プロフィール
平 野 真 敏 Masatoshi Hirano
1967年生まれ。福岡市出身。
東京芸術大学器楽科ならびにデトモルト音楽院ドルトムント校卒業。浅妻文樹、菅沼準二、R.ノヴィッキ、C.レロン、M.ミレティッチ諸氏に師事。
ドイツにてロシアン・スクール・スタイルの精緻な演奏法をマスターした後、クロアチアのフォルクロア=民族の源流が色濃く残る音楽群に出逢う。自らの奏法にそのドラマチックな音楽性が適していることを直感し、日本でただ一人のクロアチア音楽の演奏家となる。
その過程において、後に人工知能研究者によって「ニュートラル・ポイント法」と命名された演奏法を確立し、独自のヴィオラの世界を展開し始めた。
現在、クロアチアをはじめ世界のフォルクロアを研究し、知られざるヴィオラ・ナンバーの発掘と創生をライフワークとしている。その最初のプログラムとして、昨年クロアチアの代表的な作曲家M.ミレティッチ氏のヴィオラ協奏曲をCDリリースした。
その独自の奏法から繰り出されるヴィオラ・サウンドは、「静かな情熱」と賞される奥行の深い世界をかたちづくり、多くのファンを魅了しつづけている。

古 賀 恵 Megumi Koga
福岡市出身。
5歳よりヴァイオリンを始める。故石井洋之助、石井志都子、岸辺百百雄、故田中令子、松村英夫、加宮令一郎の各氏に師事。第36回全日本学生音楽コンクール西部大会第一位。
1984年、東京芸術大学音楽学部器楽科入学。
日高毅、浦川宜也、瀬戸瑶子の各氏に師事。1986年、アスペン音楽祭(アメリカ)および、同音楽祭フェスティバルオーケストラに参加。1987年、霧島国際音楽祭参加、スメタナ弦楽四重奏団、G.ボッセの各氏に師事。
1988年、同大学卒業。西日本新人紹介演奏会、日墺文化協会主催フレッシュコンサートに出演。福岡にてジョイトリサイタル開催。同年より東京ゾリステンのメンバーとして活動。弦楽四重奏団のサロンコンサート等も行う。
1989年より、ドイツ、フランス各地のサマーコースに参加。ノイブルグ夏期アカデミー(ドイツ)では特別賞受賞。1998年、全国にプロオケメンバーによるアフィニス夏の音楽祭参加。D.テイラー氏に師事。
1992年より東京シティフィルハーモニック管弦楽団に入団し、活動を続けている。

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