あばれ祭   石川県能登町宇出津  2008・07・04〜06

 サー イヤサカサー サカヤッサイッ 」の掛け声で始まった能登地方の先駆けの祭
能登地方随所の市町村では7月から10月にかけて約100ものキリコ祭が開催される。

能登のキリコ祭でトップに開催された宇出津

 「あばれ祭」を二日にわたって見て来ました。
キリコとは巨大な御神灯(切子灯籠) 高さは7m位あり神輿の前衛後衛を
渡御にお供して道中を照らし神様をお守りします。

7月4日(金) 晴

ホテルの夕食もソコソコに会場行きのバスに乗る。
市役所前の広場に各町内から出発したキリコ 大小合わせて40基以上が花火を合図に
 「サー イヤサカサー サカヤッサイ」 掛け声と共にやって来る。 
やがて広場の5本ある大松明に次々と点火されその周りを大勢の担ぎ手に依って
運ばれてきたキリコが回り始める。老いも若きもさらしを巻いたムスメさんも子供達も。

高さ7m余りの奉燈(キリコ)大小約40数本が、
火の粉をあびながら松明の周囲を暴れ回り、
翌日の夜は 2基の神輿を海や川、火の中に
投げ込み暴れまわる勇壮な海の祭典。
約330年前、寛文年間の悪疫病者を救ったことに
喜んだ地元の人が、
キリコを担いで八坂神社へ詣でたのが
由来とされる。

7月5日(土) 今夜は宮入りの日   
盆や、正月は故郷に帰えらなくても、この祭のためには人々は帰って来るそうです。

夕方昨夜の続きを見る為に町へ向かいました。

お祓いを受けて

お清めをして

港に連れ出され

放り込まれ  

あばれ祭の開始だー

ソーレやるぞー

ひっくり返され

馬乗りと殴られて

沖に連れて行かれ

陸に上げられたと思ったら

火の中に掘り込まれ

ゴリゴリヤラレマス そして今度は
町へ繰り出します。

このあばれ祭の祭神「須佐之男命(すさのおのみこと)」は荒ぶる神様なので、
あばれることが神慮にかない、あばれないとかえって神の怒りにふれるとさえ言われているそうです
 

撮影の為ここで2時間待ちました。
先頭のキリコが通過

町を練り歩きヤット神輿が到着

川へ抛り込まれました

若い衆が次々と川に飛び込んで

川を行ったり来たり

橋桁に頭をゴンゴン

水に叩き込まれて

転がされて

馬乗りになって

橋桁にゴン 向かいます 

頭はボロボロ

神輿の掛け声は『チョウサッ』
『チョウサッ』が繰り返されます

壊れないのが不思議です

又ひっくり返されて

川の中で暴れること一時間
神輿は八坂神社へ向かいます

もうじき0時になろうとしています。町ではキリコが暴れています。

囲炉裏部屋


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7月6日(日)晴  帰京日

宿泊先の珠洲市を出発して輪島経由で長野までバスで行き、
長野で新幹線に乗換えて東京へ帰りました。長野までバスは長かったナー

輪島・白米(シラヨネ) 千枚田 5月の田植えが終わった
時より随分緑が濃くなった。 5/19田植え直後(上)は
畦道が目だったのに。

輪島・朝市通りの輪島塗・八井漆器店のご主人
5月に輪島へ訪れた時、飲み屋で知り合って
訪れるたびにご自宅でコーヒーを御馳走になってます。

蛸島大祭