イタリアのトリノ派(Turin School, Workshop of Giorgio Gatti, by Skinner)と考えられている、よく通る非常に美しいリッチな音色を持つパワフルな得難いチェロです。A線はもちろんのこと、D、G、C線もしっかりした音で良く鳴り音量があります。
きれいなニスの形の良い楽器で、ペグホールブッシングしています。
直ぐに演奏できる状態の楽器です。
<参考>
GIORGIO GATTI(ジョルジオ・ガッティ)は1847年にイタリアの Chieriに生まれ、1936にイタリアのトリノで死去したトリノ派の優れた製作者である。ストラディバリ、アマテイなどを輩出したクレモナの楽器作りの伝統はストリオーニを最後に途絶えたが、G.B.Gadaniniを始めとするトリノ派はモダン楽器の時代において、プレッセンダ、ロッカト等の優れた製作者を輩出した。GIORGIO
GATTIもその一人である。トリノ派を代表するG.B.Guadagniniの孫のGaetano Guadagniniの工房で働いたことのあるGuadagniniスクールの
Enrico Marchetti(1855?1930)に師事後、イタリアのトリノで1893年から工房を構えた。同時代のトリノ派の製作者 のプレッセンダとロッカの影響を受けていると考えられている。楽器は、Pressenda、Rocca、Guadagniniをモデルにした。スクロールは細長く、誇らしげに丸みを帯びた独自のもので、赤のオイルニスを主に使用し、1915年以降は淡いオレンジ色のニスも使用した。
この楽器のように刻印があり、1917に工房をVia Bardassanoに移したが刻印はそのままCorso Vittorio Emanueleの住所のものを使用している。GATTIの製作したギターもよく知られている。
◇ ラベル:
@Joannes Baptista Guadagnini, Cremonesis fecit Taurini, GBG, Alumnus Antoni
Stradivari 1782
A GIORGIO GATTI face in Torino l’anno 1924(下2桁手書)
◇刻印:Giorgio Gatti Torino Corso Vitt. Em 26.(本体内部)
◇ 価格:320万円
◇ 製作年代: 1925年頃
◇ サイズ:75.8cm(ボディ)4/4サイズ
◇ 引渡条件:現状渡し
◇ 支払条件:一括現金引換えまたは銀行振り込み
◇ 試奏:可能(東京)、遠隔地の方は相談可
*製作国名、製作者、年代はあくまで参考とさせていただき、真贋については一切保障するものではありませんのでご注意ください。
【チェロの音を聞くことができます。】
GATTI
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