読書感想文ってどうも面倒で書かないもんですねえ。でもって読んだはしから忘れていってしまいます。その結果、文庫本など同じ本を結構二度買ったりしてることすらでてくる始末。ウッェブのネタで書いたものも、はや1年半前。会社の今のボスは広告関係のビジネス書について2年前から全部リストをつけるようにしたそうです。うーん、偉い! 私はなるべく実用書、ビジネス書を読まずに、エンタメとしての純文学を消費したいクチなので、そういうまめさに欠けますねえ(^_^;) 2005.10.09
●「ローマ人の物語」17-20 悪名高き皇帝たち(一)〜(四) 塩野七生著 新潮文庫 9月頃
読み始めると止まらない塩野七生。ローマ人のもの語りは、ハードカバー新刊の発行前に文庫本が発売されるというシステムが出来上がっており、私はもっぱら文庫本ばかり。文庫17〜20はカエサルと初代皇帝アウグストゥス以降の、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロという悪名で名を残した四人を扱っています。しかしカエサルが考案しアウグストゥスが定着させたローマの帝国主義キリスト教圏やイスラムの専制的な帝国とは違い擬似皇帝制とも呼べそうな元老院と民衆のバランス上に乗っているシステムであり、彼ら四人の愚帝時代でも傾きこそすれ、おおきな発展をとげています。後代、狂王のように描かれたネロや色情狂のごとく語られたカリグラにしても、カエサルと較べた場合失政があったというだけで異常者だった訳では有りませんでした。イタリア人をはじめヨーロッパ人はそういう基礎知識があってこそ、ネロやカリグラのカリカチュアを楽しむのでしょうが、私のような歴史にうとい人間はこういう本で初めてそういうことを学ぶこととなり、読まなければずっとカリグラはデイノ・ラウレンティスの映画の印象のままだった訳ですね。
●同21-23 危機と克服
●赤瀬川原平の名画読本 こちらをご参照ください。
●町田 康 「浄土」 講談社
●『きれぎれ』 町田 康 (著)
●パンク侍、斬られて候 町田 康 (著)
町田 康は、パンクバンド「いぬ」の町田町蔵です。だから小説もパンク。初期はそれこそパンクらしく貧乏でしみったれた不条理が描かれていましたが、「パンク侍〜」はもう純粋虚構に移行。しかしシュールでパンキッシュな話をささえるのは、悔しいばかりに見事な心理描写です。
●クチュクチュバーン文春文庫 吉村 萬壱 (著)
●バーストゾーン 爆裂都市早川書房
吉村 萬壱 (著)