5月31日



明日からもう暦の上では夏だなぁ・・・
暑いの嫌いなんだよなぁ。クーラーつけたらつけたで冷房病になるし・・・

見た目だけじゃない、本当のクールビズと言うものを考えなくてはならんなぁ


「まぁな。そもそもこんなコンクリートだらけの場所を涼しくしようって考えが間違いだ

試しに俺を都庁の屋上に植えてみろ。東京中を覆ってたちまち涼やかに変えてみせるぞ?」


そりゃ別の意味で涼しくなるだろうが、あんたの顔がそこら中にあったら暑苦しくてかなわんからそれでトントンだ


「では、こう言うのはどうですか? はい晩御飯。樫の木さんも」


「お〜、ようやく飯か。待ちくたびれたぞ」


ほぅ、ちらし寿司か・・・確かにこれは涼やかでいいいなぁ


「えぇ、これから穴子も美味しくなる季節ですし
今日は腕を振るって、3時間もかけて下ごしらえした特製ちらしですよ♪」


そりゃいいそりゃいい。ムシャムシャモグモグ


「うむ、しっかりと仕事がしてあって美味いな
これなら星一つやってもいいだろう。星の名に恥じぬよう精進しろよガツガツ」


「あははは、せっかくなんだから奮発して三つぐらい下さると嬉しいんですけどね」


そりゃいいや。あっはっはっはっは

・・・さて。とりあえず私はこんなところで。ご馳走様でした、と


「あれ? もういいんですか?
大吉さんがいつものように豚みたくガツガツ食べ漁ると思ってたくさん作っておいたのに・・・」


食事に未練がなくなるコメントありがとう

つーかお前、私がダイエット中だって事を忘れたのか?


「・・・・・・むしろお前の方こそ、その設定まだ覚えてたのか?」


設定言うな。就職して運動する時間も減ったから食生活に気をつけるようになったんだよ

食いすぎると睡眠時間も増えるし、食いすぎない方が色んな意味でいい事に気づいたしな


本当に美味しいものを、腹六分目ぐらいで抑えておくのが本当に美味い食い方ってものさね


「・・・今までその言葉に何度も騙されてきましたが・・・
まぁ、三日ぐらいはお付き合いしてあげますよ。コレは余ればご近所におすそ分けすればいいんですし」


・・・信用ないねぇ、ワシ


まだあると思ってたのか?


つーかお前、従兄が痩せたとかなんとかって話してから全然変わってねぇだろうが
高校生の頃から減っては増え減っては増えとリバウンド王の名を欲しいままにしやがってこの肉達磨」


・・・・・・まぁ、そうなんだけどね
とりあえずカズ君はカズ君、私は私とマイペースで減量する事にするよ

だって・・・僕はカズ君のようには痩せられないだろうから・・・


「・・・まぁ、負け犬は痩せさらばえるものですから、
その腐った性根はある意味ちょうどいいのかも知れませんね」


いやいや、違うんだって。私、カズ君の痩せた秘訣が分かったのよ

でもね、それはちょ〜っと私的には真似したくないと言うか真似できないと言うか・・・


「なんだ? 実は脂肪吸引でもしてたのかアイツ?」


ん〜、それとはちょ〜っと違うんだけどね。実はカズ君・・・・・・






















パセドー氏病だったらしくて



そりゃガリガリに痩せるわって話ですよ! HAHAHAHAHA!!


「わ、笑いの取りづらいネタふりやがって・・・・・・」


「・・・流石に不謹慎だと思いませんか?」


とにかくまぁ、そういうわけでね
やっぱり急に痩せるってのは不健康だと思いまして
食事の量を減らしてまったりまったり痩せようと思ったわけですよ

つーかうちの母方の親戚は、なんでこうネタにし辛いリアル不幸に襲われる人が多いかね?


知るか馬鹿


「・・・まぁ、痩せるって言うなら反対しませんけどね
糖尿病になると失明の恐れがありますから、一漫画読みとしてご自愛くださいよ」


そうそう、だから今日はこのぐらいでご馳走様
いや〜、正直もうちょっと食べたいとか思わないでもないんだけどね〜


「そうかそうか。ガツガツガツガツ。桜邪、ちらしお代わり


ほうほう、随分ハイペースで食べるねぇおじさん?


「いや〜、腹減っちまってなぁ
まぁ、育ち盛りなんだしモリモリ食わせてもらうとするさ!」


「えぇ・・・ほんと・・・よく育ってますよね・・・悪意とか・・・憎しみとか


はっはっは、桜邪さん。私に気ぃ使わないでいいよ?
おじさんが食べたいと言うのならどんどん食べさせてあげるといいよ
別に私はこんな嫌がらせを気にするほど器の小さな人間じゃあないからね!!


とりあえず、そのちらしが原因で食中毒になる事を切に祈る


「はっはっは、人間腹が減ると怒りっぽくなって困るなぁ?」


「と言うか、失礼な事言わないで下さいよ。こっちは一生懸命作ったんですから」


「まったくだ。実に美味いぞこのちらし寿司は
よ〜し、おじさんパクパク食べちゃうぞ〜。ほ〜れパクパクパクパク」


う〜ん、おかしいなぁ

憎しみで人が殺せるなら、あんたはもう10回ぐらい死んでなければおかしいはず


「・・・大吉さん。包帯まくんで手を出して下さい。拳を握り締めすぎて血が出てますよ



「あぁ・・・ご飯をたくさん食べれるのって、実に幸せだ・・・
わざわざ少ない食事で満足してるような奴の気が知れないよ
あ〜、この美味しい味を大吉にも伝えてやれたらいいのになぁ・・・?」


うおお、さっきから一人で何杯食ってんだテメェ・・・!


「(・・・そんなにイライラするんなら、見てないでさっさとどこかに行けばいいと思うんですけど)」


「おかわりすんのがまだるっこしいなぁ。桜邪、おひつごと寄越せ」


「・・・ま。いいんですけどね。私としては、残るよりはマシですし」


そんなはずねー! おじさんに食わせるぐらいなら便所に流した方がマシだこんなもん!!


作った本人の前でそういう事言いますか普通!!?


「はっはっは、嫌だねぇ空腹の人間は。余裕がなくて・・・・・・む?」


「あれ? どうしました樫の木さん。手が止まりましたよ?」


「いや、別に・・・むぅ、ちょっとおやつを食べ過ぎたか・・・」


えぇい、結局腹いっぱいになるまで食いやがって!
さぞ満足しただろうよこのクズ樫の木! 地獄に落ちやがれ!!


「・・・・・・いや! まだだ!!」


「え?」


「俺はもっともっと大吉の嫌がる顔をオカズに飯が食いたい!
そして最高に嫌がる顔を見ながら、美味すぎてフリカケが欲しいってぐらいの美味を味わいたい!!」


「・・・・・・『忍空』でいましたよね、こう言う悪役」


・・・ここまで来ると、怒りを通り越して感心すらするなぁ


「ぐっ・・・苦しいっ・・・苦しいがっ・・・! しかし!!
ここで相手に苦しい事を悟られてはいかん! 最後まで笑顔で食い続けなければ!!」


「ああっ! 樫の木さんの顔が、

虎眼先生が「う、生まれたぁ」って仰ってた時と同じ笑顔に!!


・・・その根性は凄いと思うが、心の声を口に出してたら同じだろ


「ぐぅ・・・ちまちま食い進めてるが、流石に辛いな・・・
腹の中がパンパンに膨らんで、これ以上は米粒一粒も入りそうにない・・・」


「そのぐらいにしといたらどうですか?
そんな無理に食べたら体に悪いですし、いい事なんてありませんよ?
それに、私もせっかく手間隙かけて作ったご飯を苦しそうに食べられるのは嫌ですよ」


「ぐ・・・ぬぬぬ・・・まだだ! まだ俺は食える!!」


そうは言っても、もう箸を持つ枝が震えてるだろうが
経験あるが、その状態じゃもうどう頑張っても一口だって食えないよ


「いや! 俺にはまだこれがある!!」(お湯の入ったポットを手元によせる)


「あ、お茶なら私が入れますけ・・・ど・・・?」









ジャババババババババズルズルズルズルズル



ゲェーッ!!? ちらし寿司にお湯をかけてすすり食ったぁ―――っ!!?



私の三時間―――っ!!?



「ザバザバザバザバ・・・げはぁっ! はぁ・・・はぁ・・・
どうだ・・・? この食い方なら、まだまだ胃に流し込む事ができるぜ・・・?」


・・・それはいいが、そんな食い方じゃ味なんて分からないだろ?


「うるせーっ! 大食いに味なんか関係あるか!!

とにかく大量に腹ん中に詰め込めた方の勝ちなんだよ!!!」


・・・あんた、自分の最初の目的覚えてるか?


「くくく、もう完全に味など分からんが・・・
この調子ならもっともっと食えるぞ! 桜邪! 最後のおひつを俺によこせ!! 俺が全部食ってやる!!!」





やれますかぁ!!



「・・・ちぃっ! ならばいい!!
こうなったらさっき食ってたポテトチップスにお湯をかけてすすり食ってやる!!!」


あ・・・油物にそんな食い方したら・・・



「ズルズルズルズル・・・・・・・・・うむ?」


・・・・・・おじさんの顔が真っ赤になったり真っ青になったりしながら膨らみはじめた










ゲゲボツアァァァァァ!!?



うわぁ!? か、樫の木おじさんの口からポロロッカの如き盛大な逆流が!!?


「・・・・・・誰が片付けると思ってんですかこれ?


つーか、どんだけ吐いてるんだよ・・・げっ、なんか生きてる金魚とか出てきた


「ゲェーッ! ゲェーッ!! ・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・ようやく・・・落ち着いて・・・きた・・・」



そりゃなぁ。矢吹ジョーみたいな綺麗なゲロになるまで吐き続けりゃなぁ


「・・・・・・・・・・(無言で床の掃除を始める)」



「ど、どうだ・・・大吉・・・
俺の大食いを見て・・・何か・・・思わなかったか・・・?
そう・・・限界を超えてまで食べ続けようとする俺の気高い姿に・・・
まるでスポーツを見て感動するような・・・そんな思いを感じなかったか・・・?」



思うかド阿呆


いや、ある意味完全に食欲が失せたからその事には感謝せんでもないが


「まぁ、吐いたら吐いたでスッキリしたしな
ある程度お前の事もおちょくれた事だし、俺としては満足の行く食事だった」


・・・それでいいのかあんたの人生?


「いいんじゃないですか? 樫の木さんの人生ですし」


まぁ、そうなんだけど・・・なんなのその笑顔?
その「樫の木さんの人生ですし(もう終わりますけどwww)」みたいな笑顔


「いえいえ別に?
ところで樫の木さん、お次は食後の運動と行きませんか?」


「・・・・・・いや、遠慮しとくよ。ほら、よく言うだろ? 『親が死んでも食休み』って」


「そうですねぇ。言いますねぇ」


・・・この笑顔は、そうだな・・・

「そうですねぇ。言いますねぇ(死ぬのは貴方ですけどwwwww)」って笑顔だな



「ひぃぃぃぃぃ!! 腹は! 腹はやめて!! 私はフードファイターなのよ!!?」


屋上に行きましょう・・・
久しぶりに・・・キレちまいましたよ・・・




いってらっしゃ〜い

いや、いっそ見届けるかな。グロ映像見ればしばらく食欲もなくなるだろうし


「た〜す〜け〜て〜!!」


「まずこれは、程よい加減に漬け込んだ梅酢蓮根の分!!



ゲシッ!


ゲハァッ!!



〜本日の教訓〜


『食べ物で遊んではいけません』




5月23日


う〜ん、う〜ん。辛いよ〜、辛いよ〜


「どうした。また拾い食いして当たったか間抜け」


違うわ阿呆


「そうですよ樫の木さん
どうせまたサイトのネタが無くて辛いとかそういう事ですよ」



それも違・・・・・・わないからそれはそれでいいや


「うむ、なんだか分からんがとにかくよしだな」


「では、今日はもうお開きって事で」


待てぃ。いや、待たなくてもそれはそれでいいけど


とりあえず今日の所は話を聞いて欲しいんだぞ、と

ほら、よく言うじゃない・・・辛い事は人に話すと楽になるって。お婆ちゃんも言ってた


「まぁ、話す相手によってはもっと辛くなったりもするが、
それを承知で話そうとしてるんならその度胸は褒めてやる。とりあえず話してみろ」


・・・話す気が微妙に失せたが聞いてくれ

実はさぁ・・・就職したのはいいけど、最近会社で色々と辛くてさぁ・・・


「なるほど、いわゆる五月病ってやつですか?」


ん〜、似たようなものかもしれんなぁ


「ふ〜ん、つまり今日はそういう話か」(なみなみとコップに酒を注ぎながら)


・・・ちょいとおじさんや。その一升瓶はなんなのかな?


「ふん、下戸には分かるまいよ

肴があればとりあえず酒が欲しくなるのが人情と言うものだ


その行動のどこに「情け」があるんだ貴様


「そうですよ。まったく、一月は正月だからとかどうでもいい理由でお酒を欲しがる人はこれだから・・・」


はっはっは、そう言う君はティータイムかねミス桜邪?


「えぇ、ティータイムは淑女の嗜みですし、
弱ってる一人を狙い撃ちにするのは日記相方の嗜みですし


(・・・この前の事まだ根に持ってやがるなこの女)

・・・まぁいいや。とりあえず聞いておくれ


「おお、どんどん聞いてやるから話せ
上司にイジメられたか? 残業押し付けられたか? 給料少なかったか?

その全部だと言うなら、俺はかけつけ三杯いけちゃうところだな」



・・・ん〜とね、まぁ実際の会社でのワンシーンを見てもらおうか

そうすれば、私がどれだけ日々苦痛に喘いでいるかが分かると言うものだからな



「わぁ、ワクワクしますね♪」


「まったく、大吉の苦しむ姿を見れば一日の疲れが吹っ飛ぶからな!」





「(どんどん痛い目みてもらわないと。大吉さんが幸せそうだと、私が可哀想ですから)」


「(あ〜あ、マジで死ねばいいのにこのクソ管理人)」



桜邪か樫の木おじさんか、建前か心の声か、せめて四つのうちどれか一つぐらいは俺を労われ


つーワケで、VTRスタート〜〜








〜会社のトイレにて〜



私「大阪のトイレだと、
男子トイレにおばちゃんが入ってきたりするらしいよ〜」


同期「へ〜、そりゃ凄いね」


私「まぁ、大阪のおばちゃんって言ったら地上最強の生物だからね」


同期「地上最強の生物と言えば範馬勇次郎」


私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ





(「誰それ?」と言いたげな目線)



同期「あぁそうか。大吉君は漫画は読まないんだっけ


バキって漫画にそういうキャラクターが出てくるんだよ」


私「・・・・・・ふ〜ん」




〜回想終了〜






・・・・・・・・どうよ、赤木しげる・・・!



私の会社での苦労の片鱗、理解かってもらえたかな?




「うっさい死ね」(酒の入ったコップを投げながら)


痛っ! 今、思いっきり投げたろ!!?


「えーえー、どうせそんな事だろうと思いましたけど、

貴方何自分を偽りまくって生きてるんですか。戸籍売って別人として生きるつもりですか?


いつもは「勇次郎」って単語が出た途端、「親父の本気の構えだ!」とかやり始めるくせに

と言うか、「漫画とか読まない」なんてのはどこから来てるんです?

いつもは「三年以内に所有漫画数が一万に達するだろうな」とかのたまってるくせに」



だから辛いんでしょうが!

本気で生きられない事ほど辛い事は無い!!


私だって・・・もっと・・・本気で毎日を生きたいんだ・・・!


「本気じゃなくていいからせめて真面目に生きろや

ちぃっ! 酒が不味くなっただろうが! それのどこが辛いんだよダボがァ!!」


ふん、あんたなんかにこの辛さは分かるまい。だが、ララァなら分かってくれるよね?


それは私の事ですか? まぁ、一言で言うなら・・・・・・」





牙を隠そうとする狼に生きる資格はありません



うぅ、私だって好きでやってるわけじゃないのに・・・
にじみでるオタオーラを消すために、必死に努力してると言うのに・・・!


まぁ、努力してるなんて事は言うだけ野暮なんだけど、
その野暮をあえて承知で私がどれだけ努力しているか語るとするならば!


例えば、この前新入社員歓迎会やって、
新入社員の挨拶をさせられる事になって、みんなで嫌がってた時に、



私「あ〜、挨拶嫌だなぁ。時間を吹っ飛ばせたらいいのになぁ」


同期A「ほんとだよね〜。スタンドが欲しくなるよね。キングクリムゾンとか」


私「スタ・・・ンド・・・?(第三部に出てきた偽船長のように)」


同期A「あ、大吉君ジョジョって漫画知らない?」



とか! ほんと辛かったんだからね!!


その同期Aと別の同期Bが、



同期A「いっそ、挨拶の時に『ジーク・ジオン!』って叫ぶ?」


同期B「そしたら、俺は『ジーク・ナオン!』って叫ぶわ」


同期A「え・・・? ジオンじゃなくて?」


同期B「あ〜、流石に『神聖モテモテ王国』は俺ぐらいしか知らんかぁ・・・」



もうね、身を斬られるほど辛かったね


同志を一人にしてしまう苦しさ・・・!
思わず、自分で自分を殴っていたぐらいに辛かったね!!



「・・・つーか、ある程度はバレてるよな。普通に考えれば」


「えぇ。普通、一般人の語彙に『時間を吹っ飛ばす』は無いでしょう」



そこ、管理人を無視して冷静に話し合うな。寂しくなるから



「つーか、話聞いてるとお前の同期も充分濃いじゃん
この前聞いた話じゃ、会社帰りに劇場版Zガンダム見に行ったりそれを許容する連中なんだろ?

別にまた一人ぐらいアキバ系が増えたところでみんな気にしねぇよ。自意識過剰なんじゃねぇの?」


「まったくです・・・つくづく貴方は私を失望させてくれる・・・!」


えぇい、好き勝手言いやがって

一人ぐらいアキバ系が増えるぐらいいいだと!? お前らぁ!! 俺の名前を言ってみろぉ!!!



キモオタ


デブオタ









分かってんじゃねぇか!!!



いやね、僕も「この連中になら打ち明けてもいいかもしれない・・・」って何度も思ったよ


でもね・・・やっぱり基本的に彼らとは住む世界が違うのよね・・・

彼らは同じ魚かも知れないけど、所詮は太陽の当たる大海原で生きる魚の群れ・・・深海魚では無いのですよ


秋葉原でメイドさんを見たとか池袋に執事喫茶ができたとか、

そんなヌル〜い会話で盛り上がれちゃうようなのは論外なんですよ!!


「そういえば、大吉さんは今度ゆうりかさんと執事喫茶に行くとか・・・」



盛り上がれちゃうようなのは論外なんですよ!!(血涙)



他にも、ツンデレの話題とかが出た時が一番失望したね

女子社員がキモいとか言いやがって! ツンデレ様をキモいとか言いやがって!!





沢近のツインテール一本の価値も無い貴様が!!



「どこの海原先生ですか貴方は」


「つーかツンデレ様とか言うな。キモいわ


だって僕無理だもん。ツンデレ様をキモいとか言えないもん。踏み絵じゃないんだから


だから私は、人間関係を円滑にするため、「オタク? なんだそれは。食えるのか?」路線で行く!!


会社ではいつも小説しか読まないよ! 最近はずっと森博嗣オンリーだよ!!


ちなみに、ジブリアニメの話になるとある程度は食いついていく細やかさを忘れてはならない


くくく、社会人になったらこう言う細やかな気配りが重要になってくるのよ・・・


「・・・よくやりますよねぇ、ほんと」


「つーか、なんでそうまでしてそのエセ一般人キャラ続けたがるんだ?

別に周りと馴れ合おうとせず、職場の透明人間として生きればいいんじゃないか?」


いやぁ、やっぱり社会に出たらそういうわけにもいかないし・・・それに・・・





今のキャラだと、残業せずに帰ってもみんな許容してくれるし・・・・・・



「・・・・・・人としてもオタクとしても最悪ですね貴方・・・」


「貴様も所詮は人の子・・・社会に出れば日和るがサダメ、か・・・」


だって! 僕、ぶっちゃけてまだあんまり残業したくないんだもん!!


だからこの今の一昔前の芸能界で言うところの田代マサシのポジションを大事にしたいんだもん!!


「その心は、『バレたら一巻の終わり』か・・・」


そうそう、だから辛いけど、このポジションをマークしてくのよ


だから貴方は対応者だと言うのです!


は?


「『光の道』を見なさい・・・・・・・・・進むべき『輝ける道』を・・・・・・・・・」


「あ〜、なんかまたスイッチ入ったようだな」


「『社会的な価値観』があります そして『オタクの価値』があります

昔は一致してましたが その『2つ』は現代では必ずしも一致はしていません」


「昔もしてねぇだろうがよ
少なくとも、「ここに10万人の宮崎勉がいます!」と叫ばれてた時代は」


「『オタク』と『社会』はかなりズレた価値観になっています・・・・・・・・・
ですが『真の勝利への道』には『オタクの価値』が必要です・・・
貴方にもそれがもう見える筈です・・・会社に勤めてそれを確認しなさい・・・・・・『光輝く道』を・・・」


「私はそれを祈っていますよ」












そして軽蔑します


結局着地点はそこか


なんだよ! たまには褒めて終わらしてみろよ!!

「ようこそ・・・・・・・・・『オタクの世界』へ・・・・・・・・・・・・」とか言ってみろよ!!


「なんだ、それがいいのか?」


へ? どういう事?


「いや、そういうのでよければ俺がやってやるよ」


・・・むぅ、なんか意外なところから申し出がきたなぁ・・・とりあえず頼む


「じゃあ、ちょっとこの注射針を使え」


ふむふむ(プスッ) 使って、どうするんだ?


「んで・・・桜邪、ちょっと手鏡と口紅を貸せ」


「変なとこに塗ったら殺しますよ? とっておきなんですから」


「分かった分かった。で、これをこうして・・・ほい」(手鏡を渡す)


さっきから何がしたいんだあんた? ん〜・・・手鏡になんか描いてあ・・・・・・

















『エイズの世界へようこそ!』





ぎゃああああああああああああああああ!!!



て、テメェ! なんて事しやがる! ウィルスが! エイズウィルスが注射針からぁぁぁぁぁ!!?


「ほら大吉さん! そこで『パープルヘイズ』ネタを!!」


できるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


「できないんですか・・・そうですか・・・所詮貴方もその程度、と言う事なのでしょうねぇ・・・」


お前みてぇにネタよりも軽い命してねぇんだよこっちは!!!












「ほい、ウィルス除去したぞ〜

まったく、コレは俺の奥の手なんだからな。軽々しく使わせるな」


・・・そう思うなら、そんな妖術が必要になるような橋渡らせんな


「いいじゃないですか。生きてるんですから♪」


生きてりゃ勝ちなんてのは動物と一緒だ阿呆




5月10日


ふぅ、最近は過ごしやすい気候でいいねぇ
暑すぎず寒すぎず、適度に心地よく爽やかな気分で一日が過ごせるよ


「はい質問」


なによ?


「風が気持ちいいからって窓開けたまま寝て風邪ひいた馬鹿はいますか?」


・・・・・・さぁてねぇ。いるかもねぇ



「それで風邪引かなかったとしても、

暑くもないのに調子こいて最低温度でクーラーつけてそれで風邪引いた馬鹿はお前ですか?



上等だ! かかってきやがれコンチクショウ!!



「・・・いいからさっさとご飯食べてください。片付きません
それと、社会人なんですから自己管理ぐらいしっかりできるようにして下さい
馬鹿やって死ぬのは勝手ですが、その勝手で迷惑被る人がいる事をよく考えるように」


・・・なんか、この前からえらくツンツンしてませんかこのお嬢さん?


「なに、ツンが深ければ深いほど、
その後のデレの味がより濃ぉ〜いものとなる・・・
一流の美萌家は、デレを味わうためにまず身を切るようなツンに身を浸すのだ」


はぁ、なるほど・・・あっ、桜邪さん。そちらの御醤油取らせてくださ・・・



私のそばに近寄るなああ――――――ッ





バオッ!!







・・・・・・なんか、今一瞬時間がとんで醤油瓶を取った事実だけ残ったのですが


「うむ、それもツンデレだ
醤油をとってあげると言うデレ行為をツンでコーティングして隠しているのだ」



あと、今ご飯にかかったの。ケチャップかと思ったら血なんですけど


なんか、気づいたら胸元からボタボタと零れて・・・って、死ぬわぁ! なんじゃあこりゃあ!!?



「お食事中ですし、赤い前掛けが必要かと思いまして


ギャアアアアア! 血、血ィィィィィ!! 痛ぇよおおおおおおおお!!


「うむうむ、正しいツンデレだ
ところで、さっきから目の前が真っ赤に染まってるんだがなんでだ?」


「お食事中ですし、赤い目隠しが必要かと思いまして
あっ、他にも赤いセーターとか赤い帽子とか赤い靴下とか赤い腹巻とか・・・」


無理無理無理無理! できてないから!!
人はそんなに細かく切り刻めるようにはできてないから!!!」


「でも貴方、人じゃないでしょう?
それに、赤いマフラーは今時売ってないんですよ?」


どこのノリダーだそれは


・・・つーか、おじさん。この人、ここ最近妙にカリカリしてません?


そりゃもう! おかげさまで♪


「馬鹿だなぁ、大吉・・・それぐらい察してやれよ








アノ日に決まってんだろ!



月のものが重くてイライラしてんだよ! デリカシーの無い奴だなぁ!!」


あぁ、そっかぁ! それは紳士としてウッカリだったネ!!



「・・・えぇもう、怒りを通り越して呆れも通り越して、ある種絶望すらしてるんですけども

・・・・・私、そんな親の仇のようにイジメられる謂れがありましたっけ?」


はっはっは、今更何を言ってるんだかこのお嬢さんは


「一人が隙を見せたら、残りの二人がこぞって叩く

それが俺達の間の唯一のルールだったはず! 腑抜けた事を抜かすな!!」


「・・・えーえー、そういやそうでしたね。面倒ですからもうとっととかかってきなさい」


桜邪・・・・・・お主、態度が太いのぅ。胸周りは細いくせに



「まったくだ。この1000万パワーの体重を持つ大吉と、
同じく1000万の態度のデカさを持つこの俺・・・我ら2000万パワーズを一人で相手にするだと?

その思い上がり・・・たっぷりじっくり嬲りぬいて叩きなおしてくれるわ!」



あの世で俺に詫び続けろ桜邪ステッドォ―――ッ!!






〜30分後〜




大吉&「「ギバァァァァァァァァァップ!!」」



「ふぅ・・・たったの30分でギブアップだなんて
なんて根性の無い人達でしょう。『ぷっすま』のユースケさんと草なぎさんですか貴方達は



いやいやいや、頑張ったから。ほんと頑張ったから!
ラジオペンチで指を一本一本潰された子の気持ちがお前に分かるか!!?

むしろ、ギブアップしたかったのに真っ先に喉潰してできなくしただろ貴様!!


「・・・ペンチねじ込んだ喉がたった30分で治るとは、その点においては確かに貴方達を見くびっていましたねぇ」



「くっ・・・だが、何故ここまで戦闘力に開きができる・・・?

今日の奴はろくに武器を使わず、ただラジオペンチを一本持っていただけだと言うのに・・・」


ラジオペンチ・・・まさか!!?


「そう、その通りですよ大吉さん・・・私は手に入れてしまったのです・・・私だけの・・・命具を!!



ツギハギ漂流録かよ。10週打ち切り(予定)の漫画のチカラに手を出すとは・・・!


貴様、そんな汚れたチカラを手にしてまで我々に勝ちたかったと言うのか!!?


「悔しかったら、空のスティグマでも手に入れてくるんですね

ところで・・・・・・まさか、プロレスじゃないんですからギブアップがあるなんて、本気では思ってませんよね?


あ・・・桜邪さん桜邪さん、そう言えば、こんなものがございまして・・・



「! ・・・なるほど、これは確かに喜ばしい事ですね」


よろしければ、哀れで愚かな私どもに恩赦などを頂けないかと思いまして・・・


「まぁ、私も鬼ではありません
貴方達も、これに懲りたらもう陰湿な嫌がらせはやめる事ですね
次は、このラジオペンチ真拳で全身の関節と言う関節を捻じり切りますよ?」


もちろん! 肝に銘じておきますとも!!


「それじゃ、私は食事の後片付けをしてきますので」


はい、どうも。今日は本当にありがとうございました・・・(深々と土下座しながら)


「・・・・・・行ったか?」


あぁ、行った行った。つーか、あんたも謝れよ。私一人にだけ土下座させやがって


「ふん、俺はまだ負けたわけではない」


・・・さっき、大声で「ギブアップ」言うてたやん


「アレはフェイクだ。猪狩の如き人間力の為せる一流のトリックだ」


・・・まぁ、いいけどさ。もう無理だと思うよ?
命具を手に入れた今の奴と私のレベルの差を例えるならば、そう・・・

奴は、我々が天下一武道会で戦っている間に異世界に召還されてしまったようなもの・・・


「なんぞ分かりづらいネタが混ざってるようだが・・・
奴が超進化したなら、俺はジョグレス進化するまでだ。デジモンも新しくなった事だしな」


・・・・・・パートナーもいねぇくせに


「五月蝿い。とにかく、俺はしばらく秘密の特訓をする
今度こそ、あの女に「申し訳ございません樫の木様、私は愚かで(以下、千行省略)」と言わせてやるのだ」


・・・そうか。まぁ、頑張ってくれ
私はそろそろ、出社前にこのテンションで暴れる体力が無くなってきたよ・・・

私はヤムチャとして地球に残る。あんたはクリリンになって精々18号を指で搦めて目で落としてくれ


「うむ。最後に勝つのは俺だと運命で決まっているからな!!」


あ、最後に。G−MAXさん本当にありがとうございました〜。おかげで命が助かりました