>>>2001年9月11日の屋上の花火(台風〜花火〜NYの悲劇)

2001年9月11日(火曜日)東京には12年ぶりの直撃の台風15号が上陸。朝から昼にかけて風と雨がひどく、日中はさすがに外出は危ないなという感じだった。夕方になり台風一過で、空は秋特有の真っ赤な綺麗な夕焼け(上のフォト参照)。あまりに気持ちの良い秋空と、昼の台風があまりにひどかったため、その反動もあり夏に大量に残した花火を屋上でやろうと家族で意見は一致。自分で言うのも変な話だが【サザエさん一家】のような平和な日になるはずだった。事実、このフォトを見ていただいてもお解りのように、都心の真ん中の家族の花火大会は楽しいものだった。子供達はもとより僕もノアも久々の色とりどりの花火に大喜び。子供達には火の扱いを教える絶好のチャンスでもある。皆が数え切れないほどの花火を灰にし、満足だった。そして火の持つ魅力に見入っていた。チビたちが聞く『何でこんなに綺麗なの?』『綺麗な火薬が入っているんだよ』線香花火が燃え尽きていく。消えゆくものの儚さが美しさをより増させる。渋谷の高層ビルも空が澄んでいる分いつもより綺麗に見える。
ほんとに楽しい夜だった。少なくともこの時点では。

 

 

 

         
そして、僕は連日の睡眠不足のため花火が終わると、眠りについてしまった。ノアに『なんか大変か事になっている!』と起こされた。時間はまだ午後10時だった。TVを見ると見覚えのあるビルに穴が開いている。NYの世界貿易センターのツインビルだ!映画『キングコング』も最初はエムパイヤー・ステートビルに登っていたが、新しいほう(と言ってもかなり前だが)にキングコングが登った、いわばビッグ・アップルの象徴的ビルだ!僕は寝ぼけているせいもあり、また、この手の映像は最近のハリウッド映画で見慣れたSFXのようでもあったので、正直(また、映画か?)が第一印象だった。しかし、アナウンサーの声が緊迫しているのと、映像のライブ感に(これは現実なんだ)と思いTVを食い入るように見た。しばらくしてまた爆発が!あとからもう一機突っ込んだことを知る。そして、小一時間ほどでビルが倒壊する様子を目にする。しばらくしてもう一棟も。ショッキングな映像であった!その日は寝不足にもかかわらず、また徹夜することになる。(この日、徹夜した人は多いはずだ)ここではあえて9月11日の出来事だけを書こう。BBSなどを見て貰っても解るが、翌日の朝にはみんなの意見を募った。今現在(9月13日)時点でも、はっきりしたことは僕がTV映像で見たものだけである。もっとも推測の域を出ない話は飛び交っているが!通信社の友達も正確なところは把握してないようだ。この日のことは自分でも忘れるはずもないと思うが、僕にとっての2001年9月11日の出来事として、あえて私的見解は入れず、僕には珍しい日記という形で記しておく。ショックの大きさを察して頂きたい。
       

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