範馬刃牙
第67話「刑務宮は語る」

独房に閉じ込められてたら、
いきなり壁を突き破ってパンツ一丁のマッチョマンが出てきました


軽くトラウマになっても無理のない事だと思います

しかし刑務所だから仕方ないとしても、とことん男ばっかりですね


チャンピオンの他の漫画なら、同じ展開で壁を突き破って美少女が現れてもおかしくないのに

他所の漫画で桃色乱舞な展開が繰り広げられている中、
この人達が見るのは、汗と尿の臭いにまみれた筋肉のぶつかり合いです


・・・これが格差社会って奴なのでしょうか(なんでもかんでも社会のせいにするな)


まぁ、最近はなんかやたらとヤンキー漫画が増えてきてるので、
格差が無くなりつつあるのだと思いましょう。差が埋まってるかはともかく



「アンチェイン・オリバVSバキ・ハンマ
第二の目撃者となったエドワード・バカラ(米国)29歳懲役8年」
 


今回も前回のリッチさんみたく他人の視点で試合が語られるようです

巻き込まれたのはやや不運かもしれませんが、
間近でこんな超対決が見られるのは幸運かも知れません


台詞あるしね。今週バキは一言も喋らないのに


フルネームあるしね。スペックみたいにフルネーム無い人とか、

アニメグラップラー刃牙や餓狼伝じゃ途中で名前変わっちゃう人もいたしね


生死不明にならないしね。最近では天内とか思い出す人も少なくなりましたしね。ある意味もう死んでますか



「バカラの言葉である」

「繋がれざる者ってニックネームなんだけどさァ・・・・・・
俺ァてっきりさァ――――――
権力とかさァ 法律・・・・・・? とかさァ
そーゆーのに縛られない・・・・・・・・・・・・ってイミだと思ってたワケさ
だってそー思うじゃんふつー・・・・・・それはそれでスゲーんだから」



バカラさんがオリバさんのイメージについて淡々と語ります

ちなみにそのバックではバキ君がボッコボコにされています
ちょっとはその事についても触れてあげて下さい。放置プレイですか

それじゃますますバキ君が悦んでしまうじゃないですか



「そんな抽象的・・・・・・? な意味じゃないんだよ
見たまんま――――――誰でもワカることさ
閉じ込められる部屋がないッ つーことなんだよ」



なんとオリバさんは分厚い鉄の扉にバキ君を立たせると、
そのままバキ君ごと鉄の扉をパンチ二発でぶち抜いてしまいました

ここまで来ると、「人間、ここまでのパワーをつけられるものなの?」と言うツッコミよりも

なんでバキ君の身体を貫通しないの?」と言う疑問の方が先にきてしまいます


よほどバキ君の筋肉は衝撃吸収能力が優れているのでしょう

車のエアバックに採用してみたくなる逸材ですね


車が事故を起こすと、ハンドルから全裸のバキ君が飛び出してきます
そして汗と尿に塗れた筋肉をドライバーに押し付けて事故の衝撃から守ってくれます


これなら、みんな死んでも事故を起こすわけにはいかなくなるので、

事故も激減するかも知れません。まさに一石二鳥の脅威的新素材です


ただ、実用化の前にオリジナルが壊れかねないかが問題です

オリバさんに吹っ飛ばされたバキ君、
なんだかハリウッド映画で高層ビルから転落する悪役みたいなツラで落ちてます


ギリギリ受身はとれたようですが、このダメージは深刻そうです


「だってさァ 独房の壁3コ破ってさァ
ア 4コか・・・・・・鉄のドアブチ破ってさァ・・・
ないよ そんな奴閉じ込めるとこなんか」



確かにどんな場所に幽閉しても平気で脱出してきそうです
刑務所側も厚待遇で「いてもらってる」からこそ繋ぎとめられてるわけですし

こんな超生物をさらって閉じ込めるとしたら、竜王やクッパ大王でさえ無理です


ダイアモンドの檻からでも平気で脱獄しそうな気がします

むしろ最終奥義「筋肉卍解」で内側から吹き飛ばしそうな勢いです

そういえば、BLEACHでも似たようなビジュアルの敵出てきましたしね


そして舞台を一階に移して試合は続行します



「そこからはわたしが話そう」

『ボブ・マッカーシー(米国)27歳 刑務宮』
 



なんか妙な人が割り込んできました


「そこからはわたしが話そう」って、
ひょっとして囚人同士の話し合いに混ざってきたんですか?

なんか和気藹々とビッグマッチについて語り合ってる刑務所の人々の姿が連想されます


囚人も刑務宮も、普段の確執を忘れて男達の戦いを褒め称える
なんだか最近バキ君が忘れている「戦いで芽生える絆」を思い起こすいい光景ですね


多分、画面の隅っこでマイケル所長がうずくまって泣いてそうですけど


ある意味、次の登場が最も楽しみなキャラになってきましたね所長。本人的には嬉しくなさそうですが



「そう・・・・・・・・・
彼は起き上がるのを待っていたよ
意外にも その視線は静かで・・・・・・・・・・・・
とても闘争のさ中のものではなく・・・・・・・・・」
 


バキ君が起き上がるのを優しく見つめるオリバさん
やんちゃな甥っ子の姿を見ているおじさんのような穏やかな目つきです

いい目ですね。少なくとも、バキ君に尿をかけてた時よりもずっといい目つきです



「その時だった
起き上がりざまバキがヒザにサイドキックを疾走らせたんだ
3階からコンクリートの床に落下して 反撃するバキもバキだけど・・・・・・
難なく掴まれちまった・・・素早いんだよ あんな体してて」
 


片足を捕まれ、そのまま持ち上げられるバキ君
バキ君、もう格下扱いと言うか完全にモノ扱いされてますね

パワーはもちろん、スピードやテクニックでも負けてる感があるのですが、
だとしたらこれから先どうやってオリバさんに対抗するつもりなんでしょうか?

多分、バキ君が勝ってるのは変態性ぐらいのものだと思うのですが



「蹴ってたよバキは・・・・・・残った足で・・・・・・・・・
まるで聖火ランナーのように落ち着き払った態度で指示したんだ
離れていろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と」
 


片足をつかまれて不安定な体勢での攻撃など、
オリバさんの筋肉クッションで全て吸収されてしまうのでしょう

まさに無駄な足掻きと言った感じのバキ君
そこへ、オリバさんの必殺の一撃が繰り出されます



「わたしはねェ・・・自分の耳を疑ったよ

『メキョッ』

初めてだもの――――――あんな音ッッッ」
 


なんか凄い音をさせてバキ君がコンクリートの上で跳ねます

『メキョッ』はボブさんも聞いた事の無い擬音だったようです


きっと「チチデカッ」とか「パンツッ」ぐらい聞いた事の無い音だったんでしょうね

オリバさんとマリアさんのラブシーンを覗いてみれば、きっともっと聞いた事の無い擬音が聞こえてきそうです


きっとマキモキとかムクムクとかラベラベとかほわほわとかある意味恋の呪文が聴こえてくるのでしょう(筋肉3級)


まぁ、『メキョッ』自体はギャグSSではわりと多そうな擬音なのですが

確かにリアルな戦闘では中々聞く機会の無い音でしょう


そして、バキがたたきつけられた跡には、大きなくぼみが出来ています


「バキ・ハンマというスタンプが刻印したそれは―――
後に測定された結果 最深部は30cmにも達していた
しかし―――その時はまだ 我々はその変化には気付いていなかった」
 


流石に死んだかと思いましたが、
バキ君はまだ変態化・・・ではなく変化するようです

背中に鬼の貌が出るのでしょうか?

まぁ、ここで切り札を使い切るともう後が無さそうですが


背中に亀の甲羅みたいな模様が出てフォームチェンジとか、
そんなノリでパワーアップするんでしょうか?(できるか)