことですが、北東気流のせいか雲が取れません。晴れてくれば暑くなるらしいのですが…

 

 巨大漁場では「2K」超えの「8枚玉タクマー」が連発です。先のが程度の悪い「W期型」でしたが、今夜結果の出るのは小奇麗で、しかもより希少な「T期型」です。さて、これは幾らにまでなるのかな…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」の時代に、他の有力カメラメーカーの同級標準レンズはどのようなものだったのか興味が湧いて、少し調べてみました。すると、1965年に誕生した「7枚玉タクマー」というのは、その「6群7枚 変形ダブル・ガウス」というレンズ構成が、「1:1.4」の明るさで「50mm標準レンズ」としては最初の機種であることが分かりました。他の有力メーカーの場合はもっと後の時代にそれを実現させていて、その極めて類似したレンズ構成が「世界標準」になったことが分かりました。びっくり…

 

2018/6/12

 昨日南岸を通った台風はあまり梅雨前線を刺激しませんでした。離れていたせいで風も強くならず、まずは良かった…

 これからしばらくは梅雨のずる休みになるそうです。また、ラニーニャは終わって、エルニーニョになりそうだとのことですから、今度の冬は暖冬とのこと…

 

 巨大漁場で昨夜釣り上げられた「8枚玉タクマー」は驚きの「20K」超えです。光学系はともかくとして、何とも手擦れ、色褪せの酷い鏡胴で、ちょっと使いたくないぐらいのレベルだと見えるのですが…

 これは「8枚玉タクマー」が噂ネットに取り上げれた影響なのでしょう。この傾向はどうなるのか…

 

2018/6/10

 暗い朝です。雨も降り始めました。昨日の暑さは去っています。梅雨本番…

 

 亭主の興味の対象である「8枚玉タクマー」についてですが、その誕生は定説では1964年の「PENTAX SP」のセット・レンズとしてであるとされています。しかし、亭主はそれより前、ハイエンド標準レンズとして単体で販売されていた時期があることを特定したと思っています。そしてその販売開始時期は1962年であると確信しています。

 旭光学工業が「PENTAX」カメラの交換レンズに「Super-Takumar」という機器名称を付け始めたのは1962年「PENTAX SV」のセット・レンズ「Super-Takuamr 1:1.8/55」に対してです。この交換レンズは「Auto-Takumar 1:1.8/55」の名称だけを変更したもでした。同時期に併売していた「PENTAX S3」のセット・レンズの名称は「Auto-Takumar 1:1.8/55」のままです。

 ハイエンドのカメラ「SV」のセット・レンズにだけ「Super」の機器名称を与えたのは、同時期に上梓しようとしていたハイエンド標準レンズ「Super-Takumar 1:1.4/50」の存在が反映したのかもしれません。つまり、「Super」の機器名称を与えられた最初の機種こそ「8枚玉タクマー」なのではないかというのが亭主の考えです。

 

 「Nikon」が一眼レフ用の標準レンズに50mmの「1:1.4」を実現したのは「8枚玉タクマー」の上梓と同じ1962年のことのようです。それまでは58mmでした。この時には「変形ダブル・ガウス型」でしたが、5群7枚構成というものでした。「Nikon」がダブル・ガウスの2群目貼り合せを剥がすのはもっとずっと後のことです。その点で、当時の旭光学工業はレンズ設計の先進性が際立っていたと思います。

 旭光学工業が「8枚玉タクマー」を1965年に「7枚玉タクマー」へと変えたのは、上記「Nikon」の50mm 1:1.4の存在が影響しているのかもしれません。当然トリウムレンズの登場がそれを実現させたということでしょうが…

 

2018/6/9

 台風が梅雨前線を刺激するパターンになってきました。来週は大荒れになりそう…

 

 「K-1」アップグレードサービスの追加予約はいよいよ最終枠のみになりました。8月20日からだった亭主の予約枠が7月1日からに繰り上がるのを希望しておいたのですが、その正式な知らせはまだ…

 

 最近の巨大漁場の傾向として、「T期型」の「8枚玉タクマー」が現れると、あまり程度が良いようには見えなくても結構な高値になります。亭主などとても手を出せないレベルの時もあります。希少性もあり、それで人気なのは分かるんですけど…

 

2018/6/7

 未明までの雨は上った朝です。でも、曇りなので日差しはほとんど望み薄…

 

2018/6/6

 いよいよ雨の日の始まりです。気温も下がって湿気が高い…

 

2018/6/5

 明日から雨ベースの日が続くようですから、今朝は夜具を陽に曝しています。しかし、雲がだんだん増えてきている…

 

 昨日10時から「K-1」アップグレードサービスの追加予約が開始されましたが、今朝現在で追加の枠はどれも空いています。海外ネット上に「K-1U」の誹謗記事が出た影響かな…

 

 これまで「8枚玉タクマー」は「159****」が最後のレンズシリアル番号帯だと思っていたのですが、今日「1648604」という番号のものをネット上で見ました。当然「7枚玉タクマー」の出現している番号帯の中です。これが「二個一」ではないのなら、両者の境界の不可解は深い闇…

 

 夜になって見たら、「K-1」アップグレードサービスの追加予約8月分が満了になっていました。残るは9月分の2枠…

 

2018/6/4

 晴れが続きます。これは明日火曜までで、水曜からは雨ベース…

 

 今日10時から「K-1」アップグレードサービスの追加予約開始です。どのような状況になるのやら…

 

2018/6/2

 今日も晴れです。気温も上がってきました。来週半ばには南下している梅雨前線が戻って来るようです。流石の気象庁も梅雨入りを宣言するでしょう。それを逃すと機会が失われそう…

 

 リコーイメージングのサイトで、「K-1」のアップグレードサービスの6月4日からの追加予約が公示されました。来週月曜の10時からです。今度もすぐに満杯になる予感…

 

2018/6/1

 今朝は気温が下がっています。いよいよ梅雨寒か…でも、良く晴れて秋空のよう…

 

2018/5/31

 今朝もどんよりとした梅雨空です。昨日のように午後には雨なのかも…

 

 昨日話題にしたデジカメ噂話サイトの閲覧者から言われているのが8枚玉高騰の危惧です。最近相当に程度の悪い物でも巨大漁場にて高値が付けられますから、その傾向にあることは確か…

 絞り開放付近のボケがきれいという評価ですが、1964年アサヒカメラの「ニューフェイス診断室」における測定値でもそれは推定できます。中心が最良になるようにピントを合わせると、周辺に行くに従ってなだらかに数値が悪くなります。また、絞ってもピント面の移動はほとんど無いようです。つまり、開放でフォーカスすれば絞ってもピントがずれることが無いということで、自動絞りレンズには必要な性能であるということです。

 

 昨日話題にした「K-1」のアップグレードサービスの予約追加のことですが、今日早速発表されました。再受付は6月4日からですから、亭主の予想より一週間早いという事になります。追加される受付枠の日程は見事的中…

 

2018/5/30

 梅雨空の朝です。結構蒸し暑い…

 

 「K-1」のアップグレードサービスの予約は「8月20日から8月31日」だったのですが、昨日リコーイメージングからメールが来て、「7月1日から7月10日」を希望するなら受ける旨の内容でした。早速希望しましたが、これは8月21日から最終の9月30日までの受付枠を近日再受付するための準備行動なのでしょう。再受付は恐らく6月11日の週かと推理…

 このリコーイメージングの動きは、個々のグレードアップ作業が予定より早く行われていて、余裕が生じていることを意味しているのではないかと思われます。その余裕分について予約分を前倒しして、新たな枠を確保するということでしょう。現在フリーのお預かり期間は2か月以上と公告していますが、案外日数はかからないのかも…

 

 ネット上の高名なデジカメ噂話サイトで、「8枚玉タクマー」の高評価が語られています。画像によれば「W期型 B」だと思いますが、ボケが良いとか、操作性が良いとか、価格が高騰しそうなのが悪いとかです。こんなに持ち上げられると、いよいよ入手難の時代が来るのかな…

 それにしても、評価に使った個体の状態は随分と汚いです。もっと手入れをしろよ…

 

2018/5/29

 どんよりとした空で湿度のある朝です。いよいよ梅雨前線が北上です。ここ数日は同じような天気になりそう…

 

 最近の「巨大漁場」の傾向として、「7枚玉タクマー」に相場違いの値付けをして放流する業者が多いことです。「8枚玉タクマー」ならまあ少しは許せるかなという値付けを「7枚玉タクマー」にするのです。頓珍漢の極致…

 

2018/5/28

 そろそろ南下している梅雨前線が戻って来そうです。まだ降りそうではありませんが、曇り空…

 昨日は山の神親族の50回忌法要のため小平に行ってきました。行き帰りともナビ任せにしたら、初めての経路を多く案内されました。どちらも当初の到着予測時刻と近かったのには感心頻り…

 

2018/5/25

 昨日の午後の雨予報は見事当たりました。洗濯物は事前に取り込んだので無問題…

 今朝は曇りですが、雨にはならないでしょう。徐々に気温も上がっている…

 

2018/5/24

 昨日予報より少し早く降り出した雨は、その分だけ早く止みました。既に青空が広がる朝です。でも、午後には雷雨があるかもと天気予報は脅かします。寒気と暖気が入り乱れるからなのでしょう。昨日少し濡らした洗濯物を干すのは慎重に…

 

2018/5/23

 冷涼な朝が続きます。今日の午後は梅雨前線が北上して北東気流が強まるようです。なので午後から明日にかけては冷たい雨…

 

 「PENTAX K-1」のアップグレードサービスの予約は全枠が満了しています。しかし、一般受付なら継続とのことで、その場合は通常より日時がかかるとのことです。予約にあぶれた連中が殺到して、当面の預かり期間は相当に長くなる恐れもあるのかな…

 

2018/5/22

 梅雨前線は南に下がり、北の冷涼な空気に支配されているので肌寒い朝です。でも、日中は暑くなるそうです。しかし、湿度が低いのでカラッとしているのだとか…

 

 昨日の夜に滑り込みで予約した「K-1」のアップグレードサービスですが、今朝確認したら、全枠すべて満了となっていました。これはサービス期間延長を行わないと、東馬込では暴徒による打ちこわしが起きること必定…怖いですね…

 

 ネット上にグレードアップの作業次第の画像と高名な批評家のレポート記事が公開されていますが、それを見ると、なかなか大変な作業です。それ以上に手間暇がかかるのがAFなどの再調整のようで、作業者一人で日に3台程度ということですから、リコーが受け取るお代では赤字でありそうな内容です。希望者殺到ですから、嬉しいんだか苦しいんだか…

 

 近年は野鳥が多くなりました。方々で鶯や四十雀が縄張りを主張しています。現在の土地に居を構えたばかりの頃は近隣にもっと緑がありましたが、窓辺に野鳥の声を聞くなどという事はごく稀でした。人家建て込んだ今のほうがはるかに頻繁です。それだけ山が住み難くなったのかもしれません。住人が年寄りばかりになったせいかも…

 

   ついついと言訳ばかり四十雀   雌山

 

2018/5/21

 今日は二ヶ月毎の通院の日で、先週の採血検査の結果が分かりました。二つの診療科を梯子して、どちらも持病の方は依然として平穏に維持状態で変わり無しでしたが、懸案のピロリ菌除菌二回目については見事成功!という結果でした。これでこれから新たに取り込まなければ、ピロリ菌により癌になる惧れは無くなりました。まずは重畳至極…

 午後は杞憂好き山の神の検査通院のアッシー君です。結局、今日は病院の待合室で半日過ごすことに…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」のレンズシリアル番号の使い方の謎は一向に納得が出来ません。これまで「8枚玉」しか見つかっていなかった「14908**」に「7枚玉」が存在しているのです。これまでは「7枚玉」は「142****」として「8枚玉」の中に先行的にまとまって存在しているのは承知していますが、その次に現れるのは「158****」からだったのです。それなのに「14908**」という「7枚玉」が見つかったので定説は崩れました。まったく訳が分からん…

 

 「K-1」のアップグレードサービスの予約が今日であることを夜になって思い出し、さっそく試みたところ、8月下旬以降しか空きがありません。あな恐ろし…

 

 「K-1」のアップグレードサービスの予約を済ませましたが「8月20日から8月31日」です。しかし、現在これは既に満杯です。残るは2枠ですが、とてもそれでは足りなそうです。サービス期間延長必至…

 

2016/5/19

 梅雨空が戻って来るようです。昨日の暑さは去って、暗い朝です。明日は夏日にもならない予報…

 昨日の午後、横浜某デパートのお客様感謝割引を利用して「木屋」の「飯台」を購入しました。これまでのものは七合用で大き過ぎたことと、薄い材質なので底が抜け易いという粗悪品だったのですが、今度の品は五合用というのが我が家には使い易そうであり、材質は分厚い木曽サワラなので丈夫そうです。蓋が無いので、これまでのものを丸く切って小さくして流用するつもりです。これまでも蓋を使うことなどほとんど無かったことだし…

 

2018/5/18

 晴れた空は白く、夏を感じる朝です。気温より湿り気がそれを感じさせるのでしょう。梅雨の晴れ間…

 風は弱く、開け放った窓のカーテンをかすかにしか揺らしません。そろそろエアコンの出番かな…

 

2018/5/16

 今朝は気温高めです。湿気も感じます。日中は真夏日近くになりそう…

 今月は年6回と4回の狭間の月なので収入がありません。特に4回の月の直前なので同じく11月と共に一入です。山の神の稼ぎ頼りで不如意千万、いと寂し、侘し…

 

2018/5/15

 今日は夏日になるどころか、真夏日になるところも出そうとのことです。今週は気温高めに推移するらしい…

 

2018/5/14

 今日は通院で忙しいのです。まずは市大福浦病院へ通院です。採血検査とその結果診察が泌尿器科と放射線科です。午後4時からは市民病院にて採血とピロリ菌の呼気検査二回目です。これで撲滅できていなかったらどうなるのかな…

 

 昨日は「KOPIL FOLDING DUO-TRACK BELLOWSCOP」が手元に来ました。「ライカLマウント」ですから、たくさんある「引き伸ばしレンズ」を使えます。入手した個体はこのシリーズの中でも最も初期のものである特徴を備えています。そのわりに程度が良好なので、ほとんど使われなかった死蔵品なのでしょう。これからは日の目を見させねば…

 

 今日の通院は二割負担になって最初でした。いつもより請求額が少ないのでそれに気付いたというお粗末…

 

2018/5/13

 西退していた梅雨前線が東進を始めたようです。午後には雨…

 

2018/5/12

 梅雨前線は支那中部に西退していて、晴れて気温が少し戻っている朝です。今日は夏日になりそう…

 

 アメリカのネット・オークションで有名なのが「eBay」ですが、そこで「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS」を探しても、「初代・前期型 A」と「初代・前期型 B」の姿を見ることが出来ません。「初代・前期型 C」以降のものしか無いのです。それが輸出されなかった可能性が大きいのではないかと思われます。

 特に「初代・前期型 B」は「初代・前期型 A」の「仕掛品」を手直しして造った可能性が大きいことから、そのようなものをわざわざ輸出に供することは無かったと思われます。故にそれが「eBay」に現れないのは当然なのかもしれません。しかし、「初代・前期型 A」は現れても良さそうなのですが、その製造数が僅少だったために輸出されなかったのでしょうか…

 

2018/5/11

 晴れましたが低温傾向は続いています。夏の服装は出来ません。でも、これから数日、週末は暑くなるとのことです。でも、通院予約の月曜はまた雨…

 

 「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS」の使用説明書にはレンズごとの倍率表があるのですが、そのうち「Macro-Takumar 1:4/50」の倍率表は変です。その表に記されている操出量を倍率で割っても焦点距離の近似値とならないのです。その他のレンズの場合はどれも近似値になるのにです。不審です。合点がいかない…

 「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS」には曲尺型の倍率定規が付属しているのですが、それは50mm用と55mm用の二種類です。そのうち55mm用は等倍時の操出量は56.7mmの目盛りとなっています。つまりこれが「Takumar 1:1.8/55」の実質の焦点距離ということです。

 ところが、50mm用の等倍時の操出量は51mmです。これはどのレンズのものかという問題があります。

 使用説明書には明るいレンズは接写に向かないと書いているし、倍率表も無いので対象としていないのかもしれません。そうすると「Macro-Takumar 1:4/50」が対象ということになりそうですが、このレンズ、実質焦点距離は52mmぐらいのはずです。そうすると51mmというのは、アサヒカメラのニューフェイス診断室で調べた「Super-Takumar 1:1.4/50」の50.2mmとの中間である可能性があります。重箱の隅をつつくのは楽しい…

 

 一昨日発見した角レール前端4mmネジ穴の緩み止めですが、それがあるのは初代の「前期型」だけであることが分かりました。「中期型」からは省略されたことを確認しました。二代目「K」からではありません。早とちりはいかん遺憾…

 

 亭主は「KOPIL」のベローズ装置を蒐集することも興味の対象の一つなのですが、このたび、二本丸レールが折り畳める「ライカLマウント」のものを入手することになりました。既に「ミノルタSRマウント」のものは手に入れていたのですが、「Kマウントカメラ」で使えるものとして今度の入手は大きな意味があります。それに、「KOPIL」の歴史の中では最も初期の製造に属する部品構成なのも入手の大きな動機です。

 

2018/5/10

 梅雨寒、梅雨空の続く朝です。連休中に夜具を薄くしたので後悔の日々…

 

 昨日は角レール前端のネジ穴にある「緩み止め機構」の発見がありましたが、その後改めて見返したところ、更なる気付きを得ました。

 「初代・前期型 A」だけの特徴として、カメラ台座基部後端上面に窪みがあり、そこに白いプラスチック製の蟻型部品を固定する二本のナベ頭ビスがあることは既に承知のことでしたが、 不審に思うものの、次の期型からはそれが無くなっている理由が分かっていませんでした。しかし、昨日の観察でその理由というか、そうした理由と、その方法 に気付きました。

 実は、カメラ台座基部後端上面の窪みはその前端上部に移されたのです。その方法としては、前後対称形のカメラ台座自体を180度回転させて蛇腹やマウント金具 、ダイヤル軸を取り付けているのです。つまり、元々のカメラ台座素材に対して必要な加工をするときに、180度回転させた状態で穴明け加工等をしているのです。ダイキャストによる製造と思われる台座素材自体の 製造のための金型を変更してはいないのです。

 このようにした理由は、窪みを外に出したくなかったという事でしょう。意匠的、美的外観の追求からその変更を加えたのだと推定しますが、そのことで白いプラスチック製の蟻型部品を外して整備する時に具合が悪くなりました。蛇腹を外さなくてはならなくなったのです。

 その整備の必要性はダイヤル軸を片持ち式に変更したことで少なくなりました。そのこともこの変更を選択した理由ではないかと推定しています。ああだこうだと弄り回していた 当時の技術者の姿が目に浮かびます。いと人間臭し…

 

2018/5/9

 寒い梅雨空は今朝も続いています。沖縄にも宣言は出ましたが、関東以西太平洋岸に出さないのは意味不明です。同じ梅雨前線の雨空ですから…

 

 「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS」の「前期型 B」を入手しました。全く使用痕が見られないものです。さすがに製造後半世紀という経年の窶れは纏っているものの、蛇腹の状態を含めて姿は健全そのものです。おそらく販売店におけるデッドストックと思われます。

 「前期型 B」というのは「前期型 A」の仕掛品を用いて作られたものだと推定していますが、その製造数は一ロット500個程度だったのではないかと思っています。それくらい中古市場に現れる頻度が少ないものです。

 「前期型」の特徴は三脚台座の微動装置ダイヤル軸が「両持式」であることと、レンズ台座マウント金具の取り付けが前方からの四隅の皿ビスによるものというものです。これが「中期型」になるとすべてのダイヤル軸は「片持式」になり、レンズ台座マウント金具は台座側面から芋ビス3本で押さえる方式になっています。つまり「中期型」からがアジャスタブル完成形ということです。組立時に調整が出来ない「前期型」はそれだけ部品製造時の精度が求められ、それを満たしたものたちであるということでもあります。

 「前期型」は「A」「B」「C」共に一ロット程度の製造の可能性が高いと思っています。さすれば1,500個という数が全世界に散って行き、半世紀を経た今の残存数はどれくらいなのか、想いは遥か…

 

 ところで、「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS」のシリーズについては、最終型の「PENTAX AUTO BELLOWS A」に至るまで三脚台座のカメラ小ネジ穴にはコイルスプリングが捻じ込まれていて、それが緩み止め機構となっているのは承知していたのですが、この度「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS」の「前期型 B」を入手したことで、それを詳細に観察していて気付いたのが角レールの先端のネジ穴にも同様なコイルスプリングが捻じ込まれていることです。これも緩み止めのためなのですが、これは角レール後端のネジ穴には付いていません。

 角レール先端のネジ穴には各台座の外れ止めのための円盤ボルトが捻じ込まれるのですが、その他に、先端部にはフィルムコピアを取り付けるようになっています。この部分に緩み止め機構が設けてあるのは、このフィルムコピア取り付け時に緩まないようにするためだと思われます。

 しかし、調べてみると、この部分の緩み止め機構は「Kマウント化」以降は廃止されています。角レール後端と同じ単純なネジ穴に変えられているのです。必要性が少なく、更に製造工程省略のための合理化なのでしょうが、価値としては確実に下がった…

 これまで指数を超える個体を手にしているのに気付いていなかったのは、観察眼の欠如以外の何物でもありません。反省頻り…

 

2018/5/8

 近年の常態として、大型連休が終わると関東は実質的な梅雨入りとなっています。気象庁は6月にならないと本州の梅雨入り宣言を行わないことにしているかのように見えますが、そんなこととは別で、今年も確実に梅雨入り状態です。奄美を梅雨入りさせたのと同じ梅雨前線が南岸に来ているのですから当然のことです。

 また、例年の常態としては6月に入ると梅雨の中休みになりますから、気象庁は梅雨入り宣言のタイミングを逸することが多くなります。今年も同様になる惧れ大だと思われます。無意味なメンツにこだわるなよ…

 

2018/5/7

 大型連休は終わって花粉症は沙汰止みとなりましたが、五月病の季節です。暦の上でも夏ですから春憂ではありません。青葉闇ならぬ青葉病み…

 

2018/5/6

 大型連休後半の部は初日だけ悪天候で、その後は今日まで好天続きです。あまり暑くもなくて、いい感じ…

 今年の八朔はそれにつけても物凄い花付きで、散った花びらで樹下の庭は真っ白です。山の神に摘果を強いられていますから、半月ほどしたら取り掛からねば…

 

2018/5/3

 憲法記念の日の朝は嵐で明けましたが、今は随分と静まってきました。風はまだ虎落笛を吹きますが…

 

2018/5/2

 今日は午後遅くまでには嵐になるようです。また春の嵐です。八朔の花を散らすことでしょう。むべなるかな…

 

2018/5/1

 May Dayです。遥か昔は労働者の祭典でした。今は労働者が滅びました。メーデーは記憶と歴史に埋もれた…

 今日も晴れて気温が上がるそうです。夏日どころか真夏日になるところもあるようです。まだ春なのに…

 

2018/4/30

 今朝も爽やかな晴天です。庭の八朔がガツンというほどの芳香を放っています。恐ろしいほどの花付き…

 

 亭主の収集研究対象の一つに「AUTO BELLOWS」がありますが、その変更遍歴を見てみると気づくことがあります。それは「アジャスタブル」という方向性です。

 「Sマウント」時代の初期、三点式の微動装置について、その「ラック・アンド・ピニオン」の噛み合わせは調整が出来ない構造でした。それだけに、製造に当たって工作精度を求められたものと思われます。それがダイヤル軸を片持ち式とすることで偏芯式の調整機構を設け、それによって製造時やユーザーの好みの噛み合い固さへの調整を自在なものとすることが出来るようになりました。

 もう一点は、レンズ側マウント金具のレンズ台座への固定方法について、当初の前方からの4本小ビスによる直接の固定から、レンズ台座上面、両側面からの3本の芋ビスにより押さえる固定へと変更することで、ネジマウントの切始めの不安定さを吸収する微調整を可能にしています。

 これらの変更は正規のモデルチェンジによって行ったのではなく、製造ロットごとの段階的な変更というような方法で行われた疑いが濃厚なのです。まさに歩きながら、いや、必死に走りながらと言うべきかも…

 

2018/4/29

 好天が続きます。昨日は稲取の宿から出発して、南伊豆、西伊豆の海岸線近くを経巡りました。35年ぶりのことです。

 西伊豆は方々に岬を避けるバイパストンネルが出来ていて、昔の岬を巡る崖際の細い道とは違っていました。黄金崎やその他の岬展望所の幾つかで車を停めて見ましたが、その中で、35年前には存在していなかった恋人岬は行ったことを後悔しました。病身足弱な老人の近づくところではありません。プンプン…

 土肥から戸田、大瀬崎、西浦までの九十九折の狭く長い道を運転したせいか、今日は右手首が痛みます。しかし、二日間の全行程を通じて渋滞等はほとんどなく、それどころか、前後に車影を見ないことも多いほどでした。どこに行っても溢れている東亜細亜人たちの姿を見ることも無く、静かな時を過ごせました。唯一渋滞したのは沼津御用邸横付近の一キロぐらいで、そこで何でそうなるのか、まったく理由不明…

 

2018/4/26

 良い天気の朝で、気温もぐんぐん上がっています。これから連休前半まではずっと晴れベースらしい…

 明日、明後日は伊豆に行きます。三十数年ぶりに半島一周するつもりです。それで、稲取S級の宿…

 

 「DCU5」がバージョンアップして「5.8.1」になったので導入しました。前の「5.7.2」は導入していなかったことも判明…

 

2018/4/25

 一週間ぶりの雨で、しかも嵐の朝です。屋根を打つ雨音高し…

 春の雨というのは、季語的には柔らかく降るイメージがありますが、今年は嵐ばっかりです。地球温暖化の為せる業かも…

 

2018/4/23

 夏への歩みは一段落して、今日は春に戻ります。北東気流が入って来て、曇天で、なおかつ冷えて来るらしい…

 

2018/4/22

 今日も晴れている朝です。日増しに気温が上がって、夏日どころか、真夏日が近づく…

 

2018/4/21

 最低気温で室温が20℃を下回らなくなってきました。いよいよ初夏が指呼の間…

 

2018/4/20

 今朝は暖かさが戻って来て、日中は夏日にまでなるかもしれないとのことで、ここ数日は季節が二か月ほど進んで、ぐんぐん暑くなるらしい…

 

 「PENTAX SV」のセットレンズ「Super-Takumar 1:1.8/55」は、先行機種「Auto-Takumar 1:1.8/55」から引き続いて絞り環が「左回転(後から見て、絞り込むとき)」でしたが、それを逆の「右回転」に変えた時期は、それに使われている「レンズシリアル番号帯」から推定すると、「8枚玉タクマー」が誕生してすぐであることが分かります。つまり、絞り環の回転方向逆転と「8枚玉タクマー」の開発は同時期に行われたという事です。

 当時、標準レンズの絞り環だけが「逆回転」であるということは、ユーザーから大きな批判を浴びていたのだろうと推測します。今でも、サードパーティ製のKマウント交換レンズを使うときに、絞り環やピント環の回転方向が逆だと使い難いと感じますから…

 しかし、絞り環の回転方向を逆にするというのは結構大変なことです。絞りリンクの配置をすべて逆にしなくてはならないので、まったく新しい鏡胴にするのとほとんど同じことなのです。しかし、この大変更は必要なこととされたのでしょう。「8枚玉タクマー」も「左回転」に揃えて作る道もあったのでしょうが、他の交換レンズと逆ということの問題を解決する道を選んだという事でしょう。痛みはあったにしても、過ちは正すに如かず…

 ところで、絞り環の回転方向逆転の時、それを公告しての販売だったのかという疑問があります。それは「8枚玉タクマー」を「7枚玉アトムタクマー」へと切り替えた時もそれを行ったのかどうかという疑問です。並行販売して、購入者に選ばせるという道を取ったのかとか、いつのまにか変わっていたということだったのかとか、資料が見つからないので疑問は疑問のまま…

 以前、今ではどれも必ず故障している「PENTAX ME Super」の分解整備に嵌っていたことがあって、夥しい数のそれを行ったのですが、製造時期の移るに連れた内部構造の変化の目まぐるしさに驚いたものです。当時の旭光学工業という会社は、走りながら改良(あるいはコストダウン)を加えるのがあたりまえだったのではないかと感じています。名称はどれも「PENTAX ME Super」でした。

 

2018/4/19

 今日は消化器外科の採血と診察です。3か月後は半年ごとのCT検査の予定…

 

2018/4/18

 夜明けまで激しかった雨が小降りになっています。気温は半月戻っています。日中も晴れて来る夕方まで低いままとのこと…

 

 先日入手した「8枚玉タクマー」の「766126」が手元に来ました。下の画像のどちらも左側です。絞りの動きに問題のある個体ですが、分解整備すれば恐らく直せるでしょう。光学系は健全の部類です。

 

 この「766***」という番号帯には謎があります。上画像どちらも右側の以前入手してあった「766156」は明らかに「V期型」なのですが、今度入手したのは 零指標が「赤線に赤丸」の「T期型 B」です。製造時期が「U期型」を隔てて離れているはずの二つが同じ番号帯、それもごく近いのは何故なのか、解けない「謎」…

 なお、今度入手したものが「T期型 A」であることを期待していたのですが、 「1.4」と「2」の間に半段クリックが無い「T期型 B」でした。残念…

 「謎」に対する亭主の憶測ですが、「766***」にはこれまでに「7660**」と「7661**」と「7662**」とが見つかっています。その中で「V期型」が見つかっているのは「7661**」だけです。このことから、「766***」は「T期型」の時代に社内用、広告撮影用、販売促進用試供品などの特定の用途のために使い、「V期型」の時代になって、何らかの特定用途のために使い残していた番号帯を使ったという可能性です。亭主が以前入手していた「V期型」の「766156」は熊本の閉店したカメラ店から出土したことが分かっています。そのことから、「V期型」の試供品として作られて、熊本の店に渡されたものという可能性を考えています。あくまで妄想ですが…

 

 いささか問題のあった絞りの動きですが、睨んだとおり、絞込ピンが少し曲がったのを押し込んだために戻らなくなっていたものでした。鏡胴を分解するまでも無く、絞込ピンをプライヤーで掴んで引っ張り出して、歪みを修正したら支障なく軽く動くようになりました。この故障はかなり多く発生しているのを経験しています。このように直すのは容易ですから、心配ないからね ♫…

 

2018/4/17

 今朝は少しひんやりです。少し雨も降りそう…

 

 PENTAXは「D-FA」の新標準レンズをこの春の上梓予定を夏に延ばしました。量産体制の確立のためというのがその理由です。ところで、3月17日に話題にしたときに後グループ凸は「変形ダブルガウス型」と説明しましたが、より詳細に眺めているうちに、それは少し違うのではと思うようになりました。

 後グルーブ凸の前群は凸凸凹のダブルガウス前半ですが、後群は凸凹凸と見ることができて、それだとオルソメターの後半です。つまり、ニコンの引き伸ばしレンズ「エル・ニッコール型」とか、「smc PENTAX A 1:2.8 50mm Macro」とかのレンズ構成である「ハイブリット対称形」のレンズ構成なのです。

 それは「引き伸ばしレンズ」や「マクロレンズ」に使われたレンズ構成であることから、平面性の優れた、解像感の高い、さらに大きなイメージサークルが得られるという利点を用いたと考えられます。

 なお、前グループ凹にしても、その前半部と後半部を対称形にして、ザイデル収差の補正に有利に働かせていると見ることが出来ます。

 つまり、実績ある古典的なレンズ構成を組み合わせることで、諸収差の可能な限りの補正を目指した、極めてオーソドックスな設計であると見えてきました。俄然、使いたくなった…

 

2018/4/16

 風の音がしない静かな朝です。暖かさも本格的…

 

2018/4/15

 未明から風の音が窓を揺らします。雨音も高く、春の嵐です。やけに騒騒しい…

 

 「8枚玉タクマー」には謎が幾つもあります。そのうちの一つに、レンズシリアル番号帯「766***」の不可解があります。この番号帯は「765***」から始まった「8枚玉タクマー」の二番目の番号帯なのですが、その中に「T期型」と「V期型」が混在しているのです。「T期型」があるのは当然のことですが、そこに製造時期がずれているはずの「V期型」が存在することが謎です。

 なお、「T期型」には「A」と「B」が存在するのですが、この「766***」がいずれなのか、亭主は手にしていないので未解決でした。しかし、今般「T期型」を入手することになったので、ようやくそれが分かります。恐らく「B」だとは推定しているのですが、もし「A」だったら謎は拡大…

 

2018/4/14

 雨にはならなそうな曇り空です。そんなに冷えていない朝です。もう冬は戻ってこないのかもしれません。そろそろ衣替え…

 

 去年は我が庭の八朔は数えるほどしか花を付けず、当然実の生りも少なかったのですが、今日気付いた今年の花芽は無数というべき多さです。この分だと、一昨年のように数百個の結実が予想されます。困った…でも、嬉しい…

 

 「8枚玉タクマー」のうち、7桁の最初期のものに属するレンズシリアル番号帯として、「103****」と「106****」には謎があります。それは、この二つの番号帯には「U期型」と「V期型」のバラバラな混在があるのです。「U期型」までは絞り環の幅が「V期型」より1mm狭いという大きな違いがあるのですが、その両者の混在があるのは不可解そのものです。その理由について想像をたくましくすると、「U期型」と「V期型」は平行製造されていて、その別々の製造ラインの担当者が、飾銘板の在庫の中からその日の製造数分だけ持って行った、という絵が見えます。

 仕様が大きく違う「U期型」と「V期型」を同時に作っていたのなら、その使い分けについて興味が向きます。亭主の妄想では、「U期型」は単品販売用、「V期型」は「SP」のセットレンズ用という図式が浮かびます。

 殆んどが「U期型」である6桁レンズシリアル番号帯にも「V期型」の混在を確認していますから、この製造現場の姿は正解なのかも…

 

2018/4/13

 朝の温かさは今日までで、日中は昨日より大幅に下がるようです。風は弱め…

 

2018/4/12

 今朝は昨日より一層気温高めです。日中は夏日にまでなるかもしれないとのことです。雲が多いのでさて…

 

2018/4/11

 今朝は少し気温高めです。晴れていません。このところ、連日風が強く吹きます。それだけ気圧差があるということで、日々の気温差も大きい…

 虎落笛を鳴らす風はあまり気持ちの良いものではありません。しかし、雲を吹き飛ばして束の間の日差しを恵むこともあります。家に籠るのが良いかも…

 

2018/4/10

 気温低めの朝が続きます。今年はどの花も早く咲いて、もう躑躅や満天星が見頃です。街路樹の植枡を覆う紫蘭も咲き出しました。藤の花も早そうです。ヒノキも早いのだそうで、鼻が平穏になるのも早いといいのですが…

 

 ベローズ装置のマウント汎用性ということに興味が移っていて、手持ちの「非Kマウント」のそれらを「Kマウント」化、「Sマウント」化する道を算段しています。構想は色々と湧くのですが、可能な限りおおげさな工具を使わずにそれを成し遂げる方法がないかと模索しています。

 入手が比較的容易であり、しかもあおりの種類が多い「MAMIYA AUTOBELLOWS 456N」の「Sマウント」化は、随分以前にヤスリ作業だけで成し遂げているのですが、その作業は不可逆的な改造で、元のマミヤ456マウントレンズを使えなくなってしまいます。カメラ側マウントは不可逆的でも支障は無いと思っていますが、レンズ側は若干忸怩たるものがあります。

 そこで、リバースアダプターを利用したアタッチメント式「Sマウント」の制作を模索しています。まだエア改造の段階ですが、かなり成算のあるアイデアを得ています。

 マミヤ純正のリバースアダプターとして「RS-58」と「RS-67」が存在します。これらと「ステップアップリング」を用いれば、エポキシなどによる接着だけで「Sマウント」化は可能です。亭主が以前改造したもののように蛇腹内にオフセットしたものにすることは、自動絞りの機構が邪魔して出来ませんが…

 

2018/4/9

 今朝も冷え込んでいます。気温の変化が激しく、体調維持は綱渡り…

 

 ベローズ装置に付けた「引き伸ばしレンズ」の無限遠時の画角を「105mm」と「90mm」で比べるとこのようになります。どちらもいっぱいに絞った画像です。撮影条件は曇りですが、昼時の真南方向を写していますから逆光です。 三脚に据えた屋内からですが…

 

 ※105mm

 

 ※90mm

 

 あたりまえですが、焦点距離が短い方が広く写ります。ベローズ装置で使う場合、90mm級の引き伸ばしレンズが使える方が一般撮影においては使い易いと思います。 しかし、それが可能な品はとても少数派です。でも、その方が望ましい…

 

※90mm  ※105mm

 

 この画像はどちらも上の等倍画像からのアバウトな中央部切り出しです。焦点距離の違いによる像高の違いがより明確です。また、比べれば解像感は105mmの勝ちでしょうが、その方が古い時代のものです。作ったのは同じ会社 であり、3群4枚テッサー型なのですが…

 なお、90mmの弁護をすると、そちらはフードを付けていません。105mmはとても深いフードを付けています。その違いが両方の画像のコントラストの違いに表れているのかもしれません。 用途上、引き伸ばしレンズはフィルターやフードを付けられるようになっていないものが多いのですが、ちょっとした改造でそれを可能に出来る機種もあります。 それぞれ工夫が求められるでしょう。でも、効果は歴然ですから励むべき…

 

2018/4/8

 今朝は少し冷え込みが戻っています。これまでが暖かすぎた…

 

 「ASAHIFLEX」の時代から「旭光学工業」が販売した一本丸レールの簡易ベローズ装置は 、ヒットして長く続いた「PENTAX SP」の時代の途中で終焉を迎えます。その時の機器名称は「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT」後期型でした。

 そして、その終焉時期は1971年10月より後であることは確実です。なぜなら、亭主が所蔵する取扱説明書の印刷されたのがその時であり、その内容に「1971年」発売のSMCタクマーレンズが記載されているからです。

 

 ところが、全ての時代の「一本丸レール」のOEM製造を行っていた「小林精機製作所」が倒産したのは「1968年」であることが有力です。すなわち、倒産後もその特許などの知財と製造現場がいずれかの企業によって引き継がれたことを示唆するものです。

 

 「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT」を後継した簡易ベローズ装置は「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」です。これは一本角レールの品で、レンズ台座、カメラ台座、三脚台座のそれぞれが可動する本格的な装置でしたが、同時期の「ASAHI PENTAX AUTOBELLOWS」と違って、「微動装置」が組み込まれていたのはレンズ台座だけです。他は角レール上を滑らせて行って、任意の場所で固定するという構造でした。 しかもカメラ台座にはプラスチック製の潤滑蟻溝が使われておらず、これはあまり頻繁に動かすことを想定していないからです。

 この「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」は、カメラのマウントがそれまでのネジの「Sマウントから」バヨネットの「Kマウント」に変更されると同時に「Kマウント」化されました。それからの機器名称は「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT K」です。

 この機器は短命で、まもなく「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」に入れ替わりました。これも「Kマウント」なのですが、前後のマウント金具に変更を加えています。そして、何故にこの変更が行われたのか謎なのです。

 これは亭主の推測でしかありませんが、その答えとして、「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT K」のレンズ台座側のマウント金具回りの製造コストを嫌ったのか、次の「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」においてユニット化したマウント金具アッセンブリーを他の機器にも汎用する意図があったのか、いずれかではないかと思っています。

 この時に、それまでの「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT K」では同時期の「ASAHI PENTAX AUTOBELLOWS K」と同じ48mmにしていたカメラ側マウント金具の取付穴径を、「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」と同じ40mmに戻しています。そして、別売部品として「Sマウント金具」の販売を行っていました。つまり、まさに「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」の正統な後継機種となったのです。

 

 なお、この「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」については、「前期型」と「後期型」が存在します。「後期型」ではカメラ台座固定方法をレンズ台座、三脚台座と同様な「押付法」に変更したのです。それまでの各機種は「締付法」でした。これもコストのための合理化でしょう。他にも、最少光路を少し短縮する改良をおこなっていますが…

 

 「富士フイルム」がとうとうモノクロームフィルムとそのための印画紙の製造から撤退すると公表しました。ついに来るべき時が来たのです。かつて「ist D」などデジタル一眼レフの台頭時に亭主が予言した事態です。その流れが 「暗室文化」の衰退を招き、結果として中古市場に程度の良い「引き伸ばしレンズ」を安価に氾濫させたのであり、誰もが高性能なそれをベローズ装置やヘリコイド接写リング に装着して、優秀な絞りを利した撮影レンズとして手軽に使う道を広く開いたという現実…

 

2018/4/7

 昨日の午後から南風が強く、吹き降りの雨も激しくなりました。 今朝になっても強風が窓のシャッターを激しく鳴らしています。春の嵐は他の季節とは違う…

 

 今日の話題は「ASAHI BELLOWSCOP」と「ASAHI BELLOWS UNIT」のことです。と言っても、それは「白地アルミステッカー式」ネームプレート時代のことです。

  この二つの名称のベローズ装置は、その名称以外、まったく違いの無い存在です。どちらも「折り畳めない一本丸レール 」で、その販売された時期が「PENTAX S3」の時代だと推定できるのです。しかし、この両者の販売時期に重なりがあるのかどうかとか、もしそれが無いならどちらが後なのかなど、未だ特定が出来ていない事ばかりです。

 なお、両者の伴箱の機種名表記はどちらも「ASAHI BELLOWS UNIT」となっていたらしいのが問題を複雑にしています。腑に落ちぬことばかりで、いったいどうなってんのじゃ…

 

 

 上画像の左は「ASAHI BELLOWSCOP」で、真ん中は「ASAHI BELLOWS UNIT」です。そして右側のステッカーネームプレートは「ASAHI BELLOWSCOP」ですが、これを見て「何じゃこれは…?!」とすぐに思った人は、「PENTAXIAN」として超一流であると亭主独自に認定します。

 実は、このような品を「旭光学工業」は販売したことが無いからです。この時代には既に「折畳式一本丸レール」とは縁を切っているからです。なのにそれがこうして存在しているのは、亭主がでっち上げたからです。

 その実態は、より古い時代の「Topcon」から折畳レールをからくりごと移植した「二個一」品ということです。どちらも「小林精機製作所」がOEM製造した品ですからこんなことが可能なのです。

 なお、「二個一」のために部品提供した元の「Topcon」は、そのカメラ側マウント金具を「エクサクタ−ライカLマウント・アダプター」制作のための資材としてお役に立 てています。健全だった蛇腹は、これも他機種(KOPIL)の復元修復のために供されました。ダイヤルセットも、それの軸が曲がっていた同時代製品の修復に供されて、本体のアルミブロックだけが不用品となったという、何とも冥加なことになりました。 さらに、レンズ側マウント金具はマウントアダプター製造の資材となるべく待機中です。南無金剛…

 ところで、「ASAHI BELLOWSCOP」から抜いた元の「一本丸レール」ですが、微妙に反っているという故障品でしたから、この「二個一」は修復のために行ったものでもあります。単なる興味本位だけではありませんのじゃ…因果、因果…

 

 なお、中古市場への出現率は、「ASAHI BELLOWS UNIT」の方が多いと感じています。探すならこちらが容易かと…

 

 これらのベローズ装置の販売された時代の標準レンズというと、カメラは「PENTAX S3」の時代ですから、同時期に併売されていた「PENTAX S2 後期型」の方は半自動絞り「Auto-Takumar 1:2/55」ですが、上級機種「PENTAX S3」には全自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8/55」がセットレンズとして配されていました。なので、このどちらでも良いという事になります。

 また、次の「PENTAX SV」の時代にも使われていた形跡が濃厚ですから、「Super-Takumar 1:1.8/55」の「U期型」までは時代が適合していると言えます。時代を揃えるという愉しみのためには色々と気を遣うもんじゃ…

 

2018/4/6

 今朝は気温が下がっています。この季節、気温の上下が激しいので、体調を狂わす元凶です。気を張って生きねば…

 

 古典的ベローズ装置の愉しみ方の続きとして、「PENTAX S2」の時代のものを取り上げます。

 これは「ASAHI BELLOWS UNITS」という名称のもので、旭光学工業が販売した中で、「折畳式一本丸レール」のものとしては最後の型だと思います。ネジ止め式ネームプレートには「BELLOWS UNITS」と記されていますが、この表記はこの時代、ごく短期間だけ使われた名称だと思います。中古市場に出て来ることは極めて稀なので、もしかすると1ロットしか作られなかったのかもしれません。

 前の時代のものと比べてダイヤル形状に変化があり、アルミ製円盤の蓋が付けられて、それに印刷で表記されるようになりました。その特徴により1959年以降の製造だと推測できます。

 レンズは「PENTAX S2」の標準レンズだった半自動絞り「Auto-Takumar 1:2 f=55mm」です。これは5群6枚構成「変形ダブルガウス型」のレンズ構成ですが、後の時代のいわゆる「黄文字タクマー」の場合とは異なって、同時期の半自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」とは別の光学系です。絞り羽根は10枚で同じです。

 それにしても、この光学系が全自動化されて継続しなかったのが不思議です。極めて優秀な画像が得られますから、「板橋七不思議」の一つに入れられるかも…

 

 ところで、「PENTAX S2」には前期型と後期型があり、後期型は同時に誕生した「PENTAX S3」と同じ全自動絞り機構が組み込まれています。しかし、そのセットレンズは半自動絞りの「Auto-Takumar 1:2/55」が使われていました。この交換レンズは前期型のセットレンズだった半自動絞り「Auto-Takumar 1:2 f=55mm」とその中身は全く同一なのですが、飾銘板の表記方法だけが変更になっています。この「1:2/55」という形式の表記は、この時点からすべての種類の交換レンズに用いられるものとなりました。

 全自動絞りとなった「PENTAX S2」後期型に半自動絞りのセットレンズが配されたのは、機種クラス分け差別のためだったのだろうと推察しています。より高価な「PENTAX S3」への顧客誘導のマーケティング戦略と考えられます。

 「PENTAX S3」に配されたセットレンズは全自動絞りとなった「Auto-Takumar 1:1.8/55」です。これはその前の型である半自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」とは鏡胴意匠や内部構造をまったく異なったものへと変更しています。またこの時に、不思議なことに絞り環の回転方向をそれまでと逆にしているのです。

 その後、セルフタイマー機能を搭載した「PENTAX SV」が上梓され、これにセットレンズとして配されたのが「Super-Takumar 1:1.8/55」で、その時には「Auto-Takumar 1:1.8/55」の飾銘板を取り換えただけのものでした。そして同時期併売の「PENTAX S3」の方には、暫くは「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」が配され続けていました。

 なお、この時期から少し後に、「Super-Takumar 1:2/55」という標準レンズが誕生しています。これは飾銘板の表記の一部に黄文字が用いられているため、今日「黄文字タクマー」と俗称されている機種です。これは同時期の「Super-Takumar 1:1.8/55」と全く同じ光学系を用いていて、違いは光学系の中にドーナツリングを配することで光を絞り、絞り開放「1:2」を作り出しているという不思議な存在です。 絞り環には「1:1.8」の刻みが残っていました。このように、よりコストを要すると思われるのに、より安価に販売するための機種を作ったのは、ひとえに標準レンズのクラス分けという営業部門からの要請がそれを生み出したのだと推定しています。納得は出来ていませんが…

 その後、「PENTAX SV」のセットレンズ「Super-Takumar 1:1.8/55」の絞り環回転方向が以前の向きに変えられたのは、それが他の交換レンズとは逆だったことを修正するためだったと推定しています。また、同時期により上級の標準レンズ「Super-Takumar 1:1.4/50」の上梓が迫っていたことによるのでしょう。このときに「黄文字タクマー」も同じく絞り環回転方向を変えています。

 

2018/4/5

 昨日の暑さが残っている朝です。しかし、これからぐんぐん下がって来るらしい…

 

 昨日手元に来た「Soligor Miranda f=135mm 1:3.5 Short Barrel」を少し調べましたが、フランジバックが短いミランダカメラのための交換レンズですから、ベローズ装置の最短光路が短くないとKマウントカメラでは無限遠が出せません。「MIRANDA Forcabell S」はオリジナル状態でも最短光路は40mmありますから、それにマウントアダプターを加えると絶対に無限遠は出せません。やはりフランジバックが短いミラーレスデジタル一眼でしか生かせる存在ではないということが分かりました。現状では「SONY Eマウント」でしか生きる道はないということです。それなら高価ですがマウントアダプターが存在していますから…

 

 

 クラシックなカメラ用アクセサリーであるベローズ装置を使う場合、レンズも同時代のものを装着するという楽しみ方があります。上の画像は「PETNAX K」時代のベローズ装置であると亭主が強く推定している「ASAHI BELLOWSCOP」ですが、レンズも同時代の「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」です。このレンズは、普通はピント環が派手な赤白だんだらになった鏡胴なのですが、これは黒ボディの機種に合わせて少数作られたらしい黒鏡胴のものです。この希少な古典的品々を最新の「PENTAX K-1」で使うのも愉しみの極致です。なお、この組み合わせでの最長撮影距離は約25cmですから、接写専用ということです。

 ところで、このベローズ装置が「PENTAX K」の時代のものと推定する理由は、折畳式一本丸レールの左側にある倍率定規が55mm用であることと、レンズ台座両側のダイヤルの形状形式と色が、その時代の特徴を備えているからです。このダイヤルが黒染めのものになったのは初代「PENTAX」の時代の途中からです。当初は同形式のダイヤルでもアルミ地金色でしたし、倍率定規がそのころの標準レンズである58mm用でした。

 

2018/4/4

 今朝も暖かく、いよいよ夏が近づいてます。近傍の浄土宗泉谷寺の鶯も鳴くのが上手になりました。「法華怪去」とは聞こえなくなった…

 NHK3チャンネルの「100分で名著」という番組で、「法華経」が取り上げられています。四回あるうちの一回目を聞く限り、かの日蓮がその教義において「法華経」というものを換骨奪胎歪曲流布したことが疑われます。これからが愉しみ…

 

   五月こばなきもふりなむ郭公まだしきほどのこゑをきかばや   伊勢

 

 今年はまだホトトギスの鳴き声を聞いていません。卯月なれば、卯の花の匂う季節や指呼の間…

 

 三日前の夜に釣り上げた「MIRANDA Focabell S」と「Soligor Miranda f=135mm 1:3.5」が届きました。レンズの方は「ミランダ内ネジマウント」の「バレルレンズ」です。光学系等の程度は極上クラス…

 このレンズ、絞り羽根は12枚ですが、F8付近で金平糖型の穴になるタイプです。その辺では癖のある光輝ボケが出そうです。

 「MIRANDA Focabell S」は一本角レールが折り畳めるもので、固定はレール後端の溝に板が入り込むことで固定します。なかなか簡便な仕組みだと思います。多少のガタは出ますが…

 このセットを入手して分かったことがあります。以前、小林精機製作所の作った「ミランダ内ネジマウント」のベローズ装置を入手してあったのですが、それと内ネジマウントが合いません。比べてもネジのピッチや内径、外径は極めて近似だと思うのですが、相互に捻じ込みが最後までは出来ません。これでは互換性があるとは言えないでしょう。しょんぼり…

 

2018/4/3

 暖かいですが曇り空です。日中は晴れて夏日になるのかも…

 

2018/4/2

 暖かい晴天の朝が続きます。風は落ちているようなので重畳…

 

 昨夜、巨大漁場にて「Soligor Miranda f=135mm 1:3.5」という「ミランダ内ネジマウント」らしきバレルレンズが「MIRANDA Focabell S」 という簡易ベローズ装置に付いているものを釣り上げました。「Focabell」というベローズ装置は、多くの国産カメラメーカーに各種OEM製造を行った「ミランダカメラ」のもので、折畳式一本角レールにして「KOPIL」の特許を避ける構造にしています。

 当時、本格的ベローズ装置は二本丸レールあるいは4本丸レールであり、これは「ミランダカメラ(旧オリオン精機)」が国内特許を持っていたらしくて、小林精機製作所は輸出用にしか二本丸レールを作らなかったと思われます。

 プリセット絞りの「Soligor Miranda f=135mm 1:3.5」の方は、亭主が所有する小林精機製作所の無銘一本丸レールの「ミランダ内ネジマウント」で使えそうなので手を出してしまいました。実際に使えるのかどうかは来てからのお楽しみ…

 ところで「MIRANDA Focabell S」の方ですが、その後継機「MILANDA Focabell Auto-S」の方は所有しています。カメラ側マウントが使えるカメラを持っていないし、マウントアダプターも現存していないらしいので、これも静態保存するしかない…

 

 ネット上で検索すると、ミランダカメラのカメラ側マウント金具とミノルタSRマウントのカメラ側マウントとがぴったり接着できるらしいので、これを利用すればミラーレスデジタル一眼カメラ用のマウントアダプターを自作出来るのかもしれません。その時に備えてジャンクのミランダカメラを入手しておくかな…

 なおも検索すると、10K近くの出費で「SONY Eマウント」カメラ用が流通しているようです。そのマウントのカメラを入手するようになってからでいいかな…

 

 「MILANDA Focabell Auto-S」というのは、「FUJICA BELLOWS」と機構上、造形上の類似点が多いので、これらは「ミランダカメラ」が製造した可能性が高いと思えて来ました。

 なお、ミランダカメラ自体は1976年末に倒産していますが、その「Focabell」製造部門は所属先を変えつつ継続したのではないかとも思えて来ました。「ミノルタ オートベローズV」や「CONTAX オートベローズ」などのあおり装置の付いた1本角レールの上下が分割できるシリーズなどの本格的ベローズ装置をOEM製造したのも、その事業所かもしれないと妄想…

 

2018/4/1

 さて、平成30年度の始まりです。日曜から始まる新年度、気合が入らない…

 今朝も暖かいのですが、花粉症の悩みは続きます。今日は薬を変える…

 

 昨日は敬老パスの使い初めをしました。昼の時間帯、乗って来るのはその使用者ばかりです。横浜駅西口へ向かうバス路線途中の市営地下鉄の片倉町駅で降りてそれに乗り換え、横浜駅へ…しかし、初めての片倉町駅、えらく地下深くでビックリ…

 西口の地下街を散策しましたが、これまでここへは車を地下駐車場に入れて目的の店や場所にそそくさと行くばかりだったので、随分と久しぶりにあちこちと歩きました。改装工事をしていることは気づいていましたが、その大部分が終了していて、様子が全く変わっているのに戸惑いました。ダイヤモンド地下街という名称やその経営母体が存在していないことも知りました。今は全体が相鉄ジョイナスに統合です。結局、高島屋の地下は相鉄ジョイナスの大海の中の孤島状態になっています。時の流れやいと速き…

 

2018/3/31

 平成29年度が終わります。隠居生活になるまでは特別な日であることが殆んどでしたが、今は何のこともない一日です。晴れているけど、今朝は少し寒さが戻った…

 

 この度の「KOPIL」製品2個の入手を契機として、過去に入手したものに関して再考を加えています。その中で、小林精機製作所が作ったベローズ装置に使われているダイヤルの特徴については、製造時期の特定に使えないものもあるのではないかという疑いが生じています。

 その一つとして、ダイヤル蓋に印字されている文字色についてですが、これまでは赤文字と緑文字の組み合わせ時代はごく短かったと考えていたのですが、その組み合わせはかなり長く続いて、旭光学工業にOEMしたものだけが短期間の使用だった可能性が浮かびました。旭光学工業にOEMについては「1961年」には赤文字と黒文字の組み合わせになっていますが、その時期にも他社へのOEMや自社の「KOPIL」には赤文字と緑文字の組み合わせを使い続けていた可能性があります。

 

 今年の花粉病は勢いが衰えません。スギ花粉は下火になっているらしいのですが、ヒノキ花粉はこれからが本番とのことです。今年は去年効果があったと感じているアレグラ系の対症薬がほとんど効いている気がしません。ヒノキにより感じるようになったのかもしれません。とほほ…

 

2018/3/30

 風の強い朝です。春この時期は突風、竜巻の発生し易いことで知られていますが、昔、東西線を荒川中川鉄橋上で脱線させた大竜巻もこの時期でした。その時は、川崎で発生した突風が東海道線と京浜急行に沿って多摩川を渡り、竜巻となってそのまま沿岸部を駆け抜け、その足跡に甚大な被害をもたらしました。学校体育館や民家、アパートの屋根などを諸所で吹き飛ばすなどです。当時所属していた職場でのことですが、完成検査を現地でするはずだった鋼製物置が、翌日検査に出向いたら基礎以外跡形も無くなっていたことを覚えています。

 また、その竜巻が当時の我が家付近を通過するときの轟音の凄まじさは、今も耳に残っています。夜に入って暗い中、確か21時頃、家鳴りの凄さは地震などとは桁が違う恐怖でした。幸い、建物への被害は皆無だったのですが、そのことが「風桶」式に山の神をもたらしたのには複雑な胸中…

 

 昨日の「KOPIL FOLDING BELLOWSCOP」の続きですが、このベローズ装置に刻まれている倍率定規は、「CONTAX S」の標準レンズだった「Biotar 58mmF=2」のためのものと思われます。昨日も書きましたが、「ASAHI BELLOWS UNITS」の方は「Takumar 1:2 f=58mm」か「Takumar 1:2.4 f=58mm」のための倍率定規です。これは前者は4群6枚「ゾナー型」、後者は3群5枚「ヘリヤー型」でした。それに対して「Biotar58mmF=2」は4群6枚「ダブルガウス型」です。その同時期、恐らく1959年においては、「PENTAX S2」の標準レンズは半自動絞り「Auto-Takumar 1:2 f=55mm」の5群6枚「変形ダブルガウス型」となっていましたから、レンズ設計技術としては「Takumar」の方が今日的なものへと進んでいたことになります。この時期がカメラでドイツを抜き去る地点だったのかも…

 

2018/3/29

 一段と温かな朝です。今日も夏日になるのかな…

 

 先日3月26日に話題とした「V期型8枚玉タクマー」ですが、巨大漁場から水揚げされました。しかし、絞り装置のどこかが壊れていることが明らかなそれが大台に上るという驚きの結果です。最悪「二個一」素材としかならなそうな代物ですから、世の中、色々な人がいるというお粗末…

 

 一昨日の朝釣り上げた「KOPIL FOLDING BELLOWSCOP FOR CONTAX S PENTACON」が届きました。そこで、製造時代の合う旭光学工業が販売したのものと並べて撮影しました。そのころの名称は「ASAHI BELLOWS UNITS」です。両者の違いは、ネームプレートと背面の折畳レール固定ボルトの表面仕上げ、それと丸レールに刻まれた倍率定規です。

 互換性のあるM42マウントとSマウントですが、同じ焦点距離58mmの倍率定規目盛りを比べると随分差があります。同じ倍率だと「ASAHI BELLOWS UNITS」の方が操出量が大きいです。つまり、その方が実質の画角が小さかったことになります。標準レンズとしては「Takumar」の方が正確だったのかも…

 

2018/3/28

 昨日は山の神の強請により、小机前での所要のついでに鴨居駅から鶴見川右岸堤上の花見をしなければならなくなりました。桜並木は丁度満開で、鴨居駅近くの最も老木の部分は既に散り始めています。行程の半分弱でソメイヨシノの樹列は終わり、暫く途切れますが、小机城址下近くには河津桜の樹列となります。しかし、そこは完全に葉桜となっていて残るは僅かな花柄のみ…

 小机駅前市施設にて所要を済ませ、亭主は電車で鴨居駅まで戻る気でいたのですが、ここでも山の神は来た道を歩いて帰ると強請…病身を労わる身としては渋々渋々従ったのですが、スギ花粉濃厚に舞う中、まっこと疲れ果てました。結局、歩いた距離は〆て一万四千歩超…トホホ…

 今日は昨日に増して暖かくなるそうです。昨日の祟りで眼は腫れぼったく、鼻は超不快です。これだから春の外出は嫌だ…

 

2018/3/27

 えらく暖かくなった朝です。何時の間にか庭の木々の若芽が伸びています。金木犀が赤茶色にツンツン伸びて、紫陽花も緑の葉を広げ始めた…

 

 亭主の興味の矛先の一つに「小林精機製作所」の作ったベローズ装置の蒐集があります。そのために日々鵜の目鷹の目を続けているのですが、昨日から今朝にかけて二つも釣り上げました。どちらも希少な「KOPIL」ブランドで、一つは「M42マウント」、もう一つは「Minolta-SRマウント」です。前者は一本丸レール折畳式で、1959年か1960年製造です。後者もそのぐらいの時代の製造だと思いますが、径が大きなバヨネットマウントのために前後の台座を大きくした畳めない太い一本丸レールです。これはカメラ側マウントを「M42マウント」に換装可能な形式ですから、「PENTAX K-1」などに取り付けることが可能です。

 前者は健全な状態で妥当な価格ですが、後者は蛇腹の側面山部が一部擦り切れているようなのです。しかし、それでも入手したのは価格が捨て値だったからです。これについては適合する健全な蛇腹の在庫があるので、換装すれば健全な状態に更生出来ます。

 なお、小林精機製作所の自社ブランドである「KOPIL」の国内販売の状況について考えられるのが、同時代に国内のカメラメーカーの多くにOEM提供していた関係から、それと同一のマウントについては国内販売しなかった可能性があります。そのために国内中古市場にほとんど現れないのでしょう。それでも、外国からの輸入カメラ用については国内販売していたのかもしれません。それのマウントと同じ規格のものを国内カメラメーカーが製造していたとしても、それを行っていた可能性があります。例としては、PENTAXの「Sマウント」とCONTAX Sの「M42マウント」は同等規格ですが、同時期にOEM「ASAHI BELLOWSCOP」と、CONTAX S用の「KOPIL FOLDING BELOWSCOP」が国内でも販売されていたなどです。

 歴史学としての考古学と同様、明示資料として残っていないことは発掘により推定するしかありません。解明が出来ていないことが多いのがもどかしい…

 

 昨日の夜で七日間続いた二回目のピロリ菌駆除生活は終了しました。結果の成否は5月14日の呼気検査を待たねばなりません。そして、その結果は5月21日の診察で判明…

 

2018/3/26

 昨夜は子供の家族たちと総勢8人で横浜うかい亭という鉄板焼きの店に行きました。亭主の古希の祝いです。次は喜寿ですが、さて…

 

 今巨大漁場に「8枚玉」が何点か泳いでいますが、その中の一点に「V期型」があり、絞りが開放にしかならないというものです。絞り環を動かしても、絞込ピンを押しても動かないそうですから、恐らく絞り装置と絞りリンクを繋ぐ連結部が失われているのでしょう。分解整備の時に 絞り装置にある連動ピンを折ってしまったというのが最もありそうなことです。いずれにしても、回復不可能な危篤的重症です。もし光学系が健全ということなら、それが駄目な個体との「二個一」素材にしかならないかも…

 

 PENTAXのリモコンは2種類ありますが、そのうちの「防水リモートコントロールO-RC1」は電池交換が出来ません。電池切れになれば捨てるしかありません。より古い製品である「リモートコントロールF」は機能が少ないのですが、こちらの方が少し安くて電池も替えられるので、こちらにすべきです。電池の自然消耗は結構速いものですから…

 

2018/3/24

 今日明日にもソメイヨシノが満開となるようです。そうなると、当然入学式のころは葉桜…

 近年はソメイヨシノの開花が早くなっているとのことです。全てが接ぎ木で生き延び広まってきたクローンですから、その種の生命力が老化しているのかもしれません。老木が若木より早く咲くのは常識…

 クローンと言うと、室町時代の到来以来、挿し木で繁殖してきた雄株ばかりの沈丁花は、成木となって30年以内に枯死する例がほとんどだと感じています。40年前に亭主が挿し木して育てた庭のそれはすべて絶えています。テレメアが短くなって長生きできなくなっているのかな…

 江戸時代後期に見出されたソメイヨシノの寿命が約50年と短いのもその出自が原因の一つかもしれません。接ぎ木なので穂木のソメイヨシノが台木のカイドウなどを締め付け殺し、その殺された台木が腐って腐朽菌が全体に伝播し復讐するからだという説もあります。親殺しの因果応報…因果応報と言えば、直近の大相撲界でも…

 

2018/3/21

 朝は霙だったのに雪に変わりました。底冷えがします。暖かい日が続いていたので寒さが身に沁みる…

 思い起こせば32年前、この時期に大雪が降りました。厚木で送電塔が何本も倒壊するほどの大雪でした。重く湿った雪が電線に付いたためです。それは今に続く持病で最初に入院する予定のその日で、交通機関が止まったのでそれを翌日に延ばしたのです。その時にはこの齢まで生きているとは思えませんでした。嘘…

 

2018/3/20

 春の長雨、菜種梅雨に入るようです。気温も低く、うっとおしい空…

 

 60歳台最後の日にピロリ菌退治第二陣の幕開けです。朝晩5錠もの薬を7日間服用し続けます。除菌薬や胃腸の薬だそうですが、カプセル錠3粒を含むので、呑み込むのに苦労する人もいるのかも…

 明日からは敬老パスで市内のバスや市営交通がフリーパスです。バスの全系統走破でもするかな…

 

2018/3/19

 先月末に受けたピロリ菌の呼気検査の結果が出ました。見事空振りです。その除菌法は成功率60%〜70%程度とは言われていましたが、その40%〜30%の中に入ってしまいました。そこで、また同じように明日から別の薬で除菌生活に7日間入ります。その結果の呼気検査は5月14日の夕方です。今度の薬は成功率70%〜80%だと医者は言っていましたが、製薬会社は90%成功すると言っています。さて、どんなんかな…

 これで今年度の通院は終了です。新年度4月は消化器外科だけですが、5月の連休明けは忙しい…

 

2018/3/18

 曇りというほどではないのですが、あまり陽がささない空です。気温の上昇も鈍い…

 

 昨日取り上げた「PENTAX D-FA★50mmF1.4」のレンズ構成図についての続きですが、後グループの「変形ガウス型」についてさらに考察すると、後グループの2群目と3群目がほとんどパワーを持たないように見えます。その代わり、2群目と5群目の間に挿入した4群目に強い凹パワーを持たせています。つまり、2群目と3群目を屈折力を持たない平面レンズだと見ると、1群目メカニカス凸、4群目両凹、5群目両凸で構成する「トリプレット」だと見ることも出来ます。この古典的レンズ構成である「トリプレット」というのは各収差を良好に補正する優れたレンズ構成ですから、それをベースとして多くのレンズ群を加えることで、特に「対称形ダブルガウス型」の持つ画像平面性の高さも組み込むことで、究極の補正を追求したものという図式が見えてきます。

 レンズ構成枚数を多くすると、レンズ表面の乱反射や鏡胴内面反射などの影響が加わる欠点がありますが、これらはレンズコーテイング技術などの対策をしっかりと取っているのだろうと思われます。しかし、貼合せ面が多いことは、しかも多くの貼り合せ面の曲率が大きいということは、そこに使われている貼合せ接着剤の経年劣化による「バルサム切れ」のリスクを背負うことになりますから、長い年月使えるものではないという覚悟も、ユーザーとしては負わねばならないのかも…

 なお、リークされているレンズ構成図からは、非球面レンズの使用は見て取れません。大きなコストを要するそれを用いないということも考えられます。

 ところで、このレンズのインナーフォーカスの仕組みですが、レトロフォーカスでは前グループ凹と後グループ凸の間隔をより狭くすると合成焦点距離が長くなります。この原理を利用して、近接撮影時には後グループを前進させて前グループと近づけることで合成焦点距離を長くし、結像点を後退させることでセンサー面に結像させるということです。このことから、近接撮影時には、全群操出式フォーカスのレンズと同じような像倍率傾向を示すものと考えられます。それと反対に、テレフォトのレンズ構成の場合は、全群操出式より画角が広いものとなり、像倍率が小さくなります。

 

2018/3/17

 数日暖かかったのですが、今朝は寒の戻りです。快晴ですから昼過ぎには暖かくなるのかも…

 

 「PENTAX D-FA★50mmF1.4」のレンズ構成図がリークされています。

 これによれば、大きく分ければ凹凸2グループ式ズームの原理を用いたインナーフォーカスだという事が分かります。レトロフォーカスの9群15枚構成ですが、前グループ凹は「凹(凸凹)・凹(凸凹)・凹(凹凸)・凸」で、フォーカス時に移動する後グループ凸は「凸・凹(凸凹)・凹(凹凸)・凹(凸凹)・凸」となっています。つまり、前群は「コンバーター」、後群は後ろ側の凹群凸群の間に凹群を挿入した「変形ガウス型」と見ることが出来ます。このレンズ構成だと、貼り合せ面が6面もある複雑なものになっています。価格が高くなるのもむべなるかな…

 さらに詳細に見て行くと、前グループ凹のパワーはごく弱いものです。50mmの焦点距離を得るために必要なバックフォーカス確保のために置かざるをえない存在ということでしょう。レンズ枚数を多くすることで各種収差を極限まで補正しているということが見えてきます。

 

2018/3/16

 昨日の午後からずっと風が強く、窓のシヤッターを激しく鳴らしています。騒々しいこと夥し…

 

 肺炎球菌ワクチン接種を受けてきました。これで肺炎で死ぬリスクからは少し遠ざかったのかも…

 

2018/3/15

 晴れて暖かい日が続いています。ソメイヨシノの花芽も開花まじかになっているようです。今日も五月下旬並みの陽気になるらしい…

 国が一部費用負担する肺炎球菌ワクチン接種の期限が近づいているので、明日近所のクリニックで接種する予約をしました。そろそろ誤嚥下のリスクが高まっているのを自覚しているので…

 

2018/3/11

 昨日から花粉の量が増大しています。対症薬を服用していますが、効き目が薄い…

 

2018/3/9

 昨夜の嵐は物凄く、明け方まで騒々しく荒れ狂っていました。南風が吹き込んで、日中は気温が上がりそう…

 

2018/3/7

 どうやら悪天候のサイクルに入ったようです。春の嵐があったり、曇天の空が続く予報…

 花粉症のためには雨がちの天気が望ましいのです。今日も晴れ間は無さそう…

 

2018/3/2

 快晴の朝です。光の強さが感じられる太陽です。木々の芽が動き出しそう…

 

2018/3/1

 屋根を打つ轟音で目覚めた三月です。日中には晴れて来て、南風が吹き込むので急激に暖かくなるのでしょう。山間部や谷の出口の集落は底雪崩が引き起こす土石流に警戒すべき…

 三月去るという俚諺があります。現役中は切実に感じていましたが、隠居の身には他所事…

 

2018/2/28

 夕方に先月服用したピロリ菌除菌の効果を検証する検査を受けました。最初に袋を膨らませ、すぐに錠剤を呑みます。その後5分間左を下にした横向きで寝そべり、その後15分間座って安静にします。その上で最後の袋を膨らませておしまいです。その間約25分、痛くも痒くもない検査終了…

 この検査結果は来月19日予約の消化器内科診察時に言い渡されますが、先月服用した薬での除菌成功率は60から70%とのことです。失敗なら別の薬で再度施行…

 

 二月が逃げて行きます。明日からは横浜みなとみらいで恒例のCP+2018が開催されます。入場券は手配したものの、行くかどうかは微妙…

 

2018/2/27

 曇り空で明ける朝は春の匂いがします。まだ寒いけど…

 まだ花粉は少ないと気象予報は言いますが、結構感じています。去年の盛り時より多い感じ…

 

 標準レンズ用本革製レンズケースのしょうもない話の続きですが、草創期鞣革色の時代がそうであったように、黒色円筒形の時代になっても上蓋上面の表記が「AOCO」マークである時期があったようです。これが「TAKUMAR 1.4/50」というような入れるレンズの機種を表示するようになったのは何時からなのかとか、知りたいことはどうしても知りたいのじゃ…

 

 

 

 

 標準レンズ用ではありませんが、「TAKUMAR 4/100」と表記されたBellows Takumar用の革製レンズケースを二つ所有しているので、それを引っ張り出して来て比べて見ました。内装が緑のものと赤のものがありますが、造りはどちらも同じです。

 その造りですが、一番上の画像「TAKUMAR 1.8/55」と表記されたものと比べると、上蓋の円筒部の構造が、前者の厚い単革に対して、薄めの本革を裏合わせに貼り合せていることが見て取れます。このことにより腰が強くなっています。これはヒンジ部も同様です。この構造の方が後の時期の製造だと思われます。吊環の形状も先楕円で、前者の直線とは異なります。

 この比較により、緑色の内装が初期のもので、後に赤色に変更されたことが分かります。

 

 この構造は、「SMC TAKUMAR」時代になると全体がウレタン樹脂をコーテイングしたファイバー製とおぼしき模造革製になって、それは劣化が著しいものがほとんどです。とても見られたものではありません。ウレタン樹脂というのは経年劣化の権化のような失敗劣等合成樹脂ですから、そうなっても当然…

 

2018/2/26

 冷え込みは緩んでいますが、雲が厚くて暗い朝です。南岸低気圧は離れて通るらしいので雪や雨は免れそうです。午後には晴れて来るらしい…

 

 今興味の対象となっているのはレンズケースです。「Takumar」時代の標準レンズ用本革製の移り変わりを知りたいというのが興味の向かっている先です。

 それの草創期には鞣革色のものだったのは知っているのですが、それが黒色のものに替わった時期とか、その黒色のものにしても、上部の表記が変化している状態とかを知りたいと思っています。これらのニッチな情報はまとまったかたちでは得られないので、ぼちぼちと拾い集めるしかない…

 

2018/2/25

 寒さのせいだと思いますが、今年は梅の開花が遅く、我が家の庭のそれもようやく満開です。「加賀白」なのですが、付近に花粉樹が無いせいか、毎年結実は僅少…

 椿の生垣もようやく開花が始まったといった様子です。それもちらほら…

 今夜から明日の朝にかけて天気が崩れるようです。寒気が下りてきていますから、雪になることが心配…

 

 かつて「Nikon」では修理部門で交換レンズ旧製品マウントを新製品機能へと改造するのを受注したことがあったのですが、「PENTAX」としては、大がかりなものは今度の「PENTAX K-1」から「PENTAX K-1 MarkU」機能への改造受注なので、これは珍しい事です。しかし、その受注期間が5か月間弱というのが少し残念…

 220K近くの新製品に買い替えることを考えると、54Kでほとんど同等なものに機能更新が出来るのですから、これはやらねばならないでしょう。「PENTAX K-1」発売の時に、会社幹部がこの機種は長く続けますと表明していたことの遵守として、亭主は承諾笑諾…

 

2018/2/24

 今日は暖かくなりました。当然花粉も盛大に飛んで、服用中のアレグラもどき薬ではあまり効かない感じ…

 

 「PENTAX K-1 MarkU」が4月に発売されることが発表されましたが、既存の「PENTAX K-1」について、その機能に近い仕様へと修理窓口で有償改造することをリコーか発表しています。5月下旬から9月末までの期間とのことで、そのお代は税込みで「\54K」です。亭主としては、かならずお布施することを誓いますだ…

 なお、改造機体には右下の金色「SR」バッチを「U」バッチに張り替えるとのことです。このことで改造を行っていることを表示するというコンセプト…

 

2018/2/22

 小雨の朝です。花粉が飛ばないので歓迎…

 10日ほど前から「アレグラ」と同成分の医師処方薬を日に半量服用していますが、ある程度効果があります。たまにくしゃみ程度で、滝の如く流れ出る鼻水症状にはならない…

 

2018/2/21

 曇っているので冷え込みが少ない朝です。でも、高気圧の縁で曇りの上に、上空寒気の南下で日中は暖かくならないらしい…

 

 「Takumar」時代の円筒形ハードレンズケースを入手することに傾注していて、程度の良好な「TAKUMAR 1.8/55」と型押し表記された初期型の本革製円筒形ハードレンズケースを入手しました。これは同時期の製造と思われる「TAKUMAR 1.4/50」と型押し表記されたものに極めて似ていますが、外径が74mmと1mm小さくなっています。これにより、両者は同じものを表記だけ変えたのでないことが分かります。

 そもそも、「Super-Takumar 1:1.8/55」という普及版標準レンズは、カメラ本体にセットされて速写ケースを付けて販売されたのですから、レンズケースに入れて販売されてはいないものがほとんどだったと思われます。従って、このレンズケースの製造数は少なかったのだろうと推定できます。今日健全な状態で残っている数が少ないのは当然のこと…

 

2018/2/20

 「二月逃げる」の俚諺のとおり、はや中旬が終わります。下旬は八日間だけですから更に速い…

 薄い雲が広がっていますが日差しも出ていて、大きく崩れずに済みそうです。日中は暖かくなるらしいのですが、明日からはまた冬の寒さが戻って来るらしい…

 

 昨日の確定申告は去年がそうだったように、ほとんど待たされませんでした。三年前までは長蛇の行列で、提出に数十分は並んだのですが、この変わり様は「eTAX」の普及なのかもしれません。そろそろ切り替え時かいな…

 もっとも、申告相談の方は相変わらず長い列が建物の外まで続いています。亭主はこれのやっかいになったことはないので、中がどんな様子なのかは未経験…

 しかし、「eTAX」での確定申告のためには、まず「マイナンバー・カード」の取得と、それに対応する「カード・リーダー」の購入が前提です。「マイナンバー・カード」の需要がもっとあるならモチベーションが高まるのですが、現状では億劫で…

 

2018/2/19

 曇りの朝です。明日の雪予報は解除されました。南岸低気圧が離れて通りそうだからです。いい傾向…

 今日は山の神の確定申告に行きます。亭主は去年から申告不要の境遇に…

 来月の誕生日が来ると、市内バスと市営電車の乗り放題老人パスを入手出来ます。入手価格は世帯所得によって決まるので、亭主の場合は4Kです。バスにして年間19回乗車で元が取れる計算ですが、過去においてはそれだけ乗ってません。精々出歩かねば…

 

2018/2/18

 晴れている朝ですが、高い空に天候の変化を予告する雲が流れています。観天望気頼りだった頃の智慧です。明後日頃は雪かな…

 

 これまでの在庫レンズフードの中に「Takumar 1:1.8/55」用が一つだけあるのに気づき、これを「8枚玉タクマー」に逆付けしようとしたところ、「ピント環」と干渉することが分かりました。以前、「本革製円筒形ハードレンズケース」を入手したときに付いていた「Takumar 1:1.8/55」用レンズフードは干渉しないのです。

 「Super-Takumar 1:1.8/55」はピント環外径が初期は56mm、後に57.5mmでしたが、「8枚玉タクマー」のそれは58mmでした。「Super-Takumar 1:1.8/55」なら干渉しなくても、「8枚玉タクマー」が干渉する内径のレンズフードが作られていた時期があるということのようです。

 干渉する方のレンズフードは表面仕上げが艶消し黒アルマイトですが、干渉しないものは光沢塗装仕上げです。明らかに仕様変更が行われたことを示しています。この仕様変更が行われた時期ですが、「8枚玉タクマー」が誕生した時だと推定します。製品の表記は変えずに行われたのは何故なのかは、今となっては推測の域を出ませんが、旭光学工業お家芸の「変更は黙って実施」という伝統の中では当然の選択だったのでしょう。

 なお、径の大きくなった兼用表記されたレンズフードが誕生したのは、ピント環の外径が60mmとなった「Y期型7枚玉タクマー」の出た時だったのではないかと推定…

 ということで、初期の「本革製円筒形ハードレンズケース」の中に入るレンズフードを入手する場合は、光沢塗装仕上げのものを選ぶ必要があるという事です。巨大漁場などから釣り上げる場合は、画像で区別できるか心許ないものです。悩ましい…

 なお、「Y期型7枚玉タクマー」以降に使われたであろうそれが入る内径の円筒形ハードレンズケースを入手していないので、それを実現することでまた何か分かることが出てくるかもしれません。鵜の目鷹の目…

 

 俄かにレンズフードのことが気になって来て、在庫のそれを漁ってみましたが、色々なことが分かってきました。「Standard Lens 1:1.4 50mm 1:1.8-2 55mm」と表記されているプラ製の前の時期に、同じ表記でアルミ製のものが存在しています。そして、それと同じ大きさで「Takumar 1:1.4 50mm」と表記されたアルミ製のものもあります。どの時期からプラ製になったのかとか、「Takumar 1:1.8 55mm」用よりも外径が大きくなった「Takumar 1:1.4 50mm」用がいつから作られたのかとか、知りたいことが一気に増えました。時期の特定は叶いそうもありませんが…

 

 レンズフードの比較から見えてきたのは、より古い物と思っていた「8枚玉タクマー」と干渉する「Takumar 1:1.8 55mm」用ですが、その表面仕上げの類似性から判断すると、干渉しない「Takumar 1:1.8 55mm」用の方が古いということです。その後干渉する方が作られた時には別に「Takumar 1:1.4 50mm」用が作られていたため、それが本当に「Super-Takumar 1:1.8/55」用であることで支障が無かったのだと思われます。

 上画像の左は「8枚玉タクマー」と干渉しないものです。どちらも艶あり塗装仕上げです。表記のフォントが旧時代です。

 

 上画像の左はアルミ製、右はプラ製です。表記に使用されているフォントから、右が後の時期であることが分かります。左の表面仕上げは「8枚玉タクマー」と干渉する「Takumar 1:1.8 55mm」用と同じ黒色アルマイトです。このことからそれは、アルミ製としては塗装時代より新しいものと判断できます。

 

2018/2/17

 失念していましたが、昨日は旧暦正月元旦でした。故に、今週は支那から大挙来襲するのでしょう。迂闊に観光地には近寄らぬことが肝要…

 

 昨晩、今日では希少と思われる「TAKUMAR 1:1.8/55」用の本革製ハードケースを釣り上げました。運良く競争者が現れないので初値です。画像では健全そうなので届くのが楽しみ…

 

2018/2/16

 昨日の温かさから一転、また寒くなりました。でも、寒中のようなそれというほどではない…

 今年の寒波の多さ著しさは遠く赤道付近のラニーニャ現象のもたらしたものとのことです。それにより黒潮が南に大きく蛇行していることでシベリアの寒気がより南下するのだそうです。とんでもなく大雪の裏日本は疲弊の極みと惻隠…

 数日前から、外に出るとすぐに鼻がムズムズします。くしゃみも出たりして、また憂鬱な季節の到来です。でも、杉や檜に罪は無いのです。これは人間が作り出した空中や食物中の化学物質が人間を痛め付けているのです。因果応報自業自得…

 

   光こそ春なれど風いと寒し   雌山

   北風の強きにめげて着更着ぬ   雌山

 

2013/2/15

 今朝は随分気温が上がっていて、ようやく冬ではなくなってきたようです。まだ寒い日は来るのでしょうが、三寒四温の季節に入ったことは嬉しい…

 

 「Super-Takumar」の時代には、レンズケースが本革製の円筒状のハードケースだったのですが、標準レンズの場合、カメラ本体とセットとなっていてレンズケースが付属していないのが普通で、その特徴的な形状のハードケースが世に出た数は少ないと思われます。そのため、半世紀を経た今日ではそれの健全な姿のものを見ることが少なくなっています。押入れや倉庫に仕舞い込まれているものも、当然黴に侵されてこれからますます損耗遺棄されて行くのでしょうから、健全なものは心して大切に保存すべきと思料…

 なお、「1:1.4/50」用は上級レンズとして別に購入された例もあるのでしょうが、「1:1.8/55」用となると、それは普及版の標準レンズですから、わざわざ別に購入される例は少なかったと思われます。そのため、世に出たレンズケースの数もより少なかったと考えられます。

 この円筒形レンズケースは次第に本革部分が少なくなり、晩期には合成皮革などに変更されて行きました。それらは本革より経年劣化の度合いが酷く、保存性は極めて低くなっているのは残念なことです。

 

 先日入手した「TAKUMAR 1:1.4/50」の本革製ハードケースには「1:1.4/50・1:1.8-2/55」兼用のレンズフードは入りません。それが入るのは「1:1.8/55」用です。なので、それしかない時代のものだと思われます。故に、その時代のレンズフードをわざわざ釣り上げました。病膏肓…

 

2018/2/14

 今朝も快晴です。でも、著しかった寒気は少し緩んでいる感じ…

 

 去年の後半から今年にかけて5個の「8枚玉タクマー」を入手しているのですが、その整備には手を付けていません。なんだか億劫で取り掛かれないのです。始めてしまえば一個あたり小一時間も掛からないのですが、その気力が不足しています。どれも飾銘板は動くことを確認していますので、分解に難儀する要素は皆無なのですが…

 レンズ玉を取り出して水洗すれば汚れやカビなどあっても容易に取れることは経験済みですし、ピント環や絞り環の滑り止めローレットも歯ブラシで洗剤水洗すれば綺麗に出来ますし、くすんでいる表記文字も色が戻ります。自動絞りの動きが怪しいのも絞りリンクへの注油で根治するのですが…

 

 「Takumar」時代のレンズシリアル番号の使い方には謎が一杯です。全機種を通じて同じ一連番号を使用しているらしいのですが、その番号帯の使い分けが中々難物なのです。例えば「1348690」は「U期型黄文字タクマー」なのですが、その前後の「1345314」と「1349695」は「W期型8枚玉タクマー」なのです。「U期型黄文字タクマー」というのはレンズシリアル番号が「Super-Takumar」の前にある型ですが、「W期型8枚玉タクマー」はそれより後の時代である「Super-Takumar」の後にある型です。すなわち、「U期型黄文字タクマー」のためのレンズシリアル番号帯は当時使われていた番号帯より相当後ろのものを割り当てていた、という図式が想像できます。それくらいしかこの番号帯の混合を説明できません。いったい、旭光学工業、今のRICHOには過去の番号帯の割当記録が残されているのでしょうか、それが知りたいものです。

 

2018/2/13

 稲敷市からのふるさと納税返礼品の苺をたらふく食べていますが、近所のスーパーに並んでいる安物のそれに慣れている舌には極めて美味です。同じ「とちおとめ」なのに…

 以前に同じくふるさと納税返礼品のサクランボを食べましたが、その時も美味でした。思うに、自治体は優良品を選んで返礼品にしているのではないかということです。それを発送する農家についても自治体は選んでいるのでしょうし、選ばれた農家もその起用に応えようという矜持があるのでしょう。なんだか得した気持ちになります。寄付した金額以上に…

 

 今年の確定申告も入力を終えました。亭主の分は還付とならなくなった去年から申告を止めましたが、その代わりに、不動産収入のある山の神の分の申告を作っています。これは別に収入内訳書を作ったり結構難儀です。しかし、国税庁のサイトからの入力なので案外簡単かも…

 なお、今年から医療費控除の申告は入力が簡単になりました。去年までは日ごとに全件入力だったのが、病院や薬局ごとに一年分合計額で入力になり、えらく楽になりました。それに、申告時に領収書を提出しなくてもよくなりました。5年間は保存する必要はありますが…

 eTAXですれば申告書の提出をしなくてもいいのですが、カードリーダーの入手等が億劫なので税務署に持参する方法を続けています。年に一回のことですし、ついでに窓口納付も出来ますから…毎年還付なら考えるかも…

 

2018/2/12

 快晴ですが北風が強い朝です。日中も寒そう…

 

 先日釣り上げた「8枚玉タクマー」その他諸々が届きました。本当のゴミも混じっていましたが、程度の良い「TAKUMAR 1:1.4/50」の初期型本革ハードケースが入っていたのは儲けものです。外に、やはり初期型本革ハードケースに入った1965年以降製造の「Super-Takumar 1:3.5/135」が入っています。これはレンズ面に黴のあるものですが、本革ケースや専用フード、前後レンズキャップが揃っているのが取り柄です。分解して清掃すれば取れる黴…

 「8枚玉タクマー」は「W期型 B」だと思われます。「C」ではないことは確かです。ピント環の距離指標目盛りに貼付けの継ぎ目が見えませんから…

 その他古いスリックの三脚やこれらすべてを含んで「8枚玉タクマー」の近頃の相場の半分程度での入手ですから、これは大いに儲けもの…

 

 右が今回入手した「TAKUMAR 1:1.4/50」の本革ハードケースです。艶がいいのは保革用ミンク油を塗布したばかりだからです。この二つはまったく同等の作りです。やはり「1:1.8/55」専用レンズフードしか入らない内径です。

 

2018/2/11

 最近の天気予報は外れることが少なく、昨夜も律儀に雨となりました。寒波の波状攻撃はまだ続くようですが、一雨毎の温かさはすぐそこに…

 

   夜具重し夜更けて目覚む春の雨   雌山

 

2018/2/10

 今日は夜になってから崩れる予報です。その割には天気が良い…

 

 昨日また「8枚玉タクマー」を釣り上げました。「W期型 B」とおぼしき品です。カメラ本体や他の交換レンズその他のセット物だったせいか競合釣師があまり現れず、相場より相当安価で水揚げ出来ました。リサイクル業者出品なので、価値を理解していない放流です。欲しくも無い交換レンズや三脚とかの不要なものも届いてしまうのがちと難点…

 

2018/2/9

 まだまだ寒さの日が続くようです。今朝も晴れて寒い…

 今日は別に何の記念日でもありませんが、初めての店で山の神と昼食です。センター北駅近くの牛久保交差点にある「甲羅本店」ですが、選んだ「かに釜飯御膳」はデザートに至るまで好みの味でした。あまり高価でもないし…

 

   腹具合懐具合に蟹の爪   雌山

 

2018/2/8

 立春を過ぎても冬日は途絶えません。最高気温はずっと一桁で、通勤や外で働く人の難儀を思いますが、楽隠居の身には他人事…

 今日は午後に雨か雪があるかもしれんとのことです。快晴の朝空からは思いも寄りませんが…でも、西空に積乱雲の卵が頭をもたげておるで…

 今月の通院は晦日にピロリ菌の駆除が成功したか調べる呼気検査だけです。国補助の肺炎球菌予防注射には近所の医者にでも行かねばならぬけど…

 

 巨大漁場に「T期型 A」とおぼしき「8枚玉タクマー」が遊泳中です。外見画像からは極めて分かり難い「A」と「B」の分別ですが、それの境がどこなのかというのも課題なのです。実物を手に取ればすぐ分かることなのに、悩ましい…

 「T期型」は「8枚玉タクマー」の中でも希少ですが、中でも「A」となると更に更に超希少です。亭主は所有品を含めて、これまでに2個しか確認できていません。その出自由来も気になっています。濃い霧に覆われた存在…

 

2018/2/3

 土曜日です。冬土用の明ける節分です。すなわち明日からは春というのに、来週はまた強い寒波が来るそうです。げに名のみの春…春立たず…

 

   鬼遣らふ声元気なく春隣   雌山

   福来ひと禱る聲枯れ春隣   雌山

 

2018/2/2

 昨夜から降り出した雪が朝になっても降り続いています。しかし、気温が前回の降雪時より高めなので路上にはあまり積もっていません。これなら雪用タイヤでなくても走行可能か…

 

 昨日今年になって初めての「8枚玉タクマー」を釣り上げました。「W期型C」ですが、最終に近いレンズシリアル番号です。放流直後で相場以下の即金値付の遊泳でしたので即釣り上げです。リサイクル業者出品ですが、この業者は「8枚玉タクマー」の現況立ち位置を認識していない模様…

 

 昨日釣り上げた「8枚玉タクマー」が早くも届きました。「1578***」ですから「8枚玉タクマー」としては最終期のものです。まだ分解はしていませんが、「W期型 C」であることはピント環距離指標に継ぎ目のあることで確認できました。鏡胴に手ずれなどがほとんど無く、光学系も良好な掘出物でした。前後のキャップが純正ではないので、それだけが不満点です。早速飾銘板を外して中を見ましたが、小ビスやその周辺に「分解痕」が無いので、「うぶ」だと思われます。使用されていた時間が少ないのでしょう。流石に経年で絞り環等の白字表記が黄ばんでいますが、これは分解して洗剤と歯ブラシで水洗すればほとんど甦るであろうことは数多く経験済み…

 

2018/2/1

 夜明けには晴れ渡っていた空でしたが、急速に雲が広がっています。夕方までには雨か雪になることでしょう。夜半には積もるぐらいに降るかも…

 昨夜の月食は見事な眺めでした。皆既になると赤黒い月のすぐ傍にも星の輝きが見えました。8倍の明るい双眼鏡でですが…

 

2018/1/31

 今夜は皆既月食です。東の空に昇って来た満月は薄い雲のベールが掛かっています。しかし、上空に星が瞬いていますから、高く登る月食の時刻には綺麗に見えることが期待できます。寒いけど見るかな…

 明日は午後から雪になるようです。翌日の朝を思えば、あまり積もらないことを念願…

 

2018/1/28

 晴れていても寒いのに、今日は雲が多くて陽は隠れがちです。一層寒い…

 

2018/1/27

 相変わらずの冷え込む朝です。エアコン暖房はなかなか部屋を暖かくしません。洗濯物は外に干すとたちまちに凍る…

 

2018/1/24

 冷え込んで晴れ渡っている朝です。昨日融け残った雪がかちかちに凍っています。滑らないように注意…

 朝7時ごろ外に干した洗濯物が8時過ぎでもカチカチに凍っています。今世紀最強の寒波を実感…

 

2018/1/23

 大積雪の寒い朝です。未明まで降った雪が凍り付いています。昨日降っている途中で、道路まで出口確保の雪掻きをしましたが、元の木阿弥…

 

 雪掻きのせいで体が痛くなりました。初下ろしのアルミ製軽量雪掻きスコップは使い心地良好でしたが、それでも病持ちの身には重労働…

 

2018/1/22

 朝七時前から霰がぱらついています。午後からの大雪は必至の状況です。物置から四年前に配送時の梱包を解かぬままのアルミ製軽量雪掻きスコップを取り出して来ました。お守りですから、よくよくのいざというときまで梱包は解きません。南無大師遍照金剛…

 昨日の夜のテレビ番組「サイエンスゼロ」でやっていましたが、関東南部に大雪を降らせるのは黒潮の大蛇行がもたらすことが多いそうです。今年は9月から大蛇行が続いていて、大雪が降る可能性があるという内容でした。その収録は数週間前でしょうから、予言というより科学的必然…

 そのメカニズムは、紀伊半島から大きく南に向かう蛇行に影響されて南岸低気圧の進路が南に寄り、しかも黒潮から熱を補給されて発達し、それにより関東南部に湿った北東気流が押し寄せることで雪となるのだそうです。しかも折しも大寒波が来ているとなれば、当然降る雪の量は多くなる…あな恐ろし…

 

 ちょうど正午に屋根を鳴らして直径5mmほどの霰が降ってきました。たちまち庭は真っ白に覆われます。これは雪が解けた水滴が落ちながら凍ったものです。上空より下の方が低温であることを意味しています。やがて雨になるのか、雪になるのか…

 

 日が暮れましたが、湿って重い、粘るような積雪は15pを越えています。明日の朝が思いやられる…

 

2018/1/21

 家々の屋根に霜置く快晴の寒い朝です。しかし、明日は四年ぶりの積雪が予想されています。その四年前の積雪の時に雪掻きに難儀して、アルミ製の大型雪掻きスコップを仕入れたのですが、梱包を解かないまま今日に至っています。雪除けのお守りとなっていたのですが、いよいよ年貢の納め時か…

 

2018/1/18

 昨日の午後から降り出した本格的な雨も上がった朝です。湿気が残っているのであまり寒くない…まだ空全体に薄い雲がかかっていますが、日中には晴れ渡ること必定…

 

   春を呼ぶ心地の逸る寒の雨   雌山

 

 ピロリ除菌生活は三日目ですが、副作用として挙げられている下痢は兆しも無く、それどころか少し固いぐらいです。これでうまくゆけば良いのですが…

 

2018/1/16

 晴れて冷え込んでいる朝です。このあたりでは今が一番日の出が遅い時期で、ゴミ出しに出ると南東の空は茜に染まるも上空はまだ黒味が残る…この晴れ続きも今日までで、明日は雨か雪…

 今朝から始めているピロリ除菌の服薬は朝晩5錠ずつで、それをきっちり7日間続けなければなりません。これによって善玉菌も駆除されるので、腸内環境の悪化が副作用とのことです。下痢する場合もあるとか…成功の結果が分かるのは服薬終了後少なくとも三週間以上後とのことで、二月末に呼気検査をしてその結果は三月中旬予約の診察で…

 

2018/1/15

 今日はエコー検査やCT検査があり、診察も消化器内科と糖尿病内科と盛りだくさんで、忙しい一日でした。待ち時間で草臥れた…

 懸案のピロリ菌検査の結果は陽性で、明日から一週間除菌生活に入ります。その成功確率は70%程度とのことで、成果の分かるのは来月末…

 

2018/1/12

 昨日の天気予報どおり冷え込んでいる朝です。外に出るとピリピリするほどです。良く晴れて細い有明の月が綺麗ですが…

 

   有明の月見上げ踏む霜路かな   雌山

 

2018/1/11

 昨日の強い西風は収まっていますが、寒い朝です。これからまた風は強くなるらしく、明日はこの冬一番寒くなる模様…

 

2018/1/9

 昨日午後から本降りとなった雨は夜中降っていました。夜明け前には止みましたが…

 雨のお陰で暖かい朝です。今日は採血検査で通院…

 

2018/1/8

 成人の日は綺麗な朝焼けの夜明けでした。でも、すぐに曇って来てどんより…これから雨になりそう…

 

2018/1/6

 正月早々、松も取れぬうちに三連休です。成人の日が変動制になったためですが、小正月藪入りの習わしを捻じ曲げた悪法と断罪…

 天気が悪かったのは昨日だけで、今日はもう晴れています。寒に入って寒さは続きそうですが…

 

2018/1/5

 引き続きの寒波の底で、暗く寒い小寒の朝です。予報では西から天気は崩れるようで、それによると関東は雨雲が南に下がるので雨や雪にはならないとのことですが、さて実際は…

 数年前の積雪に難儀して、次に備えるためにアルミ製の雪掻きスコップを調達したのですが、それ以来一度も出番がありません。雪封じのお供えとなっているのでしょうか…

 

   縮こまる身と心なり寒の入り   雌山

 

2018/1/3

 昨日は世帯を持って家を出ている子供たちが一堂に集いました。齢を取ったと実感するとき…

 

2018/1/1

 まだ暗い朝空には星が光っています。初日の出は見られそうな塩梅…

 

2017/12/31

 恒例により、十六年目を今日から始めます。亭主古希を迎える年ですから、更に一段ギャチェンジをせねば…「人生下り坂最高」という名台詞が今の希望と心境なり…

 なお、一五年目以前のものは、従前どおり別棟に収めています。

 

 思い返せば、今年は良いことが幾つもあり、悪いことは起きなかった年です。唯一不本意だったのは、庭の八朔に実が12個しか生っていないことです。来年は鈴生りを願うのみ…

 

   申酉を戌見送って亥残れり   雌山

   除夜の鐘余韻を借りて挙句かな   雌山