>>>POEM! POEM! POEM!
(インフォシーク・プロフィールの友へのラスト・メッセージに替えて)

         



【月光】月の光の中に自分が融けてゆく。ゆっくりと、穏やかに。

【砂漠の水】手が届く幻の存在。切ないほど愛おしい。ゆえにはかない真夏の幻想。

【海の響】悪戯に私の感情を刺激する。激しさとやさしさが交差して私の深い部分に入り込む。

【風の戯れ】木陰に吹き込む涼風が、私を包み込む。その感触は時を止める絹のよう。体が自然と同化する。

【星の囁き】暗闇の中。私の孤独を癒す瞬き達。ひときは大きく瞬く星に、自分を重ねる。孤独な自分に。

【太陽の包容】その力強さに近づく事すらできない。黙って見守るあなた。幼い日の記憶を呼び覚ます。

【月と太陽】すれ違う。あなたと私のように。重なり合うと暗闇が訪れる。怖さを避けてすれ違う。臆病者同士。

【太陽の功罪】その眩しい輝きは時として人を傷つける。あなたの輝きがあなたの知らぬ間に弱者を傷つける。あなたの知らぬ間に。

【永遠の時】その存在を信じたい。しかし、悲しい事にその存在はいつも、つかんだ時に風化してしまう。

【希薄な空気】感じないものを感じたい。見えないものを見たい。信じられないものを信じたい。

【地球の苔】何百億という歳月から見れば自分は一瞬のともしびかも知れない。だからこそ輝きたい。

【梅雨の太陽】失う時にあなたの偉大さが解る。失わなければ解らない。

【氷の中のアザラシ】お互い離れていると凍え死ぬ。寄りすぎると互いの針で怪我をする。適度な距離感。あなたと私のような距離感。

【冷たい月】あなたの表情は毎日変わる。私がやっとつかまえたと思っても、昨日のあなたはここにはいない。

【湖の底】あなたとずっと見ていたい。美しい湖。深層にある自分があなたといると湧き出る。

【ライオンとペンギン】逢ってはいけない二人。逢うはずもない二人。人工的空間がそれを可能にする。悲劇だ。

【無限の宇宙】私はどこに位置するのか。知り得たときすべては崩壊する。無知は英知である。

【時の軸】縦軸と横軸が微妙にずれても巡り会うことはない。あなたと私が出会ったのは奇跡に近い。

【雨音】朝のあなたの声は嫌われる。大地の恵みであるあなたの声に愚者な人間は気付かない。

【砂時計】人生は砂時計に似ている。唯一違うのはひっくり返すことは出来ない。砂一粒の重さを一体どれだけの人が感じているのか。

【満月】大事なものが帰ってくる。失ったものがすべて。信じることで。

【雲】あなたと似ている。季節と共にその姿を美しく変える。ただ僕には永遠に掴むことは出来ない。

【陽炎】あなたに呼ばれて振り返る。街の景色が揺れている。そこにあなたはもういない。

【想い】話す言葉が空気に溶けて、あなたの耳に届かない。

これらの詩はインフォシークという検索サイトのプロフにて、書き綴ったものです。ネットを介して、多くの友人と知り合うことが出来、五木寛之ではないですが、人間とは『大河の一滴』であることを、自覚し、多くの友人に支えられて生きていることを実感しました。「人間は生きてるだけで、意味がある」その通りだと思います。5月に友人に先立たれ、多くのことを考えさせられました。結論が出るのは、最後の最後になるでしょう。これからもサイトを通じて、皆さんと共に成長していきたいと思います。

インフォシークの皆さんありがとう!僕はここにいます。

 

 

 
 
 
 
 
                           

>>>一枚の絵

         


ここに、僕の家に飾ってある。大好きな一枚の絵がある。しかし、有名な絵ではない。97年の夏、有明のフリー・マーケットで千円で入手した。作家も解らない。額装も貧弱だ。確かに油性で書かれてはいる。模写であるかも知れないし、土産物として書かれたものかも知れない。書かれた経緯も、当然解らない。ただ、僕にとっては見た最初から引きつけられた。そして今でも、一番好きな絵だ!多分無名な人が書いたであろう『一枚の絵』

ただ、この作者と僕は、偶然にも出逢うことが出来た。
そこに、難しい芸術論はいらない。ビジネスライクなアートの世界とも無縁だろう。

僕の大好きな『一枚の絵』そんな感覚をいつまでも大事にしたい。

 
 
 
 
 
       

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