履歴、雑感など 十一年目
起 2012/12/31
更新 2013/12/30
☆ 2013/12/30 このページの十一年目は今日で終わりです。明日からは十二年目が始ります。未年からはじまった干支が一巡することに… 氷が張りそうな冷え込みの朝です。傷痕が痛むのでまだ身動きは元に戻っていませんが、年が変わったら少し動きだすつもり…
☆ 2013/12/28 平成25年もあと数日を残すだけになりました。今年は2月末の入院から始って何度も入院を繰り返した悪い年でした。しかし、考え方によれば、「蟹さん」はどれも初期の発見で切除出来て幸運だったと言えるのかもしれません。人間万事塞翁が馬ということか…
☆ 2013/12/27 曜日の並びの関係で、今年は今日が御用納めの企業等が多いのかもしれません。年末年始の休みが長いと海外旅行組が増えるのでしょうが、殆んど無縁の身の上… 昨日の外来受診で「蟹さん」は「ステージ1A」と告げられました。リンパ節への転移は無いとのことです。苦しく長い化学療法をしなくてもよいので一安心… 医師からあと10sは体重が落ちても安心しろと宣告されてしまいました。そんなのは10代前半以来のこと…
☆ 2013/12/26 無縁の耶蘇祭は過ぎて師走も押し詰まってきましたが、体調は遅々として戻りません。やはり食が進まないのが一因なのでしょう。体重は低下の一途で、20代後半自転車の自作とそれを乗り回すのを趣味としていたころに記録していた成人以来の最低記録を更新しそう… 今日の午後は退院後初の外来受診です。切除したリンパ節への「蟹さん」転移の有無が分かるかも…
☆ 2013/12/23 入院中の19日に「K-3」のファームがアップされているのに今朝気付きました。内容は亭主がほとんど使用しない機能に関してがほとんどのようですが、早速ダウンロードして保存…
☆ 2013/12/22 入院中に「K-3」のおまけ抽選の景品が届いていました。オリーブ色のストラップです。20mm幅ですから少し細身ですが、長さは調節式で相当に伸ばせます。肩掛け式にしても相当に下に出来ます。まあ、当たらないよりずっといいかな…
☆ 2013/12/21 昨日ようやく生還いたしました。先月胃カメラ検診で怪しいものが見つかり、生検の結果「蟹さん」とのことで、12月6日にばっさりと切り取りました。案外範囲が広く、全摘は免れたものの、残ったのは1/4なので一度に少量しか食べられません。当分勝手気ままには食べられないのでこれが重荷… 病変は粘膜層だけで筋肉層にまでは達していないとのことで、周辺のリンパ節も切除して、それに転移していなければ「ステージ1」とのことですが、結果は12月26日の外来の時に判明の予定です。運が良かったのか悪かったのか、それが境目… 25年前に行った胆嚢切除のときの癒着が物凄く、それを剥がすために手術時間が2時間以上余計にかかったとのことですが、本人は麻酔で死亡状態ですから自覚はありません。しかし、術後の痛みは結構長引いています。また盛大に癒着するのでしょう。これは体質なので已む無し…
☆ 2013/12/4 新たに入手した「K-3」Silverをいじくりまわして使い勝手に馴染もうとしています。「K-3」と「K-5」「K-7」のバッテリーグリップは互換性の無い別のものなのですが、それに使われているバッテリートレイは両者共通です。単三6本用も付属していますが、当然これも相互共通です。万一破損や紛失しても入手不要…
明日からは月末近くまで本ページを休止します。
☆ 2013/12/1 師走の初日の朝は5℃近くと冷えています。天気は良くなりそう…
以前「MZ-S」で使っていた「smc PENTAX FA☆28-70mm F2.8 PowerZoom」を収蔵庫から取り出して来て「K-3 Silver」に取り付けたところ、色がまったく同じでした。この大きな重い鏡胴も、バッテリーグリップが付いているとバランスが良好です。パワーズームはやはり便利で、この組み合わせでの出番が増えそうです。 このレンズ、ファインダー内の像の大きさが等倍前後になるので違和感がありません。2グループ式ズームなので広角側で伸びますが、鏡胴外部に取り付ける大型のレンズフードの中で前後するので外見では全長が変化しません。前玉回転式フォーカスなのだけが玉に傷… なお、2グループ式といっても後グループが三つに分割されていて、これが3グループ式の動作を行いますから、合計で4グループとなってズーム倍率を稼いでいます。レンズフードを4グループ式の「FA☆80-200mm F2.8」と共通のものを使用するなど、2グループ式と4グループ式の挙動の差を利用する非常に良く考えられたものなり… Silverにセットされている特製の茶色革風ストラップは長いので、その一番端で取り付けると、斜め掛けでカメラが腰骨の位置に来ます。非常に扱い易い位置で、これで決まり…
☆ 2013/11/30 11月も今日で終わり、明日からは師走です。今年は様々な病に襲われましたが、来年に引きずらないことを願うのみ…
「K-3」はこれまでの機種以上にカスタム設定が豊富で、どれにしたらよいのか迷うことしきり…
☆ 2013/11/29 2000台限定の「K-3」Silverは今日納品されました。まあ、500台限定のDAトリオとは色が合うようで… バッテリーグリップは三脚座が大きくオフセットしているので、この写真のように、ロングタイプのアルカタイププレートを使用すると具合がよろしい… 残念ながら、オートベローズに縦位置での取り付けは、「K-5」と同様で出来ません。オートベローズ側を少し切削加工する必要があります。「K-5」より干渉が大きくなっているので、より大幅に切削する必要があります。亭主が「K-5」用に以前行った切削は少し余裕を持たせたものでしたが、それでぎりぎりとなっています。なお、横位置でなら、「*istD」と異なってまったく問題がありません。
☆ 2013/11/28 変に生温かい朝です。風が少し強いので天気が変わる前兆だと思われます。夜には寒くなる予報が… 今日は「K-3」Silverが納品されるかも…
☆ 2013/11/27 少し寒さが戻っている朝です。明日からはぐんと冷えるらしい…
☆ 2013/11/26 昨夜の嵐は短時間でしたが台風級の相当なもので、庭の軽い物が少し動いていました。今朝は晴れて暖かい… 庭の剪定も3日かけて大物は済ませました。毎日午前中だけの作業だったので体は楽です。残るは裏庭の生垣その他小物…
久しぶりに横浜中華街にて遅い昼食にコース料理を食しました。あまり店を知らないので過去に入った店にしてしまいます。ネット上に情報はほとんど皆無ながら、市場通りの「彩鳳」はやはり安心… いつのまにか「江戸清」という豚まん屋が方々に蔓延していました。以前行った時には気が付かなかった店です。満腹なので土産に買う気も起きません。中華街の新陳代謝も激しそう…
☆ 2013/11/23 今日はあまり寒くないので、庭木の剪定に取り掛かろうと思います。今月中にかたを付けねば…
☆ 2013/11/20 PCの無線キーボードが操作中に突然死んで使用不能になりました。同じ無線のマウスの方は生きているので、キーボード本体が昇天したようです。古い有線キーボードとマウスを引っ張り出して来て何とか復旧…
☆ 2013/11/19 暖かい朝が続いていましたが、これも今朝までのことになりそうです。昨日の20℃超えの小春日和と異なって、少し寒くなりそう…
☆ 2013/11/17 昨日まで続いていた寒い朝も今朝は二ケタ台と少し緩んでいます。まだ晴れていますが、夜までには雨になるのかも… 昨日は1年ぶりの庭仕事で、玄関前の敷石が樹木の根に押し上げられて歪んでいたのを直しました。10cmほどの太さの根が犯人で、鋸で切るのに息が切れました。30cm角の厚い敷石を12枚水平を取りながら据え直したので、屈み込んでの力仕事で今朝は足が痛い…
☆ 2013/11/14 今朝も寒いです。暦の上だけではなく、屋根には初霜を置いて、実際の季節も既に冬になった…
☆ 2013/11/13 真冬に近い寒さとなっています。裏日本では雪も降っているそうな…
防衛省はフィリピン台風の救護出動として「ヘリコプター護衛艦いせ」、「輸送艦おおすみ」、「補給艦とわだ」の派遣をするようです。いずれも甲板上からの輸送ヘリコプター運用が可能で、「おおすみ」は大型ホバークラフト艇搭載ですから、これにより港が無くても多くの海岸に接岸しての援助物資輸送任務が果たせます。是非とも22ノットの全速で現地に急行して欲しいものです。伊豆大島での活躍後間も無いことでご苦労様ですが、旗を見せるのはこの機会です。危急即応能力を妄動勢力に見せつけることが肝要…
☆ 2013/11/12 今朝は曇って1ケタの気温です。流石に寒い…
☆ 2013/11/9 寒くなる予報でしたが、昨日と変わりない気温です。曇っていますが、日中は晴れそう…
PENTAXの「K-3」はSilverを注文したので月末まで納品はお預けです。この新型カメラで気になっていたのはKIRKのK-7用L型ブラケットが使えるのかどうかという点と、「AUTO BELLOWS」に縦位置で取付が可能かという点です。前者は昨日のネット情報でそのまま問題なく取り付けることが出来るとありましたので一安心です。残るは後者のみ…
☆ 2013/11/8 今日は晴れるようです。寒さはそれほどでもない…
PENTAXはLimitedシリーズ初のズームレンズを発表しました。12月中旬の発売だそうです。「DA 20-40mm F2.8-4 Limited」ですが、HDコーティングやDCモーター内蔵で9枚羽根絞りとのことです。EDや異常分散ガラスを用いた8群9枚構成の光学系はレンズ構成図が発表されていないので不明ですが、恐らく2グループ式だと思われます。黒と銀の防塵防滴鏡胴が用意されて、100K近くのお代となりそうです。フィルター径が55mmというのがPENTAXとしては特異…
☆ 2013/11/7 立冬の朝は小雨で開けました。いよいよ街路樹が本格的に葉を落とし始めるでしょう。あまり冷え込んでいないのですが、これが止むと寒くなるらしい…
☆ 2013/11/2 肌寒い朝です。いよいよ冬に向かう日々… 昨日は雌山亭御料車のリコール修理に行ってきました。アクセルペダルを斜めに踏む癖があるとエンジン加速に障害が出ることがあるとのことでした。アクセルペダルはブレーキペダルとアッセンブリーになっているのでそっくり交換とのことです。それに合わせて車載コンピューターもファームアップしたようです。 ところで、日産車のペダルはアクセルとブレーキの踏み面段差が大きく、アクセルからブレーキへの踏み変えがやり難いという構造欠陥というか、設計哲学の欠陥があります。これは一部の他社でもそうなっているものもあるのですが、ブレーキとアクセルを同時に踏まないようにする「馬鹿者対策」なのかもしれません。 亭主はこれを自己解決するべく、ペダル面に厚いリブ付き防震ゴムをリブを喰い込ませた2枚重ねにしてタイで取り付けています。これでアクセルを戻して足を左にずらせば、ブレーキレバーのペダル面を自然に踏めます。このリコール修理でペダルが変わってしまったので、再度取付工作を行わねばなりません。少々難儀…
☆ 2013/10/29 暗く肌寒い朝です。今日はこれから雨になりそう…
☆ 2013/10/27 暫くぶりの快晴です。台風一過そのものです。これで打ち止めになるのかどうか… 昨日と今日は「K-3」の展示会が秋葉で開かれています。発売は11/1とのことですが、亭主は限定の方なので、月末まで待ち惚け…
☆ 2013/10/26 今朝未明に激しい雨音と遠い震源の地震に眠りを破られました。風は強くないので、断続的な雨だけの心配です。地震は福島沖で、津波も発生したとのこと…
☆ 2013/10/25 いよいよ雨の朝となりました。夜には本降りとなる予報です。台風は関東南岸を離れて通りそうなので風は強くならなそう…
☆ 2013/10/24 気温が下がってきて、最高温度も20℃を切るようになりました。上着がないと外出できない… 台風の影響で陽射しの無い日が続いています。今日も雲が多く、雨になる予報…
☆ 2013/10/23 先週発生した台風27号は進行速度が遅く、その東に発生した28号の方が先に北上しそうです。勢力もこちらの方がはるかに上ですが、沿岸には近づかないで済みそうです。しかし、台風が複数あると「藤原の効果」とかが働いて進路に干渉が起きるらしいので、まだ軽々に予断は許さないのかも…
☆ 2013/10/18 ようやく半袖では肌寒い日々になりました。寒い季節はすぐに来そうな予感が…
台風の襲来毎の寒さかな 雌山
PENTAXは一眼レフにパリアングルモニターを頑固に採用していませんが、これは正解と感じます。撮影時に液晶モニターで確認しながらの撮影は順光時などまったく使い物になりません。「Q7」を使用してこれは切実に感じることです。採用によるコストと脆弱性の上昇はデメリットでしかありません。 同様に、内蔵ストロボは廃止しても良いギミックです。フィルムカメラ時代と異なり、大幅な高感度が使えるために使用する状況は少なく、どうしても必要な時は外付けに割り切れば良いと感じています。
☆ 2013/10/17 早くも次の台風が発生して、これも関東南岸に近付く可能性極大です。来週の水曜日前後に近付くのでしょうから、既にたっぷりと雨を吸い込んでいる土壌の斜面は容易に崩落することでしょう。表層も危険ですが、より大規模な深層崩落の危険性も大きくなります。この場合、避難先もろとも崩れることもあるでしょうから、厄介至極…
SONYはフルサイズのEマウントカメラを発表しました。光学式のファインダーは備えません。光学屋を買収してのカメラメーカーとはいえ、本性は電気屋さんですから、当然の選択かと…
☆ 2013/10/16 未明から窓を揺らして騒がしかったのですが、9時過ぎには台風は通り過ぎました。大島元町では家が住人ごと何軒も流されたようで、川の傍は怖い… 吹き戻しの風は吹かないのですが、雲が厚く残っています。北の冷気をいっぱい呑み込んで、本性は温帯低気圧に変わっているらしい…
☆ 2013/10/15 台風が近づいてきて、暗く冷涼な朝です。午後には雨になりそう…
☆ 2013/10/14 ようやく秋が戻って来た朝です。今日は変動性の体育の日です。この連休は裏の小学校では毎日運動会…
☆ 2013/10/13 昨夜の天気予報ほど気温が下がらない朝です。今日も快晴で相当に暑くなりそう… 昨日は真夏日の中、孫の幼稚園運動会に駆り出されました。去年は小雨模様で寒かったのが嘘のような暑さです。やはり気候は確実に狂い出している… 台風26号は来週半ばに通過しそうです。これが通り過ぎると急に冬になったりして…
☆ 2013/10/11 台風は次々と発生していて、グアムの西で発生した最新の26号は列島南岸を通りそうな状況です。これが近づくと北の空気を引き寄せるので、冷気が戻って来そうです。それまでは連日季節外れの蒸し暑さでげんなり…
「K-3」の限定Silver版は11月末の発売になりそうな状況です。全世界2000台限定ですから、もうそろそろ打ち止めになりそう…
夕方6時の時点では、ヨドバシもビックも通販は「K-3」限定Silver版の予約を終了しています。足掛け4日で売り切りですから、結構足が速かった…
☆ 2013/10/9 台風24号が日本海を通過しているので強い風が吹いています。湿度も高くて蒸し暑い… 今日は腎臓内科と泌尿器科の受診です。悪くもならないが良くもならない…
昨日発表された「K-3」はなかなかの出来栄えのようです。ローパスレスなのに必要ならローパス効果も選べるという仕組みで、手ぶれ補正内蔵機構をとことん利用する賢さです。バッテリーグリップ付きSilver版も全世界2000台限定発売なので、全世界500台限定DA Silverトリオのユーザーとしては、当然こちらを選択…
☆ 2013/10/7 23号、24号と台風が次々に発生して、その影響が続きます。本体は遠く宮古島付近を通っても、列島上の前線を刺激して愚図つく天気が続いています。今日は夏が戻って来て蒸し暑い…
K-3の左側出っ張りには、端面にヘッドホンジャックが設けられるようですが、カメラにヘッドフォンを付けて何をしようというのか理解不能です。この大幅な膨らみには、もっと別の機能も内蔵していなければ必然性を感じられません。しかし、操作部分を大変更していることから、動画機能の増強に振った機種らしいのは明白…
☆ 2013/10/3 台風22号は東岸遠くを通って温帯低気圧になりましたが、熱気を残して行きました。相当に蒸し暑い朝…
PENTAXのK-3が噂されています。来週には発表される模様ですが、APS-Cなのでしょう。K-7以来の機体とさほど変更していない模様で、もしかすると、K-7用アルカスタイルL型プレートの共用が可能かもしれません。バッテリーグリップも共用なら有難いのですが… リーク画像によれば、AFモード切替スイッチの台座が薄くなっているように見えるので、オートベローズに縦位置で取り付け可能になっているかもしれません。しかし、おでこが大きくなってマウント周囲が狭くなっているのが心配… ミラーボックス左側に大きな突起が設けられていますが、これは秒8枚以上と噂される撮影速度を実現するための高速ミラー駆動用のモーター設置であると予想します。おでこの出が大きくなって同時にストロボ開口部も後退していることから、そのスペースに何らかのギミックを内蔵している可能性が高くなっています。GPSかな…
☆ 2013/9/27 台風20号が引っ張り込んだ冷気に充たされた朝です。20℃をだいぶ下回っていて肌寒いくらいです。いよいよ秋本番というところ…
ここ数日8枚玉のオークションが幾つか終了しましたが、1.6Kを超えた物もありました。程度の悪そうなものは6桁IDなのに5Kに届きませんでしたが…
☆ 2013/9/25 台風20号の影響で未明から雨です。気温は昨日の朝ほど下がっていませんし、湿気が多い… 今日は消化器内科の2ヵ月ごとの通院です。ピロリ検査もしてもらうかな…
☆ 2013/9/23 彼岸の中日は北東気流が入って冷涼な朝です。台風20号の影響でしょう。週後半には関東に接近か…
☆ 2013/9/22 曇っているせいか少し蒸し暑さが戻っている朝です。台風が次々と発生していますから、そのうちまた接近するかも…
☆ 2013/9/21 今月二度目の三連休です。依然として秋晴れは続いていますが、明日は少し崩れるかも…
☆ 2013/9/19 快晴が続きます。夜はすっかり秋です。今夜は中秋の名月が良く見えそう… 彼岸が近付いて曼殊沙華が咲き出しました。例年より数日早いようです。しかし、毎年彼岸に咲くとは何と律義…
☆ 2013/9/18 秋の空気はさわやかです。快晴の今朝も少しだけ涼しさが進んだ… 明日は中秋の名月です。朝鮮では旧盆の帰省云々と言うニュースが流れますが、8月15日が旧盆とは得心が行かない…
☆ 2013/9/17 台風が引きづり下ろした冷気に充たされた朝です。少し肌寒い…
☆ 2013/9/16 台風の強風が窓を揺らす音で目覚めた朝です。風は生温かく、不快です。昨日ほどの雨の降りではありません。暴風域も伴っていることから、直撃すると風害も心配…
☆ 2013/9/15 今日は昔だったら老人の日です。台風18号の影響で未明から豪雨が続いています。降り方は時間40mm近くでしょうか、小止みの時間もありますが、すぐに再開です。時々雷鳴もあって、こんな長時間の降りは今年初めてです。まだ風は弱いので横殴りほどではありませんが、谷間などは出水が心配です。雌山亭は武蔵野台地上なので、水害だけは無縁… 神奈川は各地で洪水警報が出されています。丹沢山塊にしこたま降れば、各ダム湖は大幅な水位回復になることでしょう。そうなれば冬季春季の水不足とは無縁になります。被害もあるのでしょうが、帳尻としては恵みとなりそう…
☆ 2013/9/14 熱帯夜ぎりぎりの蒸し暑い朝です。いよいよ台風の影響が近付いているのでしょう。亭主の予想では関東南岸をかすめて通る恵み台風となりそうです。雨だけしこたま降らせて、冬の水不足を解消してくれる…
☆ 2013/9/13 今日も熱帯夜ぎりぎりの蒸し暑さです。台風18号が発生して、週末の三連休は荒天の予想…
☆ 2013/9/12 今日はまた真夏日が戻ってくる予報です。熱帯夜ではないものの、ぎりぎりで少し蒸す…
☆ 2013/9/11 北東気流が入っているようで、細かい雨粒の雨です。秋霖…
☆ 2013/9/10 ようやく秋晴れになりました。冷涼な風が心地好い… ボタンを押さないとドアが開かない電車に乗りました。単線なので、何度も駅で対向列車をまったりと待つ…
☆ 2013/9/9 昨夜の雨の影響で湿気は多いものの、気温は下がっています。今日は晴れても真夏日にはならない予報…
☆ 2013/9/8 今朝もはっきりしない空模様です。蒸し暑さは相当なものですが…
待望の白地ステッカー「BELLOWS UNIT」が手元に来ました。ほとんど使用されなかったデッドストックに近いものです。この品は、雌山亭の蒐集品に収まって、これからも暫くは現役一線で使われることはないでしょう。 1961年1月作成の使用説明書が付属していましたから、半自動「AUTO TAKUMAR」の時代、つまり「S2」前期型の最も終り頃の製品だということになります。この年には全自動「AUTO TAKUMAR」の「S3」と「S2」後期型が発売されますが、1月ですから、それはまだ未発売でしょう。 この白地ステッカーのものが黒地ステッカーのものになるときに、「BELLOWS UNIT」は大変更されて全く別のものと言えるものになっていますから、「ASAHIFLEX」用から始まった「旧形式」のものとしては最晩期の製品です。白地ステッカーの初期には1本レールが折り畳めないのに「BELLOWSCOPE」という製品名称でした。 この製品以前の「旧形式」のものは、PENTAX純正の「マウントアダプターK」を使用したのでは、現役Kマウントカメラに取り付けて使用することは出来ません。カメラ側のマウント外径が小さくて、光漏れとガタが出てしまうからです。必ずフランジ付きの社外品を使用するか、間にドーナツリングを挟まなくてはなりません。余計な手間を要する品ということで、初心者向きではありません。実用にしたいと考える初心者は、必ず黒ステッカーのものを選ばねばなりません。
☆ 2013/9/6 ぐずついた空は相変わらずです。熱帯夜も続く…
PENTAXの「BELLOWS UNIT」シリーズの蒐集は相当に進んでいるのですが、現在知れている歴代の変異種のうち未入手になっているものの一つを入手できることになりました。白地ステッカー時代の「BELLOWS UNIT」と表記されているものです。これは「S3」とか「SV」の時代に売られていたものだと思われ、最終モデルの黒地ステッカーになる直前の、旧型の最終モデルだと思われます。これで残すところは、白地ステッカーの「BELLOWSCOPE」と表記されているものと、黒地ネジ止めプレートの「BELLOW UNIT」と表記されているものだけとなっています。前者は十分望みがありますが、後者の方はあまり期待が持てません。ロット数が少なかったものと思われます。 8枚玉の付いている「SP」2台は、どちらも10K前後にまで行きました。巷には鵜の目や鷹の目がうようよ居るのがよく分かります。以前だったら、亭主も参戦していたかも…
☆ 2013/9/5 夜明け前の至近な雷鳴と驟雨の屋根を打つ音で目覚めた朝です。台風17号がもたらした湿舌のなせる技ですが、秋への道程は難路ばかり…
昨夜終了したオークションで、8枚玉最晩期の品が16Kという値に跳ね上がっていました。欲しい人はいるもので、4人で競ったせいでの高値でしょう。出品者は8枚玉との認識も、その価値も知らない様子ですが、知ってる人は多いということか… また、これに参戦した連中が、今夜終了する他の8枚玉にも群がっていますから、こっちの方もそれくらいまで行きそう…
☆ 2013/9/4 夜明け前の雨音に眠りを破られる朝です。あまり気温は下がっていない… 今日は造影剤を入れてレントゲン撮影です。腎盂尿管の導通具合は如何に…
☆ 2013/9/3 一向に涼しくならない朝です。今朝は湿気が酷い… 武蔵の国東北部から下総の国西北部にまたがる地域が大規模な竜巻に襲われるなど、異常気象にどっぷりと浸かった日本列島です。これからどないになることやら…
☆ 2013/9/1 9月になっても熱帯夜が続きます。秋雨前線が西日本と北日本にかかっているのですが、北に湾曲しているそれは関東を避けている… 関東大震災のときにストレスを開放されなかった房総半島沖が危ないとのことです。ここでプレート境界型の地殻が跳ね上がる地震が発生すると、至近の九十九里浜を襲う津波の被害はいかばかりか…
☆ 2013/8/30 猛暑日が戻ってきました。湯の中で動くような午後でした。まだまだ秋は遼遠… この頃は、夏休み前後にランドセルの発注をするのだそうです。土屋鞄で納品は12月…
☆ 2013/8/29 安定した晴れは続かなくなっています。今日は持ちそうですが、週末には台風の影響も…
☆ 2013/8/28 すっかり秋の朝です。日の出も遅くなっているので、空が暗い…
DA Limitedシリーズがリニューアルされて、HDコーティングと円形絞りを採用しました。しかも「銀」と黒鏡胴の2本立てだと… これでいわゆるフルサイズカメラは少し遠退いた感濃厚…
☆ 2013/8/27 未明に激しい雨音がしていました。秋雨前線も今年は激しい…気温は一気に下がっています。秋の装いが必要に…
☆ 2013/8/26 昨日の雨がようやく涼しさを連れてきました。今日は大陸からの高気圧に覆われて来るらしいので、乾燥した空気になりそうです。エアコンのお世話にならなかった朝…
最近の流し網漁の収穫は純正ダブルレリーズとレリーズアダプターT3です。後者はプラグを汎用ベースのステレオ・ミニに付け変えなければなりませんが、たいした作業ではありません。プラグの在庫もたっぷりです。この二つを組み合わせれば、ほとんどのオートベローズを正しくオートで使えるようにすることができます。いずれの品も捨て値で網に掛かったので満足多し… 8月21日に後期高齢者の加山雄三ショーを見て、高齢者と納まっているのも忸怩たるものを感じ、暑くても手軽にできる小説書きでもと始めたのですが、50枚ちょっとで停滞中です。何枚にしたらいいのかも分からず、構想は完結しているものの、詳細部の構成に迷っています。起承転結で言えば承の半ばといったあたりなのですが、これを一話完結にするのか、続編を予定したものにするのか、迷いはイロイロ…
☆ 2013/8/25 朝から雨が降り出しましたが、気温は熱帯夜です。この雨は少し長引きそうな降り方…
☆ 2013/8/23 8月も下旬になっているのに熱帯夜の朝は止まりません。曇りですが蒸します。歯医者は今日で終わりそう…
今朝のニュースで安価な3Dプリンター開発に国が力を入れるという話題がありました。3Dプリンターはプラスチック製品などを金型を作ることなく複雑な形状に製作できる機器です。単品または少量製造に向いた製造方法ですから、既に廃版になった補修部品の低コストでの再製造に役立ちそうです。これを将来は金属製品でも作れるようにとの構想もあるのが凄い…
☆ 2013/8/22 昨夜の雨のおかげで少しだけ気温が下がっている朝です。でも湿った熱帯夜… 昨日の午後パシフィコ横浜国立大ホールで行われた神奈川農協開催の加山雄三+ワイルドワンズのショーを見てきました。出演の両者ともにすべて高齢者で、見ている方も対象が農協で年金受領している連中ですから高齢者未満は皆無です。杖が頼りの連中相手に、この劇場の構造は酷です。3階席まで5千人近く入る客席は8割以上埋まっていましたから、農協力恐るべし…
☆ 2013/8/21 昨日の天気予報は外れて、午後から夜にかけての期待の降雨は空振りです。今朝も暑さはコンティニュー… 先週の体調不良は回復しているのですが、今日は経過観察のための泌尿器科予約受診です。あれから背中の痛みは起きないのと、体温・血圧も安定して来ているので、残る心配は血液検査の数値です。午前中は通院ですが、午後は農協に貰ったチケットで加山雄三ショー見物にパシフィコへ…
☆ 2013/8/20 話題は暑さのことしかありません。今日も8時には30℃復帰… 関東から西は、多くの地方で渇水です。台風の通り道を太平洋高気圧が塞いでいるので、折角発生しても、みんな台湾から福建省へと流れて行ってしまいます。 そもそも太平洋高気圧が強いのも、台風など低緯度の低気圧群が熱くて湿った空気を盛大に上空に押し上げているからで、それが少し北方の日本南岸で地表目がけて押し寄せているからです。この悪循環は赤道近くが少し冷めないと断たれないのでしょう。9月に入ると台風が連続して北上する予感が頻り…
☆ 2013/8/19 盆休み明けの朝は人身事故で方々の鉄道ダイヤが乱れているようです。こう暑くては気力減退…
昼少し前の日盛りの道を歯医者まで行ってきました。街路樹の日蔭が有難い暑さです。暫くぶりで麻酔をして削り、紫外線硬化樹脂を詰めて終了です。歯医者通いもあと一回で終わりかな…
☆ 2013/8/18 熱帯夜の朝ではあるのですが、空気に秋を感じます。日の光が傾いていることと、湿度が下がっていることで空の色が青さを増しているからかも…
☆ 2013/8/17 8月も半ばを過ぎますと、日の出の時刻が駆け足で遅くなります。暦の上だけでない秋を感じるところです。今朝も熱帯夜…
亭主も参加することがある某巨大ネットオークションに、とんでもない業者がいることを発見しました。数日前からマミヤM645オートベローズを出品していたのですが、入札価格が低めに推移して低落札価格となりそうだと判断したのでしょう。直前でいきなり取消を行いました。その業者は、厚顔にもすぐに開始価格を大幅に上げて今夜終了で今日再出品したのです。出品から終了までが短いものは要注意ですぞ…ちなみに、オークションIDは「n127544858」で、業者は「出品マスター ゴールド」だとか…
☆ 2013/8/16 熱帯夜も暑い方で明けました。まだ雲の多い空ですが、日中はやはり猛暑になりそう…
☆ 2013/8/15 今日は定例の通院日です。先週のステント抜去の後の体調不良が気になってそれも予約外受診する予定です。それにしても外出は暑くてかなわん…
赤い上限の月が西空に落ちて、夜になっても少しも涼しい感じにはなりません。予約外診療ではレントゲン撮影もしましたが、白血球増加以外は異常所見は無く、少し安心です。抗生剤の処方と来週の様子見予約です。定例予約診察の方はこれまでと同じく蟹歩き…
☆ 2013/8/14 最高気温が各地で40℃を上回ったというのがニュースで流れるのを見るたびに、クーラーなど無かったころの、夏の日の情景が昨日の事のように甦ってきます。 勤め始めた最初の夏は事務室に冷房は無く、開け放った窓からの風と床置きの扇風機数台だけが頼りという環境でした。毎月5万枚送られて来る納税通知書のピークは月中であり、それを番号順にして100枚ずつの束にするのがその処理の取っ掛かりなのですが、机の上に1枚1枚並べ広げて番号順に整える作業は風が禁物で、扇風機は勿論のこと、窓から気まぐれに吹き込んでも小さな紙片を乱れ散らしてしまうので窓は閉めたまま、サウナ状態の中でひたすら次の束付け作業を願って手と目を動かす日々が思い出されます。東北出身者が多くいたので盆帰省で事務室は歯の抜けたような状態で、人出不足なのでより時間がかかります。束付けになれば窓を開け放てますし、扇風機も回し放題なのですから、その涼感は筆舌に尽くし難し…
☆ 2013/8/13 月遅れの盂蘭盆会は月の無い日々となって、満月前後の夜が前提だった盆踊りには向きません。街灯整備の都会ではどうでもよいことですが… 暑さのピークは過ぎようとしていますが、まだまだ猛暑…
☆ 2013/8/12 昨日の朝のように最低気温が真夏日ではありませんが、それに近い朝です。冷房が無ければ死にそうな暑さです。微熱が取れないので全身が少しだるい…
夜になって、暫くぶりで近くに落雷する夕立がありました。降雨の方はたいしたことがなかったのですが、少し離れた地域では時間50mm以上降ったところもあったらしい…
☆ 2013/8/11 茹だるような暑さが続いて、家の外に出るのは二の足も三の足も踏む状況です。不快指数極限… 一昨日のステント抜去のせいだと思うのですが、背中の鈍痛が昨日の朝から続き、鎮痛剤で消えるものの、発熱が続いています。鎮痛剤の服用二回でそれ以後今日は痛みがありませんが、体温の不安定状態は続いています。この熱の方は少し前から続いていた咽喉の炎症が悪化したせいかもしれません。腎臓の痛みは血の塊が尿に出たことで軽癒したのかも… 2月末から3月にかけての入院騒ぎのときも金曜日の日帰り手術後だったので、もし次があるなら金曜日は避けたい…
☆ 2013/8/9 熱帯夜も真夏日に近い温度だと朝からだるいです。今日も晴れて暑くなりそうですが、湿気も多そうな空…
昨日、横浜磯子の造船所で22DDHの1番艦が進水しました。この造船所は前型DDHの「いせ」と「ひゅうが」を建造したところです。艦名は「いずも」と命名されましたが、これは旧日本海軍軍艦名としては日露戦争に参加した装甲巡洋艦があります。DDHには旧国名を用いるのが慣習となっていることから、その流れから外れていないというものの、旧戦艦名から選ばれなかったというのが肩すかし的な選択と言えるでしょう。 しかし、伊勢、日向、出雲というのは古事記の中に出て来る神話に関係の濃厚な旧国名です。同型艦が既に起工しているということですが、その艦名が何になるのかということも恰好なミステリーになります。同型艦には旧軍艦名における同型艦の中から選んできた過去を重視すると「いわて」となるのでしょうが、これは旧国名ではありません。これで旧戦艦名から選ぶという慣習からは離れたことから、別の要素、神話繋がりとなるのか、あるいは別の意図を以って選ばれるのか、俄然面白くなって来た… 完成すれば自衛艦隊の旗艦とも位置付けられる新造艦に与えられた「いずも」という艦名に支那が反応していて、それは北支事変において第3艦隊旗艦として上海に派遣されたことに対してのようです。このころには既に旧式艦として海防艦に類別されていた、言わば味噌っかすの存在なのですがね…あまりな主観偏見排他中華思想の蔓延に呆れる外無し… この時には亭主の亡父も大陸沖に進出した新鋭空母「赤城」に乗り組んでいて、そのときの従軍記章が家にあったのを憶えています。 海防艦「出雲」は1万トン弱20ノット程度であり、昨日進水した「いずも」の2万トン30ノット以上というスペックとは比べ物になりません。アメリカ海軍の補助空母とでも言うべき強襲揚陸艦と同様な舷側エレベーターを初めて装備したことから、全通平甲板上の多様な同時連続運用が可能となるのでしょう。前型DDHの「いせ」「ひゅうが」が全通甲板上の2基のエレベーターは甲板のど真ん中にしかないのとは違う高運用能力が期待出来ます。アメリカの強襲揚陸艦と違ってドック型ではないので、尖閣など離島の防衛、奪回などにおいて上陸用舟艇の運用が出来ないという点で、点晴を欠くと言うべきか… この同型艦2隻が横須賀と呉に配備されると、今そこにいる「いせ」と「ひゅうが」は舞鶴と佐世保に移されるのでしょう。それでようやくとかく話題の多い「オスプレイ」を日本海、壱岐・対馬以南でも運用可能になり、それを成せば一朝時の対応能力が飛躍的に高まると思われます。日本は軍事攻撃以外にも自然からの攻撃、特に台風、津波など海からの猛威に常にさらされています。多様なこれに多様に対応できる能力を貯え備えるは孫子の兵法を待つまでもなく重要な課題です。国費の多様な需要の一端とするは必要事なり…
午後の尿管ステント抜去は予定通りに行え、抜いたままで1ヶ月様子を見ることになりました。レントゲンで見ながらステントを動かすと癒着もなくスムーズに動くそうで、前回のバルーン拡張手術の効果があるようです。このまま抜ければ病のデパートは商品が一つ減るのだが… 今回の尿道への内視鏡挿入はほとんど痛みもなく、尿道への経皮麻酔だけで行うこれの辛さは軽減しています。慣れの問題なのかな…
☆ 2013/8/8 ようやく太平洋の高気圧が本来の勢力になってきたようで、ここ暫くは真夏が続きそうです。今朝も暑い…
流し網に8枚玉タクマーがかかっていますが、レンズ玉表面に拭き傷があるとのことなので、よほど安くなければ水揚げするつもりはありません。特に希少なシリアル番号帯でもないし…
明日はステントを抜いて、5月に行った手術の効果を見るために造影剤を入れて検査です。その結果がどうなるかで先の方策を考えることになっています。朝は歯医者で午後はそれですから、えらく気忙しい…
☆ 2013/8/6 熱帯夜が戻ってきました。きのうの夕方から急に暑くなってきた名残でしょう。雲が多めながら晴れていますから日中は相当に暑くなりそう…
ここのところ漁の成果が少なく、小物や下手物ばかりです。手近な流し網だけでは埒が開かないので、遠くの宝の山への出猟が必要かもしれません。でも、暑さには弱いので出足は鈍い…
☆ 2013/8/5 8月に入ってから涼しい朝が続きます。ここ数日は湿度も下がっていて、過ごし易い… 今日は朝から歯医者の予約です。この春退職の随分前からあちらこちらが虫歯と悪くなっているので、悉皆手入れを済ますまでには長くかかりそう…
流し網に「レリーズアダプターT3」が懸かりました。これは「オートベローズ」をその看板機能であるオートで使うためには必要不可欠である「ダブルレリーズ」を今時のデジタル一眼で使えるようにするために便利な「キー」的部品なので、ある一定の価格以下なら悉皆水揚げすることにしています。その設定基準を大幅に下回る価格なので、至極ほくほく…
☆ 2013/8/3 北東気流が入って曇りがちの涼しい朝です。東北の梅雨明けはまだですが、関東も戻り梅雨真っ最中…
今、某巨大ネットオークションに8枚玉タクマー付きのジヤンクSPの画像(下の画像。)を使ったものが出品中ですが、その画像は実際の出品物と異なっているはずです。
出品業者の誤謬でそうなったのでしょうが、出品説明に8枚玉タクマーとは書いていないものの、画像で8枚玉タクマーと思い込んだ落札者とのトラブル必至です。今のところ高みの見物ですが、明日は我が身で、雑多な出品をする非専門業者物はこんな落とし穴もあることを学習…
このところ見続けている宮藤官九郎の「あまちゃん」を見終わって庭の木を見ると、蝉が一言…「ジェ」… この人のこの喜劇作品を見ると、江戸小噺を連想してしまいます。随所にこれでもかとくすぐりが散りばめられているのに、知っている人だけが気付けば良しとするがごとくに押し付けがましくなくて、絵面にギャグ漫画の手法を多用するも少しもくどく感じず、関西人喜劇のねっとりとした突っ込みのあくどさとは違う軽い風味があります。江戸地口の真髄を会得していると感じるのは持ち上げ過ぎかな…
☆ 2013/8/2 昨日は日中30度を超えて暑くなりましたが、今朝は熱帯夜ではありません。曇りですが日中は昨日のように暑くなるのかな…
☆ 2013/8/1 八月になっても梅雨空は続きます。経験として戻り梅雨はしつこいとの印象がありましたが、今年もあてはまりそうです。それでも関東は少雨なので底の見えつつある水瓶が心配です。これが回復するためには、ひたすら台風待ちなのかもしれません。 民主党という存在に亭主が見切りを付けた原因及びそれが脆くも凋落した象徴として、ダムなどいらないという不見識があります。ダムには寿命があるのですから、様々な弊害はあっても造れるところには造り続けるのが文明社会の宿命です。その文明社会を否定するなら、ダムなどいらないも、原発はいらないと並んで成り立つのかも… 亭主の住まいする神奈川の主要な水瓶の一つである宮ヶ瀬ダム湖も、遊覧船の一部航路が運休するほどに水位が下がっています。この宮ヶ瀬ダム湖も、出来たときには使い切れはしない過剰投資で無駄だと謗られたことを思い出します。視野の狭く、思慮の浅い人間はどこにでもいるということなり…
☆ 2013/7/31 相変わらずぐずついた天気が続きます。朝晴れていないと一日がうっとおしい… 昨日は両国駅前の江戸東京博物館へ行き、常設展を見てきました。下の会場の特別展は見たことがあるのですが、5階、6階の常設展は初めてです。 先に苦言を呈するならば、絵図や文書の掲示は照明が暗すぎます。読み取りが困難では掲示の意味が無い… 東京の展示では、以前使っていた東芝の電気器具が幾つも並んでいるので複雑な心境になります。電気ゆで卵機は出来て間もない川崎駅ビルの大売り出し福引の三等商品で貰ったもので、ほとんど使わなかった… 江戸を始めとする各種模型ジオラマはどれも労作です。これは一見の価値があると思いました。しかし、このためにこの大空間が必要かというと、それは微妙… 九尺二間の棟割り長屋というのが落語や時代小説などによく出てきますが、その実物大模型を見れば、実際の空間感覚が得られます。三方を壁一枚で隣家と接した四畳半一間の庶民生活の感覚も… ちなみに「棟割り」とは、屋根の棟、すなわち二等辺三角形の頂点で家の左右を仕切った造りのことです。この仕切り壁の左右に部屋を設けるから「棟割り」であり、九尺二間とは一戸あたりの大きさを表します。面積で言うと3坪になりますから、全部で六畳分です。この空間に四畳半と台所と入口を設けているのですから、押入れなどはありません。箪笥を置くスペースだって無いのですから、物を持つ余地はなかったことでしょう。 テレビなどの時代劇に出てくる裏店長屋は、まったくの嘘っぱちであることが分かります。あんなにも広い空間は、日銭仕事で糊口をしのいでいた当時の最下層の庶民が暮らしていたものではありません。板の間付きの貧乏長屋などありえない…
「14*****」台のレンズシリアル番号である8枚玉タクマーは、国内の画像ではほとんど確認できていないので、欠番か、外国画像で事例を見かけることから、輸出用の番号帯なのではないかと推理していたのですが、「149****」という個体を入手することになりました。「14*****」台終盤なので、「輸出用」との推理を補強するものではないのかもしれません。 これら最近急速に溜まりだしたSマウントレンズの蒐集品を置く場所に困っていたので、扁額式に掲示することにして安物のレンズマウントキャップを入手し、21個を千鳥に2段並べたのを作りました。扁額の板は幅200mm、長さ3尺です。ドアの上部小壁の幅に収まるので、この形式ならまだまだ設置場所に困ることはありません。レンズキャップはビス2本で板に固定しています。これが一仕事… 交換レンズは風通しの悪い暗い場所に置くと内部がカビる虞がありますが、埃の問題を無視すれば裸で晒して置くのが一番です。レンズキャップもしないほうが良く、絞りを開放にして光が中まで届くようにしておきます。レンズ面の汚れ防止のために保護フィルターをすれば万全です。扁額で掲示しても、月一程度埃取りのダスキンモップ掛けでもすれば無問題…かな…
午後になって12個目の8枚玉タクマー「1490899」が手元に来ました。亭主の分類法で「V期型」に属するものです。絞り環や被写界深度指標などが汚れて文字が変色しているので、分解して洗剤を使った洗浄が必要です。分解しないと確言は出来ませんが、「V期型」でも距離指標はピント環に直接印字されている初期型のようです。絞りリンクに潤滑不良による絞り作動不良がありますので、いずれにしても鏡胴の完全分解が必要です。光学系は内部に若干の汚れがあるので、これも洗浄が必要のようです。レンズ面には傷が見当たらないので、良しとしなければなりません。ジャンクの前期型「SP」が付いていますが、これは無価値…
☆ 2013/7/29 未明に降雨もあった朝は湿気が多くて不快です。ぎりぎり熱帯夜でもあったし…
☆ 2013/7/28 昨日宵の口の驟雨のおかげで熱帯夜ではない朝です。曇っていますが、日中は晴れてくるかも…
☆ 2013/7/27 久しぶりに朝から晴れています。熱帯夜でしたが少し湿気が減ったような…
☆ 2013/7/26 薄雲が広がっているので陽は出ても暗い朝です。今朝はミンミンゼミの初鳴きを聞きました。まだ6時前でしたが、起きろ起きろとばかりに喚いていました。眠眠蝉… 午後は歯医者の予約です。取れた詰め物の再構築で、今日が本固定の予定…
☆ 2013/7/25 暗い朝が続きます。湿度が高くて不快です。今日は晴れて真夏日になる予報ですが、まだその兆しはない…
この数ヶ月で急増した「Takumar」の置き場に困り、扁額をもう一つ作る計画です。今度は板を50mm増やして千鳥の2列に配置し、収容力を増やすつもりです。資材はほぼ揃ったのですが、板と安物のM42マウントキャップとの間に置くインサートの製作がまだ… これが計画通り完成すると、新たに21個までを掲示することができます。8枚玉タクマー、7枚玉タクマー、黄文字タクマー、マクロタクマーなど皆居場所ができそう…
☆ 2013/7/24 梅雨空が戻って来て、じめじめとした朝です。木の床を素足で歩くと最悪の感触です。今日も昨日の午後のような驟雨があるのでしょうか…
Q7のグリップゴム交換サービスが始りました。コンプリートキットを入手したので黒一色の佇まいなのですが、虎柄にしてもいいかなどと逡巡中… Q7はアルカスタイルプレートを取り付けたら左手のグリップが確実になって、ハンドリングが一段と向上しました。左側にリストストラップを付けたので、左手持ちの運用法が良さそう… そろそろKマウントアダプターを入手したくなっています。400mmを使って富士山頂に人が動くのを確認できそうな超々望遠の世界を体験してみたい…
☆ 2013/7/23 ぎりぎりですが熱帯夜が戻ってきました。小雨もぱらついて蒸します。戻り梅雨といった塩梅…
☆ 2013/7/22 少し蒸しますが、熱帯夜ではない気温です。猛暑はまだ来るとの予報ですが、当たって欲しくない…
☆ 2013/7/21 涼しさが続くので体が楽です。何となく秋の心境になってきますが…
横浜駅前の旧三越ヨドバシへ行くと、PENTAXのイベントをやっていました。カラバリはやはり見事…
☆ 2013/7/20 朝の涼しさが続きます。オホーツク高気圧の影響下にあるためですが、本来ならまだ梅雨明けしていないパターンです。 明日は参議院議員選挙投票日です。即日開票を取り仕切っていた遠い日々を思い出します。日が変わっても未明まで続く激務と、束の間の仮眠後の開票会場撤収作業…
☆ 2013/7/19 暑さが一段落したのと期を一にしてテンションが下がっています。夏バテかな…
☆ 2013/7/18 今日もぐずついた朝です。熱帯夜でないので楽ですが…
☆ 2013/7/17 熱帯夜には程遠い涼しい朝です。小雨なので湿気は多いのですが… 今日は腎臓内科と消化器内科の2診療科受診です。2週前の大腸ポリープ切除手術後最初の診察…
☆ 2013/7/16 北窓からの風が心地よい涼しい朝です。空気も乾いていて、昨日の朝とは大違いです。今日は真夏日にもならないかも…
PENTAXのカメラにセットレンズとされていた標準レンズ「Super-Takumar 1:1.8/55」および「Super-Takumar 1:1.4/50」の変遷についての研究を少々行っているのですが、次の時代の開放測光鏡胴および7層マルチコーティングである「Super-Multi-Corted TAKUMAR」へと移行する時期に、「Super-Takumar」という名称で開放測光鏡胴や7層マルチコーティングのものが作られていたことは、「1:1.8/55」については現物を手にして確認済みなのですが、「1:1.4/50」については、まだ実物を手にしていないので確信が持てていません。製品番号「37802」があることは既出資料により分かっていましたが、それがどのような姿の品であるのかは不明でした。 画像ではネット上で「43*****」ぐらいから開放測光鏡胴のものがあることは確認できます。しかし、それが単コートなのかマルチコートなのかは未確認です。「Super-Takumar 1:1.4/50」と「Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:1.4/50」とでは鏡胴構造が全く異なっていることから、この過渡期の製品がどちらの鏡胴構造をしているのかも知りたい点です。絞り環の形式からしておそらく新型鏡胴なのだとは思いますが…
アブラゼミの初鳴きを聞きました。ミンミンゼミはまだです。羽化の時期としては例年並みなのかも…
☆ 2013/7/15 未明にも降雨があり、路面の濡れている朝です。それでも熱帯夜は免れず、蒸して不快です。 今日は新暦の盂蘭盆会です。移動性国民の休日である海の日でもありますが…
☆ 2013/7/14 朝刊を取りに庭に出ると、ぬるま湯の中に出たような感覚です。多少風はありますが、暑さの一日となりそう…
昨日話題にした「766***」というシリアル番号の8枚玉タクマーを入手することになりました。「765***」という品は持っているですが、それとは少し違う形式の鏡胴です。亭主の分類法でいうところの「U期型」の鏡胴なのです。 「765***」は「T期型A」と分類しています。「978***」という品も持っていて、これは「T期型B」と分類しています。「U期型」と「T期型」の違いは絞り環の幅で、「U期型」の方が少し幅広になっているのです。 「766***」は「978***」より若い番号です。それなのに、より後の時代の鏡胴となっているのは不可解なことです。二個一を受けているのでなければ、「76****」台の番号帯というのは、試作品に対して与えられた番号という可能性が考えられます。その試作品が最近結構出土しているのは何故なのか…
上記「766***」の売主の話では、数年前に店を閉めたカメラ店から、閉店時に入手したものとのことで、やはり当時全国の販売網に見本として配布した非売品との観を深めました。閉店などにより市中に流出している様子もうかがえます。時代の流れの証人とでも言うべき品であると、感慨も頻り…
盛夏となって使わなくなった夜具を仕舞うために干していたところ、にわか雨に降られてしまいました。夏の空は油断がならない…
☆ 2013/7/13 雲が広がっているせいで保温されたのか、熱帯夜のレベルが高い朝です。街路樹の梢がそよとも揺るがぬ無風で、最悪… 世の中は今日から3連休です。各地で水の事故が多発することでしょう。木陰で憩うに限るべし…
10個目の8枚玉タクマーが手元に来ました。いわゆるU期型の分かり易い8枚玉で、全体に程度良好です。本当に頻繁に見つかるので、希少伝説は見事崩壊… 8枚玉タクマーにはレンズシリアル番号6桁のものがあり、そのうちの7*****台は76****しか発見されていません。これらは手持ちの765***がそうであるように被写界深度指標の零指標が赤棒に赤丸だと思っていたのですが、766***のものがU期型と同じ鏡胴を持っているものがあるのです。後の時代に飾銘板だけ二個一された可能性はありますが、試作品に与えられた番号である可能性もあります。本当に色々なものが出てくるものだ…
☆ 2013/7/12 明日まではこの猛暑が続くようです。日盛りの屋外に出なくても良い境遇を享受するのみ… 今年はまだ蝉を聞きません。暑さの日々が早く来すぎて羽化が間に合わないのでしょう。アブラゼミの演奏は、暑さには堪える…
古いベローズ装置の場合、蛇腹が劣化して折り目が裂けて崩壊したり、ピンホールが開いて光漏れしたりしているものがあります。機械部分は健全そのものでも、蛇腹に障害が出れば実用に堪えなくなります。この消耗品の蛇腹の補修部品としての流通は皆無ですから、折角の文化遺産がその製品生命を失うしかないのです。 製造元が倒産していて、今では新品を入手することの出来ない形式である丸レールの折り畳める「BELLOWSCOP」は、非常に軽量なことと、レールを折り畳めば非常にコンパクトになることから、現在でもその使用価値は高いのですが、肝心の蛇腹の状態が心配で、気軽に使うことが憚られます。補修用として蛇腹が供給されていれば、もっと気軽に使えるのにと思っていました。 先日蛇腹が崩壊している「BELLOWSMAT」を入手して、これを補修する必要が生じたことを梃子として、かねてから念願だった補修用蛇腹の発注を画策しています。その第一歩として、蛇腹メーカーに50個程度のロットで見積りを依頼していますが、製法としては2種類があり、型を起こして製造する方法だと型代に200K必要で、50個程度の製造だと単価は7K程度になりそうだということです。この方法では200個以上の製造でないと、現実的な単価になりそうもありません。個人の画策ではなかなか敷居が高い… 「BELLOWSCOP」や「BELLOWSMAT」、旭光学の「BELLOWS UNIT」など小林精機製作所がOEM製造したベローズ装置に使う蛇腹は、蛇腹断面が外幅50mm、内幅39mm、山々間11mmという寸法で、両端の取付部分を除く上下面の山が15で、左右面の山が14であればどれでも使えます。見積りはこれで依頼していますので、もう一つの方法で現実的な金額で見積りが出てきたら、50個発注しようと考えています。所蔵の品の補修用や予備用として12個は必要ですが、他は欲しい人に実費で頒布するつもりです。中古市場に登場する品で蛇腹が危ないものをよく見かけますから、需要はあると思うのですが…
☆ 2013/7/11 今朝も熱帯夜で、日中は猛暑となるのでしょうが、だんだん身体が慣れてきた感じ…
☆ 2013/7/10 梅雨明け10日の猛暑が続きます。今朝も熱帯夜で明けました。病のデパートには屋外活動は禁物…
「Q7」は亭主の操作する初めての背面モニター撮影機なのですが、やはりアイレベルファインダーの良さを感じてしまうシロモノです。明るいところでは何か写っているというレベルですから、MFをしようなどという気を起こさせません。軽量小型なので両腕を付き出しての撮影に支障は全く無いのですが… 「Q7」を使ってみて、あらためて他社の背面モニター撮影機を見ると、何でこんなにでかいの、と引いてしまいます。腕を突き出しての撮影は、「Q7」の大きさが限度でしょ! 「Q7」の背面に表示される2軸の水準器はえらく便利です。特に水平は遠景撮影には絶大の働きです。これなら脇が甘くても無問題…
「BELLOWSMAT」を軽く分解して、あおり機構各部の仕組みを確認しました。レンズ台座とカメラ台座のライズはいいとして、スイングの締め付け用と思われるクランクハンドルの方は、何の役にも立っていない感じです。捻じ込みシャフトの先端にバネ仕掛のブレーキでも付いていたのが無くなっているのかなどと悩んでしまいます。それとも組立のときに入れ忘れているとか…小林精機製作所の仕事なのだから、案外当たっているのかも…
新人「Q7」に、亭主の三脚システムと適合させるために2吋アルカスタイルプレートを装着しました。最も安価なのがSLIKだったのでこれを選びました。使い心地は、左手での指掛かり場所が増大して極めて良好です。また、片手で保持して付き出し、右手で持ったリモコンスイッチを用いての撮影が快適であることも発見しました。頭より上からとか、撮影アングルの多様性が取り柄となります。カメラがこれぐらい軽くないと出来ない業です。リモコンスイッチは手放せなくなりそう…
☆ 2013/7/9 熱帯夜が戻って来て、その上無風で高湿度というとんでもない朝です。今日は猛暑日となるかも…
昨日宮ヶ瀬ダムを見てきました。梅雨明けしたのに貯水量は明らかに少なめです。神奈川の水瓶大丈夫かな…
宮ヶ瀬へ行くと寄る店です。皿そばは1枚単位で追加できます。普通の人はあと2枚追加が吉かな…
午後になって「KOPIL」の「BELLOWSMAT」が届きました。マウントはM42プラクチカです。売主は折畳レールのセットの仕方が分からなくて蛇腹が伸ばせないと言っていましたが、太いレールは問題なく伸ばせて、レンズ台座も問題なく動きました。蛇腹は…使い物にならない酷さです。これを知っていたからとぼけていたのでしょう。幸い「BELLOWS UNIT」などと同じ50mm幅のものですから、他から追剥すれば解決できます。 蛇腹は仕様や経年による劣化が避けられません。将来に備えて、補修用を50個程度のロットで発注しようかなどと逡巡中です。 あおり機構各部の潤滑が不良で、作動が非常に固く、注油してようやく支障なく動くようになりました。
☆ 2013/7/8 風が全く無いので不快な朝です。熱帯夜はぎりぎり免れたのですが…
8枚玉タクマーというのは、案外に潤沢に中古市場に出てくるものです。発売後49年ということで、所有者の代替わりの時期となっているからでしょう。リサイクルショップ系の市場だと、売り手の側が8枚玉のことを知らない値付けが多いようです。 しかし、内部に繁茂したカビなどでクオリティが落ちて、市場に出す前に廃棄されている数も多いことが想像できます。カビは分解清掃で取れる物が多いのですから、モッタイナイ…
☆ 2013/7/7 梅雨明け後の最初の朝は熱帯夜2日目です。快晴なので日中は物凄く暑くなりそう…
Q7で初めて背面モニターでの撮影をしてみましたが、この方式の思わぬ不便が露呈してしまいました。これまでの機種のアイレベルファインダーなら視野内は-1ジオプターなので老眼でも無問題だったのですが、背面モニターを見て撮影だとそうはいきません。弱めの老眼鏡をかけなければぼやけるのです。裸眼だと腕を一杯に伸ばせばようやくぼけなくなるのですが、そんな姿勢での撮影は困難です。遠近両用眼鏡の常用を強いられそうです。これは困った… コンプリートキットに入っている2本のズームは、標準ズームは広角で伸びる2グループ式ズームで、望遠ズームは全長が伸びない4グループ式ズームです。ただし、沈胴式になっていて、撮影時に伸ばす仕組みです。これによって携帯性を高めています。これは良いアイデア…
☆ 2013/7/6 昨夜は蒸し暑さに今季初めてエアコンを動かして就寝しました。熱帯夜の始りなり…
新来の「Q7」は、電池の充電が終わって今朝初めて動かしました。フォーカスの速さはストレスを感じるほどではありません。手持ちでのMFは、現実的ではないのを実感します。両脇を締めて、ファインダーを覗かねばね…
真夏日となった昼下がり、午眠を破って届けられたのが9個目の8枚玉タクマーです。旧式飾銘板で分かり易い8枚玉… 光学系は極上のクリア、擦れの少ない鏡胴外観なれども、絞り戻りが粘っているという状態です。絞り羽根に油シミや汚れは皆無なので、原因はただ一つ、絞りリンクの潤滑不良です。分解してリンクの回転部、摺動部に少量の給油で完治する…はず…
関東甲信は梅雨明けしたとの宣言が出ました。気の早かった梅雨入り宣言といい、これまた気の早いことです。どうせ後で修正するからいいやとの魂胆か…
☆ 2013/7/5 激しい雨音に眠りを破られた朝です。梅雨末期の豪雨がやってきたようです。気温も高く、湿気は極大…
BELLOWSの蒐集を始めてからの念願だった「KOPIL」の「BELLOWSMAT」を入手することになりました。それもレールが折り畳めるタイプです。白ステッカー時代の品ですから、1960年以降の製造でしょう。ネジマウントですが、それがプラクチカM42なのかライカL39なのか、手元に来るまで不明です。どちらでもKマウントカメラで使えますから問題はありませんが… この「BELLOWSMAT」というのは、あおり機構が組み込まれていて、レンズ台座がスイングし、ライズ・フォールする以外に、カメラ台座もライズ・フォールするというスグレモノです。90度回して取り付ければ、チルトと シフトということになります。 折り畳みレールのコンパクトな構造の中に多種のあおり機構を組み込んでいることから、精度は期待できませんが、持ち出し易い装置であることが期待出来ます。 「KOPIL」というのは、旭光学や千代田光学精工、東京光学など多くのカメラメーカーの簡易ベローズ装置をOEM製造をしていた小林精機製作所の輸出用自社ブランドですから、国内の中古市場に出回ることは少なく、とうてい入手出来ないだろうと思っていたのですが、機会は訪れました。里帰り品かもしれません。予算の半分以下での入手ですから、かなりホクホク…
発注してあった今日発売のQ7コンプリートキットが届きました。7本のレンズ全部が入るポケットの付いた付録のカバンのえらく小さいこと… これから暫くは、公共交通機関利用の外出に持ち出すカメラはこれになりそうです。めっちゃ軽いんだもんね…
☆ 2013/7/4 気温の高い蒸し暑い朝です。今日は随分と久しぶりに7時過ぎまで朝寝をしてしまいました。やはり手術の影響はあるのでしょう。手術中は空気を大腸内に吹き込むのでそれが腸内に残り、膨満感はなかなか抜けません。結構放屁はしているのですが…
7桁レンズシリアル番号になってからの旧式飾銘板の8枚玉タクマーというのは未蒐集だったのですが、ようやく手元に来ることになりました。これで8枚玉は悉皆蒐集完遂だと思うのですが、さて… 昨日届いたマルチコーティングの「Super-Takumar 1:1.8/55」ですが、ピント環を回すとガサ音がしています。距離指標板の端の接着が剥がれていると見込んでいるので、分解修理が必要です。光学系内には問題点は見えないので、鏡胴内清掃だけで良さそう…
7桁レンズシリアル番号の旧式飾銘板8枚玉タクマーは手元に来ました。集め始めて2ヵ月半で8個目の8枚玉という記念すべき品です。全体に剥げの少ない良好な個体なのですが、この鏡胴に特有の欠陥であるヘリコイドのガタが少しあります。 これは亭主分類の中のU期型に属するものです。3万5千個ほど製造されたものと思われます。中古市場で見かける物は程度が良好なものが多いので、発売当時、オリンピック熱に浮かれてステイタスシンボルとして買ったものの、あまり使われなかったものが多いことが窺えます。これからも、暫くはこのような品が出てくるのではないかと予想しています。本当に、買うなら、今でしょ!…
☆ 2013/7/3 昨日の大腸ポリープ切除は無事終了して、今日午前中に退院できました。切除したのは4個で、一番大きいのは直径8mm弱という感じです。術中は軽い麻酔をかけていたのでほとんど痛みはなく、去年12月の検査の時より楽でした。これから毎年または数年おきに検査するつもりです。だんだん持病のデパート化が進むのかも…
「Super-Takumar 1:1.8/55」のレンズシリアル番号「4733566」を入手しました。マルチコーティングレンズが使われているという噂のあった番号帯のものです。全体の形としてはW期型に属するものですが、被写界深度指標の裏側に「LENS MADE IN JAPAN」の刻印が入っています。そして、確かに7層のマルチコーティングが施されています。「Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:1.8/55」の各レンズ面反射色とまったく同一ですから…
☆ 2013/7/1 曇っているので涼しい朝です。北東気流の支配下なので日中もさほど暑くならなそう… 明日は入院して大腸ポリープの切除なので、今日は乳製品や繊維質のものは食べられません。うどん、素麺などで、夜から絶食のつもり…
☆ 2013/6/30 気温は少し高めですが、湿気が少ないので、風が心地良い朝です。 久しぶりに庭にネジバナが咲いています。古今集に「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れむと思ふ我ならなくに」とある花です。
南天も花を付けています。
底紅の槿も咲いた…
☆ 2013/6/29 晴れてきましたが、湿気が多くて少し蒸し暑い朝です。今日の天気予報は目まぐるしく変わるとのことですが、さて… 来週は火曜日に入院して、懸案だった大腸ポリープの切除を行います。1泊2日の入院なので、事前に下剤処理してからの入院です。朝5時起きして下剤の大量飲用をします。去年12月の検査時と同じ…
☆ 2013/6/28 雨は降っていないものの雲が厚く暗い朝です。気温も冷涼という感じです。北東気流と南下している寒気団の影響…
「Auto-Takumar 1:1.8/55」W期型の絞りリンクと「Super-Takumar 1:1.8/55」U期型のそれを、比較のため分解してみました。同じ旧型鏡胴の始めの頃と最終の頃のものとでは、どのように変わっているのかが興味の中心です。 細かい部品を変更しているのは何か所もあるのですが、最も大きな変更は、マウント面から後方に飛び出している押しピンの部分です。当初はピンの後側が太い円筒になっていて、その端面が45度の角度に削られているのです。この斜めの面で滑りながら次のリンクを押すことで力の伝わる方向を90度曲げているのです。この部分は、最終型では既にL型リンクに置き換えられていて、部品点数や工作難度は増えるものの、作動抵抗の軽減が行われています。 また、絞り環の回転方向が逆になっているので、絞り羽根の回転向きや絞りリンクの向きなど、全て左右対称に置き換えています。この改変は大変なことだったことが分かります。既存の部品はすべて互換出来なくなるのですから… 「Super-Takumar 1:1.8/55」U期型に特徴的な点として、「A-M切替レバー」の形状があります。その前後の型においては単純な平面の板を半弧形状に成型しているのですが、このU期型だけは、ローレットの刻まれた操作面を広くする目的で、絞り環の上にまで張り出してかぶさる形状に成型されています。これは随分と機械加工の手間がかかるものと思われます。次のV期型で旧に戻されたのは、費用対効果からでしょう。 さらに、これら旧型鏡胴の特徴として、距離指標板がヘリコイド中筒に直接取り付けてあることです。「Auto-Takumar 1:1.8/55」W期型では円筒状の距離指標板がヘリコイド中筒に嵌合されているのですが、「Super-Takumar 1:1.8/55」U期型では板を接着剤で貼り付ける製造法に変わっています。この変更が何時行われたのかはまだ不解明です。貼付法は接着剤の劣化で距離指標板が剥がれて、ピント環を操作するとガサガサと異音を発します。これは新型鏡胴になってピント環に貼り付けるようになってからも同じ病原です。 こうして鏡胴分解を行ってみると、絞り環の回転方向を逆にしたのは、やはりピント環と回転方向を揃えるという動機しか見出せません。機械的に容易な方法を選んだという証拠も見出せません。誰かが誤った選択を行い、それを否とする力が不足していたということなのでしょう。しかし、最も大量に製造している標準レンズの中身を180度変更するという決断は、やはり大英断と言えるのかも…
事のついでに「Auto-Takumar 1:1.8/55」X期型も分解したところ、これはほとんど「Super-Takumar 1:1.8/55」T期型と同じでした。押しピンの仕掛も同じですし、既に距離指標板は貼付式になっています。つまり、この型からが大量生産の軌道に乗った型だということです。 これら旧式鏡胴のいいところは、分解組立にあたって無限遠と最小絞り開度の調整をしなくてもよいということです。そのかわり、それらが狂って調整の必要があった場合は結構難儀です。その点、V期型からの新式鏡胴はその調整が楽です。製造時の工程においては新式鏡胴の方が生産性が高かったろうと思います。
☆ 2013/6/27 雨は上がって雲間から日も射す朝です。気温は低め… 今日は2科診療の通院です。先月の手術の効果とステントの状態を調べるために、診療前にレントゲン撮影があります。2科の予約は午前と午後なので1日潰れる…
☆ 2013/6/26 梅雨空コンティニューで洗濯物の乾燥が問題となります。こんなときに浴室を乾燥室にするからくりもあるのですが、冬の予熱以外に使ったことがない…
午後になって「Auto-Takumar 1:1.8/55」W期型が届きました。絞りの戻りが悪いので、鏡胴を分解して調べると、絞りリンクの構造が「Super-Takumar 1:1.8/55」とは少し異なっていて、いかにも手作り然とした部品を組み付けています。ピンの構造も相当違っています。 また、絞り装置も完全分解をしたほうが良さそうな動きの渋さで、羽根に油が回っている訳ではないので、駆動部分の潤滑不良でしょう。全体に後の時代のものとはちょっと変わっている作りです。 この鏡胴は、確かに、走りながら日々改良を続けたというのにぴったりの中身です。いずれヘリコイドを含めて完全分解整備をすることに決定…
☆ 2013/6/25 どんよりとした空の朝です。ときどきぱらつきます。北東気流が南下している梅雨前線に沿って流れ込んでいるので冷涼です。まさに梅雨まっ盛り…
去年の10月から始めた「Super-Takumar」以前の標準レンズ研究・蒐集も佳境に入って、この9カ月で随分と蒐集個体数が増えました。念願だった半自動絞りも蒐集品に加わり、8枚玉タクマーや黄文字タクマーも複数加わっています。少し前から始めた恐ろしくたくさんあるバリエーションの系統整理も進みつつあります。これにより、ようやく全体像が浮かび上がり始めたという気分です。でも、悉皆蒐集は夢のまた夢…
☆ 2013/6/24 梅雨空が続き、暗い朝です。気温が低めなのは楽で助かります。今日は柴又とか押上とかに行くかな…
初めて柴又帝釈天に行ってきました。日蓮宗の寺なのが気に入らないのですが、一度は見ないと… 帝釈天題経寺の山門(二天門)は平安期の作と伝わる増長・広目の二天を安置し、明治期の建立ながら多くの精緻な彫刻に飾られた八脚楼門ですが、その両側にも門があり、これらはいずれも薬医門です。高麗門でないのだけは良しとしなければならないのですが、寺院なのですから、四脚門が相応しいところ… 二天門は軒の化粧垂木が傘垂木に組まれている凝った造りで、これに近年取り付けたと思われる門扉がえらく不相応です。蝶番で吊っているのではね… 門前町にある舟橋屋で元祖だという葛餅を土産に買い、高木屋に入って団子を食しました。3本の内のみたらしが醤油辛くて問題ですが、団子生地そのものは合格の味です。醤油は野田のキッコーマンであることが一口で分かるもので、これも気に食わない…醤油は何と言っても銚子のヒゲ田に限る… 帰りに押上で降りてソラマチを見物し、スカイタワーを根元で見上げて帰りました。長蛇の列に並んでまで展望台に昇る気力が失せていました。 帰宅後、葛餅を賞味しました。葛餅はこれまで本門寺門前池上駅前の浅野屋が断トツ一番と思っていましたが、その認識は変わりませんでした。池上にある3店の味の順位は、亭主的には浅野屋、相模屋、池田屋で、今日の亀戸天神舟橋屋は、相模屋より大きく劣る池田屋よりはましといったところです。あえて人に薦めるほどの味ではない…
☆ 2013/6/23 今朝も低温傾向は続いています。梅雨前線が下がって北の気団に支配されているためですが、北東気流が入っているので雲は取りなそう…
昨夜届いた半自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8/55」ですが、1958年「K」のセットレンズとして誕生しましたが、1959年「S2」の誕生で「K」が製造を終了したため1年の製造期間ですから、1万個には届いていないものと思われます。 まだ未分解で確かなことは言えないのですが、ヘリコイドは外筒と内筒が逆ネジの細目ネジ結合ではなく、ただの自由回転の関係のようです。ピント環を回してもそれが前後しませんから… レンズコーティングも薄いようで、ほとんど色が付いていません。レンズ玉が次の時代のものと寸法的に互換なのか、確かめる楽しみは多そうです。 鏡胴前部の繰り出される側にある絞り環は1段ごとの間隔が不等間隔の旧式のものです。最晩期には中間位置にクリックと・表示が付けられたようですが、入手した個体にはまだ付いていません。絞り羽根は10枚という贅沢さです。しかもF22まで絞れる… 中心に大きな「AOCO」印の入ったポリエチレン系の黒いプラキャップが付いていましたが、これが正規品なのか不明です。純正46mmUVフィルターも付いていました。これは前方から切欠きリング捻じ込みでガラスを押さえる方式です。 名は同じでも、後継者とここまで違うとは驚きです。後継の発売まで2年のブランクがあるのですが、その間に旭光学が行った苦闘は想像に余りあります。その後10数年に渡って現役だった完全自動絞り機構の創造に向き合った技術陣の労苦に拍手…
ノギスを手にして新旧の「Auto-Takumar 1:1.8/55」を計ったところ、前後のレンズ玉の見掛け径が違っていることが分かりました。特に後玉は1.5mmも旧の方が小さくなっています。逆に前玉は旧の方が若干大きい… コーティングのみならず、レンズ設計にまで大幅に手を入れているということで、同じレンズ構成が1958年から続いたという神話は大きく崩れました。1975年にKマウント化されて1977年に「smc PENTAX-M 1:1.7 50mm」に道を譲ったレンズ構成は、1965年開始のトリウムレンズからだということで、それより前のものとは連続性、互換性は無いということです。
半自動の仕組みは、銃の引き金・撃鉄の仕組みとまったく同じです。チャージにより逆鉤(シアー)でひっかけた撃鉄を引き金を引くことで外して、チャージしたバネの力で絞り込みを作動させます。引金(トリガー)にあたる部分がマウント部に出ているピンで、カメラ内の指がこれを押します。 全自動になると、このピンは絞り込みを伝達するリンクの一部になります。カメラから押される動きをレンズ内に伝達し、カメラから押されなくなるとバネの力で元に戻ります。絞り羽根は、カメラから押されないときは内蔵のバネの力で常時開放になるということです。この開放にしているバネの力を押し込むくらいの大きな力が必要なため、カメラ側の機構(指)の開発が難航したのでしょう。両者の外見はピンがマウントから出ているのは同じでも、その内実では物凄いからくりが働いているのです。瞠目瞠目…
これまで手にしたことが無かった1965年変更の「Super-Takumar 1:1.8/55」V期型を入手したところ、A-M切替レバー裏に刻印が始っているとばかり思っていた「37100」という製品番号が、実は刻印されていない、少なくともシリアル番号「1680833」には刻印がないことが分かりました。これがシリアル番号の若いものだけなのか、V期型全体がそうなのか、また新たな疑問が生じてしまいました。調べれば調べるほど泥沼に沈むように疑問が纏わり付いて来ます。これぞ板橋の呪いか…
☆ 2013/6/22 梅雨寒という感じで、夜具を重ねる夜更けでした。今日は晴れるのかな…
「Super-Takumar 1:1.8/55」と「Auto-Takumar 1:1.8/55」の関係が分かったような気がしてきました。「Auto-Takumar 1:1.8/55」は1961年発売の「S3」のセットレンズであり、「Super-Takumar 1:1.8/55」は、1962年に「S3」にレリーズタイマーを搭載した「SV」のセットレンズとして新たに誕生したのです。「S3」は「SV」発売後もしばらく併売されていて、そのセットレンズは「Auto-Takumar 1:1.8/55」だったようです。この2種類の標準レンズは飾銘板の表記以外は共通で、この時期頻繁に行われていた鏡胴意匠の小変更は共通に行われていました。このことから、両者は旧型・新型の関係ではなく、並列の先輩・後輩の関係であったと思われます。 それにしても鏡胴意匠の小変更は呆れるほど頻繁で、「Super-Takumar 1:1.8/55」だけの時期になっても行われていました。そしてついに絞り環回転方向の変更という大改変が行われたということです。 初の全自動絞り機「S3」のセットレンズとして「Auto-Takumar 1:1.8/55」が誕生したときに、それまでの半自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8/55」の名称を何ら変更しなかったのですが、鏡胴意匠はまったく別のものに変えています。それまで鏡胴先端部にあった絞り環を鏡胴後端に移し、その回転方向を逆の左回転にしています。開放位置が左端にしたのです。 この絞り環の回転方向の変更の意図は、ピント環の回転方向と揃えようというものだったのではないでしょうか。それならピント環の回転方向を逆にするという選択もあったのでしょうが、これはヘリコイドのネジ切りを逆にする必要があり、それより新たな機構の創設である絞り環の回転方向の方を選んだということではないかと推定しています。 この標準レンズだけが絞り環回転方向が逆というのは、不評を買ったのではないかと思われます。そのために絞り装置や絞りリンクの変更を伴う回転方向の変更を行わざるをえなくなったということなのだと思います。このときにもレンズ名称の変更は行われていません。 鏡胴意匠変遷の全容は、まとまったものとしては見当たりません。それをするためには変異種の悉皆蒐集などが必要なのですが、それは極めて困難です。次善の策としてこの変遷に興味を持つものが、それぞれ知見している変異に付いて情報の発信をするということがあります。断片であっても拾えれば、それを綴り合せることでいずれは全容の解明に近付けるのではないかと…
半自動絞り「Auto-takumar 1:1.8/55」が到着しました。早速K-5に取り付けて撮影しましたが、解像度はまあまあなものの、なんだかカラーバランスが変です。カメラが悪いのか、レンズのマウント径が小さいのが原因なのか、レンズの特性なのか、暗くなってきたのでまた明日… この半自動絞り鏡胴は絞り環がまだ不等間隔刻みで、次の完全自動絞り鏡胴は等間隔刻みにもしたのですから、そのからくりの工夫は並大抵では無かったと思います。完全自動絞り化は最小絞り22を犠牲にし、絞り羽根枚数も10枚から結局6枚へと減らしてようやく成立させるなど、払った代償は相当なもの…
☆ 2013/6/21 昨日からの低温傾向が続く朝です。雲が低くて暗いのですが、雨は降っていない…
「1:1.8/55」の系譜をたどる遼遠な旅は一歩進んで、「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」を入手できることになりました。「K」のセットレンズとして誕生した半自動絞りの機種ですが、その前身はプリセット絞りの「Takumar 1:1.8 f=55mm」です。こちらの方は製造数が極少なく、幻と言われているので到底到達できる望みはありません。 「Auto-Takumar 1:1.8 f=55mm」はその表記を「Auto-Takumar 1:1.8/55」と変えていて、そのレンズ名称は次の完全自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8/55」に受け継がれています。 この完全自動絞り「Auto-Takumar 1:1.8/55」にしても、絞り環の指標に中間絞り「・」の表記があったものや、被写界深度指標に1.8や11の記載がある煩雑なものなど幾つかの変種がありました。内部構造も色々と変更を加えているのかもしれません。分解して比べてみないと分かりませんが…
大分以前に分解整備したので内部の詳細を忘れていた「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」を分解して、「Super-Takumar 1:1.4/50」最終型との違いを見比べました。最終型の絞りリンクに付いている用途不明の穴は次の開放測光鏡胴のためのものと見当を付けていたのですが、これは外れたようです。直接の先祖ではありませんでした。そうなると、改めてこの穴の用途が気になります。別の形の開放測光鏡胴を準備していたのかもしれませんね…
☆ 2013/6/20 少し気温が下がっている雨の朝です。梅雨前線が下がり、北の気団の勢力下に入ったためでしょう。外に出ると少し肌寒い…
先日相次いで入手した「Super-Takumar 1:1.4/50」の最も初期型と最終型を、比較の意味も込めて平行して分解しました。8枚玉と7枚玉ですからレンズホルダーが違うのは当然のこととして、絞り装置を組み込んである内部鏡胴もまったく寸法が異なっていました。互換の要素は皆無です。 鏡胴にしても、互換出来るものは皆無です。ヘリコイド装置の構造も全く異なっています。ここまで違うと笑ってしまいます。 最終型の方の絞りリンクは、A-M切替を動かすリングに、次期開放測光鏡胴に設けられた「馬鹿者対策」ピン機構用の穴が設けてあります。これが最終型全体に使われていたのかは不明ですが、ヘリコイド装置が異なる開放測光鏡胴のための部品が使われていることから、もしかすると、このマウント台座は開放測光鏡胴と互換性があるのかもしれません。検証が必要な疑問が生まれてしまいました。組立の出来ない日が続くことに…
「Super-Takumar 1:1.4/50」と「Super-Takumar 1:1.8/55」は、レンズ名称は同じでも変種が多いことが知られていましたが、その概要が次第に分かってきましたので、それぞれ別室にその変種のあらましをまとめています。これからも知見があらたまれば書き換えて行こうと考えています。変種の悉皆蒐集も遼遠な目標に…
☆ 2013/6/19 最低気温が夏日の朝です。南風が強く、湿った風が吹き込みます。雨はまだですが雲が厚い…
断片的な知見だけでは流れはなかなか見えて来ないものです。断片が幾つか繋がることで一気に全体像に近づくこともあります。こつこつが大事、興味が大切と思うこの頃…
☆ 2013/6/18 6月も後半に入って蒸し暑さが加速しています。依然として降雨量が少ないのは非常に問題…
昨日話題にした被写界深度指標の零指標の形ですが、他のタクマーでも変更が行われています。その時期がいつなのかは断定できるだけの資料が不足しているのですが、手持ちの「Super-Takumar 1:1.8/55」U期型には「赤菱型」が使われていて、T期型は「赤丸に赤線」です。U期型は1963年ごろから販売と思われますので、1963年から1964年にかけてが変更時期と推定できます。 確かに、両端が尖っている菱形零指標は、距離と絞り値の両方を指し示すものとして理に叶っています。統一したレンズ鏡胴意匠を取り続けていたように見えても、細部については不断の改良を続けていたということです。 この零指標変更から推定できることとして、「765***」8枚玉タクマーは、発売より相当前の時期に製造されたということです。これがセットレンズとされた「SP」のプロトタイプがフォトキナに発表展示されたのは1960年のことでしたから、1961年に完全自動絞りが世に出るより前のことです。そのころから「1:1.4/50」という交換レンズ設計・製造は進んでいたことが推定できます。試作鏡胴は、当然当時の鏡胴意匠と同等なものだったということでしょう。
「Super-Takumar 1:1.4/50」の鏡胴構造を元にして1965年に改良されて誕生した「Super-Takumar 1:1.8/55」V期型ですが、当初のものは製品番号が「37100」でしたが、これもシリアル番号「2******」のあたりで設計変更を行って「37101」になっています。このときの変更では、絞り環の1段あたりの移動量を少なくしているのです。そのときに絞り環表示から「2」を省略しているのは、表示スペースが不足したからでしょう。 また、この時にA-M切替レバーの指標を「AUTO」と「MAN.」に変更しています。この辺は「Super-Takumar 1:1.4/50」W期型がX期型に変わったのと同じ設計変更手法です。時期も同じだったのでしょう。当然、絞りリンクも変更しているのでしょうから、互換性は失われているものと思われます。 この絞り環の移動量を少なくした改良が何のために行われたのかということに興味が湧いてきました。開放測光鏡胴開発の前段階だったのだろうというのが現在の推測ですが、当たっていそうな気がしています。
夜になって「Super-Takumar 1:1.4/50」X期型が届きました。絞り環などの表示文字が黄ばんでいる以外は中々程度の良好な品です。 しかし、ヘリコイドに少しガタが出ています。原因は、恐らく外筒と内筒を連結する2枚の摺動板の取付ネジが緩んでいるためでしょう。この故障は結構多発するようです。しっかりと締め付ければ完治するはずですが、完全分解しないとそこまで辿り着けない… あとはW期型を入手する必要があります。製造数が少ないのでなかなかの入手難なのですが、7枚玉の始めを調べねば、系譜の連続は辿れない…
☆ 2013/6/17 今日も暑くなるような予感のする朝です。真夏日になるのかな…
昨夜、7個目の8枚玉タクマーが届きました。全体に手擦れが多い鏡胴ですが、レンズ玉外面に傷はありません。しかし、内部に若干カビらしき汚れが見えるので、完全分解整備が必要です。絞り環など各印字が黄ばんでいるので、これも洗浄が必要な状況です。 6桁シリアル番号としては2個目です。残る8枚玉タクマーの蒐集対象としては、7桁初期の「R」付きかな…
こうして写真にして見ると、気が付くこともあります。被写界深度指標の零指標が菱形ではなく、赤丸に赤線です。「97****」は菱形ですから、その間でも変更が…
☆ 2013/6/16 屋根を打つ大きな雨音で目覚めた朝です。風は無いものの、雨粒が大きい…
昨日の「1000773」と「765957」の組み合わせの品は、一般個人のコレクターから出た品とのことでした。相続人による整理でリサイクル業者に渡ったのでしょう。確かな由来は分からず仕舞いになりそうです。
8枚玉タクマーと7枚玉タクマーを見分ける見所として、被写界深度指標にある赤外指標の赤線の位置があります。また、それは初期においては「R」も刻まれていました。この「R」が刻まれたのがレンズシリアル番号で何番までだったのかというのも、まだ確定的ではない疑問です。7桁になっても刻まれていたのですが、「1063588」ではすでに「R」は省略されています。これも事例の蓄積が必要な疑問なのです。
☆ 2013/6/15 朝から蒸し暑く、いよいよ本格的な夏の到来…
場違いなフィールドで見つけた品が、もしかすると、とんでもない掘出物の可能性があります。「SP」はシリアル番号「1000000」から始ったという説があるのですが、それが「1000773」の品なのです。 つまり製造開始から773番目あるいは774番目のものだという可能性があります。当然のことながら、これに組み合わされているセットレンズは「Super-Takumar 1:1.4/50」であり、そのシリアル番号は「765957」という6桁8枚玉です。 そもそも6桁8枚玉は、これまでに「76****」と「97****」しか発見できていません。この2種類しか作られなかったというのが亭主の仮説です。組み合わされている「SP」のシリアル番号と勘案すると、「76****」 というのがこの交換レンズに付番された最初のシリアル番号帯であることは確実なように思われます。 中古市場に出てきたこの品の由来を問合わせ中ですが、恐らく地方の廃業した写真館とか写真機店の整理品ではないかと思われます。そうだとすると、1964年7月の発売前後に販売網に頒布された試供品、販拡展示品であったのかもしれません。そうだとすると、このシリアル番号帯は非売品として作られた可能性が高くなります。
「 Q7」は、魚眼とトイレンズ2本については、そのイメージサークルに合わせてトリミング記録する機能を持っているようです。魚眼が対角180度になるわけではないようです。残念…
☆ 2013/6/14 細かい粒の雨が降り続いている朝です。台風崩れの低気圧が関東南岸に停滞しているせいですが、これは明日まで続く予報です。しかしこの台風は、水不足にはあまり役に立たなかったようです。利根川の上流地域に降らねばね…
「Q7」は「Q10」の後継というより上級の位置付けとのことで、1/1.7のセンサーに換装するとのことです。もともとこのサイズを予定した交換レンズ群ですから、こちらの方が合理性の高い焦点距離です。魚眼レンズも対角180度画角になりますから… 7本の交換レンズ群すべてをコンプリートしたセットを販売するとのことですが、カメラと全ての交換レンズを格納できる専用バッグが付くとのことです。Qシステムを買うなら、「今でしょ!」…
リアルな考古学における旧石器の出土にも相当するのが、カメラ考古学における試作品や限定品の出土です。発売前に評価や広報のために限定的に配られた品や、何らかの記念品として数量限定で作られたものなどです。これらは興味の無い人にはただの石ころ、無価値に近い古物ですが、考古学者にとってはかけがえのないお宝です。特に前者は販売ルートに乗らなかった品ですから、中古で出土するのを待つしかないのです。所有者の死去などその由来が失われないと出土しにくいというものですから、探して見つかるものではありません。しかし、探さないと見付けられないということで、ただただつとめるのみ…
「Super-Takumar 1:1.4/50」W期型の後玉問題の解決になるかと足掻いて、「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」から部品取りして保管していた後玉と入れ替えてみました。外径寸法的にはぴったりなのですが、出てくる画像はソフトフォーカスです。屈折率が微妙に異なっていることは明白で、互換性は無いことが確認できました。やはり全く別の光学設計なのです。
☆ 2013/6/13 台風は熱帯低気圧に変わりましたが、関東南海上に居座る状況で、風は弱くても雨はしこたま降りそうです。これで神奈川の水瓶丹沢水系には慈雨になるでしょう。奥多摩奥秩父水系にも慈雨となるものの、広大な利根川水系に慈雨となるのかは微妙…
「Super-Takumar 1:1.4/50」W期型のレンズ清掃は、前玉の黴痕については洗剤によるぬるま湯洗浄で綺麗に取れました。しかし、後玉表面の指跡は取れません。それが瞬間接着剤なのか、エポキシなのか、剥離に難航しそうです。 この分解整備で色々なことが分かりました。鏡胴の構成部品にT期型・U期型との互換性がほぼ皆無であること、前群レンズ玉もまったく別物であることなどです。後継の開放測光鏡胴との関係でも互換性が無いので、独立した存在なのが分かりました。フラグシップセットレンズの存在だったので、常に最良を求めて手を加えていたのかもしれません。 「Super-Takumar 1:1.4/50」に関する興味として残るのは、6桁8枚玉の真実解明です。資料の開示でもないかぎり、これは事例の蓄積でしか進まないのでしょう。とにかく発掘、発掘…
細かいことですが、絞り環の幅が変わり続けていることに興味を覚えます。T期型が5.5mm、U期型が6.5mmだったものがV期型・W期型で7.5mmです。V期型・W期型はローレット部は6.3mmぐらいですが、後側にフランジ部が付いて7.5mmになったのです。この絞り環幅の拡大はこの後も続いて行きます。 絞り環の幅広化は、操作性の改良が目的だと判断しています。幅広にすることでマウント面から距離を置き、操作する指の窮屈さを緩和して行ったのでしょう。輸出先からのクレームがあったのかもしれません。白人のごっつい手指に繊細な操作は向いていないとか…
PENTAXは7月5日発売の新型カメラを発表しました。「Q10」の後継「Q7」と「K-30」の後継機「K-50」です。カラバリは継承するので、賑やかさはコンテニュー… 「Q7」のレンズコンプリートモデルが1000個限定で出ます。黒仕様でレンズも黒にしたものが多いようです。120Kぐらいだそうです。 また、海外のみ発売で「K-500」というのも出すとのことです。これは「K-50」の簡略化バージョンで、国内販売はしないとのことです。当然の選択でしょうね…
☆ 2013/6/12 台風3号は理想的な動きをしています。本州に近づいて次第に衰え、しかも長逗留しそうな状況です。梅雨前線を押し上げ、刺激して大量の雨をもたらしてくれます。これで水不足は大いに緩和されることでしょう。しかも気圧が高いことから風が強くなく、弊害の風害が少なくて済みます。こんな台風なら大歓迎…
このところ「Super-Takumar 1:1.4/50」の市価が高騰気味で、亭主が物色しているV期型、W期型でも設定予算を超えることがほとんどで、希少8枚玉の相場になるものもあるほどです。確かに出土数は開放測光鏡胴のものより大幅に少ないのですが、マルチコートではないのにこの人気は何としたことぞ… "考古学者"亭主の"発掘研究"に基づく仮説では、6桁8枚玉は「76****」と「97****」しか存在しない、それらは1964年7月の発売前に広報用や販拡用に作られ、内外の販売網などに配られた非売品というものです。現在これらが中古市場に現れることがありますが、その辿って来た経歴に興味が湧いています。 このような販拡用機材は店頭に置かれて試用品とされたり、ショーウインドウに飾られたりした後に、次期機種の登場と共に関係者に下げ渡されることがあったのかもしれません。それらが時を経て中古市場に出てくるのでしょう。
昨日入手した「Super-Takumar 1:1.4/50」W期型の分解を始めました。内部鏡胴をヘリコイド内筒に押さえ付けている3本の小ビスがマイナス頭になっているので、途中で業者によるレンズ整備を受けていることが明白です。まだレンズホルダーの分解はしていませんが、ネジ緩み止めを施しているので無水エタノールで事前の溶解が必要でしょう。前群の端に黴痕があるのが気になりますが、それが前回の整備の目的だとしたら、取れない可能性もありそうです。 レンズ玉に関するもう一つの問題点としては、後玉後面に接着剤の付いた指で触った痕が残っていることです。無水エタノールやベンジンでは除去出来ないので、トルエン、キシレン等の溶剤を用いるなど別の方法を試みなければなりません。厄介… この個体入手の主たる目的は内部構造の検証ですから、外部の傷やレンズ玉のトラブルは問題外のことです。後群の貼り合せレンズ外径が開放測光鏡胴のものとは異なっていることが確認できました。やはり互換性はここで断たれていました。 開放測光タクマーはKマウントとレンズ玉の互換性があります。同じくマルチコーティングですから、相互に部品取りが可能ということです。 これから検証することは、T期型・U期型と内部機構についてどれくらい互換性があるかということです。ヘリコイド装置が互換出来れば嬉しいのですが…
前群のレンズホルダーを取り外して、T期型・U期型のそれの全長と比べたところ、かなり長くなっていて、まったく互換性が無いことが分かりました。つまり、「Super-Takumar 1:1.4/50」というのは、レンズ構成という観点では、その後の「1:1.4/50」の系譜とは連続性の無い存在であることが分かりました。単に形式が類似しているというにすぎないということです。 ヘリコイド内筒の内径も異なっていて少し大きいので、まったく互換出来ません。完璧に別物であるということです。V期型はどうなのかという疑問と興味は残っていますが、今高騰しているそれを入手するところまではモチベーションが無いかも…
☆ 2013/6/11 台風が接近して梅雨前線を刺激するという構図が現実的になってきました。今週はずっと雨の予報です。まだ大した降りではありませんが、農作物のためには雨は必要…
PENTAXは「K30」と「Q10」の後継機を近日中(恐らく今週中)に発表するようです。7月初旬発売で今年のボーナス狙いでしょうが、カラバリコンビの活躍は賑やかでよいよい… 「K30」の後継は「K50」という名になるようです。ペンタハウスのハンチングを止めて、「K5」を少し丸めた感じにするようです。庇が無駄に出張っていると絞り値の確認に不便ですから、それを改善するのは大賛成です。 「Q10」の後継機は「Q7」という名になるらしく、撮像素子を「1/2.2」から「1/1.7」へと拡大するのだそうです。これで交換レンズ群がより広角側にシフトするので使い易くなりそうです。既存交換レンズ群全てと組み合わせたコンプリートセットも販売するらしく、特製カバン付きなのだとか…シャッター付きKマウントアダプターが売れそう…
黄文字タクマーU期型と7枚玉タクマーW期型が届きました。黄文字は程度良好なれど、7枚玉は惜し気なく分解検証出来る程度です。まだ外径の計測しかしていませんが、ピント環、絞り環共にT期型・U期型より少し太い…
☆ 2013/6/10 雲が厚く暗い朝です。室内には暑かった昨日の熱気が残っていて、屋外の空気が冷たく感じます。例年なら今頃が梅雨入り宣言の時期なので、そろそろ雨の日が続くかな…
1962年に「S2」のセットレンズとして始った黄文字タクマーは、開放測光ゴム巻きピント環の「SMC TAKUMAR 1:2/55」まで続いたようですが、それは輸出専用機のセットレンズだったらしく、国内にはほとんど出現しません。もしあれば里帰り品ということになります。このシリーズも悉皆蒐集の候補か… 飛び石となっていた黄文字タクマーU期型も入手の運びとなりました。内部鏡胴をアルミ化してT期型より大幅に軽量化しているのかどうかが調査対象かな…
昨日の散歩は暑さでひよって、新装ららぽーと内悉皆検分に変更しました。日曜とあって普段行く平日の比ではない人出で、毎日これなら、どの店も潰れないのにと感慨ひとしおです。新規参入も多く、特に1階は配置換えを含めて大変動です。沖縄の専門店も出来たので、ソーキや海ぶどうもあるでよ… 途中ハンズでレンズホルダーにレンズ玉を固定するソケットを回すのに具合良さそうな瓶蓋回しゴムを物色して、ペットボトルも対応のものを見つけて入手しました。小径から大径まで対応の仕掛けが付いていて、ゴムが軟らかめなのがよさげ…
☆ 2013/6/9 昨日台風を話題にしたら早速フィリピン海に発生しました。しかも日本来襲コースの予報です。これぞ言霊のなせる業なるべし…
ようやく縁遠かった「Super-Takumar 1:1.4/50」W期型7枚玉を入手できることになりました。程度は期待できないのですが、目的はT期型およびU期型8枚玉との構造の違いを知るため、それらのための部品取り要員になるのかを確認するためですから、ひたすら安価であるのが取り柄… 期型別の比較研究用としては、V期型の入手も課題になっています。なぜか最近価格が上昇気味で、設定予算では入手に至らないことばかりです。V期型から始まった製品番号の刻印が3種類との説があるので、もしかするとX期型も存在している可能性もあり、フィールドワークは前途遼遠…
☆ 2013/6/8 来週は暑い日が続く予報が出ています。水瓶が大分少ないようなので、このまま空梅雨になるようだと、8月の水不足が危惧されます。超高性能な揚水ポンプである台風襲来を願望するのは不謹慎か… 台風と言えば、今年は1月と2月に1つずつ発生した以外は、現在まで発生していません。この状況は過去にも類似があって、その年は発生総数が20個に到達しないことが多いようです。なので、今年もそうなる可能性があります。7月に台風が無かった年は無いので、期待はできますが…
昨日入手した呉工業の「ドライファストルブ」を、部品取りしてある「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」の内部鏡胴内の絞り装置に吹き付けてみました。溶剤が気化すると、絞り羽根は何ら粘ることなく作動します。絞り羽根表面に不均一な塗布痕が残るのが難点ですが、性能的にはまったく支障がありません。油脂の混入などで絞り羽根が粘った場合、分解しないで絞り装置全体をベンジン漬けにする方法がありますが、その後の潤滑に使える性能です。絞りリンク部のベンジン漬け洗浄後の潤滑にも使えると思われます。使える道具が増えました。
☆ 2013/6/7 ようやく梅雨が戻って来て小雨の朝です。湿気が多いので、気温の割に不快…
時々ポツンと雨粒が落ちる不安定な天気に四季の森散歩を切り上げ、近くのホームセンター内散歩に切り替えました。以前掲示板の書き込みで教えていただいた「ドライファストルブ」を見つけて仕入れました。速乾性フッ素コーティングによる潤滑なので、埃を呼ぶことなく長期潤滑が可能なようです。いずれ絞り羽根潤滑に使えるか試さねば… 同じく片側が尖っている綿棒も併設の100円ショップで見つけ、これも仕入れました。狭いところの清掃に役立ちそうです。
RMSマウント用アダプターKは所持していたものの、それに取り付けるRMSマウントのレンズは未所蔵だったのですが、ミノルタの「BELLOWS MACRO 25mm 1:2.5」を入手しました。
これで使い道が出来た。
☆ 2013/6/6 梅雨はまだ戻らないものの、気温・湿度は高めです。雲が厚くて暗い朝… ホトトギスが夜中に啼いて、安眠を妨害しています。その声を聞くと、ウグイスの雛が巣から落とされている図を想像してしまいます。近所の林間ではウグイスの啼き音も盛んですから、当然ホトトギスの雛はぬくぬくと育つ…
☆ 2013/6/5 梅雨の中休みは続きます。今朝は少し気温が高く、空の色も湿気が多そう… 今日は9時30分予約で通院です。事前に採血検査があるので、それより1時間早く行きます。なので朝食抜き…
大腸ポリープの切除は1泊2日で実施することになり、7月2日(火)に決まりました。自宅で事前に下剤(ムーベン)を飲まなくてはならないので、朝4時起きして、2時間かけて2リットル飲み干さねばなりません。10時入院のために9時半には家を出るので、それまでに全部出さねば…
発掘考古学は着々と成果を上げていて、今日のフィールドワークでも鶴嘴の先に手応えがありました。こんなにゴロゴロ出て来るようだと、河原の石と左程変わらないかも… 恐らく今が発掘の好機なのかもしれません。所有者の死によって、その仕舞い込まれた愛蔵品は処分され、リサイクル業者などに渡って市場に湧き出しているのでしょう。あるいは無知な相続者によって市場に直接出される例も多いようです。正しい価値を知らない売主からこれまた知識の無い飼い主に安価で渡って、その保管常態からしてやむをえない黴の除去のための生半可な分解を無闇矢鱈に受けて毀損されるのは最悪です。 地方都市などでは、フリマや下取り処分品のジャンク籠に混入しているケースが多いようです。そんな中から掘り出せれば、まさにお宝ですが、目のある人に取り上げられるばかりではありません。 発売時期が49年前というのが重要な点です。この時に53,500円出して「PENTAX SP」が買えた人は、若くても30歳前後でしょう。それもほとんどが男です。この世代の人は現在寿命を迎えているわけで、その所蔵品が中古市場に出てくるのは当たり前のことでしょう。つまり、今が一番入手可能な時期で、これが一段落すると、もう暫くは出てこない…
☆ 2013/6/4 ここ10数年来の気象庁だったらまだ梅雨入り宣言は出していなかったのに、ちょっとだけ梅雨っぽい気圧配置になったことで早々に宣言しました。案の定、宣言を待っていたかのように晴れベースが続きます。 毎年5月の連休明けには今年のような状況は現れていて、その時点で実質梅雨入りしていたのですが、気象庁は頑なに梅雨入り宣言をしてこなかったのです。つまり、今年は実質の梅雨入りが例年より早いのではなく、半月ほど遅かったというのが正しいのです。この中休みは暫くは続きそう… 東横線渋谷駅が地下に移って、副都心線経由で東武東上線へ乗り換え無しの直通運転しているので、これを使って川越になど遠征する計画です。小江戸の町並みなど見物…
東横線から直通になった川越に初めて行ってきました。定番の蔵の街並みを歩き、あまりの暑さに菓子屋横丁でラムネなぞ飲み干しました。ガラス瓶のラムネなんぞ何十年ぶりのことだか… 遅い昼食のために店を探したのですが、人出の多い蔵の街並み近辺はどこも行列しているので忌避して、時の鐘の先の裏通りを歩いて喜多院を目指します。成田山の少し手前左側に手打そばの店を見つけて入りました。事前に見たネットにも評判が出ていた「鎌倉」という店です。 時間が少し遅いせいか他に客がいないという幸運で、昼定食の蕎麦と小天丼のセットを注文しました。盛りをケチっていない色黒の手打そばは歯触りが良くて美味だし、この昼定食専用らしい小椀の天丼も合格です。「川越市久保町6-6」ですから、喜多院近くに行かれた方はご賞味あれ… 食事後、歩いて向かった川越城本丸御殿の見学をして、その前から出ている観光バスに乗って川越市駅に向かいました。途中、観光スポットに寄り道しているバス路線で、得した気分に…
留守中「Super-Takumar 1:1.4/50」T期型8枚玉タクマーが届いていました。初めてのT期型で、しかも6桁レンズシリアル番号です。鏡胴の手ずれも微小で、この49年間ほとんど使われなかった様子です。この6桁シリアルの由緒を探るのも課題の一つ…
☆ 2013/6/3 ぐっと気温が下がっている朝です。半袖で外に出ると肌寒い…
8本足の蛸ならぬ8枚玉タクマー漁りは蛸壺を沈めてじっと待つのみです。何が入るかは運次第… このところ、漁場に獲物の影は絶えないのですが、これ見よがしに気を引くものもあり、そんなものには竿を出す気も出ないものです。獲物より漁師が多いので、釣果はぼちぼち… 6桁レンズシリアル番号に関心は大きく向いています。「766135」が広告写真に使われていることから、「76****」は内外の販売網に配られて店頭展示用だったのではないかという疑惑が浮かんでいます。何故か「8*****」が見当たらず、「978127」が漁場に現れたものの、その出元が十把一絡げ常習業者とあっては来歴を辿れそうにもありません。 十把一絡げになって漁場に出てくるのも困りものです。他は無価値なら、それらに隠れて釣り上げも容易なのでしょうが、より金目の獲物と込みでは、そちらに引きずられてバラシ必至…
7枚玉タクマーになってA-M切替レバー裏側に製品番号が刻印されるようになってから、「37800」「37801」「37802」があるという説があります。「37800」と「37801」は分かるのですが、「37802」はどのようなものだったのかが新たな疑問です。現物を確認しないと分からないのだろうな…
☆ 2013/6/2 梅雨の戻る気配がして、雲の多い朝です。気温は低めですが、梅雨寒というほどではない… 庭の白紫陽花が、薄緑から白味を増しています。去年も7月末になる前に強剪定して切り詰めたので、花芽は10個ほど付いています。でも、南に並ぶ樹下の日蔭なので勢いは良くありません。やはり紫陽花は、その漢字のとおり燦々と陽の当たる場所でないと花付きは良くなりません。梅雨の花との印象がありますが、決して日蔭の花ではない…
あぢさひや汝何色に染まるなる 雌山
今週水曜は早朝から消化器科の通院です。そろそろ去年末の職場検診で見つかった大腸ポリープの切除を決めるのかな…
篝火に照らされた川面に獲物の影が幾つもちらついています。鵜匠雌山の手綱の先は四方八方に広がって、虻蜂取らずにならねば良いが…
篝火に腰蓑揺れる鵜飼かな 雌山
☆ 2013/6/1 梅雨の晴れ間は続いていて、快晴の朝です。気温は少し低めで快適…
8枚玉タクマーの発掘を続けていますが、いろいろと断片が繋がっています。これは考古学の発掘と類似で、ミッシングリングの発見が愉しみです。 そんな謎の一つが、国内の市場や画像には「14*****」が存在していないということです。外国の画像で「1491146」を確認しているだけです。「13*****」や「15*****」の出現頻度の多さと比べると異常です。輸出用だったのか、それとも製造を飛ばしているのか、色々と考えが廻ります。 そもそも最初のシリアル番号帯が何であったのかも謎です。「765398」というのが最も若い発掘されたシリアル番号です。「766135」という個体が1964年10月号のアサヒカメラに載っている旭光学の広告写真に使われています。その次に発掘済みのシリアル番号は「978127」で、だいぶ飛んでいます。間の「8*****」はまだ未発見です。 上記アサヒカメラにニューフェイス診断室という連載記事があり、ここで「Super-Takumar 1:1.4/55」が取り上げられています。その試用個体のシリアル番号は「1063326」です。この記事が書かれた時期は7月の中旬から8月初旬にかけてでしょうから、その時期に製造された個体だと考えられます。この交換レンズの発売は7月ですから、たとえ作り溜めしていたとしても3万個以上ということは現実的ではありません。 亭主の現在時点での推測は、6桁シリアル番号は試作品に与えられていたというものです。発売前に、内外の販売網に対して見本として提供したものなのではないかということです。何しろ旭光学最初の開放F値1:1.4のレンズです。これの発進にあたってはその前評判を大事にしたということなのかもしれません。 「9*****」というのも、まだ謎として残っています。何らかの用途として作られた可能性があるのですが、落下故障などの補修対策用のロットだったとか…
☆ 2013/5/31 晴れ渡った空で、早速梅雨の中休みに入るようです。最後の皐月風が心地好い…
昨朝届いた5個目の「8枚玉タクマー」を昨夜清掃のために分解したところ、新たな事実が判明しました。これまで鏡胴の分解整備はヘリコイドにガタのあった最初の入手品だけだったのですが、それのピント環は距離指標部が他の機種のように薄いアルミ板の貼り付けになっておらず、一体の指標部に直接指標が印字されている構造でした。ところが、今度の個体は、それがアルミ板貼り付けになっているのです。 あわてて他の4個について被写界深度リングの固定芋ネジ3本を緩め、距離窓部分を回して確認すると、一体のものと、貼り付けのものとがあるのです。新型鏡胴の8枚玉タクマーも、短い製造期間の途中でピント環の仕様変更が行われていたのでした。 最初に入手した「137****」は「一体」です。「155****」もです。しかし、「158****」は「貼り付け」でした。今回分解した5個目は「157****」で、それと近い「157****」は「一体」だったのです。しかも、今回入手の「貼り付け」よりも若い番号なのです。どうやらこのあたりで、この仕様変更が行われたようです。しかし、「一体」と「貼り付け」の個体がシリアル番号として前後逆転しているのはどうしてなのでしょう。 後の時代に修理などで部品交換を受けていないという仮定の上ですが、製造工場の作業台上にある「部品置き」には、仕様変更した部品も、それまでの部品も混在していた時期があったという景色が見えてきます。組立工は「部品置き」から任意の品を取り上げ、鏡胴を組み立てます。そして最後に製造連番の飾銘板を取り付ける… ピント環の仕様変更が行われた理由は、製造コストの圧縮であろうことは明白です。円周面の正確な位置に印字する手間と、平面に印字する手間とでは、後で貼り付けの工数が増えたとしても、より生産性が高かったということでしょう。旭光学はその製品に常に小変更を加え続けていた歴史があります。この変更もその一環ということなのでしょう。このことは同じ製品の複数の品を手にし、しかも分解してみなければ分からなかったことです。新たな考古学的発掘と言えるでしょう。目指すところは考古学者雌山… こうなると、8枚玉タクマーと7枚玉タクマーの鏡胴仕様の違いに、より興味が湧いています。縁が無くて7枚玉タクマーは未入手なのですが、猛烈に入手願望が高まっています。予算枠の増大をせねば…
午後になって「Super-Takumar 1:2/55」V期型黄文字タクマーが届きました。同時代製造の「Super-Takumar 1:1.8/55」V期型との違いを検証するためです。早速各部を計測してみると、前玉と後玉の見掛けの径は両者全く同じで、絞り部にだけF1:2相当のリングを設けて開放F値を作り出しているのでした。これは巷間説かれていたことと一致します。 つまり、T期型・U期型の旧式鏡胴とV期型以降の新式鏡胴とでは、開放F値の作り方が異なっていたということです。やはり、同じレンズ群を用いてわざわざ手間をかけてスペックの劣る機種を作り出していたということで、なぜそのようなことが必要だったのか、これも板橋七不思議の一つです。
☆ 2013/5/30 梅雨らしい鬱陶しい雨空の朝です。気温も高めでじめじめします。これで梅雨明けも早いと最低…
5個目の「8枚玉タクマー」が今朝届きました。後期型鏡胴のいわゆる隠れ8枚玉タクマーです。全体的に程度が良く、あまり使われなかったようです。東京オリンピックのころにケース付きで5万3千5百円もするカメラを買っても、フィルムやDPEも結構高価だった時代ですから、被写体を見つけた人は別として、背伸びしたステータスだけで買った人はもてあまして死蔵したのでしょう。何にしても、美品は気持ちがいい… この品の売主業者も8枚玉タクマーであることに気づいていませんでした。8枚玉タクマーそのものにはプレミアムがあることを認識していますが、隠れ8枚玉タクマーが存在することは知らないのでしょう。この状態が何時まで続くのかな…
黄文字タクマーの分解をさらに進めて、絞り部まで露出しさせてその内径を計測したところ、約3mm小さくなっていることが判明しました。つまり、レンズの見掛けの外径を小さくし、絞り部も小さくしてF値1:2を得ているのです。ここまでして開放絞り値1:2に拘っている理由が分かりません。タワーズとかハネウエルとかの、輸出先商社の製品基準に合わせることが必要だったのでしょうか。謎は深まる一方です…
☆ 2013/5/29 鬱陶しい空の朝です。気温は高めで湿っていて、いよいよ関東も梅雨入り宣言となりそう… 今日は退院後初診療で通院です。検査予定も入っていないので、さて、何を言われるのかな…
アサヒカメラ1964年10月号は昨日発送したとメールが来ていたので、到着は今日でしょう。この年は東京オリンピックのあった年で、10月10日が開会式だったために、その日を体育の日として国民の休日にした経緯があります。ところがハッピーマンデーなる愚劣を行って変動制休日にしたため、その起源が無視されることになりました。連休になればいいのか、無節操な政治家どもよ… このオリンピックのときは、学校が用意した団体用チケットで国立競技場に見に行った記憶があります。その競技が何であったのかは忘却の彼方なので、自分から見たい種目ではなかったのは確実です。確か小雨が降って、透明ビニールの合羽を着たような気もして… 当時の雑誌発売は表示月の1ヶ月以上前が常識だったので、10月号というと、8月中旬ぐらいが発売日だったと思われます。これの記事にするためには、遅くとも7月中旬ぐらいまでに製造した機材を診断する計算になりますから、その時点で既に7桁のレンズシリアル番号だったというのは注目に値します。6桁のレンズシリアル番号が存在するのは事実ですから、それらは発売前に作り溜めしていたものなのか、特別の存在なのか、シリアル番号の付番についての謎は深まる… 発売されたばかりの「SP」を手にしてオリンピックを観戦するのが、当時最先端の存在であったろうことは想像に難くありません。大卒初任給の何倍もの価格を払えるのは、ステータスシンボル以外の何物でもなかったのでしょうから… いずれにしても、この雑誌の記事は8枚玉タクマー蒐集の添加物として、欠くべからざる資料となることでしょう。カメラともどものカット図はカタログなどに載っているので、その3枚貼り合せの状態は確認出来ているのですが、その試用レポートは是非読んでみたいもの…
昼直前に通院から帰ると、アサヒカメラ1964年10月号と「Super-Takumar 1:2/55」T期型黄文字タクマーが届いていて、早速開梱して中身を改めました。 アサヒカメラの記事はあっさりとしたもので、「SP」の方は、前年に先行発売されていた「トプコンREスーパー」の開放測光を引き合いに出して絞込操作が必要な点に難癖を付けています。新レンズ「Super-Takumar 1:1.4/55」の方は、こんなものかなというような内容の批評になっています。アサヒカメラの程度って、こんなものなんだ… しかし、全体的にオリンピック直前の業界の雰囲気が濃厚に漂う紙面になっています。これはこれで、カメラ史の資料としては貴重なものと思います。今は消えてしまったブランドの広告も多くあり、半世紀の時の流れを感じさせます。しんみり…
「Super-Takumar 1:2/55」T期型黄文字タクマーを早速軽く分解して調べたところ、レンズ玉は「Super-Takumar 1:1.8/55」T期型とまったく同じものを使っているという説は正しいことが分かりました。互換性があります。しかし、組み立てられた前玉と後玉の見掛け上の径は異なっています。つまり、レンズ玉をレンズホルダーに押さえ付けているリングの内径が、黄文字タクマーの方が小さくしていて、これでF値を制限しているのでした。絞り部分にリングを入れて制限しているというのは、少なくともT期型、U期型の旧式鏡胴に関しては間違った説だということが判明しました。 また、絞り環の1.8の位置にクリックがあるという説も正しいことが分かりました。しかし、入手した個体は、その1.8の位置に回した時に開放になるよう調整されていて、16の時には11と変わらない開口になることから、整備ミスである疑いがあります。この鏡胴の絞り開度調整は結構厄介で、前回の整備者の 知見と技量が不足していた疑いは濃厚なり…
アサヒカメラ1964年10月号に載っていた旭光学の広告に使われていた写真に、8枚玉タクマーが写っています。そのシリアル番号は「766135」なので、この辺のものは試作段階とか発売前の販売網向けのサンプルと考えてよいのかもしれません。実際に販売されたものは「10*****」からというのなら、総製造数6万個程度ということで、全世界に散らばったものとしては希少性を言ってもいいのかと… なお、ニューフェイス診断室でテストに使われたのは「1063326」とのことです。また、「SP」のパンフレットなどに載っているカット図のレンズシリアル番号は「108001」となっているのも興味深い点です。
☆ 2013/5/28 梅雨前線が九州に届いて、いよいよ入梅が迫りました。今年は気象庁が宣言を粘らないので、南関東でも5月中に宣言するかも…
黄文字タクマーの真実を検証するべく、網を入れたところT期型が掛かりました。今日か明日には届くはずです。左開放のこれを手持ちの「Super-takumar 1:1.8/55」T期型と比較すれば、その違いの真実としての第一段階は分かるはずです。同じレンズエレメントを使い、前玉と後玉の外周をそれぞれ覆うことで小さくして開放1:2を得ている可能性も捨て切れないのです。 また、絞り環の1:1.8位置にクリックがあるという説もあるので、その真贋を検証するのも興味の一端… 次のプロセスとして、1965年からのV期型を入手せねばなりません。これ以降についてが、絞りリングで1:2にしているのではと睨んでいるので…
8枚玉タクマー漁りは5個目を達成しました。ようやく魚影が薄れて、6個目は見当たりません。この漁もこれからの愉しみです。その診断記事の載ったアサヒカメラ1964年10月号が今日届くかも…
☆ 2013/5/27 少しじっとりとした朝です。いよいよ入梅が近づいている感じで、もう肌寒い日は来ないのかも…
雌山亭の掲示板に書込みを頂いている「Kou-aozora」さんのサイトを訪問したところ、「Super-Takumar 1:1.8/55」U期型と「Super-Takumar 1:2/55」U期型(黄文字タクマー)の比較記事が掲載されていました。黄文字タクマーはT期型から開放測光鏡胴の「SMC TAKUMAR」まで存在することが分かっていましたが、これまでネット上にあった記事として「1:1.8/55」と「1:2/55」は同じレンズエレメントを用いているとのものがあり、黄文字タクマーはすべてそうなのだと思い込んでいました。 しかし、「Kou-aozora」さんの掲示している比較画像では、明らかに直径の違うレンズエレメントを用いていることが分かります。これも現物を比較してみないと確言出来ないことではありますが、半自動絞り「Auto-Takumar 1:2/55」と同じレンズエレメントである可能性が高いと感じました。 一方、以前活動されていた高名なTakumarファン「つがの」さんのサイトでは、「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」と「SMC TAKUMAR 1:2/55」、および開放測光鏡胴「Super-Takumar 1:1.8」V期型と開放測光鏡胴「Super-Takumar 1:2/55」V期型の比較画像を見ることができます。これらはあきらかに同じ口径のレンズエレメントを用いていますから、従前の説が正しいであろうことを示しています。 この二つの事例から推理することができるのは、1965年に鏡胴の意匠変更を行ったときに、換言するとトリウムレンズを採用したときに、黄文字タクマーの光学系を変更したということです。このことは亭主の中では新たな大きな発見なり…
ここは実験実証ということで、「Super-Takumar 1:2/55」T期型黄文字タクマーを是非とも入手せねばなりませぬ。これは絞り環に1.8のクリックも付いているという説もあるので、その検証もできますから…
思い込みと見過ごしというのはよくあることで、「Super-Takumar 1:1.8/55」が1965年に意匠の大変更を受けたことは既知のことでしたが、その際にレンズ設計を大幅に変更したのだとは思っていませんでした。 しかし、実際に旧式鏡胴と新式鏡胴とに組み込まれた状態でそれぞれのレンズエレメント外周径を計ってみると、両者は結構異なっていることが分かりました。前玉の径について言えば、旧式は33.4mmに対して新式は32mmで、後玉の径は、新式が25.5mmに対して新式は24.4mmです。つまり、どちらも旧式の方が径が大きいのです。これでは全く別のレンズ設計と言うべきでしょう。 旧式から新式になるときにトリウムレンズを使用しています。このことでレンズエレメントの径も小さく出来たということなのでしょう。それくらいトリウムレンズは高屈折率だったということです。それなのに新式の方が鏡胴外径を大きくしているのは、製造や整備が容易な仕組みを組み込むのに必要だったということのようです。 このように、すべてにおいて変更していると言えるほどだったのに、それをレンズ名称に全く反映させないという姿勢は理解できないことです。他社であれば「U」を付けたりするのが常態であったと思うのですが、これが旭光学の企業ポリシーだったのでしょう。その時点で最善のものを提供するのだという姿勢…
☆ 2013/5/26 気温が戻っている朝です。明け方ぱらついたようで、バイクのシートが濡れています。今は雲が薄くなっている朝です。
アサヒカメラの1964年10月号ニューフェイス診断室に「SP」が取り上げられていて、これのレンズが8枚玉タクマーのようです。ネットで該当古書が見つかったので注文…
☆ 2013/5/25 北東気流が入って気温が下がっています。そのせいで南関東は雲が広がる…
4月23日に最初の1個を入手した「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉ですが、その後次々と発掘して数を増し、案外に埋蔵量が多いということが分かりました。 思えば、昭和39年7月発売の「SP」の上級セットレンズとして誕生し、東京オリンピックの興奮に煽られて多くの人が買い求めたのでしょうから、その後それらは速写ケースの中で半世紀近い惰眠を貪ったものも多かったことでしょう。 その時これを購入できたのは、販売価格的に考えると、25歳以上の人がほとんどだったと考えられます。その所有者たちは、半世紀後の現在、そろそろ寿命が尽きている時期です。速写ケースに入れっぱなしで押入れなど風通しの悪い場所に置き忘れられていたものは、必ずと言ってよいほど白カビなどに侵されているはずですから、価値を知らない遺産相続人によって処分されてしまうものも多いことでしょう。 他の整理品と共に中古商の手元に渡るものもあるでしょう。近頃の中古商は、商圏の広いネットオークションに出品するケースが多くなっています。レンズに対する知識が豊富な中古商ばかりではありません。特に複数をまとめて出品するような業者は無知か、それが無価値に近いものとの認識を持つすれからしのいずれかです。前者の方が多いようですが… 亭主が7日間の入院中を含むこの1ヶ月の間に発掘・入手した8枚玉は4個です。いずれもより希少な後期型鏡胴です。しかし、発掘したものすべてを入手したわけではありません。他に数個発掘しましたが、程度や価格が折り合わずに入手に至らなかったということです。 発掘品は後期型鏡胴がほとんどですが、それのレンズシリアル番号に関して気付いたことがあります。「14*****」というのが出てこないのです。外国のネット上にあった画像では確認しているのですが、ネットオークション上では皆無なのです。まだ事例が少ないので確定的なことは言えませんが、「14*****」は輸出用のロットだった可能性が考えられます。 これと同様に、「16*****」と「17*****」も見かけません。「18*****」以降しか出てこないのです。外国のネット上発言として、「16*****」は7枚玉であるというものがあります。これらもまた輸出用だったということなのかもしれません。「18*****」が7枚玉であることは確信しています。それを否定する事例を知りません。 前期型鏡胴の8枚玉は、中古業者の中でも8枚玉であるとの認識がかなり行渡って来たようです。以前から識者によってネット上にその特徴が流布されていますから、それを根拠として知るようです。しかし、後期型鏡胴の8枚玉は、その見分け方がまだあまり広まっていないようで、現在のところ8枚玉と表示して出品されているものは皆無です。しかし、レンズ外面に傷があるもの以外は結構高値に至りますから、入札者の方はそれと知っている者がいるようで…
これが8枚玉の画像です。開放ではピントが極めて薄く、MFなのでファインダーと撮像面とのピント位置が合致するように追いこんだ調整をしたカメラでしか使えません。1:2.8に絞っているので、この程度ならまあ実用的かも…
比較のために、下が現代の銘玉「smc PENTAX-FA 1:1.9 43mm Limited」の開放画像です。こちらの方が時間が少し後です。手持ちなのでアングルも動いています。風情は上の方が好きかも…
☆ 2013/5/24 晴れていますが、梅雨が近いことを気付かせる潤いの空気です。天気予報ではしばらく晴れベースらしい…
開業1周年ということでひとしきりスカイツリーの話題がマスコミを賑わしていましたが、よく考えると、あれが建っている土地は、旧国名では下総の国のはずです。昔は隅田川が国境の川で、それに架けた橋だから「両国橋」…下総の国にあるものなのに「634m」の高さにしたは意味無いべぃ…
8枚玉タクマーへの関心は衰えず、それを漁る愉しみも続いています。その傍ら、未入手の7枚玉物色も続けているのですが、こちらはなかなか縁がありません。予算が少ないせいもありますが、人気も高いせい… 7枚玉タクマーにも語るべき歴史があり、この鏡胴は次期開放測光タクマーには受け継がれませんでした。そのため、これの光学系をKマウント鏡胴に移植する道も断たれています。 7枚玉タクマー時代にも小変更は行われています。当初はA-M切替レバーの指標が8枚玉タクマーと同じ「A」と「M」だったのですが、途中で「AUTO」と「MANI.」に変更されています。この両者を蒐集するのも課題…
☆ 2013/5/23 天気予報では晴れなのに結構雲の厚い朝です。気温は高めですが、乾いているので不快感は無い… 退院後1週間が過ぎました。体調は良好です。来週は退院後初の通院予定…
ネットオークションに開始価格及び即決価格22Kで、8枚玉タクマー前期型前期のものが5月30日終了で出品されています。程度は良さそうなものの超々強気の値付けで、相場的にこれは少し非常識… それが8枚玉タクマーであるとする根拠として、高名なペンタ擁護者のホームページを引用しています。残念なことにその情報だけだと前期型前期のものしか見分けられないのが問題点なのですが、それを知ってか知らずか…
☆ 2013/5/22 今朝も湿気が多く、蒸し暑いほどです。薄曇りの空も日中には晴れて来て真夏日に近づきそう…
覚え易い高さ634mのスカイツリーが開業して1年となりましたが、まだ登るは無論、見上げるような近傍に行ったこともありません。それと認識して遠望したことも、湾岸高速通過時の車窓からや2月末入院の病窓からぐらい…
☆ 2013/5/21 気温の高い朝です。湿度も高く、梅雨の季節に入った感じ…
旭光学は1975年に誕生したKマウント初代レンズ、いわゆるKレンズの意匠を次のMレンズに引き継ぎました。1976年末に誕生したMレンズは、従前のKシリーズカメラより大幅に小型軽量化したMシリーズカメラのために作られた交換レンズ群で、Kレンズが基本フィルターサイズを52mm径にしていたのを、Takumarレンズと同じ49mm径に戻して、全体に大幅な小型軽量化したものです。この時には殆んどの種類において新設計のレンズ構成に変更していて、Kレンズのレンズ構成を継承したのは幾つもありません。 鏡胴及びレンズ構成の設計変更により後継としてのMレンズ化がされなかった幾つかの機種は、Kレンズのままで製造が継続しました。しかし、飾銘板の表記法をMレンズと同様なものに変更していますから、それが製造時期を特定する指標となります。これら継続Kレンズのうち、マウント規格を「KA」へと変更したAレンズへは変更されなかったものがあり、21世紀になっても製造が続いた機種もあります。 Kレンズの意匠を引き継いだMレンズですが、ほどなく意匠の小変更を行っています。これは鏡胴の長い望遠系を除いて行われたもので、絞り環とピント環の間にある被写界深度指標の左右にあったローレットを廃止したのです。 このローレットは、レンズ脱着時に指掛かりとする機能があったのですが、小型化されたMレンズの鏡胴では、その機能が有効なほどの幅ではないことにより省略の対象とされたのでしょう。これを省略することで、製造時の工数を少なくすることができたものと思われます。望遠系鏡胴ではこの部分の幅があるので、そのまま残されています。つまり、単なるコストダウンのためだけの意匠変更ではないということでしょう。
昨日からYAHOO!ジオシテイーズのFTPサーバーの障害で更新が出来ない状態が続いていたのですが、昼前にようやく復旧しました。やれやれ…
☆ 2013/5/20 霧雨の残る朝です。今日は一日愚図つくようです。午後には雷雨も…
MFレンズのピント環は、接着した距離指標板が剥がれかけている個体が多く、また、ビニールリングの溝底に手垢が溜まっているので、外して洗浄と再貼り付けをすると気分が更新します。距離指標部の汚れも外して洗わねば綺麗に出来ません。組立時に無限遠の調整が必要になりますが、これだけは遠方の送電塔の見える昼間でないと出来ない作業… 今日は屋外活動に不適な天気らしいので、もっぱら鏡胴清掃とレンズ洗浄に勤しむつもりです。未分解の個体がごろごろしているので、対象には事欠かない… レンズ洗浄後の磨き上げは、不得意技能の最たるものです。組立後に覗き込んでがっかりがほとんどなので、この技能の向上が目下の重要課題…
☆ 2013/5/19 薄雲の広がった朝です。気温は少し低めです。雨になるのは午後以降か…
アルミ打出し被せ式のいわゆるTakumarレンズキャップは、表面の横2列の字体を一度変えていますが、その時期は何時だったかという疑問があります。鏡胴を意匠変更して表記字体も変えた1965年のことだろうと思うのですが、資料が見当たりません。もしそうだとすると、昨日届いた「Super-takumar 1:1.4/50」後期型8枚玉に付いていた旧字体レンズキャップは、時代が合わないことになります。中古業者からの入手ですから、適当に組み合わせた可能性が濃厚なので、気にすることも無いのかも…
昨日の散歩の途中で入手した「SMC PENTAX 1:1.8/55」を昨夜分解してレンズ玉を取り出したのですが、貼り合せレンズはバルサム切れの薄曇りがあります。ピント環と絞り環は洗剤と歯ブラシで溝を徹底的に洗い、ポリメイトを塗布して新品の艶を取り戻しました。 この鏡胴には、幾つも所持する「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」からレンズ群を取り出して入れ替えるつもりです。当然アトムレンズになりますが、美白化しているので外見はそのまま… SマウントのTakumarは、マウントアダプターKを使用することで現役PENTAXデジタル一眼レフで使用が可能ですが、自動絞りの利を失います。絞るとファインダーが暗くなる使い難さを克服するためには、鏡胴の換骨奪胎が早道かと…
☆ 2013/5/18 週末の朝も晴れています。でも雲が多めで、気温も低めです。この晴れは今日までで、明日の日曜は雨になりそう…
8枚玉タクマーの出物は案外頻出しています。程度は様々ですが、東京オリンピック前に発売された初期「SP」のセットレンズですから、当時の国民の高揚感に煽られて、販売数も大きく伸びていたことが窺えます。後期型鏡胴の8枚玉は、製造数は前期型鏡胴より少ないのですが、それと認識されていないものが殆んどなので、掘出物頻発…
午前中、退院後初めての散歩に出ました。目的地はご近所小机城址です。竹林に覆われた室町中期の山城遺構は、関東管領上杉氏内紛の古戦場です。 鶴見川の対岸には太田道灌が陣を敷いたと言われる亀甲山を臨み、河岸の平野に半島状に突き出した山の中は張り巡らされた薬研掘の遺構がよく残っています。山上には本丸広場と二の丸広場がありますが、どちらが本丸かは異論があるようです。人気のない本丸と二の丸の間の深い空掘の底を歩くと、厚く積もった竹の葉が足裏を優しく押し返してきます。風が吹くと静寂は乱れて、竹の落葉が矢のように襲って来ます。袖傘して振り払うのに必死…
まなこ射る誹りの乙矢竹の秋 雌山
帰路に寄ったリサイクルショップで「SMC PENTAX 1:1.8/55」を見かけ、外見が良好だったので入手しました。「13*****」ですから末期のものです。多聞に洩れずしっかりとバルサム切れしています。剥がせると分かっているので、治せる修理の楽しみも入手…
帰宅すると、入手していた「Super-Takumar 1:1.4/50」後期型8枚玉が届いていました。鏡胴外側に多少の手擦れはあるものの、一見して光学系には問題の無い掘出物です。付いている前キャップは旧型ですが、時代が合っているのか不明です。これも調べねば…
少し前に十把一絡げで入手した品々の中にあった「LX」用ワインダーを、亭主秘蔵の最終製造ロット「LX」に取り付けてみました。この「LX」は、まだフィルムを通していない新品です。 ジャンクとの触れ込みの品の一つだったので全く期待していなかったのですが、見事軽快に巻き上げます。モードラではないため、秒間2コマ程度とゆっくりですが、通常の撮影用なら不足の無い速さです。単三4本で駆動するので製品寿命も長そうです。外見に傷は無く、ほとんど使われなかった可能性大です。遠隔操作用のケーブル端子が付いていますが、これは同時代の「MEUワインダー」のものと共通なので、それが使えます。作動音はそれより軽快…
☆ 2013/5/17 快晴で爽やかな朝です。体調も良好…
昨夜就寝前に、液体ゴムを塗布乾燥させたゴム道具で、「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型の回らなかった飾銘板を易々と回せました。これの粘着力は優秀です。しかし、ゴム道具からすぐに剥がれるのが欠点です。ゴム道具の表面を研磨布で荒らしてから塗布するかな… 交換レンズ分解用の道具が結構増えています。より容易に、より綺麗に、より確実にと工夫を進めている成果なり… 今日は前群レンズホルダーを抜き取り、絞りユニットを抜き取って、レンズ玉を全て取り出して水洗の予定です。ピント環と絞り環は洗剤と歯ブラシで徹底的に洗浄… 接着剤死去により絞り環から外れた距離指標板の再接着も行わねばなりません。貼り付け位置を誤ると大ごとですから慎重に、慎重に… 将来のために、貼り付け前の平面状態で画像に残しておこうと考えています。それを等倍印刷すれば、距離指標板として代用可能かも… この「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型はアトムレンズですから、当然「黄変」しています。これを美白化するかを考慮中です。美白化した個体は既に所有していますから、比較用資料として、そのままの状態にしておく選択肢も捨てがたい… 「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型は、バルサム切れしていない個体ばかりです。非アトム化した後期型はどれもバルサム切れしています。これが接着剤変更の分岐点なのかもしれません。大きな歴史の分岐点…
レンズ玉の水洗は完了しましたが、4群目以降はみんな黄変しています。トリウム入りレンズは5群目だけのはずですから、ブラウニング現象というやつで、放射線がご近所も染めてしまうことが分かりました。また、貼り合せ玉は周辺部がリング状に曇り始めています。バルサム切れですが、接着剤が新型になっているのかもしれません。レンズ群はそのまま組立ましたが、今後の扱いはまだ未定です。それにしても、レンズ磨きはまだ未熟… 距離指標板の写真撮影は済ませました。
これで折れても安心…
☆ 2013/5/16 本日午前10時過ぎ、無事退院いたしました。昨日退院も可能だったのですが、大事を取って今日にしました。おかげで昨日は暇で、暇で… 13日午後に行った今回の手術は、脊髄に麻酔薬を注射する部分麻酔で、手術中の医師等の会話が全て聞こえているので、進行の状況が逐一分かります。下半身が完全に痺れているので、膝などに触られている感覚は分かるのですが、内視鏡やバルーンを入れられている感覚はありません。風船が膨らむ感覚は少しだけ分かりましたが… バルーンの操作は、機器メーカーから技術者が来て細かくサゼッションしながらになりました。そんなに頻繁に施術するのではないらしい… 術医の技能のせいか、尿管への進入もすんなり行って、手術そのものは15分程度で終わりました。術後の出血は皆無で、非常に楽でした。これで尿管狭窄が治ればいいのですが…
入院中に「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型が届いていました。アトムレンズで、前玉に白カビが少し繁茂しているだけで、外観は良好です。水洗いだけで完璧になりそう… 入院中の5月11日夜に落札してある「Super-Takumar 1:1.4/50」後期型8枚玉の手続きをしなくてはなりません。20日まで手続きを待つとの連絡が来ているので、早速しなくては…
届いていた「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型を早速分解始めましたが、この時期のものに特有で、飾銘板が回りません。ゴム道具は表面に塗布していた「液体ゴム」が先日の「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/28」との苦闘で剥がれているので、まずは再度貼り付け再生します。そのため、後部からの分解のみを先に行うことにしました。明日には乾いて強力に使えるようになります。そのはず… この時代の交換レンズはどのビスも固く締まっているので慎重に外します。絞り環を後方に抜くと現れるマウント台座固定ビスはことのほか固く、3本の内1本は「ネジ外し」の出動が必要でした。 マウント台座をヘリコイド外筒から抜くと、「持病」が現れました。ピント環の後部外周に貼り付けてある距離指標板の接着が剥がれかけているのです。これは古い交換レンズに多発する「業病」で、接着剤が死んで剥がれてしまうのです。ピント環を回すとガサガサ言うのはこの病で、死んだ接着剤痕を無水エタノールなどで綺麗に拭き取り、再度元の位置に接着すれば治ります。 この交換レンズの初代鏡胴は、この部分がピント環に直接印字されていたのでこの病にはなりません。この「剥がれ」を放っておくと、板の端が引っかかって折れ曲がったりする重篤な状態になることがあります。折れたら再生は困難です。厚紙などで代用品を作るしかありません。ガサガサ言ったら、すぐに分解修理することが必要です。これを称して「ガサ入れ」と言う。違うか… 飾銘板を外さないままだと、鏡胴はここまでの分解しか出来ません。後部レンズ群の2枚は外せますが、絞りユニットや他のレンズ群は前方からのアクセスですから…
☆ 2013/5/12 雨は上がった朝ですが、少し蒸し暑い朝です。今日は晴れて来て、夏日になる予報… これから病院に戻ります。退院は…早ければ水曜日なのだとか…遅くても20日の月曜日…
昨日「Super-Takumar 1:1.4/50」後期型8枚玉を落札しました。予定限度額を2K近く下回りました。入院で手続きが出来ないので、場合によっては流れるかもしれません。これも8枚玉と表示していない出品でしたが、レンズシリアル番号「138****」後半あたりから始る後期型鏡胴8枚玉の特徴を全て具備しているので確実でしょう。後期型鏡胴8枚玉は2万2千個ぐらい作られたようです。これらは8枚玉と認識されないケースが多く、掘出物も多くなります。こんなのを幾つも入手して、こうなると病気…
☆ 2013/5/11 まだ雨は降り出していない朝です。雲は厚くて暗い… 入院中ですが、明日朝10時まで外泊中です。気分は落ち着かない…
1975年発売の開放測光絞り優先EEカメラ「ES」に先駆けて、交換レンズ群を開放測光鏡胴化した時期やその実態が明確ではないのですが、「ES」のセットレンズとされた「SMC TAKUMAR」より「Super-Multi-Coated TAKUMAR」の方がレンズシリアル番号が若いことと、その番号帯の中に「Super-Takumar」も混じっていて、これも開放測光鏡胴を採用していることから、「ES」発売の相当前から開放測光鏡胴化は行われていたことが推測されます。 開放測光鏡胴の「Super-Takumar 1:1.8/55」が「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」発売後も作られていたのかは、それと同じレンズシリアル番号帯のものを未発見なので不明です。「ES」発売後も「SP」と「SL」は併売されていたのですから、それのセットレンズとして製造が続いていても不思議はありません。 でも、これは多層マルチコートレンズとモノコートレンズとの価格差販売のために製造されていたのならという前提の話で、輸出用などの特定用途用だったということなら別の結果かもしれません。中古流通数か希少なのも、そのためなのかも…
今ネットオークション「ヤフオク!」に8枚玉タクマーが複数出品されています。入院中なので、落札しても取引が出来ません。諦めるしかないのですが、やきもき、やきもき… このところ8枚玉タクマーの出品数が多くなっています。8枚玉を名乗るものと、それと認識していないで出品するものに分かれています。当然名乗らないものの方が落札価格は低くなりますが、名乗るものの方が、レンズ面に傷があったり鏡胴外観が疑問符なものが多く、程度が今市、鹿沼、栃木程度です。当然手出し無用… 亭主は8枚玉タクマーを見分ける鑑識眼を確立したと思っているので、名乗っていない出品の中の掘出物なら手出ししようと虎視眈眈ですが、入院期間内の期限では手も足も出ない…
将来希少価値が認められそうなのが、開放測光鏡胴の「Super-Takumar 1:1.8/55」ですが、これの着眼点はレンズシリアル番号です。どの番号帯に属しているのかが第一観ですから、容易に発見するためにはそれを知っている必要があります。それで、その番号帯とは…内緒、内緒…
☆ 2013/5/10 昨日の午後の暑さが残っている朝です。偏西風の蛇行が冬と夏の日替わりをもたらしているのだそうですが、今日は晴れの最終日か… 今日から入院です。13日に手術の予定ですから、退院は遅くても20日…
10時過ぎに入院しましたが、主治医、麻酔医、薬剤師、看護師のそれぞれから手術や入院生活などについてカンファランスを受けて、午後3時には外泊で帰宅しました。13日月曜日午後の手術なので、それまでやることが無いということで、前日の12日日曜日午前10時までに戻ることになりました。入院中の身分なので、手首には人別の輪っかが取り付けられています。囚人の心地…
留守中に、入手していた開放測光鏡胴の「Super-Takumar 1:1.8/55」が届いていました。レンズ群を覗き込むと、見慣れた単コートの反射像が…確認のため所有する単コートと7層マルチコートとの両方と見比べたところ、単コートとぴったり同じ反射像の色です。これは間違いない… これまで過渡期において開放測光鏡胴を使用した「Super-Takumar 1:1.8/55」があるという情報はネット上などに散見されましたが、実在することが確認できました。これのレンズシリアル番号が「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55」に付番されている番号帯に属していることで、同時期に両者は「SP」用として製造されていて、異なる価格で販売されていたのか、特定の用途向けに製造されたのか、いずれかということになります。 「Super-Multi-Coated TAKUMAR」という名称が、「開放測光鏡胴」を意味するものということでは無く、この時点では全てが開放測光鏡胴に移行していたということになります。また、この時点では、開放測光カメラはまだ世に出ていなくて、交換レンズからマウント変更の先行投資がなされたということも表しているように思われます。色々なことを明らかにしてくれる歴史の証人を入手できたのだ…
☆ 2013/5/9 今朝も少し低温ですが、晴れは続きそうです。週末が崩れる周期に入ったのかな…
「Super-Takumar 1:1.8/55」の開放測光鏡胴というのを入手することになりました。レンズシリアル番号が「526****」という、番号帯的には「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55」に付番されていたもので、「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」に付番されるより前のものです。これのレンズコーティングが何であるのかに興味があって手を出してしまいました。もし単コートであれば、この時期のレンズ名称の使い分けと開放測光鏡胴との関係を決定づける証拠の品となるので、手元に来るのが楽しみ…
旭光学はレンズキャップを何回か意匠変更しています。Takumar時代はアルミ型押し成型のフリクションかぶせ式のものでしたが、Kマウント化を機にプラスチック製のバネ押さえかぶせ式に変えています。それのKキャップと俗称される初代はシボ面に「ASAHI PENTAX」の文字が2段に浮き彫りになった黒一色のものでしたが、Mキャップと俗称される2代目はMレンズ用に変更されたもので、シボ面を止めて平滑にし、浮き彫りの字の表面に銀塗装したものになりました。
Mキャップは製造期間が長かったので、ユーザーの手元に大量に残っています。しかし、これにも前期型と後期型があって、後期型は「ASAHI」の文字が無くなって「PENTAX」のみになっています。これは1979年ごろブランド名からASAHIを外した以降に作られたものでしょう。
なお、同じ前期型であっても、裏面に「JAPAN」の文字が有るものと無いものがあります。これの違いが何だったのかはまだ不明…
このMキャップ、径年使用で文字の銀塗装が摩耗してはげちょろけている物が多くなっています。銀塗料で塗り直すのは容易ですから、ひと手間かけてみすぼらしさから救済が吉…
☆ 2013/5/8 少し寒めの朝です。今日は気温が上がる予報です。 1年ぶりの昨日の除草作業とその後の久しぶりの洗車で、脚などが筋肉痛です。まだ蚊などが出ていないので、樹下の除草も苦にはならないのですが、屈み込んでの作業はきつい… ここ数年ヤブカラシの跳梁に手を焼いています。見逃すと、あっという間に木々を駆け昇って覆い尽くします。これは我が家だけの現象ではなく、近所の家や公園などでも顕著です。どうなっているのだろう… ヤブカラシは地下茎が伸びて繁茂するらしいのですが、これを根絶するのは難事とのことです。うんざり…
旭光学PENTAXの古い交換レンズの中には、希少性とその光学特性によってフリークたちに称揚されている機種が幾つかあります。そのもっとも顕著なものは「Super-Takumar 1:1.4/50」初期型です。これは名称の同じ後期型が6群7枚構成であるのに対して6群8枚構成であることと、後期型からトリウムレンズいわゆるアトムレンズを使用しているのに対して、まだ使用していないことから光学特性が異なっていて、その写りに差があると言われています。また、製造数が少ないことから中古市場に出現し難く、入手が困難であることから渇望されているという面もあります。 次に希少性があるのが、Kマウント化された初代の「SMC PENTAX 1:1.4/50」初期型です。これは1975年に誕生して早々の1977年に、後進のより小型軽量な「smc PENTAX M 1:1.4 50mm」に道を譲ったために製造期間が短いことと、その中でも後期型があるため、より製造数が少ないのです。そして、これがアトムレンズの最終のものということもあります。 アトムレンズこと酸化トリウム配合光学ガラスで作ったレンズは、高屈折・低分散という高性能を以って使用されました。補正が困難な色収差の減少に効果があるため、良好な画像が得られるのです。つまり、これを使用した交換レンズと使用を止めた交換レンズとでは、その写りに差があって当然のことなのです。この差を称揚するのと、希少性と、最晩年のアトムレンズというところに価値を見るということで、この交換レンズが他とは異なる特別のものとなるのです。 奇しくも、トリウムレンズというわずか12年間の婀娜花的存在の竜頭驥尾にあたる両機種の存在が、現在のフリークたちの興味を引き付けるというのも何かの因縁かもしれません。毎時10マイクロシーベルトのγ線を放って妖しく咲く婀娜花やよし…
夕方になって、先日入手した「SMC PENTAX 1:1.4/50」が届きました。シリアル番号「1097***」です。早速点検すると、内部に白カビが繁茂しています。レンズ玉をすべて取り出して水洗しなければいけませんが、レンズ外面に傷は無く、バルサム切れも無さそうです。しかし、レンズ後面を斜め横から見ても黄色くありません。手持ちの「15*****」と比べても同じように見えます。これはトリウム玉ではないと直感し、マウント金具と絞り環を外して後部レンズホルダーを外し、問題の5群目をヘリコイド内筒から外しました。 果たして、レンズ小端はまったく黄色味を帯びていません。紫外線による美白化処理を行っても、小端には黄色味が残ります。これがトリウムレンズでないことは明白です。絞り環が手擦れしていて、鏡胴全体が汚れて程度は悪いものの、分解痕らしきものは見られないので、かなり多く使用したものの、手垢が付いたまま長期間放置されていた物のようです。外したついでに絞り環は洗剤とブラシで洗ったら、黄ばんでいた文字も白さが甦りました。 7群目に繁茂していた白カビは、試しに無水エタノールで拭きましたが、まったく取れません。これは以前試したとおりで、黴の除去に無水エタノールは無力であることを改めて確認できました。その後洗剤での水洗により、レンズ面の黴は跡かたも無く取れました。この方法がベストであることは明白… さて、この個体がアトムレンズではないということで、「SMC PENTAX 1:1.4/50」の非アトム化の時期がシリアル番号「15*****」からであるという説が覆りました。「10*****」の後期において既に非アトム化は行われていたのです。つまり、切りの良い番号から変更したということではないということが明らかになりました。シリアル番号を確認するだけでは安心できないということです。 この事実の判明で、逆に言うと、「15*****」はすべて非アトムレンズであると言えるようになったのではないかと思います。残る問題は、「10*****」の何番までがアトムレンズなのかということですが、これは事例の蓄積しか当面方法が無さそうです。PENTAXはそれを告知すべきだと思うのですが、その正確な記録自体が失われていたりして…
☆ 2013/5/7 良く晴れている朝ですが、北西の風が非常に強く吹いています。今日は昨日ほど気温が上がらなそう… 大型連休も終り、5月病の季節が始りました。ヘビノネゴザやヤブカラシなど庭の草も伸びていますから、今日は除草人夫…
☆ 2013/5/6 晴れて暖かい朝です。でも、今日は上空に寒気が入って、午後には雷雨などの虞があるのだとか… 昨日日曜日の子供の日振り替え休日です。4連休も最後で、戻り車で街道はどこも混みそう…
旭光学の「隠蔽体質」が生み出したものとして、同じレンズ名称で内容が大きく変更されている機種が幾つも存在するということがあります。外見が顕著に変わっているものは見分け易いのですが、それがまったく同じものや些細な違いのものの場合、それをユーザーが判別することはなかなか困難です。 そもそも、その違いがあるということすら認識されていない場合が非常に多く、知っているのはコアなPENTAX信者だけかもしれません。旭光学が製品の内容に大幅な変更を加えた時点で、それを広く告知したのかという疑問があります。当時の資料が無いので、それに対する答えは出ないのですが、知っている者が少ないということは、マスコミ広告やカタログに記載するなどの方法で公告を行わなかったということかもしれません。 当時もカメラ雑誌などの情報媒体はあったのですが、これの記者がその事実を知って記事にするなどの行動を取らなければ、一般消費者はそれを知り得る手段を持たなかったということでしょう。 ところで、現在内容の変更が非常に大きいのに外見の違いが全く無いものとして、トリウムレンズの廃止があります。その採用の時も分かり難いものの、その時は外見も少し変わっていますから着眼点と出来るのですが、廃止の時はまったく分別困難です。 トリウムレンズを採用している機種としては、有名なのが「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」と「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」ですが、これらがいつ廃止されたのかということは、旭光学は公告していません。単に1965年から使用を初めて1977年に使用を止めたと公告しているのみです。このうち、前者はKマウント化される前に使用を止めていますが、後者はKマウントがされて「SMC PENTAX 1:1.4/50」となっても使われています。しかし、1977年発売の「smc PENTAX M 1:1.4 50mm」には使われていませんが、廃止時期はこの時ではなく、「SMC PENTAX 1:1.4/50」の時代の途中からなのです。 つまり、「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」と「SMC PENTAX 1:1.4/50」とは、外見は同じでも、トリウムレンズを使用しているものとしていないものとがあるのですが、その違いは一見しただけではまったく区別ができません。トリウムレンズが製造後36年以上経過した現在では全て著しく黄変していることから、その色の違いで判別するぐらいが外見上の違いです。 しかし、交換レンズにはシリアル番号が付記されています。これの違いでなら製造時期を特定可能ですから、トリウムレンズの使用を止めたシリアル番号さえ公表されれば、これが明確な判別方法となります。これを発表することをPENTAXには課せられていると思うのは亭主だけなのか… なお、事例の蓄積から、問題のシリアル番号はある程度分かっています。ほぼ確実なのは「SMC PENTAX 1:1.4/50」だけなのですが、これはこの機種の製造期間が短かったためにその違いが明らかになったのです。「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」の方は、まだ事例の蓄積が少なく、また問題意識が希薄なせいで判別事例と成り難いという問題があります。 シリアル番号の分かっている「SMC PENTAX 1:1.4/50」についてですが、問題のそれは、「10*****」がトリウムレンズ使用で、「15*****」は使用していません。その間の「11*****」から「14*****」は存在しません。つまり、シリアル番号の付番を飛ばすことで区別をしたという事実が残っているということです。これはPENTAXが公表すべき事実だと思います。 大量に作られた「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」については、ごく末期にその変更が行われたようです。シリアル番号として亭主が把握しているのは「790****」です。これにはトリウムレンズが使われていません。それ以前のシリアル番号に飛びが確認できていないので、その分岐を推測することも出来ません。事例の発掘以外に今は手立てがありません。みんな、がんばれ…
シリアル番号の実例について若干調査したところ、「SMC PENTAX 1:1.4/50」が使っている「10*****」と「15*****」の間の「11*****」から「13*****」については、「SMC PENTAX 1:1.8/55」に付番されていることが分かりました。これには「10*****」が存在していないようです。「14*****」については「SMC PENTAX 1:1.2/50」に付番されています。
☆ 2013/5/5 子供の日です。立夏です。少し暖かくなってきましたが、夏なのに降雪の地方もあるのだとか… 今朝は久しぶりに体調が悪く、軽い風邪気味か…
製造数が少なくて入手難の「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型が手元に来ることになりました。レンズシリアル番号が「1097***」ですから、最終ロットでしょう。前に入手したものは、アトムレンズであることを確認するための酷いジャンクでしたが、これはほぼまともな鏡胴です。ジャンクの方は「1007***」ですから最初のロットだと思います。製造数一万個弱でアトムレンズの驥尾を飾る歴史的存在ですから、美白化を行わないことにします。
「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/28」にも細かいバリエーションが存在するようで、被写界深度指標の赤外指標が赤線だけのものと、それに「R」が付記されているものがあります。両者を所持しているので比較のために分解したところ、例の接着剤痕のある方は前回以前の分解時に、内部の小ビスをプラス溝のものに替えてありました。特にピント環の止め付け用の3本はマイナス溝だと非常に厄介ですから、替えた整備者の気持ちはよく分かります。しかし、時代を変えてしまうことになりますから、あまり感心できない態度です。 亭主はマイナス溝小ビスのために取付補助具を考案して使用していますが、劇的な効果を実感しています。頭の小さな小ビス用に内径を小さくする工夫を考えているこのごろ… 同じ交換レンズを2個分解整備したことで、このヘリコイドの適正な組立方をマスターしました。外筒に対して逆ネジの中筒を止め付ける位置と、それらに対する内筒の繰出し位置の関係が複雑で、マウント台座取付ビス穴との関係が絡んでなかなか厄介なシロモノです。ヘリコイド単体では回し過ぎると摺動板が溝から外れてしまう点は、標準レンズのそれとは違って注意が必要な点です。あと、その摺動板が2ヵ所共通なのはいいのですが、摺動部の向きが前後どちら向きでも付いてしまうのが難点です。後向きが正解というのも分かり難い… この交換レンズ、デジタル一眼レフで使うと色乗りも良く、歪曲収差や周辺減光も少ないので、なかなか良い画像を得られます。Kマウント化されなかったのは、3群目を貼り合せにするなど、より贅沢な設計のものにしたことによるものです。
☆ 2013/5/4 今日も低温傾向は続いています。晴れて明るい朝なので日中は気温が上がり、上空の寒気のせいで、午後には雷雨が心配…
幾つも所有しているのに、回し難い造りの飾銘板に怖気付いてまだ鏡胴分解をしていなかった「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/28」ですが、その中の一つ、絞り環付近に緩み止めか何かの接着剤の付いた親指で持った痕のある個体を分解して、その接着剤痕の除去を試みました。その緩み止めをやたらに使ったと見えて、どこの小ビスも回すのに一苦労… 最も往生したのは、ヘリコイド外筒に取り付けているマウント台座を外す時です。周囲3か所の小ビスは取ったのですが、通常ならすんなりと抜けるこれがびくともしません。仕方なく、無水エタノールを3か所のビス穴や接合部の縁にスポイトで大量に塗布してから、顎にプラスチックを取り付けてある特殊なウォーターポンププライヤーの二丁掛けでようやく外せました。 ピント環をヘリコイド中筒に頭で押さえ付けている小ビスをプラス溝のものに取り換えているなど、そのポリシーに疑問符な先の整備者です。後のことを考えろよ… 標準レンズと同等の外形に広角レンズを詰め込むというコンセプトは分かりますが、何とも内部がせせこましい設計です。レトロフォーカスなので前玉に大径の凹レンズ群を置かなくてはならないのですから、それが49mmの鏡胴に収まるためには後群のレンズ達が小さくなります。当然開放F値は暗くなってしまいます。この時代、旭光学のレトロフォーカスが「1:3.5」の明るさしか作れていないのは、この小径鏡胴のせいです。 前群に比べて著しく小径となった後群の中に組み込む絞り装置ですから、これも小さいものです。最小絞り開度の調整も、同時代標準レンズの容易な仕組みを使えていません。繰出し量の少ないヘリコイド装置内筒の中に組み込むその方法も全く別… 接着剤の指跡はラッカーシンナーであらかた取り、ローレット部の溝は精密マイナスドライバーの先端や鋭利に砥いだ肥後守の先端で慎重にこそげ取りました。トルエンやキシレンなら容易に溶けそうですが、素人では入手困難…
☆ 2013/5/3 ゴールデンウィーク後半4連休に入りましたが、連休狭間に始った低温傾向は続いていて、すっきりしない雲めの空模様です。北海道など降雪もあるという、異常気象の晩春… さて、巷の浮かれた雑踏を忌避し、孤高の考古学者を気取って、お宝発掘のフィールドワークに勤しむとしますか…
相当以前に入手したものの、飾銘板が梃子でも動かない「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/28」に、意を決してカニ目を開けてしまいました。1.5mmのドリルビットを付けたピンバイスを直接手で掴んで回して開けました。電動ドリルを使ったのでは、しくじる確率が高そうです。事前にポンチを打つことも危なそうです。相手が軟らかいアルミなのでこれで十分… この交換レンズは飾銘板が細く、しかも前玉を押さえているソケットの方が前に出ているために、並のゴム道具では飾銘板だけを回すのが困難なのです。4mm径シリコンチューブを輪がねて特製ゴム道具を作っているので、それで何度も試みましたがまったく歯が立たなかったのです。カニ目を開けるのは主義ではないのですが、背に腹は替えられない… カニ目回しでなら拍子抜けするほど楽々と回せて、回らない原因が前玉押さえのソケットとの貼り付きと、それとの共回りによるロックだと分かりました。両者のネジピッチが異なる(0.75mmと0.5mm)ため、同一回転だと進む距離が違うためにそうなってしまうのです。この飾銘板はなかなかの曲者… これを含めて、広角系の交換レンズは飾銘板が細いので、通常のゴム道具を使うのは止めておいた方がよいでしょう。4mm外径2mm内径のシリコンチューブを輪にしたゴム道具を作っておくと、通常のゴム道具と飾銘板の間に挟んで使うのに便利です。輪の接合には綿棒の軸が持って来いです。色んな直径のものを作っておくと、普通の飾銘板もスマートに回せます。
山の神の随身を務めて、武蔵小杉駅周辺を徘徊してきました。横須賀線の新駅が出来て以来、周辺は高層ビルラッシュです。昔とはまるで街が変わった…
☆ 2013/5/2 昨夕からの雨が上がり切らない暗い朝です。気温も少し低め… 今日は持病「その2」で午後通院です。隠居なので行動が規制されるのは病院通いのみです。10日からは持病「その3」手術のために入院…
旭光学が1980年ごろは月産10万台程度のカメラ製造能力を有していたことは、製造期間が2年半の「ME super」が200万台近く製造されたらしいことや、社史によると1981年時点で30年間の製造累計1000万台を超えたということから推定可能です。これなら1965年時点で標準レンズの月産1万5千個は驚くほどの数ではないのかもしれません。そうだとすると、「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉の製造総数が10ヶ月で15万個でも問題ないことになります。この数が市中に出たのだとすると、それが全世界に散らばっているとしても、中古市場への出現数が少ないのが気になります。 当時は標準レンズはカメラと一体の存在でした。革の速写ケースに入れられて保管されているのが通例でしたから、新型カメラに買い替えたなどすれば、押入れの天袋や倉庫、蔵などに仕舞い込まれたのは想像に難くありません。まだその状態で眠っているものも多いのかもしれません。この場合、中古市場に出てくる機会は少なそうです。所有者の遺族がそれをどのように扱うかが、その状態を変える機会になりそうです。案外これからもぼちぼちと出続けるかも…
昼少し前に先月下旬に入手が決まった「ASAHI BELLOWS UNIT K」が到着しました。マウント面に装着痕も無い、まさにミント状態です。製造後38年を使われずに経過したためか、各ダイヤルが固着していて素手では回せなくなっていました。 外箱は二重になっていて、内箱には「BELLOWS UNIT U」と印刷されています。在庫を使ったのでしょうが、結構おおらかだったのでしょう。 これもミントな説明書も付いていて、75年5月印刷の表示が裏表紙にあります。Kマウント発進の時期です。表紙に使われている写真では、カメラ側マウント金具を固定するつまみネジの位置が、先代「BELLOWS UNIT U」と同じ上部に付いています。モデルに使われているカメラは「K2」で、そのせり出しているペンタ部に今にも干渉しそうです。中の説明文でも、このつまみネジは上部にある記載となっており、試作段階ではそうなっていたことが分かります。それを製品化段階で右横に移したのは、「K2」で使うには具合が悪いという上層部からの横槍が入った結果なのでしょう。説明書は既に出来上がっていた段階での変更ですから、その位置で作られたものもあり、販売されたものもあったのかもしれません。もしそうなら、それもレア物…
☆ 2013/5/1 夜来の雨音も静まった朝です。気温は高め… メーデーですが、この労働組合の祭典が衰退して日本経済も沈滞が始った気がします。鶏と卵の関係かも知れませんが… 年金生活者になって1ヶ月、毎日が日曜日なので、明日待っている仕事の段取りに心を悩ますことが無くなりました。ストレスが溜まらない… でも、奇数月の今月は無収入です。2ヵ月毎の収入周期に慣れなくてはなりません。新たな収入の道を探る穐かな…
バックフォーカスが長くなくてはならない一眼レフ用変形ダブルガウス型6群7枚構成1:1.4 50mmの創始である「Super-Takumar 1:1.4/50」後期型の入手は捗っていません。鏡胴内部構造の確認が主たる目的ですから、外見の美醜は二の次にして漁っているのですが、程度の割に高価なものばかりで手が出ません。こういうこともあるのだと腹を括って気長に漁るのも肝心…
「Super-Takumar 1:1.4/50」画像を渉猟していたところ、「765***」というレンズシリアル番号を見つけました。これまで「9*****」が最も若い番号だったのですが、それより約2万個も遡ることになります。この調子で「1*****」までさかのぼると、総生産数約15万個になってしまいます。この数を1年弱で製造…ちょっと恐ろしい…
☆ 2013/4/30 4月も晦日となりました。薄く曇っている朝ですが、南寄りの西風が強いので生温かい…
「Super-Takumar 1:1.4/50」8枚玉に関する事実が段々明らかになりつつあります。6桁シリアル番号のものは、9から始ってるものしか見ていません。もし「90001*」から開始したのだとすると、「159999*」までの総生産数は約7万個ということになります。そのうち旧式飾銘板時代は「13*****」の中頃 までのことのようですから、4万5千個前後ということになります。新式飾銘板になってからは2万5千個前後ということですが、こちらの方 が少ないのに、亭主が2個入手した経緯のように8枚玉と認識されていないで売買されている可能性も高い… 結局、8枚玉か否かの確実容易な見分け方としては、両者のレンズ特性の違いから来ている被写界深度指標における赤外指標の位置ということになりそうです。4の内側か外側かがそれを分けるのだと…
☆ 2013/4/29 国民の休日です。元天皇誕生日、前緑の日、現昭和の日、選挙の立候補者経歴みたい… 連休3日目も晴れて暖かい朝です。今日も行楽の群れが湧いて出る…
昨夜「Super-Takumar 1:1.4/50」の画像をネット上で渉猟したところ、外国通販画像に「195****」と「188****」というのがあり、これらの外見は後玉後端形状と被写界深度指標の赤外指標が7枚玉の特徴を備えていて、A-M切替レバー裏に製品番号の打刻のあるものでした。赤外指標の位置はレンズ特性から来るものなので、これらが7枚玉であることは確実でしょう。 しかし、A-M切替レバーの指標はAとMになっており、これは8枚玉の特徴となっているものです。このことから推理できるのが、これが刻まれているマウント台座は、製造したロットが無くなるまで使われ続けたということです。これを8枚玉識別のランドマークとすることはできないということです。 マウント台座が8枚玉と7枚玉に共用されているらしいということから、ヘリコイド装置が共用されているのかどうかということについて興味が湧きました。既知の8枚玉鏡胴のヘリコイド装置はガタの発生があり、それがし易い構造であることが分かっています。共用されていたのであれば、補修部品として程度の良いものが追剥の対象に出来るということです。構造は改変されているものの、取付寸法が共通なら、グレードアップの補修とすることができます。 8枚玉がレンズシリアル番号の何番台まで作られていたか、また7枚玉は何番台から作られたのか、これに対する興味は残ります。事例からの推理で、「15*****」は確実に8枚玉であると思っています。「16*****」、「17*****」 は外国ネット上に画像が存在しますが、残念ながらこれらが8枚玉であるか、7枚玉であるかが分かる画像ではありません。亭主がこれまで考えていた7枚玉は「200001*」からという推論は崩れ去りましたが、観察と推理、蟲の目線が大事なりけり…
上の画像は外国ネット上にあったものに説明を付けたものです。新型鏡胴と旧型鏡胴の両方の特徴を備えた7枚玉タクマーです。「16*****」からこのあたりまでが初期の輸出用7枚玉だったのかも…
☆ 2013/4/28 連休中日も晴れです。気温も高くなりそう… 今日は潮干狩りなんぞに連れて行かれるらしひ…
昨日「Super-takumar 1:1.4/50」前期型と思しきものを入手して、それのレンズシリアル番号に関する真実を探求するべく、ネット上の分解整備ブログ等を渉猟したところ、最近「158****」を分解整備した書込みが見つかりました。これに添えてある写真の中に、後玉部分を写したものがあって、それは亭主の「155****」と同じ形式 のレンズボルダーなので、これはほぼ確実に8枚玉であろうと推測しました。 鏡胴を分解して分かったことですが、この時代のヘリコイドは谷が浅く、ガタがすぐに出てしまう構造です。事実2個の個体はいずれも少しガタつき気味です。これも損耗の原因かも… 余談ですが、その分解記事では、絞り装置とその前後に捻じ込んであるレンズホルダーとで構成される「内部鏡胴」を抜き出さずにレンズ玉の清掃をしたという内容になっていました。後群レンズホルダーはともかくとして、前群はレンズホルダーを抜き取らないままにして前玉から順に抜き出しているので、レンズホルダーの後方から抜き取る構造 になっている3群目が抜き取れず、絞りの後からその後面の清掃をしたという、何とも危ない内容になっています。絞り羽根の中に汚れが入ったらどうするのだろうと思いました。自戒を込めて、素人整備は恐ろしい…
PENTAXのベローズ装置蒐集に関してですが、「BELLOWS UNIT U」以降の3兄弟のうち、まだ蒐集出来ていなかった「BELLOWS UNIT K」を入手出来ることになりました。これで後期UNIT一族は網羅しましたが、前期のそれのうち、白ラベルの2機種と黒プレートの1機種が残っています。白ラベルは望みがありますが、黒プレートはどうかな…
潮干狩りどころではなく、木更津へ渡る道は遥か手前から物凄い大渋滞で早々に諦めました。12時過ぎに大潮の干潮ですから房州の海岸への人出が集中したのでしょう。教訓:連休の中日は家に閉じ籠るのに限る…
☆ 2013/4/27 快晴の朝です。寒くもなく、まさに行楽日和… 世間はゴールデンウイーク連休前半に入ったのですが、4月からの亭主は365日連休なので、どこに行っても混んで邪魔くさいだけ…
今、屋外には「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型から取り出した5群目黄変玉を数日前から放置中です。見事なまでに琥珀色になっていたものですが、日増しに透明感が増しています。この現象だけは、何時見ても不思議… この「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型は、落下事故に遭ったと見えてフィルター取付枠が歪んで傷付いていたジャンクレンズでしたが、去年の3月に前期型・後期型存在の検証のために安価で入手していたものです。レンズシリアル番号が「10*****」のもので、同時期に入手していた「SMC PENTAX 1:1.4/50」後期型「15*****」との比較検証用でした。 いわゆる「Kレンズ」と俗称されるこれらこの時期に製造されていたものはどれもネジが固く締まっており、分解にあたっては細心の注意と準備が必要です。小ビスはドライバーを吟味してプラス溝を舐めない工夫と、飾銘板は無水エタノールやCRC5-56などをネジ溝にあらかじめ塗布するなどの対策が求められます。 フィルター取付枠の歪みは修正が可能で、修正しないと分解もできないということですが、付いてしまった傷は補修困難です。浅い傷なので思い切って磨き仕上げへの変更を決意し、研磨紙で外側塗装を剥離しました。2000番の研磨紙で仕上げをして、最後にピカールで艶を出しました。このフィルター取付枠の研磨加工は「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」と「SMC PENTAX 1:1.8/55」に次いで3機種目です。どれもいい感じの鏡胴になりました。傷を見てるよりなんぼか気分がいい…
同時代の純正銀線入薄型SMCフィルターを取り付けています。コンビネーションがいい感じ…
旭光学はこの時期に、貼り合せレンズの接着剤をそれまでの天然樹脂バルサムから紫外線または熱硬化型化学接着剤に変更しているようです。この時期の製造のもの以降は、径年により「バルサム切れ」と俗称する接着面の劣化変性が著しく発生しています。アトムレンズではなくなった「SMC PENTAX 1:1.4/50」後期型の方も、ご多分に漏れず曇りが出ています。いずれ取り出して剥離・再接着してやろうと考えていますのじゃ… レンズシリアル番号が「10*****」と「15*****」しか存在していないとすると、それぞれ最大1万台弱の製造ということになります。発売からMレンズへ切り替わるまで1年と少しということであっても、その数を少ないと見るべきでしょう。ハイエンドの地位を「SMC PENTAX 1:1.2/50」に奪われて、その立ち位置が中途半端になっていたせいなのかもしれません。高度成長上昇志向一途だった当時の日本人は、廉価版か豪華版の両極端でしたから… 絶対数が少ないためか、中古市場への出現率が少なく、価格も高めです。前期型は「黄変」、後期型は「バルサム切れ」という、いずれも交換レンズの「死病」に冒されているはずですから、ずぶの素人が手を出す対象ではないのだぞ…
昼前に先日ネットオークションで落札した「Super-takumar 1:1.4/50」が到着しました。レンズシリアル番号が「155****」のものです。早速開梱して秤に乗せると、先に入手していた「139****」と同じ243gです。鏡胴の特徴もすべて8枚玉タクマーの特徴を備えています。単一光源を反射させたレンズ内の反射数とそれぞれの大きさを比べても両者はまったく同じです。コーティングの色は若干違うものもありますが… 7枚玉タクマーを未入手なので、それとの比較をしないと最終的な判断は出来ませんが、8枚玉タクマーの可能性が非常に高いと思います。これが違うのなら、「139****」も違うのだと断言できます。それくらい全てが瓜二つです。 これでレンズシリアル番号が「1******」のものはすべて8枚玉である可能性が大きくなりました。ネット上にある「2******」は明白に7枚玉の特徴を備えていますから、設計変更時には「200001*」から始めているのに投票1票…
☆ 2013/4/26 目覚めが早い朝です。まだ朝ではないかも…
ネットオークションで、レンズシリアル番号が「15*****」である「Super-takumar 1:1.4/50」を落札しました。証拠となる肝心な部分が写っていないといういささかペケな出品写真なので確信は持てないのですが、写す角度の悪い後玉形状が怪しいので、もしかすると8枚玉タクマーではないかと思われます。赤外指標が写っていればもう少し確信が持てたのですが、アホなことに背中を向けた画像だけでした。8枚玉と7枚玉の鏡胴構造を比較するのが目的でのネット物色ですから、これが8枚玉だったら場外ホームラン… 8枚玉から7枚玉に替ったときに鏡胴構造や寸法を変更しているのかどうかが比較する興味の中心です。両者の鏡胴データとしては重量減だけが取り上げられていますから、鏡胴の核心であるヘリコイド装置と絞りリンクを組み込んでいるマウント台座は同じものを使っているのではないかと期待しています。内部鏡胴の中心となっている絞り装置も同じものだろうと考えています。その前後のレンズホルダー、特に後のそれが違っているのは、8枚玉の見分け方法にもなっているので確実です。 外部鏡胴のうち、ヘリコイド装置を変更していないことを期待しています。これは径年使用によりガタが出るので、交換部品を確保する上でも、両者共通だと追剥が出来る… 落札した「Super-takumar 1:1.4/50」がもし8枚玉だとすると、見分け方法としてのレンズシリアル番号の伝説が一つ崩れることになります。これまでは「14*****」からが7枚玉との説が流布されていましたが、「15*****」が8枚玉なら、それは誤認か飾銘板の二個一ということになります。 「14*****」を7枚玉としたのが「黄変」ないしは放射線の検出が根拠だとしたら、1965年製造の8枚玉にはトリウムレンズを採用していたのであれば、その根拠は崩れることになります。分解して貼り合せ玉を確認したのでしょうかね… 8枚玉が「15*****」まで延びれば、7枚玉は「2******」からなのだという仮説が一段と有力になります。それにしても、8枚玉は13万個以上も造られたということなのでしょうかね…
☆ 2013/4/25 昨日の雨も上がり、初夏の陽気が戻ってきました。雲間の空の色が夏…
「AUTO BELLOWS A」を入手して一段落と思ったのもつかの間、新たな疑惑が幾つも浮上しました。「AUTO BELLOWS M」と「AUTO BELLOWS K」後期型についてです。 これの時代にMシリーズカメラが販売されていたのですが、1979年に発売された「ME super」からは、従前の「ASAHI PENTAX」から「PENTAX」にブランド名称が変更されています。また、「LX」が発売された1980年からは、レンズKマウント金具のロックピン受け穴形状がU字形から楕円形に変更されています。亭主が所持している「AUTO BELLOWS M」は、前面に貼られているネームプレートに「ASAHI PENTAX AUTO BELLOWS M」と表記されています。それなのにレンズKマウント金具のロックピン受け穴形状は1980年制定の楕円形です。つまり、ブランド名称から「ASAHI」を外した時代の製品なのに、それを使い続けているということになります。このことから、ネームプレート表記から「AUTO BELLOWS A」のように「ASAHI」を外した違う型が存在する可能性は極めて低くなったと思います。 しかし、これまで気づいていなかったことに気づいてしまいました。「AUTO BELLOWS M」がMシリーズカメラ開始時に販売を開始されたのだとすると、当然ロックピン受け穴形状がU字型の機種が存在しているということです。 もう一つの疑惑は、「AUTO BELLOWS K」後期型のレンズ台座背面リングが「49-52」ステップアップリング化されているという事実です。Mレンズで必要となるそれを設けた理由が先行投資だったのか、それともMレンズの時代になってこの「AUTO BELLOWS K」後期型が誕生したのではないかという疑惑も浮かびます。そしてこれなら「AUTO BELLOWS M」にロックピン受け穴形状がU字型のものが存在しないこともありえます。「AUTO BELLOWS M」に替えたのは、マウント規格変更が原因となったということです。これらの新たな疑惑を解消するまでは、昼は眠れない…
これまでほとんど見なかった「AUTO BELLOWS A」後期型が有名ネットオークションに出品されています。同時代スライドコピアとダブルレリーズとの組での出品ですが、初期値が高すぎる…
☆ 2013/4/24 ようやく暖かさが戻っている朝です。でも、午後には雨になるような… 今日は通院です。採血採尿検査があるので早く行かなくては…
旭光学が開放測光マウントを始めたのは1971年「ES」からです。このカメラは電子制御自動露出の魁となったもので、電磁制御のシャッターを搭載していました。このカメラにセットレンズとされたのが「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」と「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」です。この2機種は従前のTakumar一族共通意匠を変更して、ゴム巻きのピント環と新意匠の絞り環で装っていました。 交換レンズ群を開放測光マウントに換装したのはこの時期よりも少し前だったようで、当時の主力「SP」などにセットレンズとされたのが「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.4/50」と「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55」であったようです。これらは開放測光マウントとする他にも、レンズ名称にある7層マルチコーティングを採用していました。まだ開放測光のカメラが存在しない時期から準備のための先行投資を行ったということでしょう。 この「Super-Multi-Coated TAKUMAR」というレンズ名称は、開放測光マウントに換装し、7層マルチコーティングを施した他の交換レンズにも用いられました。その時期が一斉であったのかは不明ですが… 開放測光マウントと従前のマウントとは、鏡胴に取り付けるに対して互換性があります。ほとんどの機種は鏡胴やレンズ構成を従前のままにして、レンズに7層マルチコーティングを施し、開放測光マウントを取り付けて、飾銘板を新しいものに換えただけでした。ところが、「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.4/50」は鏡胴構造を変更し、それに伴ってレンズ玉にも設計変更を加えているのです。フラグシップ標準レンズは花形の存在ですから、それをこの大変革の先頭に立たせたということでしょう。このことから、「Super-Takumar 1:1.4/50」と「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.4/50」は、主要な部品で互換性がありません。 世の中では、「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」と「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」が「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.4/50」と「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55」の後期型であるとの説明がなされることがありますが、これらは別のカメラのセットレンズとして平行して存在していたのであり、「SP」が開放測光の「SPF」に道を譲った時点で「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」と「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」が残ったのであって、両者は別の系統であるとしたほうが妥当でしょう。 なお、「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」と「SMC TAKUMAR 1:1.8/55」が、「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.4/50」と「Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55」と違うところは、飾銘板およびピント環と絞り環の意匠だけであり、機械的には完全な互換性があります。
☆ 2013/4/23 低温傾向は依然として続いている朝です。この異常気候は生鮮野菜に悪影響がありそう…
今日は「AUTO BELLOWS A」が届く予定です。もしかすると8枚玉疑惑の「Super-Takumar 1:1.4/50」も…
昨夜からレンズシリアル番号が「10*****」である「SMC PENTAX 1:1.4/50」前期型の分解整備に取り掛かっています。前部レンズホルダーを外し、「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」の前部レンズホルダーとまったく同じであることを確認しました。後部レンズホルダーも全く同じです。その前のヘリコイド内筒に取り付けてある問題の疑惑玉はというと、しっかり「黄変」している「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」と同じアトムレンズでした。ここまでで昨日の作業を終えて、今日は晴れてきたので「黄変」玉を屋外で日に曝して修理します。1週間くらい必要かな… 菌糸状の白カビが内部レンズ面の処々に少しずつ繁殖しているので、全部取り出して水洗しなければなりません。このタイプなら必ず落ちると診断… 絞り環を後に抜くとマウント台座をヘリコイド外筒に止めている小ビス3本が下から現れます。これを抜くとマウント台座は外せて、その中の絞りリンクの整備が出来ます。この鏡胴は、絞り込みレバーの基部にバネによるショック軽減機能が組み込まれている手の込んだ構造です。次世代のMレンズはこれを止めて、その機能をドーナツ鉄板に代替しています。 絞り環位置情報の伝達ピンと絞り環クリック位置を等間隔にするためのカムが組み込んであるリングは、マウント台座周囲の2本のマイナス溝ビスを抜くことで外せます。しかし、整備のためだけならそれは不要で、汚れがあるならベンジンで全体を洗って、要所に注油することで十分です。
「SMC PENTAX 1:1.4/50」や「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」の後部レンズホルダーの形状・形式は、その先代「Super-Takumar 1:1.4/50」7枚玉のネット上画像とは異なっているので、1971年に開放測光マウントに換装したときに、光学系も設計変更している可能性があります。亭主の掲示板に以前「Super-Tkumarの貼 り合せ玉は、smc PENTAX Mの鏡胴ではガタがあって使えなかった」旨の書き込みもありましたし、このときに絞りを6枚羽根から8枚羽根に変えるなどしていますので、まだ未入手のそれに食指を伸ばすのには十分過ぎる動機かと…
10時過ぎに昨日北陸から発送した「Super-Takumar 1:1.4/50」がもう到着しました。すぐに開梱して秤に乗せたところ、243g、間違いなく8枚玉タクマーです。シリアル番号「139****」の後期型表記飾銘板です。これは1965年に一斉に変えられたものですが、7枚玉アトムレンズに代わったのが同じ1965年でも後期型鏡胴制定時より後のことだということになります。 ところで、今シリアル番号「1******」はすべて8枚玉である疑惑が浮上しています。もしかして、7枚玉は「2******」からなのだと… しかし、「13*****」や「16*****」でも環境値を大きく超える放射線を検出したとの情報もありますから、アトムレンズは8枚玉時代の後期から使われ始めているのかもしれません。そうだとすると、7枚玉見分け法としてのガイガーカウンターは無力ということになります。疑惑はさらにコンテニュー…
11時過ぎに「AUTO BELLOWS A」前期型も届きました。これでPENTAXのAUTO BELLOWS一族8種類は悉皆蒐集が成就したことになります。危惧していた煙草臭も無く、程度も上々で気分も上々…
☆ 2013/4/22 晴れてはいますが、低温は続いている朝です。今日の日中は暖かくなるのかな…
なかなか遭遇出来なかった、遭遇出来ても擦違いと弱気のせいで縁が無かった「Super-Takumar 1:1.4/50」を入手出来ることになりました。昨日の「AUTO BELLOWS A」前期型のことといい、気力充実の証かな… この交換レンズは東京オリンピックの年、1964年に「SP」とともに誕生した当時のハイエンド標準レンズです。これは翌1965年のTakumar一族一斉鏡胴意匠変更後の品ですが、シリアル番号や、A-M切替レバー裏に製品番号が打刻されていないことや、後玉形状からすると、8枚玉Takumarだと思われます。シリアル番号は「139****」ですから、7枚玉アトムレンズ直前のロットかも…この時期の8枚玉はアトムレンズでもあるとの説もありますので、その点の検証対象であるのは確か… この時代は標準レンズがカメラとセットで販売されるのが常でした。従って標準レンズはそのカメラメーカの最先端技術を注ぎ込んで改良を続けていました。その足跡を窺い知ることが出来る品でもあります。焦点距離をそれまでの標準レンズの55mm以上から短縮できたのは、最後部に1群増やした凸レンズの効果でしょう。これで全体をレトロフォーカス傾向に振って、第二主点をレンズ群中心より後方に移せたのです。収差補正のために4群目を3枚貼り合せにしたため製造コストが嵩んで、作れば作るほど赤字になると噂されたほどです。カメラと組み合わせて販売する標準レンズですから、高額の価格設定も難しかったのでしょう。 このころオハラが開発販売した新種光学ガラスが使えるようになると、これを採用して設計変更し、1965年から6群7枚構成にしています。この新種光学ガラスが酸化トリウム配合のもので、高屈折・低分散という、収差を少なくするためには持って来いの性能でした。この優れた性能の新種光学ガラスは他のカメラメーカーやレンズ専業メーカーのほとんどが採用し、その製品の高性能化を進めています。 このトリウムガラスの問題点として、放射性同位元素であるトリウムを配合していることから、微量ながら放射線を出すということがあります。また、このことから径年によりブラウニング現象と呼ばれる「黄変」を引き起こします。これは色温度や露出を狂わせるほどの著しい「黄変」で、交換レンズの死病とでも言うべき現象です。 旭光学が6群8枚構成から6群7枚構成に変更したときに、性能向上を目的としたのか、製造コスト削減を目的としたのか、それが問題となります。前者なら8枚玉の価値は相対的に下がります。しかし、性能は同等で、製造コスト削減を目的としたということなら、アトムレンズではないということで、希少価値以外にも8枚玉の価値が高まることになります。これは比較してみなければ分かりませんね…
☆ 2013/4/21 冷たい雨が降る朝です。すっかり真冬に後戻り…
PENTAX AUTO BELLOWS一族を蒐集する旅も、ようやく終着駅に辿り着きそうです。存在を確認している8種類を悉皆蒐集することが目標でしたが、最後に残っていた「AUTO BELLOWS A」前期型を入手できる運びとなりました。 8種類の内、最も入手が困難だったということで最後になった訳ではありません。中古出現率はそれほど少なくもないのですが、すれ違いや弱気ばかりだったのです。 最も出現率が少ないのは、最後の機種である「AUTOBELLOWS A」後期型です。10年前にはカタログにも乗っていた品ですから、まだ購入者が手放さないのでしょう。それと、カメラがAF時代になってからで、もうストイックなベローズの時代ではなくなっていたことで、販売数が圧倒的に少なかったのでしょう。ダイレクト測光「LX」の所有者ぐらいしか購入しなかったのかもしれません。フィルムカメラで使うには、かなりなスキルを要求されたでしょうから… デジタル一眼カメラで使うのなら、スキルも何もいりません。根気があれば満足できる画像は得られるでしょう。フィルムと違ってすぐに撮影結果が分かりますし、取り直しに費用はかかりませんから… 亭主が「AUTOBELLOWS A」後期型をネットオークション上で見たのは1回だけです。それは現在亭主の蒐集物となっていますが、その外見品質は8種類の中で最も下ですから、蒐集以外の目的でなら、好んでこれを求めることもないでしょう。機能的にはまったく問題が無い優秀な品ですが… PENTAXのベローズ装置を悉皆蒐集するという旅の方は、まだ前途遼遠です。どれだけの種類があったのかということも霧の向こうですし、存在を確認しているものだけであと4種類もあります。それはどれも中古出現率が低く、それなのにすれ違いと気弱のせいで逃したものばかりです。気弱には金額的なものと状態の悪さとがありますが…とりあえず、確認しているものの蒐集は目標であり続けたいもの…
☆ 2013/4/20 10℃を下回って、季節が大幅に後戻りの朝です。北東気流が入っているせいで空はどんよりです。明日はもっと寒いらしい…
「Super-Takumar 1:1.8/55」の鏡胴が1965年に大幅に変わったことが分かり、その先鞭を付けたのが1964年誕生の「Super-takumar 1:1.4/50」だということを知りました。それまでのフィルター取付枠をヘリコイド内筒に捻じ込む方式を止め、ヘリコイド内筒先端外側に3か所の突起を設けて、そこに3本の小ビスで止める方式としたことと、前後にレンズホルダーを捻じ込んで絞り装置を内蔵する内部鏡胴を、それまではヘリコイド内筒に捻じ込んでいたものを、ヘリコイド内筒の3か所の突起に3本の小ビスで押さえ付けて固定する方法に変えたことと、更に、ピント環はヘリコイド中筒に小ビス3本で止めていたものを、小ビスの頭で押さえ付けて固定する方式に変えたことです。 この内部鏡胴およびピント環を小ビス3本で押さえ付けて固定するという方式は、交換レンズの整備性を飛躍的に向上させました。それまで無限遠の調整はヘリコイド内筒に捻じ込む内部鏡胴との間に極薄のリング状シムを何枚か重ねることでしていたのですが、ピント環のヘリコイド中筒への押さえ付け位置を変えることで、つまりヘリコイドの繰出し量を変えることで行うようにしたことと、最小絞り開度の調整は、それまでは内部鏡胴内の絞り装置を直接動かして行っていたものを、内部鏡胴自体のヘリコイド内筒への押さえ付け位置を変えることで行えるようにしたのです。つまり、内部鏡胴を取り出したりせずに、フィルター取付枠を外すだけでこれらの調整が出来るというということです。これは製造時の能率を飛躍的に上げたのと同時に、サービスの現場においても作業の容易性を大いに高めたものと思われます。 ヘリコイド内筒先端外側に突起を設けるためには、それまでのアルミの丸棒あるいはパイプからの機械加工から、ダイキャストへの変更が必要です。それを全て削り出しで行うのだと、機械加工時間と材料の大幅なロスとなってしまいます。ダイキャストにより必要な形状に成型し、切削加工は最小限に止めるという製造工程の大きな合理化ともなったと思われます。このことが交換レンズの安価な供給を実現した大きな進歩だったのだと分かります。こんなすごい大改革を行ったのにレンズ名称はそれ以前と同じという、旭光学という会社の何たる宣伝下手…
☆ 2013/4/19 今日から寒さが戻るとの予報は、まだ実現していない暖かい朝です。
先に成った扁額方式によるTakumar一族の糾合が様になっているようなので、上部空間に更に2枚まで追加する構想を企てています。レンズマウントキャップの安いものを更に22個と、折れ洋釘4本と、150mm幅15mm厚の棚板2枚調達で実現の予定…
風が北に回って、気温がぐんぐん下がっています。明るくなってからの方が冷えてきました。乱れた雲が厚く覆いかかっています。気圧配置は冬型…
☆ 2013/4/18 今朝も暖かいのですが、これも今日までで、明日から数日寒さが戻るらしい…
交換レンズの分解整備において悩ましいのが、「Super-Takumar」後期型鏡胴以降の、ピント環をその頭で押さえている3本の小ビスの取付です。これがプラス溝になった以降ものはそれほどではないのですが、Takumarなどマイナス溝の時代のものは閉口です。マイナスドライバーでこれを保持することはほとんど不可能ですから、ピント環とレンズホルダーの間の狭い所にこれを取り付けるときは毎回イライラします。 粘着性の接着剤をビス頭に微量塗布してマイナス溝でのドライバーによる保持力を増すなどの方法もあるのですが、それを後日外す時のことを考えると、あまりやりたくない方法です。何か有効な方法がないかというのは大きな課題の一つです。使用する小ビスをプラス溝のものに変更するのも、時代が違うものとなってしまうので安易過ぎるかと… 現在構想中のものとしては、ゴムや塩ビなどの軟らかくて細いチューブを細い軸の精密ドライバーに被せ、その中に小ビス頭を挿入して保持する方法です。適当なサイズのチューブが得られれば、これが最も有力な方法だと思うのですが、なかなか適当なチューブが手に入りません。電気配線の絶縁用熱収縮チューブを収縮させて使えるかなどのアイデアは浮かぶのですが、果たして…
マイナス溝小ビスを奥まった狭い場所に取り付ける方法をいろいろと模索してみましたが、マイナスドライバーの先端に木工ボンドを極少量塗布して少し乾かすと、それでマイナス溝ビスを比較的安定的に保持できることが分かりました。乾いているので小ビスに接着剤が残らず、外す時に困ることが無さそうです。 また、電気配線の絶縁用熱収縮チューブも、小ビスの頭外径よりチューブ内径が小さなものは有効であることが分かりました。肉厚が薄いので、狭い場所の作業でも支障がありません。これはプラス溝小ビスでも効果は同じですから、雌山亭認定の定番ツールとなる予感が…
☆ 2013/4/17 もう少しで20℃の朝です。今日も晴れて初夏の陽気必定…
レンズマウントキャップの下ごしらえなど、必要な資材がすべて調ったので、今日は扁額製作の予定です。これの具合が良かったら、雌山亭の諸所に蟠踞する先住民族のTakumar一族は、長い鏡胴のものを除いて、すべて扁額へ移すかも…インディアン居留地か…
昼前になんとか「扁額」が完成しました。これなら、まあ、インディアンたちの居留地にしてもいいかな… 3か所の空き地は、これから漁らなくてはならないものの指定席です。こうすると、何故かせかされる気持ちになる…
下が空いているのは、ここにレンズ名称などの表示をするためです。全部埋まったら真鍮板を奢るかな…嘘…
☆ 2013/4/16 10℃を少し超えた気温の良く晴れた朝です。
49mm〜52mmの飾銘板回しとして定番の感がある椅子の脚ゴムですが、これは中空という構造上、力を入れて押し付け難いという欠点がありました。中空部を充填すれば力が入れ易くなるので、そのための材料漁りをしています。 38mm径の脚に被せるためのものなので、その太さの椅子の脚を20mm切断するのが最も簡単なのでしょうが、それでは椅子が使い物にならなくなります。他のもので38mm径のものを使う、それが廃棄物になるものなら理想的です。現在までに発見しているのは、洗濯用柔軟剤の計量カップを兼ねた外蓋です。「ハミング・フレア」というのがそれですが、まだ使用中なので使い終わるのを待つしかありません。他ではシリコン・グリースの容器の蓋がびったりです。これも使用中で、まだまだ無くならない… この38mm径というのは、結構一般的なサイズだということが分かりました。薬品の瓶の蓋などにもあります。カナダバルサムの容器の蓋もそうなのですが、これもまだ使えない…
今日は山の神の降臨記念日ということで、新装後まだ行っていなかった東京駅丸の内駅舎見物に供奉しました。大丸の13階でランチなどして、日本橋丸善1階で「世界全図」を求め、メトロ銀座線で渋谷へ…ヒカリエ地下3階と2階を徘徊渉猟してから、地下5階へ降りて東横線菊名経由にて帰宅…
小径の両面接着テープなどの芯が36mm径程度なので、これに下駄を巻き付けることで椅子の脚ゴムの中空部補強材とすることが可能です。扁額製作のために使い切った両面接着テープの芯があったので、これで補強は無事完成…
☆ 2013/4/15 10℃台後半の朝です。非常に暖かい…
以前Takumarの保管場所兼ディスプレイ用に使うために、安価なレンズマウントキャップを仕入れてあったのですが、いよいよ扁額式のディスプレイ製作に取り掛かることにしました。長さ900mm厚さ15mmの棚板にマウントキャップ11個を80mm間隔で横一列に取り付ける構想です。下から見上げるようにするためと、裸でディスプレイするため距離指標の窓の中に埃が積もらないように、それが下を向くようにするのですが、M42マウントレンズキャップの外見ではその位置が分からないので、レンズに装着したまま一旦扁額に両面接着テープで貼り付け、レンズを外してその位置でビス止めします。これで下向きの設置が出来るという塩梅のはず… 以前はTakumarやKレンズ、Mレンズ、Aレンズ、単焦点Limitedシリーズなどの保管場所兼ディスプレイとして打って付けな飾ケースを「ニトリ」で非常に安価で売っていたのですが、仕入先が無くなったのか販売を止めてしまいました。準望遠レンズ級までの大きさの交換レンズを15個ディスプレイできる格子状の仕切りがあり、アクリル板の入った扉があるので埃の侵入が防げる優れものです。亭主はこれを5個入手して壁面に取り付けているのですが、もっと仕入れて置けば良かったと悔やむこと頻り… 扁額製作に手持ちのビスではどれも長すぎるので、15mm長以下のものを調達せねばなりません。近所のホームセンターを徘徊するのが今日の予定… 扁額には歴代「Takumar 1:1.8/55」と「Takumar 1:1.4/50」をディスプレイする構想です。7個と4個で11個、ちょうどぴったりなのですが、まだ未入手が3個ほど (^_^;)…
少し以前に入手したものの、内部の整備が必要なので分解したかったのですが、取り掛かりの飾銘板がどうにも回らなかった「SMC PENTAX BELLOWS 1:4/100」が、新作の飾銘板回しであっけなく回ってしまいました。光源を透視すると前玉がうっすらと曇っているので、バルサム切れだろうと見当を付けています。このヘリヤーは、3群5枚構成で、1群目と3群目が貼り合せになった「トリプレット」型というレンズ構成です。Takumar時代のこれには曇り玉を目にしたことは無かったのですが、これもまた接着剤変更の犠牲者なのか… 亭主は「smc PENTAX BELLOWS 1:4 100mm」後期型も所持していて、これとの大きな違いは、絞り環の開放位置に明瞭なクリックが有るか無いかです。「SMC」にはクリックがありません。「smc」後期型はカチッと音のする明瞭な強いクリックが設けてあります。この「smc」後期型は、数年前までは販売されていたものです。Kレンズの中では最後の生き残り… 「smc」には前期型と後期型があります。それはマウント金具のロックピン受け穴の形状で分けられるのですが、前期型は未所持なので、その他の違いがあるのか不明です。恐らく無いのでしょうね…
☆ 2013/4/14 ようやく冷え込みが緩んでいる朝です。今週はずっと晴れベースなのだとか…
昼近くなって風が強くなりました。昨日足を延ばし過ぎて脚が痛いので今日は自重です。 これまでのバスコークを広口瓶の口に塗布して作った自慢の自作飾銘板回しではどうにも歯が立たなかったものを、楽々と回せる新しい道具を作りました。やはり広口瓶を使うのですが、その口の内外にかけて薄いゴムシートで包み込んで接着し、その頂上の飾銘板に押し当てる部分に「液体ゴム」を塗布したのです。この「液体ゴム」は乾いても若干粘着性が残るため、押し付けると飾銘板を強力に保持することから、これならどんなに回り難いものでも回せそうです。ゴムシートは薄ければ薄いほど取り付け易いと思います。 椅子の脚ゴムを使用している人も、押し付け面にこの「液体ゴム」を塗布すると性能が一段と向上すること請け合い…
☆ 2013/4/13 今朝も冷え込んでいますが、これも今日までとの予報です。晴れているので日中はぽかぽかになるかも…
横浜アリーナまで歩いて行きました。先月の退院後最も足を延ばした散歩です。衣料品バーゲンはそれなりに混んでいましたが、欲しいものも無いので、正札の半値でも食指は動かない…
☆ 2013/4/12 今朝も冷え込んでいます。進み気味だった春が一気に後戻りしたようです。染井吉野は散りましたが、普賢象は盛りです。花冷えと言ってもいいかな…
金属面にケガキするための脚の長いデバイダーを所持しているのですが、これを「SMC PENTAX 1:1.4/50」の貼り合せ玉を押さえている切欠きリングのような、狭い奥まったところでも使えるカニ目回しとする改造を構想しています。細い脚が長いので力を加えると全体が歪み、デバイダーなので先端が尖っていて、これではカニ目には細すぎます。この二つの問題を解決しなければ使える道具にはなりません。 尖っている先端はダイヤモンドヤスリと砥石で加工出来そうですが、長い脚の歪み対策の方は、その2本を下の方で2枚の板で押さえるという案が有力です。加工が楽な木の板でも十分な強度が得られそうです。2枚を4mmの六角ボルトと蝶ナットで締め付けるようにすれば、操作性も確保できそう… これまではコンパス式に脚が開いて、それに交換式のビットを横向きに取り付ける形式のカニ目回しに、釘で自作した細長いビットや精密マイナスドライバーを取り付けて使っていたのですが、手軽さに欠けるという不満があったのです。楽を求めるのは職人の基本…えっ!?…
先日自作した「Super-Takumar 1:1.8/55」U期型以前用飾銘板回しを流用することを思い付き、上の画像のようにケガキ用デバイダー改造のカニ目回しをでっち上げました。尖っていた先端はヤスリで磨り、必要な形状に成型して完成です。その間数分… このデバイダーは開脚の微調整が簡単に出来てスグレモノなのですが、それだけでは関節部の強度が足りず、カニ目を回すと2本の脚が歪んで力が入りません。画像のように、2本の脚を適当な場所で挟み付けるだけで必要な強度は万全です。これで便利道具が1個増えた… 大きく開脚して使う場合は、もっと長い挟み部品にする必要があります。木の加工ですから手間暇はさほどかかりません。
4月1日に届くように任意継続申請を郵送していた健保協会の健康保険証が今日ようやく届きました。これで一安心… 明日、明後日は横浜アリーナで衣料品のバーゲンがあるとの通知が来ています。散歩の脚を伸ばして見るかな…
☆ 2013/4/11 少し冷え込んでいる朝です。10℃を切るのは10日ぶり…
モニターが死んでいた旧PCを作業机から撤去して、本来の作業スペースを取り戻しました。繁用の柄の太い0番、00番のプラスドライバーも買い増しをして、旧レンズと対話できる環境を整備しつつあります。今の最大の課題は、ネジが固着して回り難い飾銘板を確実に回せる強力な道具の入手ですが、自作がいいのか、既製品に手を出すべきなのか、それが問題だ…ハムちゃんの心境… 1個仕掛け品として残っていた蓋開閉式フードも、昨日の通院帰路に寄ったヨドバシでステップアップリング49-62を入手したので、完成品とすることができました。次のガム空きケースが出るのはまだ大分先…
☆ 2013/4/10 安定した気温が続いています。雲が多いものの、今朝は風も穏やか… 今日は通院です。5日のCT検査の結果を聞くのと、尿管狭窄をどうするかを診断の予定…
雌山亭別棟に「無駄話収録庫」を設けました。題に相違して無駄な話ばかりではないのが (^_^;)…
今日の診断の結果、とりあえず尿管狭窄を尿道から入れた内視鏡で拡張する方法で手術することにしました。CTの画像で見る左の腎臓は相当に怪しい状態になっている感じです。経皮的に切開して尿管の狭窄部を切除再接合するなどのどの方法でも、所期の効果が得られない確率がそれなりにあるとのことで、特に歳を取るほどそれが高くなると脅されました。接合手術の場合、接合部が狭窄や漏洩などの不具合を起こすリスクもあるとのことです。手術日は5月13日の予定ですが、入院は5月10日朝です。退院まで10日程度はかかるとのこと…
夜6時から退職した職場の歓送迎会に参加しました。退職後まだ10日しか経っていないのに、机を並べていた仲間だった顔を見ると懐かしいという気になったのが不思議です。もうすっかり遠い世界になっているのかも… 退職した職場は財団法人なのでトップは理事長なのですが、その挨拶がちょっと、ちょっとね…
☆ 2013/4/9 昨日と同じぐらいの気温の朝ですが、日中はそこまで上がらなそう…
「Super-Takumar 1:1.8/55」の前期型鏡胴を分解整備したくなっています。これまで後期型しか完全分解をしたことがなく、前期型の構造を知りませんでした。昨日一部分解出来て、おおよその構造は理解できたのですが、ピント環とヘリコイドの関係など、外部鏡胴まで分解しなければ真実は見えないかもしれません。また、内部鏡胴も分解して、絞り装置の詳細も見てみたい…
鏡胴からレンズ玉を取り出す時に、カニ目リングや切欠きリングで押さえてあるものはカニ目回しで外せるのですが、袋状の部品で包んでいるものはそれを回すための工具が無く、ゴム板をかませて広口のプライヤーで掴むなどして回していました。しかし、これだと慎重な作業が必要で、固く締まったものなどでは、握っているプライヤーが滑って鏡胴に傷を付けそうになったりします。そんな虞の少ない締付け工具を自作しようかなどと構想しています。 発想段階では幾つかアイデアは浮かんでいるのですが、工作が容易というのも素人工作の肝ですから、できるだけ楽に作れるものと知恵を絞ることになります。 加工し易い木を使ったバイス式のものや、アルミの薄板を帯状にして巻き付けるリングプライヤー方法式など、どれも効果はありそうですが、さて、どうするかな…
「Super-Takumar 1:1.8/55」のU期型の外部鏡胴を分解整備しました。ピント環や被写界深度指標リングを外すと、接着剤が老化して距離指標板が半分取れかかっていました。無水エタノールで接着剤の残滓を拭い取り、瞬間接着剤で再取付して元通り… この鏡胴のピント環は、ヘリコイド中筒に3本の小ビスで直接取り付けていますから、ピント環の穴にあらかじめ小ビスを入れて作業できるので、V期型のピント環取付より全然簡単です。V期型は狭い所にマイナス溝の小ビスを1本ずつ取り付けるので、いつもイライラします。これがV期型鏡胴組立の一番の難関です。プラス溝ネジなら少しは楽なのに…
☆ 2013/4/8 10℃を超えるぐらいと少し気温が下がっている朝です。昨日の吹き返しの強風が寒気を呼び込んだせいでしょう。杉花粉はすっかり影をひそめたようですが、檜花粉の方は、まだまだご愁傷さま…
先に入手していた「Super-Takumar 1:1.8/55」3兄弟などのTakumar標準レンズ一族のために、亭主考案の蓋開閉式フードを昨日一気に5個完成させました。生憎「ステップアップリング49-62」を必要数だけ揃えられなかったので、後1個が仕掛け品として残っています。 このフードは、ロッテの粒ガム「BLACK BLACK」のケースを材料として、マルミのステップアップリングと組み合わせているので簡単に作れます。製造原価はステップアップリングの購入費がほとんどを占めます。軽量で機能が優れているのが自慢です。蓋があるので保護フィルター不要で、その蓋がワンタッチで撥ね開いてすぐに撮影でき、しかも蓋を仕舞わなくてもよくて失くすこともありませんん。外周径66mmとTakumar一族やKからAまでのKマウントMFレンズ一族の標準レンズにはサイズ的にぴったりなので、絶対にお薦め… ロッテの粒ガム「BLACK BLACK」は、雌山亭の御料車に常備しているものです。運転中の眠気防ぎの効果があるのかは不明ですが、気分転換には役立っています。この使用済みの廃物ケースの有効活用になるフードですから、せっせと噛んで歯の健康に努めませう… なお、このコンセプトに類似した蓋開閉式のレンズキャップをケンコートキナーが「フリップキャップ」いう商品名で去年の8月10日から販売しています。実売\2K前後と結構高価です。機能やスマートさという点では、先行開発している亭主のものの方が上と見るのは贔屓目が過ぎるというものか…
暖かくて天気が良いので、昼前に久しぶりに鶴見川堤上散歩にでかけました。4月6日夜半の豪雨で相当に水位が上がったようで、河川敷の木に引っ掛かっているゴミの位置が相当に高く、上の堤防の根方付近まで来たらしい… 春にはほとんど見えない富士山が、丹沢大山越しにくっきりと見えていました。冬でもなかなか見ることのないくらいの鮮明さです。昨日までのシベリヤ颪で支那由来の黄砂や杉花粉などが吹き飛ばされたのでしょう。絶景かな、絶景かな…
出かけたついでに駅前の薬局に寄り、無水エタノールの500ccボトルを仕入れました。以前は1Kでお釣りが来たのに、少々値が上がっている…
☆ 2013/4/7 昨夜半の豪雨もすっかり上がった朝ですが、吹き返しの風が強く窓を揺らしています。気温は高く、すっかり初夏の風情です。雨に洗われた空が青い…
昔は黴の繁茂したレンズは修理不能、捨てるしかないなどという誤った情報が独り歩きしていた時期もありましたが、素人修理者の間では、今では与太話としてかたずけられています。しかし、黴は取れても黴痕が残るという場合があることは事実です。これはある種の黴が出す分泌物の中に強酸や強アルカリなどが含まれている場合があり、これが金属の薄膜であるレンズコーティング層を腐食するのだと考えられます。この場合、黴痕は洗浄などでは取れません。腐食したコーティング層を剥離する以外に黴痕を消すことは出来ないのではないかと思われます。 コーティング層を剥離すると、そのレンズ本来の性能は減衰してしまいます。それでもなお、黴痕が目に見えるより良しとするのなら、剥離に挑戦することになります。 PENTAXのレンズコーティングは7層のマルチコーティングです。強度が高く、容易なことでは剥離出来ません。試しましたが、ピカールなど市販の金属研磨剤などではまったく歯が立ちません。ところが、車のフロントガラスなどの表面の油膜や撥水コーティングなどを除去する目的で、酸化セリウムを用いる方法が行われています。酸化セリウムはレンズ研磨にも用いられている希土類元素酸化物で、ガラスを物理的に研磨するのと同時に化学反応によっても研磨するというものです。これを用いれば、流石のマルチコーティングと言えども除去が可能かもしれません。この酸化セリウムを含有することで優秀な油膜取りとの評価のある製品(キイロビン)があり、これなら入手も現実的なので、これを用いることで黴痕の除去が可能かもしれません。 この情報を掲示板に寄せてくださり、これを用いてマルチコーティング層の剥離実験にも挑もうとしている方がおり、その成果がたのしみなところです。ガンバレ…
☆ 2013/4/6 まだ夜明け前ですが、20℃間近という、この季節としてはとんでもない気温の朝です。これから日本海で爆弾低気圧が発達する予兆のようです。今日の後半から明日にかけて超巨大台風級の嵐になる予報が出ています。偏西風が北に蛇行しているためにそれに乗れず、移動が遅いのが厄介な問題らしい…
どうしても回らない飾銘板を回すための道具を考案せねばなりません。これまでこれで回らなかった飾銘板は無かったのですが、広口瓶の口にバスコークを塗布した亭主考案道具では歯が立たない難物を回すための道具です。今朝の夢うつつのお告げでは、クッション層のある両面接着テープの利用などはどうかとことです。試してみる価値はありそう… お告げでは、広口瓶の口に8か所ほど、口の外から内にかけて強力な両面接着テープを貼ります。曲線の部分ですから、適当な幅に切って使います。テープの長さは抵抗力を確保する上でもある程度の長さが必要でしょう。亭主が好きな何度も使える道具にはならないのが欠点ですが、緊急処置なので止むを得ない…
☆ 2013/4/5 今朝も10℃を上回る暖かさです。日中も暖かかった昨日並みになる予報です。でも、明日からの土日はまた大荒れになりそうなのだとか… 今日の午後はCT検査のために通院です。MRI検査だと30分以上かかるのでが、CTの方はほんの数分… 昨夜、4月2日に発注していた「プレシジョン・レベラー」などの発送連絡がありました。同時発注の中に入荷次第という品も含まれていたので、もう少し時間がかかるかと思っていたのですが、案外に早かった…
分解整備が必要な交換レンズの在庫が幾つもあるのですが、中でも「SMC PENTAX 1:1.4/50」の前期型と後期型は、どうしても手を付けねばなりません。このKシリーズカメラ用標準レンズは、M42マウントのSMC TAKUMARからKマウント化されたもので、次のMシリーズへと引き継がれた存在です。製造されたのが約1年と短く、普及型でも最高級型でもないという中途半端な存在だったためか、販売数が少なかったようです。中古市場に出てくる数も、他のシリーズより大幅に少なくなっています。 飾銘板のシリアルナンバーが「10*****」と「15*****」しか無いというのも特徴のひとつで、前者は「SMC TAKUMAR 1:1.4/50」と同じく5群目にトリウムガラスを使っていて、後者は次世代の「smc PENTAX M 1:1.4 50mm」同様に使っていないという過渡期の品です。亭主はこの両型を入手しているのですが、それぞれ問題を抱えているので修理が必要なのです。 前期型の問題点は5群目トリウムレンズの黄変です。これを取り出して紫外線曝露を施し、美白化せねばなりません。放射線の方はどうにもなりませんが…後期型の問題点は、4群目貼り合せレンズのバルサム切れ(薄曇り)です。これを剥がして貼り直さねばなりません。 バルサム切れは、他の交換レンズのものも修理を待っています。「smc PENTAX 1:4 200mm」の最後群と、「SMC PENTAX BELLOWS 1:4/100」の最前群です。これらの貼り合せレンズの薄曇りも、剥がして貼り直さねばなりません。亭主考案の方法では、冷凍と熱湯浴を繰り返す必要がありますから、幾つか一緒の方が能率的… 「SMC PENTAX BELLOWS 1:4/100」は、飾銘板が固着していて回らないという問題があり、現在思案投首中です。無水エタノール浸けにしようかなどと考えて、残量の少なくなったそれを薬局で調達することも今日の課題…
☆ 2013/4/4 今朝も日の出前に目覚めてしまいました。春暁の漢詩はいずこへ… 今日は晴れてポカポカ陽気になる予報です。暮れに洗って外したままにしている網戸の建て込みなどいたしますか…
☆ 2013/4/3 昨日は一日中冷たい雨が真面目に降ったのですが、夜のうちに風が南に回ったと見えて、暖かい朝です。まだ雨は降り続いていますが、昼までには上がりそう… 今日は通院です。2月中旬からの入院の原因となった診療科ではありませんが、前回は入院中に受診…
今年のCP+で見て発売されたら購入すると決めていたベルボンの「プレシジョン・レベラー」を昨夜ようやく発注しました。思わぬ入院のごたごたで遅れていたのです。自作ワンタッチ蓋オープンフードの製作に使うステップアップリング「49-62」と「52-62」と一緒に発注したので、手元に来るまでには少し時間がかかりそう… ステップアップリングで作るフードは、TakumarなどのMF旧標準域レンズに使うには極めて便利な傑作だと自慢する亭主考案の品で、蓋があるのでプロテクターフィルターがいらず、その蓋を上に回せばハレ切り効果も期待できます。ワンタッチで蓋が開くので手軽で、ヒンジで繋がっているので失くすこともありません。「Auto Takumar」から「SMC TAKUMAR」までの、自動絞りになってからの歴代の「1:1.8/55」を蒐集したので、これにそれぞれ装着するためにぼちぼちと作っているのです。 「プレシジョン・レベラー」は、マグネシュウム自由雲台ベルボン「QHD-72Q」のカメラ台を「KIRK」の3インチアルカスタイルクランプに換装してあるものと組み合わせて、その欠点を補うものです。「プレシジョン・レベラー」にはアイデア賞ものの水平出し機能以外にパノラマ機能もあるので、これが独立したパーン機能の無いこのベルボンの半人前ハイエンド自由雲台に組み合わせることで、ようやく一人前の存在にすることができるのです。 ベルボンの6シリーズ以上などの中型から大型の三脚には、「レベラー」の装着は必要不可欠なものです。動画撮影以外にも、風景撮影などにおいても、雲台を水平にセットするということは、使い勝手を向上させる上で必要なことです。カメラを水平にして撮影するのが良い画像を得る基本中の基本です。特に超広角レンズでパースを歪ませないためには、絶対的に必要なこと…
退職により健康保険を喪失したので、任意継続の申請を1日には着くように郵送しましたが、前勤め先では喪失の手続きを今日する予定らしいので、健康保険証が交付されるまで日時がかかることから、今日の受診は支払い猶予の扱いにしてもらいました。それでないと、全額支払いして、後で自己負担分以外の還付を受けなければならず、何かと面倒煩雑です。今かかっている病院は猶予制度があるので、その点ラッキーでした。さて、いつ来るのかな…
☆ 2013/4/2 冷たい雨の朝です。日中も気温が上がらなそう… 今日の予定は厚生年金請求の提出です。大豆戸の年金事務所へ行くつもり…
真面目な降りの雨の中、年金事務所に行ってきました。途中の道路は混んでいて、年金事務所の駐車場も満車… 用意した書類に不備は皆無で、年金請求手続きは完了しました。受付担当者に、あとは長生きするだけと言われましたので、それが問題なのだと返しました。半ば本音… 6月から受け取れる受給見込み額を知らされましたが、この5年間納めた厚生年金分は予想と違えて思いの外に多く、思わず頬が緩む…
☆ 2013/4/1 今朝も少し寒さが続いています。これはあと2日ぐらい続くらしい… 新年度の始りです。新たな生活の旅立ちですが、今日は退職の残務整理です。後任者に業務内容の引継をするのと、職場のお世話になった人々に、ほんの気持ちのご挨拶…
☆ 2013/3/31 昨日は夜が明けてからも気温が下がり続け、最低気温が昼間に出るほど一日中寒かったのですが、今朝もそれは引き続きです。雨音で目を覚ますくらいの降り方で、花散しの雨… 明日は退職した職場恒例月始めの繁忙なので、明日から勤務する後任者に職務の引き継ぎをしに行くつもりです。飛ぶ鳥跡を濁さずは人間としての矜持…
思う様羽搏けたるや雁の風呂 雌山 花の下玉砕瓦全何れなる 雌山 駅裏の櫻の下の道二つ 雌山 闇に舞ふ夢其々に櫻かな 雌山 吾に棲む闇を深めて花篝 雌山 情けありて頻りの雨に花散し 雌山 流れ行く身を託しけり花筏 雌山
☆ 2013/3/30 少しだけ気温が下がっている朝です。でも、まだ十分暖かい… 自由人の朝は一段と早く目覚めました。週末なので、夜更し人はまだ起きている時刻かも…
☆ 2013/3/29 一段と暖かい朝です。3月の勤務は今日で終わり、退職辞令を受け取ります。1970年4月から43年間の宮仕え生活でしたが、これで完了ということにしています。明日からは自由…
ケンコーから中型自由雲台が発売されますが、アルカスタイルクランプというのが特長です。支那か半島製のOEMでしょうが、これはパーン台が独立していることと併せて現在の国際標準仕様です。他の国産メーカーも独自仕様のクイックベースをいい加減諦めないと、ガラパゴスの憂目はすぐそこに…
職場の仲間や、一緒に業務を行っていた関係会社の人たちに心のこもった餞別の品々を頂いて、嬉しい気持ち一杯で帰宅しました。この五年間が一気に充実する思いです。明日からの日々に又と無い贐…
☆ 2013/3/28 少しだけ暖かくなった朝です。10℃ぎりぎりでしょうか、そろそろ杉花粉は少なくなっている感じです。ヒノキ花粉にも感じている人は、これからも1ヶ月は続く… 昔の職場の仲間が亡くなったのですが、通夜・告別式が生憎の今日明日では、葬儀会場が少し遠隔なので参列は困難です。せめてもう数日命を保って欲しかった…オンアボキャベイロシャノウマカボタラマニハンドマジンバラハラバリタヤウン…金剛合掌…
同胞の末路見据へて葱坊主 雌山
☆ 2013/3/27 今朝も寒い朝です。花冷えということでしょう。これなら桜が長持ちしそうです。小雨なのが残念… 今日は最後の遅番勤務です。5年間で職場に溜まった私物を悉皆持って帰るつもり…
海外のPENTAX新機種に関する噂は、テストを依頼されたカメラマンがゴニョゴニョと呟いた形式を取っているようです。すぐに抹消されているのが真贋両面での怪しさを増幅しています。200Kのブツなら135判もありなのでしょうが…
PENTAXが噂の135判カメラをKマウントで出すのであれば、*istDで廃止した絞り環位置伝達機構を復活してもらいたいものです。その新型カメラを遅しと待ち、必ず入手するであろうと見込まれる人たちの多くが、既存FAレンズ群やそれ以前の旧レンズ群を所持している人たちだろうと思われるからです。特にKレンズやMレンズの所持者に支持されるのが、絞り環位置伝達機能の復活です。これが実現すれば、A位置の無い旧レンズ群を使用しての絞り優先AEが行えるメリットは非常に大きいと思います。 135判カメラは、当面は入門機の位置付けにはならないでしょう。これに最適化したレンズ群の整備も早急にはいかないものと思われます。それであれば、購買層の設定としては、既にFAレンズ群以前の135判旧レンズを所持している人に訴求する機能を搭載するというのは重要なことでしょう。 また、DAレンズ群のみを所持している比較的新しいユーザーに訴求する機能の搭載も必要不可欠なことです。それはクロップ機能ということですが、DAレンズを取り付けると単にAPS-C判に自動で切り替わるというものではなく、手動選択機能としてもらいたいと思っています。その理由は、DAレンズ群の中には、イメージサークルが135判を優にカバーしているものが数多くあるからです。それが不足しているものでも、不足具合はレンズごとに異なっているので、ズーム的にクロップ範囲を変更できる機能を搭載することが望まれます。縦横比も2:3だけではなく、少なくとも1:1を選べるようにしてあれば多様性が広がります。 これは別にカメラにクロップ機能など無くても、ケラレている元画像をPC上でトリミング加工することで可能なことなのですが、あらかじめカメラ内で実施できるという機能は訴求力として有効であろうと思います。 100%視野率のファインダーであれば、ケラレの状況を目視できますが、これをマスクなどで物理的にクロップ表示する機能は必要性の少ないものと考えます。そのレンズで写すことのできる範囲のすべてをファインダーで見ることが出来る方がずっと使い易いように思います。まずそのレンズでのテスト撮影をして、その画像に対して必要なクロップ比を手動指定することで、以後の撮影はそのクロップ比で記録されるようにするという機能が使い易そうです。 PENTAXは他社に比べて旧レンズの使い勝手が優れています。この方向性は、これからも大切にして欲しい優美点です。このような機能が実現していれば、亭主は発売日に必ず購入することでしょう。そのための貯えぐらいは手鏡の裏に既に完了…のはず…
☆ 2013/3/26 少し冷え込んでいる朝です。低温が続くと桜の持ちが良いので、花見が長く楽しめそう… あと4日で解放されます。飛ぶ鳥跡を濁さずといきますか…
雁風呂や羽搏く吾を温めかし 雌山 蒲公英の綿毛よ吾よいざ空へ 雌山 明日からは気が楽になる捨頭巾 雌山
海外からPENTAXの新機種の噂が流れてきます。緘口令が出ていても、わくわくして黙っていられない人が漏らすのかも…
☆ 2013/3/25 ここ数日、4時になると目が覚めてしまいます。日の出前ですが寝ていられない… 年金請求や健保継続に必要な戸籍謄本、住民票謄本などを取りに緑区役所まで行かねばなりません。今日は休みなので、全て済ますつもり…
☆ 2013/3/24 昨日より少し気温の下がっている朝です。天気も悪くなりそうで、花見には向かないかも… 今日と明日はお休みです。来週は29日金曜日に退職辞令を貰って勤務完了の予定…
☆ 2013/3/23 10℃台半ばの気温なので暖かい朝です。桜は今日が満開見頃でしょう。明日は花散しになるかも… 退院後初の5連続勤務も今日までです。遅番なのでゆっくりまったり… 4月早々には退職で喪失する健康保険の更改手続きをしなければなりません。国保でなく、2年間の健保任意継続をするつもりです。 生命保険の入院特約請求だの、厚生年金老齢給付請求だの、諸手続が目白押し…
☆ 2013/3/22 雨の降ってきそうな朝です。気温は10℃を少し切る程度なので少し肌寒い…
☆ 2013/3/21 10℃を切る最低気温なので、ここ数日よりすこし低温の朝です。北風が強くて、窓を鳴らして喧しい… いよいよ今日から高齢者の仲間入りです。4月からは無職となり、心細い年金生活者… 桜はどんどん開いていて、この週末までには満開になること必定です。4月になる前に葉桜になりそう…
☆ 2013/3/20 今日も暖かい朝です。昨日の日中は暖かいというより暑いという気温になりました。今日はそこまで上がらない予報… 今年の春分の日は21日ではなく今日20日です。この例はこれから頻出するようになります。カレンダーと地球の運行の微妙な乖離が生み出す現象…
☆ 2013/3/19 夜来の嵐は去り、静かになった朝です。気温は10℃台半ばで暖かく、湿度もあるので冬の夜具では汗ばむほど… 今日から5連続勤務です。引き継ぎのための整理に勤しむとしますか…
☆ 2013/3/18 10℃台後半というとんでもなく暖かい朝です。曇っているし、風も強いので、これから夜にかけて荒れてくるのかも… 今日はお休みです。あと9日の勤務…
老桜ちらほら若桜いまだ 雌山
亭主の興味指向の一翼であるBellows装置ですが、紙で出来ている蛇腹の損耗がアキレス腱です。自作も不可能ではないのですが、遮光性を確保しての柔軟性を満足させるのはなかなか難物です。蛇腹製造メーカーもあり、一品生産の発注が可能なのですが、価格が現実的でないのが難点です。135判カメラ用各社Bellows装置に使われている代表的な断面寸法は数種類ですから、これらをある程度のロット数で発注することにより、補修部品として現実的な価格に出来るのではないかなどと妄想中… また、各社専用マウントBellows装置のカメラ側マウントをM42化することで、現役デジタル一眼および一眼レフで使用できるようにすることができます。滅亡マウントのBellows装置の中にもあおり装置を組み込んだ優れものが幾つもありますから、これらを汎用化することの意味は高そうです。これもプロデュースする価値がありそうと妄想中…
☆ 2013/3/17 今朝も昨日と同じぐらいで少し寒めです。同じく日中は暖かくなるのでしょう。1日の寒暖の差が大きいので、病み上がりとしては体調維持が大変です。今日は遅番勤務なので、少し暖かくなってからの出勤… 九段の桜が咲いたことで昨日開花宣言が出ました。今年は冬の寒さが早く来て強かったので、花芽の目覚めが早かったためです。3月に入って急に暖かい日があったことでそれが加速したのでしょう。このまま暖かさが続くと、4月までには散ってしまうかも… 退院後、まだカメラ関係作業に気力があまり向きません。分解整備すべき交換レンズは幾つもあり、M200mmF4の後玉やK50mmF1.4の中玉、SMC BELLOWS K100mmF4の前玉など、バルサム切れレンズたちが分離を待っているのに…
☆ 2013/3/16 昨日の初出勤は、通勤が少し疲れました。土日の今日明日も出勤です。通勤電車が空いているのが楽かも…
☆ 2013/3/14 夜来の嵐が止み、暖かい朝です。昨日は一日中強風で、外出は出来なかった… 今日は外来受診です。採血検査の結果次第で治癒が決まる…
採血検査結果はほとんど問題がなかったので、いよいよ明日から出勤します。残すところ半月… 4月以降、手術かバルーン施行かなどステント留置以外の方法を検討することにして、現状把握のため、とりあえずCT検査を4月5日に予定…
☆ 2013/3/13 少し南風の強い暖かい朝で、14℃もあります。これは天気の崩れてくる兆しで、午後には雨かも… 日増しに体力が回復して来る感じです。疲労感も薄れている…
☆ 2013/3/12 体調は少しずつ回復している感じです。横臥したいという気にならずに済んでいます。体温も低めに安定しているので、感染症は治癒している感じ…
外国の噂でPENTAXが5機種の新製品を発表するというものがあります。その中には\200K近くのクラスもあるとのことですが、これがどこまで真相に近いのか、いささか眉唾…
☆ 2013/3/11 大震災から2年、当日職場のテレビで見た実況画面に写る津波の現実離れした映像を思い出します。タンクローリーが流されて行き、多くの家が模型のように脆く崩れる…
昨日の異様な暖かさと強風、午後の不気味な砂塵空とは打って変わり、気温は低いものの青空が広がる穏やかな朝です。でも、20日間の入院は筋力、体力を思いの外奪っていて、全身のだるさが抜けません。体重は4kg程度の減少なのですが… 14日木曜日に外来受診で検査して、感染症の治癒していることを確認してから出勤の心づもりです。あと旬日で高齢者の仲間入りで、その旬日後には無職の身に…
旭光学(PENTAX)の135判ベローズ装置の蒐集を進めて来て、大筋のバリエーションとしては、残すところ5点となりました。未知のバリエーションがまだあるのかもしれませんが、既知のものとしては5点です。そのうち2点を目にしているのですが、価格が少し難点です。どちらにしても、思い切りが必要かも…
☆ 2013/3/10 昨日退院したものの、20日間ペットに横臥していた身体は衰弱が甚だしく、通常の体調には程遠いものがあります。また、花粉症も一気に襲ってきて、不快至極…
☆ 2013/3/9 ステントの交換手術を失敗されて、2月18日から今日までの20日間、入院の憂目を見ました。尿管へのダブルステント留置を腎盂内規定位置まで入れなかったらしく、手術当日の夜間までには落下して激痛に襲われました。人工的な尿管結石状態ですから当然でしょう。その深夜緊急で受診して入替手術を試みたものの、金曜の夜ということで人手や内視鏡等の部品が足りず、結局落ちたステントを抜いただけで帰宅しました。翌土曜日は特に異常は無かったのですが、日曜に出勤したところ、昼過ぎから痛みが激しくなりました。翌月曜日18日に外来で予約外に受診して、血液検査炎症数値が異様に高かったため即入院となりました。 入院中に2回ステント留置手術を受け、毎日抗生薬等の点滴を受けて、ようやくのことで退院の運びとなった次第です。2月15日以来4回も麻酔も無しで尿道に内視鏡を入れられてゴリゴリとされたのは、えらいこっちゃ…
☆ 2013/2/15 今日午後は、3か月ごとのステント交換です。昼ごろから雨か雪の予報も相俟って憂鬱な朝です。でも、曇り空で冷え込みは少なく、このままなら雪は無さそう…
Mamiyaの旧型ミラーアップレリーズが手元に来ました。いわゆる時差作動式ダブルレリーズです。Mamiyaの中判一眼レフカメラのミラーをレリーズ前にあらかじめ上げるためのものですが、オートベローズの絞り込みにも使える品です。機構はPENTAXの後期型とまったく同一です。この品がこの形式の時差作動機構の元祖なのかは不明ですが、同社新型のハンドルより持ち易いと感じます。分解整備もし易く、機構はまったく同一ですから、こちらの方がお薦め… 2本のケーブルの先の取付部は色分けされていて、装着誤りし難くしています。また、長さも大きく異なっているので、使い勝手は良好です。 これで国産のダブルレリーズはほとんど網羅できたことになります。残るは、知る限りではKonicaの機械式のみのはず…
☆ 2013/2/14 KOPILのFOLDING BELLOWSCOPが手元に来ました。丸レールはミノルタのような太いものではありませんでした。しかし、アルミではなく、鉄に分厚くメッキした中空のものでした。中空部分にはネジが切られていないので、その先端にオプション部品を取り付けるためのものということではなく、単に軽量化を目的としたものということが分かりました。1/4インチのタップを通せそうではありますが… 前後のマウント金具を黒アルマイト加工のアルミ製にしているので、全体としては軽量なのですが、レールが鉄なので、伸ばすと持ち重りがします。この小林精機製作所の自社ブランドは輸出専用だったと思うので、里帰り品ということでしょう。蛇腹の劣化は まだ感じられませんが、濃厚な喫煙環境にあったのが欠点… 新たに\0.5Kで入手したNikonのダブルレリーズ「AR-7」は、前に入手していた品と違って、Canon「ケーブルレリーズアダプターT3」を安定してレリーズ出来ました。作られた時期によってシャッター側のインナーケーブルの出方が違っているのかもしれません。無改造で使える品も有ることが分かりました。
☆ 2013/2/13 雪の予報が出ていましたが、雨で済みました。雨音は結構大きく、何度も目覚めました。これが雪だったら、今朝の鉄道はどこも運行休止だったかも… 気温が低いので、雨で濡れた路面の凍結は心配…
昨年後半に発願したダブルレリーズの蒐集が進展し、Mamiyaの旧型が手元に来ることになりました。これで国産のダブルレリーズはほぼ悉皆手中にすることになります。残すところはKonicaの機械式のみかも…
☆ 2013/2/11 先日のCP+で見たベルボンのレベラーは、今月発売と発表されていました。重量277gで、パノラマ台になっている上面の径は49mmとのことです。底面径は53mmです。同社の独立したパーン機能が無い割り締め式の自由雲台と組み合わせると、不足していた機能を補完することにもなるので持って来いの製品です。発売されたら早速入手せねば… PENTAXの初期のベローズユニットをOEM製造していた小林精機製作所の自社ブランドである「Kopil」の「Bellowscope」を入手出来ることになりました。M42マウントのもので、白ステッカーで、折り畳める1本丸レール先端にネジ穴が開いているやつですから、1961年ごろの製造ではないかと推定しています。国内販売はされなかったと思うので、中古の逆輸入品でしょう。丸レールの太さはミノルタへOEMしていたものと同じかな… Nikonのダブルレリーズ「AR-7」をまた入手することになりました。またまた\0.5Kです。この品は、そのままではCanon「ケーブルレリーズアダプターT3」を作動させるのは不安定なので、少し改造を要するという欠点がありますが、その改造は容易なので、価値はもっとあるはず…
☆ 2013/2/7 天候は回復せず、雲の厚い朝です。冷え込みは少なめですが、春のそれではありません。今日は午後通院…
☆ 2013/2/6 雪の予報が出ていた朝ですが、雨です。気温は雨雪ぎりぎりの境なので、雪に変わるかもしれません。電車は70%の運行なので通勤に影響はありそう…
気象庁の大雪予報を真に受けたJRは電車運行を70%に間引き、物凄い混雑で乗り降りで大幅な遅延が発生して、それが踏切立入者を誘発するなどして、結局通常の2倍の通勤時間でした。クタビレタ…
☆ 2013/2/4 今日から春です。ここ数日冷え込みが緩んでいます。しかし、まだ寒い日は続く…
闇深し光あれかし今朝の春 雌山
☆ 2013/2/3 庭の八朔の実が道路に落ち出したので、思い切って枝落としをしました。今年の実はどれも小さく、味にも苦味が強くて不作でした。
31日に行ったCP+で注目したベルボンの「レベラー」ですが、少し思い違いをしていました。水準器がヒンジと反対側に付いていたと思っていたのですが、ヒンジに付いていたのでした。レベラー自体のほかに上面が別に回転するため、これをパノラマ台としても使えます。つまり、独立したパーン機能が無い同社自由雲台を取り付けると、機能が向上することになります。分解が容易なことと軽量だけが取り柄だったフラグシップ自由雲台の「QHD-72Q」が使い物になるということは大きな利点です。販売希望価格は10Kぐらいになるようですが、パノラマ台があるのでこんなもんでしょうか…
春未だまだ来ぬ春よ春隣 雌山
☆ 2013/2/2 非常に暖かい朝です。10℃を上回っていて、春の到来を予行の如し… 今日は遅番勤務です。今月は遅番勤務が多い予定…
☆ 2013/2/1 月始めは忙しいと決まっていて、早出の遅帰りです。夜明けごろは寒かったのですが、出勤時には少し生ぬるい空気になりました。遅帰りの帰宅時には雨が止んでいたので、ラッキー…
PENTAXは「K-5」や「K-r」など、既にディスコンの旧型カメラにもファームアップを実施しました。「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」使用時のコントラストAFを最適化したのと、全般的な動作安定性を向上するためとのことです。これで「K-5」はVer.1.14に…
☆ 2013/1/31 今朝は少し冷え込んでいます。まだ寒中なので相応の寒さ… 1月も今日で終わります。正午からCP+が始りますから、11時には家を出ねば…
PENTAXがCP+前発表の新機種は、防水デジカメと、Q10のカラバリ強化と、新360ストロボぐらいのようです。Q10はエバ仕様の限定版3種類も発表していますし、レンズキャップレンズも発表しています。一方の柱として強化したということでしょう。防水デジカメは、14m防水と2m耐落下という仕様で、GPS内蔵型もありますから、山登りなどハードなアウトドア必携のアイテムになりました。カラビナストラップをオプション化していますから、ザックに裸でぶら下げるなどの運用が流行りそう… ほかにも参考出品という形での展示が期待出来ますから、やはり行かねば…
CP+に行ってきました。肝心のPENTAXは、目新しいものがありませんでした。「Q10」を本気で売るつもりらしく、例の田中氏に使い方を語らせていました。3モデル各1500個限定版エバモデルは、「レイ」と「アスカ」の大型フィギュアがそれぞれ自分のイメージ機を襷掛けにぶら下げてブース来場者を出迎えていて、ステキ… カラバリ実物を始めて見ましたが、「Q10」の赤は非常に魅力的です。彩度が少し低くて濃厚で、フェラーリの赤に近いかもしれません。これに昨日から新しく始めたグリップ交換の赤を組み合わせたら最強です。黒グリップも締まって精悍… ベルボンの見るべき新製品は2点、レベラーと「VS-443」用の90度エルボです。レベラーはスリックのフリーターン雲台のレベル出し原理を応用した1ヒンジ1調整ノブだけのシンプル軽量なアイデア品です。通常のレベラーは3か所の調整ノブを操作するものか、ボール雲台式が普通ですが、この品はヒンジは1か所で、それに対応する調整ノブだけで水平を出すという発想です。ヒンジの反対側にドーム型水準器があり、これの気泡がヒンジと反対側に来るようにレベラーを回転させてから、調整ノブを回して気泡を中心に合わせるという操作です。まことに合理的… 「VS-443」はエレベーターを横倒しにして使う特殊な三脚ですが、そのトッププレートに取り付けて雲台を立てられる「90度エルボ」です。亭主はL型チャンネルを使って同様な機能のものを自作しようかと思っていたので、考えることは誰も同じと肯く心地です。どちらも発売されたらすぐ買うこと必定… スリックは自由雲台にアルカスタイルクランプを取り付けたものを展示していました。ベルボンも追随しないと取り残されるぞ… 3D雲台について全体をざっと見ましたが、カメラ台を水平にしたときにカメラネジが三脚の中心軸に一致させられる製品はごく少数です。ベルボンのクイック式にはあるものの、カメラ台式には皆無でした。これって問題意識が無いのかな…
☆ 2013/1/30 少し暖かい朝です。今日は通院なのでお休みです。勤めも残すところ2ヵ月なので、指折り数えて待つ日々…
検査数値が落ち着いているので、次の通院は3カ月後です。明日の午後はCP+へ…
☆ 2013/1/28 昨日の時点では雪の予報もあったのですが、降らないでよかった朝です。東寄りの風が少し強いのですが、温もりを感じます。春が忍び寄っているのかも… そろそろ確定申告の準備をせねばなりません。今日は手を付けるかな…
このまま晴れて行くのかと思っていたところ、7時過ぎるといきなり雪になりました。立待のうちに庭は薄っすらと雪化粧…
☆ 2013/1/27 今朝も強い冷え込みです。裏日本の雪はいかばかりか…
CP+2013の開催が迫りました。去年は風邪引きで行かれなかったので、今年は行きたいと思っています。新型カメラやレンズもさることながら、三脚、雲台などの撮影用品に触れる、試せる、聞けるというのも楽しみです。店頭ではなかなか意に任せませんから…
☆ 2013/1/26 冷え込みの強まった朝です。日中も気温が上がらない予報… 今日明日は遅番勤務なのでまったりの朝…
入手した「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」は、カメラ側マウント金具を固定するつまみネジの位置が上部なので、カメラのストロボ出っ張りと干渉するのではないかと危惧していたのですが、「K-7」機体ではぎりぎりで回避されています。しかし、マウント金具をカメラに取り付けてからではつまみネジを回し難いのと、つまみネジの出が多いと干渉してしまいます。マウント金具をベローズに固定してからカメラに装着する方が良いでしょう。それが可能なカメラ台座形状です。 なお、縦位置バッテリーグリップを装着していると、レール端の抜け止め飾ボルト頭と干渉して取付出来ません。 「smc PENTAX BELLOWS 1:4 100mm」の母艦としてのKマウントベローズ装置としては、オートベローズよりも携帯に適していると思います。手持ち撮影でも負担にならない重さですし…
☆ 2013/1/25 今週末も土日が勤務です。なので、今日はお休み…
PENTAXの「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」を入手しました。既に入手済みの「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」の後継機で、Kマウント化したものです。 「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」と「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」のカメラ台座穴径は40mmで同じです。カメラマウント金具は互換出来るということです。「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT U」のカメラ側マウントがKマウントの中古品を見たことがありましたが、これで謎が解けました。単に「二個一」していたのだと…
☆ 2013/1/23 冷え込みが緩んでいる朝です。今夜は義母の通夜なので、寒くない方がいい…
☆ 2013/1/22 雪か雨かの微妙な予報でしたが、小雨の朝です。雪にならずに済みそうで一安心…
PENTAXのベローズ蒐集がぼちぼち進んでいて、最後に作られたBELLOWS UNITである「ASAHI PENTAX BELLOWS UNIT V」を入手することになりました。「ME」が出てからのもので、AUTO BELLOWSに比べてあまり売れなかったようです。残存数も少ない模様…
☆ 2013/1/21 冷え込みがほんの少し緩んでいます。やはり明日は天気が崩れる予兆か… 今日はお休みです。「K-5Us」100K切ったので手に入れるぞ… 今年のCP+が10日後に迫っています。そろそろ新機種などの直前発表がありそうな時期になっていますが、木曜前後がラッシュとなるのか…
☆ 2013/1/20 今朝も冬晴れです。来週は火曜日と木曜日に雪マークが出ています。水木は親族の葬儀なので、影響が無いことを願うのみ… 今日は遅番勤務なので、朝はまったり…
先鋭的なデザインで外国の賞を得たものの、国内ではあまり受け入れられなかった「K-01」ですが、このKマウントを採用したミラーレス一眼の発展形として考えられるのが、小型軽量なAPS-C判センサー機であっても、135判レンズの本来画角で使えるカメラの創設です。マウントとセンサーの間のフランジパックが大きいことを利用して、この部分に「 レデューサー」を組み込むというコンセプトです。 凸レンズをマスターレンズの後方に置けば、合成焦点距離を短縮する、つまり画角を大きくするのと同時に、合成F値も小さくすることができます。「K-01」はアイレベル光学ファインダーを持たないカメラですから、使用形態としては、手持ちでは望遠レンズ向きではありません。標準レンズから超広角までが使用エリアと割り切り、スナップ・シューターに特化したものとすれば、より高速シャッターが切れるこのコンセプトは、なかなかのものではないかと思われます。 0.7倍程度のレデューサーなら絞り1段分明るくすることができて、135判レンズを本来画角にすることができます。F1.4のレンズを夢のF1で使えることになるのです。高速シャッターのメリットは、手持ちでは非常に大きいものです。 組み込むレデューサーは割り切って「Fix」でもいいのでしょうが、取り外し可能な形式に出来れば、望遠レンズ使用においてメリットとなります。より画角を小さく出来るからです。 レンズ交換式カメラの一方の方向性として、一眼レフのデメリットであったフランジパックの大きさを生かす、このようなコンセプトがあってもいいのではないかと思います。小型軽量なFA Limited3姉妹を生かすカメラの創設…
☆ 2013/1/19 零下にまで冷え込んでいます。今日明日は勤務です。防寒をしっかりして出かけねば…
☆ 2013/1/18 寒さの底が続きます。寒中らしい日々…
SONYやFUJIFILMのAPS-C判ミラーレス用に、広角リヤコンバーターを組み込んだマウントアダプター群が販売されるとのことです。これはフランジパックが短いミラーレスカメラで既存135判レンズを本来画角に近い画角で使えるというものです。望遠リヤコンバーターが1段分以上暗くなるのと反対に、1段分明るくなるというのですから、いいことづくめ… 構造としてはフランジバックの差から生じる空間に凸レンズ群を組み込むというもので、収差の補正をその中で完結させている必要があるので複数の凸凹レンズを組み合わせているのでしょう。ミラーレスでもフランジパックを短くしていないPENTAXの「K-01」の場合、あらかじめカメラ内に広角コンバーターを組み込んだものを作れば、コンパクトなAPS-C判のままで本来画角希求派を満足させられそうです。レンズの明るさを1段分増せますから、特に超広角から標準までのスナップシューターとしてはメリット大…
PENTAXは「K-5U/K-5Us」の新ファームを公開しました。背面モニターのコントラストをいじれるようにしたことと、バク取りなのでしょう。早く「K-5Us」を買わねば…
☆ 2013/1/17 日増しに冷え込みが加わる朝です。殆んど零度です。家々の屋根北面には14日に降った雪が残っています。これは次の雪まで消えない予感… 今日、明日はお休みです。明日の夜はお通夜…
☆ 2013/1/15 昨日の大雪が残ってバリバリに凍っている朝です。零度には届いていませんが、近くにまで冷え込んでいます。坂道を下るのは細心の注意が必要です。遅番勤務なので、少し融けてからの通勤なのが吉凶いずれなのか… 今週末、来週末と、親族の葬儀が続きます。先にテレビ番組でも取り上げられましたが、死亡しても葬儀が出来るのは1週間程度後と待たされるとのことです。死者が多いのか、施設が不足しているのか…
ダブルレリーズはほとんどのオートベローズに必要不可欠な道具です。しかし現行デジタル一眼レフで使うためにはケーブルレリーズの機械的な動きをカメラが受け入れる電気的な作用に変換しなければなりません。このための変換機器に取り付けて使うのが一般的なのですが、Nikonの「AR-4」というダブルレリーズは「F2」まで用いられていた「平頭式」という接続形式なので、一般的な捻じ込み接続形式しか存在していない変換機器にそのままでは取り付けることが出来ないという欠陥を抱えています。以前はこの「平頭式」を捻じ込み式に変換するアダプター「AR-8」が販売されていましたが、今はディスコンになっているので入手困難です。「AR-8」のような小物アダプターは、それだけで中古市場に出てくることは稀で、現在入手は困難です。この「AR-8」が無いとなると、「AR-4」はまったくの廃物ということになってしまいます。 この「廃物」を何とか生かせないかというのが今の構想なのですが、PENTAXの「ケーブルスイッチ F」を用いて改造することで、それを可能に出来そうです。「ケーブルスイッチ F」は縦型です。これを利用して捻じ込み式の変換装置に改造することには既に成功していますが、「AR-4」を直付けすることで、「AR-10」のような変換装置付きのダブルレリーズとすることが可能になります。若干の工作が必要になりそうですが、廃棄されるしか前途の無い「AR-4」を永らえさせるには有効な手段かと…
☆ 2013/1/14 雨音で目覚めた変動制成人の日の朝はあまり寒くありません。発達した南岸低気圧が近づいてきているので南風が吹き込んでいるせいでしょう。これからのコース次第では雪に変わる惧れも… 今日から3日間遅番勤務です。今週末は土日勤務のパターンなので、変則の連続…
☆ 2013/1/12 零度に近い冷え込みの朝です。今週末、この寒気の南下中に南岸低気圧が来ると、大雪になるかも…
今年のCP+、PENTAXはお試し会的な構成にするようです。超望遠でも試すかな…
最近PENTAX以外の各社ダブルレリーズを蒐集していて、中古市場によく出てくるNikonの「AR-7」も入手しているのですが、これがPENTAXのオートベローズで使えるのか検証していませんでした。Nikonのダブルレリーズはシャッター側のインナーケーブルの出が少なく、銀塩カメラMEをレリーズできないという代物です。これでCanonの「ケーブルレリーズアダプターT3」をレリーズ出来ないのでは何の役にも立たないことになります。 結論を言うと、非常に不安定です。レリーズ出来ないこともあります。もう少しインナーケーブルが出れば確実にレリーズ出来そうなので、改造することにしました。 ハンドルを分解してケーブルを取り出し、プランジャーの頭を左回しに外せばプランジャーシャフトは取り出せます。このプランジャーシャフトには途中に楕円状プレートが付いていて、これでシャッター側インナーケーブルを押す仕組みになっています。楕円状プレートとシャッター側インナーケーブルの間に下駄を挟めば、インナーケーブルの出を多くすることが出来るという目論見です。 下駄は固い厚紙を積層して作り、インナーケーブルが当たる面にへこみ防止のためにステンレスシートを接着しました。これを楕円状プレートに両面接着テープで貼り付けて完成です。組み立てて試したところ、見事確実にレリーズ出来るようになりました。目出度し目出度し… ところで、このNikonの「AR-7」の時間差作動機構はPENTAXなどのものとは少し異なっています。オートベローズ側のインナーケーブルの出が止まってもプランジャーを押し進められるように、大型の取付口部分の中に仕掛けを入れているのです。PENTAXなどのその仕掛けはプランジャーシャフト内に設けてあるのですが、Nikonはこの特許を逃れるために考え出したのでしょう。先に出していた「AR-4」は普通の形状の取付口ですから、これには特許使用料を支払っているのかもしれません。この特許使用料を払わずに済むようにするために、後発の「AR-7」や「AR-10」には工夫をしたのかもしれません。どちらがコストを要するかは分かりませんが、合理性はNikonの負け…
☆ 2013/1/11 寒さが募る快晴の朝です。明けの明星が東の低い空に懸る夜明け前…
☆ 2013/1/10 上旬も今日までで、寒さの戻っている朝です。流石寒中… 今日の午後は、年末に受けた大腸検査細胞診断の結果を聞きに行きます。近年病多く、今年の確定申告も医療費控除が受けられそう…
採取した細胞は良性とのことで一安心…ポリープは大きいのもあるとのことで、半年以内には懸り付けの消化器内科で切除のつもり…
☆ 2013/1/9 少し寒さが緩んでいる朝です。今日は2ヵ月置きの通院で、久しぶりのエコー検査…
米国カメラショー前の発表としては、PENTAXは高級コンデジ1機種だけのようです。MX-1という名称で、チルトモニターを採用している1/1.7型センサーです。アクセサリーシューも無いコンデジで、センサーが大きめなのが特長か… 各社とも、一眼関係の大物は月末の横浜CP+前に発表するとみえて、小物ばかりという印象のようです。アメリカ人が買うのはコンデジが中心なのかも…
Canon「ケーブルレリーズアダプターT3」を幾つか入手していますが、「3.5mm径ステレオ・ミニ・プラグ」が届いたので、2つほどプラグ換装を実施しました。Canonの電線は内部が糸巻になっていて、非常に扱い難い代物です。老眼が進んでいるので、拡大鏡を使わないと作業不能…
☆ 2013/1/8 安定した寒さです。月が細くなって東の空に昇る朝です。今月はカメラショーがあります。米国カメラショーに向けて新機種の発表もぼちぼちと…
☆ 2013/1/7 寒さは少し緩んでいる朝です。今日は穏やかに晴れる予報… 正月気分も抜ける七草粥の朝です。今日からまた通勤電車が混むのかな…
☆ 2013/1/6 今朝は零下にまで冷え込んでいます。この冬一番の寒さ… 今日は休みですが、少し風邪気味なので、体調維持に専心…
☆ 2013/1/4 今日は仕事始めです。昨日までとは一転して大きく冷え込んだ朝です。日の出はまだ遅くなり続けているので、半分になった月や冬の星座が明るい…
☆ 2013/1/3 今日も暖かい朝です。雲が多めながら晴れています。明日から出勤…
レンジファインダー全盛時代によくあった「平頭式」のダブルレリーズを幾つか入手していて、これらを現役のデジタル一眼で使うためには、Canonの「ケーブルレリーズアダプターT3」に使える「捻込式」に変換しなければなりません。Nikonの「AR-8」は既に入手しているので対応はできているのですが、昔エツミが販売していた両用式のものを入手しました。これのアダプターは、入力側が「AR-8」より小径で、Nikonの「AR-4」のインナー先端の径より小さいために使えないことが分かりました。「E.Leitz」や「Canon V」でなら使えるので、役には立ちます。
☆ 2013/1/2 正月二日の朝は暖かく明けました。1ケタ後半ですから快適…
今日の工作は、雌山考案の特製レンズフード49mm用の製作です。6個ほど溜まっていたロッテのガムケース「ブラック・ブラック」を利用したワンタッチオープンレンズキャップ兼用の超スグレモノです。 墨染め半紙を26mm幅に切って輪にし、これを内面反射材とします。ガムケースは白い本体をざっと胴切りにしてから、マルミの「49-62ステップアップリング」を前後逆に挿入し、それを定規として正確に切り取ります。この仕事には片刃の切り出しナイフが最適です。 墨染め和紙の輪を中に挿入し、ステップアップリングを裏返して取り付ければ完成です。蓋には襤褸隠しとして半艶黒シートを張ってドレスアップ… 「49-62ステップアップリング」は「52-62ステップアップリング」や「55-62ステップアップリング」とすることで、他の口径の交換レンズ用とすることができます。汎用としたい場合は、「58-62ステップアップリング」とします。これにさらに必要な口径のステップアップリングと組み合わせることになります。この用途には、マルミの製品がぴったりです。
☆ 2013/1/1 謹賀新年。少し冷え込んでいる新年元旦です。天気予報では、三が日は晴れベースとのことです。今年は退職の年です。生活のリズムが変わるでしょうから、スタイルも変えなくては…
恒例PENTAXの福袋、どれも所持品とかぶっていたり、高価すぎるものばかりです。「Q」など他分野は視野に無し… 昨年中に「K-5Us」を入手するつもりでしたが、踏ん切りが付かずに延期しています。福袋にも入っていますが、かぶり品が多く、投資価値微妙…
PENTAXが135判を出す前には「D FAレンズ」をラインアップし始めるという説があります。これが真説だと、マウントはKを踏襲ということに…
恒例の初売り福袋漁りに駆り出されて、プリンスペペ地下に出張しました。煉瓦亭の福袋ほか菓子ばかり釣果多数…
今年の初工作は「ケーブルスイッチF」の改造です。押しボタン等を取り去った中に「ME super」のシャッターボタンを仕込んで、「ダブルレリーズ」を電気カメラ用に変換する装置のでっち上げです。 以前、エツミの「ニュージョイントレリーズ」を利用した改造は成功しているのですが、もつと使い易いものにする工夫として企画しました。本体外殻も押しボタンカバー部約1/4ほど、内部の仕切りを利用してぎりぎりまで切断して短くしています。使った「ME super」の押しボタンは誂えたようにぴったりの長さです。5mm幅のテープを巻き付けただけの改造ですから、手軽であることこの上なしかと… あとはシャッターボタンと外殻との間の空間をボールペンなどの軸を輪切りにしたものを挿入接着すれば完璧かな…
☆ 2012/12/31 今日から十一年目が始まります。容量の制約で、過去のものは例によって別棟へ移しています。
昨日の雨は上がって、冷え込みは少ない朝です。正月三が日は冬型気圧配置が強まって、寒い晴れベースが続きそうです。雨のせいで年末仕事が滞ったので、今日は忙しい…
今年は、現役レンズの取得は1本も無しでした。135判カメラの噂に怯えたせいかもしれません。来年には形になりそうな雲行きなので、当分様子見は続きそうです。 |