RB26DETT
2次仕様始動す。
2004年9月初めから始動開始予定。
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作業直前の姿
エンジン降ろしはじまる!(^^)
エンジンを降ろすためにはまずミッションを降ろさねばならぬ。
その前にマフラー、ペラシャフト等々・・・
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降りた!運転中ギアチェンジしている時、この部品を操作しています。
このミッションは日産の通称30Aと呼ばれているもの。
R34の2WDに使用されているものを流用。
元々付いていた通称71Cはパワーを上げると強度不足のために
強度のある30Aに換装しました。
これはクラッチです。以前「クラッチってなに?」と教習所に通っている子に質問されたのですが、
これがクラッチの本物の写真ですよ!
ツインプレートです。ツイン??説明は長くなるので・・・(^^)
左足でエンジンの動力を伝えたり離したりする部品。
自分は今でもダブルクラッチ派です。(^^;)
エンジン上部の部品を外していくの画
↓
クレーンを使って吊し上げられたエンジン、こんにちは!!おひさしぶり!!(¥^^)
手術台に乗せられたエンジンの画、写真左、排気側。ターボが二つツインターボ。右、吸気側。
これから心臓手術が始ります
ターボチャージャー(排気側)ばらし篇
かたつむりみたいな丸い格好した部品2つがターボチャージャーです。
エンジン本体から外した状態。今まで排気漏れはなかったみたい。
新しいターボが到着する前に
これはエキゾーストマニホールド。通称「エキマニ」
ターボエンジンの場合、エンジン本体とタービン(排気側入口)を繋ぐ配管。
写真の真ん中上くらいに黒いカーボンが溜まった部分にタービン入り口が合体されるのだけれど、
この部分を新しいターボに合わせ口径を広げます。
部品と部品の接合部に段差があると、流体(今回は排気ガス)に乱流がうまれ、
綺麗な流体の流れ(層流)とならずに、ターボやエンジンに余計な負担(一次排圧)がかかったり、
パワーをロスしてしまいます。
なので
このように段つき修正をします。
リューターという道具を使って、部品どうしの径が合うように、
削っていきます。写真中央の光っている部分が削った場所。
この作業はこのエンジン(RB26)では定番作業です。
削っていながら、最初に組んだ時代の吸気ポートの鏡面加工を思い出してしまった。
懐かしい・・・。
余談になってしまいますが、吸気ポートの鏡面は賛否両論の世界。
ポートの肌を何処まで磨くか。
自分はポートはピカール仕上げ、インジェクターが吹く燃料が直撃する部分は肌を荒くという思想です。
なので、自分のエンジンはポート場所によって肌の仕上げを変えています。
(レース専用エンジンだったら間違いなく全て鏡面にする)
ポート形状&径は絶対変更しません!
そして、余談ついでに、排気側のポートはポー研しても効果がほとんどないので、
手は入れません。(段つき修正はするけれど)
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当時の写真
日付見ると99年だ・・・、今から5年前・・・。
自分が削ることによって各気筒のばらつきがでてしまうのが怖かったため、
思い切っては削れなかった〜(^^;)
写真右の穴の手前側はピカール仕上げ、奥にいくと、ガソリンの霧化&気化効果を狙って粗い仕上げに。
→
ばっちくなって錆が出ているエキパイの遮熱板は磨いて錆をとり耐熱塗装
綺麗にお化粧なおし!(^^)
この写真、結構カッコよくない???(^^)
照明は一切使ってませんです。
丁度夕方の西日があたって綺麗だったので思わず撮ってしまった。
青と紫っぽい色の丸いのはカムのタイミングプーリー。
今回、バルタイ(バルブタイミング)の微調整を出来るように、
変更しました。
カムは当初のまま、某社製の260度、リフト9.25mm
このカムは世の中にあんまり出てないんじゃないかな。
幻のカムです。(幻にしたのは自分です(^^))
新部品続々入荷!
今回新たに組み込まれるメインの部品が入荷致しました〜!
まずはサージタンク!
新旧の比較
無論シルバーのほうが新部品ね!
旧部品(純正品)の容量は約3L、対して新部品は4L
ブランチ長は新のほうが約40mm長いです。
これらの数値から考察するに、新部品の設計思想は
ブランチ長で低速トルクを上げ、
容量の大きさで高速側を上げていくという思想だと思われます。
なので今回採用!
排気量に対して、この容量は6連スロットルならではでの実現できる容量。
(普通は排気量同等かそれ以下の容量、スロットル手前か後の容量の比較で、
1スロットルの場合、タンク前にスロットルがあり、
このエンジンの場合はタンク後にスロットルがある)
そしてタンク内部ではファンネル形状になっているので、かなり期待大の部品。
多分雑誌等でいろいろ書いてあるとは思うけれど、
雑誌は殆どみないし、記事は信じない主義なので、雑誌の評価は知りません!
それにしても、新部品のメーカーロゴのエンブレムがミーハーな感じで嫌・・・。
こういうの嫌いなんです。
剥がす予定。
そして、一番のお気に入りの形状箇所。
#6の気筒部分の形状が凄く見直されていて、各気筒の吸気量が改善されそうな部分。
ブランチ内の面粗さは上記の写真のように、ほぼ鏡面&機械仕上げなので、ピカールでは磨きません!(^^)
ターボチャージャー
まずは写真左、新旧の比較。
コンプレッサー側のハウジング寸法は厳密には測っていませんけれど、
今までのニスモタービンと、新R34N1とは一緒。
でも、吸入側の径は絞られています。
コンプレッサー側はハウジング寸法は約6〜7mm位大きくなっている。
これは以外だった。
レスポンスアップのため、もしかしたら、コンプレッサー側は小さくなっているかなと
想像していたんだけれど・・・。
ターボ理論は非常に難しいので先輩方にどう解釈したらいいのか聞いてみます。(^^;)
そして、レスポンスアップに貢献しているのは、ニスモタービンは軸受がメタルだったのに対し、
R34N1はボールベアリングに。
写真右。R34N1には、アクチュエーターロッドに調整用のネジがあるのは知らなかった。。。
・・・なので、車載前に1`に設定します。その後ブーストコントローラーで
今回は1.2キロに。
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