スペイン家庭料理教室・ホームパーティーの飲物・サングリア・Sanguria

	本場の味を伝える	最終更新日２００１．８．１
	クリスティーナのスペイン家庭料理教室
	ﾎｰﾑﾊﾟｰﾃｨｰの飲物 *サングリア<Sangria>*

	夏の飲物として、日本でも少しは名の知られている飲物です。しかし帰国した時に日本で飲んでみると余りぱっとしないので、本場のスペイン風の味を家内クリスティーナの作り方でご紹介してみます。
	サングリアという飲み物はもともと肩の凝る飲み方をするものではなく、お祭りや、家族ぐるみのお祝いに、みんなでガブガブ飲めるように作るもので、大まかにまたおおらかに作るのがいいと思います。酒飲みも、下戸も楽しめるものということを心がけましょう。誰にでもつくれます。必要な材料はすべて日本で入手できます。

	用意するもの＜５人程度のホームパーティー＞赤ワイン（安いワインで結構です。できれば防腐剤が入っていないものをお奨めします。）　　２本 Fanta・レモン大瓶（1.5lまたは２ｌ）1本もしくは生のレモン５個位を絞ったジュースと砂糖とソーダ水　　２ｌラム酒またはブランデー(これがキーポイントです)　　　　　２０ｃｃ程度桃（黄桃の方がとろけないので良い）　　　　　　　　　　２個バナナ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２本洋梨もしくは長十郎なし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２個シナモン（肉桂）粉容器（４～５ｌ程度のポリ容器）ポンチボールまたは陶製の壷（４～５l入り）
	作り方用意した容器にワイン（２本）とFantaもしくは事前に作った生レモン水（約２ｌ）を混入しよくかき混ぜる。甘くしたければ少し砂糖を入れる。甘さは控えめにするのがベター。シナモンの粉を２振りほど入れる（耳かき２杯ほどが目安）桃と梨は皮をむき実の部分を賽の目切（１cm角程度）にして入れる。バナナは５mm幅で輪切りにして入れる。ブランデーまたはラム酒を１０ｃｃ程度を加えよくかき混ぜる。（この量がこくをだす決め手で、飲み手の好みに合わせる）でき上がったものに氷を入れてを３０分ほど冷蔵庫に置く。テーブルに出す前に好みの容器（ポンチボール、壷、水差し（Jag）等）に移して体裁を作る。これでおしまい。簡単でしょう。
	こように、いとも簡単で誰にでもできますし、アルコールの度合いも思いのように加減できますので回を重ねるうちに各家庭、グループで得意のタイプが自然にでき上がります。ブランデーの代わりにCointreaux〔フランスのオレンジから作るリキュール〕を使っても良く、入れる果物などもその都度変えて見るのも楽しいでしょう。作り方に秘密はなく、飲み時が肝心です。行きつけの店などに好みを教えて自分用に作ってもらうというのも良いかも知れません。