小 説・近 著
   
二つの血の、大きな河 ──悪いのは日本人か中国人か
(東洋経済新報社 2100円)
森田靖郎著「この小説を書くのに、私の六十年が必要だった」
装幀 多田和博
殺される日本人……
日本人か中国人か、血を呪う残留孤児二世……
福建マフィアと731部隊を結ぶ、殺人現場に残された“レモン”?
日中戦後史の、葬られた“血の回廊”を追う
戦後日本が積み残してきた
俺たちの“罪なき罰”
深化する中国人犯罪をルポし続ける著者が挑む、渾身の“暴龍”小説。
--------------------------------
「「先生……」
 佐伯は、そう言いかけて、後の言葉を飲み込んだ。「先生、日本の戦後はそんなに悪く思
わなくてもいいですよ。平和をカネで買って何が悪いんですか。戦争でカネを儲けるより
ずっといいじゃないですか。もっと日本は戦後を誇っていいですよ」と、言いかけて止め
た。(中略)
「法で裁かれる罪なら償うことができる。だが、法で裁くことのできない罪を背負った人
間はどうやって償えばいいんだね……」側で妻が頷いた。
「罪なき罰ですか」
佐伯は、氷野夫妻が半世紀以上も背負ってきた償えない罪の重さを考えた。(本文より)
「黄金夢」 小説・中国人犯罪
 森田靖郎著
 
連載 最終話
『北京オリンピックまでの時限爆弾』
 
2008年北京オリンピック、
動き出した中国の実態をえぐる
生震撼のアンダーグラウンド・チャイナノベル
--------------------------------
 
「犯罪有理〜だから日本人を殺した〜」
 (毎日新聞社 1,890円)
森田靖郎・小説第三弾
「こんな小説を書きたかった。」
装丁 多田和博
公安から逃げた女
カネの夢に侵された男
底なし沼への回廊を
密航で結ばれたものどもが堕ちてゆく
--------------------------------
 
「父が二度殺された」
北陸の温泉で病死したはずの父が、大阪の山林でバラバラ死体で発見された。
家族が知らぬ間に父の戸籍には、中国人の妻が……。
「カネ、カネ、キンコ」と、カタコトの日本語で脅すことから、その強盗団は
「K号犯」と呼ばれている。日本全国を荒らしまわる中国人強盗団の
隠し金と替え玉連続殺人犯の「したたかな結び目」を追った編集長。
「死体とカネがどこで入れ替わったのか」。
「チャイナマンズ・チャンス」。遺産を独り占めしたはずの中国人妻が
知った、その本当の意味とは…。
-------------------------------
チャイナバイオレンス小説第三弾。
「K号犯」窃盗団と替え玉殺人犯との“接点”とは。
激動の中国をルポし続ける著者が挑む、渾身のフィクション。
「黄金夢」 小説・中国人犯罪
 森田靖郎著
 
連載 第二話『カネと自由』
 
2008年北京オリンピック、
動き出した中国の実態をえぐる
生震撼のアンダーグラウンド・チャイナノベル
--------------------------------
 
「黄金夢」 小説・中国人犯罪
 森田靖郎著(文芸ポスト連載中!!)
 
話題作「見えない隣人」に続く!!
 
2008年北京オリンピック、
動き出した中国の実態をえぐる
生震撼のアンダーグラウンド・チャイナノベル
--------------------------------
 
「見えない隣人」 小説・中国人犯罪
 森田靖郎著(小学館)
 
迷宮の入り口か出口か……。禁断の小説へ。
 
「正体は海亀(ハイコイ)だ」
「出稼ぎ密航者にしろ犯罪者にしろ、“俺”に言わせれば故郷で卵を
生むために命がけで海を越えてカネ稼ぎにやってくる海亀だ……」
「黄金を夢見た海亀が、ここで見るのは地獄だ。“俺”はそれを
教えてやりたいまでさ」
--------------------------------
 
接見弁護人の“俺”が事件の現場に立つのは、たいてい捜査陣や
マスコミによって踏み荒らされた後である。にもかかわらず
「事件の根」は残されている場合が多い。山形県の警察史上稀に
見る残虐な事件といわれた羽黒町母娘殺傷事件もそうだ。
その2年後に起こる窃盗事件が事件全解明へと導く。
「事件の根」はその後も生き続けて都内の中国人クラブへと“俺”
を引き込んでいった。そこは犯罪の巣窟とも言うべき犯罪公司の
アジトだった。
野獣と化した中国人の犯罪公司。その背後で蠢くホントのワル、
“俺”はこいつが許せない。
 
(定価1500円プラス消費税)
 
2004年9月発売