履歴、雑感など 十三年目

起 2014/12/31

更新 2015/12/25

 

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2015/12/25

 忙しくて更新が出来ていません。仕事でなくて、遊びで…

 昨日PENTAXフルフレーム機ティザー広告の二度目の更新があり、クロップ機能の概要が載っています。それによると、「AUTO」、「FF」、「APS-C」が選べて、「AUTO」にするとDAレンズは自動でクロップするとのことです。また、FAレンズは「APS-C」を選ぶと画角を小さく出来るため、後でトリミングをしなくても画角を小さく出来るとのことです。この時のファインダーは、「APS-C」相当の撮影範囲枠を表示するとのことです。この表示の方法がどのようなものなのか、新たな興味が…

 また、DAレンズを装着時に、ファインダー内に「FF」の範囲全体が見えるのかが気になります。おそらく見えるのだろうとは思いますので、イメージサークルが足りずに四隅が丸くケラレる場合は、ファインダー内でも確認が可能になるのかも…

2015/12/17

 明日からは寒波が来る予報です。今朝はまだ暖かい…

 「三脚・一脚システム収蔵庫」をリニューアルするべく、少し勉強をし直しました。特に雲台について考察を加えていたところ、3D雲台においてカメラ台(クイック台)面の水平出しをする容易な方法に気付きました。これはあくまで水平出しが目的で、カメラ台にパノラマ台が乗っていないと実用にはなりません。

 その方法とは、三脚では水平を出し難い傾斜地等の場合、3D雲台の水平バーンを緩めて雲台を回し、左右方向の棒水準器の気泡が中心に来るまで回します。その点で水平バーンを固定し、上下チルトを動かして前後方向の棒水準器の気泡が中心に来た点でチルトを固定します。これでカメラ台面は水平になります。この状態でカメラ台上にパリラマ台があれば、それに取り付けたカメラはどの方向へも水平に回ります。

 これを単一の雲台で行えるのがSLIKの「フリーターン雲台」です。レベラーを設置することなく容易にパノラマ撮影が可能な雲台という訳です。ベルボンの販売している「プレシジョン・レベラー」という品は、このフリーターン雲台の水平出しの仕組みと同じ方法を用いています。SLIKの「レベリング ユニット2」が自由雲台の水平出しの仕組みを用いているのとは対照的です。

 

 今巨大漁場に8枚玉が幾つか遊泳中ですが、そのうちレンズシリアル番号「103****」帯の「T期型 C」の個体が複数存在しています。この番号帯には「U期型」のものも存在することから、謎のある品々です。どれもレンズ玉の状態が今一と見受けられるのですが、さて…

2015/12/15

 今日もどんよりとした空模様です。大陸の高気圧がやってくるまでこれは続くのかも…

 来年の「CP+16」は2月25日からです。明日から事前予約開始の告知が来ました。例年のパシフィコ以外に大桟橋ホールでも開催するとのことです。PENTAXフルフレーム機も当然出てくるでしょうから、見に行かねば…

 大桟橋ホールの方は25日も10時から開場とのことですから、午前はそちらを見て、午後からパシフィコというプランがいいかな…

 街路樹のケヤキが盛大に葉を落とすので、家の前だけ朝からそれを掃き集めました。何と横浜市支給のごみ袋が2袋満杯に…

2015/12/13

 やはり雨になった朝です。でも、嵐にはならなそう…

 

2015/12/12

 昨日の異様な暖かさを引きずっている朝です。晴れは今日までで、明日はまた雨になりそう…

 今日の午後は大桟橋停泊中の外航客船見学会に参加します。ツアーに勧誘されるのでしょうが、行く気無し…もとい、行く金無し…

 昨日PENTAXフルフレーム機のティザー広告が更新されて、Kマウントレンズがすべて装着可能と告知しています。「DA」はクロップもフルフレームも選択できるとのことで、まずは重畳…

 亭主がオートベローズを利用した自作の測定装置で試した限りでは、「DA」でも、ズームと広角以外はフルフレームをカバーするイメージサークルを有するものばかりなので、問題なくフルフレームで使えるものが多いと思われます。最新のレンズ設計で癖の少ない画像を得るばかりがいいわけでもありません。古い不完全なレンズの癖を楽しむのも一興です。過去に誕生した膨大なMFレンズ群を使える道具が登場すると思えば、来春が待ち遠しい…

 横浜大桟橋停泊中の外航客船見学会は長蛇の列が続きました。予約制なのにこんなにも大勢が参加するとは、びっくりぽんやわ…

 船は元は中東イスラム圏のものらしく、横っ腹の三日月のレリーフが塗りつぶされています。えらい古そうな船で、ホールでベリーダンスのショーをやっていたりして、何やら胡散臭い…

 一人200万円前後必要とあっては、金と時間が大いに不足です。それに、海ばかり何日も見続けるのは、考えただけでうんざり…

2015/12/11

 昨夜から降り出した雨が本降りの朝です。久しぶりの大きな雨音…でも、昼には上がって晴れてもきそう…

2015/12/10

 晴れベースの日々も今日で途切れそうです。薄雲が広がっていて日差しは弱く、午後遅くには雨になるのかも…

 今日は先月の庭師業務で山積みになっている切屑を一般廃棄物回収業者が引き取りに来ます。これを委託するようになって庭師業務の大幅な軽減となりました。切りっぱなしで積み重ねて置くだけでよく、以前していたように市ごみ回収用に切り刻んで袋詰めする労力が省けるのは、少々の経費には替え難い…

 

2015/12/9

 昨日はほとんど日差しが無くて寒い一日でしたが、今日は一日中陽が照らしそう…

 今年の初取り「八朔」です。径110mm超の大物…

2015/12/8

 昨日、近くにあるのに開設以来一度も行ったことがなかった新横浜ラーメン博物館に行きました。御多分に漏れず、支那人や台湾人の団体に占拠されていたのはさて置いて、小さな胃と相談で、ミニラーメンを2軒梯子しただけに止めました。

 その2杯のミニラーメンですが、1杯目は「支那そばや」の醤油です。佐野某の能書きが入っている品だそうですが、麺は許せる範囲なものの、スープはいじり過ぎです。色々なものを入れているらしいのですが、折角の鶏の出汁が台無しに…

 2杯目はとんこつで熊本の「こむらさき」です。これは麺がまるでダメ…噛むと歯に粘り付く感触で、まったくいただけません。それに、具に硬いきくらげを入れる訳が分かりません。二度と食べたくない出来でした。

 それに、2杯とも塩味が強すぎて、老人の舌には合いません。こんなものを毎日食したら、健康を害すること請け合い…

 帰りは、鶴見川右岸の土手道を鴨居まで歩きました。約70分です。途中対岸に見える横浜環状北線の高架工事はほとんど完成していて、開通が楽しみ…

 帰宅後夕方に到着した無線LAN親機は、引っ越しが容易な機能があるものの、肝心の引っ越し元が昇天しているのでその機能は使えず、初期設定を全ての子機側で行うこととなり、勝手が分からず難儀の連続でした。OSが違うと操作も異なり、説明書も解り難くて、中途半端なお任せ機能は頼るべからず…

2015/12/7

 このところ連日鉄道事故で交通被害が出ています。飛行機事故の例を引くまでもなく、こういうことは重なるのが常で、じっと我慢…

 約15年使用した無線LAN親機が昇天しました。ここ数か月、間歇的に不調だったのですが、とうとう…早速代わりを発注したので、今日にも到着の予定…

 巨大漁場に複数8枚玉が出ています。前にも複数放流した同一人による放流です。亭主のように幾つも蒐集した仁なのか、または業者なのか、しかし、いずれも過去にネット上に出た個体ではありません。値付けが高過ぎ…それでも釣り上げる漁師もいたりして…内1個は未発見の番号帯なので、早速メモメモ…

2015/12/5

 昨日から晴れベースに入りました。今日は風も止んで小春日になりそう…

 

 「PDCU5」がバージョンUPしたので早速更新しました。今度はネガポジ変換ボタンが付いたので、スライドコピアを用いたネガフィルムのデジタルデータ化が便利になった模様…

 

2015/12/3

 横浜線が夜間工事中の事故で朝から止まりました。雨なのに沿線はてんやわんや…

 一昨日亭主が突っ込みを入れた「ASAHI PENTAX AP」の件ですが、誰か直接突っ込みを入れたらしく、「ASAHI PENTAX (AP)」と括弧を付け加えました。これなら、まあ許せるのかも…

 先日、7枚玉タクマー「142****」には「製品番号」をA-M切替レバー背面に刻印していないと記しましたが、画像の見誤りでした。薄いながらしっかりと「37800」が刻印されています。初期にはこの刻印が無いものがあるという情報は、誤りである可能性が極大化しました。もし無いものが存在するとしたら、それは「二個一」の可能性が大です。

2015/12/2

 朝から雲が厚い空です。午後には降ってきそう…

 今日のカメラは電気無しには機能しません。電源は電池です。電池の搭載が必要になったのは露出計が内蔵されてからのことで、PENTAXの一眼レフでは1964年「SP」が始祖です。これの発売時には「Super-Takumar 1:1.4/50」も新規に開発されたセットレンズとして新発売されています。来春大きな区切りとなる新機種が世に出ます。その機種に半世紀以上前に誕生した「Super-Takumar 1:1.4/50」を取り付けて使うという喜びが待ち遠しい…

2015/12/1

 いよいよ師走、ようやく師走、4×8=32ス…今日は小春日になりそう…

 PENTAXは来春発売フルフレームカメラの予告ページで、旭光学工業のカメラ発達史概略を記していますが、その中で、1957年登場の「ASAHI PENTAX AP」と紹介しています。しかし、この「AP」というのは、後の時代のユーザーやマスコミなどが後の「K」以降の機種と区別する通称として用いた名称で、旭光学工業が使った正式な機種名ではないはずです。「AP」とはASAHI PENTAXの頭文字で、これが入っては蛇足です。「AP」、「K」、「S2」、「S3」、「SV」、「SP」などのように省略名称として使うためのものでしょう。会社が紆余変遷したから仕方がないことかもしれませんが、寂寥感も禁じ得ない…

 何はともあれ、新機種の来春発売が楽しみであることに変わりはなく、膨大な珠玉過去資産が満を持して、不変のKマウントを待っているのだよ…

 ところで、本社を板橋から馬込に移した旧PENTAXはスマートフォン専用で「PENTAX史」を公開しているらしいのですが、そんなものは亭主のようなジョブス嫌いのガラパゴス住人には無縁です。肝心要の社のホームページに載せない理由が奈辺にあるのか、憤慨しきり…

2015/11/30

 今朝は少し暖かさが戻っています。今日も晴れベースの模様…

 今年もあと1か月を残すのみとなりました。今年も宗教というものの人類に対する凶器性が明確になった年です。どの宗教も程度の差こそあれ凶器性を含有しているのですが、特に一神教は凶器性が先鋭化する傾向にあるので危険…

2015/11/29

 すっかり冬になった日が続いています。暖冬といわれることに歯向かうつもりか…

 巨大漁場にようやく8枚玉タクマー「V期型」が出現しました。指値が高いので漁師が現れるかどうか…

 

 「引き伸ばしレンズ」を撮影レンズに使用するという遊びが行われていますが、それらを一眼レフで使う場合、無限遠まで使えるのはフランジフォーカスの関係で焦点距離75mm以上です。これらは「ヘリコイド接写リング」を併用することでピント合わせが出来ることとなります。

 ピント合わせに用いる機器として「ベローズ装置」があります。これの場合、最短光路の関係で、焦点距離105mm以上のものが無限遠撮影のためには使いやすくなります。歪みのない画が得られる望遠マクロとして活躍できるというもの…

 引き伸ばしレンズには焦点距離90mm付近の製品が存在します。これの場合、一部ベローズ装置で無限遠が可能なものもありますが、ほとんどが使えません。長めのヘリコイド接写リングを選択すると、近接撮影の幅が広がって使いやすくなります。

 PENTAXが35mm判フルフレーム一眼レフを上梓すると予告しています。それなら75mmレンズを準標準レンズ的に使えます。ポートレイトや街頭スナップなどに使いやすい画角ですから、楽しみが増える…

2015/11/26

 寒さが続きます。すっかり暖房が恋しい…

 今日は消化器外科に通院です。特段の異常は無さそうで、次は3月末…

 8枚玉タクマーが巨大漁場を遊弋しない日が続きます。いよいよ資源枯渇なのかもしれません。今年の秋刀魚のように、支那と台湾に沖取りされていたりして…その代わり、7枚玉タクマーを相場外れの高値で放流する例が多発しています。7枚玉タクマーを入手するくらいなら、「SMC TAKUMAR」の方が全ての点で上なのにね…

2015/11/25

 どんよりとした空の朝です。これから降り出すのでしょう。午後になると気温が下がる予報です。いよいよ暖房の出番か…

 亭主が所有する簡易ベローズ装置の内、軽くて丈夫で光軸精度の高いスグレモノのが「KOPIL DUO-TRACK-BELLOWSCOPE」です。小林精機製作所が自社ブランドで輸出したこの品、国内で販売されていないようですし、OEM製造もしていません。盛んにOEM製造した1本丸レールの「BELLOWSCOPE」より優れているこれを、どこにもOEM提供しなかった理由が何だったのか、不思議な点です。

 考えられるのが、国内特許の関係で「2本丸レール」が販売出来なかったということです。国際特許は押さえられていなかったことで輸出用だけを作った、というのなら納得できます。それくらい良い出来の品です。この推測が合っているとすると、ミノルタの「オートベローズU」が国内販売されなかったというのも、同じ理由で合点の行くことです。この品は「オートベローズT」より小型軽量で体裁の良いものですが、西独ノボフレックスがOEM製造したので、国内では売れなかったということなのかもしれません。特許の壁は厚い…

 

 「Super-Takumar 1:1.4/50」において「製品番号」をA-M切替レバー背面に刻印するようになったのは、7枚玉になった「W期型」からなのですが、これが刻印されていない「W期型」が存在するという情報が以前からありました。亭主はそれの実物ないしは画像を見た事がなかったので少々疑問視していたのですが、今般、その画像を確認することが出来ました。「存在」は事実であることが分かったのです。

 亭主が画像で確認出来たのは、かねてから7枚玉タクマーの「β版」であると推定してきた「142****」番号帯の品です。この番号帯は8枚玉タクマーの番号帯の中に飛び石状態で発見される番号帯であることから、強く7枚玉の「β版」を推定していたのですが、「製品番号」の刻印が無いことで、その推定は確信に変わりました。

2015/11/24

 連休明けの空は雨が止み、日中は晴れて来そうな雲行きです。今日は少し暖かさが戻りそう…

 

 小林精機製作所が製造したベローズ装置の換骨奪胎に着手したことを契機に、所蔵の同社製品について、少し再検分をしてみました。同社は、1950年代初頭からベローズ装置の製造を始めたようで、国内各カメラメーカーのためにOEM製造をする以外にも、輸出用の自社ブランド「KOPIL」によって、多くの種類のマウントを装備させて世に出しました。これら製品は製造年代によって使用部品の意匠を変えていることから、その変遷を見ることで製造時期を特定することが可能です。

 製造開始当初は、ミラーボックスのシステムを持っていた「ライカL」マウントだったのかもしれません。その後、東ドイツ製「エクサクタ」や「プラクチカ」マウントの一眼レフカメラが市場に出回ると、このマウントで輸出したようです。まだ一眼レフの市場が未成熟な時代ですから、そのためのアクセサリーを製造するというのは、随分と革新的な事だったのだろうと思われます。尖鋭な先見性を感じる…

 旭光学工業が「ASAHIFLEX」を1952年に上梓すると、すぐにそのためのOEM製造を開始しています。それを嚆矢として、この後、一眼レフを製造開始するカメラ会社の多くが、小林精機製作所にOEM製造を委託することとなったようです。

2015/11/23

 三連休の最終日はどんよりとした空模様で、少し寒い…

 庭の「八朔」の実は色付きが進んでいます。まだ少し緑色を残しているので、味見するには早いかも…

 今年の春先に三十数年ぶりの超強剪定したために花付きが極めて少なく、結実は31個です。しかし、そのほとんどが大玉で、味が楽しみです。苦味が少ないといいのだが…

 

 8枚玉タクマーと7枚玉タクマーのレンズシリアル番号の境界について、少し分かった事があります。これまで亭主がネット上等の画像等から蒐集した番号では、「158****」というのが両者の重なった番号帯なのですが、その内、「1580***」、「1584***」、「1586***」が7枚玉タクマーで使われ、「1581***」、「1582***」、「1583***」、「1585***」、「1587***」、「1588***」が8枚玉タクマーで使われていたのです。「1589***」というのは未出土ですし、「159****」以降は7枚玉タクマーのみです。

 なぜこのような番号帯の使われ方をしたのかは謎なのですが、製造工場が複数あったのかもしれません。

2015/11/21

 初冬三連休の初日はまずまずの好天でした。風は少し強いものの、気温は高めで、外で動くには快適…

 珍しく8枚玉の遊弋しない週末です。そろそろネタ切れになってきたのかも…

2015/11/20

 くずつく天気が続きます。今日も昼前に雨が降った…

 亭主の蒐集しているベローズ装置をレストアするために、部品取りの対象とした個体が幾つかあります。そんな中に、「小林精機製作所」がOEM製造した「Topcon」の「折畳式一本丸レール」のものがあり、これはマウントが エクサクタのために使い物にならないのです。しかし、その「折畳式一本丸レール」が健全であるため、それを活用出来ないかというのがかねてからの課題だったのですが、レール部分だけを取り外すことに成功したので、これを同じく部品取りされた旭光学工業の白ステッカー銘板「BELLOWSCOPE」に移植することに成功しました。

 「PENTAX BELLOWS UNIT」の最終型ならレンズ台座を1本丸レールから抜き取る事が容易なのですが、それより前の型は、レールの角溝の中に嵌合してあるピンが邪魔して抜き取れません。それは折畳一本丸レールも同様です。そこで、薄い角型ダイヤモンドヤスリと同じく甲丸型を使用して細い角溝内のピンを削り取り、見事レンズ台座の抜き取りに成功しました。

 一本丸レール自体はカメラ台座に芋ビス1本で押さえてあるだけなので、これを緩めれば抜けるように出来ます。でも、簡単には抜けないので、工夫が少し要りますが…

 こうして換装した個体も蛇腹とカメラ側マウント金具を追剥されている状態なので、それをレストアするために、適当なものを物色しなければなりません。鵜の目が必要かも…

2015/11/18

 季節が半月以上戻った陽気が続いています。雨なので、今日は少し下がるかも…

 ここのところずっと続いていた8枚玉の遊弋が途切れました。どれもそれなりの価格帯で釣り上げられたので、亭主の出番無し…

2015/11/14

 ぐずついた天気になっています。これは明日まで続く模様…

 

 読者の方から8枚玉タクマー「10311**」についての画像を頂きました。明らかに「U期型」です。先日頂いた「10312**」と合わせて、この番号帯には「U期型」が存在している事が確実となりました。同じ最も若い7桁シリアル番号「1031***」番号帯に「T期型 C」が複数存在しているのも確認していますので、このことをどう考えたらいいのかという問題が生じています。事例を蒐集蓄積することでこの問題が解決するのかどうか…

 

 

2015/11/12

 庭師業務を一応成し遂げました。去年の今頃は、これが最後と思っていたのに、今年も大過なく終了…

 切屑は、例年どおり軽トラでは積めないぐらいの嵩です。横浜市は大量の切屑だとゴミ収集を拒否しているので、一般廃棄物処理業者に依頼するしかありません。それまで40ℓゴミ袋に30袋以上も押し込めていた手間が省けて楽ではありますが…

2015/11/11

 胃手術後、もうすぐ2年になります。今日の内視鏡検査では特段の異常は見つからなかったものの、先月ランドマークホテル地下で食した昼食の鉄板焼肉により患った胃炎の痕跡があるとのことです。胃を小さくした者は、とかく食べる量と質には注意が肝要…

2015/11/10

 三日続きのぐずついた天気です。今日も庭師業務は見送りです。これから雨が上がったとしても、濡れた葉の中に潜り込むのは嫌ですから…至極軟弱…

 読者から寄せられた情報で、「Super-Takumar 1:1.4/50」の「U期型」が始ったレンズシリアル番号帯が「1031***」の可能性が出て来ました。それが昭和39年7月発売以降の実売品なのか、「β版」、あるいは試用品として流通網等に事前配布された品なのか、謎であることに変わりなし…

 なお、亭主が画像でこれまでに己見している「103****」はすべて「T期型 C」の鏡胴だったので、両方が存在している可能性が高いことになります。6桁シリアル番号の付いた「U期型」鏡胴の個体を亭主が所有していることなども合わせて、レンズシリアル番号の使い方についての謎の霧は晴れること無し…

 明日は胃内視鏡検査です。何度やっても、咽喉を通る時の不快さには慣れない…

2015/11/8

 続いていた好天も終わりを告げ、今日は雨になりそうです。庭師業務は中断するしかありません。最大の大物クロガネモチに取りかかったものの、高所はまだ残っています。周囲が極めて狭いので、思うように脚立が使えません。それが悩み…

   八朔の色少し増し今朝の冬   雌山

2015/11/6

 ぼちぼち進めている庭師業務も後半に入りました。北庭から始めて、大物揃いの南庭を片づけ、西庭に取り掛かったところです。2m級も多くある梅の徒長枝は厄介で、一抱えほどは伐りましたが、まだ半ばです。今年は初めて多くの実を付けた柿の幹の丈詰めをする気にもなっています。最も高所である大物のクロガネモチは最後にするつもり…

 南庭の高木を済ませたので、洗濯物が陰にならなくなりました。家の中にも深く陽が入り、暖かさが増えます。今年は秋が長い予報ですが、冬は指呼の間…

   蜘蛛の腹満ちつる空に鰯群れ   雌山

2015/11/4

 いよいよ霜月となりました。旧暦ではないのでまだ霜の季節ではありませんが、放射冷却があると、朝は10℃を下回ります。街路樹のケヤキも葉の色が梢から染まり始めています。開闢以来である30個以上も収穫できた庭の次郎柿は多くの葉を落とし、八朔の実が少し色付き始めました。しかし、春に超強剪定したので、今年の結実は30個以下…

 例年11月下旬に始める庭師を先月末から始めています。3メートル超の高所は後回しにして、生垣などの低木、灌木から少しずつ進めています。でも、ヤマモモの徒長した梢が洗濯物を翳らせるので、これだけは先に切らねば…

 先日山の神が調達した低速ジューサーを使って、収穫した次郎柿と安い梨をジュースにしたのですが、レモンを少量加えるとなかなか乙な味です。あまりジュースにはしない果物ですが、以外案外…

2015/10/31

 昨日巨大漁場に現れた8枚玉の「U期型」レンズシリアル番号の物の中に、「W期型」7枚玉の鏡胴のものがあります。明らかに「二個一」されたものと思われます。番号だけを頼りにすると、このようなバッタ物を掴まされる公算大…

 また、同じく昨日現れた8枚玉の「U期型」レンズシリアル番号の物は、絞りリンクが故障しているようで、飾銘板の取付状態からすると分解途上のようです。交換部品が必要となる可能性が有り、資材と覚悟が無ければ手出しするのは危険と看破…

2015/10/28

 関西系某旅行社が開催している日帰りバスツアーをパクって、各県別「道の駅」廻りをしているのですが、先週の山梨県に続いて昨日は栃木県を実施しました。宇都宮を皮切りに、4号線以東を主に5か所廻ったのですが、その道程は車影が僅少で、快適なドライブが楽しめました。道の駅はどれも同じようなもので、売っている野菜類なども大同小異の品と価格で、あえて梯子をする価値が少なく、この旅行社の企画は長続きしそうもないと看破…

2015/10/23

 来年春に発売が予告されているPENTAXのフルフレームカメラの展示写真が出回っています。それによると、背面液晶は妙なギミックの可動式で、機体とはWi-Fiで繋ぐ方式のようです。また、軍艦部右側に新たなダイヤルが2個付いて、これは各種モードを切り替えて使えるギミックのようです。と、言う具合に、色々と新奇な仕掛が盛り込まれているらしいので、資金調達に奔走せねば…

2015/10/16

 旅行用に手軽なスナップ用カメラとして「Q7」を所有していましたが、これは電源投入から撮影可能になるまで4秒かかり、そのため、実用的にはオートパワーオフをしない設定で使うしかありません。しかし、これだと電池の消耗が激しく、大いにストレスを感じていました。そこで後継の「Q-S1」を導入したところ、1秒で撮影可能になるため快適に使えるようになりました。旅先の記念写真程度なら画質に何の不満もありません。軽くて、レンズ交換も出来て、その気になれば凝った絵作りも可能で、なかなかのスグレモノです。

2015/10/11

 また巨大漁場に変な8枚玉が遊弋を始めました。6桁レンズシリアル番号で鏡胴が「U期型」のものです。これまでも「U期型」鏡胴で6桁レンズシリアル番号のものが幾つも発掘されていますが、それの仲間なのか、後世に「二個一」されたものか、判断に迷うものです。「U期型」鏡胴のβ版である可能性があるのではないかとも考えています。

2015/10/10

 三連休の初日は晴れですが、雲が広がってきましたから明日は雨になりそうです。地域の運動会で今年は役員なので、担当の山の神はてんてこ舞い…

 一昨日、「二個一」らしき8枚玉について書きましたが、亭主の手元にもレンズシリアル番号帯の合わない品が一つあります。「U期型」の鏡胴に「6桁レンズシリアル番号」のものがそれです。「766156」という個体なのですが、「766135」という個体が「PENTAX SP」の初期の宣伝写真に使われているということがあり、これは「T期型」の鏡胴です。これからすると、亭主の品も「二個一」の可能性があるのですが、「766007」という個体をネット上で見た事があり、それは亭主と同じ 「U期型」の鏡胴でした。それもまた「二個一」である可能性は残るのですが、「766***」という番号帯の個体は外に発掘出来ていないことから、PENTAXが特別な品に与えた番号帯である可能性もあります。亭主の個体は熊本の閉店したカメラ店からの出土ということですから、「U期型」の試供品として販売店に配布した可能性を推定しています。

 しかし、一昨日の「二個一」を強く疑う個体は、「106****」という「U期型」最初の実売番号帯と推定しているものですから、これにβ版の「T期型」鏡胴のものがあることは考え難い事です。もし「二個一」されたのではないということになると、この時期のレンズシリアル番号の管理が相当に杜撰であることになります。

2015/10/8

 今、巨大漁場に8枚玉が多数遊弋中(どれも程度が今一の手前で鹿沼程度…)ですが、そんな中に、以前この漁場で釣り上げたものの、不要になったので放流する旨のコメント付きのものがあります。この品のレンズシリアル番号は、以前遊弋していた時には「U期型」だったはずなのですが、今度は「T期型 C」の鏡胴になって遊弋しています。そもそも、このレンズシリアル番号帯は「T期型 C」では未発見のもので、「U期型」からしか出土していないものです。もしこれが真正のものなら「新発見」となるのですが、放流由来を見てしまうと、「二個一」して程度の悪い方を放流の可能性を疑ってしまいます。もしそうなら、放流者の手元に残るのは「U期型」の鏡胴に「T期型 C」の飾銘板を付けた珍妙な品に成るのを知ってか知らずか…

2015/10/7

 苗木を植えてから30年以上経つ庭の柿の木(次郎柿)に、今年は食べられる位の数の実が付きました。これまでに実を食べたのは十数年前の1回切りだったので感激です。毎年強剪定するので実が付かないのは分かっているものの、狭い庭なので木を大きく出来ず、毎年ばっさり切り詰めていました。去年の剪定に若干手心を加えたせいか、今年は三十個程度実が残りました。既に熟れて落下したものも多く、今日殆んどを収穫して早速賞味しました。亭主好みのしっかりとした歯応えで、しかも甘い…

   三人でつい四つ割りに次郎柿   雌山

2015/10/6

 日曜月曜と二日間で黒部峡谷、立山アルペンルートという忙しいバスツアーに行ってきました。4日はバスで行った宇奈月から、吹曝しの凄く寒いトロッコ列車に乗って鐘釣まで往復して宇奈月温泉泊まり、翌5日はアルペンエキスプレスで立山に行き、幾つも乗り物を乗り継いで扇沢まで辿り着いて、バスで帰る行程です。途中、室堂までのバス車窓からは黄葉の盛りの中でした。両日とも晴れベースだったのは良かったのですが、しかし、何処に行っても国慶節団体と朝鮮語族団体及び高齢者団体の氾濫で、平日なのに混み過ぎ…

2015/9/28

 後半は崩れた疲れる連休が終わり、晴れて暑い週の始まりです。週中あたりに崩れが来るものの、黒部、立山へ行く予定の週末からは晴れそう…

 いよいよフルフレーム用Kマウント標準ズームが発売になります。自社開発ではなく、タムロンA007のOEMらしいのですが、マウント金具が防塵防滴仕様となっているのかどうかと、SDMなのが心配です。1:2.8の揃いでも☆が付かないのは、自社開発が控えているのかどうか…

 マウントはカメラ内モーターでは動かない「KAF3」です。フィルター径が82mmと巨大なのは驚き…実売価格が160Kあたりになりそうなので、調達は当面パス…

2015/9/19

 5連休の始りは晴れからです。ずっと好天の予報ですが、当れば経済効果絶大…

 PENTAXが35mmフルフレームカメラのテザーを始めました。発売は春との予告です。それが暦の春なら2月上旬ですが、実感のそれだと3月中旬か…

 安保法制が国会通過した。集団的自衛権が砂川裁判で認められたものと言う論も乱暴なものだが、同裁判で個別的自衛権を認めたから自衛隊を合憲とする論も乱暴さにおいて同等である。そもそも憲法の何処にも国家の自衛権については載っていない。そのはずである。現憲法を制定したときには、日本はアメリカなどの占領下にあって、自衛などは出来る体制下には無かったのであるから、その概念を憲法に盛り込む余地は無かったのである。

 独立国となった時に、新規に自衛権の概念が生じたのに、憲法を改正する事を怠ったために、その概念が空白のままになっているというのが正しい。従って、空白であるそれを法律で規定するのが次善の策であり、法律で受動的行為としての個別的自衛権を行使する手段として自衛隊を規定すれば、それが違憲であると言うことは出来ない。同じように受動的行為の範囲内で集団的自衛権を法律で規定すれば、それもまた違憲でないのは同じ理屈である。受動的行為の範囲内で武力を行使する限りは、違憲の生じることは無い。

2015/9/18

 直近に落ちた未明の雷鳴で何度も眠りを破られました。午後には晴れて来るらしい…

 チリの津波が到達しています。大事にはならなそうです。現地5メートル程度が対岸から太平洋を渡って来るのですから、小惑星が太平洋に落ちたらどうなるかは想像できます。そうなったら日本列島に逃げ場無しです。地下に水密シェルターが唯一の生き残り場所…

2015/9/17

 移動性高気圧に覆われて天気が安定していたのは昨日の朝までで、昨夜からまた雨模様の空になりました。台風の影響で先日の豪雨の時のように雨雲が南北に連なって、この天気は明日まで続く模様…

 

 現在8枚玉タクマーが巨大漁場に数多く出現していますが、新たな番号帯のものは出て来ません。亭主がこれまでに発見記録した番号帯以外はほとんど作られなかった事が有力になりつつあります。製造にあたって、番号帯をどのような法則で使ったのか、この謎は解けそうにない…

2015/9/16

 グリーンで行った名古屋から多治見、郡上八幡散策、岐阜と回り、金華山下の宿グランドで薬膳料理の後に長良川鵜飼の屋形舟見物、翌日は南禅寺大安苑にて舞妓付昼食及び特別公開大寧軒見物の後は賀茂御祖神社の特別公開を見て、出町柳から叡電「きらら」にて貴船口まで行き、そこから貴船神社参詣の後に「㐂らく」にて川床を賞味、泊まりは最近京都一との世評のあるブライトン、最終日は嵐山琥珀堂で昼食後に竹林周辺を人力車で回り、大河内山荘庭園で抹茶を飲んでから、トロッコ嵐山からトロッコ亀岡まで行って、京都からグリーンで昨日帰ってきました。ちょっとした贅沢の三日間…

2015/9/12

 ようやく晴れが落ち着きました。しかし、直下の地震に脅かされました。揺れは大したことはなかったものの、いきなり起きるのはやはり吃驚…

 U期型8枚玉が手元に来ました。光学系はまあまあなものの、鏡胴は時の試練と使用の試練とを受けています。年相応に老いているという感じです。新規発見も皆無…

 明日から郡上、岐阜、洛北貴船、嵯峨野と旅します。増水で鵜飼舟見物は期待薄でも、川床と保津峡、竹林・渡月の人力車は大丈夫そう…

 PENTAXが645Z及び645レンズ群の価格改定を発表しました。来るべきフルサイズとの差別化を図るためなのでしょう。これで、そんなに安くは出ないことが濃厚に…

2015/9/10

 連日の荒天に呆れています。二つの台風の相関がもたらした災難で、このような気象現象は珍しい事です。でも、これからは珍しくも無くなるのかも…

 U期型8枚玉を仕留めました。このところ相場が下がっているので、相場相応かもしれません。全容が顕かではないのでリスクはありますが、来てのお楽しみ…

 今年は国勢調査です。ネットで提出は気楽でいい…

2015/9/5

 ここ数日、少し残暑が戻っています。来年こそは越中八尾に行きたくなっています。

   哀二音流してオワラ風の盆   雌山

2015/9/2

 ぐずついた天気が続きます。思えば、この低温傾向は北海道旅行から引き続きのことです。もしかして、亭主がオホーツクから冷気を連れて来てしまったのかも…

 今度の旅行で最も印象に残っているのは、礼文島の宿で出たご飯です。添えられたメニューには「ななつぼし」とありました。これの食味がびっくりするくらい良くて、以前「きらら357」で地に落ちていた北海道産米に対する印象を改めました。さっぱりとした食感が好きな人には向きませんが、強い粘りと甘みは上等です。鮨飯には向かないのかも…

 米の味には五月蠅い亭主としては、これまで美味しい米だと思うことは稀なのですが、唯一、旅先の白川郷で行われていたイベントで配っていた飛騨産コシヒカリを持ち帰って炊いたのが美味しかったのですが、それに匹敵する驚きでした。手術後、以前のようには大食が出来なくなっているのが残念なくらいでした。

2015/8/31

 秋霖は尚も続きます。霖雨というのにぴったりな細かい霧雨が降り続きます。冷涼なのはいいのですが、季節の移りが少し早過ぎる…

 昨日「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉「T期型 C」6桁レンズシリアル番号が届きました。鏡胴外装は少し手ズレ、革ケースズレがありますが、肝心の光学系はクリアです。フィルターを付けっ放しだったことが窺えます。絞りは若干動きが悪いので、リンク部の油切れでしょう。飾銘板だけは外しましたが、小ビス周囲に分解痕が無いことから、50年間整備していないのでは当然…

2015/8/29

 秋霖が続きます。気温は10月並み…

 読者の方から「10311**」の赤外指標から「R」が省略されているとの情報を頂きました。「103****」帯は、外に「1032***」と「1033***」しか出土していません。いずれも赤外指標部の画像を確認できていないので、これを確認することが次なる課題です。

2015/8/28

 秋霖の走りが現れています。温暖前線特有な細かい霧雨の朝です。今日は夏日にならない予報…

2015/8/27

 二ヶ月ぶりで「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉を入手することになりました。稀少な「T期型 C」6桁レンズシリアル番号です。これまで未所蔵であった6桁最終グループの「999***」で、案外安価での入手です。夏枯れかな…

 これで「T期型 C」は、7桁レンズシリアル番号「103****」を残すだけとなりました。それには赤外指標から「R」が省略されたものがあるという情報の真贋を確かめるのも残されたミッション…

 次の旅行は9月13日からの岐阜・京都です。岐阜では長良川の鵜飼、京都は貴船の川床が見所です。いずれも天候次第なので、それだけが気懸り…

2015/8/25

 昨日道北旅行から帰りました。旅行中曇りがちでしたが、冷涼でした。一年中ほとんど姿を見せないという利尻富士が、僅かな時間ですが雲間に頂上を見せました。過疎と漁業不振はこの地の活力を奪いつつあるようです。礼文島では8月になってから一日も昆布漁が出来ないとのことです。主として乾燥に必要な晴れた日が無いためだそうです。波が高いため、ウニ漁も出来ず、殻付きは食卓にも上らずじまいのありさま…

2015/8/17

 朝から激しく降ります。今日は一日悪天候かな…

 今週末は、空路稚内から利尻・礼文へ家族旅行です。長期予報では曇りが続くとありますが、南海の二つの台風の動向が心配…

2015/8/14

 熱帯夜を免れた朝は楽です。今日は激しい夕立が予報されていますが、さて…

 偶数月の月中、年金の支給日です。オレオレ詐欺には心すべし…

 

2015/8/13

 今日は朝から雨模様です。これは、支大陸に上陸して衰退し、温帯低気圧化した台風13号の名残がやってきたためです。ラーメンならぬブーメランの大回り…

2015/8/12

 東の海上を遠ざかる台風の影響で、時雨のような天気です。本物と違って気温が高めで湿度も高いので、不快指数は高い…

2015/8/11

 8月も中旬となると大分日没が早くなったのを感じます。18時を30分も過ぎるとかなり暗い…

 亭主のミッションである「Super-Takumar 1:1.4/50」の「レンズシリアル番号」探しの中で、ひとつ新発見がありました。このごろはほとんど無かったのですが、珍しいことです。その新発見の番号とは、「1400***」です。これまで「140*****」帯は、「1401***」からが発見されていたのですが、その前も存在することが分かりました。全体の解明は遼遠なるを知るなり…早速リスト校正…

2015/8/10

 台風14号の影響下に入った今朝は、雲が厚く垂れ込めています。都心では俄雨も降っているようです。今日からは、数日こんな天気かも…

 NHK・BS3でやっている「アジアハイウエィの旅」という外国旅番組の旅人をしている俳優の「井浦 新」がいつも携帯しているのは、亭主も所持している世界限定2000台発売の銀色「K-3」です。だから何、というぐらいのことですが、予約販売が数日で満杯となった同じ品を目にするのは妙に快感…

2015/8/9

 立秋を過ぎて、現金なくらいに猛暑は去りました。これも沖合の台風の連れて来た秋…

 

 長崎上空で米機が落とした2個目の原爆が炸裂して70年、当時長崎市街の西、山一つ向こうの漁村に疎開していた義姉・義兄もピカドンを屋外で目撃し、原爆手帳を携帯しながらその日を迎えています。何のフクシマ恐るるに足らず…

 

2015/8/8

 連日記録更新の猛暑日が続いていましたが、立秋の今日は、朝になって急に気温が下がってきました。冷涼な北東気流が流れ込んでいるのでしょう。全天雲に覆われた空は久しぶり…

   晴れ渡る心地で迎ふ今朝の秋   雌山

 鬱屈多く、近年旅行にあまり行っていなかったのですが、その軛が取れそうなので出かけることにしました。今月は2泊で利尻・礼文、来月は豪勢に鵜飼と貴船の川床です。10月は1泊で宇奈月トロツコ、立山・黒部を予約済み…

2015/8/1

 暑さにうだっているうちに8月です。今日も湿気たっぷり、猛暑に近付きそう…

2015/7/25

 昨日は出先で夕立、雷雨に見舞われました。いよいよ夏らしい感じです。今日も午後にはあるのかも…

2015/7/24

 雨は昨日だけで、今日はもう晴れです。でも、台風が近づくとまた蒸し暑い荒天が来るのかもしれません。今週末は不安定かも…

 亭主は、ネット上等に画像で登場した「Super-Takumar 1:1.4/50」の「レンズシリアル番号」を、8枚玉を中心に数年前から記録しているのですが、その中で分かって来た事は、「レンズシリアル番号」は、端から順に使われているのではないということです。飛び飛びに団子状に使われているらしいのです。ですから、特定の番号帯がまとまって出現しているのに対して、全く出現しない番号帯が存在します。

 このことは、番号の管理をどのように行っていたのかという疑問を惹起します。番号帯の使い分けにも何らかの意味があるのかもしれません。しかし、特定の桁をチェックデジットに使っていた形跡は見い出せていません。

 謎が大きいのは、飾銘板の字体が異なる「U期型」と「V期型」とで、同じ番号帯を重複して使用していることです。「V期型」は「134****」から始って、「135****」、「137****」、「138****」と続いているのですが、「U期型」にも「134****」、「135****」、「137****」、「138****」が存在するのです。しかし、面白い事に、両方に「136****」は発見できていません。

 この型が異なるものの境界で重複が存在するのは、「V期型」と「W期型」の間でも見られます。番号の使用について何らかの取り決めがあったのでしょうが、番号帯だけでなく、その中で番号そのものの重複もあった可能性があります。本当のところが知りたい…

 なお、「766***」という番号帯は、旭光学工業の内部的個体に用いられていたものである可能性があります。それぞれ何か変なのです。何か変…

2015/7/22

 連休明けの昨日は海ほたるを渡って南房総のドライブに行きました。都会は猛暑だったそうですが、半島南端近くの平砂浦でも太平洋から吹く風は涼しく、日陰に入るとひんやりとすらします。冬暖かく、夏涼しい海岸はすごし易そう…

 海岸近くの道路はどこもガラ空きで、のんびりドライブは快適でした。相模灘越しに富士も見え、波の少し打ち寄せる砂浜は人影もまばらで、夏休みが始っているとは思えない静けさでした。

 帰りの休憩で寄った「道の駅きょなん」の甘味処「旬彩・櫻華」では「クリームあんみつ」を食しましたが、0.4K円とは思えない上々の味とボリュームです。行った際にはお薦め…

2015/7/20

 海の日の祝日は朝から蒸し暑い…

2015/7/18

 朝のうちは晴れましたが、午後からは雨もぱらついて、台風一過とはならなかった…

 数日来の研究は「Takumar」一族の歴史ということでまとめました。1967年前後がレンズ設計の大転換点であることが浮き彫りになりました。時系列で整理した成果です。点より線は分かることも多い…

 

2015/7/17

 台風は中国山陽道に再上陸したようなので、大雨はもう降らないでしょう。日本海を進むと、強風の方が脅威です。果樹が心配…

 結局、{望遠レンズの歴史}は三分割することにして、中望遠、望遠、超望遠としました。可能な限り蒐集したレンズ構成図を時系列に並べると、その発達の姿がよく見えるようになりました。結構面白い…

2015/7/16

 間歇的に降る豪雨に眠りを破られる夜が明けました。いよいよ11号の影響下に入ったようです。明日まではこんな天気か…

 昨日能書きに{標準レンズの歴史}を加えましたが、残る{望遠レンズの歴史}は難航しそうです。機種が多く、その変遷が複雑で、悉皆網羅は難しそうだからです。望遠と超望遠とに分けるのが第一観…

 

2015/7/15

 台風由来の猛暑は今日までの予報です。明日からは11号の影響下に入って荒天になるところもあるのかもしれません。その11号が去った後で、また梅雨前線が戻ってくるのか、それともそのまま夏になるのか、後者だと東北の渇水が心配です。それだと関東の梅雨明けは7月10日ということになるし…

 「雌山亭別棟」の{「PENTAX 歴史的交換レンズ」についての能書きあれこれ}に{「Takumar」一族における広角レンズの歴史}を加えたついでに、{標準レンズの歴史}も加えることにしました。そのための準備は進行中…

2015/7/14

 台風がもたらした熱気は今日も居座っていて、その攪拌効果の絶大であることを感じます。まだ11号が北上中なので、この猛暑地獄は続く事必定…

 湿気は多いものの風が強いので、丹沢の向こうに富士がくっきりと見えます。台風の近い時に現れる空の色…

 「雌山亭別棟」の{「PENTAX 歴史的交換レンズ」についての能書きあれこれ}に、{「Takumar」一族における広角レンズの歴史}を加えました。レンズ構成図の掲出を中心に据えたものですが、一眼レフカメラ用の広角レンズというものは、「レトロフォーカス」によらねば成立しなかったので、広角レンズのレンズ構成における進歩は、一眼レフカメラの発展と密接に並行するものがあります。非常に興味深い…

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2015/7/13

 台風9号のせいで梅雨前線は消滅し、南シナ海の熱気を引っ張り込んでいます。このまま太平洋高気圧が居座るのかどうかは、台風11号の動向とその後を待たねばなりません。湿った熱気が台風によって上空に供給されているので、それが下降して温度上昇する高気圧の下は猛暑確定…

2015/7/11

 昨日から梅雨の中休みが始りました。梅雨前線は南に退き、強い日差しが戻ってきて暑いです。やはり、今年は前線北上型ではなく、停滞消滅型になりそうです。それに波瀾をもたらすのは、赤道近くでぼこぼこ生まれる台風か…

 

2015/7/7

 七夕も太陽暦では意味を持ちません。月はすぐに落ちるので宵から暗いし、梅雨の真っ只中で星も見えない…

 ここ数日、旭光学工業の歴史的広角レンズについて調べているのですが、それで分かったこととして、1959年に出した「Auto-Takumar 1:2.3 f=35mm」は完全自動絞り化されず、それは1963年に出した「Super-Takumar 1:2/35」まで待たねばなりません。これは同じ名称で1967年に大幅に小型化されて49mm径となりましたが、それまでは67mm径という長く巨大な鏡胴でした。

 ところで、5群6枚構成「Auto-Takumar 1:2.3 f=35mm」に後継が無かったのは、そのレンズ構成が1955年に出た初のレトロフォーカスであるアンジェニューと酷似していたことが原因なのかもしれません。1963年に出した「Super-Takumar 1:2/35」は全く異なる7群8枚構成で、前成分凹はダブルメニスカス凸凹分離ガウス型であり、後成分凸は5群6枚構成の変形ダブルガウス型でした。この経験のあるレンズ構成を組み合わせる方法は、この時代のレンズメーカーがよく用いていたもので、収差補正のために有効だったのでしょう。

2015/7/6

 梅雨寒が続きます。今年はエアコンの可動が少なく、電気代が低くて有難い…

 昨夜は町田の焼肉店に連れて行かれたのですが、ボーナス後の最初の日曜のせいもあってか、非常に混雑していました。結局、2時間近く待たされることに…

 1957年発売の「Takumar 1:4 f=35mm」は、レトロフォーカスの元祖アンジェニューがテッサー型の前方に大径のメニスカス凹を大きく離して置き、直前には小径の凸を置くことで収差補正も行っているのに対して、 トリプレット型の前方に曲率の大きな大径メニスカス凹を1枚大きく離して置くだけで実現しています。同じ35mmでもアンジェニューが1:2.5であるのに対して1:4と暗いのですが、 これはすぐに大曲率メニスカス凹の後ろにテッサー型を置いて少し明るくした「Auto-Takumar 1:3.5 f=35mm」となり、それはKマウント化された「SMC PENTAX 1:3.5/35 」まで作り続けることとなる長命優秀なレンズ構成でした。

 なお、1959年に発売された「Auto-Takumar 1:2.3 f=35mm」という半自動絞りのものがありましたが、これは上記アンジェニューのものと非常に似ているレンズ構成でした。ほとんどまる写しかも…

 以前、「ASHIFLEX」用マウントの「BELLOWSCOP」のために、「M37マウント」の「Takumar 1:3.5 f=50mm」後期型を入手してあったのですが、これがヘリコイドの油脂の劣化固着で動き難かったのです。そこで、分解整備を試みて、清掃・注油により支障なく動くように出来ました。

 この時代の鏡胴は、後の「Super-Takumar」時代などの鏡胴知識では分解出来ません。まったく構造が異なっているので、新鮮至極…

 この黎明期の標準レンズ、最初の「ASAHIFLEX T」時代にはクリック絞りだったものを、「ASAHIFLEX TA」時代になってプリセット絞りへと変更しています。その際、最短撮影距離を少し短縮しました。これはその後、「M42」マウントになってペンタプリズム搭載の「ASAHI PENTAX」が発売されるまでセットレンズとして使われたので、現在残っている個体はほとんどがこのプリセット絞り型です。

 なお、「M42マウント化」もされたということですが、まだ、その実物を画像でも見たことがありません。本当に少数だったのでしょう。

2015/7/5

 梅雨空が続きます。気温が低めなので身体は楽です。低い土地に住む人は出水に警戒…

 PENTAXのカメラとその標準レンズ(セットレンズ)について時系列関係性を調べているのですが、システムとして交換レンズが整備されたのは1953年「ASAHIFLEX TA」の時からのようです。しかし、「M37マウント」の時代には望遠レンズ4本だけで、広角レンズは「ASAHI PENTAX」用として1957年12月に発売された「Takumar 1:4 f=35mm」が最初のようです。これは4群4枚構成のレトロフォーカスですが、カメラ用としてレトロフォーカスが現れたのは1950年のアンジェニューらしいので、それより僅か2年後に製品化した旭光学工業恐るべし…

 結局、一眼レフ用の広角レンズとしても、国産初であると思われます。ミノルタSR-2は1958年、ニコンFは1959年の発売ですから…

2015/7/2

 昨日から梅雨らしくなってきましたが、今日はまだ降りそうにありません。でも、雲が厚めなので、午後には降って来るのかも…

2015/6/30

 梅雨前線西では活動しているようですが、東では軟弱です。今日は曇りがちで推移しそう…

 10年前に取得したものの2回しか使わなかったパスポートが先月末で失効しているので、今日新たに取得申請に行きます。これから使うのか微妙ですが…

 神奈川県の旅券手続きの場所は大桟橋前です。数年ぶりで氷川丸を眺めて来ますかね…

2015/6/28

 天気予報でも言われているように、エルニーニョにより今年の太平洋高気圧は軟弱で、梅雨前線はまた南下してしまいました。朝から良く晴れているので、日中は暑くなりそう…

 この分だと、今年は梅雨前線が北上せずに消滅する型(1993年が有名)になるのかもしれません。梅雨明け宣言無しに秋となる…

 これからの心配は、東北での小雨による水不足です。また、山背による冷害も心配です。これへの対策は、水田の深水管理だと考えられますが、水不足ではそれもままならなかったりして…無能細川が首相だった1993年米騒動の再来は御免…

2015/6/27

 昨日の昼過ぎから梅雨空が戻ってきました。温暖前線らしい降り方…

2015/6/26

 いよいよ梅雨前線が北上を始めそうな気配です。曇りですがまだ明るく、雨になるのは午後遅くか…

2015/6/25

 梅雨の中休みは今日までの予定です。雲多めの晴れた朝で、日中は暑くなりそう…

2015/6/24

 晴れた朝です。梅雨前線はなかなか北上して来ません。太平洋高気圧が弱いせいですが、寒気の南下もその要因の一つか…

 昨日は夜になって少し降りましたが、さて、今日はどんなんかなー…

2015/6/23

 梅雨の中休みは今日も続きますが、午後には夕立雷雨の予報となっています。さて、当るのかどうか…

 昨日、横浜のT百貨店地下1階惣菜店で閉店前タイムセールされた野菜煮物三種を購入して食べましたが、どれもベタベタに甘くて、こんなものありえへんという味でした。素材の味もあればこそ、甘みは旨味と勘違いしているとしか思えない代物ばかりでした。シヨボン…

 また、菓子の店で牡丹餅(お萩)を購入してそれも食しましたが、半殺しの中に刻んだ大葉が混ぜ込んであって、なんじゃこれはーという代物でした。どうも近ごろ、味馬鹿になっている料理人が増えているのかもしらん…

 午後5時を過ぎましたが、夕立雷雨の兆しは現れません。おだやかに晴れているのみ…

2015/6/22

 梅雨の中休みが続いています。前線が下がって気温が低めです。今日は少し上がる予報…

2015/6/20

 梅雨寒の夜は開けて晴れの朝です。この陽射しも午後には雨になるらしくて、束の間のこと…

 

 一見、程度良好に見えた新来の最初期「Super-Takumar 1:1.4/50」ですが、詳細に観察すると、やはり半世紀の時の流れによる窶れはいなめず、分解整備が必要と判断しました。内部の前群後面(絞り前側)にごく小さい蜘蛛の巣黴が見られるのと、若干ガタの生じているヘリコイドへの注脂が望ましい状況です。絞りリンクのカムなど構造を確認したいこともあって、完全分解に供することに決定…

 この時期に製造された個体に共通なこととして、飾銘板は容易に回せたので、分解にあたっての困難が危惧されるのは、ヘリコイドにマウント台座を取り付けている小ビス3個が固着していないかどうかだけです。非常に稀少な個体なので、時間をかけて慎重に作業するつもり…

 

 庭の木槿が一輪咲きました。初花です。これから秋深くなるまで毎朝咲き乱れそうな蕾の状況です。花は底紅の白…

 

   明日知れぬ命と知らず木槿咲く   雌山

2015/6/19

 今年の梅雨は陽性で、降ると激しくなります。それだけ土砂災害の危険が高いと言えます。太平洋高気圧が弱いということなので、梅雨明けは遅くなりそう…

 「Super-Takumar 1:1.4/50」新種発見に伴い、分類記載を大幅に変更しました。新たに9種類に分類しています。新発見の「T期型 A」と既発見の「T期型 B」の境界がどのへんなのか、新たな疑問が生じています。まだまだ分からない事はたくさんあります。前途遼遠…

 果たして3種類ある「T期型」の全てが頒布品であったのか、それとも一部は販売されたものなのか、疑問は夏空に積乱雲の湧くが如くに現れます。製造販売後半世紀を経た時の流れに消えた真実…

2015/6/17

 曇り空ですが、降るような暗さではありません。今日はこの感じで推移か…

 昨日届いた「Super-Takumar 1:1.4/50」ですが、6桁シリアル番号「T期型 A」だと思っていたのが、新たに分類をすべき新型であることが判明しました。最初の製造ロットであると思われる個体なので、それも当然なのかもしれません。

 それで、これまでの「T期型 A」との違いは「絞り環」です。既発見の型はどれも、「1.4」と「2」及び「11」と「16」の間に中間クリックが入っていないのですが、この新型は、いずれにも入っているのです。つまり、最初の試作段階では入っていて、その後、必要性の少なさとか、精度の関係から省略されたのだろうと推測できます。これが省略された時期がどのあたりなのか、亭主の所持する「765957」は既に省略されているので、「7658**」からなのかもしれません。連続して既発見の「7654**」までが新型なのかも…

 これまでの「T期型 A」は「T期型 B」に、これまでの「T期型 B」は「T期型 C」へと分類を変えることにしました。ややこしい…

2015/6/16

 雲の厚い朝です。気温は低めですが湿気が多めで、少し動くと汗ばみます。梅雨が戻ってきそう…

 山の神に強制されて昨日から始めた庭の雑草駆除ですが、今朝も少し試みました。菫が1輪、ネジバナ(もぢずり)が数株、雑草茂る故に生じることを、可惜神は無視…

   みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑにみだれそめにしわれならなくに   河原左大臣

 このところ、毎日ホトトギスの声を聞きます。特許許可局という鳴声を聞くと、ああ、また鶯の雛が殺されると瞑目…

 

   さつきこばなきもふりなむほととぎすまだしきほどのこゑをきかばや   伊勢

 

 春先に開闢以来の超強剪定をした庭の八朔ですが、花が咲くのに気付かぬうちに実が出来ています。しかし、去年の200個越えが嘘のように、葉蔭に隠れているその数は十個にも満たない様子…

 谷渡り啼きする鶯の声も聞こえます。全部殺されなくて良かった…

   法華怪去と日蓮謗る声頻り   雌山

2015/6/15

 薄い雲が広がっているものの、梅雨の晴れ間の朝です。湿度も低めで爽やか…

 昨日、久しぶりで「Super-Takumar 1:1.4/50」を手に入れることになりました。亭主がベータ版と推定している「T期型 A」8枚玉ですが、レンズシリアル番号が6桁「7651**」という製造開始最初の50個の一つです。これより前のシリアル番号は、まだネット上に現れたのを見たことがありません。稀少珍品中の白眉…

2015/6/14

 連日梅雨らしい天気が続いています。昨夜も雨が強く降りました。前線が下がり気味なので、気温が低めなのは助かる…

 「K-3」と「DCU5」のファームアップがあったので、早速実行しました。いずれもバグ取りのためのようです。これで「K-3」はVer.1.21に…

2015/6/10

 今日は梅雨の晴れ間です。梅雨前線が南に下がり、北の高気圧に覆われているので冷涼です。日中は陽射しのせいで気温が上がるかも…

2015/6/9

 昨日の梅雨入り宣言に義理を果たすように大降りした未明ですが、今朝も小雨が残りました。気温が低めなので体調のためにはありがたいのですが、農作物にはどんなんかなー…

2015/6/7

 梅雨入り宣言のタイミングを逃して、今日は晴れです。気温も戻りそう…

2015/6/6

 未明の豪雨に眠りを何度も破られた朝です。いよいよ梅雨入りとなりそうですが、気象庁はどうするのかな…

2015/5/31

 昨日は二年生になった孫の運動会を見に行かされて、すっかり日焼けしました。去年に続いて、徒競争は差して一位…

2015/5/26

 今年の5月は夏日の出現が多く、記録になりそうです。今日も恐らく…

 今週は通院が2回です。昨日に続いて木曜も…

2015/5/22

 昨日の快晴から一転、雲の多い冷涼な朝です。雨になるような雲ではなく、陽を遮る程度の薄曇り…

2015/5/21

 未明の雷雨で眠りの浅い朝です。急速に晴れ上がった空で、空気は清涼…

 今日はCT検査で通院です。大体4ヶ月置き…

2015/5/19

 昨夜来の雨は強弱を繰り返しています。今日はずっとこんな具合かな…

 昨日貰ったチケットで観劇に行ってきました。帝劇で上演中のものです。米国のミュージカルを日本語で演じるものですが、はっきり言って、英語で俳諧をするのと同じ頓珍漢さから抜け出ていません。

 歌には詞があります。詞と曲で一つの歌になるのですから、筋書きと不可分な詞という制約のあるミュージカルという演劇形態では、詞と曲の融合という点で、どうしても違和感が拭えません。ミュージカルに翻訳劇は成立しないと弁えるべきです。従って、評価は…落第。

 押し並べて演者の歌唱力の不足が特筆出来ます。これも、詞に固有の抑揚と曲が一致していないという制約の下でのものなので、その点は大きく割り引いて聴くべきなのでしょうが、舞台演劇としては不満足感を拭えません。筋立てに必要な日本語の詞に合わせた改変曲を行うべきなのだろうと強く感じました。

 最後に、その筋立てについてです。ビクトル・ユーゴーの原作だと思われるのですが、その構成はまったく合格点を与えられるものではありません。これが米国でも同等なものなのだとしたら、米国人の感性を疑います。粗雑そのものです。スポットライトを当てるべき主人公が誰なのかが不明確…

 勝手に忖度すれば、この劇の主人公はキリスト教の神なのかもしれません。それが分からなさと違和感の源なのかもしれません。昨今この世に数多の害毒を及ぼしている一神教にはまったく共感できない亭主としては、宣なるかな…

 昨日の大阪市住民投票の結果が風見鶏の飛翔をもたらしました。維新代表の辞任です。亭主の選挙区から出ている男で、風を見る嗅覚の異常に発達しているこの男、風が止んでいることを嗅ぎつけては当然の行動です。醜き事甚だし…

2015/5/18

 曇りの朝です。湿気を感じるので、今日は雨になりそう…

 昨日大阪市で行われた住民投票の結果は、反対票が賛成票を上回りました。これについては、投票率が直前の国政選挙のそれを大きく上回ったのが興味深い点です。投票対象の「大阪市廃止と特別区設置」に対して、住民の関心が高かったという事のように見えますが、そう単純ではないと思います。

 住民投票提案者の橋下市長が、賛成が得られなければ今期限りで政治から手を引くと、投票運動期間中に公言したことが、この高投票率を引き出した可能性があると思います。あの橋下の発言が無ければ、結果は逆になっていた可能性が高いということです。橋下が嫌だという住民に投票行動を促した結果が表れたと考えるべきでしょう。

 選挙の場合、拒否の投票はありません。賛成だけなのです。賛成しない場合は、棄権以外には方法がありません。このことが、橋下のような政治家を生んだ元凶だと言えます。健全な民主主義のためには、選挙においても、立候補者拒否の投票を可とする制度の導入が有効であることを示唆している好例になったと言えます。

2015/5/17

 薄曇りの空なので、気温はほどほどになるのかもしれません。まあ、過ごし易い気候…

2015/5/16

 未明から雨なので暗い朝です。気温が高い夜でしたが、日中はあまり上がらないかも…

2015/5/13

 台風一過の朝は気温が上がっています。今日は真夏日になるかも…

 今日は久しぶりの通院です。先月は通院が無かったので、その反動で4日通院の予定…

2015/5/12

 今日は台風が近づいて来るので天気は悪くなりそうです。明日の午後にはもう抜けていそうですが…

 昨日は仲木戸から旧東海道を散策しました。松を街路樹にした道が少しあり、また、青木橋からの広重の絵にある上り坂の途中に旧桜屋、今の田中屋を眺めながらです。本当は、旧保土ヶ谷宿程度までは歩くつもりだったのですが、同行の山の神が横浜駅前の高島屋ロゴを目にして計画変更の憂目に…結局、長い急な折れ曲がり階段の道を下って西口広場に出ました。

 高島屋の後は東口へ移り、スカイビル28階で食事して隣の日産本社に立ち寄ったところ、展示フロアーの一部が仮囲いしてあり、展示車の数が激減していました。

 見てるだけー、でそごうへ戻り、その入り口ドアに凋落の証拠を見てしまいました。立地上硫化物の多い潮風に曝されているためか、真鍮製の金具やドア枠が黒く変色しているのです。これはピカールなどで磨いていればありえないことで、日々の手入れを手抜きしている証です。昔の商いならありえないことです。老舗の暖簾は滅亡したということ…

2015/5/11

 少し気温が下がっている快晴の朝です。今年は台風の発生が多いとのことで、大型のそれが週半ばには近付きそうです。晴れは今日までか…

2015/5/9

 雲の暑い朝です。日中には降り出しそうです。こうしてだんだん梅雨に近付く…

2015/5/8

 梅雨入りするかと思ったら、また晴れが戻ってきてしまいました。今日は暑くなりそう…

2015/5/7

 大型連休明け早々に雨が始りました。気温も少し低く、梅雨寒模様…

   梅雨の日々始りぬれど田ぞ未だ   雌山

2015/5/6

 大型連休の最終、憲法記念日の振替休日の朝は、連休中昨日まで続いていた初夏の朝と違って、少し冷涼です。今日からが夏だというのに…

   あじさひの花芽を探す今朝の夏   雌山

2015/5/5

 子どもの日ですが、朝から曇りです。暗いので雨になるかも…

 連休も半ばを越えて、そろそろ皆休み疲れかもしれません。冬の終わりに開闢以来の超強剪定した八朔の芽吹きが遅くて、ようやくの状態です。今年は花が付かないかも…

   柏餅幾つ食べらる夏隣   雌山

2015/5/4

 緑の日です。新緑はすっかり出揃って、風薫るの比喩どおりの陽気です。雲が多めの晴れなので、明日は崩れそう…

 8枚玉タクマーの中でも、亭主既発見が9個という「T期型 A」というのは、6桁レンズシリアル番号のものしか存在していないと亭主は確信しています。7桁のものは、これまで一度も見たことが無いからです。しかし、6桁の中でも、「675」から始まるものが最も数が多く、また、これより前の番号は存在しません。これまで画像で確認しているのは「6751**」が最も早い番号で、「6750**」が存在しているのか謎です。

 既発見の「675」は、「6751**」、「6752**」、「6753**」、「6754**」、「6758**」、「6759**」だけです。「6755**」、「6756**」、「6757**」が存在したのかも謎です。もし存在したとして、これらは、外国の販売網に配られたのかもしれません。それで国内では発見されない、という可能性があります。

 この「T期型 A」が、現在、巨大漁場を遊弋中ですが、その一匹に付いている初期値札が16Kでは、少し相場を越えていると思うので、まだ誰も網を入れない…

2015/5/3

 憲法記念日ですが、憲法の話題は改正のみです。昭和は遠くなりにけり…

 今日も夏日になりそうな好天です。やはり、連休明けには早々と実質的梅雨入りかも…

   つひつひと四十雀泣く峠かな   雌山

 巨大市場に8枚玉の魚影はますます濃くなっています。「T期型 A」と「V期型」がニューカマーです。それにしても、このところ「T期型 A」の出現が頻繁で、そのような時期を迎えているのかもしれません。今が潮時…

2015/5/2

 5連休の始まりです。交通機関や高速など幹線道路は混雑しているようです。365日連休の身としては、この間は引き籠り…

2015/5/1

 夏日が続きます。晴天も続いて、明日はもう八十八夜です。今年の梅雨は早くなる予感が…

 墓地を入手してから初めて墓石清掃に行ってきました。ほとんど汚れていなかったので簡単に済みました。墓石のすぐ横に安座する上品上生印を結ぶ露座の阿弥陀仏に念仏10称して帰りました。これを称して十念といふらし…

 巨大漁場に8枚玉が出現する頻度は依然として多くなっています。でも、無自覚の放流は少なくなり、8枚玉を自覚したものが多いので、出漁はしないぞ…

2015/4/27

 晴れが続きます。今日は夏日になる予報…

 先日入手した6桁8枚玉タクマーは自動絞りが不調だったので、分解して整備しました。光学系に問題は無く、絞りの不調原因はやはりリンクの油脂切れで、関節部への注油で全快しました。あまり使われずに仕舞い込まれていた個体なのでしょう。付いていたフィルターも当時の保護用の定番PENTAXのUVです。これのおかげで前玉に傷や汚れが付いていません。まあ、掘出物と言えるかも…

2015/4/26

 朝は好天でも、午後になると雨のぱらつく天気が続いています。上空に寒気が残っているせいなり…

 

2015/4/25

 初夏の気温が続きます。今日も晴れそう…

2015/4/24

 ようやく天気が落ち着いてきて、気温もぐんぐん上がっています。初夏は指呼の間に…

 昨日5月22日の発売が発表されたPENTAXの「K-3U」は、来るべきフルサイズの魁機能を搭載しているのが売りのようです。大きな変更は内蔵ストロボの廃止と、その跡地への新規機能搭載です。食指は動くものの、フルサイズ待ちに変更無し…

2015/4/23

 3月の外国旅行者が150万人を超え、四半期でも400万人を超えたと発表されましたが、今の京都の状況を見れば、まったく頷ける数字です。日光とか奈良とか、著名な観光地は恐らく同じような状況なのでしょう。この分では、5月や9月の大型連休が思いやられます。やはりその間は、貝になるしか無いのか…潮干狩りも混みそう…

 PENTAXの「K-3U」が今日発表されるという情報が流れています。内蔵ストロボを廃して、そのスペースにアストロトレーサー&GPS、超解像機能を内蔵するという情報です。これは年末までに出すことを予告しているフルサイズの魁として内蔵するのでしょう。亭主はフルサイズを導入することに決めていますから、これには手出ししない、というより、それほど余裕が無いというところです。

 一眼レフに内蔵ストロボを始めたのはPENTAXですが、それを他社に先駆けて廃止するという英断です。デジタル化で超高感度になったために、その使用頻度は極小化されていました。他の便利機能の為にその場所を明け渡すのなら、良しとせねば…

2015/4/22

 19日の夕方から昨日の午後まで京都に行ってきました。手術後初の宿泊旅行で、日程が一杯だったので疲れました。特に二日目は悪天候だったのが残念でしたが、観光タクシーを雇ったので日程は大幅に消化…

 驚くことは、世界遺産等の著名な観光地は外国人に占拠されているということです。何処へ行っても、観光客の口から日本語は聞こえて来ません。西洋人は1割強程度なのですが、広東人、台湾人とおぼしき顔貌の一群が圧倒的で、次いで半島人の顔貌です。外国からの年間旅行客数が10Mを超えたと言われていることを実感出来ます。

 泊まった宿は、朝食の席に就いているのは西洋人が大半です。あえてナイフ、フォークを選ばず、箸を使おうと苦闘する姿に笑みが浮く…

 何処の神社仏閣を訪れても拝観料を徴収していますが、去年末に墓地を入手して宗旨替えした総本山の知恩院と、その宗祖法然の弟子親鸞が始めた宗派の東本願寺、西本願寺だけは徴収していません。しかし、知恩院と東本願寺は大改修中だったのが残念でした。清水寺も幾つかの堂宇を改修中ですが…

 先日網に掛かった「T期型 B」8枚玉タクマーが手元に来ました。6桁のレンズシリアル番号「977483」で、お伴に付いて来たまだ使える「SP」は「1007060」という初期型のカメラシリアル番号です。自動絞りの作動が緩慢なのだけが欠点ですが、これはよくあることで、リンク部に注油することで修復出来るものです。

 他は手ズレも少なく、いわゆる程度良好という品で、あまり使われなかったことが明白です。レンズキャップもロゴフォントの時代が揃っています。これが販売されたものなのか、カメラ店などで試供用とされたものなのか、業者経由なので判明しません。

 春の珍事で、巨大漁場に8枚玉がうようよ状態になっています。「T期型 A」、「T期型 B」、「U期型」、「V期型」と、まさに百花繚乱状態です。相場外れの初期値を付けているものも多いのですが、8枚玉と認識していない放流者もいて、まあ、楽しみ…

2015/4/18

 晴れが続きますが、安定はまだのようで、雲が広がり易くなっています。この天気も明日までで、明後日は雨か…

2015/4/16

 昨日は俄雨に打たれましたが、今日はそれは無さそうです。少し暑いぐらいになるのかな…

 昨夜、巨大漁場に出していた網に6桁「T期型 B」8枚玉がかかりました。6Kに届かない掘出価格です。何故かプロの漁師が出漁しなかったためでしょう。「SP」付きなので、そのIDで経歴の推定が何か可能かも…

 漁場には「T期型 A」が依然として遊弋中ですが、並外れた価格付けなので何度出ても誰も網を出さない模様…

 また、「V期型 A」らしい獲物も遊弋中ですが、IDが少し不鮮明なのと、他の決定的な証拠が見えないのと、価格付けが高めなのとで店晒し状態です。あと1K下ならね…

2015/4/15

 久しぶりに快晴の朝です。えらく明るく眩しく感じます。気温も高め…

2015/4/13

 天気は本当に日替わりで、晴れは昨日だけで、今日はもう雨です。この不順な低温傾向はいつまで続くのか…

2015/4/11

 4月も中旬に入りますが、不順な天気が続きます。上旬の日照時間は記録的少なさだったとかで、春野菜が心配…

2015/4/10

 花冷えは続き、まだ季節が半月以上戻っています。今日は午後にはまた崩れる…

2015/4/8

 昨日午後から気温が下がって、今朝は冷たい雨が降っています。花冷えを通り越して関東でも降雪の模様…

2015/4/7

 朝から小雨です。まだ暖かめなのですが、午後にはどんどん寒くなる予報…

2015/4/4

 異様なほど暖かい朝です。どうやら季節は初夏に向けて駆け足に入った模様…でも、まだ寒の戻りは来るし、卯の花腐たしも来る…

2015/4/3

 厚い雲に覆われて暗い朝です。今日は風も強くなり、花散しの雨になりそう…

 実売された「U期型」8枚玉の最初のロット「106****」のものが9K超えでプロに水揚げされました。程度は明らかに今一なので、こんなものかな…

 漁場に残る「V期型 A」8枚玉はPENTAXの親会社リコーの初代1眼レフがお伴に付いていますが、そちらはどう見ても窶れ過ぎている風情なので無価値です。これも最後にはプロが手を出すのかな…

2015/4/1

 いよいよ4月です。冬ともお別れ、花粉ともお別れ間近です。新人が電車に乗る日ですが、通勤の無い身としては季節感が薄れた…

2015/3/31

 去る3月も晦日です。桜も満開を迎えて、陽気はすっかり春です。今日も好天の模様…

 巨大漁場に、程度は少し落ちるものの「U期型」と「V期型 A」の8枚玉が現れました。既に常連漁師が網を出しているので、それなりにはなりそう…

2015/3/30

 昨日の崩れは小規模で、天気は回復しています。暖かさも引き続き…

 今日は今年度最後の受診です。これで健保ともお別れで、4月からは国保…

 「DCU5」がバージョンアップしています。5.3.1です。 幾つかの新レンズやカメラが使えるようになります。RAWで撮ることがほとんどないので、あまり使わない…

2015/3/29

 暖かさが続く朝です。この陽気で一気に開花が進みそうです。桜は木全体がピンクに染まって、開花の時を待っている…

 年度末、年度初めの週ですが、リタイヤの身としてはまったく関係ありません。健保が国保へと切替になる手続きぐらいかな…

2015/3/27

 四十雀が声高に縄張りを主張する朝です。春の目覚め…

 今年は運転免許更新の年です。更新年が山の神と揃っているのと、「金」免許なので、今日地元警察で共に手続きの予定です。明日は両親の法事…

2015/3/26

 少しだけ暖かさが戻っている朝です。今日は移動性高気圧に覆われて来るので気温が上がりそう…

 体調不良もあって、近所の散策をしていないので花の様子が分かりません。ようやく下痢が癒えたようなので、今日は要所の探訪に出るつもり…

 沈丁花が咲くと杉花粉は下火になるというのが経験則ですが、亭主が挿木で苗を作って植えたものが庭に幾株もあったそれが、今は全て絶えています。これはクローン植物の定めで、寿命が短いのを実感します。これは染井吉野もそうなので、成長と老化が速く、短命で枯れるのは当然のことです。手を掛けて幾ばくかの延命をさせることは可能でしょうが、実生の樹種と同等に考えるのは愚かなことです。

 昨日のテレビワイドショーで、したり顔の専門家がソメイヨシノの台木をオオシマザクラと言っていましたが、南関東の一部はいざ知らず、現在枯死倒木の境にある老木のほとんどがカイドウを台木にしているはずです。それだから、これだけ全国に苗木が広まったのです。カイドウはどこにでもあって強く、養殖も容易です。穂木さえ持って行けばどこでも苗木を作れます。江戸時代から明治にかけての流通のことを考えたら、苗木を運んだはずはありません。混血の片親がオオシマザクラであることとの混同かも…

 そもそも、ソメイヨシノが枯れるのは接木の宿命です。穂木であるソメイヨシノが成長と共に台木を包み込んで己自身の根を伸ばし、台木自体を絞め殺してしまうのです。このことにより、死んだ台木が腐食することで繁殖した木材腐朽菌がソメイヨシノの幹の芯部を侵し登って行くのです。これは殺された台木の復讐という壮絶なドラマなのです。

 また、キノコが生えるのがソメイヨシノ枯死の原因の如く言っていましたが、これも本末転倒な話で、全身に回った木材腐朽菌によってほとんど枯死しているからその栄養を頂こうとしてキノコが生えて来たのであって、自然の摂理を見ようとしない愚かな専門家を出演させたものです。あな嘆かわし…

 杉花粉は下火になっても、これからは5月の連休過ぎまで檜花粉の最盛期です。これにも罹患している仁には苦難が続きます。連休明けには松の花粉も風に舞うのでしょうから、これも将来の新たな病原になるかもしれません。ご愁傷様…

2015/3/25

 寒の戻りは今朝も続いて、一桁前半の気温です。日中は晴れて花が開き始めそう…

 今日は泌尿器科の半年ぶりの通院です。結局、左の腎臓は機能不全で回復しないようです。いわゆる寛解状態で、期間を開けて様子見が続く…

 巨大漁場に「T期型A」の6桁8枚玉タクマーが登場しました。確かに稀少ではあるのですが、相場の2倍の値付けなので誰も手を出さないでしょう。プロが使い尽くしたらしく、外観程度も今一だし、ヘリコイドにもガタがありそう…

 亭主が体調不良でゴロゴロしている間に、巨大漁場では「V期型」8枚玉が2匹、程度に応じたまあまあの終値で釣り上げられました。春は出物が多い…

2015/3/24

 冬が戻ってきた寒い朝です。冬型気圧配置ですが当然晴れ…

 丸3日経ちましたが体調は依然として回復しません。平熱で胃の痛みも無くなったのですが、その後発症した下痢がおさまりません。食欲も依然として無く、一気に体力レベルが下がるのを実感…

2015/3/21

 暖かいのですが雨の朝です。この天気は一日続きそう…

 昨日は朝から体調不良で、丸一日寝ていました。胃が痛んで食欲が無く、体温も38℃台後半を推移しました。発熱は手術入院時以来のことです。呼吸器系は不調ではないので、消化管に取り付くウイルスのようです。寝ているので持病の首痛が酷く、我慢できなくて18時にバファリンを服用したところ、痛みは小一時間で消えて、熱も下がりました。しかし、食欲は依然としてありません。

 昔から、誕生日の前後には体調を崩すことが多くありました。今日は誕生日です。ジンクスは続く…

2015/3/19

 天気はぐずついていますが、気温は春たけなわです。花は一斉に進みそう…

 昨日、近所の家電量販店を梯子したのですが、どこもオーディオ関係の配線器具が全滅状態です。ステレオプラグ、ジャックが完璧に払拭されています。Kマウントデジタル一眼レフでダブルレリーズを使うために必要な「2.5mm径ステレオ超ミニプラグ-3.5mm径ステレオミニジャック」変換アダプターブロックを調達したかったのに無駄足でした。今や、ネットで通販する以外には困難な状況です。そちらなら\0.5K以下で入手が可能で、今の時期は送料無料のところもあるので、これしかない…

 「AUTO BELLOWS」を正しく使うために必要不可欠な「ダブルレリーズ」を現役復帰させるためには、「ケーブルレリーズアダプター」がどうしても必要です。これの供給は皆無なので、「AUTO BELLOWS」の愛好者は自前で工夫するしかないのです。亭主はそれを幾つか所持していますので、必要とする愛好者に提供しようかと考えています。近い将来、Kマウントフルサイズデジタル一眼レフが発売されるので、そうなれば一層使い勝手が向上する「AUTO BELLOWS」ですから、それを生かすために役に立つのも功徳かと…

2015/3/18

 昨日の一気の暖かさを残している朝です。近所では辛夷も咲いて、沈丁花も開き始めました。染井吉野が来週には開くかも…

2015/3/17

 二桁の気温の朝です。いよいよ染井吉野の開花が話題になる時期になりました。今年の花はどんなかな…

 秋か冬にはKマウントフルサイズ一眼レフが上梓される情勢なので、そのための資金調達を計らねばなりません。当分物欲は抑制し、余剰遊休資産の処分による資金化も視野に入れねばならぬか…

2015/3/16

 暖かいのですが、雲が厚くて暗い朝です。雨になるのかな…

2015/3/15

 数日前の予報に反して天気は崩れずに済みそうで、今朝も暖かい…

 

 業者とおぼしき漁師が漁場に出没してKマウント「AUTOBELLOWS」の値を釣り上げています。Kマウントフルサイズデジタル一眼レフが上梓されることが確実になったので、そのための布石かもしれません。より需要が高まるとの読みなのでしょう。これから入手難が続くかも…

 「AUTOBELLOWS」をその特長である「AUTO」で使うために必要不可欠の「ダブルレリーズ」ですが、これを今時のデジタルカメラなどで使うためには、ケーブルレリーズ機能をケーブルスイッチ機能に変換する機器が不可欠です。その機器については、過去にKマウントカメラ用は存在していませんから、他社カメラ用の機器等の改造か、全くの新造が必要です。これから、この機器の需要も高まるのではないのかな…

2015/3/14

 昨日の日中の陽気を引きずって暖かい朝です。晴れて花粉が舞いそう…

2015/3/13

 真冬並みの冷え込みの朝ですが、日中は上がりそうです。今日は木更津へ渡って房総南部へ遊行のつもりです。帰りは久しぶりに久里浜へ渡るかな…

 金谷港へ行って、貝焼きの店に入りました。サザエ、牡蠣その他食べ放題です。自分で焼くので、ひどくめんどくさいです。それに、この手の店に行くときは、綿の軍手を何枚も持って行くべきです。焼けた貝を扱う能率が違う…

 帰りを急ぐ必要があったので、帰路も同じにしました。館山道が出来てから、房総先端付近へ行くのが楽で速くなりました。金谷港まで往復で2時間ちょっとですから…

・・

2015/3/12

 風の強い朝でする昨日の朝ほどではないのですが、気温も下がっている…

 今年は運転免許の更新です。今月中には行かねば…

 「初代後期型」セットは5Kに少し届かずに水揚げされました。業者漁師は深追いしていません。己知全12型の中で、この型は最も出現率が高いので、まあ、相場かな…

 少し前から巨大漁場を泳いでいる「初代後期型」は指値5Kなのですが、どの漁師も網を入れません。スライドコピアの軸を取り付けている姿なので、当然前方の円盤ボルトは紛失でしょう。これでは価値が下がります。漁師の目が肥えているのは同慶の至り…

2015/3/11

 今朝は冷え込みが戻っています。昨日の霰を降らせた上空への寒気南下の影響でしょうか…

 大震災から丸4年が経ちました。日本人の素質を表わした4年間でもありました。その間噴火、豪雨、豪雪、鉄砲水、地震等の大きな自然現象も数多く発生しています。あらためて、この国の今を形作って来た自然の働きを感じます。人の素質もまたそれが導いたもの…

 巨大漁場にまた新魚登場です。こんどは「4代目後期型」で、今世紀になるまで売られていた最も新型なのですが、塗装がチープになって角レールが少し細く、従前機種との互換性に問題のある機種です。スライドコピア付きの新同フルセットですが、指値は超強気…

 「初代中期型 C」は5K越えで業者らしき漁師に釣り上げられました。たぶん海外で再販されるのでしょう。稀少性や品格から言って、最低それぐらいにならねばね…

2015/3/10

 暖かい朝ですが、空模様はすっきりとしません。雲が取れないのです。降る場所もありそう…

 巨大漁場は不思議な場所で、獲物がいないときにはまったく姿を見せないのに、現れ出すと次から次へと出て来ます。「初代中期型 C」、「2代目中期型」に引き続いて「初代後期型」、「4代目前期型」も参入しています。どれも一応まともな様子…

2015/3/9

 ぐずつく天気は今日も変わらず、午後には雨になるようです。寒さは少し緩んできたかな…

 今日は山の神新規事業現場御幸への随伴です。山の神姉の退院祝いも兼ねるので、午後までかかりそう…

 

 巨大漁場を「2代目中期型」が遊弋中です。後期型との違いは、オプション部品台座の有無だけです。ついに世に出なかった幻のオプション部品のための台座…

 同じく「初代中期型 C」も遊弋中です。これの後期型との違いは、ダイヤル意匠のみ…

 ピンセットやドライバーの消磁のことで調べたところ、それに使える機器は結構な価格でした。導入するには需要との天秤で無理…

 ピンセットのことも調べたのですが、磁化しないチタン製のものや、先端部分だけ工業用プラスチックをビス止めしたものなど、高級そうな品があります。長いものは使い難いので、12cmぐらいのものがいいのですが、あまり無さそうです。18-8ステンレスなら磁化しにくいので、その程度でいのかもしれません。先端部を専用用途に加工するために、幾つか入手の心づもりです。先端部の折れ角が大きいものも必要なので、改造を試みるつもり…

2015/3/8

 寒くぐずついた天気が続きます。花粉が飛ばずに助かるのですが、気分は沈む…

 交換レンズなどカメラ関連の機器の整備にはピンセットが欠かせません。中々具合の良いものは無いのですが、亭主が以前から愛用しているものはバネがあまり強くなくて、操作性が優れています。しかし、これが最近磁化してしまって、摘まもうとする小ビスを吸い付けてしまい、扱い難くなっています。どうやらステンレスでも磁化するタイプの素材のようです。消磁装置の調達が必要かも…

 ピンセットは先端が尖っていて少し斜めになり、バネが弱いものがカメラ関係の作業には向いています。亭主の品は指で持つ部分に優れた形状の滑り止めが付いていて、これがお気に入りです。しかし、先端がテーパー状のものは小ビスの保持という点で問題があります。小ビスのネジ部を摘み、ネジ穴に立てて保持し、精密ドライバーで回す、というのがよく行う作業なのですが、テーパー状の部分によって緩く保持している小ビスがずれて行ってしまい、穴から外れてしまい易いのです。

 これを解決するためには、全体がテーパー状ではなく、平行な部分を先端近くの位置に設けてあるという形状が求められます。そのような既製品は見たことがありませんから、自作するしかありません。ダイヤモンドヤスリで削って必要な形状に加工する努力が求められます。また、先端の合せ面に向かい合う窪みを設けるのも有効かもしれないと思案中です。

 一般的に工具は特定の作業用に特化させることが綺麗で迅速な仕事に繋がります。汎用品はどの作業にも最適ではないことが多いものです。汎用品を加工して専用道具に特化させる作業が欠かせないのが職人への道かも…

2015/3/7

 冬に逆戻りの朝です。今日は冷たい雨が降り続きそう…

 「AUTOBELLOWS」の系統的収集のためには、機能上不可分な機器として「ダブルレリーズ」も揃えなければなりません。揃えても、それらが現役カメラで使用出来なければ意味がありません。そのためには、ダブルレリーズの機械的な動きをカメラが受け取る電気的な動きに変換しなくてはなりません。そのための機器として、亭主は2種類の改造によって自作しています。その改造ベースの機器の一つとしてキヤノン製「ケーブルレリーズアダプターT3」があり、これの収集も亭主の主要業務となっています。

 この品も現役機種では使えないために、既にディスコンになって年月が経過し、店頭在庫も見かけなくなっています。今は中古市場に出るものを入手するしかないのですが、安価に出ることが少なくなっています。販売時の半値ぐらいまでは覚悟しているのですが、販売時より高い値付けもあるので、なかなか難儀…

 しかし、ダブルレリーズを「AUTOBELLOWS」で使う人がいないのか、この品を求めようとする人は稀です。おかげで巨大漁場では独り勝ち…

2015/3/6

 杉花粉が最盛期を迎えています。屋外を歩くとマスクをしていてもクシヤミ鼻水に襲われます。今日も多そう…

 少し前に入手していたものの、薄くまだらな曇りが見えるのに手付かずだった8枚玉タクマー「V期型 A」についてのメンテナンスを行いました。内部鏡胴を取り出して後レンズホルダーを外すと、曇りの原因は絞り前後のレンズ面にある汚れであることが分かり、レンズ玉を取り出すことなく清掃してきれいになりました。

 絞りの前後面は絞り装置から入る外気に触れるため、ゴミや湿気による黴が付き易い場所です。どうしてもこのような個体が生じてしまいます。この程度の整備は手軽に行える鏡胴構造だと便利です。その点、この鏡胴は良く出来ていて、飾銘板を回し外してフィルター取付枠を3本の小ビスを外して抜き取り、内部鏡胴をヘリコイド内筒に押さえ付けてある3本の小ビスを外せば、整備の対象である内部鏡胴は抜き取れます。

 組立時は、内部鏡胴の絞り連動ピンを絞りリンクのフォークに差し込みながら戻し、最小絞り開度を微調整して適正な位置で小ビス3本の頭で押し付けて固定します。最後にフィルター取付枠を取り付けて、それに飾銘板を捻じ込めば完了です。

 なお、フィルター取付枠は3本の小ビスで取り付けますから、飾銘板の文字列の位置が3通りの向きに出来ます。最も好みの位置に拘るのも自前整備の醍醐味です。物撮りのためには距離零指標とレンズシリアル番号が両方写せる位置が亭主の好み…

 この間、使用する工具はマイナス精密ドライバーセットの他は適当な飾銘板回しです。亭主は自作のそれを使いますが、縁だけが柔らかい、固くしっかりした円筒が最も適しています。そのようになるように自作するのが極めて肝要…

 カメラシステムの中で、最もマニアックと言えるのが「ベローズ装置」なのではないかと亭主は思います。特にミラーレスを含む一眼カメラにおいては、カメラ本体と交換レンズとの間に挟んで使うことで超接写の世界を実現可能にするのです。また、引き伸ばしレンズなどフォーカス装置を持たない高性能なレンズを撮影用に使うときに、無限遠から超接写までをシームレスに実現可能なアイテムという存在は、マニアックと言わずして何なのかと思うのです。

 無限遠から使えるというのが重要な性能の一つですから、そのベローズ装置が出せる最短光路というものが重要となります。引き伸ばしレンズを使用することを前提とすると、なるべく焦点距離の短いレンズを使える方が使用の幅が広がります。フランジバックが短いミラーレス一眼なら75mmが限界でしょう。亭主が好むKマウント一眼レフだと90mmが限界です。

 一般的に現在中古で入手可能なベローズ装置の中で最も最短光路が短いのが「PENTAX BELLOWS UNIT U」です。これは最短光路31mmです。以外に思うでしょうが、1本丸レールの「BELLOWS UNIT」より頑丈なこれの方が短いのです。Kマウント一眼レフのフランジパックは45.5mmです。その合計76.5mm以上のフランジフォーカスの引き伸ばしレンズが無限遠から使えることになります。これを満足するのは焦点距離90mm以上のものだけです。

 しかし、「EL-NIKKOR 80mm 1:5.6 N」はフランジフォーカス73.5mmです。あと3mm最短光路が短ければ、オルソメターのこの引き伸ばしレンズを無限遠から使えることになります。

 ところで、「PENTAX BELLOWS UNIT U」は更に3mm最短光路を短縮出来ないのでしょうか。その余地はありそうです。手段としては、カメラ台座の前面とレンズ台座の後面をそれぞれヤスリで削るのです。蛇腹を覆う枠部分だけだと約2mmの短縮ですが、台座本体部分も少し削る余地はありますから、あと1.5mmぐらいは短縮可能に見えます。

 具体的な手順としては、蛇腹をカメラ台座、レンズ台座から外して、それから合せ面の切削を行います。斜めにならないように確認しながら気長に削ることで短縮は可能でしょう。切削面はアルミの地肌が出ます。そこは黒塗装しても良いのですが、コンパウンドによる鏡面研磨か、2000番程度の細密ペーパーでのヘアライン仕上げでも良いでしょう。亭主は複数の個体を所持していますので、1個はそれをしたいと企画中…

2015/3/5

 今日は冬型が強まって、晴れでも気温はあまり上がらなそうです。北寄りの風も吹きそう…

 「PENTAX BELLOWS UNIT」一族の変遷解明も亭主の主要な発掘業務の一つです。1本丸レールは他の多くのカメラ会社にもOEM供給していた「小林精機製作所」のOEM製造でしたが、同社が倒産して供給が途絶えると、新たなOEM供給者に切り替えて、1本角レールの製品としています。これを製造したのは、その形状の類似性から、そのとき既に「AUTOBELLOWS」をOEM製造していたところと同一と思われますが、その具体的な社名はまだ付き止めていません。「小林精機製作所」の場合は、その明らかに類似性を持った製品によって当時のOEM製造の王者であることが明白なのですが、他のケースについては、製造者が明らかになることは稀です。

 1本角レールの「BELLOWS UNIT」は、「BELLOWS UNIT U」から始って「BELLOWS UNIT K」、「BELLOWS UNIT U」と変遷しましたが、その各名称の中でも変更が行われています。角レール初代の「BELLOWS UNIT U」にしても、カメラ台座上部両脇にネジ穴の設けてある個体が見つかっています。それは何らかのオプション機器を取り付けるための台座である可能性が高いと思っていますが、さて、それは何だったのか…

2015/3/4

 昨夜の雨は止んで冷え込んでいますが、日中は15℃以上上がる予報です。春は駆け足に入ったのかも…

 鏡胴先端が歪んでいるという触れ込みの8枚玉タクマー「V期型 A」を入手しました。肝心の光学系はすこぶるクリーンです。触れ込みどおりフィルター取付枠が歪んでいるので飾銘板が外せません。 フィルター無しで落下事故を起こしたのは明らかです。そのままでは無事な光学系を取り出せないので、歪みの修正を試みましたが、ネジ溝が歪むほどに潰れているので修正は極めて困難です。そこで、ヤスリで歪み部分を削り取ることで難なく飾銘板を外しました。

 鏡胴の他の部分は至極健全なので、そうなれば、一部を削ったフィルター取付枠を取り去ってしまい、代わりの品と付替えです。たまたま適合品の在庫がありましたから、小一時間の作業でレストア完了…

 ところで、8枚玉タクマーの鏡胴に適合するフィルター取付枠は限られています。「Super-Takumar 1:1.4/50」の中で最も製造数が多く、残存個体も多い「X期型」のフィルター取付枠は、3本の取付ビス穴の位置が異なるため、そのままでは使えません。新たに適合する位置に穴を3か所開けなければなりません。もしくは、内部鏡胴取付ビスの頭を逃げる切欠きを3か所設けることでも可能です。こちらのほうが丸ヤスリでの作業だけですから容易かも…

 少し前に入手していた8枚玉タクマー「T期型 B」(998243)について、手付かずだった鏡胴のメンテナンスを行いました。ヘリコイドの回転が固かったので、ピント環を外してグリースの調整を行いました。50年ほとんど使われること無く仕舞い込まれていたらしく、ヘリコイドの溝にグリースが固化しかかっていたのが回りにくかった理由です。内部に分解の痕跡は皆無でした。

 ピント環と内部鏡胴を外したので、組立には「無限遠」と「絞り開度」の調整が必要です。何時ものように谷向こうの送電塔でそれを行い、試写すると、その無限遠解像感に驚きます。このレンズも、Kマウントフルサイズデジタル一眼の登場が待たれる珠玉の1本(いや、もうすぐ30本…)です。

 

 8枚玉タクマーは3枚のレンズ玉を貼り合わせてあります。これが作られていた時代には天然樹脂のバルサムを使用して接着していたものと思われます。亭主は30本近く入手していますが、いわゆるバルサム切れの個体にまだ出会ったことがありません。すべて問題の無い状態です。この状況は7枚玉になってからも続き、亭主が所有する全ての「Takumar」一族について、バルサム切れは皆無です。

 それが一変するのがKマウントになってからのことです。所有するKマウント時代のほとんどの個体に、多少なりともバルサム切れが生じているのです。この原因については、その時期に接着剤を変更したとしか合理的な答えが思い浮かびません。恐らく、熱硬化型とか紫外線硬化型とかの化学性の接着剤に変更していて、それが経年劣化によりバルサム切れを引き起こすのだと亭主は確信しています。遮光や緩衝に使用された化学製品の「モルト」が悪さをしてカメラを破壊しているのと同じように、この化学性接着剤がレンズを破壊しているのです。化学製品は製造時には使い易くて便利なのでしょうが、人間の命を奪う「癌」と同じ存在と言えるのかもしれません。

2015/3/3

 桃の節句の朝は少しだけ寒が戻っています。春の日替わり天気は次の谷間に向かっていて、夜には雨か雪になりそう…

 思い込みというものは恐ろしいもので、昨日話題にした「AUTOBELLOWS」分類誤りの続きですが、外見から早呑込みが誤りの原因です。先に入手していた「前期型」の構造は中までよく確認していたものの、それと良く似た「中期型 A」の構造は外見からだけしか確認していなかったのです。台座を角レールから外して見ることもしていなかったことになります。当然そうなっているとの思い込みです。

 しかし、機構変更により無用となった軸受穴を金具で埋めているというのは驚きです。そのことで「前期型」と意匠は極めて近似するので、製品としての同一性を保ち易いと考えたのか、などと勘繰ることも出来ます。しかし、今般の「中期型 B」の発掘によって、金具で埋めた軸受穴は、単に「前期型」の仕掛品を使うための方便に過ぎなかったのではないかと思われます。材料を無駄にしないための工夫なのでしょう。そのため、在庫が掃けた段階で「中期型 B」が作られたという図式です。

 なお、「仕掛品」の活用という事実の発見で、一つの疑問が生じました。己発掘の「中期型 A」と「中期型 B」は三脚台座が「前期型」と同じ両持ち式なのです。これが片持ち式に変わっているのが「中期型 C」ですが、三脚台座を片持ち式にするのが遅れた理由がその疑問です。より多い重量の負担を駆動することから、強度の優れた両持ち式を残したのか、単に「仕掛品」を消化するためにそうしたのか、謎が残ります。

 昨日も書いたように、もし、「中期型 B」で三脚台座が片持ち式の個体が発掘されたら、「仕掛品」の消化だったということが極めて有力となります。そうなれば、また新たな型として分類することになるでしょう。目が離せない状態は尚も続く…

2015/3/2

 昨日の雨はすっかり上がって、快晴で気温がぐんぐん上がっています。昼過ぎには昨日抑圧されていた杉花粉の狂喜乱舞となること請け合い…

 「PENTAX AUTOBELLOWS」初代の分類に関して、とんでもない思い違いをしていることに気付きました。

 このたび中期型より前の型を入手して、それを「中期型 A」とすることにしていたのですが、その直前の型としていた「前期型 B」を改めて検証したところ、これは駆動ダイヤルが両持ち式ではなく、既に片持ち式に変更されていて、両持ち式で必要だった軸受穴が不要になって、それを金具で埋めていただけだったのです。つまり、このたび入手した個体と機構的には同一で、唯一軸受穴の埋め戻しが有るか無いかの違いなのです。

 思うに、これまで「前期型 B」だと思っていた個体は、「前期型」の仕掛品を使って作ったもので、駆動ダイヤル軸を片持ち式に変更した「中期型」だったのです。そのため、分類を全面的に見直して、「前期型」、「中期型 A」、「中期型 B」、「中期型 C」、「後期型」の5形式とすることにしました。

 なお、「中期型 A」及び「中期型 B」は三脚台座の駆動ダイヤル軸が両持ち式なのですが、これも「前期型」の仕掛品を使用しているだけなのかもしれないと思うようになりました。そこで、少なくとも「中期型 B」の中には、「中期型 C」のように三脚台座が片持ち式となった個体も存在するのかもしれないと考えています。もしそれが発掘されたなら、それを新たに分類する必要があるかもしれません。

2015/3/1

 逃げる2月ははや逃げて、去る3月の朝です。冷え込みは緩んで、今日は雨になる予報…

2015/2/28

 暫くぶりで5℃を下回っている朝です。晴れていますが冬型です。夜中からは崩れて来る予報…

 「PENTAX AUTOBELLOWS」初代・中期型は、「中期型 A」と「中期型 B」に細分することに決定です。中期型というのは、前期型の駆動ダイヤル軸が固定両持ち式であったものを偏芯調整機構を組み込んだ片持ち式にして、駆動ピニオンギヤと角レールラックギヤの噛み合いを微調整出来るようにしたものです。

 また、前期型がレンズ台座マウント金具をマウント面の4本のビスで取り付けていたものを、中期型以降ではレンズ台座側面の3本の芋ビスで押さえ付けて取り付けることにより、マウントネジの切り始め位置を微調整出来るようにして、レンズの零指標が真上になるように調節が可能にしたものです。この変更がなされていない駆動ダイヤル軸片持ち式の個体が存在することが判明しましたので、これを新たに「中期型 A」とし、従前の中期型を「中期型 B」と分類するのが適当だと結論しました。

 別に前期型に「前期型 C」を設ける分類法も考えられるのですが、これは片持ち式にした方をより重要な変更と見た判断です。

 ベローズ装置の蒐集品を詳細に検証していると、それまで見過ごしていた細かい点に気付くことがあります。その一つに、角レールにラックギヤを止め付けているビスがあります。これは当初はマイナス頭だったのですが、途中でプラス頭に変更されます。その変更時期で分かって来ることがあります。

 これが変更されたのは「AUTOBELLOWS」一族だと3代目「AUTOBELLOWS M」前期型からなのですが、角レール「BELLOWS UNIT」一族だと「BELLOWS UNUT V」後期型からなのです。このことが意味しているのは、「BELLOWS UNIT V」前期型はKシリーズカメラの時代に誕生していた可能性があり、このことは、僅か1年ちょっとのKシリーズカメラの時代に「BELLOWS UNIT K」と「BELLOWS UNIT V」の両方が存在していたということになります。

 今日「BELLOWS UNIT K」は中古市場で見かけることが極めて少ない品です。カメラ台座のマウント金具を固定するつまみネジの位置が右横なので、おでこの出ている今時のカメラで使うには便利な品ということで、大いに貴重な存在です。

 しかし、そのマウント金具の取付径がSマウント時代とは共通ではないので、互換性の点ではマイナスです。その点、次の時代の「BELLOWS UNIT V」はSマウント互換なので使い勝手が広がります。つまり、Kマウントカメラ以外のほとんどの他社カメラでも使えるように出来るのです。

2015/2/27

 雨は上がっていますが、晴れるのは昼間になってからのようです。少し寒さが戻っています。日中は花粉が盛大に飛びそう…

 巨大漁場を遊弋している「MINOLA SR用蛇腹装置T」のエラー物が2匹に増えました。こうなるとエラーではなくて仕様だった可能性もありえます。機能からするとありえないと思うのですが…

 今の漁場は珍魚がうようよ状態で、目が放せません。困ったような、楽しみなような…

2015/2/26

 暖かい朝はなおも続いていますが、今日は雨になる模様で、気温も横這い…

 この4月から延長健保を国保に切り替えるので、保険証の入手に日数がかかることも予想出来ます。国保は健保の喪失証明が無いと受け付けてくれませんから、半月程度は入手出来ないかもしれません。そこで、4科受診している予約診療の予定はすべて5月以降にして、4月は通院を行わないように塩梅しました。保険証の提示が無いと10割診療だと脅かされているので…四病息災ってか…

 

 「V期型 B」の8枚玉タクマーを入手しました。微妙なレンズシリアル番号だったので「V期型 A」の可能性もあったのですが、ヘリコイドを一杯に繰出すと、零指標の右90度付近にアルミ薄板の継ぎ目が見えます。この判別法の確立を確信しました。

 この個体にもこの時期のものに多発している自動絞りの不安定があります。これはリンク機構の潤滑不良が原因なので、分解して注油すれば治ります。製造後50年経過しているのですから、油脂が劣化して当然…

2015/2/25

 暖かい朝が続いています。今日は消化器内科の通院です。高価な新薬バラクルードの効果で、HVBは完全に抑え込んでいます。恒例採血検査以外に暫くぶりの腹部エコー検査も…

 今巨大漁場で泳いでいる「MINOLA SR用蛇腹装置T」ですが、「小林精機製作所」のOEMで最も晩期の製造と思われるものです。しかも、コインの世界などでは珍重されるエラー物です。何がエラーかと言えば、右側ダイヤルの表記が緑色「FOCUS」なのです。本来は赤色「LOCK」でなければなりません。左側は正規の緑色「FOCUS」ですから、両側が同じ表記という訳です。裏表同じ図柄のコインと同じエラーですね。ミノルタはOEM製品の受入れ検査が杜撰で、このようなエラーがパスすることは日常茶飯事だった様子…

 この品の使用説明書には「蛇腹装置T」と表記されています。「蛇腹装置U」が上梓されてからの製品であることが強く推定出来ます。それ以前は単に「蛇腹装置」と表記しています。

 この品は1本丸レールが太いもので、かなり頑丈になっています。蛇腹を縮めると丸レールが根元付近から折り畳めます。その状態では、蛇腹はカメラ台座の中に隠れるので、携帯時に破損する危惧がありません。これらのために重く武骨になっていますが、必要な機能を充たしていると言えるでしょう。滅亡したSRマウントですが、ライカLマウントアダプターが存在しますから、引き伸ばしレンズの母艦としてミラーレス一眼のためには役に立つ存在です。

 黴を理由に「ワケあり」と表示している当該獲物は、蛇腹等に黴が出ている以外は健全そうな品ですが、黴は無水エタノールを筆で塗れば跡かたも無く取れるものです。しかし、指値が5Kというのが微妙です。これが4Kならお値ごろなのですが…

2015/2/24

 昨日の暖かさほどではありませんが、今朝も冷え込みは緩んでいます。梅の開花も進んだことでしょうから、曽我あたりに行くかな…

 

 3月1日まで開催の小田原梅まつりに行ってきました。会場は曽我下別所の梅畑です。東海道線国府津駅から下曾我行きのバスに乗り、10分程度の距離です。歩いてもそんなにはかからないでしょう。いわゆる曽我梅林には始めて行きましたが、御殿場線の下り右側に広がる丘陵までの間にある梅畑です。

 花は5分から7分といった開花状況で、今年は半月ぐらい遅れているようです。白梅が殆んどで、畑の角に花粉樹と思われるピンクの枝垂れ梅などが植えてある配置です。樹種は自家不稔性の強い「白加賀」が多いのですが、流行の「南高」も植わっています。ちなみに、「南高」は1本では実がならないそうです。平日の午前でも人出は多く、そのあらかたは高齢者…

 碁盤の目状に整備された畑の中の道をぐるぐると廻り、帰りは御殿場線下曾我へ出ました。有人ながらスイカが使えない田舎の駅で、久しぶりに切符を手にしました。何年振りだろう…御殿場線は初乗り…

2015/2/23

 未明から降り出した雨は南風を呼び、二桁台と随分と暖かい朝です。南窓を打つ雨音が高い…

   甦る心地に沁みる春の雨   雌山

   春泥やそれを喜ぶ達者かな   雌山

 雌山亭西庭に1本だけある白梅「加賀白」が五分咲きを迎えました。樹齢35年を経過したのですが、恒例亭主手前味噌剪定も大分上達した成果で、かなり枝ぶりが調いました。付近に花粉樹が無いせいか、実付きが良くないのが難点…

2015/2/22

 予報では昼ごろ雨でしたが、未明から降り始めました。気温はあまり下がっていない…

2015/2/21

 逃げる二月もはや下旬です。冷え込みはほどほどで、今日までは好天でありそう…

2015/2/20

 今朝も冷え込みは緩んでいます。春が進んでいる証なのでしょう。日の入りの時刻が遅くなっているのは顕著で、西窓から入る陽の力強さは日毎に増えて、部屋の中は夜更けまでポカポカ…

 PENTAXが近年上梓した交換レンズのレンズ構成を少し詳細に検討してみたのですが、その構成の主要な一部に、ダブルガウスの前群とオルソメターの後群で構成するハイブリット対称形を用いているものが多いことに気付きました。これは引き伸ばしレンズやマクロレンズに使われたもので、歪曲収差の補正に有効という実績があります。数多くのレンズ群で構成されるズームレンズも、この配置を主要な部分に用いています。

 PENTAXは伝統的に定評のある古典的レンズ構成を組み合わせた製品を作ってきました。新奇な配置を用いることは稀だったのです。これはコンピューターでレンズ設計を行うようになっても変わらず、安定的な 高性能製品を生み出す要因になっているのでしょう。

 一例を示すと「FA31mmLimited」です。凹前群凸後群配置の典型的なレトロフォーカスなのですが、後群凸部にこのハイブリット対称形を逆向きに配置しています。広角レトロフォーカス後群配置を通常とは逆向きに配置するのは常套的なことで、以前はそれにエルノスターを用いることが多かったのです。

 ズームレンズにもこのハイブリット対称形は用いられて、最新の4グループ式ズーム「HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW」の第4グループはこの構成です。APS-C用の「smc PENTAX-DA★ 50-135mmF2.8 ED [IF]SDM」でも第4グループに用いています。これら4グループ式ズームの第4グループはリレーレンズとも呼ばれる重要な要素ですから、歪みの無い像を得るためにこの構成を選んでいるのでしょう。その配置はテレフォト傾向がありますから、全長を短縮する効果もあるのだと思われます。

 少し探して見たのですが、「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」はレンズ構成図を公表していないようです。3群4枚構成であることだけは公表していますが、それがどのような並びであるのか知りたいものです。

 DAズームを検証していて気付いたことで、望遠側でイメージサークル拡大効果が少ないので、超望遠ではどうなのかを試していないことに気付きました。そこで、「smc PENTAX-DA★ 300oF4 ED [IF] SDM」と「smc PENTAX-DA★ 200oF2.8 ED [IF] SDM」で試してみたところ、後者は全く問題が無かったのですが、前者はイメージサークルが明らかに減少していて、微妙な状態です。四隅がケラレなくても、画質が低下することが危惧されます。このことを指してPENTAXは「イメージサークルがAPS-C領域までのため、フィルム用一眼カメラでは周辺にケラレが生じて利用できません。」と公示しているのかもしれません。困った…

 

2015/2/19

 昨日の雨のせいか、冷え込みは緩んでいます。今日は冬型になって晴れて来るのかな…

 Kマウントフルサイズ一眼レフが現実となることが発表されると、DAレンズ群を抱えている者としては、それらが実用になるのかが気になってきます。カメラにクロップ機能が搭載されるとのことですからAPS-Cのフォーマットでは使えるのは当然なのでしょうが、クロップせずにどの程度使えるのかということも気になります。

 単焦点レンズについては、焦点距離35mmより長いものはすべてフルサイズをカバーするイメージサークルなのは亭主が自作のピント板により確認していますから太鼓判が押せます。しかし、それより短い焦点距離のものと、ズームレンズのほとんどは四隅が欠けてクロップが必要な存在です。

 ところで、「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」というAF連動のリヤコンバーターがあります。これがFAレンズ群を始めとして、DAレンズ群においてどのように使用することが出来るのかという興味が湧きます。PENTAXは「イメージサークルがAPS-C領域までのため、フィルム用一眼カメラでは周辺にケラレが生じて利用できません。」と公示しています。 しかしながら、亭主は自作のピント板にて幾つかのDA及びFAレンズを装着して試したところ、イメージサークル自体はマスターレンズのそれを拡大することが分かりました。

 原理的に考えると、凹レンズを光学系の最後部に追加するのですから、イメージサークルが拡大するのは頷けることで、その通りの結果になっています。PENTAXの言っていることは腑に落ちません。性能を担保できる範囲のことなのかも…

 単体では四隅が蹴られるDAズームも、望遠側のごく一部を除いて十分フルサイズのイメージサークルとして満たされています。これを取り付けることでクロップせずに使えると思われます。当然四隅の画質が満足できるものかはまた別の話で、これは実際に使ってみなくては分からないことです。

 このリヤコンバーターを付けることで焦点距離が1.4倍となり、明るさが1段分減じます。わざわざそうしてまでフルサイズで使わなくても、換算画角が同等となる「K-3」などのAPS-C機で使った方が良さそうです。ただ、この検証により、このリヤコンバーターが、フルサイズ一眼レフにおいても問題無く使えそうだということが分かったことだけで気分がいい…

 亭主所蔵の「smc PENTAX-DA 14mmF2.8 ED[IF]」に「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」を取り付けると合成焦点距離20mmになりますから、単体でAPS-C機で使うより広角になります。検証の結果、イメージサークルはフルサイズのアパーチャーを超えていますから、十分実用になりそうです。当面広角はこれで充足…

2015/2/18

 夜降った雨は止んでいますが、日中は再び降る予報です。その雨は、所により雪になるかもしれないらしい…

2015/2/17

 冷え込みは緩んでいます。雨は何時頃降りだすのかな…

 CP+2015における田中氏のセミナー動画を詳細に検証してみると、開発中のセンサーは「K-3」が2400万画素ですから、その1.5倍の3600万画素を使用しているようです。現状のSONYセンサーのフラグシップですから、当然のことでしょう。

 最大の隠し機能はSR利用機能以外のものである可能性があります。高さがあることを強調している論調からすると、その部分に組み込まれる機能であることを予想させます。同時に超解像の開発を開示したことと類推すると、その実現に必要な機能と結びつけるのが自然だと思います。

 超解像は正確に1ピクセルの幅でセンサーを最低3回動かす必要があり、シャッターは4回切らなくてはなりません。1回あたりに取り込む光の量は1/4なのか、適正露出の4枚の画像を合成時に処理するのかですが、後者の方がありそうです。そうなると低速シャッターもありえるので、1枚の画像を撮影し終わるのに4回分の低速シャッター以上の時間が露光に必要となります。その間、振動による影響は排除しなければ精密なセンサー移動は成立しないでしょうから、機械式シャッターはありえないことになります。

 また、大質量のミラーが作動するときの振動はシャッター作動時にまで残る可能性がありますから、事前にミラーアップするか、ミラーを動かさずにすむ機構を組み込むかということになりそうです。このあたりが他社の機種には搭載されていない新機軸の一つなのかもしれません。

 そこで、ミラーを可変透過式にしてシャッター代わりに使うとかが考えられますが、現在のミラー裏にサブミラーが組み込まれている位相差AF用の仕組みを新たに作り変える必要があります。像面位相差は使わないような印象を受けましたので、亭主としては、超解像時はミラーアップして、コントラストAFをEVFで行う方が有りそうな気がします。これはOVFとEVFをファインダー内で切り換える仕組みになっていたら成立しそうです。そのためのスペース用に高くなっているというのも有りかな…

 また、ミラーは動かさずに可変透過式にし、位相差AFの仕組みをOVFとミラーとの間に組み込むという可能性もあります。ストロボを内蔵していないのにおでこがせり出しているあたりは何か怪しい…

 また、中村文夫氏のワークショップ動画で取り上げているDA Limitedのイメージサークルのことですが、フルサイズではDA15mmが不足しているのは確かだが、DA21mmはぎりぎり満足しているのではということでしたので、再度亭主自作のピント板で確認したところ、イメージサークルが一番小さくなる無限遠では微妙に欠けるという結論となりました。そのときの光量落ちも著しく、やはり、クロップしないと使えなさそうです。接写的に使うのなら相当改善しそうですが…

 単焦点のDAなら35mm以上の長い焦点距離のものは、全てクロップせずとも使えると確信しています。そのため、フルサイズデジタル一眼レフが出ても、当面レンズに困ることは無さそうです。MFならSレンズを始めとして豊富な種類がありますから、魚眼から広角も大丈夫…

2015/2/16

 昨夜来の強風は収まったものの、少し寒い朝です。今日も日中は暖かくなりそう…

 

 PENTAXが公表しているCP+2015における田中氏のセミナー動画に亭主の後ろ姿(横顔も少し…)が映っています。このことから、このセミナーは初日12時15分からの回です。

 こうして改めて見直すと、今年中の発売が予告されているフルサイズ一眼レフの内容がかなり鮮明にイメージできます。SR搭載と背面モニターの可動は確実で、三角頭のファインダー回りには世界初新機軸が満載の予感…

 そう言えば、公開されているモックにLVボタンがありません。このへんも新機軸と関係しているのか…

 SR利用の超解像の技術は、絵画等の複写に絶大な効果を発揮しそうです。正確な色再現が容易に可能になりそう…

2015/2/15

 今朝も冷え込みは強くなっています。晴れなので日中は暖かくなりそう…

 PENTAXがCP+2015で公表した超解像は4回連続でシャッターを切ってその度に画素を1ピクセルずつ田の字形に精密にずらして、4つの画素がそれぞれ持つGRBGの色情報を写し、その4枚の画像を合成して1枚の画像を得るという原理のようです。このため画素数を増やすことにはならず、出力するファイルサイズもほとんど変わらないようです。何でこれで超解像なのかというと、既存ベイヤー方式では各画素の色情報を決定するためには、隣の画素の色情報を参考にした補間という技術を使って画像を得ているため、誤った類推を行ったりして偽色を生じさせたりすることがあり、これらによって解像感が損なわれていたとのことです。これを正確な色情報として画像を生成できるため解像感が向上するという原理のようです。このことから、最大4倍の解像感を得ることが期待できるというわけです。

 原理的に連続して4回シャッターを切るのですから、機械式フォーカルプレインシャッターでは、作動の振動によって正確なピクセル位置を確保することは不可能でしょう。電子シャッターが搭載されるのは当然のことと思われます。このことからも、静止物撮影にのみ使える機能のような気がします。動きもののためには機械式の併設は必要でしょう。

 また、ミラー駆動によって発生する振動の影響もあるのでしょうから、ミラーアップ等の操作が必要になるか、ペリクルミラーなどの半透過式固定ミラーなどの新機軸も必要になるのかもしれません。有力なのはミラーアップでのライブビューですが…

 このライブビューのために、背面モニター以外にも、ファインダー内にEVFを組み込むなどもあれば驚きの新機軸です。当然OVFとの併用で…

 いわゆるフルサイズ一眼レフの投入にあたって、往年のKレンズ、Mレンズの使い勝手を向上させるレンズ側からの絞り位置情報の機械的伝達機能復活の可否を聞いた開発者インタビューがあるようですが、その要望の存在は認識しつつも、スペース確保の困難さを理由に難色を示しているようです。それに要するコストをユーザーが負担する覚悟があるなら実現も可でしょうが、商業ベースを考えれば不可が妥当か…

 田中氏とリコー北沢氏の漫才の中で、年末までには出るフルサイズ一眼レフにSRが実装されているのかは公表できないとの態度でしたが、それが実装されていなければ必要の無い話題がどんどん出ていましたから、それが最も大元の機能であることは明白です。たとえば、既存FAレンズ等でイメージサークルがぎりぎりのものでも、SRを切れば100%の性能で使えるというような言い方をしていました。アストロトレーサーとか超解像の実装可能性とか、SR抜きには成立しない機能のことを色々と話題にしていましたから、これが三味線ではないとすれば、搭載の蓋然性は100%…

 一昨日網に掛かっていた6桁レンズシリアル番号の「T期型 B」8枚玉タクマーが早くも手元に来ました。外見とレンズは程度良好な品で、ほとんど使われなかった感じです。少しヘリコイドが固く、グリースの硬化が疑われます。

 出品説明にあった自動絞り不動はその通りだったので、早速飾銘板とフィルター取付枠を外して内部鏡胴を抜き取り、絞りリンクを点検しました。故障の原因は、絞込ピンがクランクを押し過ぎて、クランクが絞りカムから外れていたのです。そうなった原因は、A-M切替レバーをA側にした状態で絞り環を最小絞りにし、その状態で、マウントキャップをしていないマウントを下にして机などに置いたためです。出品撮影用にそうしたのかもしれません。こうすると絞込ピンは既定の位置以上に押し込まれ、クランクが押され過ぎて絞りカムの端から外れてしまうのです。タクマーのこのあたりの機構は極めて脆弱繊細で、弱い力が加わっても発生することがあります。マウントキャップをせずにマウント側を下にして置いたりすることは普通の神経では行わないでしょうからあまり見聞きしない故障です。

 絞込ピンをレンズ脱着時に打ち付けて少し曲げてしまうトラブルはままあり、そうなると、曲がったピンは押し込まれた状態から戻り難くなって自動絞り不調となる事例は良く見受けられます。

 今日は品川戸越銀座商店街を初めて歩きました。目黒線武蔵小山駅から武蔵小山商店街を通り抜け、中原街道を横切って品川区役所前通りまでの一本道です。

 よくテレビ番組で繁盛していると取り上げられる商店街ですが、ここも東京の商店街の一般例に洩れず、早晩シャッター商店街となり果てる兆しが見えます。亭主の予想では、あと10年持つかどうかという状況です。店舗の業態がよろしくありません。地に付かぬ浮ついた業態に大いに浸食されつつあります。これらはあっという間に淘汰霧散することでしょう。そのあとはシャッターの行列となることは容易に想像がつく…

2015/2/14

 ここ数日の冷え込みの緩んだ朝から一転、かなり冷え込んでいます。氷が張りそう…

 昨夜、超希少な「T期型 B」の8枚玉タクマーが網に入りました。6桁レンズシリアル番号のものです。自動絞りピンが不動とのことですが、画像を見る限り、恐らく、少し曲がった状態で押し込まれて 抵抗で戻らなくなっているものと睨んでいます。この故障はよく見かけるもので、 細いピンがマウント最後部に突き出している構造なので、少し打ち付けても容易に歪みます。内部鏡胴を抜き出してから、鏡胴内側からピンを押し出して、まっ直ぐに修正すれば治る簡単な故障です。もし 、もっと重症な内部要因でも、亭主の手の内に補修の手だてはあるので無問題…

 この「T期型 B」は7桁レンズシリアル番号のものが未入手なのですが、それは「103****」しか発見されていません。これを入手して変異の有無を探るのが残る課題…

2015/2/13

 寒さは少し緩んで、暖房のいらない朝です。厚着ですが…

 昨日のCP+2015見物の話ですが、PENTAXの35mm判一眼レフカメラは、同じレンズを取り付けて「K-3」と比べると、上下方向の寸法と厚みが大きいのが分かります。左右方向も若干大きいようです。上下方向の大きさの理由は、イメージセンサーより上の部分が一段と大きくなっている感じです。マウント上部のボリュームが大きくなっていますし、恐らくこの部分に色々と機能を詰め込んでいるのでしょう。

 何にしても、既存レンズへの配慮はこれまで通りとの印象を受けましたので、ユーザーの手元にある2千万台超のKマウントレンズは息を吹き返すのでしょう。Sマウントレンズ群も本来画角で使えますから、利用価値が上がる…

 超解像の新技術が搭載されると、偽色などは払拭されるようです。一段と高品質な画像が得られそう…

 体力との相談で、他のカメラメーカーのブースは素通りです。三脚などアクセサリー関係のブースを覗いた程度で、新規製品は目にとまるほどではありません。

 ベンロのブースで 自由雲台などをいじりましたが、ここのアルカスイスクランプは銘品です。プレートを脱着するにはノブを回すのですが、単に緩めただけではプレートがスライドするだけで外せません。つまり、カメラ等の落下を防げるのです。外すためにはこの段階でノブを軸方向に引き、更に回すのです。言わば時計の竜頭のような機構ですが、安易無意識な操作による落下事故を防げる優れた対策だと思います。他社のアルカスイスクランプはここまでのこだわりが無い…

 ベルボンはこの春に新型エレベーターを装備した機種を出すそうです。これまでのエレベーターは格納式クランクの固定が甘くて不満でしたが、固定ピンが深くきちんと収まるように改善されていました。これなら使える…

 ベルボンはアルカスイスクランプにまだ手を出さないようです。なまじ自社規格が広まっているために、それを捨てることが出来ない様子です。国際標準となりつつあるアルカスイスクランプを無視しているのではなく、両方をやるほど企業体力が無いと説明員は苦笑していました。

 スリックはこま止め3ウェイ雲台「SH-909」をディスコンにしておらず、プロ仕様の三脚にセットしています。自社の三脚に取り付けてもレンズを真下に向けられない欠陥品なのにね…

 PENTAXのブースでは、新ズーム2本を手に取ってみました。流石に物凄く重く、三脚・一脚は必須です。新型三脚座がアルカスイス互換とならなかったのは残念なことです。70-200についてインナーフォーカスで動かすのはどのグループかを聞いたのですが、未公開との回答でした。近日発売を発表しているし、レンズ構成図も公表しているのだから、こんなことを未公開にする必要性を疑います。単に説明員がその情報を知らされていないだけかも…

 70-200は「DC」ですが、18-135のようには軽快にフォーカスしません。まるで「SDM」のように重々しく動きます。音は18-135より小さいですが…

 びっくりしたのは「Q-S1」です。亭主の「Q7」は起動がのんびりでイライラしているのですが、スイッチを押すとすぐに起動します。丸ボタングリップも良い感じで、俄然機種更新をそそられました。

 

 先日話題にした「HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW」のレンズ構成ですが、公表は16群19枚構成で、公表されているレンズ構成図を数えると15群19枚です。この差は何だと疑問に思っていたのですが、CP+2015に展示してあった「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」のカットレンズを見て、一番前の2枚は貼り合せではないのではないかと思いました。「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」も、レンズ構成図では前の2枚は貼り合わせのように見えますが、実際は単独でした。同じことが「HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW」でも言えるのかもしれません。

 同じ曲率のように見える2枚を他のもののように貼り合わせないのは、レンズの直径が大きいからなのかもしれません。接着面の膨縮ストレスをより多く受け、バルサム切れのリスクが高まるとの判断があったのかもしれません。コーティングで乱反射は抑え込めるからこその判断なのでしょう。これも技術的配慮の一つ…

2015/2/12

 冷え込みは緩んでいて、天気も悪くはなさそうです。CP+2015へ行くぞー…

 昨日は30年以上ほとんど剪定を行わなかった庭の八朔を強剪定しました。半分以上の枝葉を落として、空が透けて見えます。今季の結実は有史以来最多で、鵯らしき野鳥に突かれたのも有史以来の数でした。その夥しい実も全て落として、さっぱりとした姿に…

 来季の花付き結実は期待していません。これまで二年に一度しか大成りはしていないので、再来季に向けて、この剪定が吉と出ることを願うのみ…

 剪定の後は切屑の始末です。およそ3時間かけてゴミとして捨てられる大きさに切り刻みました。まだ詰めていませんが、45ℓゴミ袋で10個ほどにはなるでしょう。葉を落として切り揃えた枝は3束にはなりそう…

 CP+2015へ行ってきました。目的はPENTAXの135判カメラに関する情報蒐集です。12時15分から始まった田中希美男氏とリコー北沢氏との漫才は笑いを多く取っていました。

 で、肝心の135判カメラですが、年末までには出るようです。SRユニットを利用した超解像の説明もありました。このことはすなわちSRは搭載され、これを利用した機能はすべて入るということのようです。北沢氏は入るとは明言しませんでしたが、入らなければ必要の無い説明を幾つもしましたから、入ることは蓋然…

 公表されているモックには「smc PENTAX-FA31mmF1.8 AL Limited」が付けてありました。公表画像もそれです。

 背面モニターは3.4inch程度になり、仕掛けも施されている可動式であることは間違いの無い様子です。もしかすると、取り外せてリモコン的に使えたりして…

 大きく高い三角頭には、大きなペンタプリズムの外にも色々と詰まっているようです。SR利用のトレーサーも当然入っていそうです。しかし、おでこが「K-3」程度に出っ張っているのは何故かな…

 フィルム時代のレンズはすべて使え、イメージサークルのぎりぎりなものもSRを切れば問題無く、そのレンズの持つ100%の性能を発揮できるそうです。DAレンズの中にもイメージサークルは満足するものがあり、それについては可否の公告をする予定のようです。DAを強制的にクロップしてしまうのでないことは確かです。マウントがKAF3というのはやはりデマ…

 ところで、今日公表された超高解像ですが、緑赤青緑の田の字形4つのピクセルを田の字型に動かして1か所を順に撮影し、これを合成するのだそうです。これには機械式シャッターは当然使えず、電子シャッターを使う技術のようです。従って、動き物には厳しい機能で、当面大型三脚必至の機能のようです。デジタル合成処理に時間も必要とのこと…しかし、掲示された機能オンオフの見本画像は圧倒的な違いで、静物撮影はこれで決まりと言っても過言ではなさそう…

 漫才を聞いている人にはアンケート用紙が配られ、回答するとカンバッチが貰えます。絵柄は当然モックの画像…

2015/2/11

 建国の日の朝は冷え込んでます。日中は暖かくなるとの予報です。梅もほころび始めたので、いよいよ杉花粉の季節か…

 いよいよ明日からCP+2015です。それに向けてPENTAXは新型カメラとそのセットズームレンズの発売を公告しました。セットズームレンズの方は、単体販売でレンズコーティングを高級にしたものも出すとのことです。沈胴式とでも言うべき鏡胴構造なので、携帯時には短くなりますが、使用時には伸びて少しおまぬけな姿に…

 この新基軸ズームレンズ「HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR REは「2グループ式」で、沈胴時には第1グループを後退させて置き、使用時にそれを前進させてレトロフォーカスの広角とする仕組みだと亭主は判断しました。望遠時には第2グループ凸を前進させて第1グループに近付けることで、その凹のパワーで凸のパワーを弱めて焦点距離を延ばし、同時に前進によって必要なバックフォーカスを確保するという設計だと見ました。極めて合理的な設計だと感心しきり…

 なお、PENTAXは、以前にも2グループ式ズームが広角側で伸びるという宿命を利用した交換レンズを生み出しています。それは「FA Zoom☆28-70F2.8 AF」で、フードを伸びない鏡胴基部に取り付けることで、フード内で伸び縮みするレンズ先端とフードとの相対関係によって、広角時にも望遠時にも同じフードを機能させるという仕組みでした。このような斬新ギミックを連発するPENTAX設計陣に乾杯…

 「HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE」のレンズ構成自体は、前身の「smc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR」とほとんど同一の「2グループ式ズーム」なのですが、これは第2グループをさらに分割して、その部分を「3グループ式ズーム」としています。沈胴化の際にはレンズ群内に必要な空隙を縮めるのは1か所だけではなく、4か所同時に縮めているようです。これが類例を見ない短鏡胴を実現するキモとなっています。検討すればするほどまたまた感心しきり…

 ところで、この沈胴の仕組みを全長が変化しない4グループ式ズームにも用いることで、携帯時にはコンパクトな望遠ズームが実現しそうです。レンズ構成内には空間が多く、これを携帯時には圧縮して置くようにすれば、全長の4/1以上は短く出来そうです。PENTAXの新レンズ「HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW 」なら、50mm以上は短く出来そう…

2015/2/10

 冷え込んでいる朝です。零下になること必定…

 

 昨日の話の続きで、4グループ式ズームの第4グループの部分のことです。6群6枚構成で前後群3枚ずつの対称形と見ることも出来ますが、そのほかにエルソメターの前群とガウスの後群との組み合わせのテレフォトだと見ることも出来ます。エルソメターは明るくすることができるレンズ構成で、テレフォト構成にすることで望遠レンズの全長を縮める効果を得ているという図式です。

 昨日のレンズ構成図は焦点距離70mm時のもので、第2グループの凹が第1グループの凸に近付いて全体として凹にし、第4グループの凸との組み合わせでレトロフォーカスとなり、焦点距離を縮めているのです。

 反対に焦点距離200mm時には第2グループと第3グループは動かない第1グループから離れ、第1グループの凸と第2グループの凹とでテレフォト構成となり、望遠効果を得ているということです。このとき第3グループは焦点距離の移動を補正するために第2グループとは別の動きをするということです。この働きを担っていることから、フォーカスにもこの第3グループを更に分割して動かすことで行っているのではないかと推量する次第です。ピント環がズーム環より後方に配置されている鏡胴構造からも、このような動きであることを強く推定させます。

2015/2/9

 今日は早朝通院です。最近はあまり数値が悪くない糖尿のために薬を処方してもらうだけかな…

 近日発売になる「HD PENTAX-D FA★ 70-200mmF2.8ED DC AW 」ですが、F2.8通しの絞りであることからも、そのズームの仕組みは「4グループ式」のようです。従ってズームしても全長は変化せず、フォーカスでも伸び縮みしないのでしょう。それでこんなに長く重いのである…

 公表されているレンズ構成図を検討すると、絞りより後の第4グループ「マスターレンズ」部分は、変形ダブルガウスと変形オルソメターの対称形ハイブリット構成にしています。ここは第1グループから第3グループまでで作る虚像を実像に変換する部分ですから、歪みの無い画像を得るのに役立つ構成だと思われます。6群6枚構成で、その焦点距離は恐らく140mmだろうと思われます。

 4グループ式ですから第1グループは凸で、3群4枚構成です。第2グループ「バリエーター」は凹で、3群5枚構成です。第3グループ「コンペンセンター」は凸で、3群4枚構成です。

 以上4グループの合計は15群19枚構成ということになりますが、公表値は16群19枚構成ですから、数が合いません。レンズ構成図では貼り合わせのように見えても、貼っていないものがあるのかもしれません。

 また、このレンズ構成図ではインナーフォーカスの状態が判断出来ません。普通の4グループ式ズームのインナーフォーカスは第1グループの中を動かすのですが、その余地が無さそうです。第2グループ「バリエーター」を動かすのかもしれません。あるいは第3グループ「コンペンセンター」の中を動かすのか…

 一方、「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」は「3グループ式」です。広角側で短く、望遠側で長く伸びます。当然絞りは変動です。「3グループ式」でも倍率を稼ぐために第2グループを更に分割して動かし、その部分を更に「2グループ式」にしているようです。これは高倍率ズームの標準的な手法と言えます。

2015/2/8

 ちらちらと雨の落ちている朝です。気温は高め…

 近日発売を公告されているD FA長物ズームレンズ2本ですが、マウント はKAF3です。つまり、カメラ内モーターだけの機種では使えないマウントです。これまでのカメラには、このマウントのものは無かったのですが、噂の如く新開発のカメラで採用されたら悪夢です。膨大に市中にあるF、FA、D FA、DAレンズのほとんどがMFレンズとしてでしか使えなくなるのですから…

 FA Limitedを本来画角で使いたいという根強い願望が存在しています。そのために135判Kマウントデジ一を希求している層が多いのですから、これを切り捨てる決定をしたとしたらあのキヤノンと同じことになります。それはもうPENTAXではない…

 今、巨大漁場を遊弋しているU期型8枚玉は「1080***」です。この番号帯の個体は初めて見ました。存在していないと思っていましたので、新発見です。

 U期型の中でも「106****」という番号帯が実際に販売された8枚玉最初のものと亭主は推定しているのですが、そのうちの「****」がまんべんなく発見されているのではなく、結構偏っています。具体的には「1062***」と「1063***」だけなのです。そのため、「****」が示す10Kの全てを使っているのではないと思っています。

 その次に発見されるのは「1079***」です。その後に出て来るのが「1115***」でした。「1080***」というのはその間に入る新発見ですので少し驚いています。

 これら欠けている番号帯が意図的に作られなかったのか、それとも輸出専用だったために未発見なのか、まだその実像は見えて来ません。この研究は深淵…

2015/2/7

 冷え込みはあまり強くない朝です。今日までは穏やかに晴れそう…

 今年のCP+2015は楽しみが多そうです。「K-s」シリーズの第二弾も出て来そうな情勢で、その流れから邪推すると、現在企画進行中の135判一眼レフの名称は「K-Lx」となることに1票…

 その企画中一眼レフですが、PENTAXが最初に始めたストロボ内蔵を止めそうな様子です。その代わり、通称「AP」で始めた三角頭の再来となるであろうことは公表モック画像で明白です。しかし、本来必要の無いはずの前方へのおでこ迫出しが見受けられるのが不可解です。もし内蔵ストロボを廃止しているとすると、この部分に何らかのセンサー類を置いているのかもしれません。ベローズ装置の使用等からすると、おでこ迫出しは有難くないものです。注視して行かねばならぬのか…

 「8枚玉タクマー」の蒐集が2ダース超えとなったために置き場所に困っていました。そこで、居間の電話台の上の空いている壁に新規調達した飾箱を取り付け、より古いもの20個を並べました。そこにあった写真額を上に移したので山の神は難色を示していますが、これは譲れません。

 アクリルのけんどん式蓋があるので埃は入り難くなっています。マウントキャップも付けずに裸で光に曝して置くのが黴対策としては最良…のはず…絞りは「M」にしてすべてF1:2の位置に統一…

 この飾箱は全ての個室が内法W89×H79×D61mmで揃っている精度のあるものなので見栄えがします。無限遠時には飛び出した状態になる後玉を、ヘリコイドを一杯に繰り出して鏡胴内に隠した状態で楽々収めることが出来ます。子孫のために名称や型、レンズシリアル番号を記したカードを作って背面に置く案が浮遊中です。カードは型ごとの色別にするかな…ここでは4色必要に…

 どれも製造から半世紀を経たものとは思えぬほどに程度良好です。価値としては、2015年初頭現在の市場相場だと、合わせて220Kぐらいか…

 あとまだ6個は溢れているので、なんとかせねば…

2015/2/6

 雪は積もらずに済んでまずは安心です。しかし、冷え込んでいますから、路面の凍結には注意が必要…

 CP+2015への135判Kマウント一眼レフ展示が予告されました。今年内あるいは年度内の販売開始を予定しての開発中とのことです。展示されるのはモックで、恐らく3Dプリンターで作ったものでしょう。

 その発表された正面画像を見る限り、ペンタプリズムを大型にしていますから、ファインダー倍率を相当に上げて来ることが予想出来ます。50mm時0.95倍だった「ME」程度にはしてくるでしょうし、当然SR利用で視野率100%でしょう。超高感度になって使うことの少なくなった内蔵ストロボは載せないのが潔い…

 クロップ機能を搭載とのことですから、イメージサークルの足りないDAレンズ群の使用も可能にしています。DAでも135判をカバーするイメージサークルを有しているものが数多くありますから、DA装着時は強制クロップする機能だけというのは勘弁願います。DAレンズに固有のサインは搭載していないはずですし、PENTAXのことですから、選択式か手動式になるとは思いますが…

 135判対応長物ズームレンズの近日発売告知も行われました。135判カメラ発売時までには標準セットズームや広角ズームの発売も行われるのかもしれません。単焦点はFA Limitedの3姉妹があるから出ないでしょうが…

 いずれにしても、来週CP+2015への期待は高まります。雪さえ降らねば行くことに決定…

 高倍率ファインダー搭載の135判Kマウント一眼レフが出れば、亭主の赤烏帽子「8枚玉タクマー」の価値が一段と上がります。広々等倍視野の快適さを思うと垂涎…しかし、旧レンズのアラも見えてしまうのかもしれません。周辺画質の実態が心配…

 所蔵する「F魚眼」や「TAKUMAR魚眼」、「TAKUMAR20mm」などの超広角系レンズ群の価値も上がります。楽しみが生まれた…

2015/2/5

 降り出しましたが雨の朝です。まだ雪になる気温ではないようです。でも、午後には寒気が入って雪に変わる予報なので、さて、どうなるのか…

 「V期型 A」と「T期型 B」の8枚玉を入手しました。これで健全な8枚玉タクマーは2ダースとなりました。新規の変異発見は殆んど無くなりましたので、蒐集対象をピンポイントに絞る時期かも…

 これだけの数の8枚玉タクマーを所有する者は外にいないかもしれません。恐らく「世界随一」…「虚仮が餅屋を談ずる」日々ですが、これも虚仮の一念…

 「Super-Takumar 1:1.4/50」は末期において7層多重コーティングされて開放測光鏡胴となりましたが、その時期は非常に短く、すぐに名称を「Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:1.4/50」に変更しています。既発見の個体はレンズシリアル番号「46*****」のものだけです。これも稀少な存在で、亭主の所有品以外の己見は1点のみですが、今、黒SPを引き連れて巨大漁場を遊弋中…

 CP+2015には長物「D FAズームレンズ」群が出て来るようです。いよいよ135判カメラを出す布石かもしれません。噂される価格がどれも260K超えなので、発売されても、おいそれとは…

2015/2/4

 立春の朝もまだ上空の寒気は居座っています。昨日の豆撒きにもめげていない…

   戦艦の舳先風読む今朝の春   雌山

 CP+2015が近づいて、新製品の発表や情報リークが始りました。期待出来るのかな…

2015/2/3

 薄い雲が空一面に広がっていますが、風が止んで明るい朝です。節分の追儺も人出がありそう…

   縮こまる心も融けよ春隣   雌山

 明日からは春ですが、週の後半は雪催…

 今日は横須賀に行ってきました。京急横須賀中央駅で降りて三笠公園へ行き、記念館三笠を見物、その後ドブ板通りを散策して海軍カレーで遅い昼食、最後は軍港前の公園を通ってJR横須賀駅から帰宅です。晴れていたものの、北風が冷たい散策…

2015/2/2

 冷え込む快晴の朝です。冬はこんてにゅー…

2015/2/1

 いよいよ逃げる2月です。節分立春は近づきましたが、まだ寒中の冷え込みの朝です。次の崩れも雪になるのかも…

2015/1/31

 雪はたいしたことがなくて良かったです。今朝も冷え込んでいますが、零下ではない…

 これは現役中から毎年思うことなのですが、長く感じた1月もようやく終わります。これが来月になると、逃げる、去るということに…

 去年のCP+2014は手術後の病み上がりで体力レベル低調ということもありましたが、当日の大雪で断念しました。電車が止まっていたので入場者は過去最低だったのではないでしょうか。今年は体調的には無問題ですが、さて、この先雪はどんなんかな…

2015/1/30

 予報通り、雪の降る朝です。かなりの牡丹雪で、歩道が白くなり始めています。昼までには雨に変わる予報ですが、さて…

 昨夜は大漁旗がはためきました。こんな僥倖は久しぶり…

 今年のCP+2015は、金を出せば初日午前中も見せるとのことです。昔の晴海自動車ショーも同じことをやっていました。確か、「TOYOTA2000GT」を触りに行ったかも…でも、無料で見れるのですから、午後からでいいや…

2015/1/29

 今朝は冷え込んでいます。確実に氷の張る気温…

 今日は今月最後の通院です。15日に行ったCT検査の結果や如何に…

 入手することとなった「T期型 B」の8枚玉タクマーですが、リサイクル業者が漁場に流したものなので、故人のものとしか分かりません。その故人がこの品を入手した経緯が推理出来そうな職歴などを知りたかったのですが、それは不明のまま…

 このところ「T期型」の8枚玉が漁場を泳いでいる頻度が高まっています。地方のカメラ店、写真館の閉鎖や、彼岸へ渡る元写真家などが増えたということかも…

 

 「T期型 B」の8枚玉タクマーが手元に来ました。50年を経ているにしては手擦れは僅少で、各部の作動も滑らかであり、光学系にも瑕疵は見えません。ほとんど使用されなかったのかもしれません。既発見のレンズシリアル番号帯の出現傾向を勘案すると、この「T期型」の製造は本当に僅少だったのだろうとの思いを強くします。

 次のCT検査は5月下旬です。満二年は3カ月おきの検査が標準との事ですが、4月は健保から国保への切替があるし、連休に掛かるので1ヶ月延伸…

2015/1/28

 外気は下がっているようですが、家の中は昨日の暖気が残っていてあまり寒く感じません。しかし、空を見上げると雪がちらちらと…

 随分と久しぶりに8枚玉タクマーを仕留めました。手元に来るまでは詳細な程度は分かりませんが、6桁シリアル番号の「T期型 B」です。この品の誕生から今日に至る来歴を知りたいもの…

2015/1/27

 屋根を打つ雨音に目覚めた朝です。久しぶりに大降りの雨です。気温は高め…

 9時過ぎて晴れて来たので、山の神の新規事業関係補助金申請に必要な所得税納税証明を取るついでに確定申告を提出しました。還付申告だと2月15日を待たずに受け付けてくれます。今年も源泉徴収額は全て還付…

 「Super-Takumar 1:1.4/50」の鏡胴を詳細整備していて新たな発見をしました。「V期型」の末期にピント環の距離指標がアルミ帯貼付式に変更になったのは既知の事なのですが、それは分解しなければ判別できないと思っていました。

 しかし、ヘリコイドを一杯に繰り出した状態にすると、零指標から右に約90度の付近にアルミ帯の接着端継ぎ目が見えるのです。これにより、分解せずとも外見からも分類が可能となったので、「V期型」は「V期型 A」と「V期型 B」とに再分類することとしました。これにより、「Super-Takumar 1:1.4/50」は8種の型に分類することとなります。

2015/1/26

 冷え込みは緩んでいます。寒中とは思えない温さの朝です。いつから雨になるのかな…

2015/1/25

 好天を期待したのですが、高気圧の勢力が弱く、北東気流が入って雲が取れません。今日も雲が多そうです。明日からは少し崩れる…

2015/1/24

 今朝も冷え込みは強くありません。ここ数日は好天が続きそう…

 今ガソリン価格は120円台後半になっています。円安になっていなければ100円を切れたかも知れないのに、安倍のみ苦巣のせいでえらい損…

2015/1/23

 暖かく感じる朝です。雨はまだ残っている…

 今日は山の神新規事業に関する現地立ち合い随伴で早出です。雨なので車にするかな…

2015/1/22

 昨日の雨は止んで今は曇りの朝ですが、これからまた降るらしい…

 昨夜は8枚玉タクマー(V期型)2尾が漁場で水揚げされました。どちらも漁師が群がって相場の10K超えとなりましたが、程度の悪そうな方が上になったという不可解さです。どうも、泳いでいた漁場の違いのようです。レンズ灘とカメラ磯の違いとか…

 

 今、銀座レモン社のオンラインショップに「T期型 A」の8枚玉が付いた黒「SV」が委託販売で出ています。お代は65Kですから相当なものです。掲示写真が不鮮明なのでレンズシリアル番号がよく見えませんが、6桁で「7651**」と判別可能です。この番号は最も初期に相当するもので、この品が「SV」に付けられて、販売前の評価のためにプロの写真家に渡されたのではないかという亭主の推定を補強する証拠の一つとなります。

 PENTAXが販売時のカタログ等に用いた「SP」画像には「766135」というレンズシリアル番号が付いています。まだ「SP」を渡せる時期では無く、純粋に交換レンズとしての評価を得るために前機種「SV」と組み合わせたものなのではないかと妄想しています。

 とにかく、この個体がネット上等で確認出来た最も初期のものです。程度は「AB」とのことで、カメラも生きているようです。とても亭主が手を出せる価格ではありませんが、お好きな方は確保してもいいのでは…

2015/1/21

 1月も下旬となり、いよいよ冬は最終段階です。今朝は昨日の予報が外れて、いきなり霰から降り始めました。8時前の事です。午前中ぐらいまでは持つはずだったのに、久しぶりの大外れです。とにかく積る雪にはならないで欲しい…

2015/1/20

 大寒の朝は冷え込みが少し緩んでいます。今年の大寒は寒波が来ず、例年より気温が上昇するという情報が出されています。いよいよエルニーニョの影響が出始めるのかもしれません。明日は崩れて来る予報…

2015/1/19

 冷え込みは続いていますが、この時期に来ると体が慣れているので、左程には感じない…

 1950年代前半製と思われる引き伸ばしレンズを幾つか定点試写しましたが、無限遠性能はどれも合格点です。デジタル一眼レフで使う場合、無限遠まで使える焦点距離は75mm以上になりますが、手軽にフォーカスするためにはヘリコイド装置が必須です。この条件では75mmが最適ということになります。APS-C判で使っても、換算焦点距離112mmですから中望遠程度なので、屋外での少し離れた距離からのスナップに使えます。

 この75mmの引き伸ばしレンズはブローニーフィルムのためのものでしたから、1950年代初頭の標準フォーマットと言える存在でした。66判二眼レフやセミ判スプリングカメラが花盛りだったので、そのためのものとして一般ユーザーに数多く使われたのです。なので、若くはつらつとした手でそれらを操っていた世代のほとんどが彼岸へと旅立った現在、娑婆に残された遺品が市場に出て来ているのでしょう。今がその古典的存在を拾い集める好機か…

2015/1/18

 今朝は冷え込みが厳しくなっています。大寒に向けて、これからが一番寒い時期…

2015/1/17

 今朝も冷え込みは緩んでいます。穏やかに晴れそう…

 引き伸ばしレンズの機種が中古市場に現れる頻度、出現率で判断すると、「E-LUCKY」と「FUJINAR-E」がずば抜けています。それだけバンドルされていた「富士」と「LUCKY」の引伸機が普及していたという証拠なのでしょう。その他の機種は交換用として市場に出ていたので少ないのでしょうが、その中でも「EL-NIKKOR」が多いのは流石…

2015/1/16

 昨日の雨はすっかり上がって快晴の朝ですが、地面はまだ濡れています。気温が1桁後半なので、凍結は免れそう…

 レンズ名称に「C.」と入っている引き伸ばしレンズが幾つもあります。何を省略したものなのか、門外漢の亭主には疑問…

 「Zuiko C.1:4.5 f=7.5cm」と「E.ROKKOR 1:4.5 f=75mm」が相次いで手元に来ました。前者は1950年代、後者は1970年代前後の製造だと思われます。いずれもテッサー型レンズ構成ですが、鏡胴意匠は随分と異なります。後者の方が時代が新しいので洗練されていますが、真鍮の塊のような前者も捨てがたい…

2015/1/15

 小正月の朝は少し温くなっています。昼近くから雨になるようですが、この気温だと雪にはならずに済みそうです。本格的な降りとのことですが、降っている時間帯はあまり長くなさそうです。午後には腹部CT検査なので、雪は御免…

 昨夜、「E.ROKKOR 1:4.5 f=75mm」が網に掛かりました。同一名称のものとしては3個めですが、どれも鏡胴意匠などは全く異なっています。社名が「ミノルタ」になってからの製品で、これが最終形なのかも…

2015/1/14

 今日も晴れて冷え込む朝です。昨日のように日中は暖かくなりそうですが、明日からは少し崩れそう…

2015/1/13

 今日は冬型が崩れて高気圧に覆われる予報で、日中は穏やかに晴れそうです。でも、それが行き過ぎると気圧の谷が来て、降雪の可能性が出て来る…

 昨夜、刺網に引き伸ばしレンズ「Zuiko C.1:4.5 f=7.5cm」が掛かりました。何時頃作られたものか全く情報がありませんが、その焦点距離とF値のテッサー型「Zuiko」レンズは昭和11年に誕生しています。「Oliympus」とも表記されていますから、それが社名となった1949年以降の製造だとは思うのですが…

2015/1/12

 変動制休日成人の日です。今朝も氷の張る寒さです。その代わり晴天に恵まれる…

 今日は山の神の親の法事に出かけます。小平の寺なので2時間近くかかる…

2015/1/11

 氷の張る寒さに冷え込んだ朝です。日の出も最も遅い時期に入りました。7時近くにならないと日が昇りません。乾燥しているので霜は置かない…

 そろそろ確定申告の準備をと思い立ち、午前中を費やして医療費控除の内訳入力を行いました。去年と違って入院は無かったのに、薬代が嵩んで400K近くの控除額です。今年も源泉徴収された分は相当に戻って来る予定…

 まだ公的年金の源泉徴収票が来ていないので、確定申告書は完成しません。月の後半になるのかな…

2015/1/10

 裏日本の雪と裏腹に快晴です。寒波が来ているので少し寒い…

 去年の夏から秋にかけて作らせた裏木戸の錠が具合悪く、何度目かの手直しを行いました。半端な業者にやらせるとこの始末です。幾ら言っても直しに来ないので、業を煮やして自分でやりました。安請け合いしたこんな奴ら、二度と使わんぞ…

 不具合の理由は、空錠の閂を受ける穴の位置が高過ぎて、木戸が重みで下がるにつれて位置が合わなくなるのです。物置から30年ぶりくらいで取り出して来た叩き鑿で穴を掘り増しし、受金の位置を下げました。ついでに錠各部の短過ぎるビスを長いものに変え、全体の調子を整えました。今時の半端職人は、己の仕事に対する矜持が足りない…

2015/1/9

 寒波は左程威力がありません。今朝は少し温い…

 1950年代初頭頃に作られたメッキ金属鏡胴の引き伸ばしレンズに引かれています。その意匠や構造は、洗練とは無縁なのですが、その味わいは格別です。コーティング技術は未熟なので、逆光性能は無いに等しいのですが、それを活用する使い方もあります。

 しかし、順光性能は優秀で、諸収差の補正が行われているので無限遠時の解像力は今のものに負けていません。暗いものが多いので、絞り開放にしてもボケの程度は左程ではありませんが、それなりにはなりますから立体感は得られます。

 焦点距離75mm級のものが一眼レフで使える最短のものです。無限遠が出せなくては一般撮影は出来ません。これを中心に蒐集を進めています。当時のカメラの主力フォーマットであるブローニー判用ですから、種類も品数も豊富ですし…

2015/1/8

 松も明けた朝、いよいよ寒波の再来です。冷え込みが強くなってきました。氷が張るかも…

 富士写真光機が作った「FUJINAR-E」シリーズにはプリセット絞りの前列絞り環が茶色の品があります。これが黒が通常だったと思うのですが、茶色の品の性格が分かりません。他の部分はまったく同一だと思われるので、差別化の意味が知りたい…

 「FUJINON-E」及びその後継の「FUJINON-EP」シリーズにはマウントに下駄が履かせてあると昨日書きましたが、焦点距離135mmのものは下駄履きではありません。レンズ口径が大きくなって、その余地が無くなったためかもしれません。

2015/1/7

 言われていたほど冷え込んでいない朝です。しかし、これからの1週間はずっと冬型気圧配置が続くようで、朝の寒さも続くらしい…

 「Anastigmat Lucky 1:3.5 F=50mm」と飾銘板に表記されている「引き伸ばしレンズ」が手元に来ましたが、大砲型鏡胴意匠ではあるものの、その鏡胴意匠の細部は、多くある「E-LUCY」シリーズのどの系統にも似ておらず、「Lucky 1:3.5 f=7.5cm」のようにOEM製造者を表記してあるわけでもないので、その素性が知れません。プラスチックを一切使用していない完全な金属鏡胴で、旋盤と文字彫刻機だけでほぼ作れる構造となっています。それだけに、小さいのに非常に重い…

 レンズ構成はテッサー型で、9枚羽根の絞りというものですから、当時としては高級仕様です。テッサー型を「引き伸ばしレンズ」に使うリスクである、貼り合せ面が引伸機の強く熱い光を浴び続けて曇る弊害を免れていないのが難点です。この点で、それの無いトリプレット型の利点が際立ちます。後群の貼り合せ玉はレンズホルダーに接着してあるので、貼り合せ面のバルサムを剥がして貼り直す修理は極めて困難です。金属部分は極めて良好な状態なので、その存在を後世に伝える歴史の証人としての静態保存が適当か…

 既に所有している「E.ROKKOR 1:4.5 f=75mm」と同じ名称が飾銘板に記された引き伸ばしレンズが手元に来ました。早速分解して中身を検証したところ、既所有の品とは随分と異なる鏡胴構造でした。各部寸法も異なり、別のレンズと言えるものです。

 レンズ構成だけは同じ様で、トリプレット型です。レンズIDからすると、新たに入手した品の方がより新しいのではないかと思われます。

 この時代、目まぐるしく改変を加えていたのが分かります。より古いものの方が機構が凝っていて、製造コストも高そうです。簡略化してコストを下げる足掻きを続けていた証拠…

 富士写真光機が作った引き伸ばしレンズに「FUJINON-E」シリーズとその後継「FUJINON-EP」シリーズがあります。このシリーズのレンズ構成は「オルソメター型」なのですが、そのためか、レンズ群の全長が長く、それをカバーするために、通常のマウントの後ろに下駄を履かせています。つまり接写リングを取り付けているのです。このため、フランジフォーカスが短くなり、焦点距離の短いものは、撮影用に使う場合にヘリコイドの働き幅が制限されてしまいます。場合によっては無限遠が出せないなどの問題が生じてしまいます。

 例えば、焦点距離50mmの品の場合、フランジフォーカスは37mmなので、SONYのEマウントカメラだと、BORGのM42システムでは無限遠が出せなかったのです。しかし、7mmある下駄リングを外せばフランジフォーカスは44mmとなりますから、楽々無限遠が出せるようになります。ええっ、こんなこと、ちっとも知らんかった…

 ちなみに、良く似ている鏡胴の「FUJINON-ES」シリーズの方はこんな仕組みになっていないので、外そうなどと試みてはいけませんのじゃ…

2015/1/6

 強い南西風が吹いてとても暖かい朝です。午後には崩れる予報ですが、それでも気温は高そう…

 昨夜、刺網に獲物の群れが掛かりました。その中には不要な高級魚がたくさん含まれているので、それらはいずれ放流しようと目論んでいます。必要なのは獲物の中の一、二尾のみ…

 

 PENTAXは、アメリカで6日から開催の「家電ショー」に新製品の展示を行う予告をしています。カメラは可動式背面モニターで、これに沈胴式の新標準ズームを組み合わせるようです。「K-3」の眷属なのか、それとも新ラインなのか、内容は不明…

 その他に望遠ズーム2本を参考出品するようですが、これらも明細不明です。どちらも135判用のイメージサークルなのでしょうかな…

2015/1/5

 屋根に霜は置いているものの、冷え込みが緩んでいる朝です。巷では仕事始めの今日は、穏やかに晴れそう…

2015/1/4

 今朝も氷結温度です。でも、この寒波は今日までかな…

2015/1/3

 今朝も寒波は続いています。氷の張る気温はやはり寒い…

2015/1/2

 ピーカンに晴れて、とても冷え込んでいる朝です。霜が軒下のバイクシートにがちがちに凍り付いています。これからの一月半、こんなんかナー…

2015/1/1

 静かな元旦を迎えました。まだ日の出前ですが、冷え込みは緩んでいます。今年こそ良い年であるように願うばかりなり…

 昨夜は菩提寺にて、除夜の鐘を突いて年越しをしました。空は晴れ渡り、上弦の月が眩しいくらいに輝いて、南天のオリオンを霞ませていました。

 境内の子年にだけ開帳されるという小机領四番札所の観音堂本尊も拝めました。思惟相の座像、まさしく如意輪観音…

 俄にかき曇って来て霰のちらつく中、新横浜プリンスペペの初売りに出かけました。地下の食品街の菓子や茶の福袋を漁る恒例行事です。両手で持ち切れぬぐらい仕入れて来ました。福がどっさり…

 霰は雪に変わって、庭の木々の葉がほんのり雪化粧です。今年も去年みたいに降雪があるのかな…

2014/12/31

 今日から十三年目が始まります。容量の制約で、過去のものは、例によって別棟へ移しています。

 来年のカメラ考古学発掘業務は、今年後半に引き続いて「引き伸ばしレンズ」になると思います。世の中にはまだまだ珍品が埋まっている予感が…

 また、焦点距離50mm級の「引き伸ばしレンズ」を無限遠から使える機種の入手も課題になっています。桜の頃までには何とかならないかと夢想中…

   鐘の音に浸りおるなり除夜浄土   雌山

   除夜の鐘余韻を借りて挙句かな   雌山