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1. 治療選択はいろいろ幅がある、という考え方で診療します
小児科医として30年以上がたちました。大学病院時代は当然のことながら、理論的な治療方針が重要でした。患者さん方には、これがベストである・・とやや断言して理解を求めてきました。その後7年間地域密着型の診療を続けてきて、「限られた病気のみに絶対といえるスタンダードの治療はあるものの、多くの場合は、子供さん、看病される親御さんの状況に合わせられる」と思うようになりました。病気よりも、子供さんの普段の姿が見えるようになったからでしょうか。絶対変えられないこと以外は、逆になるべく楽なように、子供さんの体になるべく負担のないように、納得いくようにちょっと味付けしてよいのではないかなと思うのです。もちろん絶対変えられないことはなにか、それを見極められるよう、私は勉強をしなければなりません。そして、こどもさんの病気に不慣れなお母様方(慣れない方が幸いですが)にも、一緒に判断に参加していただいて、病気の治癒がどうなっていくかともに見守っていきたいと思います。
 
2. 説明と同意、インフォームドコンセント・・もう大分耳にすることが多くなりました。私は「医師であるあなたは、そう言うが、わたしは疑問に思う」と医師にたいして、患者さんが考える余裕をもって言えるようになって、初めて可能となると思います。私は、疑問に思ったことを率直に言っていただきたいと心から願っています。
医師の言うことを、真面目に律儀に信じていて、自分のこどもに万が一のことがおきてはならないのです。どんなに誠実な医師にも誤りはあります。患者さんや親御さんの、「ちょっと納得できない」という勘が、誤りを正してくれることもあるのです。
 
3. 地域密着型の診療を続けてきて、子供さんはいろいろな人の輪のなかで育って欲しいと心底思うようになりました。心も体もそうです。私は、その輪の一部になっていきたいと願っています。子育ての悩みや、つらさは、お母様一人のものではないし、まして責任でもありません。我が子自慢もいっぱい話して下さい。