4月14日
スティールってやっぱり鋼の事なんだろうな

ジョジョが終わったね・・・

「でもまぁ、完全に終わったワケでは無いですから・・・」

樫の木おじさん「どうでもいいが、何でお前ら体育座りでジャンプ囲んでんだ」

トップでも書いたが、ジョジョが載っていないジャンプへの儀式だ
本当に、ジョジョが終わったジャンプはがらんとしちゃった感じだよ・・・

「これで第七部が始まるって事が分からなかったら、私は絶望に打ちひしがれていましたよ・・・そう考えると、未来を知って『覚悟』すると言うのも、それほど悪くは無かったのかもしれませんね」

変えるのが無理ならせめて知るだけでも・・・ってねぇ
でも全部が全部は嫌だよ。たま〜に知れる程度ならまだしも

樫の木おじさん「だから俺が分からんネタをやるのはやめろと言うに」

私が書いたレビュー読め
あと、第六部の最終回について
ここの12日の日記の考察が面白いと思う

「なるほど・・・『ボヘミアンラプソディ』の時点でこの終わり方は決定していたんですか・・・それなら、スーパーで赤ん坊や卵や時計の時間が加速した事の説明がつきます」

樫の木おじさん「それがどう説明つくんだよ?」

「私も珍しいと思ったんですよ。荒木先生の健忘症が発動しないなんて。いつもなら、そんな設定荒木先生自身お忘れになってるのに・・・」

まぁ、あの頃からあの終わり方を決めてたんだろうね
そうすると、第六部自体がある意味外伝的な位置付けになるんだろう

樫の木おじさん「じゃあ外伝で終止符打たれた因縁って何なんだよ?」

・・・レビュー読んだばかりのくせに一番触れてはならん部分に触れやがるなあんた

「それに因縁はまだ終止符打たれてないのかもしれませんよ? ジョルノさんも生きてますし、スティール・ボール・ランは第七部らしいですし」

樫の木おじさん「続ける意味があんのかそれ? その場しのぎで話を作っても老害呼ばわりされるのがオチだぞ?」

老害はテメェだろうが

「続ける意味云々で物事語るんなら、第二部の存在はどうなるんですか!!? DIOさんとジョースター家の因縁なんてこれっぽっちも出てきませんよ!? 明らかにDIOさんは『前作ではラスボスだったあいつが近作では下っ端の一人に過ぎない』程度の位置付けじゃないですか!!!」

うん、フォローになってないからちょっと黙ってろ

「まぁ、家族構成とかには因縁が現れてるんですよね。ジョージ・ジョースターさんがDIOさんの吸血鬼の残党によって殺されてたり、リサリサさんがジョセフさんを産んだ原因も元々は第一部のあの戦いなワケですし・・・何だか、付け足し感が否めない因縁ですけど

だからフォローになってないフォローは意味が無いから止めろと言うのに

「しかしそれでも第二部は名作です。トリッキーでクールな戦い方だけれども内側に情熱を秘めているジョセフさんの性格は読者に愛され、後々のシリーズにも登場してきます。そして、第三部のクライマックスで因縁が最高潮に達するのですよ!」

樫の木おじさん「だからお前の言い方だと、第四部以降が蛇足みたいに聞こえるんだが」

・・・第四部もDIOとの因縁ほとんど無かったなぁ
億泰の父親はかろうじてDIOとの接点があったけど
吉良の親父なんて、エンヤ婆との因縁みたいなもんだし
しかもその弓と矢を発掘したのはディアボロになるわけだし・・・

「・・・今、何だか凄く嫌な事が頭に浮かんだんですけど」

言うな。それは絶対に言ってはならん一言だ

樫の木おじさん「なぁ、それってDIOとジョースター因縁話だったら元々必要無い話が二回に一回ぐらいの割合で紛れてるって事じゃないか?



だから言うなっつってんだろ!!?





バキィ!!!



樫の木おじさん「げふっ!!?


「次余計な事言ったら私刑ですよ〜? いいですね〜? ガラスのコップ口の中に放り込んだまま殴り続けますからね〜?」

・・・まぁ、アレや。ジョジョのテーマは人間賛歌や

「・・・ですよね。DIOさんとの因縁はあくまで『人間賛歌』のアンチテーゼとして多用されるワケですからね・・・第一部、第三部、第六部・・・は微妙ですが、とにかくDIOさんとある種直接的な接触がある話を『正典』とすれば、第二部、第四部などはむしろ人間賛歌に重心を置いたものですから、それもそれで『ジョジョの奇妙な冒険』ですよ」

・・・第五部もある意味微妙だよねぇ
DIOとジョースターの混血って設定だけれど
口癖以外は完全にジョースターの血統の行動だったし
『父親』関連でもっとトリッシュと絡みがあれば良かったのに・・・

「これでジョルノさんがブランド―の血統に目覚めて、第七部のラスボスになってもそれはそれで面白いですが・・・まぁ、何らかの形でDIOさんの因縁が絡んでくるんでしょうね」

大きかろうが小さかろうが、因縁は因縁だからな
ジョジョの世界では『正義』はジョースターの流れを汲む者
『悪』は何らかの形でDIOの因縁に関わった者って感じだから・・・
ディアボロもエンヤ婆に弓と矢を売りつけるって部分で接点持ってるし

樫の木おじさん「お前ら、その納得の仕方で十分満足できるのか?」

また殴られたいのかお前?

「私達が満足するのではありません。荒木先生の紡ぐ物語が『満足させる』のです。荒木先生はきっと、読むだけで全てが納得できるような素晴らしい物語を紡いでくれますよ」

うむ、その通り

樫の木おじさん「・・・その割にはさっきまで否定的な意見ばかり吐いてたような気がするが?」

何を言うか、痘痕も笑窪と言うじゃないか
欠点すら愛せてしまうほどの魅力があると言う事なのだよ
例え、ツェペリさんは子供がいないとか自分で言ってたとしても
シーザーの残したツェペリ魂のあまりにも見事だからそこに目を瞑れるのだよ

「そうですよ。要するにどれだけ欠点におおらかになれるかですよ。細かいところに拘っていては作品の面白さなど理解できません。欠点も面白さも一緒くたに受け入れて、まずそこで面白いか面白く無いかを決めるのです」

設定だのテーマだのキャラクターだのを語るのはそれからだよ
まず読んで何を感じ取ったか、面白かったかが作品の八割を占めるよ

まぁ、矢吹先生の場合は、『全体的にパクリ』→『なんだこのパクリ漫画は』→『この設定もパクリじゃねぇか』→『テーマがスカスカでパクリしかねぇじゃねぇか』→『キャラクターなんてパクリの極地じゃねぇか』→『お前、ジャンプ嘗めてんのか?』って感じで、読めば読むほどつまらなさと怒りが増幅されるワケだが

樫の木おじさん「まぁ、そう言うからには好意的なんだろうが・・・貶してるのと紙一重だぞお前らの意見は?」

ふん、『大馬鹿野郎』を褒め言葉に思えないおじさんにはそう思えるだろう
しかし、これも我々がジョジョを心底愛しているから言える事なのだ!!!

樫の木おじさん「まぁ、それはともかくとしてもだな・・・止め時を逸すると大変な事になると思うぞ? いつもダラダラ続くこの日記みたく

・・・後者に関してはノーコメントだが、止め時に関しては違うぞ。なぁ?

「そうですよ。元々第二部から蛇足のストーリーなんですから。第三部なんて強引な軌道修正ですよ。普通はボスが死んでそれまでの物語を無理矢理生き返らせて血統の因縁話にしたんですから。ブラックキャットとかで同じ事やったらファンがキレますけど、荒木先生の天才性があの名作を作ったんです」

で、今は世代交代の話だからね
『ジョースターの血統』と言う血脈を伝える存在と
DIOという個体のままで後々の世に邪悪をもたらす存在との決闘
長く続けば、長く続くほど荒木先生の天才性が発揮できる物語だと思うよ
それはある意味、『ジョジョ』と言う永遠の存在に対する荒木先生の才能の戦い
永遠に続ける事の作品をいかに斬新さを盛り込んで読者に飽きられないようにするか
ストーリー漫画で『こち亀』をやっているようなものだから、これはこれで大変な偉業だと思うよ

「『はじめの一歩』も長いですけど、ゴールはありますからね。逆にジョジョにはゴールがありませんから。いつかはゴールを作らなくてはならないんでしょうけど、後になればなるほどそのゴールを書くのが難しくなります。それでも荒木先生はゴールを後にするんです」

樫の木おじさん「言ってる意味がよう判らん」

『哲也』のゴールドマン一家相手の麻雀と同じだよ
荒木先生は才能だけを武器に101回目も勝ち抜こうとしている
つーか、相手ん家に火ぃつけて無理矢理勝負終わらせるのもどうかと思うよ?

「でも相手が素人だと102連戦とかしても面白くありませんし、近藤さんの見せ場作るにはアレがベストでしたよ」

まぁ、とにかく第七部が楽しみだよ
どう物語に整合性を持たせようとしてくるのか?
そして、それが本当に『面白い』作品でありえるのか?
そう言う実験的な意味でも、私は第七部の連載に大賛成だね

樫の木おじさん「つーか、これで第七部じゃなかったら笑うんだが・・・」

「だからそう言う水差すような発言は控えてくださいよ」

早く『スティール・ボール・ラン』連載開始しないかねぇ・・・?