国土交通省の「合流式下水道改善対策検討委員会」は、今後10年間の改善策を提示しました。オイルボール対策(クイックプラン)とBOD削減を挙げています。注目できる改善点は、親水水辺水域の吐き出し口の廃止と移動です。このままでは内川河口の「ふるさとの浜辺」 が糞便性大腸菌で高濃度汚染されることは明らかです。怖いのは、大腸菌だけではなく。赤痢やコレラといった細菌も含まれていることです。ここで遊んだ子供が感染し、その原因が判明された時、行政は責任を問われますし、立入り禁止となる恐れすらあります。
提案したいことは、将来を見越して合流式下水から分流式下水へ政策転換すべきです。下水の油(オイルボール)を回収することに注意が向けられていますが、問題の本質を見逃してはなりません。