パソコン&ネット


■PCとの出会いとその後
1978年頃にTRS-80(Tandy社)に出会ったことで私の人生が変わりました。
PCの可能性に魅かれた私はPC-8001(NEC)を購入し、PCに没頭している内に
「これからはPCの時代、メイン・フレームはいずれ廃れる」と思う様になり、
8ビットPCの代表的なOSであったCP/Mを開発したDigital Research社の
日本法人設立(1982年)を機に転職しました(1983年)。
その時代、まだ転職は勇気のいる行動でした。

    

         (TRS-80)              (PC-8001)

PCの黎明期をデジタル リサーチ ジャパンで過ごした4年間は素晴らしい毎日でした。
カリフォルニア州モントレーにあったDigital Research社の開発拠点との交流を通して
得られる最新技術は目を見張るものばかりでした。
CP/M、CP/M-86に加えてPCでマルチ・タスクを実現したコンカレントCP/M-86、
コンカレントDOS等多くのOSを手掛けました。 この頃、日経エレクトロニクス、日経
パソコン、月刊アスキー等に多くの技術記事を書いたものです。
また、ゲイリー・キルドール氏、ビル・ゲーツ氏、現ソフトバンクの孫会長、現ヤフーの
井上社長(当時ソード)等の方々が非常に身近な存在でした。
しかし、夢は長続きせず、やがてMicrosoft社のMS-DOS攻勢に押され始めた頃、
SMC-70等へのCP/M移植でお付き合いが深かったソニーに誘われて転職を決意し、
現在に至っています。